JP2016083832A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクコンテナを交換する際にジョイント部に残存するインクが漏れるのを抑制することが可能なインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】このインクジェットプリンター(インクジェット記録装置)100は、プリンター本体1と、インクコンテナ21Kと、を備える。インクコンテナ21K側に設けられるインク供給口80は、インクが内部を通過する第1本体部81と、インク流路Rを開閉するコンテナ側弁82と、を有する。プリンター本体1側に設けられる供給口接続部90は、インクが内部を通過する第2本体部91を有する。第1本体部81および第2本体部91の少なくとも一方の内部には、スライド部92が配置されている。インクコンテナ21Kをプリンター本体1から取り外す場合、コンテナ側弁82がインク流路Rを閉じた後、スライド部92が第1本体部81および第2本体部91の少なくとも一方の内容積が増加する方向に移動する。【選択図】図8

Description

本発明は、インクを用いて画像形成を行う装置本体と装置本体に供給するインクを収納するインクコンテナとを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンター等の記録装置として、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、記録ヘッドにインクを供給するために、内部にインクが充填された可撓性のインクパックと、インクパックを収納する収納ケースとを有するインクコンテナが使用される。
また、インクコンテナおよび装置本体のインク流路の接続部分には、ジョイント機構が設けられる。ジョイント機構は、インクコンテナ側に設けられるコンテナ側ジョイント部と、装置本体側に設けられるとともにコンテナ側ジョイント部が着脱される本体側ジョイント部と、を有する。そして、インクコンテナを装置本体に取り付けることにより、コンテナ側ジョイント部と本体側ジョイント部とが接続されてインクの供給が可能になる。
インクコンテナを交換する際には、必要に応じてインク流路が開閉弁により閉じられた後、コンテナ側ジョイント部と本体側ジョイント部とが切り離される。
なお、液体通路に設けられるジョイント機構は、例えば特許文献1に開示されている。
特表平8−503288号公報
従来のインクジェット記録装置では、上記のように、インクコンテナを交換する際には、必要に応じてインク流路が開閉弁により閉じられた後で、コンテナ側ジョイント部と本体側ジョイント部とが切り離される。このため、コンテナ側ジョイント部や本体側ジョイント部からインクが溢れ出し続けることはない。
しかしながら、この従来のインクジェット記録装置であっても、コンテナ側ジョイント部および本体側ジョイント部の先端に残存する少量のインクが外部に漏れる場合があり、ジョイント機構の周辺が汚れる場合があるという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、インクコンテナを交換する際にジョイント部に残存するインクが漏れるのを抑制することが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録装置は、インクを用いて画像形成を行う装置本体と、装置本体に対して着脱可能に形成され、装置本体に供給するインクを収納するインクコンテナと、を備え、インクコンテナおよび装置本体のインク流路の接続部分には、ジョイント機構が設けられ、ジョイント機構は、インクコンテナ側に設けられる第1ジョイント部と、装置本体側に設けられるとともに第1ジョイント部が着脱される第2ジョイント部と、を含み、第1ジョイント部は、インクが内部を通過する筒状の第1本体部と、第1本体部内に配置されインク流路を開閉するコンテナ側弁と、を有し、第2ジョイント部は、インクが内部を通過する筒状の第2本体部を有し、第1本体部および第2本体部の少なくとも一方の内部には、インク流路を接続する筒状のスライド部が配置されており、インクコンテナを装置本体に取り付ける場合、スライド部により第1ジョイント部および第2ジョイント部のインク流路が接続された後、コンテナ側弁が第1本体部内を移動してインク流路を開き、インクコンテナを装置本体から取り外す場合、第1ジョイント部が第2ジョイント部から遠ざかる方向に移動することにより、コンテナ側弁が第1本体部内を移動してインク流路を閉じた後、スライド部が第1本体部および第2本体部の少なくとも一方の内容積を増加させる方向に移動する。
