JP2016092971A - 固定子巻線の製造方法、固定子巻線、固定子および回転電機 - Google Patents

固定子巻線の製造方法、固定子巻線、固定子および回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】コイル占積率が高められる固定子巻線の製造方法、固定子巻線、固定子および回転電機を提供することである。
【解決手段】固定子巻線の製造方法において、連続する導体線をN周分巻き付ける巻付工程(S1)と、巻き付け工程によって巻き付けたN周分の導体線について、スロットに収容されずに固定子鉄心の端面から突出する複数のコイルエンド部を、円周上に配置された複数の成形型を用いて成形するコイルエンド部成形工程(S2)と、成形型でコイルエンド部を保持した状態のまま、全ての成形型を径方向に移動させて導体線を円形状に成形する円形状成形と、隣り合う成形型どうしを軸方向であって互いに反対方向に移動させてスロットに収容される複数のスロット収容部を成形するスロット収容部成形とを全部または一部で同時並行して行う三次元成形工程(S3)とを有する。三次元で成形するので、コイル占積率が高められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定子鉄心に設けられる複数のスロットに対して巻き回される固定子巻線の製造方法、固定子巻線、固定子および回転電機に関する。
従来では、絶縁被覆導体線を曲げてスロット収容導体部およびコイルエンド導体部を交互に作製する周方向展開ステータコイルの製造方法に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この技術によれば、金型ペアを少なくとも3ペア配置したうえで、金型ペアを互いに近づく方向に移動させてコイルエンド導体部を形成する動作と、金型ペアを絶縁被覆導体線の長手方向と直角方向へ移動させつつ絶縁被覆導体線の長手方向へ移動させる動作を同時に行ってスロット収容導体部を形成する動作と行う。
特開2009−194994号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、主に金型ペア(上型と下型)を用いて絶縁被覆導体線を直角に曲げてスロット収容導体部を成形する方法である。そのため、コイルエンド導体部は、スロット収容導体部の成形とは別個の工程で成形する必要がある。よって、固定子巻線の成形に工数と時間を要するという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術では、絶縁被覆導体線の長手方向への移動と、金型ペアによるスロット収容導体部の成形と繰り返し行う。絶縁被覆導体線が複数周となるようにスロット収容導体部を成形してゆくと、製造公差範囲内で製造を行ったとしても、コイルピッチ(スロット収容導体部の間隔)の誤差が累積される。さらに、スロット収容導体部とコイルエンド導体部とが成形された絶縁被覆導体線をスロットに収容するように巻き回す際には、既にスロット収容導体部とコイルエンド導体部とが成形されているため、絶縁被覆導体線に内部応力が生じる。コイルピッチの誤差累積や内部応力の影響を受け、同一のスロットに収容される複数のスロット収容導体部は少なからず周方向のずれが生じる。よってスロット収容導体部とスロット内面との間は、スロット収容導体部の周方向のずれを考慮して、クリアランスに余裕を持たせる必要がある。したがって、スロット内にコイル(スロット収容導体部)が占めるコイル占積率が低いという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、第1の目的はコイル占積率を高めることである。第2の目的は、固定子巻線の成形に要する工数と時間を低減することである。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、固定子鉄心に設けられる複数のスロットに対して巻き回される固定子巻線の製造方法において、連続する導体線をN周分(Nは2以上の整数)巻き付ける巻付工程と、前記巻付工程によって巻き付けたN周分の前記導体線について、前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心の端面から突出する複数のコイルエンド部を、円周上に配置された複数の成形型を用いて成形するコイルエンド部成形工程と、前記成形型で前記コイルエンド部を保持した状態のまま、全ての前記成形型を径方向(具体的には中心方向)に移動させて前記導体線を円形状に成形する円形状成形と、隣り合う前記成形型どうしを軸方向(もしくは上下方向)であって互いに反対方向に移動させて前記スロットに収容される複数のスロット収容部を全部または一部で成形するスロット収容部成形とを同時並行して行う三次元成形工程とを有することを特徴とする。
