JP2016086069A - 半導体素子および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い半導体素子および半導体装置を提供する。【解決手段】第1の主面を有する第1の層1と、第1の主面1A上に形成されている電極2と、電極2の表面上において開口部を有し、電極2の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜3と、開口部において電極2上に形成されているフロントメタル膜4とを備える。フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域には、フロントメタル膜4よりもはんだ濡れ性が低い第1被覆膜6が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子および半導体装置に関し、特にはんだにより接合される電極構造を有する半導体素子および半導体装置に関する。
半導体素子は、外部との電気的接続を担うリードフレームと共に、当該半導体素子を物理的および化学的に保護することを目的として、一般に樹脂封止される。このとき、半導体素子上には、リードフレームと接合されるための電極構造が形成されており、当該電極とリードフレームとは一般にはんだにより接合される。
上記電極構造としては、半導体層上に形成されており、かつ端部がポリイミド等の保護膜により保護されているアルミニウム(Al)電極上に、無電解めっき液を用いてニッケル(Ni)膜、および金(Au)膜の積層膜が形成された構造が広く知られている。この場合、Al電極上に開口部を有する保護膜上にも上記積層膜が成長されるが、Ni膜を形成した後Au膜を形成する際に、電極構造に係る各材料(Al、Ni、ポリイミド等)の間での熱膨張係数の差異により、Ni膜と保護膜との界面に隙間が形成されるという問題があった。
具体的には、Ni膜のめっき成膜後であってAu膜のめっき成膜前に実施される水洗工程において、水洗に用いる水の温度(たとえば23℃)がNiめっき浴の温度(たとえば80℃以上85℃以下)よりも低いために上記電極構造に係る各材料が冷却される。この結果、これらの材料間での熱膨張係数の差異から上記隙間が形成されると考えられる。この場合、一旦隙間が形成されてしまうと上記界面は粗さを有しているため、Niめっき浴とほぼ同じ温度の金めっき浴に浸漬させたとしても、凹凸部が引っかかり元のように密着した状態には戻らない。また、Auめっき完了後にウエハが室温に戻ったときにも同様の現象が生じて、Niめっき中のようにポリイミドと密着した状態ではなくなる。
特開平10−125682号公報には、上記問題に対して、Ni膜のめっき成膜後であってAu膜のめっき成膜前に実施される水洗工程に用いる水温をNiめっき浴の温度と同等程度とすることでNi膜と保護膜との界面に隙間が生じることを抑制する、半導体素子の電極形成方法が記載されている。
また、半導体素子の裏面から表面の周縁に延びる補強材を半導体素子に装着させて、めっきにより積層膜を形成することにより、半導体素子に温度変動が加えられても半導体素子の変形を抑制することができ、Ni膜と保護膜との界面に隙間が生じることを抑制することができる半導体素子の電極形成方法が記載されている。
特開平10−125682号公報
しかしながら、水洗工程に用いる水温をNiめっき浴の温度と同等程度とした場合であっても、上記電極構造を有する半導体素子は、めっき浴から大気中に取り出されて水洗される際の温度変動によっても、Ni膜と保護膜との界面に隙間が生じ得る。これは、当該半導体素子においては、Ni膜と保護膜とは分子間力により密着している状態にあるため
、小さな力が加えられただけでも密着状態が乱されてしまうためである。
また、一旦Ni膜と保護膜との界面に剥離が生じて隙間が形成されると、当該半導体素子をNiメッキ液と同じ温度のAuメッキ液に浸漬しても、該剥離面は粗さを有しているためNi膜と保護膜との間で引っ掛かりが生じて元の密着状態を回復することはできない。
また、上記半導体素子の変形を抑制するための補強材により半導体素子を拘束した場合であっても、上記電極構造、すなわちめっき膜や保護膜等については拘束できない。そのため、これらの変位を十分に抑制することができず、電極構造を構成する材料の熱膨張係数の差異によってNi膜や保護膜が収縮してNi膜と保護膜との界面に隙間が生じることを十分に抑制することは困難である。
この場合、上記電極構造においてその後に成膜する材料(たとえばAuめっきやはんだ)が上記隙間に侵入するため、Ni膜が自身の膜応力によりAl電極から剥離したり、実使用時の温度履歴によりAl電極にクラックが進展し、素子破壊が引き起こされるという問題があった。そのため、上述のような従来の電極形成方法を採用した場合にも高い信頼性を有する半導体素子を提供することは困難であった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、信頼性の高い半導体素子および半導体装置を提供することにある。
本発明に係る半導体素子は、第1の主面を有する第1の層と、第1の主面上に形成されている電極と、電極の表面上において開口部を有し、電極の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜と、開口部において電極上に形成されているフロントメタル膜とを備える。フロントメタル膜の表面上において保護膜と隣接している領域には、フロントメタル膜よりもはんだ濡れ性が低い第1被覆膜が形成されている。
