JP2007076812A - シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙を給紙するときの搬送ばらつきを抑え、用紙の搬送間隔を小さくする。
【解決手段】 用紙トレイ52に積載された用紙24をナジャーローラ54及びフィードローラ56によって送り出し、搬送ローラ62に搬送する。ナジャーローラ54及びフィードローラ56は回転速度を切り替え可能なモータ66で駆動する。フィードローラ56の下流側には、用紙24を検知するセンサ64を配置し、制御部70は、センサ64の検知タイミングに基づいてモータ66を制御する。ナジャーローラ54及びフィードローラ56を回転して予備給紙を行い、予備給紙開始からセンサ64に到達するまでの時間を検知し、その検知結果に基づき、予備給紙開始から搬送ローラ62に到達するまでの時間が一定時間Tとなるように、ナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を切り替える。これにより、搬送ばらつきを抑えることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、給紙トレイに積載された用紙などのシートを給紙ローラの回転により1枚ずつ送り出すシート供給装置、及びこのシート供給装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置では、画像形成部で感光体などの像担持体を帯電し、レーザー光を照射して像担持体の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置で可視化して粉体トナーからなるトナー像を形成する。そして、画像形成部へ用紙を一定のタイミングで搬送し、像担持体上のトナー像を用紙の表面に転写した後、用紙の表面のトナー像を定着装置で定着することによって画像を形成する。
このような画像形成装置では、定められた用紙の搬送速度の中で、画像の形成枚数を増加させるためには、画像形成の間隔を小さくする必要がある。このため、画像形成部へ用紙を供給する用紙搬送部の用紙間隔を小さくする必要があり、給紙部の用紙搬送ばらつき(給紙部による用紙先端位置のばらつき、給紙時のスリップによる搬送ばらつき)を抑えることが必要となる。
そこで、特許文献1においては、用紙を給紙する給紙ロールの下流部に設けた用紙センサで、先行紙の後端を検知してから後続紙を用紙センサまで給紙するという予備給紙を行い、給紙部の用紙ばらつきを吸収している。
また、特許文献2においても、用紙センサで先行紙後端と後続紙先端を検知し、検知結果から用紙間隔を算出し、用紙間隔が一定になるように給紙ローラの搬送速度を調整を行い、給紙部での用紙ばらつきを吸収している。
特開平3−95043号公報 特開2002−326741号公報
上記従来の画像形成装置では、給紙ローラの下流側に設けた用紙センサは、紙詰まりの除去をスムーズに行うために、給紙ローラの近傍部に配置されている。また、給紙ローラは、1枚の用紙のみを下流側へ搬送する用紙分離機能を有しているが、給紙ロールから送り出される先行紙によって後続紙が連れ出されてしまう場合がある。この場合には、先行紙後端が用紙センサを抜ける前に後続紙先端が用紙センサに到達してしまい、先行紙後端と後続紙先端が検知できないため、特許文献1の予備給紙や特許文献2の給紙ローラの速度調整を行うことが出来なくなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、先行のシートに後続のシートが連れ出されてシートの先端や後端が検知できない場合でも、シートの搬送ばらつきを吸収し、シートの搬送間隔を小さくできるシート供給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係るシート供給装置は、シート積載手段に積載されたシートを給紙ローラによって送り出すシート供給装置であって、前記給紙ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記シートの先端を検知するセンサと、前記センサの搬送方向下流側に設けられ、前記シートを搬送する搬送ローラと、前記給紙ローラを回転駆動し、回転速度を切り替え可能とする速度可変手段と、前記センサで前記シートの先端を検知したタイミングに基づき、前記給紙ローラの回転速度を前記速度可変手段で切り替えることにより、給紙開始から前記搬送ローラまで到達する時間を一定に制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、給紙ローラの搬送方向下流側にセンサが設けられており、給紙ローラが回転駆動されることでシートの給紙が開始され、センサでシートの先端が検知される。