JP2016072118A - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示特性の良好な表示装置および表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】表示装置1は、基板20上に設けられた配線22と、層間絶縁層23と、層間絶縁層23の上方に設けられた陽極26aと、層間絶縁層23に形成されたコンタクトホール25において底面に露出された配線22の一部と接続されたコンタクト電極26bと、陽極26aとコンタクト電極26bとの間に設けられた開口部27と、開口部27を覆うように設けられた第1の隔壁28と、第1の隔壁28に囲まれた領域に設けられた発光層29と、第1の隔壁28の上に設けられ逆テーパー形状を有する第2の隔壁30と、発光層29の上方に設けられた有機機能層32と、有機機能層32の上に設けられた陰極24とを備え、陽極26aは、複数の画素4に共通して設けられ、陰極34および有機機能層32は、複数の画素4ごとに分断されている。
【選択図】図4

Description

本開示は、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro−Luminescence。以下、EL、またはOLEDと呼ぶことがある。)素子を有する表示装置に関する。
有機EL装置は、ガラス基板上に、アノード側導電層と、発光層を含む有機層と、カソード側導電層を有する。アノード側導電層及びカソード側導電層のいずれかは、複数の画素にわたって共通に配置されるように一体に形成されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、アノード側導電層が共通している場合をアノードコモン、カソード側に配置される導電層が共通している場合をカソードコモンという。
表示装置の画素回路において、駆動TFT(Thin Film Transistor)と有機EL素子との組合せとしては、例えば、n型の駆動TFTとカソードコモンの有機EL素子との組み合わせがある。トップエミッション構造の画素回路では、光取り出しの高効率化の点から、有機EL素子のトップメタルは、透明材料で各画素に共通に配置されるように一体に形成される。したがって、n型の駆動TFTとカソードコモンの有機EL素子との組み合わせの場合、カソード側導電層が、ソース側に、透明材料で上方に一体に形成されたトップカソードの構成が一般的である。
特開2007−179913号公報
しかし、上述した組み合わせを有する画素回路では、表示装置の高輝度化および大画面化に伴い電圧が不安定化する。
そこで、n型の駆動TFTとアノードコモンの有機EL素子の組み合わせを採用する場合には、有機EL素子のアノード側導電層が、ドレイン側に、各画素に共通に配置されるように一体に形成され、カソード側導電層が、ソース側に、上方に形成されることがのぞましい。したがって、上方に形成されたカソード側導電層は、画素ごとに切り分けられる必要がある。
しかしながら、この構造においてカソード側導電層と発光層および電荷輸送層とを画素ごとに切り分けると、カソード側導電層と画素回路との接続部分(コンタクト部分)に発光層および電荷輸送層が形成される。一般に有機EL素子は電流の整流特性を有し、アノードからカソードへの一方向(順方向)にのみ流れる。したがって、コンタクト部分に発光層および電荷輸送層が形成された場合は、有機EL素子から画素回路へ流れる方向は逆方向となり、画素回路と有機EL素子との導通を確保することが困難となる。すなわち、発光させることが困難となる。
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、表示特性の良好な表示装置および表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本開示にかかる表示装置は、複数の画素が行列状に配置された表示装置であって、基板上に設けられた配線と、前記基板および前記配線の上方に設けられた層間絶縁層と、前記層間絶縁層の上方に設けられた陽極と、前記層間絶縁層の上方に設けられ、前記層間絶縁層に形成されたコンタクトホールにおいて、前記コンタクトホールの底面に露出された前記配線の一部と接続されたコンタクト電極と、前記陽極と前記コンタクト電極との間に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように設けられた第1の隔壁と、前記陽極の上方において、前記第1の隔壁に囲まれた領域に設けられた、有機発光材料を含む発光層と、前記第1の隔壁の上に設けられ、逆テーパー形状を有する第2の隔壁と、少なくとも前記発光層の上方に設けられた、電子注入性または電子輸送性を有する有機機能層と、前記有機機能層の上に設けられた陰極とを備え、前記陽極は、前記複数の画素に共通して設けられ、前記陰極および前記有機機能層は、前記複数の画素ごとに分断されている。
本開示によれば、表示特性の良好な表示装置および表示装置の製造方法を提供することができる。