本発明によれば、信頼性の高い半導体素子および半導体装置を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体装置を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る半導体素子を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る半導体素子の製造方法のフローチャートである。 実施の形態1に係る半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態1に係る半導体素子の製造方法の変形例を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る半導体素子を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る半導体素子の製造方法のフローチャートである。 実施の形態2に係る半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る半導体素子を説明するための断面図である。 実施の形態3に係る半導体素子の製造方法のフローチャートである。 実施の形態3に係る半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体素子を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体素子を説明するための上面図である。 実施の形態4に係る半導体素子を説明するための断面図である。 実施の形態4に係る半導体素子を説明するための上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
まず、図1および図2を参照して、実施の形態1に係る半導体素子10および半導体装置100について説明する。半導体素子10は、半導体基板1(第1の層)上に任意のデバイス構造が形成された半導体素子である(デバイス構造については図示していない)。半導体素子10において、半導体基板1の第1の主面1A上には電極2、保護膜3、フロントメタル膜4、および酸化防止膜5(第1被覆膜)を含む電極構造が形成されている。半導体装置100は、半導体素子10を備えている。半導体装置100において半導体素子10は、外部と熱的に接続されている熱拡散板20と、外部と電気的に接続されているリードフレーム30との間に挟まれるように配置されている。半導体装置100は、半導体素子10の電極2がリードフレーム30とはんだ40等を介して接合されているとともに、第2の主面1Bがはんだ40を介して熱拡散板20と接合されている。
半導体基板1はリードフレーム30と対向する第1の主面1Aと、第1の主面1Aと反対側に位置して熱拡散板20と対向する第2の主面1Bとを有している。第1の主面1Aには電極2が形成されており、電極2はリードフレーム30とはんだ40等を介して接合されている。第2の主面1Bははんだ40を介して熱拡散板20と接合されている。半導体基板1を構成する材料は、任意の半導体材料とすることができ、たとえば炭化珪素(SiC)である。
電極2は、半導体基板1の第1の主面1A上において部分的に形成されており、第1の主面1A上において端部を有している。電極2を構成する材料は、任意の導電材料とすることができ、たとえば純アルミニウム(Al)である。他に、電極2を構成する材料は、珪素(Si)や銅(Cu)を含むAl合金、Cuやニッケル(Ni)を主成分とする合金であってもよい。電極2の膜厚は、たとえば0.1μm以上10.0μm以下である。
保護膜3は、電極2の端部(第1の主面1Aと交差する電極2の端面および当該端面から一定距離だけ電極2の中央部側に位置する部分)を覆うように形成されている。保護膜3は、たとえば電極2の中央部上において開口部を有している。保護膜3は、一般的な半導体素子において保護膜として用いられている任意の保護膜により構成されていればよく、たとえばポリイミド膜として構成されていてもよいし、無機膜の積層構造として構成されていてもよい。また、感光性を有している材料で構成されていてもよいし、有していない材料で構成されていてもよい。保護膜3の膜厚は、電極2の膜厚よりも厚く、たとえば1.0μm以上7.0μm以下である。
フロントメタル膜4は、保護膜3の開口部において電極2上に形成されている。保護膜3とフロントメタル膜4との界面は、半導体基板1の第1の主面1Aに対して交差する方向に延びる面を有しており、当該界面において保護膜3とフロントメタル膜4とは接触していてもよいし、剥離していてもよい(隙間を有していてもよい)。つまり、本明細書において、2つの固相の界面は、2つの固相が接触している面だけでなく、2つの固相が液相や気相を介して接続されている面も含むものとする。言い換えると、フロントメタル膜4は、保護膜3の開口の端部と少なくとも対向している端面を有している。フロントメタル膜4を構成する材料はたとえばNiであり、フロントメタル膜4はたとえばめっき法により成膜されている。フロントメタル膜4の膜厚は、電極2上に形成されている保護膜3の膜厚よりも薄く、たとえば0.1μm以上10.0μm以下である。
酸化防止膜5は、フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3との界面に面している部分aから距離L1以上離れたフロントメタル膜4の表面4A上に形成されている。酸化防止膜5を構成する材料は、溶融はんだに溶解しやすくフロントメタル膜4とはんだ接合の障害とならない材料で、かつフロントメタル膜4の酸化を抑制可能な任意の材料とすることができるが、たとえば金(Au)および錫(Sb)の少なくともいずれか一方を含む。酸化防止膜5の膜厚は、たとえば10nm以上100nm以下である。
フロントメタル膜4の表面4A上において酸化防止膜5が形成されていない領域には、酸化膜6が形成されている。つまり、フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域には、フロントメタル膜4よりもはんだ濡れ性が低い酸化膜6が形成されている。
