JP2016069138A - 給紙装置および印刷装置 - Google Patents

給紙装置および印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016069138A
JP2016069138A JP2014199842A JP2014199842A JP2016069138A JP 2016069138 A JP2016069138 A JP 2016069138A JP 2014199842 A JP2014199842 A JP 2014199842A JP 2014199842 A JP2014199842 A JP 2014199842A JP 2016069138 A JP2016069138 A JP 2016069138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
lock
contact
paper feed
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014199842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6344183B2 (ja
Inventor
忠雄 京谷
Tadao Kyoya
忠雄 京谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014199842A priority Critical patent/JP6344183B2/ja
Publication of JP2016069138A publication Critical patent/JP2016069138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344183B2 publication Critical patent/JP6344183B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】連続給紙中において,給紙ギアの回転をロックするロック部のロックが不用意に解除されることによる,意図しないタイミングでの給紙を低減する技術を提供すること。
【解決手段】MFP100は,ピックアップローラ13と,シートに当接して変位する回転片65と,ピックアップローラ13の回転をロックするロックバー76と,ソレノイド77と,規制部材78とを備える。回転片65は,シートに当接する当接位置65Bと当接しない非当接位置65Aとで変位する。ソレノイド77は,ロックバー76のカギ部761を,非通電時と通電時とで係止位置761Aと非係止位置761Bとの間で移動させる。規制部材78は,回転片65が当接位置65Bにある状態では,ロックバー76の非係止位置761Bへの移動を規制する規制位置78Aにあり,回転片65が非当接位置65Aにある状態では,規制しない非規制位置78Bにある。
【選択図】図4

Description

本発明は,給紙装置および印刷装置に関する。さらに詳細には,給紙ローラの不測の回転を抑制する技術に関するものである。
従来から,シートを供給する給紙装置において,ソレノイドを用いて給紙ローラの回転を制御する技術が知られている。ソレノイドは,給紙ローラを回転させる給紙ギアの回転をロックするロック部と連結する。給紙装置は,ソレノイドが非通電状態の場合,ロック部によって給紙ギアの回転が制限された状態にあり,ソレノイドが通電されると,ソレノイドがロック部を給紙ギアから外し,給紙ギアが回転する構成を有している。
前述した構成を有する給紙装置を開示した文献としては,例えば特許文献1がある。特許文献1には,マルチ給紙トレイからシートを供給する給紙装置であって,トレイが閉じている状態で,ロック部が給紙ギアから外れるのを規制する規制部が開示されている。引用文献1では,ロック部を規制することで,輸送時の振動等によってロック部のロックが不用意に解除されるのを防止するとしている。
特開平11−11709号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,トレイが開いている状態では,規制部がロック部を規制しないことから,シートの搬送中に振動等によってロック部のロックが不用意に解除されるおそれがある。例えば,印刷装置の上部に読取装置を備える複合機では,印刷装置において連続給紙している際,ユーザが原稿カバーを開閉すると,当該開閉動作に伴う振動によってロック部のロックが解除されることがあり,意図しないタイミングで給紙されてしまう可能性がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,連続給紙中において,給紙ギアの回転をロックするロック部のロックが不用意に解除されることによる,意図しないタイミングでの給紙を低減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた給紙装置は,シートを収容する収容部と,前記収容部に収容されたシートを搬入する給紙ローラと,前記給紙ローラによって搬入されて装置内を搬送されるシートに当接し,当接した状態であるシート当接位置と,当接していない状態であるシート非当接位置とで変位するシート当接部と,前記給紙ローラを回転させる給紙ギアと,前記給紙ギアと当接した状態であり,前記給紙ギアの回転をロックするロック位置と,前記給紙ギアの回転をロックしない非ロック位置とで変位するロック部と,前記ロック部と連結し,通電時と非通電時とで前記ロック部を前記非ロック位置と前記ロック位置とのいずれか一方の異なる位置とするものであり,前記ロック部を前記非ロック位置に移動させて前記ロック部による前記給紙ギアのロックを解除するソレノイドと,前記シート当接部と連動し,前記シート当接部が前記シート当接位置にある状態では,前記ロック位置にある前記ロック部の前記非ロック位置への移動を規制する第1の位置にあり,前記シート当接部が前記シート非当接位置にある状態では,規制しない第2の位置にある規制部とを備えることを特徴としている。
本明細書に開示される給紙装置は,給紙ローラにて搬入されるシートに当接するシート当接部と,給紙ローラを回転させる給紙ギアと,給紙ギアの回転をロックするロック部と,ロック部のロックを解除するソレノイドと,ロック部の移動を規制する規制部とを備える。シート当接部がシートに当接してシート当接位置にある状態では,規制部が第1の位置にあり,給紙ギアの回転をロックしない位置である非ロック位置へのロック部の移動を規制する。シート当接部がシートに当接せずシート非当接位置にある状態では,規制部が第2の位置にあり,非ロック位置へのロック部の移動を規制しない。
