JP6093879B2 - 液体容器およびこれを備えるインクコンテナ並びにインクジェット式画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、インク等の液体を収容する液体容器およびこれを備えるインクコンテナ並びにインクジェット式画像形成装置に関する。
液体容器の供給口を介して供給されたインクを記録ヘッドからインク滴として吐出することで用紙上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が広く知られている。
例えば、特許文献1には、液体のインクを貯蔵する液室が形成され、液室の壁面に穿設したインク供給口を弾性封止材により封止したインクカートリッジが開示されている。このインクカートリッジは、キャリッジ台上をスライドして、接続対象である印字ヘッドに接続される。このとき、印字ヘッド側に設けられた中空針は、インクカートリッジのインク供給口の弾性封止材を突き通して液室まで挿入される。
しかしながら、上記したインクカートリッジは、中空針を相対的に引き抜くときに、弾性封止材の外側面にインクを付着させてしまうことがあった。つまり、中空針が完全に引き抜かれる瞬間に、僅かに漏れ出したインクが弾性封止材の外側面に付着していた。この弾性封止材に付着したインクは、重力によって垂れ落ちてキャリッジ台や装置内部等を汚染する虞があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、接続対象を離脱させる際に漏出した液体の滴下を抑制する液体容器およびこれを備えるインクコンテナ並びにインクジェット式画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の液体容器は、液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部に収容された液体の流出先となる接続対象の相対的な着脱に応じて開閉される流通路を有するスパウトと、を備え、前記スパウトは、前記流通路に通じる開口部が開口し、前記接続対象の装着時に前記接続対象が接触する当接面と、前記当接面に凹設され、前記接続対象の離脱時に前記開口部に付着する液体を誘導して保持する液溝と、を有している。
本発明のインクコンテナは、上記した液体容器を備えている。
本発明のインクジェット式画像形成装置は、上記したインクコンテナを備えている。
本発明によれば、接続対象を離脱させる際に漏出した液体の滴下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、便宜上、各図に示す矢印Frおよび図2における紙面手前側をカラープリンターの正面側(前側)として規定する。
(第1実施形態)
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係るインクジェット式カラープリンター1(「プリンター1」とも呼ぶ。)の全体の構成について説明する。図1はプリンター1を示す斜視図であり、図2はプリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図3は、プリンター1のコンテナ装着部8の装着カバー9を開いた状態を示す斜視図である。
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係るインクジェット式カラープリンター1(「プリンター1」とも呼ぶ。)の全体の構成について説明する。図1はプリンター1を示す斜視図であり、図2はプリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図3は、プリンター1のコンテナ装着部8の装着カバー9を開いた状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えている。プリンター本体2の下部には用紙Pを収納する複数の給紙カセット3が引出可能に収容されている。なお、説明の便宜のため、図2では、複数の給紙カセット3のうち1つのみを図示している。
プリンター本体2の上面には、突起部4が形成され、その右側面には、画像形成後の用紙Pを排紙トレイ6に向けて排出する排出口5が開口している。突起部4の前方には、タッチパネル式の操作パネル7が取り付けられている。プリンター本体2の右上部には、開閉可能な装着カバー9を備えるコンテナ装着部8が設けられている(図3参照)。
図2に示すように、プリンター本体2の右側部には、給紙カセット3の近傍から上方に延びる用紙Pの搬送路10が形成されている。搬送路10の上流端部には、給紙ローラー11が設けられ、給紙ローラー11の右方には、搬送ローラー対12が設けられている。搬送路10の下流端部には、レジストローラー対13が設けられている。
