JP2016054039A - 蓄電素子の製造方法及び蓄電素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電要素の合剤層非形成部をフォーミングする際に、合剤層非形成部が損傷するのを抑制することが可能な蓄電素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この電池1の製造方法は、正極集電体31上に正極合剤層32が形成されている正極合剤層形成部R1および正極合剤層32が形成されていない正極合剤層非形成部R2を含む正極3とセパレータ5とを巻回した発電要素2を備え、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2における内周部2aに配置した状態で、発電要素2を減圧環境下に置くことによって、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2を押圧する工程を備える。
【選択図】図2
【解決手段】この電池1の製造方法は、正極集電体31上に正極合剤層32が形成されている正極合剤層形成部R1および正極合剤層32が形成されていない正極合剤層非形成部R2を含む正極3とセパレータ5とを巻回した発電要素2を備え、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2における内周部2aに配置した状態で、発電要素2を減圧環境下に置くことによって、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2を押圧する工程を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、蓄電素子の製造方法及び蓄電素子に関し、特に、合剤層非形成部を含む蓄電素子の製造方法及びこの製造方法により製造される蓄電素子に関する。
従来、合剤層非形成部を含む電池の製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電極集電体上に活物質(合剤層)が形成されている活物質形成部および活物質が形成されていない活物質非形成部を含む電極とセパレータとを巻回した発電要素を備える電池の製造方法が開示されている。この電池の製造方法は、発電要素の層間及び外周部に銅製のクシ歯を配置し、銅製の加圧部材(押圧部材)を用いてクシ歯とともに活物質非形成部を挟み込んで活物質非形成部をフォーミングする(活物質非形成部の形状を整える)工程を備えている。
しかしながら、上記特許文献1の電池の製造方法では、銅製のクシ歯及び加圧部材(押圧部材)により活物質非形成部を挟み込んで活物質非形成部をフォーミングする際に、活物質非形成部に負荷が掛かり、その結果、活物質非形成部を損傷する場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、合剤層非形成部をフォーミングする(合剤層非形成部の形状を整える)際に、合剤層非形成部が損傷するのを抑制することが可能な蓄電素子の製造方法及びその製造方法により製造される蓄電素子を提供することである。
この発明の第1の局面による蓄電素子の製造方法は、電極集電体上に合剤層が形成されている合剤層形成部および合剤層が形成されていない合剤層非形成部を含む電極とセパレータとを巻回した発電要素を備える蓄電素子の製造方法であって、合剤層非形成部成形治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、発電要素を減圧環境下に置くことによって、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する工程を備える。
この発明の第1の局面による蓄電素子の製造方法では、上記のように、合剤層非形成部成形治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、発電要素を減圧環境下に置くことによって、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する工程を設けることにより、金属製のクシ歯及び加圧部材により合剤層非形成部を挟み込んで合剤層非形成部をフォーミングする(合剤層非形成部の形状を整える)場合と異なり、減圧時に大気圧によって押圧されることにより合剤層非形成部をフォーミングすることができる。これにより、フォーミングの際に合剤層非形成部に掛かる負荷を低減することができる。その結果、合剤層非形成部が損傷するのを抑制することができる。
なお、本発明における内周部とは、巻回した発電要素の最も内側の部分(面)の内側を示す概念である。また、本発明における外周部とは、巻回した発電要素の最も外側の部分(面)の外側を示す概念である。
この第2の局面による蓄電素子の製造方法は、電極集電体上に合剤層が形成されている合剤層形成部および合剤層が形成されていない合剤層非形成部を含む電極とセパレータとを巻回した発電要素を備える蓄電素子の製造方法であって、電極集電体は、金属製であり、合剤層非形成部成形治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、電極集電体よりも柔らかい部材によって、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する工程を備える。
この発明の第2の局面による蓄電素子の製造方法では、上記のように、合剤層非形成部成形治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、金属製の電極集電体よりも柔らかい部材によって、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する工程を設けることにより、金属製のクシ歯及び加圧部材により合剤層非形成部を挟み込んで合剤層非形成部をフォーミングする(合剤層非形成部の形状を整える)場合と異なり、金属製の電極集電体よりも柔らかい部材により合剤層非形成部をフォーミングすることができる。これにより、フォーミングの際に合剤層非形成部に掛かる負荷を低減することができる。その結果、合剤層非形成部が損傷するのを抑制することができる。
