JP2016065504A - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明においては、DPF再生時にターボ過給機の過回転が生じた場合に、DPF再生のために設定されたポスト噴射の燃料噴射量を減量し、ポスト噴射を中止することなくポスト噴射を適切に維持するので、DPF再生を継続しつつ、ターボ過給機の過回転を防止することができる。つまり、ターボ過給機の過回転の防止とDPF再生とを両立して、DPF再生を継続しながら、ターボ過給機の過回転を防止することができる。
このように構成された本発明においては、DPF再生時にターボ過給機の過回転が生じた場合に、ポスト噴射の段数(ポスト噴射として燃料を噴射する回数)を減らすので、簡易な制御構成により、ターボ回転数を低下させるように、ポスト噴射の燃料噴射量を適切に減量することができる。
このように構成された本発明においては、ポスト噴射の燃料噴射量を減量してもターボ過給機の過回転が解消しない場合に、ポスト噴射の燃料噴射量の減量によってはターボ過給機の過回転を防止しきれないものとして、ポスト噴射を停止するので、ターボ過給機の過回転の防止を最優先することができる。
このように構成された本発明においては、ポスト噴射を停止した後にメイン噴射の燃料噴射量を減量するので、ポスト噴射を停止した後も、ターボ過給機の過回転を適切に防止することができる。
このように構成された本発明においては、メイン噴射の燃料噴射量の減量に伴ってアフター噴射の燃料噴射量も更に減量するので、ターボ過給機の過回転を効果的に防止することができる。この場合、DPF再生のために設定されたアフター噴射の燃料噴射量から減量していくので、上記のようにポスト噴射を停止した後であっても、アフター噴射によってDPF再生を継続することができる。
このように構成された本発明においては、アフター噴射の燃料噴射量を所定量(例えばDPF再生を適切に行うことができる噴射量の下限値)にまで減量しても、ターボ過給機の過回転が解消しない場合に、DPF再生のためのアフター噴射の制御を停止して、DPF再生を実質的に停止させるので、ここからアフター噴射量を更に減量して、ターボ過給機の過回転の防止を最優先することができる。
このように構成された本発明においては、燃料噴射量の減量によりターボ過給機の過回転が解消した場合に、メイン噴射を復帰させる制御を行い、この制御の後にポスト噴射を復帰させる制御を行うので、つまり、メイン噴射及びポスト噴射を同時に復帰させずに、メイン噴射、ポスト噴射の順に復帰させるので、燃料噴射の復帰に伴うトルク変動や音の変化を適切に抑制することができる。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムについて説明する。図1は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムの概略構成図である。
また、吸気系INにおいては、エアクリーナ3の直下流側の吸気通路1上には、吸入空気量を検出するエアフローセンサ101と吸気温度を検出する吸気温度センサ102とが設けられ、ターボ過給機5のコンプレッサ5aには、このコンプレッサ5aの回転数(ターボ回転数)を検出するターボ回転数センサ103が設けられ、吸気シャッター弁7には、この吸気シャッター弁7の開度を検出する吸気シャッター弁位置センサ105が設けられ、インタークーラ8の直下流側の吸気通路1上には、吸気温度を検出する吸気温度センサ106と吸気圧を検出する吸気圧センサ107とが設けられ、サージタンク12には、吸気マニホールド温度センサ108が設けられている。これらの、吸気系INに設けられた各種センサ101〜108は、それぞれ、検出したパラメータに対応する検出信号S101〜S108をECU60に出力する。
また、エンジンEには、エンジンEなどを冷却する冷却水の温度を検出する冷却水温度センサ109と、クランクシャフト25のクランク角度を検出するクランク角センサ110と、油圧及び/又は油温を検出する油圧/油温センサ111と、オイルレベルを検出する光学式オイルレベルセンサ112と、が設けられている。これらの、エンジンEに設けられた各種センサ109〜112は、それぞれ、検出したパラメータに対応する検出信号S109〜S112をECU60に出力する。
また、燃料供給系FSにおいては、高圧燃料ポンプ33には、燃料温度を検出する燃料温度センサ114が設けられ、コモンレール35には、燃圧を検出する燃圧センサ115が設けられている。これらの、燃料供給系FSに設けられた各種センサ114、115は、それぞれ、検出したパラメータに対応する検出信号S114、S115をECU60に出力する。