すなわち,本明細書に開示される給紙装置では,装置内を搬送されるシートがシート当接部に当接している間は,規制部がロック部のロック位置から非ロック位置への移動を規制することから,シート搬送中に振動等が生じたとしても,ロック部のロックが外れ難い。その結果として,連続給紙中の意図しないタイミングでの給紙を低減できる。
また,本明細書に開示される給紙装置は,装置本体に固定され,前記第1の位置にある前記規制部の前記第2の位置とは反対側への移動を制限する固定部を備えるとよい。装置本体に固定された固定部が,第1の位置にある規制部の,第2の位置とは反対側への移動を制限することで,シート当接部にシートが当接している間は,ロック部の移動を確実に規制できる。
また,前記固定部は,前記規制部が前記第1の位置にある状態で,前記規制部と当接するとよい。規制部と当接して規制部の移動を直接制限することから,シート当接部等の他の部材への負荷が少ない。
また,本明細書に開示される給紙装置は,前記シート当接部が前記シート当接位置にある場合と前記シート非当接位置にある場合とで異なる信号を出力するセンサを備えるとよい。シート当接部がシートの有無によって異なる信号を出力するセンサに兼用されることで,部品点数の増加を抑制できる。
また,本明細書に開示される給紙装置は,前記給紙ローラによって搬入されたシートを,所定のタイミングで引き込む引込ローラを備え,前記シート当接部は,前記引込ローラよりもシートの搬送方向の下流側で,シートと当接するとよい。引込ローラよりも上流側では,分離しきれなかった複数枚のシートが搬送されることもあり,シートと当接された状態が長期間連続し,規制部が本来の給紙を妨げる可能性がある。そのため,シート当接部は,引込ローラよりも下流側である方が好ましい。
また,本明細書に開示される給紙装置は,前記引込ローラによって引き込まれたシートに,画像を印刷する,もしくはシートの画像を読み取るプロセス部を備え,前記シート当接部は,前記プロセス部よりもシートの搬送方向の上流側で,シートと当接するとよい。引込ローラよりも下流側であっても,給紙ローラからの搬送距離が長くなるほど,規制部がロック部の移動を規制しない期間が長くなり,生産性が低下する。そのため,シート当接部は,少なくともプロセス部よりも上流側である方が好ましい。
また,本明細書には,シートを収容する収容部と,前記収容部に収容されたシートを搬入する給紙ローラと,前記給紙ローラによって搬入されたシートに,画像を印刷する印刷部と,前記給紙ローラによって搬入され,前記印刷部に向かって装置内を搬送されるシートに当接し,当接した状態であるシート当接位置と,当接していない状態であるシート非当接位置とで変位するシート当接部と,前記給紙ローラを回転させる給紙ギアと,前記給紙ギアと当接した状態であり,前記給紙ギアの回転をロックするロック位置と,前記給紙ギアの回転をロックしない非ロック位置とで変位するロック部と,前記ロック部と連結し,通電時と非通電時とで前記ロック部を前記非ロック位置と前記ロック位置とのいずれか一方の異なる位置とするものであり,前記ロック部を前記非ロック位置に移動させて前記ロック部による前記給紙ギアのロックを解除するソレノイドと,前記シート当接部と連動し,前記シート当接部が前記シート当接位置にある状態では,前記ロック位置にある前記ロック部の前記非ロック位置への移動を規制する第1の位置にあり,前記シート当接部が前記シート非当接位置にある状態では,規制しない第2の位置にある規制部とを備える印刷装置が開示される。
また,本明細書に開示される印刷装置は,原稿台と,前記原稿台上にある原稿の画像を読み取る読取部と,前記原稿台に対して開閉自在に設けられ,閉状態で前記原稿台上にある原稿を押さえるカバー部とを備えるとよい。カバー部を開閉すると装置に振動が生じ易い。そのため,本願構成が好適に作用する。
本発明によれば,連続給紙中において,給紙ギアの回転をロックするロック部のロックが不用意に解除されることによる,意図しないタイミングでの給紙を低減する技術が実現される。
実施の形態にかかるMFPの概略外観を示す斜視図である。 MFPの画像形成部の概略構成を示す断面図である。 シートセンサを示す説明図である。 非給紙状態におけるギア構成を示す説明図である。 回転状態におけるギア構成を示す説明図である。 規制部材の位置を示す説明図である。 規制部材の規制位置を示す説明図である。 シートセンサと規制部材との位置関係を示す説明図である。 シートセンサの回転片と規制部材との位置関係を示す説明図である。 シートセンサの回転片と規制部材との位置関係を示す説明図である。 ソレノイドの取り付けかたの別の例を示す説明図である。 ストッパの別の例を示す説明図である。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,給紙機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
本形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る原稿読取部20と,動作状況の表示やユーザによる入力操作の受付を行う操作パネル40とを備えている。操作パネル40は,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群41と液晶ディスプレイ42とを備え,ユーザによる指示入力を受け付ける。さらに,MFP100は,印刷用のシートを収納する給紙カセット51と,印刷済みのシートを排出する排紙口52とを備えている。給紙カセット51は,収容部の一例である。
原稿読取部20は,図1に示すように,光学的に画像を読み取るためのイメージセンサ22と,コンタクトガラス23と,ADF(自動原稿搬送装置)24とを有している。イメージセンサ22は,複数の光学素子を有している。原稿読取部20は,イメージセンサ22と原稿とを相対的に移動させながら,原稿に光を照射し,各光学素子の受光量に基づいて,原稿の画像を読み取る。イメージセンサ22は,読取部の一例である。なお,MFP100の原稿読取部20は,カラー読み取りが可能であってもよいし,モノクロ読み取りのみでもよい。
ADF24は,図1中に矢印で示すように,コンタクトガラス23の上面に対して開閉可能に設けられている。MFP100は,例えば,コンタクトガラス23上に固定された原稿に沿ってイメージセンサ22を移動させることにより,原稿読取部20にて原稿の画像を読み取らせることができる。その場合,ユーザは,ADF24を開状態にして原稿をコンタクトガラス23上にセットし,ADF24を閉状態にしてADF24にて当該原稿を押さえる。原稿の読み取りが終了した後,ユーザは,ADF24を再び開状態にして原稿を取り除く。コンタクトガラス23は,原稿台の一例であり,ADF24は,カバー部の一例である。なお,MFP100は,所定の位置に固定したイメージセンサ22に対向する位置に,閉状態にしたADF24にて原稿を搬送させることにより,原稿読取部20にて原稿の画像を読み取らせることもできる。