上記第1または第2の局面による蓄電素子の製造方法において、好ましくは、発電要素は、巻回軸線が延びる方向から見て、略長円形状であり、合剤層非形成部成形治具としての内周側治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置し、かつ、内周側治具とは異なる外周側治具を発電要素の合剤層非形成部における曲面形状を有する部分の外周部に配置した状態で、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する。このように構成すれば、合剤層非形成部をフォーミングする際に形状が歪みやすい発電要素の合剤層非形成部における曲面形状を有する部分の外周部に外周側治具を配置した状態で、合剤層非形成部をフォーミングすることができるので、合剤層非形成部を損傷するのを抑制しながら、歪むのを抑制して精度よく合剤層非形成部をフォーミングすることができる。なお、「長円形状」は、長円形状(長手方向に延びる一対の直線部を含み一対の直線部の端部が半円により接続されるような形状)および楕円形状を含む概念である。
上記第1または第2の局面による蓄電素子の製造方法において、好ましくは、発電要素の巻回軸線が延びる方向から見て、合剤層非形成部成形治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部の略全体と接触するように発電要素の合剤層非形成部における内周部に嵌め込んだ状態で、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧する。このように構成すれば、発電要素の巻回軸線が延びる方向から見て、発電要素の合剤層非形成部の略全体を均一にフォーミングすることができる。
この発明の第3の局面による蓄電素子は、上記第1または第2の局面による蓄電素子の製造方法を用いて製造される。
この発明の第3の局面では、上記第1または第2の局面による蓄電素子の製造方法を用いることによって、合剤層非形成部をフォーミングする際に、合剤層非形成部が損傷するのが抑制された蓄電素子を得ることができる。
本発明によれば、上記のように、合剤層非形成部をフォーミングする際に、合剤層非形成部が損傷するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による蓄電素子としての電池1の構成について説明する。なお、図2及び図3においては後述する内周側治具20を図示し、図3においては後述する外面側治具21を図示しているが、内周側治具20及び外面側治具21は、電池1の製造時にのみ使用され、完成した状態では取り外される。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による蓄電素子としての電池1の構成について説明する。なお、図2及び図3においては後述する内周側治具20を図示し、図3においては後述する外面側治具21を図示しているが、内周側治具20及び外面側治具21は、電池1の製造時にのみ使用され、完成した状態では取り外される。
本発明の第1実施形態による電池(たとえば、リチウムイオン電池)1は、図1に示すように、発電要素2を備えている。発電要素2は、図2に示すように、正極3と負極4との間にセパレータ5を介在させて、正極3と負極4とセパレータ5とを巻回軸線700を中心に巻回することにより形成されている。また、発電要素2は、図1に示すように、ケース6の内部に収納されている。また、図示しない電解質と発電要素2とがケース6の内部に収納された状態でケース6の開口部を塞ぐように、電池蓋7がケース6に取り付けられている。また、正極3は把持部材8を介して正極端子11と電気的に接続され、負極4は把持部材9を介して負極端子10と電気的に接続されている。なお、図1では、正極3、負極4及びセパレータ5を巻回した状態を簡略化して発電要素2を示している。また、正極3及び負極4は、本発明の「電極」の一例である。
発電要素2は、図3及び図7に示すように、巻回軸線700が延びる方向(X方向)から見て、略長円形状を有している。
正極3は、図2に示すように、アルミニウム箔などからなる正極集電体31と、正極集電体31の両面に正極活物質を含有する正極合剤が塗布された正極合剤層32とを含む。また、正極活物質は、特に限定されるものではなく、種々の正極活物質を用いることが可能である。なお、正極集電体31は、本発明の「電極集電体」の一例である。また、正極合剤層32は、本発明の「合剤層」の一例である。
また、正極3は、X2方向側の正極合剤層32が形成されている正極合剤層形成部R1と、X1方向側の正極合剤層32が形成されていない正極合剤層非形成部R2とを含んでいる。また、正極合剤層非形成部R2は、正極合剤層形成部R1のX1方向側の端部からX1方向側に突出している。また、正極合剤層非形成部R2は、図2及び図3に示すように、正極合剤層非形成部R2をフォーミングする際に曲折されるX1方向側の曲折部311と、把持部材8によって把持されるX1方向側の把持部312とを含んでいる。また、正極合剤層非形成部R2は、曲折部311で折曲され、把持部312で束ねられている。また、把持部312は、図2に示すように、束ねられた(フォーミングされた)状態においてX方向に略平行である。なお、正極合剤層形成部R1は、本発明の「合剤層形成部」の一例である。また、正極合剤層非形成部R2は、本発明の「合剤層非形成部」の一例である。