そして、センサでシートの先端を検知したタイミングに基づき、制御手段で速度可変手段を制御して給紙ローラの回転速度を切り替えることにより、シートが給紙開始から搬送ローラまで到達する時間が一定に制御される。これにより、シートの搬送ばらつきを抑えることが可能となり、搬送ローラに到達したシートを所定の間隔で搬送することが可能となる。このため、シートの搬送間隔を小さくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート供給装置において、前記制御手段は、給紙開始から前記センサに到達するまでの設定時間を基準として、前記給紙ローラの回転速度を切り替えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、給紙開始からセンサに到達するまでの設定時間を基準として、給紙ローラの回転速度を切り替える。すなわち、給紙開始からセンサに到達するまでの時間が設定時間より短い場合は、給紙ローラの回転速度を遅くし、紙開始からセンサに到達するまでの時間が設定時間より長い場合は、給紙ローラの回転速度を速くする。これにより、シートが給紙開始から搬送ローラまで到達する時間を一定に制御することが可能となる。このため、シートの搬送間隔を小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置において、前記制御手段は、給紙開始時に前記シートの先端が前記センサに到達しているとき、前記速度可変手段は規定の回転速度で前記給紙ローラを回転駆動することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、給紙開始時にシートの先端がセンサに到達しているときは、速度可変手段は規定の回転速度で給紙ローラを回転駆動し、シートを給紙する。これにより、送り出されるシートによって後続のシートが連れ出されてセンサに到達している場合でも、シートが給紙開始から搬送ローラまで到達する時間を一定に制御することが可能となる。このため、シートの搬送間隔を小さくすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のシート供給装置において、前記搬送ローラの回転速度が前記給紙ローラの回転速度より小さいときに、前記センサと前記搬送ローラとの間のシート搬送路を構成するガイド部材が倒れ、前記シートのたるみを許容するループスペースを形成することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、搬送ローラの回転速度が給紙ローラの回転速度より小さいときに、給紙ローラで送り出された用紙が給紙ローラと搬送ローラとの間でたるんでくるが、センサと搬送ローラとの間のシート搬送路を構成するガイド部材が倒れてループスペースを形成することで、シートのたるみが許容される。このため、用紙の座屈や紙詰まりの発生を回避することが可能である。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のシート供給装置を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、センサでシートの通過を検知したタイミングに基づき、制御手段で速度可変手段を制御して給紙ローラの回転速度を切り替えることにより、シートが給紙開始から搬送ローラまで到達する時間を一定に制御する。これにより、シートの搬送ばらつきを抑えることが可能となり、シートの搬送間隔を小さくすることができる。従って、画像形成の間隔を小さくすることができ、画像形成の枚数を増加させることが可能である。
本発明によれば、給紙開始から搬送ローラまで到達する時間を一定に制御することで、シートの搬送ばらつきを吸収でき、シートの搬送間隔を小さくすることができる。このため、画像形成の枚数を増加させることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1の概略図が示されている。
画像形成装置1は、原稿を読取る原稿読取り部4と、画像を形成する画像形成部36と、画像記録媒体としての用紙24を搬送する用紙搬送部37と、で主要部が構成されている。
原稿読取り部4は、原稿2を載置するためのプラテンガラス5と、プラテンカバー3とを備え、プラテンカバー3によってプラテンガラス5に載置された原稿2をプラテンガラス5に押圧して原稿2の画像を読取りやすくする。