画像形成部10は,図2に示すように,電子写真方式によりシートにトナー像を形成するプロセス部11と,形成されたトナー像をシートに定着する定着部12とを備えている。さらに,MFP100は,給紙カセット51に収納されたシートを,プロセス部11と定着部12とを経由して排紙口52に向けて搬送するために,シートの搬送方向について上流側から順に,ピックアップローラ13,分離ローラ14,レジストローラ15,排紙ローラ16を有している。なお,レジストローラ15はローラ対であり,排紙ローラ16は3つ組みのローラである。ピックアップローラ13は,給紙ローラの一例であり,レジストローラ15は,引込ローラの一例である。
そして,MFP100の画像形成部10には,図2中に一点鎖線の矢印で示すように,シートの搬送路17が形成されている。つまり,MFP100は,印刷実行時には,給紙カセット51に収納されたシートを,ピックアップローラ13によって給紙カセット51から引き出し,そのうちの1枚だけを分離ローラ14によって送り出す。さらに,MFP100は,プロセス部11の動作とタイミングを合わせて,レジストローラ15によってシートをプロセス部11に引き込み,プロセス部11にてシートにトナー像を形成させる。次に,MFP100は,定着部12にてトナー像をシートに定着させ,定着後のシートを,排紙ローラ16によって排紙口52に排出する。プロセス部11は,プロセス部の一例であるとともに,印刷部の一例である。
さらに,MFP100は,図2に示すように,シートの搬送路17中の複数の箇所に,シートの有無に応じた信号を出力するシートセンサ61,62,63を備えている。シートセンサ61は,シートの搬送方向について,分離ローラ14より下流で,レジストローラ15より上流の位置に配置されている。シートセンサ62は,シートの搬送方向について,レジストローラ15より下流で,プロセス部11より上流の位置に配置されている。シートセンサ63は,シートの搬送方向について,定着部12より下流で,排紙ローラ16より上流の位置に配置されている。
シートセンサ62は,図3に示すように,所定の間隔を空けて対向する発光部621と受光部622とを有する透過型のフォトセンサである。シートセンサ62は,発光部621と受光部622とが一体に形成されており,発光部621と受光部622との間に溝部623が設けられた,いわゆる溝型センサである。シートセンサ62は,センサの一例である。また,シートセンサ61,63も,シートセンサ62と同様の構成である。
そして,図3に示すように,シートセンサ62の溝部623に対向する位置には,溝部623の溝の方向に沿って回転可能に取り付けられた回転片65が配置されている。回転片65は,溝部623によって形成される空間内に位置した状態で発光部621の光を遮断する遮断部651と,搬送路17上に突出してシートSに当接可能な当接部652とを有し,回転自在な回転軸66に取り付けられている。回転軸66は,遮断部651と当接部652との間の位置に固定され,発光部621と受光部622とを結ぶ方向に平行に配置されている。
搬送路17を搬送されるシートSは,図3中に一点鎖線の矢印で示すように,同図中の下から上に向かって搬送される。そして,シートSの先端部が回転片65の当接部652に当接すると,シートSによって当接部652が押し上げられ,回転片65が回転する。その結果,回転片65は,図3中に実線で示す非当接位置65Aから,図3中に二点鎖線で示す当接位置65Bへ変位する。そして,シートSが継続して搬送されて,当接部652と当接しなくなると,当接部65は,バネや自重等の不図示の復元力によって,図3中に実線で示す非当接位置65Aに戻る。
つまり,回転片65は,シートSによって変位して,当接部652に当接する範囲にシートSが有る期間中は当接位置65Bに位置し,当接部652に接触する範囲にシートSが無い期間中は非当接位置65Aに位置する。回転片65は,シート当接部の一例であり,当接位置65Bはシート当接位置の一例であり,非当接位置65Aはシート非当接位置の一例である。
そして,回転片65は,当接部652と遮断部651とが一体的に形成されていることから,当接部652の変位により遮断部651も変位する。つまり,当接部652がシートSに当接している当接位置65Bでは,遮断部651は,発光部621と受光部622との間以外の位置に配置され,シートセンサ62の光を遮断しない。一方,当接部652がシートSに当接していない非当接位置65Aでは,遮断部651は,発光部621と受光部622との間に配置され,シートセンサ62の光を遮断する。これにより,シートセンサ62は,回転片65が当接位置65Bにあるときと非当接位置65Aにあるときとで,異なる信号を出力する。
次に,図2に示したピックアップローラ13について詳細に説明する。MFP100では,ピックアップローラ13を含めて,複数の搬送用ローラやプロセス部11中の感光体等の各種の回転部材を,1つのメインモータ(不図示)で駆動している。そして,例えば,印刷ジョブの実行中には,MFP100は,メインモータを連続して回転させる。一方,ピックアップローラ13については,MFP100は,シートを給紙カセット51から引き出す時だけ回転させ,引き出さない時には停止させる。
そのため,ピックアップローラ13は,図4に示すように,メインモータの駆動力の伝達を制限するための構成として,欠歯ギア71とカム72とを備えている。欠歯ギア71は,メインモータの回転時には常時回転する伝達ギア73に隣接して設けられている。欠歯ギア71には,伝達ギア73と噛み合うギア部711と,伝達ギア73と噛み合わない欠歯部712とが形成されている。カム72は,1箇所に段差部721を有し,段差部721以外の部分はなめらかな曲線状となっている略円板状の部材である。また,カム72には,一方向に回転付勢する引きバネ75が取り付けられている。
欠歯ギア71とカム72とは,回転軸74を中心に一体的に回転する。また,回転軸74は,ピックアップローラ13とも連動しており,回転軸74が回転するとピックアップローラ13は回転し,回転軸74が回転しないとピックアップローラ13は回転しない。なお,回転軸74がピックアップローラ13の回転軸であってもよいし,他のギア等を介して回転される構成でもよい。つまり,欠歯ギア71とカム72とが一体として取り付けられたギアは,ピックアップローラ13を回転させる給紙ギアの一例である。