本実施の形態にかかる表示装置の構成を示す概略図 本実施の形態にかかる画素の構成の一例を示す回路図 本実施の形態にかかる画素の構成の他の例を示す回路図 本実施の形態にかかる画素の構成を示す平面図 図3に示したAA’線における断面図 図3に示したBB’線における断面図 本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図 本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図 本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図 実施の形態にかかる表示装置を内蔵した薄型フラットTVの外観図
上述のような問題を解決するために、本開示の一態様に係る表示装置は、複数の画素が行列状に配置された表示装置であって、基板上に設けられた配線と、前記基板および前記配線の上方に設けられた層間絶縁層と、前記層間絶縁層の上方に設けられた陽極と、前記層間絶縁層の上方に設けられ、前記層間絶縁層に形成されたコンタクトホールにおいて、前記コンタクトホールの底面に露出された前記配線の一部と接続されたコンタクト電極と、前記陽極と前記コンタクト電極との間に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように設けられた第1の隔壁と、前記陽極の上方において、前記第1の隔壁に囲まれた領域に設けられた、有機発光材料を含む発光層と、前記第1の隔壁の上に設けられ、逆テーパー形状を有する第2の隔壁と、少なくとも前記発光層の上方に設けられた、電子注入性または電子輸送性を有する有機機能層と、前記有機機能層の上に設けられた陰極とを備え、前記陽極は、前記複数の画素に共通して設けられ、前記陰極および前記有機機能層は、前記複数の画素ごとに分断されている。
この構成によれば、第2の隔壁は、逆テーパー形状、すなわち、第1の隔壁と接する底面の面積が第1の隔壁と接しない上面の面積よりも小さく、断面の形状が台形の形状になるように形成されているので、第2の隔壁の側面には、有機機能層および陰極は形成されず、有機機能層および陰極が画素ごとに分断された構成となる。したがって、コンタクトホールにおいて、配線と陽極、有機機能層および陰極とが導通しても、陽極と陰極との間に配置された発光層には、画素ごとに所望の電圧が印加される。よって、表示特性の良好な表示装置を提供することができる。
また、前記第2の隔壁の上方には、前記陰極および前記有機機能層が設けられ、前記第2の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層は、前記発光層および前記第1の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層から分断されていてもよい。
この構成によれば、第2の隔壁の側面には、有機機能層および陰極は形成されず、有機機能層および陰極が第2の隔壁の両側において分断された構成となる。したがって、コンタクトホールにおいて、配線と陽極、有機機能層および陰極とが導通しても、陽極と陰極との間に配置された発光層には、画素ごとに所望の電圧が印加される。よって、表示特性の良好な表示装置を提供することができる。
また、前記有機機能層は、電子注入性または電子輸送性を有する金属を含んでもよい。
この構成によれば、電子輸送性を有する金属を含むことで、有機機能層の電子輸送性を向上できる。
また、前記金属は、バリウムであってもよい。
この構成によれば、電子輸送性を有する金属としてバリウムを含むことで、準備する材料の種類を減らすことができ、製造上簡便であり、有機機能層の電子輸送性を1種類の金属で向上することができる。
また、前記陽極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)で構成されてもよい。
この構成によれば、発光層で発生した光を陰極側へ効率よく反射することができる。
また、前記陰極は、透明導電材料で構成されてもよい。
この構成によれば、発光層で発生した光を陰極側から取り出すことができる。
また、前記透明導電材料は、ITOであってもよい。
この構成によれば、発光層で発生した光を陰極側から効率よく取り出すことができる。
また、前記陽極と前記発光層との間に共通して設けられた正孔注入層を備え、前記正孔注入層は、酸化タングステンおよび酸化モリブデンのいずれかで構成されてもよい。
この構成によれば、陽極から発光層への正孔の注入を促進させることができる。
また、前記有機機能層の厚みは、25nm以上45nm以下であってもよい。
この構成によれば、ピーク光取り出し効率に対して80%の光取り出し効率を確保することができる。
また、前記有機機能層の厚みは、30nm以上40nm以下であってもよい。
この構成によれば、ピーク光取り出し効率に対して90%の光取り出し効率を確保することができる。
また、上述のような問題を解決するために、本開示の一態様に係る表示装置の製造方法は、複数の画素が行列状に配置された表示装置の製造方法であって、基板上に設けられた配線が露出するように、前記配線上の層間絶縁層にコンタクトホールを形成する工程と、前記層間絶縁層上に陽極を形成する工程と、前記コンタクトホールの底面に露出された前記配線の一部と接続されるコンタクト電極を形成する工程と、前記陽極と前記コンタクト電極との間に設けられた開口部を覆うように第1の隔壁を形成する工程と、前記陽極の上方の前記第1の隔壁に囲まれた領域に、有機発光材料を含む発光層を形成する工程と、前記第1の隔壁の上に、逆テーパー形状を有する第2の隔壁を形成する工程と、前記発光層、前記第1の隔壁および前記第2の隔壁の上方に、電子注入性または電子輸送性を有する有機機能層を形成する工程と、前記有機機能層の上に陰極を形成する工程とを含み、前記陽極は、複数の画素に共通して設けられ、前記第2の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層は、前記発光層および前記第1の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層から分断されている。