また、プラテンガラス5の装置内部側には、プラテンガラス5に光を照射する2つの光源6が設けられており、2つの光源6の近傍にはフルレートミラー7が設置されている。光源6が発光すると、プラテンガラス5に載置された原稿2からの反射像がフルレートミラー7に入射し、フルレートミラー7は、当該反射像を所定方向へ反射する。
フルレートミラー7の光の反射経路には、ハーフミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系及びCCD等からなる画像読取素子11が配設されていると共に、画像処理部12が設けられており、原稿2からの反射光は縮小光学系を介して画像読取素子11に入射する。
画像読取素子11では、原稿2の色材反射光像を所定のドット密度(例えば16ドット/mm)で読取り、所定の画像データとして画像処理部12に出力する。画像処理部12では、画像データに所定の画像処理を施す。
また、画像読取り部4の下方には、画像形成部36が設けられている。画像形成部36には、矢印X方向に所定速度で回転する感光体ドラム(以下、「感光体」と称す)14が配設されている。感光体14の下部と対向する位置には、複数(本実施形態では4つ)の巻き掛けローラ20に張架され、モータ(図示省略)の駆動により矢印Y方向に搬送される無端ベルト状の中間転写体ベルト18が配置されている。
感光体14の周囲には、感光体14を所定の電位に帯電させる帯電器13が設けられている。また、感光体14の上方には、帯電器13により一様に帯電された感光体14の軸線方向に、所望の画像に基づく光ビームを走査しながら照射し、感光体14上に静電潜像を形成する露光装置15が配置されている。
また、感光体14の周囲には、感光体14の回転方向に沿って光ビーム照射位置よりも下流側に、感光体14上に形成された静電潜像を所定色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーTによって現像してトナー像を形成させる現像器16、感光体14上のトナー像を中間転写体ベルト18に転写する第1の転写器19、及び転写後に感光体14に残留しているトナーを除去するクリーナ33、感光体14を除電する除電ランプ(図示省略)が順に配置されている。
ここで、現像器16には、周面に等間隔でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを収容した4つの現像部16Y、16M、16C、16Kが設けられており、現像器16は、回転して現像する色に応じた現像部16Y、16M、16C、16Kを感光体14に対向させる。
感光体14が1回転する毎に現像器16を90度回転させ、1回毎に中間転写体ベルト18を巻戻す工程を4回繰り返すと、各色のトナー像は、中間転写体ベルト18のベルト面上で互いに重なり合うように中間転写体ベルト18に順次転写される。これにより、中間転写体ベルト18上にカラーのトナー像が形成される。なお、本実施の形態では、このようにして4色のトナー像が重ねて転写されたトナー像を最終トナー像と称する。
画像形成部36の下方には、用紙搬送部37に用紙を供給するシート供給装置50が設けられている。このシート供給装置50は、シートとしての用紙24を収容する用紙トレイ52を備えており、この用紙トレイ52内の用紙を1枚ずつ給紙するものである。このシート供給装置50については後述する。
また、画像形成装置1には手差しトレイ38が突設されており、用紙24を手差しによって用紙搬送路60に給紙することができる。手差しトレイ38には、スライド可能な用紙ガイド44が設けられており、ユーザーが用紙ガイド44を給紙する用紙24の幅に合わせてスライドし、用紙24の幅方向へのズレを防止するようになっている。
また、搬送ローラ28、29は、用紙搬送路60と中間転写体ベルト18とが所定の位置で接するように配置され、用紙搬送路60と中間転写体ベルト18とが接する位置には、中間転写体ベルト18上に形成された最終トナー像を用紙24に転写する第2の転写器25が設けられている。第2の転写器25では、最終トナー像が形成された中間転写体ベルト18と用紙24とを密着させながら、用紙24を所定の転写速度で搬送する。また、第2の転写器25の近傍には、第2の転写器25に付着したトナーを取り除く転写ローラ用クリーナ26が配設されている。
第2の転写器25の用紙搬送方向上流側には、駆動手段(図示省略)の駆動力によって回転駆動するレジロール40が設けられており、用紙24がレジロール40に到達すると先端が揃えられる。レジロール40は、中間転写体ベルト18上の最終トナー像が第2の転写器25に搬送されるタイミングで用紙24が第2の転写器25に侵入するように、用紙24を所定の速度で搬送する。
なお、第2の転写器25による転写処理後、中間転写体ベルト18上にはトナーが残留するため、中間転写体ベルト18の搬送方向(矢印Y方向)には、ベルト用クリーナ34が設けられ、中間転写体ベルト18上の残留トナーを回収する。