負極4は、銅箔からなる負極集電体41と、負極集電体41の両面に負極活物質を含有する負極合剤が塗布された負極合剤層42とを含む。また、負極活物質は、特に限定されるものではなく、種々の負極活物質を用いることが可能である。なお、負極集電体41は、本発明の「電極集電体」の一例である。また、負極合剤層42は、本発明の「合剤層」の一例である。
また、負極4は、X1方向側の負極合剤層42が形成されている負極合剤層形成部R3と、X2方向側の負極合剤層42が形成されていない負極合剤層非形成部R4とを含んでいる。また、負極合剤層非形成部R4は、負極合剤層形成部R3のX2方向側の端部からX2方向側に突出している。即ち、正極合剤層非形成部R2と負極合剤層非形成部R4とは、互いに、X方向において反対方向に延びるように形成されている。また、負極合剤層非形成部R4は、図2及び図3に示すように、負極合剤層非形成部R4をフォーミングする際に曲折されるX2方向側の曲折部411と把持部材9によって把持されるX2方向側の把持部412とを含んでいる。また、負極合剤層非形成部R4は、曲折部411で折曲され、把持部412で束ねられている。また、把持部412は、図2に示すように、束ねられた(フォーミングされた)状態においてX方向に略平行である。なお、負極合剤層形成部R3は、本発明の「合剤層形成部」の一例である。また、負極合剤層非形成部R4は、本発明の「合剤層非形成部」の一例である。
また、X方向において、負極合剤層42の幅(負極合剤層形成部R3の幅)は、正極合剤層32の幅(正極合剤層形成部R1の幅)よりも大きい。また、負極合剤層42のX方向の両端部は、正極合剤層32のX方向の両端部よりも外側に延びるように構成されている。
セパレータ5は、正極3と負極4との間に配置されている。また、X方向において、セパレータ5の幅は、正極合剤層32の幅(正極合剤層形成部R1の幅)及び負極合剤層42の幅(負極合剤層形成部R3の幅)よりも大きい。また、セパレータ5のX方向の両端部は、正極合剤層32(正極合剤層形成部R1の幅)及び負極合剤層42(負極合剤層形成部R3の幅)のX方向のそれぞれの両端部よりも外側に延びるように構成されている。セパレータ5は、たとえば、ポリエチレンなどの多孔質絶縁材料により形成されている。
次に、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態による電池1の製造方法(組立方法)について説明する。まず、第1実施形態による電池1の製造時に使用される内周側治具20及び外面側治具21を説明し、その後、内周側治具20及び外面側治具21を用いた電池1の製造方法について説明する。なお、図2及び図6においては、説明の便宜上、外面側治具21を省略して図示している。
ここで、第1実施形態では、一対の内周側治具20(図2及び図4参照)及び一対の外周側治具21(図3及び図5参照)を配置した発電要素2を減圧環境下に置くことによって、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2及び負極集電体41の負極合剤層非形成部R4がフォーミングされる(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4の形状が整えられる)。なお、内周側治具20は、本発明の「合剤層非形成部形成治具」の一例である。
また、第1実施形態では、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2(負極集電体41の負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に用いられる内周側治具20は、図7に示すように、発電要素2に嵌め込まれた状態でX方向側から見て、Z方向に延びる略長円形状を有している。また、内周側治具20は、X方向側から見て、発電要素2の内周部2aに略対応するように構成されている。また、内周側治具20は、X方向側から見て、発電要素2(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4)の内周部2aの内周と略同じ長さの外周を有している。これにより、嵌め込まれた内周側治具20の形状に対応するように発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)が、フォーミングされる。また、内周側治具20は、図6に示すように、X方向に垂直な方向から見て、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)と略同じX方向の幅、又は、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)と比較して大きいX方向の幅を有している。また、内周側治具20は、X方向における正極合剤層形成部R1(負極合剤層形成部R3)側の先端部分が正極合剤層形成部R1(負極合剤層形成部R3)に侵入しないように構成されている。また、内周側治具20は、X方向に垂直な方向から見て、正極合剤層非形成部R2の把持部312(負極合剤層非形成部R4の把持部412)に対応する(重なる)部分201が、X方向に略平行になるように形成されている。また、正極合剤層非形成部R2の曲折部311(負極合剤層非形成部R4の曲折部411)に対応する(重なる)部分202は、発電要素2の中心方向(正極合剤層形成部R1側及び負極合剤層形成部R3側)に向けて先細りになるように(テーパ状に)形成されている。また、内周側治具20を形成する材料としては、発電要素2を押圧して正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に、略変形しないような物性を有する材料であれば、特に制限なく用いることができる。例えば、内周側治具20は、ポリエチレンなどの樹脂により形成することができる。