さらに,MFP100は,図4に示すように,ロックバー76と,ソレノイド77と,規制部材78と,ストッパ79とを有している。ロックバー76は,その一端側にカギ折れ状のカギ部761を有する棒状の部材であり,その長手方向の中央近傍に設けられた回転軸763に,回転可能に取り付けられている。また,ソレノイド77は,アクチュエータ771と復帰バネ772とを有する。そして,ロックバー76のうち,一端側のカギ部761は,カム72の段差部721と噛み合い可能であり,他端側の端部762は,ソレノイド77のアクチュエータ771の先端部に固定されている。ロックバー76は,ロック部の一例である。
ソレノイド77の非通電時には,アクチュエータ771が復帰バネ772によって引き出されている。そして,ソレノイド77は,通電時には,アクチュエータ771を復帰バネ772の付勢力に抗して引き入れる。これにより,ロックバー76の端部762がアクチュエータ771とともに移動するので,ロックバー76は,回転軸763の回りに回転する。つまり,ソレノイド77は,通電時と非通電時とで異なる位置にロックバー76を変位させる。
具体的に,本形態のMFP100では,ソレノイド77の非通電時には,図4に示すように,端部762がアクチュエータ771とともに引き上げられ,カギ部761が下がって,カギ部761と段差部721とが対向する。これにより,少なくとも図4中で時計回り方向の回転について,ロックバー76は,カム72の回転をロックする。つまり,ソレノイド77の非通電時には,カギ部761は,カム72の段差部721を係止する係止位置761Aに位置する。カギ部761が係止位置761Aにある状態のロックバー76の位置は,カム72の回転をロックするロック位置の一例である。
一方,ソレノイド77の通電時には,端部762がアクチュエータ771とともに引き下げられるので,ロックバー76が図4中で反時計回り方向に回転して,カギ部761が引き上げられる。そして,図5に示すように,カギ部761は,段差部721と対向しない位置となる。この位置では,ロックバー76は,カム72の回転をロックしない。つまり,ソレノイド77は,通電によって,ロックバー76によるカム72の回転のロックを解除する。ソレノイド77の通電時には,カギ部761は,カム72の段差部721を係止しない非係止位置761Bに位置する。カギ部76が非係止位置761Bにある状態のロックバー76の位置は,カム72の回転をロックしない非ロック位置の一例である。
規制部材78は,図4に示すように,ロックバー76のカギ部761の上方に配置され,図4中に実線で示す規制位置78Aと,図4中に二点鎖線で示す非規制位置78Bとの間で回転可能な棒状の部材である。規制部材78は,前述したシートセンサ62の回転片65の回転軸66に回転可能に取り付けられ,回転片65の回転と連動して回転する。なお,規制部材78の回転軸66とロックバー76の回転軸763とは,略平行に配置されており,規制部材78とロックバー76とはいずれも,図4に示した同一面内で回転移動する。
規制部材78の回転軸66は,図4中でロックバー76のカギ部761の上方にある。また,規制部材78は,欠歯ギア71およびカム72に接触しない程度に上方に配置され,規制部材78の回転角度範囲は90度以下である。規制部材78は,規制位置78Aでは,回転軸66より下方の部分がロックバー76の端部762側に配置され,非規制位置78Bでは,回転軸66より下方の部分がロックバー76のカギ部761側に配置される。つまり,規制部材78の傾きは,図4中で,規制位置78Aでは左下がりであり,非規制位置78Bでは右下がりとなる。
ストッパ79は,MFP100の装置本体に固定されている。そして,ストッパ79は,規制位置78Aに位置する規制部材78に当接し,規制部材78の移動範囲を制限する。つまり,ストッパ79は,規制位置78Aにある規制部材78が非規制位置78Bとは反対側へ移動することを制限する。規制部材78は,規制部の一例であり,ストッパ79は,固定部の一例である。また,規制位置78Aは,第1の位置の一例であり,非規制位置78Bは,第2の位置の一例である。規制部材78とストッパ79の詳細については,後述する。
続いて,MFP100における給紙動作について説明する。図4に示したのは,MFP100が,ピックアップローラ13による給紙を行っていない非給紙状態である。伝達ギア73と対向する位置には欠歯ギア71の欠歯部712が配置されているので,伝達ギア73の回転は,欠歯ギア71に伝達されない。つまり,非給紙状態では,欠歯ギア71は,伝達ギア73の回転状態に関わらず,回転駆動力を受けない。
また,図4に示した非給紙状態では,ソレノイド77は通電されておらず,アクチュエータ771は復帰バネ772によって引き上げられている。そして,カギ部761は,カム72の段差部721を係止する係止位置761Aに位置する。つまり,カム72の図4中で時計回り方向の回転は,ロックバー76のカギ部761によって規制されている。そして,カム72は,引きバネ75の付勢力によって,図4中で時計回り方向の回転付勢を受けている。これにより,非給紙状態では,カム72はいずれの方向へも回転しない。従って,非給紙状態では,ピックアップローラ13は回転しない。
一方,MFP100は,シートを給紙する際には,ソレノイド77に通電して,図5に示す給紙状態とする。なお,給紙状態では,メインモータは回転されており,伝達ギア73は回転している。ソレノイド77は,通電により,図5に示すように,アクチュエータ771を復帰バネ772の付勢力に抗して引き下げる。そして,ロックバー76の端部762も引き下げられるので,ロックバー76は,回転軸763を中心に図5中で反時計回りに回転する。その結果,ロックバー76のカギ部761は,カム72の段差部721を係止しない非係止位置761Bに位置する。
そして,カム72は,引きバネ75の付勢力によって,図5中に矢印で示したように,同図中で時計回り方向に回転する。さらに,カム72とともに一体となっている欠歯ギア71が回転し,欠歯ギア71のギア部711が伝達ギア73と噛み合う。これにより,伝達ギア73の回転が欠歯ギア71に伝達され,欠歯ギア71がメインモータの駆動力によって回転し,欠歯ギア71の回転によってピックアップローラ13が回転する。なお,カム72は,引きバネ75の付勢力に抗して,欠歯ギア71と一体に回転される。
MFP100は,ピックアップローラ13の回転開始後,所定時間が経過すると,ソレノイド77への通電を停止する。なお,所定時間は,カム72の1回転に掛かる時間より短い。アクチュエータ771は復帰バネ772の付勢力によって引き上げられ,ロックバー76は,図5中で時計回りに回転する。ただし,カム72は回転を開始しているので,カム72の段差部721は,カギ部761の直下にはない。そのため,ロックバー76のカギ部761の先端は,カム72の外周に当接する。ロックバー76によるカム72への押圧力は,カム72の回転を妨げるほどではないので,カギ部761の先端とカム72とが当接した状態で,カム72は回転する。