酸化膜6は、フロントメタル膜4の表面4A上において酸化防止膜5を囲むように形成されている。酸化膜6において保護膜3と近接する側の端部から酸化防止膜5と近接する側の端部までの最短距離がL1となっている。距離L1は、酸化防止膜5とリードフレーム30とがはんだ40により接合されたときに、はんだ40が保護膜3とフロントメタル膜4との界面に流入することを抑制することができる距離とすればよく、好ましくは5μm以上ある。
距離L1は、たとえば酸化防止膜5を形成する際に使用される装置のマスク位置合わせ精度に応じて酸化防止膜5の位置ずれが生じている場合であって、保護膜3とフロントメタル膜4との界面に隙間が生じている場合であっても、はんだ40が酸化防止膜5上に供給されたときに当該界面にはんだ40が流入することを抑制可能な長さとして選択され得る。たとえば酸化防止膜5がメタルマスク50を用いたスパッタリングにより成膜される場合、距離L1はたとえば50μm以上とすればよい(距離L1はマスクスパッタ時のパターン寸法の滲み広がり幅を考慮して決定されればよく、たとえば50μmである)。
なお、図2を参照して、保護膜3の開口部の端部形状はたとえばテーパー形状であるが、これに限られるものではなく逆テーパー形状であってもよい。
また、図1中では、酸化防止膜5を便宜上記載したが、実際にはんだ接合すると酸化防止膜5は少なくとも一部があるいは完全にはんだ40内に拡散し、フロントメタル膜4とはんだ40とが合金化して接合される。
次に、図3および図4を参照して、実施の形態1に係る半導体素子の製造方法について説明する。実施の形態1に係る半導体素子の製造方法は、半導体素子10を準備する工程(S10)と、酸化膜6を形成する工程(S20)と、酸化防止膜5を形成する工程(S30)とを備える。
はじめに、半導体素子10を準備する(工程(S10))。本工程(S10)は、第1の主面1A上に電極2を形成する工程と、電極2の表面上において開口部を有し、電極2の少なくとも端部を覆うように保護膜3を形成する工程と、開口部において電極2上にフロントメタル膜4を形成する工程とを含む。
図4(a)を参照して、まず電極2を形成する工程では、たとえばスパッタリング法を用いて半導体基板1の第1の主面1Aの全面に電極2を構成する材料(たとえばAlを含む金属材料)を成膜する。次に、写真製版によりレジストマスク(図示しない)を形成し、該レジストマスクから露出している領域に成膜されている金属材料(電極2)をエッチングすることにより、半導体基板1の第1の主面1A上に電極2を形成する。電極2のエッチングはたとえば混酸(リン酸、酢酸、硝酸)を用いたウエットエッチングにより実施
される。
図4(b)を参照して、続いて保護膜3を形成する工程では、電極2の少なくとも端部を覆うように保護膜3を形成する。具体的には、まず保護膜3を構成する材料、たとえば上述のようにポリイミドをスピンコート法により半導体基板1の第1の主面1Aの全面上に塗布する。このとき、加熱硬化後の保護膜3の膜厚が電極2の膜厚よりも厚くなるようにポリイミドが塗布される。次に、半導体基板1を加熱温度120℃程度で数分間熱処理することにより仮焼する。次に、当該ポリイミド上に写真製版によりレジストマスクを形成して、当該フォトマスクから露出しているポリイミドをエッチングする。保護膜3のエッチングは、たとえばドライエッチングにより実施される。その後、半導体基板1を低酸素雰囲気下(100ppm以下)において、加熱温度250℃以上350℃以下で数十分間熱処理を実施する。これにより、電極2の表面2Aの一部領域上に開口部が形成されている保護膜3を形成する。
図4(c)を参照して、続いてフロントメタル膜4を形成する工程では、たとえば無電解めっき法を用いて保護膜3の開口部の内部に表出している電極2の表面2A上にフロントメタル膜4を成膜する。フロントメタル膜4は、上述のように、たとえばNiめっき膜である。フロントメタル膜4をめっき成膜後、フロントメタル膜4に吸蔵されている水素や水分を除去するために、たとえば真空中または窒素や不活性ガスなどフロントメタル膜4が酸化しない雰囲気下において加熱温度150℃以上300℃以下で1時間程度の脱ガス熱処理を実施する。
図4(d)を参照して、続いて酸化膜6を形成する(工程(S20))。具体的には、フロントメタル膜4の表面4Aの全面上に均一な膜厚を有する酸化膜6を形成する。酸化膜6は任意の方法により形成すればよい。たとえば当該表面4Aに対して酸素プラズマ処理を実施し、フロントメタル膜4の表面4Aを積極酸化させることにより、上記酸化膜6を形成する。
次に、酸化防止膜5を形成する(工程(S30))。具体的には、フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域以外の領域に酸化防止膜5を形成する。具体的には、保護膜3の開口部よりも面積の小さい開口部を有するマスク50を用いて、酸化膜を部分的に除去してフロントメタル膜4の表面4Aを部分的に表出させた後、当該マスク50を介して酸化防止膜5をフロントメタル膜4の表面4A上に成膜する。マスク50はたとえばステンレス製であり、マスク50の開口部の形状および寸法は酸化防止膜5の形状および寸法と同等である。マスク50は、半導体基板1に対して、その開口部が酸化防止膜5を形成すべき位置と重なるように位置合わせされる。酸化防止膜5は上述のようにたとえばAuである。酸化膜の除去はたとえばスパッタリング装置において逆スパッタにより実施され、酸化防止膜5のスパッタ成膜は同スパッタリング装置において逆スパッタに連続して実施される。なお、上述のように、本工程(S30)でのマスク50の位置合わせ精度に応じて、距離L1が決定されればよい。ステンレス製マスクを用いる場合、位置合わせ精度の観点からL1を50μm以上とするとよい。
