JP2016067669A - 消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム - Google Patents

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有香子 宮川
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【課題】消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムを提供すること。【解決手段】アルミニウム箔層が基材層の少なくとも片面の最外層に積層されており、この上に接着剤層およびシーラント層がこの順序で設けられている積層フィルムにおいて、接着剤層に有機チタン系アンカーコート剤、シーラント層にポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂を用いることにより、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムである。【選択図】図2

Description

本発明は、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、アルミニウム箔層が基材層の少なくとも片面の最外層に積層されており、この上に接着剤層およびシーラント層がこの順序で設けられている積層フィルムにおいて、接着剤層に有機チタン系アンカーコート剤、シーラント層にポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂を用いることにより、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムに関するものである。
消炎鎮痛貼付剤用包装体において、要求される性能は多岐にわたり、単一の素材ではその要求を満足することができないため、さまざまな特性を持った素材を複合化してなる積層フィルムが用いられる。この積層フィルムへの要求で最も重要なのは、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことである。
貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量の低下は、主に温度、湿度、光などによる分解や大気中への揮散および包装体への移行が原因として考えられている。
温度、湿度、光などによる分解や大気中への揮散を防止するために、積層フィルム中にアルミニウム箔層を含めた包装体が一般的によく用いられている。しかし、このような包装体に消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存すると、封入している貼付剤中の浸透力が強い揮発性成分により、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度が劣化し、層間剥離(デラミネーション)が生じてしまう課題があった。
この課題を解決するために特許文献1では、層間のラミネート強度が劣化することなく、層間剥離を防ぐために、層間にポリオールからなる主剤とイソシアネート化合物を特定の割合で配合した硬化剤を用いた接着剤(アンカーコート)層を積層したことを特徴とする積層フィルムが提案されている。しかし、この接着剤層は、ポリオールおよびイソシアネート化合物を重合させてなる、いわゆるポリウレタン系接着剤であり、層間のラミネート強度の劣化は改善できるが、消炎鎮痛成分が貼付剤から積層フィルムへと移行しやすくなり、残存量が低下するという課題が発生した。
消炎鎮痛成分の包装体への移行を抑制するために、近年では、シーラント層に特許文献2に記載のポリエチレンテレフタラート樹脂(非結晶性PET)やポリアクリロニトリル樹脂(PAN)などが用いられている。しかし、これら素材は調達コストが比較的高いために積層フィルムの製造にかかるコストが大幅に上がるという課題がある。
そのため、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの開発が望まれていた。
特開2006−187908号公報 特開平8−143453号公報
本発明の目的は、上述の状況を鑑みてなされたもので、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムを提供することである。
本発明者らは、上述の課題を解決すべく鋭意検討した結果、アルミニウム箔層が基材層の少なくとも片面の最外層に積層されており、この上に接着剤層およびシーラント層がこの順序で設けられている積層フィルムにおいて、接着剤層に有機チタン系アンカーコート剤、シーラント層にポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂を用いることにより、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムを得ることができることを見出し、この知見に基づき、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)から(4)に示したものである。
(1)消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムであって、該アルミニウム箔層が基材層の少なくとも片面の最外層に積層されており、この上に接着剤層およびシーラント層がこの順序で設けられている積層フィルムにおいて、接着剤層に有機チタン系アンカーコート剤、シーラント層にポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂を用いて形成されていることを特徴とする消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
(2)前記ポリエチレン系樹脂が、低密度ポリエチレンである(1)に記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
(3)前記ポリプロピレン系樹脂が、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレンおよびランダムポリプロピレンから選ばれる少なくとも1種である(1)に記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
(4)前記消炎鎮痛貼付剤の消炎鎮痛成分が、フルルビプロフェンである(1)から(3)のいずれかに記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