この構成によれば、第2の隔壁は、逆テーパー形状、すなわち、第1の隔壁と接する底面の面積が第1の隔壁と接しない上面の面積よりも小さく、断面の形状が台形の形状になるように形成されるので、第2の隔壁の側面には、有機機能層および陰極は形成されず、有機機能層および陰極が第2の隔壁の両側において分断された構成となる。したがって、コンタクトホールにおいて、配線と陽極、有機機能層および陰極とが導通しても、陽極と陰極との間に配置された発光層には所望の電圧が印加される。よって、表示特性の良好な表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、接続形態、ステップ及びステップの順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。各図は、必ずしも各寸法または各寸法比等を厳密に図示したものではない。
(実施の形態)
[1.表示装置の構成]
図1は、本実施の形態にかかる表示装置1の構成を示す概略図である。
図1に示すように、表示装置1は、表示領域2と、走査線駆動回路6と、信号線駆動回路7とを備えている。表示領域2は、行列状に配置された複数の画素4を有している。
画素4は、走査線9aを介して走査線駆動回路6に電気的に接続され、信号線9bを介して信号線駆動回路7に電気的に接続されている。画素4の構成については、後に詳述する。
信号線駆動回路7は、画素4に、信号線9bを介して表示画像に応じた画像信号Dataを出力する。走査線駆動回路6は、画素4、走査線9aを介して走査信号Scanを出力する。走査信号Scanにより、画素4には、画素信号Dataが転送される。これにより、画素4は、画像信号Dataに応じた画像を表示することができる。
[2.画素の構成]
次に、本実施の形態に係る画素4の構成について説明する。図2Aおよび図2Bは、本実施の形態にかかる画素4の構成を示す回路図である。図3は、本実施の形態にかかる画素の構成を示す平面図である。
画素4は、図2Aに示すように、発光素子10と、容量素子12と、駆動トランジスタ16aと、スイッチトランジスタ16bとを備えている。発光素子10と駆動トランジスタ16aとの間には、後述するコンタクトホール25における、コンタクト電極とTFT配線との接続抵抗16cが発生する。画素4では、走査線9aから走査信号Scanが供給されたときに、信号線9bから画素信号に応じた電圧である画素信号Dataが駆動トランジスタ16aのゲートに印加される。これにより、画素信号に応じた電流が発光素子10に流れ、発光素子10は、画素信号に応じた輝度で発光する。
より詳細には、画素4には、参照電源線VREFと、ELアノード電源線VTELと、ELカソード電源線VTFTとが配線されている。ELアノード電源線VELには、発光素子10に印加するアノード電圧を発生するアノード電圧発生回路(図示せず)が接続されている。ELカソード電源線VTFTには、発光素子10に印加するカソード電圧を発生するカソード電圧発生回路(図示せず)が接続されている。なお、ELカソード電源線VTFTは、カソード電圧発生回路に接続される代わりに、接地されてもよい。
なお、画素の構成は、上述した画素4の構成に限らず、図2Bに示す画素4aのような構成であってもよい。
図2Bに示すように、画素4aは発光素子10と、容量素子12と、駆動トランジスタ17aと、スイッチトランジスタ17bと、トランジスタ17cおよび17dとを備えている。画素4aでは、走査線9aから走査信号Selectが供給されると、信号線9bからの画素信号に応じた電荷が容量素子12に蓄積される。容量素子12に蓄積された電荷に応じた電圧が駆動トランジスタ17aのゲートに印加されることにより、画素信号に応じた電流が発光素子10に流れ、発光素子10は、画素信号に応じた輝度で発光する。
また、画素の構成は、図2Aおよび図2Bに示した構成に限らず、その他の構成であってもよい。
以下、図2Aに示した画素4を例として、画素の構成について図3〜図5を用いて説明する。画素4は、図3に示すように、サブ画素としてR(赤色)、G(緑色)、B(青色)それぞれに対応する画素であり、R、G、Bの3つの画素4により1つの表示画素が構成されている。
図4は、図3に示したAA’線における断面図である。図5は、図3に示したBB’線における断面図である。
表示装置1は、図4および図5において上側を表示面とする、いわゆるトップエミッション型の構造を有する表示装置である。表示装置1は、基板20と、TFT回路21と、配線22と、層間絶縁層23と、陽極26aと、コンタクト電極26bと、正孔注入層、正孔輸送層および発光層29と、第1の隔壁28と、第2の隔壁30と、有機機能層32と、陰極34とを備える。基板20と、層間絶縁層23と、TFT回路21とは、表示装置1が備える複数の画素に共通して形成されている。ここで、図2Aに示した発光素子10は、陽極26aと、正孔注入層、正孔輸送層および発光層29と、有機機能層32と、陰極34とで構成される。