また、第1実施形態では、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2(負極集電体41の負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に用いられる外周側治具21は、図5に示すように、概略的には、樋形状を有している。具体的には、外周側治具21は、図7に示すように、X方向側から見て、内周面211が発電要素2の外周部2bのうち曲面形状を有する(所定のRを有する)部分(以下、曲面部2cという)に略対応するように略半円形状に形成されている。また、外周側治具21は、X方向と垂直な方向から見て、正極合剤層非形成部R2の把持部312(負極合剤層非形成部R4の把持部412)に対応する幅を有している。また、外周側治具21を形成する材料としては、発電要素2を押圧して正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に、略変形しないような物性を有する材料であれば、特に制限なく用いることができる。例えば、外周側治具21は、ポリエチレンなどの樹脂により形成することができる。
以下に、第1実施形態による上記した内周側治具20及び外面側治具21を用いた電池1の製造方法を具体的に説明する。
まず、正極3と負極4との間にセパレータ5を介在させて、正極3と負極4とセパレータ5とを巻回軸線700を中心に巻回することにより巻回軸線700が延びる方向(X方向)から見て略長円形状の発電要素2を形成する。この状態では、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)は、束ねられていない。
次に、図2及び図3に示すように、X1方向側及びX2方向側から、それぞれ、巻回された発電要素2の正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4に対応する位置に内周側治具20を挿入する。具体的には、内周側治具20を発電要素2の内周部2a側に配置する。また、発電要素2の巻回軸線700が延びる方向(X方向)から見て、内周側治具20を発電要素2における正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)の内周部2aの略全体と接触するように発電要素2に内周側治具20を嵌め込む。この際、内周側治具20は樹脂製であることにより正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を損傷させるおそれは低い。また、クシ歯のように発電要素2の層間に及び外周部2bに配置する必要がないので、製造工程を簡略化することが可能である。
次に、内周側治具20とは異なる2つの外周側治具21を巻回された発電要素2の正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4に対応する位置に配置する(取り付ける)。具体的には、外周側治具21の内周面211が発電要素2の曲面部2cに対応する位置に配置されるように取り付ける。この際、外周側治具21は樹脂製であることにより正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を損傷させるおそれは低い。
次に、内周側治具20を内周部2aに配置するとともに、外周側治具21を曲面部2cに配置した状態で、発電要素2を減圧環境下に置く。具体的には、発電要素2を図示しない袋などに入れて密封した状態で減圧する。すなわち、発電要素2を1気圧未満の環境下に置く。なお、発電要素2を真空(0気圧)に近い環境下に置くことが好ましい。これにより、発電要素2は袋などを介して外側から大気圧がかかることにより、図6及び図7に示す状態の発電要素2が外周部2bから内周部2aに向かって(Y方向側及びZ方向側に)押圧される。この際、曲折部311(411)も形成される。そして、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)が、図2及び図3に示すように、密着した状態で束ねられるようにフォーミングされる。また、この際、正極合剤層形成部R1及び負極合剤層形成部R3もセパレータ5を介して密着される。
また、本発明における発電要素2を入れる袋としては、発電要素2を収納して減圧環境下に置かれた際に、大気圧に押圧されることにより破損しないものであれば、特に制限されない。発電要素2を入れる袋としては、例えば、ポリエチレンなどの樹脂や金属ラミネートフィルムなどにより形成される袋を使用することができる。
次に、フォーミングされた発電要素2から内周側治具20及び外周側治具21を取り外す。
次に、図1に示すように、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングした発電要素2を把持部材8(9)に接続した後、図示しない電解質とともに、ケース6の内部に収納する。その後、レーザ溶接により電池蓋7をケース6に取り付ける。このようにして、電池1が形成される。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)における内周部2aに配置した状態で、発電要素2を減圧環境下に置くことによって、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を押圧する工程を設ける。これにより、金属製のクシ歯及び加圧部材などにより正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を挟み込んで正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする場合と異なり、空気の圧力により正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングすることができるので、フォーミングの際に正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)に掛かる負荷を低減することができる。