欠歯ギア71がほぼ1回転すると,欠歯部712と伝達ギア73とが対向する。これにより,欠歯ギア71は,伝達ギア73の駆動力の伝達を受けなくなる。また,カム72の段差部721がカギ部761との当接位置に至り,カギ部761は,カム72の段差部721に係止される。そのため,カム72の回転は停止されて,非給紙状態となる。つまり,MFP100は,シートを1枚給紙した後,ピックアップローラ13を停止させ,再び非給紙状態となる。
前述したように,ロックバー76のカム72に向かう押圧力は大きくない。また,ソレノイド77の通電時には,ロックバー76とカム72とのロックが容易に外れることが求められるため,カギ部761や段差部721はあまり大きくできない。そのため,非給紙状態におけるロックバー76とカム72との係止箇所は,振動を受けることで外れやすいという問題点があった。例えば,連続給紙中に,ユーザがADF24を勢いよく開閉したり,ユーザが装置本体へ衝突したりすると,その振動によりロックバー76とカム72とのロックが解除される可能性がある。連続給紙中は伝達ギア73が回転しているので,予定外のタイミングであっても,ロックが解除されるとピックアップローラ13が回転し,シートを給紙してしまう。本形態のMFP100は,規制部材78を有するので,このような予定外の給紙動作を抑制する。
続いて,規制部材78によって,前述した予定外の給紙動作を抑制するメカニズムについて,詳細に説明する。MFP100の規制部材78は,ロックバー76とカム72との係止箇所が振動等によって予定外のタイミングで外れることを抑制する。図6と図7に,規制部材78の近傍を拡大して示す。
本形態のMFP100は,前述したように,ロックバー76のカギ部761の上方に配置された規制部材78を有している。ソレノイド77の通電と非通電との変化によりロックバー76が回転して,カギ部761は,カム72の段差部721を係止する係止位置761Aと,係止しない非係止位置761Bとの間で変位する。そして,規制部材78は,図6中に実線で示す規制位置78Aでは,カギ部761の係止位置761Aから非係止位置761Bへの移動を規制し,図6中に二点鎖線で示す非規制位置78Bでは,当該移動を規制しない。
具体的に,規制位置78Aでは,規制部材78の少なくとも一部が,カギ部761の係止位置761Aから非係止位置761Bへのロックバー76の移動経路に交差する位置に配置される。そのため,規制部材78が規制位置78Aに有る状態では,例えば,図7中に二点鎖線で示したように,ロックバー76のカギ部761は,その係止位置761Aから非係止位置761Bへの変位の途中で規制部材78に当接する。ロックバー76は,前述したように,反時計回りに変位するので,ロックバー76の規制部材78への当接の方向は,図7中で右下から左上へ向かう向きである。
ロックバー76による規制部材78への当接箇所は,規制部材78の回転軸66より下方の先端部分である。当接方向は,規制部材78の時計回り方向であり,規制位置78Aにある規制部材78から見て,非規制位置78Bとは反対の方向である。そして,規制位置78Aにある規制部材78は,装置本体に固定されたストッパ79によって,図7中で時計回り方向の回転が規制されている。ストッパ79は,規制部材78の非規制位置78Bから規制位置78Aへ向かう向きの移動について,規制位置78Aを超えた移動を制限する。従って,ロックバー76の当接によって,規制部材78が,規制位置78Aからさらに時計回り方向に回転することはない。
MFP100では,例えば,ソレノイド77に通電しない状態で振動等を受けた場合,復帰バネ772の付勢力に抗してロックバー76が弾み,カギ部761が係止位置761Aから非係止位置761Bへ向かって変位し始める可能性がある。その場合でも,カギ部761は,規制位置78Aの規制部材78に当接することにより非係止位置761Bまで至らないので,カギ部761と段差部721との係止は外れない。従って,カム72およびピックアップローラ13は回転せず,シートは給紙されない。
一方,規制部材78が非規制位置78Bに有る状態では,図6中に二点鎖線で示すように,ロックバー76のカギ部761の係止位置761Aから非係止位置761Bへの移動は妨げられない。規制部材78の回転軸66より下方の部分は,カギ部761よりも右方にあり,ストッパ79は,非係止位置761Bのカギ部761よりも上方の位置にある。従って,ソレノイド77への通電によってロックバー76が図中で反時計回りに回転し,カギ部761と段差部721とのロックが外れるので,本来予定していたタイミングでピックアップローラ13が1回転し,シートが1枚給紙される。
また,MFP100の規制部材78は,図8に示すように,前述したシートセンサ62の回転片65の回転軸66に回転可能に取り付けられ,回転片65の回転と連動して回転する。つまり,規制部材78も回転片65も回転軸66に固定され,図3に示したように,回転片65にシートSが当接して回転片65が回転すると,規制部材78も回転する。なお,回転軸66の軸方向について,例えば,図8に示すように,シートセンサ62および回転片65は通紙範囲の中央部に設けられ,規制部材78は通紙範囲の外側に設けられている。
次に,回転軸66の軸方向に見た図を図9と図10とに示す。シートSが回転片65に当接しておらず,回転片65が非当接位置65Aにある状態では,規制部材78は,図9に示すように,非規制位置78Bに位置する。この状態では,回転片65の遮断部651が光を遮断するので,シートセンサ62はシート無しに対応した信号を出力する。
一方,搬送中のシートSが回転片65に当接して,回転片65が当接位置65Bに有る状態では,規制部材78は,図10に示すように,規制位置78Aに位置する。つまり,MFP100では,シートSがシートセンサ62の検出位置を搬送されている間は,規制部材78によって,カム72の段差部721とロックバー76のカギ部761とのロックが解除されない。これにより,ピックアップローラ13の回転が規制されるので,MFP100は,次のシートの搬送を開始しない。なお,この状態では,図10に示すように,回転片65の遮断部651が光を遮断しないので,シートセンサ62はシート有りに対応した信号を出力する。
続いて,MFP100にて連続印刷を実行する場合の動作について説明する。MFP100は,印刷ジョブを受け付けると,シートの搬送を開始し,シートに印刷する。受け付けた印刷ジョブが複数枚の印刷であり,連続して印刷を実行する場合,MFP100は,シートセンサ62の出力信号に基づいてシートの搬送と印刷のタイミングを制御する。