以下、表示装置1の各部構成を説明する。
<基板>
基板20は、例えば、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリエステル、シリコン系樹脂、ガラス基板等の絶縁性材料で構成される。基板20の上には、TFT回路21が形成されている。TFT回路21には、TFTで構成される駆動回路(不図示)が画素4ごとに形成されている。
<層間絶縁層>
層間絶縁層23は、基板20およびTFT回路21の上に形成されている。層間絶縁層23は、基板20の上面とTFT回路21の上面とによる段差を平坦化するためのものである。層間絶縁層23は、例えば、ポジ型の感光性材料で構成される。ポジ型の感光性材料としては、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シロキサン系樹脂、フェノール系樹脂等が用いられる。
<陽極およびコンタクト電極>
陽極26aおよびコンタクト電極26bは、層間絶縁層23上に形成される。陽極26aは、画素4において発光領域の上に形成されている。コンタクト電極26bは、後述するコンタクトホール25上に形成されている。陽極26aおよびコンタクト電極26bは、同時に形成されてもよいし、別々に形成されてもよい。
陽極26aおよびコンタクト電極26bは、例えば、光反射性導電材料と、透明導電材料との積層構造からなる。光反射性導電材料として、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、モリブデン(Mo)、APC(銀、パラジウム、および銅の合金)、ARA(銀、ルビジウム、および金の合金)、MoCr(モリブデンとクロムとの合金)、MoW(モリブデンとタングステンとの合金)、NiCr(ニッケルとクロムとの合金)等を用いてもよい。透明導電材料として、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ZnO(酸化亜鉛)等を用いてもよい。陽極26aおよびコンタクト電極26bは、光反射性導電材料の単層構造としてもよい。
ここで、層間絶縁層23には、画素4ごとにコンタクトホール25が形成されている。コンタクトホール25は、底面に配線22が露出するように形成されている。コンタクト電極26bは、コンタクトホール25に形成され、層間絶縁層23のコンタクトホール25の底面に露出された配線22を介して、TFT回路21に形成された駆動回路と電気的に接続されている。
また、陽極26aとコンタクト電極26bとの間には、図3に示したように、平面視したときに、コンタクトホール25の周囲を囲むように開口された開口部27が形成されている。これにより、画素4の発光領域に配置される陽極26aと、コンタクトホール25側に配置されるコンタクト電極26bとは、図4に示したように分断され、電気的に非導通の構成となる。陽極26aは、図3に示したように、画素4を平面視したときに矩形状に形成されている。陽極26aは、R、G、B3つの画素4について共通に配置されている。
なお、本実施の形態では、コンタクト電極26bは、コンタクトホール25に形成され、上方に有機機能層32と陰極34とが接続された接続領域が形成されているが、コンタクト電極26bは必ずしもコンタクトホール25に形成する必要はなく、別途設けてもよい。また、図4のような配置とすることにより、発光領域をより広く確保することができる。
<配線>
配線22は、層間絶縁層23下に設けられている。配線22は、TFT回路21を形成する配線で構成される。例えば、チタン、モリブデン、タングステン、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ITO、IZOを用いることができる。
このように配線22が配置されることにより、配線22と配線22に対向する陰極34の部分との間の接続を実現することができる。
<第1の隔壁>
第1の隔壁28は、図3に示したように、矩形の開口を2つ有する枠状の形状に形成されている。第1の隔壁28は、陽極26a、コンタクト電極26bおよび陽極26aとコンタクト電極26bとの間において開口された開口部27を覆うように形成されている。
第1の隔壁28は、後述する発光層29をウェットプロセスで形成する場合に、塗布されたインクがあふれ出ることを抑制する機能を有する。一方、第1の隔壁28は、発光層29を蒸着法で形成する場合に蒸着マスクを載置するための構造物としての機能を有する。第1の隔壁28は、例えば、ポジ型の感光性材料からなる。具体的には、第1の隔壁28の材料として、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シロキサン系樹脂等を用いてもよい。
<正孔注入層>