第2の転写器25の用紙搬送方向下流側には、内部に熱源を有する加熱ローラ31及び加熱ローラ31を押圧する押圧ローラ32からなる定着器30が設けられており、加熱ローラ31と押圧ローラ32とで用紙24とこの用紙24に転写された最終トナー像を加熱しながら押圧し、最終トナー像を用紙24に融着する。
また、レジロール40と第2の転写器25との間には、用紙24の有無を検出する用紙検出センサ42が配設されており、第2の転写器25に侵入する用紙24を検出して検出信号を生成するようになっている。
図2に示すように、シート供給装置50には、用紙24を収容する用紙トレイ52が配置されており、その内部に設けられたボトムプレート(図示省略)が昇降し、積載されたシートPが上昇又は下降するように構成されている。用紙トレイ52の先端側上部には、積載された用紙24の上面に摩擦接触して最上面の用紙24を持出すナジャーローラ54が設けられている。また、ナジャーローラ54の搬送方向下流側には、ナジャーローラ54が持ち出したシートPを下流部へ向けて搬送するフィードローラ56と、このフィードローラ56に押圧されるリタードローラ58とが配置されている。このフィードローラ56とリタードローラ58とで挟まれた部分が、シートPを1枚ずつ捌く捌き部となっている。
フィードローラ56の支軸にはモータ66が連結されており、モータ66の駆動力によってフィードローラ56が回転する。また、フィードローラ56の支軸にはプーリー77が設けられており、ナジャーローラ54の支軸に設けられたプーリー78との間にベルト80が巻き掛けられている。フィードローラ56が回転すると、プーリー77の回転によりベルト80を介してプーリー78に駆動力が伝達され、ナジャーローラ54はフィードローラ56の回転と連動して回転する構成となっている。モータ66はステッピングモータであり、回転速度を可変することができる。モータ66の駆動は制御部70で制御されている。ここで、ナジャーローラ54、フィードローラ56及びリタードローラ58は、互いに同同一形状および同一サイズのローラで構成され、用紙24に対して摩擦接触することにより用紙24の搬送作用を実行するように構成されている。
フィードローラ56の搬送方向下流側には、用紙搬送路60に沿って1対の搬送ローラ62が配設されている。搬送ローラ62の一方(図2では左側)には、モータ68が連結されている。モータ68はステッピングモータであり、搬送ローラ62の回転速度を可変することができる。モータ68の駆動は制御部70で制御されている。
また、搬送ローラ62の上流側であって、フィードローラ56の下流側近傍には、用紙24の先端の通過を検知する用紙検知センサ64が設けられている。この用紙検知センサ64が用紙24の先端の通過を検知したタイミングに基づき、制御部70でモータ66の駆動を制御して、フィードローラ56の回転速度を可変するように構成されている。この制御については後述する。
また、フィードローラ56と搬送ローラ62の間には、用紙搬送路60を挟んで対向するようにシュート72、74が設けられている。シュート72、74は、用紙24の搬送経路を湾曲するように形成されており、湾曲部の外側のシュート74は、外側に突き出すようにループした形状となっている。シュート72の上流側下部に支持体75が設けられ、この支持体75にシート状ガイド76が取り付けられている。このシート状ガイド76は、合成樹脂製のシート(例えば、ポリエチレンテレフタレートなど)であり、先端部が用紙24に押されて外側に撓み変形が可能に構成されている。そして、フィードローラ56によって送り出された用紙24を、シュート72、シート状ガイド76及びシュート74でガイドしながら搬送ローラ62へ案内する。その際、シュート72とシュート74の間を広く取り、シート状ガイド76が外側に倒れることで、用紙24のたるみを許容するループスペースが形成されるようになっている。
次に、シート供給装置50の作用について説明する。
図2に示すように、モータ66の駆動により、ナジャーローラ54が矢印方向に回転すると、用紙トレイ52に積載された最上面の用紙24と摩擦接触して最上面の用紙24を持出す。そして、用紙24の先端が用紙トレイ52近傍のフィードローラ56に到達すると、フィードローラ56とリタードローラ58とで挟まれた部分で用紙24が1枚ずつ送り出されるとともに捌かれる。さらに、用紙24はシュート72とシュート74に支持されたシート状ガイド76にガイドされて用紙搬送路60を搬送され、搬送ローラ62に搬送される。
ここで、用紙24を給紙するための制御について説明する。
