JP2016100724A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが情報処理装置を操作して通信装置と非接触近接通信を行う際に、通信状況を把握しながら操作を行えるようにする。【解決手段】複数の通信手段により通信装置と通信可能な情報処理装置であって、前記通信装置から受信された前記通信装置の識別情報を記憶領域に記憶する記憶手段と、前記通信装置との無線通信手段を介した接続処理が開始された後に、所定の範囲内で無線通信可能な非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に応じて前記通信装置との通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御手段と、を有することによって課題を解決する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年では、デジタルカメラ等の撮像装置に簡易的なアクセスポイント機能を搭載したものが知られている。デジタルカメラが簡易的なアクセスポイント機能を起動すると、携帯電話をはじめとする他の装置がデジタルカメラをアクセスポイントとして検知し、デジタルカメラが形成したネットワークに参加することで、デジタルカメラと他の装置とが通信可能となる。この通信を確立させるためには、ユーザが、デジタルカメラと通信させたい他の装置との二つの装置をそれぞれ操作する必要がある。この接続操作は装置に慣れていないユーザにとって複雑であるため、操作を手軽でわかりやすくし、ユーザの使い勝手を改善する技術が提案されている。
特許文献1では、複数の通信手段を有する装置が、第一の通信手段で通信相手の装置のIDを特定して、第二の通信手段を制御する構成を備えることで、通信相手の特定を簡単に行い、通信を開始するまでの複雑なユーザ操作を不要にする技術が開示されている。
特開2007−267370号公報
デジタルカメラと携帯電話との無線通信を簡単に行う方法として、携帯電話とデジタルカメラの非接触近接通信(NFC)インターフェースを近接させて互いの情報をやりとりさせ、自動で無線接続処理を行わせる方法がある。なお、NFCは、Near Field Communicationの略称である。しかし、デジタルカメラと簡易APネットワークで通信中の携帯電話の非接触近接通信インターフェースを近接させた場合、既に接続中のため接続処理が行われない。そのため、携帯電話側もデジタルカメラ側も何も反応がなく、ユーザは何が起きているのかわからないという課題がある。
本発明は、ユーザが情報処理装置を操作して通信装置と非接触近接通信を行う際に、通信状況を把握しながら操作を行えるようにすることを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、複数の通信手段により通信装置と通信可能な情報処理装置であって、前記通信装置から受信された前記通信装置の識別情報を記憶領域に記憶する記憶手段と、前記通信装置との無線通信手段を介した接続処理が開始された後に、所定の範囲内で無線通信可能な非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に応じて前記通信装置との通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、ユーザが情報処理装置を操作して通信装置と非接触近接通信を行う際に、通信状況を把握しながら操作を行うことができるようになる。
実施形態1におけるユースケースの一例を示す図である。 デジタルカメラのハードウェア構成等の一例を示す図である。 携帯電話のハードウェア構成の一例を示す図である。 携帯電話の処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 デジタルカメラの処理の一例を示すフローチャートである。 携帯電話の処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
(ユースケースの説明)
図1を参照して、本実施形態のユースケースについて説明する。本実施形態では、携帯電話が、デジタルカメラの簡易AP(Access Point)機能で作成された無線LANネットワークに参加することで、デジタルカメラと通信を確立し、デジタルカメラを遠隔操作することが可能である。通信を確立するための接続方法としては、携帯電話、デジタルカメラをそれぞれユーザが操作して接続させる通常の接続方法に加え、図1に示す接続方法がある。図1(a)に示す接続方法は、携帯電話とデジタルカメラの非接触近接通信(Near Field Communication:NFC)インターフェースを近接させて互いの情報をやりとりさせ、自動で接続処理を行わせる接続方法である。以下、非接触近接通信インターフェースを利用して、携帯電話とデジタルカメラとを近接させることを、NFCタッチと記す。
携帯電話がデジタルカメラと通信していない場合にNFCタッチした場合は、携帯電話とデジタルカメラとは自動で接続処理を開始する。しかし、携帯電話がデジタルカメラの簡易APネットワークでカメラと通信中にNFCタッチした場合は、接続処理が行われない仕様としている。そのため、通信中にNFCタッチした場合、図1(b)のように、通信状態に変化がないため、携帯電話側もデジタルカメラ側も何も反応しない。
通信中にNFCタッチするケースとしては、ユーザが携帯電話とデジタルカメラとが通信中であることを忘れている場合や、携帯電話とデジタルカメラとの接続処理に時間がかかり、同じ画面が長時間表示されていて処理が停止したと勘違いする場合等が想定される。何れの場合においても、ユーザは携帯電話とデジタルカメラとを接続することを目的としてNFCタッチしている。NFCタッチしているにも関わらず何も反応がないと、ユーザはNFCの感度が良くないのか、何か他の理由で反応しないのか等といったように状況を把握することができないという問題が生じる。
(デジタルカメラ100の構成)