具体的に,MFP100は,まず,メインモータの回転を開始し,プロセス部11と定着部12の初期動作を実行する。このとき,ソレノイド77には通電されておらず,ロックバー76のカギ部761とカム72の段差部721とがロックして,ピックアップローラ13は回転しない。また,通紙を開始していないので,シートセンサ62の回転片65は非当接位置65Aに位置し,規制部材78は非規制位置78Bに位置している。
そして,プロセス部11等の初期動作が終了したら,MFP100は,1枚目のシートの給紙を開始する。具体的に,MFP100は,ソレノイド77に通電し,ロックバー76のカギ部761とカム72の段差部721とのロックを解除する。シートが搬送されていない状態では,規制部材78は非規制位置78Bに位置しているので,ロックは適切に解除される。これにより,ピックアップローラ13が回転し,1枚目のシートが給紙される。
1枚目のシートがシートセンサ62の位置に至ると,シートセンサ62の回転片65がシートによって回転されて当接位置65Bとなり,規制部材78は規制位置78Aとなる。この状態では,ロックバー76のカギ部761がカム72の段差部721から外れる向きに変位し始めたとしても,規制部材78に規制されることによって,カギ部761と段差部721とのロックは解除されない。つまり,シートがシートセンサ62の位置にある間は,次のシートの給紙は開始されない。なお,1枚目のシートは,さらに搬送され,プロセス部11に至って印刷される。
1枚目のシートがシートセンサ62の位置を通過し終わると,シートセンサ62の回転片65が非当接位置65Aに戻り,規制部材78は非規制位置78Bとなる。また,回転片65の回転によって,シートセンサ62から出力される信号が,シート無しに対応する信号に変化する。MFP100は,シートセンサ62からシート無しに対応する信号を受信した後,1枚目と同様に,次のシートの印刷タイミングに合わせて,ソレノイド77への通電によって給紙タイミングを制御する。
MFP100では,シートセンサ62の出力信号に基づいて,プロセス部11や定着部12の動作とシートの搬送位置とのタイミングを合わせて,シートに画像を印刷する。つまり,シートの搬送タイミングは,ソレノイド77の通電タイミングによって,プロセス部11等の動作に合わせて制御されている。例えば,振動等によって意図しないタイミングで給紙が開始されることは,シートの位置とプロセス部11等の制御とが適合しないため好ましくない。本形態のMFP100では,シートセンサ62からシート有りに対応する信号を受信している間は,規制部材78によってロックバー76の変位が規制され,ロックバー76によるロックが解除されないので,次のシートの給紙は開始されない。つまり,少なくとも先行のシートがシートセンサ62の位置を通過し終わらないうちに,振動等によって早すぎるタイミングで次のシートが給紙されることが抑制される。
以上,詳細に説明したように,本形態のMFP100は,シートセンサ62の回転片65と規制部材78とが連動している。そして,シートが回転片65に当接し,回転片65が当接位置65Bにある状態では,規制部材78は規制位置78Aにあり,ロックバー76の係止位置761Aから非係止位置761Bへの変位を規制する。つまり,シートセンサ62の出力信号に基づいて,シートの有りが検出されている間は,振動等を受けてもロックバー76のロックは解除されない。一方,シートが回転片65に当接せず,回転片65が非当接位置65Aにある状態では,規制部材78は非規制位置78Bにあり,ロックバー76の係止位置761Aから非係止位置761Bへの変位を規制しない。つまり,MFP100は,シートの無しが検出されている間は,ソレノイド77への通電によって,シートの給紙を予定のタイミングで開始できる。これにより,連続給紙中において,給紙タイミングでは適切な給紙が可能であるとともに,給紙タイミング以外ではロックの解除が機械的に抑制されるので,ロックが不用意に解除されることによる,意図しないタイミングでの給紙は低減される。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,プリンタ,複写機,スキャナ,FAX等,給紙機能を備えるものであれば適用可能である。例えば,原稿読取部20は,無くてもよい。また,画像を形成するための構成は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式でもよい。また,カラー印刷可能な装置でも,モノクロ印刷のみの装置でもよい。また,例えば,本発明の給紙装置は,スキャナにて原稿を搬送する搬送装置にも適用可能である。
また,本形態では,ソレノイド77は,通電によってロックバー76の端部762を引き下げるとしたが,例えば,これに代えて,図11に示すように,引き上げる構成としてもよい。例えば,通電によって,端部762を引き上げることでロックが掛かり,非通電によってロックが外れる構成としてもよい。
また,例えば,ストッパ79は,無くてもよい。ただし,ストッパ79が有った方が,規制部材78によるロックバー76の規制が確実となるので,好ましい。また,ストッパ79の位置は,規制部材78の規制位置78Aから非規制位置78Bへの移動を制限すればよく,規制部材78に接触していなくてもよい。また,本形態にて図示した位置に限らず,例えば,図12の位置でもよい。また,ストッパ79を回転片65に設けてもよい。つまり,回転片65の過剰な回転を制限するように配置してもよい。
また,本形態では,規制部材78は,回転片65の回転軸66に固定されているとしたが,直接固定されていなくても連動して変位すればよい。シートセンサ62とピックアップローラ13との距離が離れている場合や,回転片65の移動量と規制部材78の移動量とが異なる場合には,例えば,ギアやプーリ等を介して変位が伝達されてもよい。
また,規制部材78の回転軸66は,ロックバー76の回転軸763と平行でなくてもよい。例えば,ロックバー76の移動経路を含む平面に直交する面内で回転移動する規制部材としてもよい。規制部材は,規制位置では,ロックバー76の移動経路に交差する配置となり,非規制位置では,ロックバー76の移動経路と交差しない配置となればよい。
また,規制部材78と連動する部材は,シートに当接して変位する部材であればよく,シートセンサ62の回転片65とは限らない。例えば,他のシートセンサの回転片でもよい。あるいは,シートセンサとは別に,シートと当接して変位する部材を設けて,規制部材を連動させてもよい。ただし,シートセンサの回転片と兼用することで,部品点数の増加を抑制できる。