本発明によれば、第1ジョイント部および第2ジョイント部の先端に残存するインクが外部に漏れるのを抑制することができ、ジョイント機構の周辺が汚れるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態のインクジェットプリンターの構造を示す図である。 図1における第1ベルト搬送部、記録部、第2ベルト搬送部周辺の構造を示した図である。 図1に示すインクジェットプリンターの第1ベルト搬送部及び記録部を上方から見た図である。 図1に示すインクジェットプリンターのコンテナ装着部およびインクコンテナの構造を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインクコンテナの構造を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインクパックの構造を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインクコンテナの構造を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインク供給口と供給口接続部との接続部分周辺の図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインク供給口と供給口接続部との接続部分の図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインク供給口と供給口接続部との接続部分周辺の図である。 本発明の一実施形態のインクジェットプリンターのインク供給口と供給口接続部との接続部分周辺の図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態のインクジェットプリンター(インクジェット記録装置)100は、プリンター本体(装置本体)1の内部下方に用紙収容部である給紙カセット2が配置されている。給紙カセット2の内部には、記録媒体の一例である印字前のカットペーパーなどの用紙Pが収容されている。給紙カセット2の用紙搬送方向下流側、すなわち図1における給紙カセット2の右側の上方には給紙装置3が配置されている。この給紙装置3により、用紙Pは図1において給紙カセット2の右上方に向け、1枚ずつ分離されて送り出される。
また、インクジェットプリンター100はその内部に第1用紙搬送路4aを備えている。第1用紙搬送路4aは、給紙カセット2に関して言えばその給紙方向である右上方に位置する。給紙カセット2から送り出された用紙Pは第1用紙搬送路4aを通ってプリンター本体1の側面に沿って垂直上方に向けて搬送される。
用紙搬送方向に対し第1用紙搬送路4aの下流端にはレジストローラー対13が備えられている。さらにレジストローラー対13の下流側直近には第1ベルト搬送部5及び記録部9が配置されている。給紙カセット2から送り出された用紙Pは第1用紙搬送路4aを通ってレジストローラー対13に到達する。レジストローラー対13は用紙Pの斜め送りを矯正しつつ記録部9が実行するインク吐出動作とのタイミングを計り、第1ベルト搬送部5に向かって用紙Pを送り出す。なお、第1用紙搬送路4aには用紙Pを搬送するための搬送ローラー対が適所に設けられている。
図2に示すように、第1ベルト搬送部5は、第1駆動ローラー6と、第1従動ローラー7とに巻き掛けられた第1搬送ベルト8を備えている。第1搬送ベルト8は第1駆動ローラー6により反時計回り方向に回転する。レジストローラー対13によって送り出された用紙Pは第1搬送ベルト8の搬送面8a(図2において上面)に保持され、矢印X方向(右方から左方)へと搬送される。
第1搬送ベルト8の内側であって第1搬送ベルト8の搬送面8aの裏側に対向する箇所には第1用紙吸引部30が備えられている。第1用紙吸引部30は、上面に多数の空気吸引用の孔30aが設けられ、内部にはファン30bを備えており、上面から下方に向かって空気を吸引することができる。また、第1搬送ベルト8にも多数の空気吸引用の通気孔(図示せず)が設けられている。上記の構成により、第1ベルト搬送部5は第1搬送ベルト8の搬送面8aに用紙Pを吸着保持しながら搬送する。
記録部9は、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、及び11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、第1搬送ベルト8の搬送面8aに対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、図3に示すように、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図3の上下方向)に沿って複数(ここでは3個)の記録ヘッド17a〜17cが千鳥状に配列されている。ラインヘッド11C〜11Kは、用紙Pの幅以上の記録領域を有しており、外部コンピューターから受信した画像データの情報に対応して、第1搬送ベルト8の搬送面8aに吸着保持されて搬送される用紙Pに対して、各色のインクを印字位置に対応したインク吐出ノズル18から吐出する。これにより、用紙Pにはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクが重ね合わされたフルカラー画像が記録される。