図2(a)は、本実施形態の通信装置の一例であるデジタルカメラ100のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラ(撮像装置)について述べるが、通信装置はこれに限られない。例えば通信装置は、携帯型のメディアプレーヤや、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。より具体的には、制御部101が不揮発性メモリ103等に格納されているプログラムを実行することにより、後述するデジタルカメラ100の機能及びデジタルカメラ100のフローチャートに係る処理が実現される。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカス等を制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子等で構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理等を行い、デジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、データを電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行されるプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、デジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。更に、後述の接続部111を介して外部機器との通信を開始するための接続ボタン等の操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1及びSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。即ち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする機能を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成された画像データを、接続部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、接続部111は外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、接続部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含む。接続部111は、無線通信手段の一例である。
近接無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することでISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC)に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態の近接無線通信部112は、デジタルカメラ100の側部に配される。近接無線通信部112は、非接触近接通信手段の一例である。
後述する携帯電話200とは、互いの近接無線通信部を近接させることにより通信が開始され接続される。なお、近接無線通信部を用いて接続させる場合、必ずしも近接無線通信部同士を接触させる必要はない。近接無線通信部は所定の範囲内であれば無線通信可能であるため、互いの機器を接続するためには、近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、この近接無線通信可能な所定の範囲まで近づけることを、近接させる、とも記載する。
また、互いの近接無線通信部が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、互いの近接無線通信部が近接無線通信可能な範囲にあって、デジタルカメラ100同士が通信接続されている際に、互いの近接無線通信部112が近接無線通信不可能な範囲まで離れてしまった場合は、通信接続が解除される。なお、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信はNFCに限られるものではなく、他の無線通信を採用してもよい。例えば、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接通信を採用してもよい。
本実施形態では、接続部111により実現される通信の通信速度は、近接無線通信部112により実現される通信の通信速度よりも速い。また、接続部111により実現される通信は、近接無線通信部112による通信よりも、通信可能な範囲が広い。その代わり、近接無線通信部112による通信では、通信可能な範囲の狭さにより通信相手を限定することができるため、接続部111により実現される通信で必要な暗号鍵の交換等の処理を必要としない。即ち、接続部111を用いるよりも手軽に通信することができる。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100の接続部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。デジタルカメラ100がCL機器として動作する場合、周辺のAP機器に接続することで、AP機器が形成するネットワークに参加することが可能である。また、接続部111をAPモードで動作させることにより、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、APの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することも可能である。デジタルカメラ100が簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をAP機器と認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。上記のようにデジタルカメラ100を動作させるためのプログラムは不揮発性メモリ103に保持されているものとする。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100はAPの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダ等に転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネット等のネットワークに転送することはできない。
次に、デジタルカメラ100の外観について説明する。図2(b)、図2(c)はデジタルカメラ100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105aや再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105dは、上述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。また、本実施形態のデジタルカメラ100は、カメラ筺体の側面に近接無線通信部112のアンテナ部分を有する。この近接無線通信部112同士を一定の距離に近づけることにより、他の機器と近接無線通信を確立することができる。これにより、ケーブル等を介さずに非接触で通信可能であると共に、ユーザの意図に沿って通信相手を限定することができる。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