この構成によれば、巻付工程によって巻き付けられたN周分の導体線は、コイルエンド部成形工程によって複数のコイルエンド部が成形され、さらに三次元成形工程によって複数のスロット収容部が成形される。三つの工程で固定子巻線が製造されるので、固定子巻線の成形に要する工数と時間を低減することができる。三次元成形工程は、成形型でコイルエンド部を保持した状態のままで円形状成形とスロット収容部成形を同時並行して行う。よって、円形状成形とスロット収容部成形が同時に成形されるので、スロットに収容されるスロット収容部の周方向のずれを最小限に抑えることができ、クリアランスも少なく抑えられてコイル占積率を高めることができる。
第2の発明は、固定子鉄心に設けられる複数のスロットに対して巻き回され、前記スロットに収容される一以上のスロット収容部と、前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心から突出する一以上のコイルエンド部とを有する固定子巻線において、前記コイルエンド部は、前記コイルエンド部の端部に連続する前記スロット収容部が同じ層の前記スロットに収容されるように曲げられる第1クランク部位および第2クランク部位、または、前記コイルエンド部の端部に連続する前記スロット収容部が異なる層の前記スロットに収容されるように曲げられる第1クランク部位および第2クランク部位を有し、前記コイルエンド部と前記スロット収容部との境界は、N周分(Nは2以上の整数)について径方向に直線状に並ぶことを特徴とする。
この構成によれば、N周分の固定子巻線はコイルエンド部とスロット収容部との境界が径方向に直線状に並ぶ。よって、スロットに収容されるスロット収容部の周方向のずれを最小限に抑えることができ、クリアランスも少なく抑えられてコイル占積率を高めることができる。
第3の発明は、固定子において、請求項1から3のいずれか一項に記載の固定子巻線の製造方法によって製造された固定子巻線、あるいは請求項4に記載の固定子巻線のうちで、一以上の固定子巻線が前記スロットに巻き回されることを特徴とする。
この構成によれば、コイル占積率が高められる固定子を提供することができる。
第4の発明は、回転電機において、請求項5に記載の固定子と、回転子とを有することを特徴とする。
この構成によれば、コイル占積率が高められる固定子を備えるので、同一体格であれば性能が向上する回転電機を提供することができる。
なお、「固定子巻線」は「ステータコイル」や「コイル」とも呼ぶ。「導体線」は、導電材(線材)を絶縁性被膜で覆うか否かを問わず、断面形状を問わない。「層」は、スロット内に収容される固定子巻線(スロット収容部)の階層(周回)である。例えば、内径側から外径側に向かって1層,2層,3層,…と増やしたり、外径側から内径側に向かって1層,2層,3層,…と増やしたりする。層の数である「層数」は、スロットの形状(大きさ)に依存するものの、任意の数を設定してよい。円形状成形とスロット収容部成形との「同時並行」には、三次元成形工程において成形する期間の全部に限らず、期間の一部を含む。「巻き回す」ことを、「巻装」や「巻回」とも呼ぶ。「回転電機」は、は回転する部位(例えば軸やシャフト等)を有する機器であれば任意である。例えば、発電機,電動機,電動発電機等が該当する。「コイル占積率」は、スロット内を固定子巻線(具体的にはスロット収容部)が占める面積の比率である。
固定子巻線の製造処理の一例を示すフローチャート図である。 巻付工程の一例を模式的に示す斜視図である。 巻付体の一例を模式的に示す斜視図である。 図3に示すIV部を拡大して示す平面図である。 コイルエンド部成形工程の一例を模式的に示す斜視図である。 成形型と導体線(巻付体)との関係例を示す平面図である。 三次元成形工程の一例を模式的に示す斜視図である。 成形型の移動制御例を示すグラフ図である。 成形完了時の状態を示す斜視図である。 コイルエンド部とスロット収容部との境界を示す斜視図である。 成形体の一例を示す斜視図である。 成形体の一例を示す平面図である。 図12に示すXIII部を拡大して示す斜視図である。 図13に示すXIV方向から見た側面図である。 固定子鉄心のスロットに収容する例を示す平面図である。 図12に示すXVI部を拡大して示す斜視図である。 図16に示すXVII方向から見た側面図である。 固定子鉄心のスロットに収容する例を示す平面図である。 