なお,規制部材78と連動する部材は,シートセンサ62の回転片65とは限らないが,シートの搬送方向について,レジストローラ15よりも下流でプロセス部11よりも上流の位置でシートに当接することが望ましい。レジストローラ15よりも上流の位置では,シートが複数枚重なった状態で搬送されている場合があるので,適切な制御ができない可能性がある。また,プロセス部11よりも下流でシートに当接する部材と規制部材を連動させた場合には,その当接箇所にシートが至るまでの間は規制されていない状態が継続するため,その期間中に誤給紙する可能性が高い。また,先行のシートと後続のシートとの間隔が開きすぎるため,生産性が低下する。つまり,シートセンサと兼用する場合には,シートセンサ61やシートセンサ63よりも,シートセンサ62の回転片と規制部材を連動させることがより好ましい。
10 画像形成部
11 プロセス部
13 ピックアップローラ
15 レジストローラ
20 原稿読取部
22 イメージセンサ
23 コンタクトガラス
24 ADF
51 給紙カセット
65 回転片
71 欠歯ギア
76 ロックバー
77 ソレノイド
78 規制部材
79 ストッパ
100 MFP

Claims (8)

  1. シートを収容する収容部と,
    前記収容部に収容されたシートを搬入する給紙ローラと,
    前記給紙ローラによって搬入されて装置内を搬送されるシートに当接し,当接した状態であるシート当接位置と,当接していない状態であるシート非当接位置とで変位するシート当接部と,
    前記給紙ローラを回転させる給紙ギアと,
    前記給紙ギアと当接した状態であり,前記給紙ギアの回転をロックするロック位置と,前記給紙ギアの回転をロックしない非ロック位置とで変位するロック部と,
    前記ロック部と連結し,通電時と非通電時とで前記ロック部を前記非ロック位置と前記ロック位置とのいずれか一方の異なる位置とするものであり,前記ロック部を前記非ロック位置に移動させて前記ロック部による前記給紙ギアのロックを解除するソレノイドと,
    前記シート当接部と連動し,前記シート当接部が前記シート当接位置にある状態では,前記ロック位置にある前記ロック部の前記非ロック位置への移動を規制する第1の位置にあり,前記シート当接部が前記シート非当接位置にある状態では,規制しない第2の位置にある規制部と,
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載する給紙装置において,
    装置本体に固定され,前記第1の位置にある前記規制部の前記第2の位置とは反対側への移動を制限する固定部を備えることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載する給紙装置において,
    前記固定部は,前記規制部が前記第1の位置にある状態で,前記規制部と当接することを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する給紙装置において,
    前記シート当接部が前記シート当接位置にある場合と前記シート非当接位置にある場合とで異なる信号を出力するセンサを備えることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する給紙装置において,
    前記給紙ローラによって搬入されたシートを,所定のタイミングで引き込む引込ローラを備え,
    前記シート当接部は,前記引込ローラよりもシートの搬送方向の下流側で,シートと当接することを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項5に記載する給紙装置において,
    前記引込ローラによって引き込まれたシートに,画像を印刷する,もしくはシートの画像を読み取るプロセス部を備え,
    前記シート当接部は,前記プロセス部よりもシートの搬送方向の上流側で,シートと当接することを特徴とする給紙装置。
  7. シートを収容する収容部と,
    前記収容部に収容されたシートを搬入する給紙ローラと,
    前記給紙ローラによって搬入されたシートに,画像を印刷する印刷部と,
    前記給紙ローラによって搬入され,前記印刷部に向かって装置内を搬送されるシートに当接し,当接した状態であるシート当接位置と,当接していない状態であるシート非当接位置とで変位するシート当接部と,
    前記給紙ローラを回転させる給紙ギアと,
    前記給紙ギアと当接した状態であり,前記給紙ギアの回転をロックするロック位置と,前記給紙ギアの回転をロックしない非ロック位置とで変位するロック部と,
    前記ロック部と連結し,通電時と非通電時とで前記ロック部を前記非ロック位置と前記ロック位置とのいずれか一方の異なる位置とするものであり,前記ロック部を前記非ロック位置に移動させて前記ロック部による前記給紙ギアのロックを解除するソレノイドと,
    前記シート当接部と連動し,前記シート当接部が前記シート当接位置にある状態では,前記ロック位置にある前記ロック部の前記非ロック位置への移動を規制する第1の位置にあり,前記シート当接部が前記シート非当接位置にある状態では,規制しない第2の位置にある規制部と,
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7に記載する印刷装置において,
    原稿台と,
    前記原稿台上にある原稿の画像を読み取る読取部と,
    前記原稿台に対して開閉自在に設けられ,閉状態で前記原稿台上にある原稿を押さえるカバー部と,
    を備えることを特徴とする印刷装置。
JP2014199842A 2014-09-30 2014-09-30 給紙装置および印刷装置 Active JP6344183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014199842A JP6344183B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 給紙装置および印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014199842A JP6344183B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 給紙装置および印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016069138A true JP2016069138A (ja) 2016-05-09