また、排気系EXにおいては、ターボ過給機5のタービン5bの上流側の排気通路41上には、排気圧を検出する排気圧センサ116と排気温度を検出する排気温度センサ117とが設けられ、DOC45の直上流側及びDOC45とDPF46との間には、それぞれ、排気温度を検出する排気温度センサ118、119が設けられ、DPF46には、このDPF46の上流側と下流側との排気圧の差を検出するDPF差圧センサ120が設けられ、DPF46の直下流側の排気通路41上には、酸素濃度を検出するリニアO2センサ121と排気温度を検出する排気温度センサ122とが設けられている。これらの、排気系EXに設けられた各種センサ116〜122は、それぞれ、検出したパラメータに対応する検出信号S116〜S122をECU60に出力する。
図2に示すように、タービンケーシング153内に形成されたタービン室153aには、そのほぼ中央部に配置されたタービン5bの周囲を取り囲むように複数の可動式のフラップ5c、5c、…が配設され、各フラップ5cはタービン室153aの一方の側壁を貫通する支軸131aにより回動可能に支持されている。各フラップ5cは、それぞれ支軸5dの回りに図2の時計回りに回動して、相互に近接するように傾斜すると、各フラップ5cの相互間に形成されるノズル155、155、…の開度(ノズル断面積)が小さく絞られて、排気流量の少ないときでも高い過給効率を得ることができる。一方、各フラップ5cを上記と反対側に回動させて、相互に離反するように傾斜させれば、ノズル断面積が大きくなるので、排気流量の多いときでも通気抵抗を低減して、過給効率を高めることができる。
また、リング部材157は、リンク機構158を介してアクチュエータのロッド163に駆動連結されており、該アクチュエータの作動によりリング部材157を介して各フラップ5cが回動される。すなわち、リンク機構158は、一端部をリング部材157に回動可能に連結された連結ピン158aと、該連結ピン158aの他端部に一端部を回動可能に連結された連結板部材158bと、該連結板部材158bの他端部に連結されると共に、タービンケーシング153の外壁を貫通する柱状部材158cと、該柱状部材158cのタービンケーシング153外へ突出する突出端部に一端部を連結された連結板部材158dとからなり、該連結板部材158dの他端部が連結ピン(図示せず)によりアクチュエータのロッド163に回動可能に連結されている。
図3に示すように、低負荷・低回転数側に規定されたエンジンEの運転領域R1(第1運転領域に相当する)は、高圧EGR装置43が作動される高圧EGR領域であり、この高圧EGR領域R1よりも高負荷・高回転数側に規定されたエンジンEの運転領域R2(第2運転領域に相当する)は、低圧EGR装置48が作動される低圧EGR領域である。より詳しくは、低圧EGR領域R2内の一部の領域(高圧EGR領域R1との境界付近の領域)では、低圧EGR装置48だけでなく、高圧EGR装置43も作動される、つまり高圧EGR装置43及び低圧EGR装置48の併用領域となる。また、低圧EGR領域R2よりも更に高負荷・高回転数側に規定されたエンジンEの運転領域R3は、高圧EGR装置43及び低圧EGR装置48のいずれも作動されない領域(以下では適宜「非EGR領域」と呼ぶ。)である。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態によるエンジンシステム200において実施される基本制御について説明する。図4は、本発明の実施形態による基本制御を示すフローチャートである。このフローでは、要求噴射量などに応じた目標酸素濃度及び目標吸気温度を実現するための制御がなされる。また、このフローは、ECU60によって所定の周期で繰り返し実行される。
次いで、ステップS12では、ECU60は、アクセル開度センサ100が検出したアクセル開度(検出信号S100に対応する)に基づいて、エンジンEから出力させるべき目標トルクを設定する。
次いで、ステップS13では、ECU60は、ステップS12で設定した目標トルクと、エンジン回転数とに基づいて、燃料噴射弁20から噴射させるべき要求噴射量を設定する。
次いで、ステップS14では、ECU60は、ステップS13で設定した要求噴射量と、エンジン回転数とに基づいて、燃料の噴射パターンと、燃圧と、目標酸素濃度と、目標吸気温度と、EGR制御モード(高圧EGR装置43及び低圧EGR装置48の両方又は一方を作動させるモード、或いは高圧EGR装置43及び低圧EGR装置48のいずれも作動させないモード)とを設定する。
次いで、ステップS15では、ECU60は、ステップS14で設定した目標酸素濃度及び目標吸気温度を実現する状態量を設定する。例えば、この状態量には、高圧EGR装置43によって吸気系INに還流させる排気ガス量(高圧EGRガス量)や、低圧EGR装置48によって吸気系INに還流させる排気ガス量(低圧EGRガス量)や、ターボ過給機5による過給圧などが含まれる。