正孔注入層(図示せず)は、陽極26aから発光層29への正孔の注入を促進させる機能を有し、少なくとも発光領域において陽極26aと発光層29との間に設けられている。正孔注入層は、例えば、酸化タングステン(WOx)、酸化モリブデン(MoOx)や、銀(Ag)、クロム(Cr)、バナジウム(V)、ニッケル(Ni)、イリジウム(Ir)等の金属酸化物により、スパッタリング法で形成される。また、正孔注入層は、PEDOT(ポリチオフェンとポリスチレンスルホン酸との混合物)やポリアニリン等により、インクの塗布および乾燥により形成されてもよい。インク塗布の工程には隔壁が必要となるため、インク塗布による正孔注入層の形成は、第1の隔壁28の形成後、正孔輸送層の形成前に行われる。また、正孔注入層は、スパッタリング等で形成される層と塗布で形成される層とを組み合わせてもよい。
<正孔輸送層>
正孔輸送層(図示せず)は、正孔注入層から注入された正孔を発光層29へ輸送する機能を有する。正孔輸送層は、ポリフルオレンやその誘導体、あるいはポリアリールアミンやその誘導体等の高分子化合物で構成される有機材料溶液の塗布および乾燥により形成される。また、正孔輸送層は、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、ポルフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物、ブタジエン化合物、ポリスチレン誘導体、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、テトラフェニルベンジン誘導体で形成されてもよい。正孔輸送層は、ポリフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物等により真空蒸着法で形成されることが好ましい。
<発光層>
発光層29は、正孔と電子との再結合により、それぞれR、G、Bの各色の光を出射する機能を有する。発光層29は、陽極26aの上方であって第1の隔壁28に囲まれた領域に形成されている。発光層29は、有機発光材料を含む。有機発光材料として、例えば、オキシノイド化合物、ペリレン化合物、クマリン化合物、アザクマリン化合物、オキサゾール化合物、オキサジアゾール化合物、ペリノン化合物、ピロロピロール化合物、ナフタレン化合物、アントラセン化合物、フルオレン化合物、フルオランテン化合物、テトラセン化合物、ピレン化合物、コロネン化合物、キノロン化合物およびアザキノロン化合物、ピラゾリン誘導体およびピラゾロン誘導体、ローダミン化合物、クリセン化合物、フェナントレン化合物、シクロペンタジエン化合物、スチルベン化合物、ジフェニルキノン化合物、スチリル化合物、ブタジエン化合物、ジシアノメチレンピラン化合物、ジシアノメチレンチオピラン化合物、フルオレセイン化合物、ピリリウム化合物、チアピリリウム化合物、セレナピリリウム化合物、テルロピリリウム化合物、芳香族アルダジエン化合物、オリゴフェニレン化合物、チオキサンテン化合物、シアニン化合物、アクリジン化合物、8−ヒドロキシキノリン化合物の金属鎖体、2−ビピリジン化合物の金属鎖体、シッフ塩とIII族金属との鎖体、オキシン金属鎖体、希土類鎖体等の蛍光物質を用いることができる。また、トリス(2−フェニルピリジン)イリジウムなどの燐光を発光する金属錯体等の公知の燐光物質を用いることができる。また、発光層29は、ポリフルオレンやその誘導体、ポリフェニレンやその誘導体、あるいはポリアリールアミンやその誘導体等の高分子化合物等、もしくは上記低分子化合物と上記高分子化合物の混合物を用いてもよい。この場合、発光層29は、有機材料溶液の塗布および乾燥により形成される。
一方、第1の隔壁28は、発光層29を蒸着法で形成する場合に蒸着マスクを載置するための構造物としての機能を有する。第1の隔壁28は、例えば、ポジ型の感光性材料からなる。具体的には、第1の隔壁28の材料として、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シロキサン系樹脂等を用いてもよい。
<第2の隔壁>
第2の隔壁30は、図4および図5に示したように、第1の隔壁28の上に接触して形成されている。第2の隔壁30は、第1の隔壁28と接する底面の面積が第1の隔壁28と接しない上面の面積よりも小さく、断面の形状が台形の形状、すなわち逆テーパー形状になるように形成されている。
第2の隔壁30は、後述する有機機能層32および陰極34を形成する場合に、隣接する画素4における有機機能層32および陰極34が電気的に導通しないように、第2の隔壁30の両側において分断された構成とするために形成されている。上述した第2の隔壁30の構成により、有機機能層32および陰極34は、発光層29、第1の隔壁28および第2の隔壁30の上に、例えばスパッタリング法で形成される。このとき、第2の隔壁30が上記したような逆テーパー形状の形状を有することにより、第2の隔壁30の側面には、有機機能層32および陰極34は形成されず、有機機能層32および陰極34が第2の隔壁30の両側において分断された構成を実現することができる。
第2の隔壁30は、例えば、ネガ型の感光性材料からなる。具体的には、第2の隔壁30の材料として、フェノール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シロキサン系樹脂等を用いてもよい。
<有機機能層>