その結果、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)が損傷するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、発電要素2は、巻回軸線700が延びる方向から見て、略長円形状であり、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)における内周部2aに配置し、かつ、外面側治具21を発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)における外周部2bの曲面部2cに配置した状態で、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を押圧する工程を設ける。これにより、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に形状が歪みやすい発電要素2(正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4))の曲面部2cに外面側治具21を配置した状態で正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングすることができるので、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を損傷するのを抑制しながら、精度よく正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングすることができる。また、減圧することによって、圧力が正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)全体に均等に加わるので、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を均一にフォーミングすることができる。
また、第1実施形態では、発電要素2の巻回軸線700が延びる方向から見て、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)における内周部2aの略全体と接触するように発電要素2の内周部2aに嵌め込んだ状態で、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を押圧する工程を設ける。これにより、発電要素2の巻回軸線700が延びる方向から見て、発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)の内周部2aの略全体を均一にフォーミングすることができる。
(第2実施形態)
次に、図1〜図9を参照して、本発明の第2実施形態による電池100の構成について説明する。なお、電池100は、本発明の「蓄電素子」の一例である。
次に、図1〜図9を参照して、本発明の第2実施形態による電池100の構成について説明する。なお、電池100は、本発明の「蓄電素子」の一例である。
この第2実施形態では、発電要素2を減圧環境下に置くことによって、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2及び負極集電体41の負極合剤層非形成部R4がフォーミングされる第1実施形態と異なり、押圧部材120を用いて正極集電体31の正極合剤層非形成部R2及び負極集電体41の負極合剤層非形成部R4がフォーミングされる電池100の製造方法について説明する。なお、押圧部材120は、本発明の「柔らかい部材」の一例である。また、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図1〜図9を参照して、第2実施形態による電池100の製造方法について説明する。
ここで、第2実施形態では、図8及び図9に示すように、内周側治具20(図4参照)及び外周側治具21(図5参照)を配置した発電要素2を一対の(2つの)押圧部材120より挟み込むように押圧することによって、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2及び負極集電体41の負極合剤層非形成部R4がフォーミングされる(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4の形状が整えられる)。
また、第2実施形態では、正極集電体31の正極合剤層非形成部R2(負極集電体41の負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に用いられる押圧部材120は、図8に示すように、X方向側から見て、略長方形形状を有している。また、押圧部材120は、Z方向において、発電要素2の長さよりも大きい長さを有している。また、押圧部材120は、図9に示すように、巻回軸線700が延びる方向(X方向)において、発電要素2の長手方向(X方向)の長さよりも大きい長さを有している。これにより、一対の押圧部材120によって、発電要素2の全体を外周部2bから内周部2aに向けて押圧することが可能である。
また、押圧部材120は、正極集電体31および負極集電体41よりも柔らかい材料により形成されている。言い換えると、押圧部材120は、アルミニウムや銅などの金属よりも柔らかい材料により形成されている。詳細には、押圧部材120は、発電要素2(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4)を押圧して正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を損傷させない材料により形成されている。