記録部9の上方にはコンテナ装着部20(図4参照)が配置されている。コンテナ装着部20には図4に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクをそれぞれ収容した複数のインクコンテナ21C、21M、21Y、21Kが着脱可能に装着されている。インクコンテナ21C〜21Kは、それぞれ各色のインク供給チューブ23およびサブインクタンク24(図4参照)を介してラインヘッド11C〜11Kに連結されている。インク供給チューブ23のサブインクタンク24に対して上流側の部分には、インク流路を開閉する電磁弁(本体側弁)25が設けられている。なお、インク供給チューブ23、サブインクタンク24および電磁弁25はインクコンテナ21C〜21Kのそれぞれに対して設けられているが、図4では図面簡略化のため、インク供給チューブ23、サブインクタンク24および電磁弁25を1つずつ描いている。
サブインクタンク24には、サブインクタンク24内のインク量を検知するインクセンサー(図示せず)が設けられており、インク量に応じて電磁弁25が開かれてインクコンテナ21C〜21Kからサブインクタンク24へインクが補給される。
サブインクタンク24は、インクコンテナ21C〜21Kよりも低い位置に配置されており、サブインクタンク24とインクコンテナ21C〜21Kとの高低差により発生するインク圧によってインクコンテナ21C〜21Kから対応する色のインクがサブインクタンク24に補充供給される。
また、電磁弁25を開いた状態でサブインクタンク24のインクが所定量以下になると、制御部(図示せず)によりインクパック50内のインクが無くなったと判断される。
用紙搬送方向に対し第1ベルト搬送部5の下流側(図1の左側)には第2ベルト搬送部12が配置されている。記録部9にてインク画像が記録された用紙Pは第2ベルト搬送部12へと送られ、第2ベルト搬送部12を通過する間に用紙P表面に吐出されたインクが乾燥される。
第2ベルト搬送部12は、第2駆動ローラー41と、第2従動ローラー42とに巻き掛けられた第2搬送ベルト40を備えている。第2搬送ベルト40は第2駆動ローラー41により図2において反時計回り方向に回転する。記録部9によって画像が記録され、第1ベルト搬送部5によって矢印X方向へ搬送された用紙Pは第2搬送ベルト40に受け渡され、図2の矢印Z方向へと搬送される。
第2搬送ベルト40の内側であって第2搬送ベルト40の搬送面40aの裏側に対向する箇所には第2用紙吸引部43が備えられている。第2用紙吸引部43は、上面に多数の空気吸引用の孔43aが設けられ、内部にはファン43bを備えており、上面から下方に向かって空気を吸引することができる。また、第2搬送ベルト40にも多数の空気吸引用の通気孔(図示せず)が設けられている。上記の構成により、第2ベルト搬送部12は第2搬送ベルト40の搬送面40aに用紙Pを吸着保持しながら搬送する。
用紙搬送方向に対し第2ベルト搬送部12の下流側であってプリンター本体1の左側面近傍にはデカーラー部14が備えられている。第2ベルト搬送部12にてインクが乾燥された用紙Pはデカーラー部14へと送られ、用紙幅方向に並んだ複数のローラーを用いて用紙Pのカールが矯正される。
用紙搬送方向に対しデカーラー部14の下流側(図1の上方)には第2用紙搬送路4bが備えられている。デカーラー部14を通過した用紙Pは第2用紙搬送路4bから排出ローラー対を介してインクジェットプリンター100の左側面外部に設けられた用紙排出トレイ15に排出される。
インクコンテナ21Kは図5に示すように、内部にインクを収納したインクパック50と、インクパック50を収納する収納ケース60とから構成されている。なお、図5では、収納ケース60の後述するキャップ部62を省略している。また、インクコンテナ21C〜21Yはインクコンテナ21Kと同一の形状及び構成であるため、ここでは説明を省略する。
インクパック50は図6に示すように、可撓性フィルムであるラミネートフィルムにより形成されており、インク収納部51内にインクを充填したものである。インクパック50の一端部には、インク収納部51内に連通する円筒状のインク供給口(第1ジョイント部)80が取り付けられている。インク供給口80の中央部には、周方向に沿って環状の溝部80aが形成されている。なお、インク供給口80の詳細構造については後述する。
収納ケース60は図7に示すように、例えばポリプロピレン製のベース部61とポリスチレン製のキャップ部62とから構成されている。ベース部61とキャップ部62とは組み合わされて略直方体形状の箱体となり内部にインクパック50が収納される。
キャップ部62の内部には、インクパック50のインク供給口80に形成された溝部80aが嵌合する円形状の嵌合部62a(図8参照)が形成されている。また、キャップ部62の装着方向側端面には、コンテナ装着部20の後述する供給口接続部90が挿入される開口部62b(図7参照)が形成されている。また、キャップ部62の外周面には、コンテナ装着部20の固定部20a(図4参照)の内面形状に対応するように、複数の凹部等が形成されている。
ベース部61は、インクコンテナ21Kの交換時にユーザーが把持する取手部61aと、インクパック50を収納するパック収納部61bと、によって構成されている。