(携帯電話200の構成)
図3は、本実施形態の情報処理装置の一例である携帯電話200のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、ここでは情報処理装置の一例として携帯電話200について述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータ等であってもよい。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従って携帯電話200の各部を制御する。より具体的には、制御部201が不揮発性メモリ203等に格納されているプログラムを実行することにより、後述する携帯電話200の機能及び携帯電話200のフローチャートに係る処理が実現される。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理等を行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、データを電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリ(記憶領域)である。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)に関するプログラムや、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションに関するプログラムが格納されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーションに関するプログラムが格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、携帯電話200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザが携帯電話200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネル等の操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。なお、表示部206は必ずしも携帯電話200が備える必要はない。携帯電話200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体210は、携帯電話200に着脱可能なよう構成してもよいし、携帯電話200に内蔵されていてもよい。即ち、携帯電話200は少なくとも記録媒体210にアクセスする機能を有していればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の携帯電話200は、接続部211を介して、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部211はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、デジタルカメラ100と接続することができる。なお、デジタルカメラ100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部211は、赤外線通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、WirelessUSB等の無線通信モジュールを含むことができる。更には、USBケーブルやHDMI(登録商標)、IEEE1394等、有線接続を採用してもよい。接続部211は、無線通信手段の一例である。
近接無線通信部212は、他機との非接触近接通信を実現するための通信ユニットである。近接無線通信部212は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部212は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより非接触近接通信を実現する。ここでは、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC)に従った非接触通信を実現する。近接無線通信部212は、他のデバイスからデータ読み出し要求を受けると、不揮発性メモリ203に格納されているデータに基づき、応答データを出力する。本実施形態では、携帯電話200は、近接無線通信部212を通じて、NFCの規格で定義されているカードリーダモード、カードライタモード及びP2Pモードで動作し、主にInitiatorとしてふるまう。一方、デジタルカメラ100は、近接無線通信部112を介して、主にTargetとしてふるまう。近接無線通信部212は、非接触近接通信手段の一例である。
公衆網接続部213は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。携帯電話200は、公衆網接続部213を介して、他の機器と通話することができる。この際、制御部201はマイク214及びスピーカ215を介して音声信号の入力と出力とを行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網接続部213はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、接続部211及び公衆網接続部213は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
以上が携帯電話200の説明である。
(携帯電話とデジタルカメラの通信確立までの流れ)
続いて携帯電話200がデジタルカメラ100と通信を確立するまでの流れについて説明する。図4は、携帯電話200がデジタルカメラ100と通信を確立するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS400において、制御部201は、近接無線通信部212でデジタルカメラ100とNFCタッチされたか否かを判定し、タッチされた場合はステップS401へ進む。
ステップS401において、制御部201は、近接無線通信部212を介して、近接したデジタルカメラ100からデジタルカメラ100の識別情報、デジタルカメラ100の簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報を受信する。本実施形態では、識別情報として、デジタルカメラ100のUUID(universally unique identifier)を使用する。なお、識別情報として、他に接続するためのネットワーク情報、デジタルカメラ100を特定するユーザ入力情報、デジタルカメラ100に搭載されているNFCチップの固有情報等を使用してもよい。