プリンター本体2の中央部には、昇降可能な搬送フレーム15に支持された搬送ユニット14が設けられている。搬送ユニット14は、搬送フレーム15に回転可能に支持される駆動ローラー16、従動ローラー17およびテンションローラー18と、各ローラー16,17,18に巻き掛けられる無端状の搬送ベルト19と、搬送ベルト19に囲まれて配置される吸気ダクト20と、を備えている。
搬送ベルト19の上面には、略水平な搬送面21が形成されている。搬送ベルト19および吸気ダクト20の上面には、多数の吸気孔(図示せず)が形成されている。そして、吸気ダクト20に接続された吸引ポンプ等の吸引手段(図示せず)を稼働させることで、多数の吸気孔を介して搬送面21上に吸引力が作用する。
搬送ユニット14の下方には、左右一対の昇降手段22が設けられている。各昇降手段22は、モーター(図示せず)を駆動して各カム24を起立姿勢(図2の実線参照)と倒伏姿勢(図2の二点鎖線参照)との間で回動させる。各カム24は、起立姿勢を取ることで搬送フレーム15を持ち上げて搬送ユニット14を上昇させ、倒伏姿勢を取ることで搬送フレーム15への持ち上げを解除して搬送ユニット14を下降させる。
搬送ユニット14の上方には、用紙Pの搬送方向上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応した4つの記録ヘッド25(25K、25C、25M、25Y)が並設されている。各色の記録ヘッド25は、搬送ベルト19の搬送面21に対向するノズル(図示せず)を有している。
図2および図3に示すように、コンテナ装着部8には、インク(液体)の色ごとに4つのインクコンテナ26(26K、26C、26M、26Y)が、前後方向に着脱可能に並設されている。4つのインクコンテナ26は、用紙Pの搬送方向上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクを収容している。なお、色を特定して説明する場合を除き、記録ヘッド25およびインクコンテナ26については算用数字のみの符号を付す。
図2に示すように、各インクコンテナ26は、サブコンテナ26aを経由して、インク供給チューブ26bによって各記録ヘッド25に接続されている。各インクコンテナ26に収容されたインクは、サブコンテナ26aに一旦貯留された後、各記録ヘッド25に供給されるようになっている。なお、サブコンテナ26aおよびインク供給チューブ26bは、各色のインクに対応して設けられているが、図2では、ブラック(K)に対応する1つのみを図示している。
プリンター本体2の左上部には、乾燥装置28と、排出路29と、排出ローラー対30と、が設けられている。排出路29は、乾燥装置28の左方に延出し、上方に略Uターンして排出口5の近傍の排出ローラー対30まで延びている。なお、乾燥装置28は省略されていてもよい。
次に、以上のような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1は、外部のコンピューター等(図示せず)から画像データを受信すると、給紙ローラー11を回転駆動して給紙カセット3内の用紙Pをピックアップし、搬送ローラー対12を回転駆動してピックアップした用紙Pを搬送路10に送り出す。プリンター1は、レジストローラー対13を回転駆動して、用紙Pを搬送路10から搬送ベルト19の搬送面21に送る。プリンター1は、吸気ダクト20に接続された吸引手段を駆動し、用紙Pを搬送面21に吸着する。
プリンター1は、画像データに基づいて、各インクコンテナ26から供給されたインクを各記録ヘッド25のノズルから吐出させる。これにより、搬送面21に吸着された用紙Pにインク画像が形成される。その後、プリンター1は、駆動ローラー16を回転駆動して画像形成された用紙Pを、排出路29に送り、排出ローラー対30を回転駆動して排出口5から排紙トレイ6上に当該用紙Pを排出する。なお、プリンター1は、搬送面21から排出路29に向かう途中で、乾燥装置28を駆動して用紙P上のインクの乾燥を行う。
次に、図3ないし図7を参照して、コンテナ装着部8について説明する。図4はコンテナ装着部8を示す斜視図である。図5はコンテナ装着部8の接続機構部33の斜視図である。図6および図7は接続機構部33とパウチパック52のスパウト56とを示す側断面図であって、図6は未接続とした状態を示し、図7は接続した状態を示している。
図4に示すように、コンテナ装着部8は、平板状の装着フレーム31と、装着フレーム31の前側において左右方向に並設される4つの仕切板32と、装着フレーム31の後端部において左右方向に隣接して並設される4つの接続機構部33と、を備えている。
各仕切板32は、前後方向に長い板状を成し、装着フレーム31の左端部から右方向に向かって等間隔に立設されている。各仕切板32によって仕切られて形成される4つの装着空間34には、それぞれ、インクコンテナ26が前後方向に挿入される。