次に、インクコンテナ21Kとコンテナ装着部20との接続部分の詳細構造について説明する。
図8に示すように、インクコンテナ21Kおよびコンテナ装着部20のインク流路Rの接続部分には、ジョイント機構70が設けられている。ジョイント機構70は、インクコンテナ21Kに設けられたインク供給口(第1ジョイント部)80と、コンテナ装着部20の固定部20aに設けられた供給口接続部(第2ジョイント部)90と、によって構成される。
インク供給口80は、円筒状の3つの部材81a、81bおよび81cからなりインクが内部を通過する第1本体部81と、円筒状の第1本体部81の内部に配置されるコンテナ側弁82と、第1本体部81の内部に配置されコンテナ側弁82を左側(供給口接続部90側)に向かって付勢する圧縮コイルバネ(付勢部材)83と、を含んでいる。
コンテナ側弁82には、インクを上流側から下流側に通過させるためのインク通過部82a(図9参照)が複数個形成されている。なお、図9では、圧縮コイルバネ83、及び後述する圧縮コイルバネ94、95、96を省略している。また、コンテナ側弁82の外周面には、Oリングからなるシール材82bが設けられている。また、コンテナ側弁82は、第1本体部81の内部を流路方向(左右方向)に沿って移動可能であり、コンテナ側弁82が流路方向に沿って移動することにより、インク流路Rを開閉することが可能である。
供給口接続部90は図8に示すように、インクが内部を通過する円筒状の第2本体部91と、第2本体部91の内部に配置される円筒状のスライド部92と、第2本体部91の外周面に設けられる保護部93と、第2本体部91、スライド部92および保護部93をそれぞれ右側(インク供給口80側)に向かって付勢する圧縮コイルバネ(付勢部材)94、95および96と、を含んでいる。
第2本体部91には、スライド部92の一部が挿入される挿入部91aが形成されている。挿入部91aの内径は、第1本体部81の部材81cの内径と略同じ大きさに形成されている。また、第2本体部91の外周面には、径方向外側に突出する鍔部91bが形成されている。なお、第2本体部91の左側端部には、インク供給チューブ23(図4参照)が接続されている。
スライド部92の右側端部には、インクを上流側から下流側に通過させるためのインク通過部92a(図9参照)が複数個形成されている。スライド部92は、第2本体部91の挿入部91aを流路方向(左右方向)に沿って移動可能である。スライド部92は、右側部分が第1本体部81の内部に挿入可能に形成されており、右側端部がコンテナ側弁82を右側に押圧するように形成されている。なお、スライド部92は、第1本体部81および第2本体部91に比べて直径が小さく、インク供給口80および供給口接続部90を構成する部材(ただし、圧縮コイルバネ95を除く)の中で最も直径が小さい。
また、スライド部92の外周面には、Oリングからなるシール材92bおよび92cが設けられている。シール材92bはスライド部92と第1本体部81の部材81cとの間からインクが漏れるのを抑制し、シール材92cはスライド部92と第2本体部91との間からインクが漏れるのを抑制する。
保護部93は、コンテナ装着部20の接続部取付用突起20bの内周面および第2本体部91の外周面を流路方向に沿って移動可能であり、インクコンテナ21Kがコンテナ装着部20から取り外された際にスライド部92の右側端部(先端)を保護する。これにより、ユーザーがスライド部92の右側端部に触れるのを抑制することができる。
圧縮コイルバネ94は、第2本体部91の鍔部91bの左側に配置されており、インク供給口80を供給口接続部90に取り付ける際のオーバーストロークを確保する。圧縮コイルバネ95は、第2本体部91の挿入部91aの内部に配置されており、スライド部92を右側(インク供給口80側)に向かって付勢する。圧縮コイルバネ96は、第2本体部91の鍔部91bと保護部93との間に配置されており、保護部93を右側に向かって付勢する。
インクコンテナ21Kがコンテナ装着部20に装着された状態(図8の状態)では、通常、インク流路Rは開かれている。具体的には、スライド部92の右側端部は第1本体部81の内部に挿入されるとともにコンテナ側弁82を右側に押圧している。これにより、コンテナ側弁82のシール材82bが第1本体部81の部材81cから離れ、インク流路Rが開かれている。その結果、図9の太線矢印で示したように、インクパック50から第1本体部81の部材81a、コンテナ側弁82のインク通過部82a、スライド部92のインク通過部92a、第2本体部91、及びインク供給チューブ23を介してサブインクタンク24までインク流路Rが繋がっている。
インクコンテナ21Kのインクが無くなり、インクコンテナ21Kを交換する場合は、まず、電磁弁25(図4参照)を閉じることによって装置本体(プリンター本体1)側のインク流路Rを閉じる。このとき、表示パネル等の報知部(図示せず)には、インクコンテナ21Kを交換すべき旨が報知される。なお、電磁弁25の開閉動作および報知部の報知動作は、制御部(図示せず)によって行われる。