たとえば、押圧部材120は、上記したような柔らかさのオイルが封入されたオイルバック、水が封入されたウォーターバックや気体(空気)が封入されたエアバックにより構成することができる。また、押圧部材120は、上記したような柔らかさのゴム(たとえば、シリコンゴム)やゲル状の物質などにより構成してもよい。また、押圧部材120は、合成樹脂(たとえば、ポリウレタン)を発泡成形して作られるスポンジにより構成してもよい。
また、押圧部材120は、発電要素2(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4)を押圧した際に、束ねられた正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)の外周部2bと外面側治具21の内周面211との隙間50(図3参照)に入り込むように変形可能なように構成されていることが好ましい。
以下、第2実施形態による電池100の製造方法を具体的に説明する。
まず、正極3と負極4との間にセパレータ5を介在させて、正極3と負極4とセパレータ5とを巻回軸線700を中心に巻回することにより発電要素2を形成する。この状態では、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)は、束ねられていない。
次に、図6及び図7に示すように、上記第1実施形態と同様に、X1方向側及びX2方向側から、それぞれ、巻回された発電要素2の正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4に対応する位置に内周側治具20を挿入する。次に、内周側治具20とは異なる2つの外周側治具21を巻回された発電要素2の正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4に対応する位置に配置する(取り付ける)。
次に、図8及び図9に示すように、内周側治具20が内周部2aに配置されるとともに外周側治具21が曲面部2cに配置される発電要素2を、柔らかい押圧部材120によって中心(巻回軸線700)に向けてY方向に押圧する。これにより、図8及び図9に示すように、発電要素2が外周部2bから内周部2aに向かって(Y方向側に)押圧される。そして、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)が、図2及び図3に示すように、密着した状態で束ねられるようにフォーミングされる。
次に、押圧部材120による押圧を解除して、フォーミングされた発電要素2から内周側治具20及び外周側治具21を取り外す。
次に、上記第1実施形態と同様に、図1に示すように、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングした発電要素2を、ケース6の内部に収納等することによって、電池100が形成される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、内周側治具20を発電要素2の正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)における内周部2aに配置した状態で、金属製の正極集電体31(負極集電体41)よりも柔らかい押圧部材120によって、発電要素2の外周部2bから内周部2aに向かって正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を押圧する工程を設ける。これにより、金属製のクシ歯及び加圧部材などにより正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)を挟み込んで正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする場合と異なり、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)が損傷するのを抑制することができる。また、押圧部材120によりY方向に挟み込むだけで正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングすることができるので、製造工程を簡素化するとともに、製造時間を短縮することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1及び第2実施形態では、正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4の両方をフォーミングする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4のうちいずれか一方のみをフォーミングしてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に外周側治具と内周側治具とを配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。内周側治具を発電要素の合剤層非形成部における内周部に配置して、発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧することにより、合剤層非形成部が損傷するのを抑制して合剤層非形成部をフォーミングすることができる。すなわち、外周側治具を用いずに、内周側治具を用いて発電要素の外周部から内周部に向かって合剤層非形成部を押圧することにより、本願発明の効果を得ることができる。
また、上記第1及び第2実施形態では、樹脂製の内周側治具及び外周側治具を設けたが、本発明はこれに限られない。本発明では、樹脂以外の材料により形成された内周側治具及び外周側治具を設けてもよい。この場合、発電要素(正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4)を押圧して正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)をフォーミングする際に、内周側治具及び外周側治具が略変形しないような物性を有する材料を用いればよく、例えば、金属やセラミックスにより形成された内周側治具及び外周側治具を採用することができる。