このようにして、実施の形態1に係る半導体素子10を得ることができる。半導体素子10における半導体基板1の第2の主面1Bと熱拡散板20とをはんだ40を介して接合し、酸化防止膜5とリードフレーム30とをはんだ40を介して接合することにより、実施の形態1に係る半導体装置100を得ることができる。つまり、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法は、半導体素子10を準備する工程(S10)と、酸化防止膜5を形成する工程(S30)と、半導体素子10と熱拡散板20およびリードフレーム30とをはんだ40により接合する工程(S40)をさらに備えている。
なお、上記半導体素子の製造方法では、酸化膜6を形成する工程(S20)では積極的な酸化処理が実施されることにより酸化膜6が形成されるが、これに限られるものではない。酸化膜6は自然酸化膜として形成されてもよい。たとえば半導体基板1を酸素含有雰囲気下(たとえば室温、大気中)に一定時間置くことにより、フロントメタル膜4の表面4Aを自然酸化させてもよい。また、酸化膜6を形成する工程(S20)は、酸化防止膜5を形成する工程(S30)の後に実施されてもよい。
次に、実施の形態1に係る半導体素子10および半導体装置100の作用効果について説明する。半導体素子10は、第1の主面1Aを有する半導体基板1と、第1の主面1A上に形成されている電極2と、電極2の表面2A上において開口部を有し、電極2の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜3と、開口部において電極2上に形成されているフロントメタル膜4とを備え、フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域には、フロントメタル膜4よりもはんだ濡れ性が低い酸化膜6が形成されている。
このようにすれば、半導体素子10とリードフレーム30とをはんだ40を介して接合して半導体装置100を製造する際に、半導体素子10の保護膜3の開口部内に供給されたはんだ40は酸化防止膜5上に濡れ広がるが、酸化膜6上には濡れ広がらない。酸化膜6はフロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域に形成されていることから、はんだ40は保護膜3の開口部内において保護膜3とフロントメタル膜4との界面側に向かって濡れ広がることが抑制されており、保護膜3とフロントメタル膜4との界面に流入することが抑制されている。そのため、当該界面において隙間が生じている場合であってもフロントメタル膜4とはんだ40との合金層が形成されることを抑制することができ、高信頼性を有する半導体装置100を得ることができる。つまり、半導体素子10は、保護膜3とフロントメタル膜4との界面に隙間が生じることを許容できるため、隙間が生じることを抑制するための構造を採用したり、隙間が生じることを抑制するための処理を実施する必要があった従来の半導体素子の製造方法と比べて、工数を削減でき、製造コストを低減することができる。
また、フロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域以外の領域に酸化防止膜5が形成されている。そのため、フロントメタル膜4の表面4A上において酸化防止膜5が形成されている領域でははんだ40が濡れ広がることができ、電極2とリードフレーム30とがはんだ40を介して低抵抗に電気的に接続されることができる。
なお、実施の形態1に係る半導体素子10の製造方法において、酸化防止膜5を形成する工程(S30)では、マスク50を介してスパッタ成膜されるが、これに限られるものではない。
図5を参照して、たとえば無電解めっき法を用いてフロントメタル膜4と酸化防止膜5とを連続して形成してもよい。たとえば、ニッケルめっき膜を5μm形成した後、Auメッキ膜を10nm以上100nm以下形成する。
次に、保護膜3の開口部内においてフロントメタル膜4の表面4A上に全面わたって形成されている酸化防止膜5上に、写真製版によりレジストマスク51を形成する。当該レジストマスク51は、酸化防止膜5を形成する領域にのみ形成されており、図1に示す保護膜3とフロントメタル膜4との界面に位置する部分aから距離L1以内にある領域はレジストマスク51から露出している領域に含まれている。
次に、ヨウ素系エッチング液を用いて、レジストマスク51から露出している領域に形成されているAuめっき膜をエッチングする。レジストマスク51は、Auめっき膜をエ
ッチングした後に除去される。これにより、保護膜3とフロントメタル膜4との界面に位置する部分aから距離L1以内にある領域ではフロントメタル膜4の表面4Aが表出し、該表面4Aに酸化膜6を形成することができる。このようにしても、実施の形態1に係る半導体素子10を得ることができる。なお、この場合の距離L1は、写真製版におけるマスク位置合わせ精度に応じて上述のように酸化防止膜5の位置ずれが許容できる長さとすればよく、たとえば5μm以上とすればよい。
(実施の形態2)
次に、図6を参照して、実施の形態2に係る半導体素子および半導体装置について説明する。実施の形態2に係る半導体素子60および半導体装置100は、基本的には実施の形態1に係る半導体素子10および半導体装置100と同様の構成を備えているが、半導体素子60のフロントメタル膜4の表面4A上には凹部7が形成されており、表面4A上において凹部7以外の領域に酸化膜6(第1被覆膜)が形成されている点で異なる。
凹部7は、フロントメタル膜4の表面4Aに沿うように形成されている面を含む底面7Aと、当該表面4Aに交差する方向に延びるように形成されている面を含む側面7Eとを有している。凹部7は、少なくとも底面7Aにおいてフロントメタル膜4が表出しており、当該底面7Aでははんだ40の濡れ性が確保されている。
また、凹部7の側面7Eは、少なくともその一部において酸化膜6が表出しているが、フロントメタル膜4が表出している部分を有していてもよい。