成形体を束ねる過程を模式的に示す斜視図である。 成形体を束ねる過程を模式的に示す斜視図である。 成形体を束ねる過程を模式的に示す斜視図である。 成形体を束ねる過程を模式的に示す斜視図である。 複数の成形体を束ねた状態を模式的に示す斜視図である。 固定子巻線の構成例を模式的に示す斜視図である。 固定子の構成例を模式的に示す斜視図である。 固定子の構成例を模式的に示す平面図である。 スロットに収容される固定子巻線の状態を模式的に示す平面図である。 回転電機の構成例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。符号の英文字は大文字と小文字とで別の要素を意味する。例えば、図5に示す成形型14Aと凸状成形部材14aは別の要素である。「外径側」は径方向における外側や外周側を意味し、「内径側」は径方向における内側や内周側を意味する。
図1に示す固定子巻線の製造処理は、巻付工程(S1)、コイルエンド部成形工程(S2)、三次元成形工程(S3)などを有する。固定子巻線は、分かり易くするために工程に応じて、導体線12、巻付体13、成形体15、巻線体17、固定子巻線18などと称する。以下では、各工程について簡単に説明する。
(巻付工程;S1)
巻付工程では、図2に示す巻付装置11を用いて、連続する導体線12を矢印D1方向に沿って渦巻状(螺旋状)にN周分巻き付ける。巻き付けにあたっては、元の形状に戻ろうとするスプリングバック量を考慮して行う。導体線12は、N周分に対応する長さで予め切断してもよく、N周分を巻き付けてから切断してもよい。巻数となるNは、2以上の整数で任意に設定してよい。
本形態では、断面が長方形状となる平角線を導体線12に適用する。巻数は、3周分(N=3)を適用する。後述する図27(A)に示すスロット16bに収容する固定子巻線18(導体線12)の数、すなわち層数Mは6である(M=6)。層数Mは偶数を設定するとよい。よって巻数Nと層数Mとの関係は、N=M/2を満たす。
巻付装置11によってN周分が巻き付けられた導体線12を「巻付体13」とする。巻付体13は、図3に示すように中心Pcから半径R2の円形状をなし、図4に示すように導体線12の相互間は径方向に隙間Gが設けられる。半径R2は任意に設定してよい。
(コイルエンド部成形工程;S2)
コイルエンド部成形工程は、成形装置に備える複数の成形型14を用いて巻付体13にコイルエンド部を成形する。成形型14の数は、目的とするコイルエンド部の数に応じて任意に設定してよい。本形態では、図5に示すように放射状に配置される16組の成形型14を用いる。各組の成形型14は、金型ペアの凸状成形部材14aと凹状成形部材14bとで構成され、図6に示すように巻付体13(N周分の導体線12)に対してコイルエンド部を同時に成形する。凸状成形部材14aは、成形を行う面が凸状になっている。凹状成形部材14bは、成形を行う面が凹状になっている。凸状成形部材14aと凹状成形部材14bとを噛み合わせて、巻付体13にコイルエンド部15d(図13,図16を参照)を成形する。
なお、本形態で用いる複数組の成形型14には、成形面の形状が異なる二種類の成形型14がある。一種類は、コイルエンド部15dの両端に連続するスロット収容部15aが同じ層(L層)となる形状(図13を参照)を成形する成形型14である。もう一種類は、コイルエンド部15dの両端に連続するスロット収容部15aが異なる層(L層とL±1層)となる形状(図16を参照)を成形する成形型14である。なお、層を示すLは自然数であり、基数を「1」とする場合にはL±1>0を満たすことを条件とする。
(三次元成形工程;S3)
三次元成形工程は、複数組の成形型14でそれぞれに成形されるコイルエンド部15dを保持した状態のまま、円形状成形とスロット収容部成形とを同時並行して行う。同時並行は、三次元成形工程における全部で行ってもよく、一部で行ってもよい。要するに、三次元成形工程によって巻付体13が円形状に成形され、かつ、複数のスロット収容部15aが成形されればよい。
円形状成形は、図5に示す全ての成形型14を、径方向移動(図7に示す径方向Dcへの移動)させて、巻付体13を円形状に変形させる成形である。径方向Dcは、図3に示す中心Pcに向う方向である。スロット収容部成形は、軸方向移動させてスロット16b(図15,図18を参照)に収容される複数のスロット収容部15a(図13,図16を参照)を形作る成形である。軸方向移動は、隣り合う成形型14どうしを軸方向であって、互いに反対方向となる移動である。図7に成形型14の一例として示す成形型14A,14Bの場合は、成形型14Aを矢印Du方向に移動させ、成形型14Bを矢印Dd方向に移動させる。矢印Du方向と矢印Dd方向は軸方向に互いに反対方向である。