図5に示すように、接続対象としての各接続機構部33は、前後方向に開口した矩形筒状に形成される接続フレーム37と、接続フレーム37の内側で前後方向中央より後側に設けられた接続本体部38と、を有している。なお、4つの接続機構部33は同様の構成であるため、以下、1つの接続機構部33に着目して説明する。
接続本体部38は、接続フレーム37と一体形成されるガイド筒部40(図6参照)と、ガイド筒部40の軸心に前後方向に進退可能に支持されるニードル41と、ニードル41に対し前後方向に進退可能に支持される接続部42と、を有している。
図6および図7に示すように、ガイド筒部40は、前方に突出した中空の円筒状に形成され、接続フレーム37の内側面中央に配設されている。
ニードル41は、中空の略円筒状に形成され、前後方向略中央から径方向外側に突出するフランジ部44を有している。ニードル41は、フランジ部44よりも後側をガイド筒部40の内部に挿入している。ニードル41の後端部には、インク供給チューブ26bの上流側端部が接続されるチューブ接続部43が突設されている。また、フランジ部44とガイド筒部40との間には、ニードル41を前方に付勢する付勢部材45(バネやゴム等)が設けられている。さらに、ニードル41の前端部には、4つの流通開口部46が周方向に等間隔に形成されている。
接続部42は、後方を開放した略円筒状に形成されている。接続部42の後端部には、フランジ部44に係合する爪部47が形成され、接続部42の前端面の軸心には、ニードル41の先端部が挿通する円孔48が形成されている。接続部42は、爪部47をフランジ部44に係合させることで前後方向に摺動可能に支持されている。なお、接続部42は、図示を省略する付勢手段によって前方に付勢されている。
次に、図4、図6ないし図10を参照して、インクコンテナ26について説明する。図8はインクコンテナ26の一部を示す斜視図である。図9はインクコンテナ26の一部を示す断面斜視図である。図10はパウチパック52の一部を示す斜視図である。なお、4つのインクコンテナ26は同様の構成であるため、以下、1つのインクコンテナ26に着目して説明する。
図4に示すように、インクコンテナ26は、前後方向に長い略直方体状に形成されるコンテナケース50と、コンテナケース50の後部に装着されるスパウトカバー51と、コンテナケース50に内設されるパウチパック52(図9参照)と、を備えている。
コンテナケース50は、パウチパック52を収容可能な容積を有した中空の容器である。コンテナケース50の前端部には、交換時に作業者によって握られる把持部50aが設けられている。
図8および図9に示すように、スパウトカバー51は、前後方向に短い略直方体状に形成されている。スパウトカバー51は、上下に2分割できるように構成されている。スパウトカバー51の前部には、コンテナケース50の後端部に係合する係合部51aが形成されている。スパウトカバー51の前端面の中央には、スパウト挿通穴53が穿設され、スパウトカバー51の後端面の中央には、円形の接続導入穴54が穿設されている。スパウトカバー51の上面には、コンテナ装着部8に装着したインクコンテナ26(パウチパック52)内のインクの色等を識別する複数の識別凹部51bが凹設されている。なお、コンテナ装着部8(接続フレーム37)は、識別凹部51bを検知する検知装置(図示せず)、または、識別凹部51bの形状に対応する突起(図示せず)を備えている。
図9および図10に示すように、液体容器としてのパウチパック52は、前後方向に長い袋状に形成され、インクを収容する液体収容部としてのパック本体55と、パック本体55に収容されたインクの流出先となる接続機構部33の着脱に応じて開閉される流通路56a(図6参照)を有するスパウト56と、を備えている。
パウチパック52は、スパウト56を後方に向けた状態でコンテナケース50に収容されている。パウチパック52は、パック本体55内にインクを真空状態で封入し、インクをスパウト56から流出させる。
図10に示すように、パック本体55は、平面視で前後方向に長い矩形状のフィルム材55aを2枚上下に重ねて、周囲を熱圧着(溶着)することにより袋状に形成されている。フィルム材55aは、可撓性を有し、例えば、表面側から順に、ポリエステル、アルミニウム、ナイロン、低密度ポリエチレンを積層して構成されている。
スパウト56は、パック本体55から露出した状態で接続される供給口57と、供給口57の後方に一体形成され上下一対のフィルム材55aの間に挟まれた状態で封止される接合口58と、パック本体55に収容したインクを封入するためのシール部材59と、を備えている。