以上述べたように、本発明は、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムを提供することができる。
図1は、本発明の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの一例の断面略図である。 図2は、本発明の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの一例の断面略図である。 図3は、従来の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの一例の断面略図である。 図4は、従来の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの一例の断面略図である。
以下に、本発明を実施するための形態の例について図面を参照にして詳細に説明する。なお、本明細書に記載の例示は、本発明を特に限定するものではない。
図1は、本発明の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム(10)の一例の断面略図である。
本発明に用いる基材層(11)としては、基材層の少なくとも片面の最外層にアルミニウム箔層(4)が積層されていれば特に限定しないが、必要に応じて、基材(1)、接着樹脂層(2)などを積層することができる。
本発明に用いる基材(1)としては、たとえば、ポリエステル、ポリプロピレンおよびポリアミドなどのプラスチックの延伸または未延伸のフィルム、各種プラスチックフィルムにポリビニルアルコールを塗工した加工フィルム、アルミニウムなどの金属や酸化ケイ素などの金属酸化物の薄膜を蒸着した加工フィルムおよび上質紙などが挙げられ、単独あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。また、これらの上に接着樹脂層(2)が安定的に形成できるようにするために、コロナ処理などの表面処理をすることができる。
本発明に用いるアルミニウム箔層(4)としては、たとえば、アルミニウム箔およびアルミニウムの薄膜を蒸着した加工フィルムなどが挙げられ、単独あるいは2種を組み合わせて用いることができるが、より好ましくはアルミニウム箔である。
本発明に用いる接着樹脂層(2)としては、基材(1)とアルミニウム箔層(4)の接着に用いる熱可塑性樹脂層であって、たとえば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂が使用でき、具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンおよびエチレン−αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂、ホモ・ブロック・ランダムの各ポリプロピレン樹脂、プロピレン−αオレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体およびエチレン−メタクリル酸共重合体などのエチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル、エチレン−アクリル酸エチル、エチレン−メタクリル酸メチルおよびエチレン−メタクリル酸エチルなどのエチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体のエステル化合物、カルボン酸部位をナトリウムイオンまたは亜鉛イオンで架橋したエチレン−α,β不飽和カルボン酸共重合体のイオン架橋物、エチレン−無水マレイン酸グラフト共重合体およびエチレン−アクリル酸エチル−無水マレイン酸のような三元共重合体などの酸無水物変性ポリオレフィン、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体などのエポキシ化合物変性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂などが挙げられ、単独あるいは2種以上組み合わせて用いることができ、押出し法により設けることができる。
本発明に用いる接着剤層(5)としては、たとえば、グラビアコーティングなどの公知の方法で、基材層(11)のアルミニウム箔層(4)に有機チタン系アンカーコート剤を塗布した後、加熱乾燥させて形成した被膜である。
本発明に用いるシーラント層(6)としては、接着剤層(5)を形成した基材層(11)とラミネートすることで設けることができ、たとえば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂が使用でき、具体的には、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンおよびエチレン−αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂、ホモ・ブロック・ランダムの各ポリプロピレン樹脂が挙げられ、単独あるいは2種以上組み合わせて用いることができるが、より好ましくは低密度ポリエチレンである。
シーラント層(6)の厚みとしては、特に限定はないが、より好ましくは20〜30μmの範囲である。
本発明の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムの製造に際しては、従来公知の常法または今後新しく提供される方法で製造することができる。その代表的な製造方法を図2を参照して説明する。
アルミニウム箔層(4)(厚み7μm)の片面に有機チタン系アンカーコート剤による接着剤層(3)を形成し、その上に低密度ポリエチレン樹脂を接着樹脂層(2)として厚み20μmとなるように押し出し、基材(1)として上質紙(52.3g/m)と貼り合わせて積層した基材層(11)を得る。
基材層(11)のアルミニウム箔層(4)面に有機チタン系アンカーコート剤を塗布して接着剤層(5)を形成し、その面にシーラント層(6)として低密度ポリエチレン樹脂を厚み30μmとなるように押し出して貼り合わせ、本発明の図2に示した構成の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム(100)を得ることができる。
また、本発明の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムを用いた消炎鎮痛貼付剤用包装体は、たとえば、次のようにして作製することができる。
消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム(100)を20cm角に裁断し、表裏に用いてシーラント層(6)面を重ねて側端部および底部の三方の端部をヒートシールし、消炎鎮痛貼付剤用包装体を作製することができる。