成形装置は、三次元成形工程を実行するために、全ての成形型14について図8に示す特性線CLを矢印D2に沿うように移動させる。図8には、隣り合う成形型14どうしの相対移動距離を縦軸とし、径方向Dcに向かって移動する距離を横軸とする。縦軸が大きくなるにつれてスロット収容部15aが成形され、横軸が小さくなるにつれて巻付体13が円形状に成形される。三次元成形工程が実行されると、巻付体13が半径R1の円形状になり、隣り合う成形型14どうしで相対距離H1が生じる。半径R1は任意に設定してよく、例えば導体線12の太さ(径)や固定子鉄心16の大きさ等に応じて設定してもよい。成形完了時は、図9に示す成形体15が成形される。
三次元成形工程を行う前は、図5に示すように隣り合う成形型14どうしが周方向に離れているが、軸方向にはずれていない。これに対して三次元成形工程を行った後は、図9に示すようになる。すなわち全ての成形型14は、成形体15を挟むだけの距離に縮まって周方向に並んで円筒状になる。隣り合う成形型14どうしは、スロット収容部15aを成形するだけの相対距離H1だけ交互に軸方向にずれる。
成形体15(N周分の導体線12)は、図7,図8に示すような成形型14の移動によって成形されるため、複数の作用効果が得られる。第1に、成形体15は、成形された形状を維持できる形状維持力が高く、成形時に生じる内部応力を極力抑制することができる。そのため、成形後は搬送時を含めて成形完了時の形状が維持される。第2に、図10に示すように、コイルエンド部15dとスロット収容部15aとの境界BDは、N周分の導体線12について径方向(図10の前後方向)に直線状に並ぶ。言い換えると、スロット収容部15aが周方向(図10の左右方向)でずれ難い。そのため、スロット16bへの収容が容易に行え、ティース16aとの間のクリアランスを小さくすることができる。
上述した固定子巻線の製造処理によって製造される成形体15は、斜視図で図11に示し、平面図で図12に示す。成形体15は、図13〜図15に示すU字状成形部15Aと、図16〜図19に示すU字状成形部15Bとを含む。
図13に示すU字状成形部15Aは、コイルエンド部15dから延びるスロット収容部15aが同じ層(L層)になるように成形される。すなわち図14に示すように、コイルエンド部15dの両端に設けられる第1クランク部位15bの曲げ方向(矢印D3方向)と、第2クランク部位15cの曲げ方向(矢印D4方向)が異なるように成形される。よって図15に示すように、U字状成形部15Aのスロット収容部15aは、それぞれ固定子鉄心16におけるスロット16bの同じ層(L層)に収容される。スロット16bは、固定子鉄心16のティース16a相互間に確保される空間である。
図16に示すU字状成形部15Bは、コイルエンド部15dから延びるスロット収容部15aが異なる層(L層とL±1層)になるように成形される。すなわち図17に示すように、コイルエンド部15dの両端に設けられる第1クランク部位15bの曲げ方向(矢印D5方向)と、第2クランク部位15cの曲げ方向(矢印D5方向)が同じになるように成形される。よって図18に示すように、U字状成形部15Bのスロット収容部15aは、それぞれスロット16bの異なる層(L層とL±1層)に収容される。
(固定子巻線の製造例)
上述した成形体15を複数本用いて、複数相の固定子巻線18(図24を参照)を製造する例について図19〜図24を参照しながら説明する。本形態では、複数相を三相(U相,V相,W相)とする。U相として用いる成形体15を「U相成形体15U」とし、V相として用いる成形体15を「V相成形体15V」とし、W相として用いる成形体15を「W相成形体15W」とする。図20と図21に示すピッチPは、所定のスロット数(1以上で任意に設定する)に対応する間隔である。本形態では、ピッチPを「1」とする例について説明する。
図19に示すU相成形体15Uに対して、W相成形体15Wを重ねると図20に示すような状態になる。U相成形体15UとV相成形体15Vは、ピッチPだけずらす。図20に示すU相成形体15UおよびV相成形体15Vに対して、さらにW相成形体15Wを重ねると図21に示すような状態になる。
U相成形体15U,V相成形体15V,W相成形体15Wをそれぞれ2本ずつ用いて、6本を束ねた巻線体17Aを図22に示す。U相成形体15U,V相成形体15V,W相成形体15Wをそれぞれ4本ずつ用いて、12本を束ねた巻線体17Bを図23に示す。巻線体17Bは、2組の巻線体17Aが図23の上下二段でずれている状態である。すなわち、各組の巻線体17Aは図4に示す隙間Gがあるため、互いに隙間Gを埋めるように配置する。スロット収容部15aやコイルエンド部15dなどが同じ位置になるように2組の巻線体17Aをずらすと、図24に示す固定子巻線18が製造される。