図2及び図3に示すように、用紙24を給紙する際には、まず用紙トレイ52から用紙24を送り出すための予備給紙を行い、用紙24の先端を用紙検知センサ64で検知した後、その検知したタイミングに基づき用紙24を搬送ローラ62に搬送するための本給紙を行う。すなわち、制御部70はモータ66を駆動してナジャーローラ54及びフィードローラ56を所定の回転速度で回転させ、用紙トレイ52から用紙24を送り出すための予備給紙を行う。送り出された用紙24の先端を用紙検知センサ64が検知すると、用紙検知センサ64は検知信号を生成する。制御部70は、この検知信号に基づき、ナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を変化させて本給紙を行う。本給紙では、用紙検知センサ64が用紙24の先端を検知したタイミングに基づき、用紙24が予備給紙開始時から搬送ローラ62に到達するまでの時間が一定時間Tとなるように、モータ66でナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を切り替える。
図3は、縦軸に用紙24の先端の位置を、横軸に時間を示したものである。図3中の(A)では、図4(A)に示すように用紙24の先端がナジャーローラ54とフィードローラ56の間にある。図3中の(B)では、図4(B)に示すように用紙24の先端がフィードローラ56と用紙検知センサ64の間にある。図3中の(C)では、図4(C)に示すように用紙24の先端が用紙検知センサ64の位置にあり、用紙検知センサ64で用紙24の先端が検知されている。また、図3中の(D)は、図4(D)に示すように用紙24の先端が用紙検知センサ64と搬送ローラ62の間にある。
図3中のケース100〜110で示すように、用紙24の先端位置にばらつきがある場合、用紙検知センサ64で用紙24の先端を検知するタイミングに差が生じる。ケース100、102、104では、予備給紙でナジャーローラ54及びフィードローラ56を一定速度で回転し、用紙検知センサ64で用紙24の先端を検知したとき、予備給紙開始から用紙検知センサ64で用紙24の先端を検知するまでの時間が基準時間T1より短い。このため、本給紙では、ナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を遅くし、用紙24が予備給紙開始時から搬送ローラ62に到達するまでの時間を一定時間Tに制御する。
また、ケース108では、予備給紙でナジャーローラ54及びフィードローラ56を一定速度で回転し、用紙検知センサ64で用紙24の先端を検知したとき、予備給紙開始から用紙検知センサ64で用紙24の通過を検知するまでの時間が基準時間T1より長い。このため、本給紙では、ナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を速くし、用紙24が予備給紙開始時から搬送ローラ62に到達するまでの時間を一定時間Tに制御する。同様に、ケース110では、用紙24が予備給紙時にスリップした場合、予備給紙開始から用紙検知センサ64で用紙24の通過を検知するまでの時間が基準時間T1より更に長くなる。このため、本給紙では、ナジャーローラ54及びフィードローラ56の回転速度を更に速くする。
一方、ケース106では、予備給紙開始時に用紙24の先端が既に用紙検知センサ64まで到達している。これは、送り出された先行用紙によって後続の用紙24が連れ出された場合である。この場合は、予備給紙を行わず(ナジャーローラ54及びフィードローラ56を回転させず)、一定のタイミングで本給紙を行い、ナジャーローラ54及びフィードローラ56を規定の回転速度で回転させる。これにより、シートが予備給紙開始時から搬送ローラまで到達する時間を一定時間Tに制御することができる。また、制御部70は、用紙24が用紙検知センサ64に到達するまでに一定の時間T2を超えた場合には、ジャムと判断する。この場合、画像形成装置1は、ジャム発生の表示及び搬送ローラ28の搬送停止などの処理を行う。
また、図5に示すように、用紙検知センサ64と搬送ローラ62との間でシュート74が外側に突出するように湾曲しており、シート状ガイド76が外側に撓み変形可能に構成されている。搬送ローラ62の回転速度がナジャーローラ54の回転速度より小さいときに、用紙24の搬送余りでたるみが生じてくるが、シート状ガイド76が外側(矢印方向)に撓むことで、用紙24のたるみを許容するループスペースが形成される。このため、用紙24がフィードローラ56と搬送ローラ62との間で座屈することを防止でき、また、紙詰まりの発生を回避することができる。