有機機能層32は、発光層29、第1の隔壁28、第2の隔壁30および配線22の上方に設けられている。有機機能層32は、例えば、電子輸送性を有する金属を含む有機材料からなり、陰極34から注入された電子を発光層29へ輸送する電子輸送層としての機能を有する。電子輸送性を有する金属を含むことで、有機機能層32の電子輸送性を向上できる。有機機能層32の有機材料としては、例えば、オキサジアゾール誘導体(OXD)、トリアゾール誘導体(TAZ)、フェナンスロリン誘導体(BCP、Bphen)等を用いることができる。有機機能層32に含まれる金属は、例えば、バリウム(Ba)、リチウム(Li)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、セシウム(Cs)、ナトリウム(Na)、ルビジウム(Rb)等を用いることができる。なお、有機機能層32は、電子輸送性を有する有機材料のみで構成されてもよい。
なお、有機機能層32の厚さは、例えば25nm以上45nm以下であってもよい。この構成によれば、ピーク光取り出し効率に対して80%の光取り出し効率を確保することができる。また、有機機能層32の厚さは、30nm以上40nm以下であることが好ましい。この構成によれば、ピーク光取り出し効率に対して90%の光取り出し効率を確保することができる。
また、有機機能層32は、発光層29、第1の隔壁28、第2の隔壁30および配線22の全ての上方に設けられている必要はなく、少なくとも発光層29の上方に設けられていればよい。
<陰極>
陰極34は、発光層29、第1の隔壁28、および配線22上方に有機機能層32を介して設けられている。陰極34は、例えば、透明導電材料からなる。透明導電材料で陰極34が構成されることにより、発光層29で発生した光を陰極34側から取り出すことができる。陰極34の透明導電材料として、例えば、ITO、IZO等を用いることができる。これ以外にも、例えば、陰極34は、MgAg(マグネシウム銀)を用いてもよい。この場合、陰極34の厚みを数10nm程度とすることで、光を透過させることができる。
なお、陰極34は、発光層29、第1の隔壁28、第2の隔壁30および配線22の全ての上方に設けられている必要はなく、少なくとも発光層29の上方に設けられていればよい。
<その他>
なお、図3〜図5では図示を省略したが、画素4において、陰極34の上に封止層が設けられてもよい。封止層は、発光層29に対して基板20が配置された側と反対側から、有機機能層32や陰極34への水や酸素の侵入を抑制する機能を有する。封止層は、例えば、光透過性材料からなる。光透過性材料としては、窒化シリコン(SiN)、酸窒化シリコン(SiON)等を用いてもよい。
[3.表示装置の製造方法]
次に、表示装置1の製造方法の一例を、図6〜図8の平面図を用いて説明する。図6は、本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図である。図7は、本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図である。図8は、本実施の形態にかかる画素の製造工程を示す平面図である。
はじめに、TFT回路21が形成された基板20を用意する。また、基板20の上には、TFT回路21に接続される配線22が形成される。
次に、基板20、TFT回路21および配線22の上に、層間絶縁層23が積層される。さらに、層間絶縁層23の所定位置にコンタクトホール25が形成される。コンタクトホール25は、例えば、層間絶縁層23が感光性材料で形成される場合は、現像により形成される。これにより、コンタクトホール25の底面には、配線22が露出される。
次に、層間絶縁層23上に、陽極26aが形成され、コンタクトホール25内にコンタクト電極26bが形成される。陽極26aおよびコンタクト電極bは、例えばスパッタリング法により、図6に示すように基板20の全面に隣接する画素4に共通して成膜される。
次に、図6に示すように、平面視したときに、コンタクトホール25の周囲が開口された開口部27が設けられる。開口部27により、陽極26aとコンタクト電極26bとが分断されている。開口部27は、例えばウェットエッチングにより形成される。開口部27の底面には、層間絶縁層23が露出される。
さらに、図4および図7に示すように、開口部27を覆うように、陽極26a、コンタクト電極26bおよび層間絶縁層23の上に第1の隔壁28が形成される。第1の隔壁28は、例えば、ポジ型の感光性材料が塗布されることで形成される。図7に示すように、第1の隔壁28は、発光領域およびコンタクト領域が開口された枠状に形成される。
次に、枠状の第1の隔壁28に囲まれた陽極26a上に、正孔注入層(図示せず)が形成される。正孔注入層は、配線22上には形成されなくてもよい。また、正孔注入層は、塗布プロセスで形成される場合には、第1の隔壁28が形成された後、正孔輸送層が形成される前に形成される。また、正孔注入層がスパッタリング法で形成される場合は、上述の陽極26aの成膜後に成膜し、陽極26aと同じパターンで加工されてもよい。
次に、正孔注入層の上に正孔輸送層(図示せず)および発光層29が形成される。正孔輸送層および発光層29は、それぞれ有機材料を含むインクが塗布され、さらに、インクが焼成(乾燥)されることで形成される。なお、正孔輸送層および発光層29は、ウェットプロセスに限らず、例えば、真空蒸着法により形成されてもよい。また、正孔輸送層は、配線22上には形成されなくてもよい。