(固定子の製造例)
上述した複数相の固定子巻線18を用いて、固定子鉄心16のスロット16bに収容するように巻き回すと、図25,図26に示す固定子19(ステータ)が製造される。固定子鉄心16はドーナツ形状に成形される。スロット16bに固定子巻線18を収容する方法は問わない。
図25に示す接続端子18t(端子群)は、外部装置(例えば図28に示す制御装置105)との接続に用いられる固定子巻線18の端部である。図示するように接続端子18tを集中させることにより、外部装置との接続が容易に行える。
固定子19について、固定子巻線18が収容された状態のスロット16bを図27に示す。図27に示すスロット16bに収容する固定子巻線18(導体線12)の数(層数M)は6とする(M=6)。固定子巻線18は、複数本の成形体15を束ねており(図23,図24を参照)、それぞれの成形体15はコイルエンド部15dとスロット収容部15aとの境界BDが径方向に直線状に並んで周方向にずれ難い(図10を参照)。そのため、固定子巻線18とティース16aとのクリアランスを小さく抑制することができる。図27(A)に示すように、ティース16aの相互間距離であるスロット幅W1を小さく抑制できるので、コイル占積率を高めることができる。
なお比較のために、特許文献1に記載の技術を適用した場合の例を図27(B)に示す。特許文献1に記載の技術では、固定子巻線18が周方向にずれてしまうので、スロット16bへの収容時に干渉するのを回避するべくクリアランスを大きく確保する必要がある。そのため、スロット幅W2は上記スロット幅W1よりも大きく(W2>W1)ならざるを得ず、図27(A)の場合よりもコイル占積率が低くなる。
(回転電機の製造例)
上述した固定子19や回転子102(ロータ)などをハウジング101内に組み付けることによって、図28に示す回転電機100を製造することができる。この回転電機100は、インナロータ型電動発電機の一例である。
図28に示す回転電機100は、固定子19や回転子102のほかに、ハウジング101,軸受103(ベアリング),回転軸106などを有する。
固定子19は、上述したように製造された固定子巻線18や、固定子鉄心16などを有する。回転子102は、固定子19の内径側にギャップを介して配置される。当該回転子102は、固定子19との間で磁束が流れて回転すれば、どのように構成してもよい。回転軸106は、軸受103を介してハウジング101に回転自在に支持される。回転軸106は、回転子102に固定されるか、あるいは回転子102とともに一体成形される。いずれにせよ、回転軸106と回転子102は協働して回転する。ハウジング101は、フレームや筐体などを含み、固定子19,回転子102,回転軸106などを収容できれば任意の形状・材料で成形してよい。
制御装置105は、回転電機100(具体的には回転軸106)の回転を制御する装置であり、例えばECU(Electronic Control Unit)やコンピュータなどが該当する。この制御装置105は、少なくとも電力を変換するインバータを含み、さらに電圧を変換するコンバータを含めてもよい。回転電機100(具体的には図25に示す接続端子18t)と制御装置105との間は、接続線104によって接続する。
回転電機100に含まれる固定子19はコイル占積率が高いので、同一の体格であれば磁束が多く流れるので性能も高めることができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、導体線12として平角線を適用する構成とした(図2を参照)。この形態に代えて、平角線以外の他の導体線を適用してもよい。他の導体線は、例えば、断面が円形状(楕円形状を含む)の丸線や、複数の細線を縒って成形されたリッツ線などが該当する。導体線12の形態が相違するに過ぎず、上述した実施の形態と同様の工程によって固定子巻線18,固定子19,回転電機100を製造できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、巻付工程において導体線12を巻き付ける巻数(N周分)として、3周分(N=3)を適用する構成とした(図4,図6を参照)。この形態に代えて、3以外であって2以上の整数を適用してもよい。