JP6344183B2 JP6344183B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=55865973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014199842A Active JP6344183B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 給紙装置および印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6344183B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198954A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Sharp Corp 給紙装置
JPH05310333A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Minolta Camera Co Ltd 複写機の複写紙給紙機構
JPH1111709A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
US20060071400A1 (en) * 2004-09-10 2006-04-06 Johnson Kevin M Moveable media dam
JP2007076812A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2008265976A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Murata Mach Ltd 原稿供給装置
US20090194937A1 (en) * 2008-02-06 2009-08-06 Lee Yang-Teh Paper-stopped linkage mechanism
US20100156029A1 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and paper feeding method thereof
JP2014019525A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Canon Inc シート給送装置、シート給送方法及び画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198954A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Sharp Corp 給紙装置
JPH05310333A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Minolta Camera Co Ltd 複写機の複写紙給紙機構
JPH1111709A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
US20060071400A1 (en) * 2004-09-10 2006-04-06 Johnson Kevin M Moveable media dam
JP2007076812A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd シート供給装置及び画像形成装置
JP2008265976A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Murata Mach Ltd 原稿供給装置
US20090194937A1 (en) * 2008-02-06 2009-08-06 Lee Yang-Teh Paper-stopped linkage mechanism
US20100156029A1 (en) * 2008-12-19 2010-06-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and paper feeding method thereof
JP2014019525A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Canon Inc シート給送装置、シート給送方法及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6344183B2 (ja) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977630B2 (ja) 画像形成装置
US9242819B2 (en) Sheet conveyance apparatus ensuring reduced damage of stopper
JP4832406B2 (ja) 画像形成装置
JP2011130161A (ja) 自動原稿搬送装置及び原稿読取装置
JP4152604B2 (ja) 給紙装置、シート搬送装置および画像形成装置
JP2011213447A (ja) 給紙装置、給紙装置を用いた自動原稿搬送装置、及び給紙装置を用いた画像形成装置
JP5070003B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成システム
JP5075589B2 (ja) 画像形成装置
JPH08217265A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5075592B2 (ja) 画像形成装置
JP6344183B2 (ja) 給紙装置および印刷装置
JP4724633B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5463615B2 (ja) 画像形成装置
JP5224940B2 (ja) 画像形成装置
JP2007168930A (ja) 給紙装置
JP4118764B2 (ja) 給紙装置、これを用いた自動原稿搬送装置及び画像形成装置
JP5095358B2 (ja) 画像形成装置
JP3762301B2 (ja) クラッチ機構及びこれを備えたシート給送装置及び画像形成装置
JP2007119173A (ja) 原稿積載装置
JP6512845B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2009242025A (ja) 画像形成装置
JP7223273B2 (ja) 引出し装置、及び、画像形成装置
JP4435241B2 (ja) シート給送装置、画像形成装置、シート給送方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP2010232809A (ja) 画像処理装置
JP2024000884A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150