そして、インクコンテナ21Kをコンテナ装着部20から取り外す場合、インク供給口80が供給口接続部90から遠ざかる方向(右方向)に移動される。具体的には、インク供給口80が供給口接続部90から遠ざかる方向に移動されることにより、図8の状態から図10の状態に変化する。このとき、図10に示すように、スライド部92の右側端部がコンテナ側弁82に当接した状態のまま、コンテナ側弁82が第1本体部81の内部を左側に移動してシール材82bが第1本体部81の部材81cに当接し、インクコンテナ21K側のインク流路Rが閉じられる。
その後、インク供給口80が供給口接続部90から遠ざかる方向にさらに移動されることにより、図10の状態から図11の状態に変化する。このとき、圧縮コイルバネ94により、供給口接続部90が右側に少し移動する。また、圧縮コイルバネ83によりコンテナ側弁82がインク流路Rを閉じた状態のまま、インク供給口80が右側に移動する。そして、圧縮コイルバネ95により、スライド部92が第2本体部91に対して右側に移動することによって、第2本体部91の内容積が増加する。このため、スライド部92とコンテナ側弁82との当接部分のインクは、スライド部92の内部に吸い込まれる。また、インク供給口80が供給口接続部90から離れると、圧縮コイルバネ96により、保護部93は、スライド部92の右側端部と略同じ位置まで右側に移動し、スライド部92の右側端部を覆い保護する。
そして、インクコンテナ21Kをさらに右側に引き出すことによって、インクコンテナ21Kがコンテナ装着部20から取り外される。
なお、新品のインクコンテナ21Kをコンテナ装着部20に装着する場合、インク供給口80および供給口接続部90は、上記とは逆に動作する。このため、スライド部92によりインク供給口80および供給口接続部90のインク流路Rが接続された後、コンテナ側弁82が第1本体部81内を移動してインク流路Rを開く。
本実施形態では、上記のように、インクコンテナ21C〜21Kをプリンター本体1から取り外す場合、コンテナ側弁82がインク流路Rを閉じた後、スライド部92が第2本体部91に対して第1本体部81側(第2本体部91の内容積を増加させる方向)に移動する。これにより、コンテナ側弁82がインク流路Rを閉じた後、第2本体部91の内容積が増加するので、インク供給口80および供給口接続部90の先端のインクは、第2本体部91に吸い込まれる。このため、インク供給口80および供給口接続部90の先端に残存するインクが外部に漏れるのを抑制することができ、ジョイント機構70の周辺が汚れるのを抑制することができる。
また、上記のように、スライド部92は、第2本体部91に設けられている。これにより、スライド部92を第1本体部81に設ける場合に比べて、インク供給口80の部品点数を少なくすることができるので、消耗品であるインクコンテナ21C〜21Kの交換コストを抑えることができる。
また、上記のように、スライド部92の右側(インク供給口80側)の部分は、インク供給口80を供給口接続部90に接続した状態で、第1本体部81の内部に挿入されている。これにより、スライド部92により第1本体部81のインク流路Rを第2本体部91のインク流路Rに容易に接続することができる。
また、上記のように、インク供給口80を供給口接続部90に接続した状態で、スライド部92がコンテナ側弁82を押圧している。これにより、インク供給口80を供給口接続部90に接続した状態で、インク流路Rを容易に開くことができるとともに、インク供給口80を供給口接続部90から外す際に、インク流路Rを容易に閉じることができる。
また、上記のように、スライド部92は、第1本体部81および第2本体部91に比べて直径が小さい。これにより、スライド部92の内径を小さくすることができるので、スライド部92内のインクが漏れるのをインクの表面張力によって容易に抑制することができる。
また、上記のように、電磁弁25によりプリンター本体1側のインク流路Rが閉じられた状態で、インクコンテナ21C〜21Kがプリンター本体1から取り外される。これにより、プリンター本体1側からインクが逆流してくるのを抑制することができる。また、例えばサブインクタンク24が高い位置に配置されている場合であっても、インクコンテナ21C〜21Kの交換時に供給口接続部90からインクが溢れ出すのを容易に抑制することができる。
また、上記のように、インクコンテナ21C〜21Kをプリンター本体1から取り外した状態で、スライド部92の右側端部(先端)を保護する保護部93が設けられている。これにより、ユーザーがスライド部92の右側端部に触れるのを抑制することができるので、スライド部92が損傷したり、ユーザーの手にインクが付着したりするのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、フルカラー画像を得るためにイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のインクを用いたインクジェット記録装置について説明を行ったが、別の色相の着色インクを備えたインクジェット記録装置や、色数が異なるインクジェット記録装置にも利用することができる。