ステップS402において、制御部201は、近接無線通信部212を介して、携帯電話200の識別情報をデジタルカメラ100へ送信する。
ステップS403において、制御部201は、接続部211を用いて、ステップS401で受信したネットワーク情報をもとに、デジタルカメラ100の無線LANネットワークへの接続処理を開始する。
ステップS404において、制御部201は、デジタルカメラ100との通信を確立する。
続いて、デジタルカメラ100が携帯電話200と通信を確立するまでの流れについて説明する。図5は、デジタルカメラ100が携帯電話200と通信を確立するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS500において、制御部101は、近接無線通信部112で携帯電話200とNFCタッチされたか否かを判定し、タッチされた場合はステップS501へ進む。
ステップS501において、制御部101は、近接無線通信部112を介して、デジタルカメラ100の識別情報、デジタルカメラ100の簡易AP機能が構築する無線LANネットワーク情報を携帯電話200へ送信する。
ステップS502において、制御部101は、近接無線通信部112を介して、携帯電話200の識別情報を受信する。
ステップS503において、制御部101は、自機の簡易AP機能で無線LANネットワークを作成する。
ステップS504において、制御部101は、接続部111を介して携帯電話200から接続要求を受信したか否かを判定する。そして、制御部101は、携帯電話200から接続要求を受信した場合に、接続要求元の携帯電話200の識別情報がステップS502で受信した携帯電話200の識別情報と一致することの確認がとれたら、ステップS505へ進む。
ステップS505において、制御部101は、接続部111を用いて携帯電話200との通信を確立する。
以上が、携帯電話200とデジタルカメラ100とが、無線LANネットワークで通信を確立するまでの流れである。
(通信中にNFCタッチされた場合の携帯電話の動き)
携帯電話200とデジタルカメラ100とが無線LANネットワークで通信中にNFCタッチされた場合における、携帯電話200の動作の流れについて説明する。図6は、携帯電話200がデジタルカメラ100と無線LANネットワークで通信中にNFCタッチされた場合における、携帯電話200の処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、図4と同等のステップについては同じステップ番号を付している。
ステップS400からステップS402までは、図4と同じ処理を行う。
ステップS600において、制御部201は、ステップS401で受信したデジタルカメラ100の識別情報を携帯電話200の不揮発性メモリ203に記憶し、ステップS403、S404へ進む。ステップS403、S404の処理は、図4で説明した通りである。
ステップS601において、制御部201は、ステップS400の処理と同様に、NFCタッチされたか否かを判定し、タッチされた場合はステップS602へ進む。
ステップS602において、制御部201は、近接無線通信部212を介して、NFCタッチされたデジタルカメラ100の識別情報を受信する。
ステップS603において、制御部201は、ステップS600で不揮発性メモリ203に記憶しておいたデジタルカメラ100の識別情報と、ステップS602で新たに受信したデジタルカメラ100の識別情報とを比較する。上述したように、ここではデジタルカメラ100の識別情報をUUIDとする。
ステップS604において、制御部201は、ステップS603での比較の結果、UUIDが一致したか否かを判定する。制御部201は、UUIDが一致していたら、先にタッチされたデジタルカメラと新たにタッチされたデジタルカメラとが同じデジタルカメラであると判定して、ステップS605へ進む。一方、制御部201は、UUIDが一致していなかったら、先にタッチされたデジタルカメラと新たにタッチされたデジタルカメラとは別物であると判定して、ステップS606へ進む。
ステップS605において、制御部201は、NFCタッチされたデジタルカメラが現在接続中である旨のメッセージを表示部206に表示する。
ステップS606において、制御部201は、携帯電話200が他のデジタルカメラと接続中である旨のメッセージを表示部206に表示する。
このように、制御部201が、S604における判定の結果に応じて携帯電話200の通信状況に関するメッセージを切り替えて表示することにより、ユーザは通信状況を把握しながら携帯電話200を操作することができるようになる。なお、ステップS605、S606の処理は、通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御処理の一例である。
ユーザによる携帯電話200を使用したデジタルカメラ100の遠隔操作の終了後、ステップS607において、制御部201は、デジタルカメラ100との無線LANネットワーク通信を切断する。
ステップS608において、制御部201は、ステップS600で不揮発性メモリ203に記憶しておいたデジタルカメラ100の識別情報を削除する。
以上が、通信中にNFCタッチされた場合における携帯電話200の動作の流れである。
また、図6のフローチャートでは、ステップS601のNFCタッチのタイミングが、ステップS404で携帯電話200とデジタルカメラ100との無線LANネットワーク通信が確立された後であるものとして説明したが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、ステップS403で携帯電話200がデジタルカメラ100の無線LANネットワークへ接続処理を開始した後(接続処理中)にNFCタッチされたケースも想定される。その場合、制御部201は、新たに受信したデジタルカメラのUUIDがステップS600で記憶しておいたデジタルカメラのUUIDと一致したら、新たにNFCタッチされたデジタルカメラと現在接続処理中である旨のメッセージを表示部206に表示する。一方、制御部201は、UUIDが一致しなかったら、他のデジタルカメラと接続処理中である旨のメッセージを表示部206に表示する。これにより、制御部201は、NFCタッチされた際の無線LANネットワーク通信の接続状況(接続確立後、接続処理中等)に応じて、よりユーザにわかりやすい通信状況についてのメッセージを表示することができる。