次いで、ステップS16では、ECU60は、ステップS15で設定した状態量に基づいて、エンジンシステム200の各構成要素のそれぞれを駆動する各アクチュエータを制御する。この場合、ECU60は、状態量に応じた制限値や制限範囲を設定し、状態値が制限値や制限範囲による制限を遵守するような各アクチュエータの制御量を設定して制御を実行する。
以下では、本発明の実施形態による、ターボ過給機5の過回転を防止するための制御(ターボ過回転防止制御)について説明する。
したがって、本実施形態では、ECU60は、DPF再生時にターボ過給機5の過回転が生じた場合に、DPF再生のためのポスト噴射量を減量するポスト噴射量減量制御を行う。この場合、ECU60は、ポスト噴射量を適度に減量することで、DPF再生を継続しつつ、ターボ過給機5の過回転を防止するようにする。つまり、ターボ過給機5の過回転の防止を優先してDPF再生を即座に中止するのではなく、ターボ過給機5の過回転の防止とDPF再生とを両立して、DPF再生を継続しながら、ターボ過給機5の過回転を防止するようにする。
プレ噴射は、NOx低減や燃焼音改善を図るべく、エンジンEの燃焼室17内に事前に火種を作り出すための燃料噴射であり、メイン噴射は、出力すべきエンジントルクを発生させるための燃料噴射であり、エンジントルクを積極的にコントロールするための燃料噴射である。
また、アフター噴射は、燃料の未燃分(燃え残り燃料)を完全燃焼させるための燃料噴射(後燃え噴射)である。このアフター噴射の燃料噴射量(以下では「アフター噴射量」と呼ぶ。)は、メイン噴射の燃料噴射量(以下では「メイン噴射量」と呼ぶ。)と相関関係がある。具体的には、メイン噴射量とアフター噴射量との比率が運転状態に応じて予め定められた値に固定されており、この比率に従って、メイン噴射量の増量に伴ってアフター噴射量が増量され、メイン噴射量の減量に伴ってアフター噴射量が減量されるようになっている。
また、ポスト噴射は、排気温度を上昇させて、排気ガスに対して後処理(特にDPF再生)を行うための燃料噴射である。図5に示すように、ポスト噴射は、燃料を多段噴射(例えば1〜5の段数の噴射であり、噴射すべき合計の燃料量に応じた段数が適用される)することによって行われる。DPF再生においては、ポスト噴射された燃料が、燃焼室17で燃焼されずに排気通路41に排出されて、DOC45において酸化(酸素と反応)して発熱し、これにより昇温した排気ガスがDPF46に供給されることにより、DPF46に堆積した粒子状物質が燃焼して除去される。この場合、ポスト噴射された燃料は、燃えながら排気通路41を移動していき、このエネルギーがターボ過給機5のタービン5bに伝達されて、ターボ回転数を上昇させるのである。
更に、図6に示す本実施形態による制御においては、DPF再生時にターボ過給機5の過回転が生じた場合に、ポスト噴射量減量制御に加えて、エンジンEの運転状態に応じた目標過給圧に実過給圧を設定するための過給圧F/B制御(フィードバック制御)の実行を停止するものとする。図6には、このような本実施形態と比較するために、DPF再生時にターボ過給機5の過回転が生じた場合に、ポスト噴射量減量制御を実行するが、過給圧F/B制御の実行を停止せずに、過給圧F/B制御を実行し続ける、比較例(以下では「第2比較例」と呼ぶ。)による結果も示す。
上述したように、本実施形態において過給圧F/B制御の実行を停止する理由は以下の通りである。ターボ過給機5の過回転を防止するために、ポスト噴射量減量制御によりポスト噴射量を減量すると、実過給圧が低下する(特にエンジン回転数が大きい領域では実過給圧の低下が顕著となる)。この際に過給圧F/B制御を実行していると、低下した実過給圧(具体的には目標過給圧未満に低下した実過給圧)を上昇させるように、つまり目標過給圧から乖離した実過給圧を目標過給圧に向けて上昇させるように、ターボ過給機5のフラップ5cの開度(VGT開度)を閉じ側に変化させる制御が行われる。これにより、ターボ回転数が上昇してしまう。そのため、過給圧F/B制御は、ターボ過給機5の過回転を防止すべく、ターボ回転数を低下させようとするポスト噴射量減量制御と相反するものとなる。つまり、過給圧F/B制御は、ターボ過回転防止制御としてのポスト噴射量減量制御と背反する制御となる。したがって、本実施形態では、ターボ過回転防止制御を実行する場合に、過給圧F/B制御の実行を停止することとした。
なお、ターボ回転数が所定値Th1に達する時刻t2では、本実施形態及び第2比較例の両方とも、VGT開度がほぼ全開の開度になっているものとする(グラフG31、G32参照)。
このような判定の結果、DPF再生フラグがオンとなっていると判定されなかった場合(ステップS21:No)、つまりDPF再生フラグがオフである場合、処理は終了する。この場合には、ECU60は、本実施形態によるターボ過回転防止制御を実行しない。