次に、図8に示すように、第1の隔壁28の上に第2の隔壁30が形成される。第2の隔壁30は、例えば、ネガ型の感光性材料が塗布されることで形成される。ネガ型の感光性材料をウェットエッチングすることにより、図4および図5に示したような逆テーパー形状に形成される。
さらに、コンタクト電極26b、発光層29および第2の隔壁30の上に、バリウムを含む有機機能層32が形成される。具体的には、真空蒸着法を用いて、有機機能層を構成する材料およびバリウムを堆積させることで、バリウムがドープされた有機機能層32が形成される。有機機能層32は、バリウムからなる1種類の金属を含むため、準備する材料の種類を減らすことができ、製造上簡便である。第2の隔壁30の上に形成された有機機能層32は、発光層29およびコンタクト電極26bの上に形成された有機機能層32とは連続せず、別個の構成となる。
また、有機機能層32の上には、陰極34が形成される。具体的には、まず、陰極34を構成するITOが、真空蒸着法、スパッタリング法等により成膜され、陰極34が形成される。第2の隔壁30の上に有機機能層32を介して形成された陰極34も、発光層29およびコンタクト電極26bの上に形成された陰極34とは連続せず、別個の構成となる。
すなわち、第2の隔壁30の上方に設けられた陰極34および有機機能層32は、発光層29および第1の隔壁28の上方に設けられた陰極34および有機機能層32から分断されている。これにより、陰極34および有機機能層32は、複数の画素4に共通しない構成であり電気的に導通していないので、画素4ごとに発光層29に別々の電圧を印加して発光させることができる。
最後に、陰極34の上に封止層が形成される。封止層を構成するSiNがスパッタリング法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いて陰極34の上に成膜され、発光領域およびコンタクト領域が封止される。
以上の工程を経ることにより表示装置1が完成する。なお、表示装置1のようなトップエミッション型の有機発光装置では、光取り出し効率を大きくするために、陰極34の厚さを小さくすることがある。陰極34の厚さを小さくした有機発光装置では、陰極34のパネル面内での電圧のばらつきが生じやすいため、特に配線22と陰極34における配線22と対向する部分との間の電気抵抗値を抑制することが有用である。
[4.効果]
以上、本実施の形態にかかる表示装置1によると、第2の隔壁30は、断面の形状が第1の隔壁28と接する底面の面積が第1の隔壁28と接しない上面の面積よりも小さい台形の形状、すなわち逆テーパー形状になるように形成されるので、第2の隔壁30の側面には有機機能層32および陰極34は形成されず、有機機能層32および陰極34は画素4ごとに分断された構成となる。より詳細には、第2の隔壁30の側面には、有機機能層32および陰極34は形成されず、有機機能層32および陰極34が第2の隔壁30の両側において有機機能層32および陰極34が分断された構成となる。
したがって、コンタクトホール25において、配線22とコンタクト電極26b、有機機能層32および陰極34とが導通しても、画素領域において陽極26aと陰極34との間に配置された発光層29には所望の電圧が印加されるので、表示特性の良好な表示装置1を提供することができる。よって、高精細なマスクを使用して陰極を形成しなくても、第1の隔壁の上に第2の隔壁を設けることで、簡便に、画素毎に非導通の陰極および有機機能層を形成することができる。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る表示装置について説明したが、表示装置は、上述した実施の形態に限定されるものではない。上述した実施の形態に対して、本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、表示装置を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
例えば、第2の隔壁における逆テーパー形状の角度、すなわち、第1の隔壁の上面と第2の隔壁の側面との間の角度は、90度より小さければよく、第1の隔壁の上面と第2の隔壁の側面との間の角度が小さいほど好ましい。
また、第2の隔壁の高さは、陰極および有機機能層の厚さよりも厚く、第2の隔壁の上に形成された陰極および有機機能層が、発光層および陽極の上に形成された陰極および有機機能層から分断されるのに十分な高さであることが好ましい。
また、第1の隔壁は、製造時に発光層が流出するのを防止するために撥水性を有していることは必要であるが、第2の隔壁は撥水性を有していてもいなくてもよく、撥水性を有しているほうが好ましい。
また、陽極は、例えば、光反射性導電材料と、透明導電材料との積層構造であってもよいし、光反射性導電材料の単層構造としてもよい。
また、有機機能層は、発光層、第1の隔壁、第2の隔壁および配線の全ての上方に設けられている必要はなく、少なくとも発光層の上方に設けられていればよい。同様に、陰極は、発光層、第1の隔壁、第2の隔壁および配線の全ての上方に設けられている必要はなく、少なくとも発光層の上方に設けられていればよい。
また、本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。例えば、図9に示すような、本発明にかかる表示装置を備えた薄型フラットテレビシステムも本発明に含まれる。