単に巻数が相違するに過ぎず、上述した実施の形態と同様の工程によって固定子巻線18,固定子19,回転電機100を製造できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、巻付体13は中心Pcから半径R2の円周状をなすように成形する構成とした(図3を参照)。この形態に代えて、円周状以外の他の形状で巻付体13を成形してもよい。他の形状は、例えば楕円状や多角形状などが該当する。成形される巻付体13の形状が相違するに過ぎず、上述した実施の形態と同様の工程によって固定子巻線18,固定子19,回転電機100を製造できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、固定子鉄心16はドーナツ形状(円筒状)で成形する構成とした(図25,図26を参照)。この形態に代えて、複数の分割鉄心部を固定して構成してもよい。分割鉄心部は扇形状に成形され、固定することで全体としてドーナツ形状(円筒状)になればよい。分割鉄心部の固定方法は問わず、フレーム(固定枠)の有無も問わない。固定子鉄心16の形態が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転電機100としてインナロータ型電動発電機で構成した(図28を参照)。この形態に代えて、回転子102を固定子19の外径側にギャップを介して配置されるアウタロータ型電動発電機で構成してもよい。インナロータ型やアウタロータ型に限らず、発電機で構成してもよく、電動機で構成してもよい。回転電機100の形態が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔作用効果〕
上述した実施の形態および他の実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)固定子巻線18の製造方法において、連続する導体線12をN周分巻き付ける巻付工程(S1)と、巻き付け工程によって巻き付けたN周分の導体線12について、スロット16bに収容されずに固定子鉄心16の端面から突出する複数のコイルエンド部15dを、円周上に配置された複数の成形型14を用いて成形するコイルエンド部成形工程(S2)と、成形型14でコイルエンド部15dを保持した状態のまま、全ての成形型14を径方向に移動させて導体線12を円形状に成形する円形状成形と、隣り合う成形型14どうしを軸方向であって互いに反対方向に移動させてスロット16bに収容される複数のスロット収容部15aを成形するスロット収容部成形とを全部または一部で同時並行して行う三次元成形工程(S3)とを有する構成とした(図1〜図3,図5,図7,図8,図9を参照)。
上記(1)の構成によれば、巻付工程によって巻き付けられたN周分の導体線12は、コイルエンド部成形工程によって複数のコイルエンド部15dが成形され、さらに三次元成形工程によって複数のスロット収容部15aが成形される。三つの工程で固定子巻線18が製造されるので、固定子巻線18の成形に要する工数と時間を低減することができる。三次元成形工程は、成形型14でコイルエンド部15dを保持した状態のままで円形状成形とスロット収容部成形を同時並行して行う。よって、円形状成形とスロット収容部成形が同時に成形されるので、スロット16bに収容されるスロット収容部15aの周方向のずれを最小限に抑えることができ、クリアランスも少なく抑えられてコイル占積率を高めることができる。
(2)巻付工程は、一のスロット16bに収容する固定子巻線18(導体線12)の数をMとすると、N=M/2となるように導体線12を巻き付ける構成とした(図4,図27(A)を参照)。この構成によれば、スロット16bへの収容が容易に行える。
(3)三次元成形工程は、特性線L1(所定の特性線)に沿って、円形状成形を行う径方向移動と、スロット収容部成形を行う径方向移動とを行う構成とした(図7,図8を参照)。この構成によれば、三次元で成形するので、成形された形状を維持できる形状維持力が高く、成形時に生じる内部応力を極力抑制することができる。そのため、成形後は搬送時を含めて成形完了時の形状が維持される。また、コイルエンド部15dとスロット収容部15aとの境界BDは、N周分の導体線12について径方向に直線状に並んで周方向にずれ難い(図10を参照)。そのため、スロット16bへの収容が容易に行え、ティース16aとの間のクリアランスを小さくすることができる。