図6および図7に示すように、供給口57は、パック本体55の内部と外部とを連通させるように中空円筒状に形成されている。供給口57は、パック本体55内にインクを充填するための充填口を兼ねており、パック本体55にインクを充填した後にシール部材59によって封入される。
供給口57の後側周面には、径方向外側に延出する八角形状の一対の係合フランジ57aが、前後方向に並設されている。前後一対の係合フランジ57aの間に、上記したスパウトカバー51のスパウト挿通穴53の縁部を係合させることで、スパウト56は、スパウト挿通穴53に保持される(図9参照)。なお、各係合フランジ57aの形状は任意であり、例えば円形や矩形であってもよい。係合フランジ57aの更に後方には、周面から僅かに突出した環状突起部57bが形成されている(図6参照)。
図6および図7に示すように、シール部材59は、供給口57に内設される弁体ユニット60と、供給口57および弁体ユニット60の後端(インクの流出方向下流端)から供給口57を覆うように取り付けられるキャップ61と、を備えている。
弁体ユニット60は、供給口57の内部に設けられる台座62と、台座62に支持されるコイルバネ63と、コイルバネ63によって後方に付勢される弁本体64と、台座62とコイルバネ63との間に設けられ、インクが外部に流出する場合にのみ開放される逆止弁65と、が一体となるように構成されている。
台座62は、供給口57の内径よりも小径となる中空円筒状に形成されている。台座62の前端面には、凸壁面部62aとその中央で前方に向けて1段凹んだ凹壁面部62bとが形成されている。台座62の内部には、インクの流出方向(前後方向)に沿って支持軸部66が設けられている。支持軸部66の基部の近傍には、パック本体55に収容されたインクを流出させるための4つの台座側供給孔(図示せず)が開口している。
コイルバネ63は、弾性を有し、耐食性に優れた樹脂材料(例えば、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアセタール等)や金属(例えば、ステンレス等)によって形成されている。
弁本体64は、前方が開放された円筒状に形成される弁体円筒部67と、弁体円筒部67の後端面の中央に一体形成される弁体支持部68と、弁体支持部68に支持されるOリング69と、を有している。
弁体円筒部67は、台座62の内部に挿入可能な外径に形成されている。弁体円筒部67の前端部には、台座62に開口した各弁体係合孔62cに内側から入り込む係止爪67aが径方向外側に突設されている。弁体支持部68は、支持軸部66を挿入可能な中空円筒状に形成されている。弁体支持部68の先端部は、テーパー状に形成されている。Oリング69は、弁体支持部68の基部に嵌合して支持されている。
逆止弁65は、略円形の薄いフィルム状の材料により形成されている。逆止弁65には、支持軸部66が挿通する軸挿通孔(図示せず)が形成されている。
次に、弁体ユニット60の組立手順について説明する。
まず、作業者は、逆止弁65の軸挿通孔に支持軸部66を相対的に通し、逆止弁65を支持軸部66の基部(前端部)まで押し込む。これにより、逆止弁65は、軸周りの回転が規制された状態で、台座62の凹壁面部62b内に配置される。続いて、作業者は、支持軸部66をコイルバネ63の軸心に通す。コイルバネ63の前端は、台座62の凸壁面部62aに当接する。
次に、作業者は、弁本体64を台座62の後側から前方に押し込んで取り付ける。この状態で、コイルバネ63の後端面は、弁体円筒部67の内部端面に当接する。また、弁体円筒部67の係止爪67aが、弁体係合孔62cに係合する。これにより、台座62、コイルバネ63、弁本体64および逆止弁65がワンユニットに構成される(図6参照)。
なお、弁本体64は、台座62の内周面および支持軸部66に対し、前後方向に移動可能に支持されている。逆止弁65は、凹壁面部62bとコイルバネ63との間で、支持軸部66の基部に対し前後方向に摺動可能に支持されている。
図6に示すように、キャップ61は、前方が開放された略円筒状の外観を有し、供給口57の外径よりも大径に形成されるキャップ本体70と、キャップ本体70と同一軸心上で、キャップ本体70の後端面から前方に向かって突出する円筒状の弁座筒部71と、を有している。
キャップ本体70の前端内側には、上記した供給口57の環状突起部57bに係止される環状フック部70aが形成されている。キャップ本体70の後端面は、接続機構部33の装着時に接続部42が接触する当接面75を構成している。当接面75は、接続機構部33の装着時において鉛直平面と平行に形成され、供給口57を覆うように形成されている。なお、詳細は後述するが、当接面75には、液溝76が凹設されている。また、キャップ本体70の外周面には、第1吸液部材77が設けられている。
