JP2016049783A - ダンパ及びダンパの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生効率を向上すること及び減衰力の制御をより好適に行うことの少なくとも一方が可能なダンパ及びダンパの制御方法を提供する。
【解決手段】ダンパ22の制御装置36は、所定周波数の入力振動がばね下部材からダンパ本体30に入力されたときにおける電磁モータ66による回生効率が最大となるデューティ比又は回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値又は固定値であるデューティ比を用いてスイッチング素子80を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力振動のエネルギを回生するダンパ及びダンパの制御方法に関する。
非特許文献1には、昇圧チョッパのスイッチSのデューティ比βをアクチュエータの速度に比例させて振動エネルギを回生するエネルギ回生ダンパが開示されている(第1頁の項目A2)。スイッチSは、パルス幅変調(PWM)により駆動される。スイッチSのデューティ比βは、アクチュエータの振動速度|v|に比例して0から1まで変化させる。なお、非特許文献1のデューティ比βは、Toff/Tで定義され、スイッチング周期におけるスイッチSのオフ時間の割合を示すオフデューティ比である。また、|v|>γeb/ψではスイッチSをOFFにしておく。このため、デューティ比βは、次のように可変とされる(第3頁右欄〜第4頁左欄にかけての項目3)。
0≦|v|≦γeb/ψのとき、β=ψ|v|/γeb
|v|>γeb/ψのとき、β=1
なお、γは、PWMスイッチング係数である(第4頁右欄第9行〜第10行)。ebは、バッテリ電圧であり(第2頁左欄の項目2第4行)、回生電流iが回生回路に流れるか否かの境界値(不感帯の境界値)を意味する(第2頁右欄第1行〜第6行)。ψは、アクチュエータ係数である(第2頁左欄の項目2第5行〜第6行)。
金尚洙、岡田養二著「可変減衰エネルギ回生ダンパ」、日本機械学会、No.00−6、Dynamics and Design Conference 2000 CD−ROM論文集、2000年9月5日〜8日(東京)
上記のように、非特許文献1では、0≦|v|≦γeb/ψのとき、アクチュエータの振動速度|v|に比例させてスイッチSのデューティ比βを0から1の間で変化させる。この場合、減衰力を滑らかに変化させることは可能となるものの、非特許文献1では、回生効率について何ら検討されていない。
また、非特許文献1では、|v|>γeb/ψのとき、デューティ比βを1に固定してスイッチSをOFFにする。この場合、回生効率が向上する一方、アクチュエータによる減衰力は、アクチュエータの性能にのみ依存することとなり、減衰力をより積極的に制御することは困難となる。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、回生効率を向上すること及び減衰力の制御をより好適に行うことの少なくとも一方が可能なダンパ及びダンパの制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係るダンパは、ばねと並列に設置されたダンパ本体と、前記ダンパ本体に入力される入力振動のエネルギを回生することで前記ばねに対する減衰力を発生させる電磁モータと、前記電磁モータと直列に接続されたキャパシタと、スイッチング素子及びリアクトルを備え、前記電磁モータの発電電圧を昇圧して前記キャパシタに出力する昇圧チョッパ回路と、前記スイッチング素子のデューティ比を制御する制御装置とを備えるものであって、前記制御装置は、所定周波数の入力振動がばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる回生効率が最大となる前記デューティ比又は前記回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値若しくは固定値である前記デューティ比を用いて前記スイッチング素子を制御することを特徴とする。
本発明によれば、電磁モータによる回生効率が最大となるデューティ比又は回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値若しくは固定値であるデューティ比を用いてチョッパ回路のスイッチング素子を制御する。これにより、高い回生効率で昇圧チョッパ回路を作動させることが可能となる。
また、例えば、スイッチング素子をオフに固定して昇圧を行わない状態を発生し難いように電磁モータ等の仕様を設定した場合、回生効率を高く保ちつつ、デューティ比を可変とすることが可能となる。これにより、減衰力の制御をより好適に行うことが可能となる。
前記デューティ比がオンデューティ比である場合、前記制御装置は、前記オンデューティ比を0.5から0.7の間に設定してもよい。この場合、オフデューティ比を0.3から0.5の間に設定することと実質的に同義である。