本発明は、特に、大画面および高解像度が要望される薄型テレビおよびパーソナルコンピュータのディスプレイなどの技術分野に有用である。
1 表示装置
2 表示領域
4、4a 画素
6 走査線駆動回路
7 信号線駆動回路
9a 走査線
9b 信号線
10 発光素子
12 容量素子
16a、17a 駆動トランジスタ
16b、16c、17b スイッチトランジスタ
20 基板
21 TFT回路
22 配線
23 層間絶縁層
25 コンタクトホール
26a 陽極
26b コンタクト電極
27 開口
28 第1の隔壁
29 発光層
30 第2の隔壁
32 有機機能層
34 陰極

Claims (11)

  1. 複数の画素が行列状に配置された表示装置であって、
    基板上に設けられた配線と、
    前記基板および前記配線の上方に設けられた層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層の上方に設けられた陽極と、
    前記層間絶縁層の上方に設けられ、前記層間絶縁層に形成されたコンタクトホールにおいて、前記コンタクトホールの底面に露出された前記配線の一部と接続されたコンタクト電極と、
    前記陽極と前記コンタクト電極との間に設けられた開口部と、
    前記開口部を覆うように設けられた第1の隔壁と、
    前記陽極の上方において、前記第1の隔壁に囲まれた領域に設けられた、有機発光材料を含む発光層と、
    前記第1の隔壁の上に設けられ、逆テーパー形状を有する第2の隔壁と、
    少なくとも前記発光層の上方に設けられた、電子注入性または電子輸送性を有する有機機能層と、
    前記有機機能層の上に設けられた陰極とを備え、
    前記陽極は、前記複数の画素に共通して設けられ、
    前記陰極および前記有機機能層は、前記複数の画素ごとに分断されている、
    表示装置。
  2. 前記第2の隔壁の上方には、前記陰極および前記有機機能層が設けられ、
    前記第2の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層は、前記発光層および前記第1の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層から分断されている、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記有機機能層は、電子注入性または電子輸送性を有する金属を含む、
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記金属は、バリウムである、
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記陽極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)で構成される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記陰極は、透明導電材料で構成される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記透明導電材料は、ITOである、
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記陽極と前記発光層との間に共通して設けられた正孔注入層を備え、
    前記正孔注入層は、酸化タングステンおよび酸化モリブデンのいずれかで構成される、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記有機機能層の厚みは、25nm以上45nm以下である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記有機機能層の厚みは、30nm以上40nm以下である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 複数の画素が行列状に配置された表示装置の製造方法であって、
    基板上に設けられた配線が露出するように、前記配線上の層間絶縁層にコンタクトホールを形成する工程と、
    前記層間絶縁層上に陽極を形成する工程と、
    前記コンタクトホールの底面に露出された前記配線の一部と接続されるコンタクト電極を形成する工程と、
    前記陽極と前記コンタクト電極との間に設けられた開口部を覆うように第1の隔壁を形成する工程と、
    前記陽極の上方の前記第1の隔壁に囲まれた領域に、有機発光材料を含む発光層を形成する工程と、
    前記第1の隔壁の上に、逆テーパー形状を有する第2の隔壁を形成する工程と、
    前記発光層、前記第1の隔壁および前記第2の隔壁の上方に、電子注入性または電子輸送性を有する有機機能層を形成する工程と、
    前記有機機能層の上に陰極を形成する工程とを含み、
    前記陽極は、複数の画素に共通して設けられ、
    前記第2の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層は、前記発光層および前記第1の隔壁の上方に設けられた前記陰極および前記有機機能層から分断されている、
    表示装置の製造方法。
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