弁座筒部71の外径は、台座62の内径よりも小径に形成され、弁座筒部71の内径は、弁体支持部68の外径よりも大径に形成されている。弁座筒部71の内部には、貫通孔72が形成されている。貫通孔72の開口部72aは、キャップ本体70の当接面75の中央に形成されている。弁座筒部71の前端内側には、面取りされた弁座73が形成されている。キャップ本体70と弁座筒部71との間の後端内面には、環状のキャップシール材74が設けられている。なお、キャップシール材74は省略されていてもよい。
次に、供給口57に対するキャップ61の取り付けについて説明する。
まず、作業者は、弁体ユニット60を挿入した供給口57に、後方からキャップ61を取り付ける。具体的には、作業者は、キャップ本体70の内部に供給口57を相対的に挿入し、キャップ本体70の環状フック部70aを供給口57の環状突起部57bに係合させる。このとき、台座62の後端面が、キャップシール材74に圧接した状態となると共に、弁本体64のOリング69が、キャップ61の弁座73に圧接した状態となる。なお、弁本体64は、コイルバネ63の付勢力に抗して僅かに前方に押し込まれている。
以上により、供給口57に対するキャップ61の取り付けが完了する。この状態で、弁体ユニット60の内部には、台座側供給孔からキャップ61の開口部72aまでの間に流通路56aが形成される。また、Oリング69は、コイルバネ63の付勢力によって弁座73に押圧され(閉弁状態)、パック本体55に収容されたインクの漏出が防止される。
次に、図6および図7を参照して、以上のように構成されたインクコンテナ26を、コンテナ装着部8に装着する手順について説明する。詳細には、接続機構部33の接続本体部38とパウチパック52のスパウト56との接続作用およびインクの流れについて説明する。なお、図6に示すように、弁体ユニット60は閉弁状態となっているものとする。
作業者は、コンテナ装着部8の前方から後方に向けてインクコンテナ26を挿入する。すると、接続機構部33の接続本体部38が、接続導入穴54からスパウトカバー51内に進入し(図6参照)、スパウト56の当接面75が、接続本体部38の接続部42に当接する。
インクコンテナ26の押し込みが進むと、接続部42が後方に押し込まれてニードル41が相対的に前方に移動する。ニードル41は、接続部42の円孔48から前方に突出し、スパウト56の当接面75に開口した開口部72aから貫通孔72内に進入する(図7参照)。
インクコンテナ26の押し込みが更に進むと、ニードル41の前端面は、弁体支持部68の後端面に当接し、ニードル41は、付勢部材45の付勢力に抗して僅かに後方に移動する。弁本体64は、コイルバネ63の付勢力に抗して前方に移動する。これにより、キャップ61の弁座73に圧接したOリング69が前方に離間し、開弁状態となる(図7参照)。以上により、接続本体部38とスパウト56との接続が完了する。
開弁状態となると、パック本体55に収容されたインクは、パック本体55に常に作用している大気圧によって、スパウト56に向かって押し出される。このインクの流出圧力によって、逆止弁65が、後方に移動して各台座側供給孔が開放される。
図7の破線矢印で示すように、パック本体55から供給口57に流出したインクは、弁体ユニット60の内部に形成された流通路56aに流入し、弁座73とOリング69との間隙およびニードル41の各流通開口部46を通って、ニードル41の内部に流入する。そして、インクは、ガイド筒部40のチューブ接続部43に接続されたインク供給チューブ26bを介してサブコンテナ26aへと流れて行く。以上のように、スパウト56およびニードル41を介してパック本体55と記録ヘッド25とが連通し、パック本体55内のインクが記録ヘッド25に供給される。
なお、何らかの理由により、弁本体64が開弁した場合、逆止弁65が、逆流するインクの圧力により前方に移動し、各台座側供給孔が閉塞される。これにより、外部からの空気の流入が防止され、パック本体55内のインクに対する空気の溶存を防止することができる。
ところで、インクを消費して残量が少なくなった(または無くなった)場合、インクコンテナ26の交換が行われる。インクコンテナ26の交換作業は、上記した装着手順とは逆の手順でインクコンテナ26を取り出した後、新たなインクコンテナ26を上記した装着手順で取り付けることで完了する。各接続機構部33のニードル41は、流通路56aに通じる開口部72aに挿脱されるため、開口部72a(貫通孔72)からニードル41を相対的に引き抜くときに、開口部72aから僅かに漏出したインクがキャップ61の当接面75に付着することがある。
そこで、第1実施形態に係るパウチパック52のスパウト56には、上記したように、液溝76と、第1吸液部材77と、が設けられている。
図10に示すように、液溝76は、各接続機構部33(ニードル41)からの離脱時に開口部72aに付着するインクを誘導して保持するように、当接面75に凹設されている。詳細には、液溝76は、開口部72aから放射方向外側に向けて直線状に形成される複数の第1液溝78と、開口部72aの放射方向外側において、開口部72aと同一軸心で相似形状となる複数の第2液溝79と、を有している。