また、上記実施形態では、記録装置本体に固定された記録ヘッドにより記録を行うラインヘッド型のインクジェットプリンター100に搭載されるインクコンテナ21C〜21Kについて説明したが、記録ヘッドが記録媒体上を走査しながら記録を行うシリアル型のインクジェットプリンターにも全く同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、装置本体側のインク流路Rを開閉する本体側弁として、インク供給チューブ23に電磁弁25を設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。インク供給口80と同様、供給口接続部90にインク流路Rを開閉する弁を設けてもよい。なお、サブインクタンク24が低い位置に配置されるなどの理由で装置本体側のインクの逆流のおそれが無い場合は、本体側弁を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、第2本体部91にスライド部92を設けた例について示したが、第1本体部81にスライド部92を設けてもよい。また、インク流路Rが閉じた後に移動して内容積を増加させるスライド部を、第1本体部81および第2本体部91の両方に設けることも可能である。
1 プリンター本体(装置本体)
21C〜21K インクコンテナ
25 電磁弁(本体側弁)
70 ジョイント機構
80 インク供給口(第1ジョイント部)
81 第1本体部
82 コンテナ側弁
90 供給口接続部(第2ジョイント部)
91 第2本体部
92 スライド部
93 保護部
100 インクジェットプリンター(インクジェット記録装置)
R インク流路

Claims (7)

  1. インクを用いて画像形成を行う装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能に形成され、前記装置本体に供給するインクを収納するインクコンテナと、
    を備え、
    前記インクコンテナおよび前記装置本体のインク流路の接続部分には、ジョイント機構が設けられ、
    前記ジョイント機構は、前記インクコンテナ側に設けられる第1ジョイント部と、前記装置本体側に設けられるとともに前記第1ジョイント部が着脱される第2ジョイント部と、を含み、
    前記第1ジョイント部は、インクが内部を通過する筒状の第1本体部と、前記第1本体部内に配置されインク流路を開閉するコンテナ側弁と、を有し、
    前記第2ジョイント部は、インクが内部を通過する筒状の第2本体部を有し、
    前記第1本体部および前記第2本体部の少なくとも一方の内部には、前記インク流路を接続する筒状のスライド部が配置されており、
    前記インクコンテナを前記装置本体に取り付ける場合、前記スライド部により前記第1ジョイント部および前記第2ジョイント部の前記インク流路が接続された後、前記コンテナ側弁が前記第1本体部内を移動して前記インク流路を開き、
    前記インクコンテナを前記装置本体から取り外す場合、前記第1ジョイント部が前記第2ジョイント部から遠ざかる方向に移動することにより、前記コンテナ側弁が前記第1本体部内を移動して前記インク流路を閉じた後、前記スライド部が前記第1本体部および前記第2本体部の少なくとも一方の内容積を増加させる方向に移動することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記スライド部は、前記第2本体部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記スライド部の前記第1ジョイント部側の部分は、前記第1ジョイント部を前記第2ジョイント部に接続した状態で、前記第1本体部の内部に挿入されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1ジョイント部を前記第2ジョイント部に接続した状態で、前記スライド部が前記コンテナ側弁を押圧して前記コンテナ側弁が前記インク流路を開いていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記スライド部は、前記第1本体部および前記第2本体部に比べて直径が小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記装置本体側の前記インク流路を開閉する本体側弁を備え、
    前記本体側弁により前記装置本体側の前記インク流路が閉じられた状態で、前記インクコンテナが前記装置本体から取り外されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1本体部および前記第2本体部の少なくとも一方の外周面には、前記スライド部の移動方向に沿った方向に移動可能で、かつ、前記インクコンテナを前記装置本体から取り外した状態で前記スライド部の先端を保護する保護部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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