ステップS25で用いる第2所定値は、メイン噴射量減量制御の要否を判定するための閾値であり、第1所定値と同様に、ターボ過給機5のコンプレッサ5aの過回転に相当する回転数(例えばコンプレッサ5aの破損等が生じ得る回転数)に基づいて設定される。例えば、第2所定値は、第1所定値よりも若干高い、260000回転/分に設定される。なお、第2所定値を第1所定値と異なる値に設定することに限定はされず、第2所定値を第1所定値と同じ値に設定してもよい。
上述したように、メイン噴射量とアフター噴射量との比率が運転状態に応じて予め定められた値に固定されているため、ECU60は、メイン噴射量減量制御によってメイン噴射量を減量すると同時に、この予め定められた比率に従って、アフター噴射量も減量する。
次に、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の作用効果について説明する。
特に、本実施形態によれば、DPF再生時にターボ過給機5の過回転が生じた場合に、ポスト噴射の段数(ポスト噴射として燃料を噴射する回数)を減らすので、簡易な制御構成により、ターボ回転数を低下させるように、ポスト噴射量を適切に減量することができる。
更に、本実施形態によれば、ポスト噴射を停止した後にメイン噴射量を減量するので、ポスト噴射を停止した後も、ターボ過給機5の過回転を適切に防止することができる。
特に、本実施形態では、メイン噴射量の減量に伴ってアフター噴射量も更に減量するので、ターボ過給機5の過回転を効果的に防止することができる。この場合、アフター噴射量を、DPF再生を適切に行うことができる噴射量から減量していくので、上記のようにポスト噴射を停止した後であっても、アフター噴射によってDPF再生を継続することができる。
そして、本実施形態では、DPF再生を適切に行うことができる噴射量の下限値までアフター噴射量を減量しても、ターボ過給機5の過回転が解消しない場合に、DPF再生を実質的に停止させるので、ここからアフター噴射量を更に減量して、ターボ過給機5の過回転の防止を最優先することができる。
5 ターボ過給機
5a コンプレッサ
5b タービン
5c フラップ
20 燃料噴射弁
41 排気通路
43 高圧EGR装置
45 DOC
46 DPF
48 低圧EGR装置
60 ECU
200 エンジンシステム
E エンジン
Claims (7)
- エンジンの制御装置であって、
排気通路に設けられたタービンと吸気通路に設けられたコンプレッサとを備え、排気ガスによって上記タービンを回転させることにより上記コンプレッサを駆動して吸気を過給するターボ過給機と、
排気通路に設けられ、排気ガス中の粒子状物質を捕集するDPFと、
上記DPFに堆積した粒子状物質を除去するために、メイン噴射の後に燃料を噴射するポスト噴射を制御することにより、DPF再生を実行するDPF再生制御手段と、
上記DPF再生制御手段が上記DPF再生を実行している間に、上記ターボ過給機の回転数が第1所定値以上になった場合に、上記DPF再生制御手段によって制御された上記ポスト噴射の燃料噴射量を減量する噴射量減量制御手段と、
を有することを特徴とするエンジンの制御装置。 - 上記DPF再生制御手段は、燃料を多段噴射することで上記ポスト噴射を実行し、
上記噴射量減量制御手段は、上記ポスト噴射の燃料噴射量を減量すべく、上記ポスト噴射の段数を減らす、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 上記噴射量減量制御手段は、上記ポスト噴射の燃料噴射量を減量しても上記ターボ過給機の回転数が第2所定値未満にならない場合には、上記ポスト噴射を停止する、請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
- 上記噴射量減量制御手段は、上記ポスト噴射を停止した後に、上記メイン噴射の燃料噴射量を減量する、請求項3に記載のエンジンの制御装置。
- 上記DPF再生制御手段は、上記ポスト噴射に加えて、上記メイン噴射と上記ポスト噴射との間に燃料を噴射するアフター噴射を更に制御することにより、上記DPF再生を実行し、
上記噴射量減量制御手段は、上記メイン噴射の燃料噴射量の減量に伴って、上記DPF再生制御手段によって制御された上記アフター噴射の燃料噴射量も更に減量する、請求項4に記載のエンジンの制御装置。 - 上記DPF再生制御手段は、上記噴射量減量制御手段が上記アフター噴射の燃料噴射量を所定量にまで減量しても上記ターボ過給機の回転数が上記第2所定値未満にならない場合には、上記DPF再生のための上記アフター噴射の制御を停止する、請求項5に記載のエンジンの制御装置。
- 上記噴射量減量制御手段による燃料噴射量の減量により上記ターボ過給機の回転数が上記第2所定値未満になった場合に、上記メイン噴射を復帰させる制御を行い、この制御の後に上記ポスト噴射を復帰させる制御を行う復帰制御手段を更に有する、請求項4乃至6のいずれか一項に記載のエンジンの制御装置。
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