第1液溝78は、例えば、当接面75の周方向に等間隔(90°間隔)となるように4本形成されている。4本の第1液溝78は、それぞれ、中心側の端部を開口部72aに開放している。また、4本の第1液溝78は、それぞれ、開口部72aの上下左右から放射方向(径方向)外側に延出し、その外端部をキャップ本体70の外周面に開放している。すなわち、各第1液溝78は、開口部72aとキャップ本体70の外周面とを連通させている。
第2液溝79は、例えば、開口部72aと同心円となるように2本形成されている。上記した各第1液溝78は、2本の第2液溝79を横切るように形成されている。すなわち、2本の第2液溝79と、開口部72aと、キャップ本体70の外周面とは、各第1液溝78によって連通している。
各第1液溝78および各第2液溝79は、矩形状の略U字状の断面となるように凹設されている。各第1液溝78および各第2液溝79は、それぞれ、毛細管現象が生じ得る幅と深さとを有している。また、各液溝78,79は、それぞれ、毛細管現象によって誘導されたインクを表面張力によって保持できるような幅および深さを有している。各液溝78,79の幅および深さは、それぞれ、インクの粘度や温度等によって適宜設定されるものであり、例えば、0.5mm以上3.0mm以下の範囲で任意に設定されることが好ましい。
第1吸液部材77は、スパウト56の外周面を覆うように、例えば、接着剤や両面テープ等によって貼付されている。第1吸液部材77は、各第1液溝78の放射方向外端部に隣接して設けられ、各液溝78,79に誘導されたインクを吸収するように構成されている。第1吸液部材77は、平均気孔率の高い多孔質材料で構成されることが好ましい。第1吸液部材77は、例えば、ポリウレタン製のスポンジや、ポリエステル製またはポリウレタン製の不織布を用いることができる。
以上の第1実施形態に係るパウチパック52によれば、例えば、当接面75から各接続機構部33が相対的に離脱する際に、開口部72aから僅かに漏れ出したインクは、毛細管現象によって各第1液溝78から進入し、各第1液溝78および各第2液溝79に誘導される。そして、インク自身の表面張力によって、各第1液溝78内および各第2液溝79内に留まろうとする。これにより、漏出したインクが、スパウトカバー51の内部やコンテナ装着部8に垂れ落ちることを抑制することができる。このため、滴下したインクによる汚染を防止することができる。
また、第1実施形態に係るパウチパック52によれば、漏出したインクは、開口部72aから各第1液溝78に向けて直接進入する。これにより、各第1液溝78は、インクを円滑に誘導することができる。さらに、複数の第1液溝78に加えて複数の第2液溝79が形成されているため、インクを保持する容量を大きくすることができる。これにより、液溝76(78,79)に保持されたインクが、溢れて垂れ落ちることを抑制することができる。
また、第1実施形態に係るパウチパック52によれば、液溝76(各第1液溝78)に導かれたインクは、第1吸液部材77に吸収される。これにより、各液溝78,79からインクが溢れて垂れ落ちることを有効に抑制することができる。また、各液溝78,79は、インクの誘導機能および保持機能を長期に亘って維持することができる。
また、第1実施形態に係るパウチパック52によれば、液溝76および第1吸液部材77がキャップ61に設けられている。したがって、例えば、既存の液体収容部(パック本体)に接続した供給口57にキャップ61を取り付けることで、漏出したインクの滴下を抑制可能なパウチパック52を容易且つ安価に構成することができる。
なお、第1液溝78および第2液溝79の形成数は任意であり、それぞれ、少なくとも1つ形成されていればよい。
以上の第1実施形態に係るパウチパック52では、スパウト56の当接面75は、鉛直に形成されているため、例えば、漏出したインクは、重力によって下方に移動する傾向がある。したがって、少なくとも1つの第1液溝78が、開口部72aから下方に向けて直線状に形成されていることが好ましい。この構成によれば、下方に向かう第1液溝78は、インクを更に円滑に誘導することができる。
(第2実施形態)
次に、図11を参照して、第2実施形態に係るパウチパック80について説明する。ここで、図11はパウチパック80の一部を示す斜視図である。なお、以降示す他の実施形態の説明では、上記した第1実施形態に係るパウチパック52と同様の構成については、説明を省略し、同一の符号を付す。
次に、図11を参照して、第2実施形態に係るパウチパック80について説明する。ここで、図11はパウチパック80の一部を示す斜視図である。なお、以降示す他の実施形態の説明では、上記した第1実施形態に係るパウチパック52と同様の構成については、説明を省略し、同一の符号を付す。