一方、表面4A上において凹部7以外の領域には酸化膜6(第1被覆膜)が形成されているため、当該領域でははんだ40が濡れ広がることが抑制されている。
次に、図4、図6〜図8を参照して、実施の形態2に係る半導体素子の製造方法について説明する。実施の形態2に係る半導体素子は、基本的には実施の形態1に係る半導体素子の製造方法と同様の構成を備えるが、酸化防止膜5を形成する工程(S30)に代えて酸化膜6を部分的に除去する工程(S50)を備えている点で異なる。
図4(a)〜(c)に示すように、まず、実施の形態1に係る半導体素子の製造方法と同様に電極2、保護膜3およびフロントメタル膜4が形成されている半導体基板1を準備する(工程(S10))。
次に、酸化膜6を形成する(工程(S20))。フロントメタル膜4の表面4Aの全面に酸化膜6が形成される。酸化膜6は上述のように任意の方法により形成されればよいが、たとえば自然酸化膜として形成される。酸化膜6の膜厚は、たとえば1nm以上20nm以下である。
次に、酸化膜6を部分的に除去する(工程(S50))。具体的には、まず半導体基板1の第1の主面1A上に、凹部7を形成する領域が開口しているレジストマスク52を形成する。次に、レジストマスク52から露出している領域に形成されている酸化膜6をエッチングする。エッチングは、たとえばドライエッチングにより実施される。このときのエッチング量は、酸化膜6の膜厚以上であればよく、たとえば1nm以上50nm以下である。これにより、フロントメタル膜4の表面4A上に、底面7Aにフロントメタル膜4が露出している凹部7を形成することができる。なお、レジストマスク52は、酸化膜6をエッチングした後に除去される。このようにして、実施の形態2に係る半導体素子60を得ることができる。
次に、実施の形態2に係る半導体素子60および半導体装置100の作用効果について
説明する。実施の形態2に係る半導体素子60は、フロントメタル膜4の表面4A上に凹部7が形成されており、表面4A上において凹部7以外の領域には酸化膜6(第1被覆膜)が形成されている。そのため、半導体素子60とリードフレーム30とをはんだ40を介して接合して半導体装置100を製造する際に、半導体素子60の保護膜3の開口部内に供給されたはんだ40は酸化膜6上には濡れ広がらない。つまり、はんだ40を凹部7の内部に収めることができる。酸化膜6はフロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域に形成されていることから、はんだ40は保護膜3の開口部内において保護膜3とフロントメタル膜4との界面側に向かって濡れ広がることが抑制されており、保護膜3とフロントメタル膜4との界面に流入することが抑制されている。そのため、当該界面においてフロントメタル膜4とはんだ40との合金層が形成されることを抑制することができ、高信頼性を有する半導体装置100を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、図9〜図11を参照して、実施の形態3に係る半導体素子70および半導体装置について説明する。実施の形態3に係る半導体素子70は、半導体基板1、電極2、保護膜3、およびフロントメタル膜4を備え、これらは実施の形態1に係る半導体素子10と同様の構成を有している。半導体素子70は、さらに酸化防止膜5と、はんだ濡れ防止膜8とをさらに備えている。
酸化防止膜5は、保護膜3の開口部(第1開口部)においてフロントメタル膜4上に形成されている。酸化防止膜5はフロントメタル膜4の表面4Aの全面上に形成されており、保護膜3と酸化防止膜5との界面が、保護膜3とフロントメタル膜4との界面と連なるように形成されている。なお、保護膜3とフロントメタル膜4との界面および保護膜3と酸化防止膜5との界面には、半導体素子70とリードフレーム30とのはんだ接合時において隙間が形成されていてもよい。
はんだ濡れ防止膜8は、半導体基板1の第1の主面1A上において、少なくとも半導体素子形成領域であって、半導体装置100に組み立てられる際にはんだ接合される領域S以外の全領域に形成されている。つまり、酸化防止膜5の表面5A上において保護膜3と隣接している領域上に形成されている。言い換えると、はんだ濡れ防止膜8は、酸化防止膜5の表面5A上において、保護膜3と酸化防止膜5との界面に位置する部分bから距離L2だけ保護膜3の開口部の内側に位置する部分cまでの間に位置する領域を覆っている。異なる観点から言えば、酸化防止膜5の表面5A上において保護膜3と酸化防止膜5との界面から距離L2以上離れた領域は、はんだ濡れ防止膜8が形成されておらず、半導体装置100においてはんだ接合される領域Sである。はんだ濡れ防止膜8と酸化防止膜5との界面は、少なくとも半導体装置100を製造方法において、半導体素子70とリードフレーム30とのはんだ接合時まで接触した状態を維持可能に形成されている。
はんだ濡れ防止膜8は、酸化防止膜5と比較して、はんだ材料との合金化が抑制されている。はんだ濡れ防止膜8を構成する材料は、導電性を有しておらず、溶融はんだへの溶解速度が酸化防止膜5と比べて十分に遅い任意の材料とすることができるが、たとえば酸化珪素(SiO)、窒化珪素(Si)、およびポリイミドからなる群から選択される少なくとも1つを含む材料である。また、はんだ濡れ防止膜8は、無機膜、または有機膜の表面に酸化膜が形成されたものであってもよい。
次に、図10および図11を参照して、実施の形態3に係る半導体素子の製造方法について説明する。実施の形態3に係る半導体素子の製造方法は、半導体基板1を準備する工程(S60)と、はんだ濡れ防止膜8を形成する工程(S70)とを備える。
はじめに、半導体基板1を準備する(工程(S60))。本工程(S60)は、第1の