このようなシート供給装置50では、用紙24が予備給紙開始時から搬送ローラ62に到達するまでの時間を一定時間Tに制御するので、用紙24の搬送ばらつきを抑えることが可能となる。また、送り出された先行の用紙24によって後続の用紙24が連れ出されたときは、用紙検知センサ64で後続の用紙24の先端を検知できないが、この場合でも、所定のタイミングで本給紙を開始し、フィードローラ56を規定の回転速度で回転することで、搬送ローラ62に到達するまでの時間を一定時間Tに制御することができる。これにより、用紙24の搬送間隔を小さくすることができる。このため、画像形成装置1の画像形成の間隔を小さくすることができ、画像形成の枚数を増加することができる。
なお、上記実施形態では、予備給紙時や本給紙時のナジャーローラ54の回転速度は図3に示す速度に限定するものではない。給紙開始から搬送ローラ62に到達する時間を一定時間に制御できれば適宜に設定することが可能である。
なお、上記実施形態では、用紙24が予備給紙時から搬送ローラ62に到達するまでの時間を一定時間Tに制御したが、この構成に限定するものではない。例えば、ある基準ピッチで用紙を送り出すように設定し、その基準ピッチの基準点から一定時間経過後に用紙24が搬送ローラ62に到達するように制御してもよい。
また、上記実施形態では、用紙24が搬送ローラ62に到達する時間を制御したが、搬送ローラ62に代えて、レジローラに到達するまでの時間を制御してもよい。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 図1に示す画像形成装置に用いられるシート供給装置を示す構成図である。 シート供給装置の予備給紙及び本給紙の際のナジャーローラ及びフィードローラの回転速度及び駆動タイミングを示すグラフである。 (A)〜(D)は、図3に示すグラフのA〜Dに対応した用紙の先端の位置を示す図である。 シート供給装置において、用紙がフィードローラと搬送ローラとの間でたるんだ状態を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
24 用紙
37 用紙搬送部
50 シート供給装置
52 用紙トレイ
54 ナジャーローラ
56 フィードローラ(給紙ローラ)
58 リタードローラ
60 用紙搬送路
62 搬送ローラ
64 用紙検知センサ
66 モータ(速度可変手段)
68 モータ
70 制御部(制御手段)
72 シュート
74 シュート
75 支持体
76 シート状ガイド(ガイド部材)

Claims (5)

  1. シート積載手段に積載されたシートを給紙ローラによって送り出すシート供給装置であって、
    前記給紙ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記シートの先端を検知するセンサと、
    前記センサの搬送方向下流側に設けられ、前記シートを搬送する搬送ローラと、
    前記給紙ローラを回転駆動し、回転速度を切り替え可能とする速度可変手段と、
    前記センサで前記シートの先端を検知したタイミングに基づき、前記給紙ローラの回転速度を前記速度可変手段で切り替えることにより、給紙開始から前記搬送ローラまで到達する時間を一定に制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記制御手段は、給紙開始から前記センサに到達するまでの設定時間を基準として、前記給紙ローラの回転速度を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記制御手段は、給紙開始時に前記シートの先端が前記センサに到達しているとき、前記速度可変手段は規定の回転速度で前記給紙ローラを回転駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 前記搬送ローラの回転速度が前記給紙ローラの回転速度より小さいときに、前記センサと前記搬送ローラとの間のシート搬送路を構成するガイド部材が倒れ、前記シートのたるみを許容するループスペースを形成することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のシート供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のシート供給装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016069138A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 給紙装置および印刷装置

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