上記した第1実施形態に係るパウチパック52では、キャップ本体70の外周面に第1吸液部材77が設けられていたが、第2実施形態に係るパウチパック80では、第1吸液部材77を省略している点が異なっている。この場合、第1液溝78の外端部は、キャップ本体70の外周壁によって閉塞されている。
第2実施形態に係るパウチパック80によれば、例えば、各接続機構部33の離脱時に、開口部72aから僅かに漏れ出したインクは、各第1液溝78および各第2液溝79に誘導され、自身の表面張力によって各液溝78,79内に留まろうとする。これにより、漏出したインクの滴下が抑制され、滴下したインクによる汚染を防止することができる。
(第3実施形態)
次に、図12を参照して、第3実施形態に係るパウチパック81について説明する。ここで、図12はパウチパック81のスパウト56のキャップ61を模式的に示す断面図である。
次に、図12を参照して、第3実施形態に係るパウチパック81について説明する。ここで、図12はパウチパック81のスパウト56のキャップ61を模式的に示す断面図である。
第3実施形態に係るパウチパック81では、第1吸液部材77に加えて、液溝76の底部にインクを吸収する第2吸液部材90が設けられている点が異なっている。第2吸液部材90は、開口部72aに隣接する部分を除いて、各第1液溝78の底部および各第2液溝79の底部に敷設されている。なお、第2吸液部材90を構成する材料は、第1吸液部材77と同様である。
第3実施形態に係るパウチパック81によれば、液溝76に導かれたインクは、第2吸液部材90(および第1吸液部材77)に吸収される。このため、液溝76に誘導されたインクの滴下を有効に抑制することができる。
ところで、インクを効率的に第2吸液部材90に吸液させる場合には、第2吸液部材90をニードル41に接触させることが好ましい。しかしながら、この場合、ニードル41と開口部72aとの接続部分に、第2吸液部材90が噛み込まれ、第2吸液部材90の破片の落下や流通路56a内への進入等といった弊害を発生させる虞がある。この点、第3実施形態に係るパウチパック81によれば、第2吸液部材90は、開口部72aに隣接していないため、開口部72aに対するニードル41の挿脱の際に、ニードル41が第2吸液部材90に接触することがない。これにより、第2吸液部材90の破断(損傷)が防止され、例えば、第2吸液部材90の破片の落下や、当該破片の流通路56a内への進入等の弊害を予防することができる。
なお、第3実施形態に係るパウチパック81では、第1吸液部材77に加えて、更に第2吸液部材90を設けていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1吸液部材77を省略して、第2吸液部材90のみを設けてもよい。また、第2実施形態に係るパウチパック80に、第2吸液部材90を設けてもよい。
(第4実施形態)
次に、図13を参照して、第4実施形態に係るパウチパック82について説明する。ここで、図13はパウチパック82のスパウト56を模式的に示す背面図である。
次に、図13を参照して、第4実施形態に係るパウチパック82について説明する。ここで、図13はパウチパック82のスパウト56を模式的に示す背面図である。
上記した第1実施形態に係るパウチパック52では、液溝76が複数の第1液溝78と複数の第2液溝79とによって構成されていたが、第4実施形態に係るパウチパック82では、複数の第2液溝79が省略され、複数の第1液溝78のみを有している点が異なっている。第1液溝78は、例えば、当接面75の周方向に等間隔(45°間隔)となるように8本形成されている。
なお、第1液溝78の形成数は任意であり、少なくとも1つ形成されていればよい。好ましくは、少なくとも1つの第1液溝78が、開口部72aから下方に向けて直線状に形成されていればよい。
(第5実施形態)
次に、図14を参照して、第5実施形態に係るパウチパック83について説明する。ここで、図14はパウチパック83のスパウト56を模式的に示す背面図である。
次に、図14を参照して、第5実施形態に係るパウチパック83について説明する。ここで、図14はパウチパック83のスパウト56を模式的に示す背面図である。
上記した第1実施形態に係るパウチパック52では、複数の第2液溝79が同心円状に構成されていたが、第5実施形態に係るパウチパック83では、第2液溝91が、開口部72aから放射方向外側に向けて螺旋状に形成されている点が異なる。
第5実施形態に係るパウチパック83によっても、第1実施形態に係るパウチパック52と同様の効果を得ることができる。
なお、第4実施形態に係るパウチパック82および第5実施形態に係るパウチパック83に、第1吸液部材77または/および第2吸液部材90を設けてもよい。