主面1A上に電極2を形成する工程と、電極2の表面上において開口部を有し、電極2の少なくとも端部を覆うように保護膜3を形成する工程と、開口部において電極2上にフロントメタル膜4を形成する工程と、開口部においてフロントメタル膜4上に酸化防止膜5を形成する工程とを含む。
図11(a)および図11(b)を参照して、実施の形態1に係る半導体素子の製造方法と同様に電極2および保護膜3を形成する。
図11(c)を参照して、次に、フロントメタル膜4および酸化防止膜5を形成する。たとえば無電解めっき法を用いて保護膜3の開口部の内部に表出している電極2の表面2A上にフロントメタル膜4を成膜する。次に、酸化防止膜5を形成する。酸化防止膜5は、たとえば無電解めっき法を用いて保護膜3の開口部の内部に表出しているフロントメタル膜4の表面4A上に形成される。フロントメタル膜4と酸化防止膜5とは連続して形成される。フロントメタル膜4および酸化防止膜5を連続してめっき成膜した後、上述のようにフロントメタル膜4および酸化防止膜5に吸蔵されている水素や水分を除去するための脱ガス加熱処理を実施する。
図11(d)を参照して、次に、はんだ濡れ防止膜8を形成する(工程(S70))。具体的には、まず半導体基板1の第1の主面1A上の全面に渡ってはんだ濡れ防止膜8を成膜する。はんだ濡れ防止膜8は任意の方法により成膜され得るが、たとえばSiOをスパッタ成膜することにより成膜する。はんだ濡れ防止膜8の膜厚は、たとえば0.1μm以上3.0μm以下である。次に、写真製版により、半導体基板1の第1の主面1A上に形成されたはんだ濡れ防止膜8上にレジストマスク(図示しない)を形成する。該レジストマスクは、フロントメタル膜4とはんだ40とが接合される領域上に開口部を有している。次に、該レジストマスクから露出しているはんだ濡れ防止膜8をエッチングする。エッチングは、たとえばドライエッチングにより実施される。なお、本エッチング処理により、半導体素子形成領域以外の領域(たとえばダイシング領域)上に形成されたはんだ濡れ防止膜8も同時にエッチングされてもよい。これにより、半導体装置100に組み立てられる際にはんだ接合される領域Sに酸化防止膜5が表出している半導体素子10を得ることができる。
実施の形態3に係る半導体装置100は、半導体素子70を備え、はんだ濡れ防止膜8から露出しているフロントメタル膜4がリードフレームとはんだ接合されている。
次に、実施の形態3に係る半導体素子70および半導体装置100の作用効果について説明する。実施の形態3に係る半導体素子70は、半導体基板1の第1の主面1A上において、少なくとも半導体素子形成領域であって半導体装置100に組み立てられる際にはんだ接合される領域S以外の領域に形成されている。そのため、半導体装置100の製造方法において半導体素子10がリードフレーム30とはんだ40を介して接合される際に、はんだ濡れ防止膜8が電極2と保護膜3との界面、および当該界面に連なる保護膜3とフロントメタル膜4との界面、保護膜3と酸化防止膜5との界面にはんだが接触することを防止しているため、フロントメタル膜4とはんだ40との合金層が形成されることを抑制することができ、高信頼性を有する半導体装置100を得ることができる。
また、はんだ濡れ防止膜8は導電性を有していない材料で構成されているため、はんだ濡れ防止膜8の一部が酸化防止膜5上に接触するように形成されていても、はんだ濡れ防止膜8は電極2と同電位となることがない。また、はんだ濡れ防止膜8のチップ外周側のパターン外形をガードリング(図示せず)との位置関係を考慮すれば、ガードリングの性能に悪影響を及ぼすことなくはんだ濡れ防止膜8を形成できる。
(実施の形態4)
次に、図12および図13を参照して、実施の形態4に係る半導体素子および半導体装置について説明する。実施の形態4に係る半導体素子80は、半導体基板1、電極2、保護膜3、フロントメタル膜4、および酸化防止膜5を備え、これらは実施の形態3に係る半導体素子70と同様の構成を有している。半導体素子80は、はんだ濡れ防止膜8に代えてはんだ濡れ防止膜9をさらに備えている。
はんだ濡れ防止膜9は、保護膜3の開口部内において、酸化防止膜5上に形成されている。はんだ濡れ防止膜9は開口部を有しており、該開口部内には酸化防止膜5が表出している。言い換えると、半導体基板1の第1の主面1Aを平面視したときに、はんだ濡れ防止膜9の平面形状は内部が中空である。はんだ濡れ防止膜9の開口部内に位置する領域は、半導体素子80が半導体装置100に組み立てられたときのはんだ接合領域Sである。
はんだ濡れ防止膜9は、酸化防止膜5と比べて、その表面においてはんだ濡れ性が低く、かつはんだ材料との合金化が抑制されている。つまり、はんだ濡れ防止膜9の少なくともその表面を構成する材料は、酸化防止膜5を構成する材料と比べてはんだ濡れ性が低く、かつはんだ材料との合金化が抑制されていればよい。はんだ濡れ防止膜9を構成する材料は、たとえばパラジウム(Pd)やチタン(Ti)などの金属材料を含む。はんだ濡れ防止膜9は、PdおよびTiの少なくとも一方からなる金属層のみで構成されていてもよい。また、はんだ濡れ防止膜9は、任意の金属材料からなる金属層と、該金属層の表面に形成された酸化膜とが積層した構成を有していてもよい。はんだ濡れ防止膜9は、たとえば5nm以上10nm以下の膜厚を有するTi層91と、該Ti層91の表面が酸化され形成された酸化層92とが積層して構成されていてもよい。つまり、はんだ濡れ防止膜9は導電性を有する部分を含んでいてもよく、該導電性を有する部分が酸化防止膜5と電気的に接続されていてもよい。
はんだ濡れ防止膜9の平面形状は、たとえば保護膜3の開口部の平面形状と相似の関係になくてもよいが、相似の関係にある方が位置合わせの面で制約が小さくなり、有利である。たとえば、保護膜3の開口部の平面形状が環状である場合には、はんだ濡れ防止膜9の平面形状はリング状である。また、たとえば保護膜3の開口部の平面形状が丸みを帯びた4隅を有している角丸四角状である場合には、はんだ濡れ防止膜9の平面形状は外形が角丸四角状であって、開口部に面する内形が角丸四角状である。また、はんだ濡れ防止膜9の開口部と保護膜3の開口部とは、たとえば中心が重なるように形成されている。はんだ濡れ防止膜9の膜厚は、たとえば0.1μm以上3.0μm以下である。