なお、本実施形態ではNFCタッチを使用した自動接続処理が行われる場合について説明したが、互いの機器を操作して接続させる通常の接続方法で無線LANネットワーク接続をした場合においても、通信中にNFCタッチしてしまうことが考えられる。その場合、制御部201は、図6のステップS600において事前にデジタルカメラの識別情報を記憶しておかずに、ステップS601でNFCタッチされた際に無線LANネットワークを経由して接続中のデジタルカメラの識別情報を受信するようにしてもよい。そして、制御部201は、その識別情報と、新たにNFCタッチされたデジタルカメラの識別情報とを比較するようにしてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザが携帯電話200等の情報処理装置を操作してデジタルカメラ100等の通信装置と非接触近接通信を行う際に、通信状況を把握しながら操作を行うことができるようになる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本実施形態は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 デジタルカメラ、200 携帯電話、101、201 制御部、102、202 撮像部、103、203 不揮発性メモリ、104、204 作業用メモリ、105、205 操作部、106、206 表示部、110、210 記録媒体、111、211 接続部、112、212 近接無線通信部

Claims (13)

  1. 複数の通信手段により通信装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記通信装置から受信された前記通信装置の識別情報を記憶領域に記憶する記憶手段と、
    前記通信装置との無線通信手段を介した接続処理が開始された後に、所定の範囲内で無線通信可能な非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果に応じて前記通信装置との通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記接続処理により接続が確立された後に、前記非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記判定手段により一致すると判定された場合には前記通信装置と前記無線通信手段を介して接続中である旨のメッセージを表示し、一致しないと判定された場合には他の通信装置と前記無線通信手段を介して接続中である旨のメッセージを表示する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記接続処理による接続処理中に、前記非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記判定手段により一致すると判定された場合には前記通信装置と前記無線通信手段を介して接続処理中である旨のメッセージを表示し、一致しないと判定された場合には他の通信装置と前記無線通信手段を介して接続処理中である旨のメッセージを表示する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記無線通信手段を介した前記通信装置との接続が切断された場合、前記記憶領域に記憶されている識別情報を削除する削除手段を更に有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記無線通信手段を介した接続が確立される前に、前記非接触近接通信手段を介して前記通信装置の識別情報を前記通信装置から受信する受信手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記受信手段により受信された識別情報を前記記憶領域に記憶する請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記無線通信手段を介した接続が確立された後に、前記無線通信手段を介して前記通信装置の識別情報を前記通信装置から受信する受信手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記受信手段により受信された識別情報を前記記憶領域に記憶する請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記識別情報は、前記通信装置のUUID(universally unique identifier)、前記通信装置と接続するためのネットワーク情報、前記非接触近接通信手段に係るNFC(Near Field Communication)チップの固有情報、又は前記通信装置を特定するユーザ入力情報のうちの何れかである請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記通信装置は、画像を撮像する撮像装置である請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記非接触近接通信手段は、NFC(Near Field Communication)に係る通信手段である請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 複数の通信手段により通信装置と通信可能な情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記通信装置から受信された前記通信装置の識別情報を記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記通信装置との無線通信手段を介した接続処理が開始された後に、所定の範囲内で無線通信可能な非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果に応じて前記通信装置との通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  13. 複数の通信手段により通信装置と通信可能なコンピュータに、
    前記通信装置から受信された前記通信装置の識別情報を記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記通信装置との無線通信手段を介した接続処理が開始された後に、所定の範囲内で無線通信可能な非接触近接通信手段を介して新たに前記通信装置の識別情報が受信された場合、前記新たに受信された識別情報と前記記憶領域に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果に応じて前記通信装置との通信状況に関するメッセージを切り替えて表示する表示制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176548A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷装置の制御方法

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