なお、上記した各実施形態に係るパウチパック52,80,81,82,83では、キャップ61に当接面75(液溝76等)が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャップ61が省略され、当接面75(液溝76等)が供給口57に形成されていてもよい。また、第1液溝78および第2液溝79,91の形状も任意である。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る液体容器およびこれを備えるインクジェット式画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
Claims (11)
- 液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された液体の流出先となる接続対象の相対的な着脱に応じて開閉される流通路を有するスパウトと、を備え、
前記スパウトは、
前記流通路に通じる開口部が開口し、前記接続対象の装着時に前記接続対象が接触する当接面と、
前記当接面に凹設され、前記接続対象の離脱時に前記開口部に付着する液体を誘導して保持する液溝と、を有し、
前記液溝は、
前記開口部から放射方向外側に向けて直線状に形成される少なくとも1つの第1液溝と、
前記開口部から放射方向外側に向けて螺旋状に形成される第2液溝と、を有していることを特徴とする液体容器。 - 液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された液体の流出先となる接続対象の相対的な着脱に応じて開閉される流通路を有するスパウトと、を備え、
前記スパウトは、
前記流通路に通じる開口部が開口し、前記接続対象の装着時に前記接続対象が接触する当接面と、
前記当接面に凹設され、前記接続対象の離脱時に前記開口部に付着する液体を誘導して保持する液溝と、を有し、
前記スパウトは、前記液溝の放射方向外端部に隣接して前記液溝に誘導された液体を吸収する第1吸液部材を有していることを特徴とする液体容器。 - 液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された液体の流出先となる接続対象の相対的な着脱に応じて開閉される流通路を有するスパウトと、を備え、
前記スパウトは、
前記流通路に通じる開口部が開口し、前記接続対象の装着時に前記接続対象が接触する当接面と、
前記当接面に凹設され、前記接続対象の離脱時に前記開口部に付着する液体を誘導して保持する液溝と、を有し、
前記接続対象は、前記開口部に挿脱されるニードルを有し、
前記スパウトは、前記開口部に隣接する部分を除く前記液溝の底部に液体を吸収する第2吸液部材を有していることを特徴とする液体容器。 - 液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部に収容された液体の流出先となる接続対象の相対的な着脱に応じて開閉される流通路を有するスパウトと、を備え、
前記スパウトは、
前記流通路に通じる開口部が開口し、前記接続対象の装着時に前記接続対象が接触する当接面と、
前記当接面に凹設され、前記接続対象の離脱時に前記開口部に付着する液体を誘導して保持する液溝と、を有し、
前記スパウトは、
前記液体収容部に接続される供給口と、
前記供給口の内設される弁体ユニットと、
前記供給口を覆うように前記当接面が形成されるキャップと、を備えていることを特徴とする液体容器。 - 前記液溝は、前記開口部から放射方向外側に向けて直線状に形成される少なくとも1つの第1液溝を有している、請求項2ないし4のいずれかに記載の液体容器。
- 前記液溝の幅および深さは、それぞれ、0.5mm以上3.0mm以下に設定される、請求項1ないし5のいずれかに記載の液体容器。
- 前記スパウトの前記当接面は、前記接続対象の装着時において鉛直平面と平行に形成され、
少なくとも1つの前記第1液溝は、前記開口部から下方に向けて直線状に形成されている、請求項5に記載の液体容器。 - 前記第1液溝は、当接面の周方向に等間隔となるように複数形成されている、請求項5に記載の液体容器。
- 前記液溝は、前記開口部の放射方向外側において、前記開口部と同一軸心で相似形状となる少なくとも1つの第2液溝を更に有している、請求項5に記載の液体容器。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の液体容器を備えていることを特徴とするインクコンテナ。
- 請求項10に記載のインクコンテナを備えていることを特徴とするインクジェット式画像形成装置。
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