はんだ濡れ防止膜9の外周と内周との間の距離(幅)L3は、半導体装置100の製造方法において半導体素子80とリードフレーム30とをはんだ40を介して接合する際に、はんだ濡れ防止膜9の開口部内に配置された溶融はんだが酸化防止膜5の表面5A上におけるはんだ濡れ防止膜9の外部に濡れ広がることを抑制することができるように設けられる。距離L3は、たとえば5μm以上である。
はんだ濡れ防止膜9の平面形状の寸法(平面寸法)は、半導体基板1の第1の主面1A上に設けられているたとえばガードリング90などの他の導電部材と酸化防止膜5との距離を可能な限り長く取る観点から、その外形の寸法が酸化防止膜5の外形の寸法以下となるように設けられているのが好ましい。言い換えると、はんだ濡れ防止膜9とガードリング90との距離L5は、酸化防止膜5(の最外周部d)とガードリング90との距離L4と同等程度かそれ以上となるように設けられている。ここで、距離L5が距離L4と同等程度とは、電極2とガードリング90との間の絶縁性を十分に確保することができる限りにおいて、距離L5が距離L4よりも短い場合も許容されることを意味する。
図14および図15を参照して、距離L5が距離L4よりも短くても許容され得る場合とは、たとえばはんだ濡れ防止膜9の開口部が保護膜3と酸化防止膜5との界面と重ならないように設けられているとともに、はんだ濡れ防止膜9の少なくとも一部が保護膜3と酸化防止膜5との界面と重なるように形成されている場合である。これは、たとえば、はんだ濡れ防止膜9の外形の寸法が酸化防止膜5の外形の寸法以下となるように設けられ、かつはんだ濡れ防止膜9を形成する際に用いられるマスクをはんだ濡れ防止膜9の中心と保護膜3の開口部の中心とが重なるように位置合わせをしたときに、写真製版の位置合わせ精度の範囲内において位置ずれが生じた場合などである。
次に、実施の形態4に係る半導体素子80の製造方法について説明する。実施の形態4に係る半導体素子の製造方法は、基本的には実施の形態3に係る半導体素子の製造方法と同様の構成を備えるが、はんだ濡れ防止膜8を形成する工程(S70)に代えてはんだ濡れ防止膜9を形成する工程を備えている点で異なる。
はんだ濡れ防止膜9を形成する工程では、まずTi層91をたとえばスパッタリングや蒸着により半導体基板1の第1の主面1A上に成膜する。次に、写真製版によりはんだ濡れ防止膜9を形成する領域以外に開口部を有するレジストマスクを形成し、該レジストマスクから露出しているTi層91をエッチングする。Ti層91のエッチングは、たとえば5%程度の希フッ酸(HF)溶液を用いてウエットエッチングにより実施される。Ti層91のエッチング後該レジストマスクを除去し、Ti層91を酸化させる。Ti層91は、たとえば酸素プラズマ処理を受けて酸化され、Ti層91を覆うように酸化層92が形成される。このようにして、Ti層91と酸化層92からなるはんだ濡れ防止膜9が形成され、実施の形態4に係る半導体素子80を得ることができる。
実施の形態4に係る半導体装置は、半導体素子80を備え、はんだ濡れ防止膜9の開口部内に表出しているフロントメタル膜4とリードフレームとがはんだ接合されている。
実施の形態4に係る半導体素子80によれば、はんだ濡れ防止膜9が距離L3を有するように設けられているため、はんだ濡れ防止膜9の開口部内から外部にはんだが濡れ広がることが抑制されている。そのため、実施の形態4に係る半導体装置の製造方法において半導体素子80がリードフレームとはんだを介して接合される際に、保護膜3と酸化防止膜5との界面や保護膜3とフロントメタル膜4との界面にはんだが流入することが抑制されている。その結果、実施の形態4に係る半導体素子80および半導体素子80を備える半導体装置は、実施の形態1に係る半導体素子10および半導体装置100と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態4に係る半導体素子80では、はんだ濡れ防止膜9と酸化防止膜5とが電気的に接続されて電極2とはんだ濡れ防止膜9とが同電位になっている場合でも、電極2とガードリング90との間の絶縁性がはんだ濡れ防止膜9によって損なわれることを抑制することができる。そのため、実施の形態3に係る半導体素子70におけるはんだ濡れ防止膜8と比べて、はんだ濡れ防止膜9は構成材料の選択の余地が広い。
なお、図12〜図14に示す半導体素子80は、上述のように、保護膜3の開口部内においてはんだ濡れ防止膜9の外部に位置する領域に酸化防止膜5が形成されている場合であっても、当該領域にはんだが濡れ広がることが抑制可能に設けられているが、当該領域には酸化防止膜5が形成されていなくてもよい。つまり、保護膜3の開口部内においてはんだ濡れ防止膜9の外部に位置する領域、すなわちフロントメタル膜4の表面4A上において保護膜3と隣接している領域には酸化防止膜5が形成されていなくてもよい。この場合、当該領域には実施の形態1に係る半導体素子10と同様に、酸化膜6が形成されていてもよい。