(4)固定子巻線18において、コイルエンド部15dは、コイルエンド部15dから延びるスロット収容部15aが同じ層(L)のスロット16bに収容されるように曲げられる第1クランク部位15bおよび第2クランク部位15c(図13〜図15を参照)、または、コイルエンド部15dから延びるスロット収容部15aが異なる層(L±1)のスロット16bに収容されるように曲げられる第1クランク部位15bおよび第2クランク部位15c(図16〜図18を参照)を有し、コイルエンド部15dとスロット収容部15aとの境界BDは、N周分について径方向に直線状に並ぶ構成とした(図10,図25,図26を参照)。この構成によれば、N周分の固定子巻線18はコイルエンド部15dとスロット収容部15aとの境界が径方向に直線状に並ぶ。よって、スロット16bに収容されるスロット収容部15aの周方向のずれを最小限に抑えることができ、クリアランスも少なく抑えられてコイル占積率を高めることができる。
(5)固定子19において、固定子巻線18の製造方法(S1〜S3)によって製造された固定子巻線18、あるいは上記(4)の特徴を有する固定子巻線18のうちで、一以上の固定子巻線18がスロット16bに巻き回される構成とした(図18を参照)。この構成によれば、コイル占積率が高められる固定子19を提供することができる。
(6)回転電機100は、固定子19と回転子102とを有する構成とした(図27を参照)。この構成によれば、コイル占積率が高められる固定子19を備えるので、同一の体格であれば性能が向上する回転電機100を提供することができる。
12 導体線
14 成形型
15 成形体
15a スロット収容部
15d コイルエンド部
16 固定子鉄心
16b スロット
18 固定子巻線
19 固定子
100 回転電機
S1 巻付工程
S2 コイルエンド部成形工程
S3 三次元成形工程

Claims (6)

  1. 固定子鉄心(16)に設けられる複数のスロット(16b)に対して巻き回される固定子巻線(18)の製造方法において、
    連続する導体線をN周分(Nは2以上の整数)巻き付ける巻付工程(S1)と、
    前記巻付工程によって巻き付けたN周分の前記導体線について、前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心の端面から突出する複数のコイルエンド部(15d)を、円周上に配置された複数の成形型(14,14A,14B)を用いて成形するコイルエンド部成形工程(S2)と、
    前記成形型で前記コイルエンド部を保持した状態のまま、全ての前記成形型を径方向に移動させて前記導体線を円形状に成形する円形状成形と、隣り合う前記成形型どうしを軸方向であって互いに反対方向に移動させて前記スロットに収容される複数のスロット収容部(15a)を成形するスロット収容部成形とを全部または一部で同時並行して行う三次元成形工程(S3)と、
    を有することを特徴とする固定子巻線の製造方法。
  2. 前記巻付工程は、一の前記スロットに収容する前記導体線の数をM(Mは偶数)とすると、N=M/2となるように前記導体線を巻き付けることを特徴とする請求項1に記載の固定子巻線の製造方法。
  3. 前記三次元成形工程は、所定の特性線(L1)に沿って、前記円形状成形を行う径方向移動と、前記スロット収容部成形を行う軸方向移動とを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の固定子巻線の製造方法。
  4. 固定子鉄心に設けられる複数のスロットに対して巻き回され、前記スロットに収容される一以上のスロット収容部と、前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心から突出する一以上のコイルエンド部とを有する固定子巻線において、
    前記コイルエンド部は、前記コイルエンド部の端部から延びる前記スロット収容部が同じ層の前記スロットに収容されるように曲げられる第1クランク部位(15b)および第2クランク部位(15c)、または、前記コイルエンド部から延びる前記スロット収容部が異なる層の前記スロットに収容されるように曲げられる前記第1クランク部位および前記第2クランク部位を有し、
    前記コイルエンド部と前記スロット収容部との境界は、N周分(Nは2以上の整数)について径方向に直線状に並ぶことを特徴とする固定子巻線。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の固定子巻線の製造方法によって製造された固定子巻線、あるいは請求項4に記載の固定子巻線のうちで、一以上の固定子巻線が前記スロットに巻き回されることを特徴とする固定子(19)。
  6. 請求項5に記載の固定子と、回転子(102)とを有することを特徴とする回転電機(100)。
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