また、上記第1及び第2実施形態では、巻回軸線が延びる方向において、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)に対応する幅の内周側治具を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、正極合剤層非形成部R2(負極合剤層非形成部R4)に対応する部分に加えて、正極合剤層形成部R1(負極合剤層形成部R3)に対応する部分にまで延びた内周側治具を配置してもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、内周側治具が、発電要素に嵌め込まれた状態でX方向側から見て、発電要素の内周部2aに略対応する略長円形状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、内周側治具を略長円形状に以外の形状に形成してもよい。
また、上記第2実施形態では、巻回軸線が延びる方向において、発電要素の長手方向の長さよりも大きい長さを有する2つの押圧部材により、正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4を同時にフォーミングする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、正極合剤層非形成部R2に対応する位置に2つの押圧部材を設けるとともに、負極合剤層非形成部R4に対応する位置に2つの押圧部材を設けて、正極合剤層非形成部R2及び負極合剤層非形成部R4を別個にフォーミングしてもよい。
また、本発明に係る蓄電素子の製造方法により製造された蓄電素子の構成は特に限定されるものではなく、正極、負極及びセパレータを備える円筒型蓄電素子、角型蓄電素子(矩形状の蓄電素子)、扁平型蓄電素子等が一例として挙げられる。本発明は、上記の蓄電素子を複数備える蓄電装置としても実現することができる。蓄電装置の一形態を図10に示す。図10において、蓄電装置14は、複数の蓄電ユニット13を備えている。それぞれの蓄電ユニット13は、複数の電池1(100)を備えている。前記蓄電装置14は、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の自動車用電源として用いる場合には、複数の電池を有するバッテリーモジュール(組電池)として搭載することができる。
1、100 電池(蓄電素子)
2 発電要素
2a 内周部
2b 外周部
3 正極
4 負極
5 セパレータ
20 内周側治具(合剤層非形成部成形治具)
21 外面側治具
31 正極集電体(電極集電体)
32 正極合剤層(合剤層)
41 負極集電体(電極集電体)
42 負極合剤層(合剤層)
120 押圧部材(柔らかい部材)
700 巻回軸線
R1 正極合剤層形成部(合剤層形成部)
R2 正極合剤層非形成部(合剤層非形成部)
R3 負極合剤層形成部(合剤層形成部)
R4 負極合剤層非形成部(合剤層非形成部)
2 発電要素
2a 内周部
2b 外周部
3 正極
4 負極
5 セパレータ
20 内周側治具(合剤層非形成部成形治具)
21 外面側治具
31 正極集電体(電極集電体)
32 正極合剤層(合剤層)
41 負極集電体(電極集電体)
42 負極合剤層(合剤層)
120 押圧部材(柔らかい部材)
700 巻回軸線
R1 正極合剤層形成部(合剤層形成部)
R2 正極合剤層非形成部(合剤層非形成部)
R3 負極合剤層形成部(合剤層形成部)
R4 負極合剤層非形成部(合剤層非形成部)
Claims (5)
- 電極集電体上に合剤層が形成されている合剤層形成部および前記合剤層が形成されていない合剤層非形成部を含む電極とセパレータとを巻回した発電要素を備える蓄電素子の製造方法であって、
合剤層非形成部成形治具を前記発電要素の前記合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、前記発電要素を減圧環境下に置くことによって、前記発電要素の外周部から内周部に向かって前記合剤層非形成部を押圧する工程を備える、蓄電素子の製造方法。 - 電極集電体上に合剤層が形成されている合剤層形成部および前記合剤層が形成されていない合剤層非形成部を含む電極とセパレータとを巻回した発電要素を備える蓄電素子の製造方法であって、
前記電極集電体は、金属製であり、
合剤層非形成部成形治具を前記発電要素の前記合剤層非形成部における内周部に配置した状態で、前記電極集電体よりも柔らかい部材によって、前記発電要素の外周部から内周部に向かって前記合剤層非形成部を押圧する工程を備える、蓄電素子の製造方法。 - 前記発電要素は、巻回軸線が延びる方向から見て、略長円形状であり、
前記合剤層非形成部成形治具としての内周側治具を前記発電要素の前記合剤層非形成部における内周部に配置し、かつ、前記内周側治具とは異なる外周側治具を前記発電要素の前記合剤層非形成部における曲面形状を有する部分の外周部に配置した状態で、前記発電要素の外周部から内周部に向かって前記合剤層非形成部を押圧する、請求項1または2に記載の蓄電素子の製造方法。 - 前記発電要素の巻回軸線が延びる方向から見て、前記合剤層非形成部成形治具を前記発電要素の前記合剤層非形成部における内周部の略全体と接触するように前記発電要素の前記合剤層非形成部における内周部に嵌め込んだ状態で、前記発電要素の外周部から内周部に向かって前記合剤層非形成部を押圧する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子の製造方法を用いて製造される、蓄電素子。
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