また、半導体素子80において、保護膜3の開口部内には酸化防止膜5が形成されていなくてもよい。つまり、はんだ濡れ防止膜9の開口部内においても酸化防止膜5が形成されていなくてもよい。この場合、半導体装置を製造方法において半導体素子80をはんだ接合する直前に、たとえばステンレス製メタルマスクを用いてはんだ濡れ防止膜9の開口部内の自然酸化膜をミリングもしくは逆スパッタにより除去することで、上述した実施の形態4に係る半導体素子80および半導体装置と同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態1〜実施の形態4に係る半導体装置において、半導体素子とリードフレームとははんだ接合されているが、これに限られるものではない。たとえば、半導体素子とリードフレームとはナノ銀ペーストを介して接合されていてもよい。このようにしても、酸化膜6やはんだ濡れ防止膜9はナノ銀ペーストに対する濡れ性がフロントメタル膜4よりも低いため、ナノ銀ペーストが保護膜3とフロントメタル膜4との界面に濡れ広がることを抑制することができる。その結果、当該界面においてフロントメタル膜4とナノ銀ペーストとが合金化することを抑制することができ、高信頼性を有する半導体装置100を得ることができる。なお、この場合のフロントメタル膜4は、ナノ銀ペーストと焼成接合しやすい材料で構成されているのが好ましく、フロントメタル膜4を構成する材料はたとえば銀(Ag)を含む。また、酸化防止膜5を構成する材料は、たとえば上述のようにAuとすることができる。
なお、本明細書において、はんだの濡れ性は、はんだ濡れ広がり試験により評価することができる。はんだ濡れ広がり試験は、たとえば以下のように実施することができる。
被測定物の濡れ性評価面はたとえば一辺が15mmの正方形状とし、当該面上に重力が無視できる程度に微量のはんだボール(直径D)を載せる。たとえば、直径Dが0.76mmのはんだボールを超音波印加しながら加圧して仮固定する。次に、ギ酸リフロー装置によりはんだボールをはんだ溶融温度よりも20℃高い温度に加熱して溶融し、はんだ高さhをマイクロメータやレーザ測長計を用いて測定する。はんだボールの直径D(mm)、はんだ高さh(mm)を用いて、濡れ広がり率S(%)を数式S={(D−h)/D}×100により算出し、Sが大きい程その評価面のはんだ濡れ性は良いことを示す。また、Sが50%以下であることを濡れ性が悪いと判定する。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行ったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明は、電極の表面上に保護膜による開口部が形成されており、かつ当該表面上にめっき法により積層電極構造が形成されている半導体素子に特に有利に適用される。
1 半導体基板(第1の層)、1A 第1の主面、1B 第2の主面、2 電極、2A,4A,5A 表面、3 保護膜、4 フロントメタル膜、5 酸化防止膜、6 酸化膜(第1被覆膜)、7 凹部、7A 底面、7E 側面、8 剥離抑制膜(第2被覆膜)、9 はんだ濡れ防止膜、10,60,70,80 半導体素子、20 熱拡散板、30 リードフレーム、40 はんだ、50 メタルマスク、50 マスク、51,52 レジストマスク、90 ガードリング、91 金属層、92 酸化層、100 半導体装置。

Claims (7)

  1. 第1の主面を有する第1の層と、
    前記第1の主面上に形成されている電極と、
    前記電極の表面上において開口部を有し、前記電極の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜と、
    前記開口部において前記電極上に形成されているフロントメタル膜とを備え、
    前記フロントメタル膜の表面上において前記保護膜と隣接している領域には、前記フロントメタル膜よりもはんだ濡れ性が低い第1被覆膜が形成されている、半導体素子。
  2. 前記第1被覆膜は酸化膜である、請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記フロントメタル膜の前記表面上において前記保護膜と隣接している領域以外の領域には、酸化防止膜が形成されている、請求項1または請求項2に記載の半導体素子。
  4. 前記フロントメタル膜の前記表面上には凹部が形成されており、
    前記表面上において前記凹部以外の領域は、前記フロントメタル膜の表面上において前記保護膜と隣接している領域を含み、
    前記凹部以外の領域には前記第1被覆膜が形成されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体素子。
  5. 第1の主面を有する第1の層と、
    前記第1の主面上に形成されている電極と、
    前記電極の表面上において第1開口部を有し、前記電極の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜と、
    前記第1開口部において前記電極上に形成されているフロントメタル膜と、
    前記第1開口部において前記フロントメタル膜上に形成されている酸化防止膜とを備え、
    前記酸化防止膜の表面上において前記保護膜と隣接している領域上から前記保護膜上まで延びるように形成されており、前記酸化防止膜と比較して、はんだ材料との合金化が抑制されている第2被覆膜とを備える、半導体素子。
  6. 第1の主面を有する第1の層と、
    前記第1の主面上に形成されている電極と、
    前記電極の表面上において第1開口部を有し、前記電極の少なくとも端部を覆うように形成されている保護膜と、
    前記第1開口部において前記電極上に形成されているフロントメタル膜と、
    前記第1開口部において前記フロントメタル膜上に形成されている酸化防止膜と、
    前記酸化防止膜の表面上において前記第1開口部よりも開口面積の小さく、前記第1開口部の一部と重なるように形成されている第2開口部を有している第3被覆膜とを備え、
    前記第3被覆膜は導電性を有する部分を含み、
    前記酸化防止膜は、前記第2開口部内において表出されている、半導体素子。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の半導体素子を備える半導体装置。
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