以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説明するが、本発明はこれに限定はされない。
(実施例1)
アルミニウム箔層(4)(厚み7μm)の片面に有機チタン系アンカーコート剤による接着剤層(3)を形成し、その上に低密度ポリエチレン樹脂を接着樹脂層(2)として厚み20μmとなるように押し出し、基材(1)として上質紙(52.3g/m)と貼り合わせて積層した基材層(11)を得た。
基材層(11)のアルミニウム箔層(4)面に有機チタン系アンカーコート剤を塗布して接着剤層(5)を形成し、その面にシーラント層(6)として低密度ポリエチレン樹脂を厚み30μmとなるように押し出して貼り合わせ、本発明の図2に示した構成の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム(100)を得た。
得られた消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムに対し、試験例1に従って安定性試験を行った際の薬物残存率は、93%であった。また、試験例2に従ってラミネート強度測定を行った際のラミネート強度は、4.92N/25.4mm(ライナー側)および4.37N/25.4mm(不織布側)であった。結果を表1に示す。
(試験例1)
安定性試験
前述の実施例1の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム、後述する比較例1および2の積層フィルムを用い、次に示す方法で安定性試験を行った。
20cm角に裁断した各被験積層フィルムを表裏に用いて、シーラント層面を重ねて三方端部をヒートシールし、消炎鎮痛貼付剤を封入してから残りの端部をヒートシールした。このとき、消炎鎮痛貼付剤として三笠製薬株式会社「ゼポラスパップ40mg」を用いた。その後、これらを60℃で保存した。保存開始時および保存開始3週間後に消炎鎮痛貼付剤中の消炎鎮痛成分(フルルビプロフェン)の残存量を高速液体クロマトグラフィーにて定量した。保存開始時のフルルビプロフェン量に対する保存開始3週間後のフルルビプロフェン量を百分率で算出し、薬物残存率(%)とした。
Figure 2016067669
(試験例2)
ラミネート強度(アルミニウム箔層/シーラント層間)測定
前述の実施例1の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム、後述する比較例1および2の積層フィルムを用い、次に示す方法でラミネート強度測定を行った。
20cm角に裁断した各被験積層フィルムを表裏に用いて、シーラント層面を重ねて三方端部をヒートシールし、消炎鎮痛貼付剤を封入してから残りの端部をヒートシールした。このとき、消炎鎮痛貼付剤として三笠製薬株式会社「ゼポラスパップ40mg」を用いた。その後、これらを40℃で保存した。保存開始3ヶ月後にライナー側および不織布側それぞれのアルミニウム箔層とシーラント層間の接着強度をJIS K 6854−1「接着剤 はく離接着強さ試験方法 第一部:90度はく離」に規定された試験方法に準じて測定し、ラミネート強度(N/25.4mm)とした。
(比較例1)
基材層(11)のアルミニウム箔層(4)面に塗布する接着剤層(5)のアンカーコート剤を有機チタン系からイミン系に変えた以外は、実施例1の場合と同様にして図3に示した構成の積層フィルム(101)を得た。
得られた積層フィルムに対し、試験例1に従って安定性試験を行った際の薬物残存率は、55%であった。また、試験例2に従ってラミネート強度測定を行った際のラミネート強度は、1.31N/25.4mm(ライナー側)および0.11N/25.4mm(不織布側)であった。結果を表1に示した。
(比較例2)
基材層(11)のアルミニウム箔層(4)面に塗布する接着剤層(5)のアンカーコート剤を有機チタン系からウレタン系に変えた以外は、実施例1の場合と同様にして図4に示した構成の積層フィルム(102)を得た。
得られた積層フィルムに対し、試験例1に従って安定性試験を行った際の薬物残存率は、67%であった。また、試験例2に従ってラミネート強度測定を行った際のラミネート強度は、4.50N/25.4mm(ライナー側)および4.83N/25.4mm(不織布側)であった。結果を表1に示した。
本発明は、消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムに関するものであって、産業上十分に利用できるものである。
100…消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム
101…積層フィルム
102…積層フィルム
10…消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム
11…基材層
1…基材
2…接着樹脂層
3…有機チタン系アンカーコート剤による接着剤層
4…アルミニウム箔層
5…接着剤層
6…シーラント層

Claims (4)

  1. 消炎鎮痛貼付剤を封入し、長期保存しても、アルミニウム箔層とこれに隣接する層との間のラミネート強度を保つことができ、かつ、貼付剤中の消炎鎮痛成分の残存量を保つことができる消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルムであって、該アルミニウム箔層が基材層の少なくとも片面の最外層に積層されており、この上に接着剤層およびシーラント層がこの順序で設けられている積層フィルムにおいて、接着剤層に有機チタン系アンカーコート剤、シーラント層にポリエチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂を用いて形成されていることを特徴とする消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
  2. 前記ポリエチレン系樹脂が、低密度ポリエチレンである請求項1に記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
  3. 前記ポリプロピレン系樹脂が、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレンおよびランダムポリプロピレンから選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
  4. 前記消炎鎮痛貼付剤の消炎鎮痛成分が、フルルビプロフェンである請求項1から3のいずれか1項に記載の消炎鎮痛貼付剤用包装体に用いる積層フィルム。
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