前記制御装置は、前記所定周波数の前記入力振動が前記ばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる前記回生効率が前記所定の効率閾値を上回る範囲において前記デューティ比を可変としてもよい。これにより、回生効率を高く維持すると共に、電磁モータによる減衰力を可変とすることで、ダンパの減衰特性を柔軟に変化させることが可能となる。
前記電磁モータは整流子型単相交流モータとし、前記電磁モータと前記キャパシタの間にはダイオードを配置してもよい。これにより、ロータに鉄心を有する一般的な直流モータと比較して、整流子型単相交流モータは、慣性モーメントを大幅に減少させることができる。従って、例えば、本発明に係るダンパを車両のサスペンション装置に用いた場合、高周波の路面振動が発生した際の乗り心地の悪化を防止することが可能となる。
本発明に係るダンパの制御方法は、ばねと並列に設置されたダンパ本体と、前記ダンパ本体に入力される入力振動のエネルギを回生することで前記ばねに対する減衰力を発生させる電磁モータと、前記電磁モータと直列に接続されたキャパシタと、スイッチング素子及びリアクトルを備え、前記電磁モータの発電電圧を昇圧して前記キャパシタに出力する昇圧チョッパ回路と、前記スイッチング素子のデューティ比を制御する制御装置とを備えるダンパの制御方法であって、前記制御装置は、所定周波数の入力振動がばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる回生効率が最大となる前記デューティ比又は前記回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値若しくは固定値である前記デューティ比を用いて前記スイッチング素子を制御することを特徴とする。
本発明によれば、回生効率を向上すること及び減衰力の制御をより好適に行うことの少なくとも一方が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るダンパを有するサスペンション装置を搭載した車両の一部を簡略的に示す概略構成図である。 第1実施形態の前記サスペンション装置の動作を説明するための等価モデルを示す図である。 第1実施形態におけるスイッチング素子のデューティ比と、回生エネルギと、回生効率との関係の一例を示す図である。 第1実施形態において電子制御装置が前記スイッチング素子を制御するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るダンパを有するサスペンション装置を搭載した車両の一部を簡略的に示す概略構成図である。 第2実施形態におけるスイッチング素子のデューティ比と、回生エネルギと、回生効率との関係の一例を示す図である。 第2実施形態及び比較例におけるばね上加速度の周波数と、ばね上加速度のパワースペクトル密度と、デューティ比との関係の一例を示す図である。 第2実施形態及び前記比較例におけるばね下加速度の周波数と、ばね下加速度のパワースペクトル密度と、デューティ比との関係の一例を示す図である。 第2実施形態において電子制御装置が前記スイッチング素子を制御するフローチャートである。 第2実施形態において、ばね上加速度、前後加速度(前後G)及びロール加速度(ロールG)に基づいてデューティ比を更新するフローチャート(図9のS14の詳細)である。 変形例に係る電磁モータの構成を簡略的に示す断面図である。 第2実施形態の変形例におけるスイッチング素子のデューティ比と、回生エネルギと、回生効率との関係の一例を示す図である。
A.第1実施形態
[A1.車両10の構成]
(A1−1.車両10の全体構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るダンパ22を有するサスペンション装置12を搭載した車両10の一部を簡略的に示す概略構成図である。サスペンション装置12は、各車輪24に対応するコイルばね20及びダンパ22と、車両10の車速Vを検出する車速センサ26とを有する。
(A1−2.コイルばね20)
コイルばね20は、車体28とスプリングシート48との間に配置され、路面300から車輪24に入力される振動(路面振動)を吸収する。
(A1−3.ダンパ22)
(A1−3−1.ダンパ22の全体構成)
ダンパ22は、コイルばね20(又は車体28)の変位を減衰させる。図1に示すように、ダンパ22は、ダンパ本体30と、油圧機構32と、モータ回路34と、電子制御装置36(以下「ECU36」という。)とを備える。
(A1−3−2.ダンパ本体30)
ダンパ本体30は、スプリングシート48に加え、油圧シリンダ40、ピストンヘッド42、ピストンロッド44及びピストンバルブ46を備える。油圧シリンダ40は、円筒状の部材であり、ピストンヘッド42により、その内部が第1油圧室50及び第2油圧室52に区画される。第1油圧室50及び第2油圧室52には油が充填されている。ピストンロッド44は、油圧シリンダ40の内周面と略等しい直径のピストンヘッド42をその一端に固定すると共に、他端が車体28に固定されている。ピストンバルブ46は、ピストンヘッド42内に形成され、第1油圧室50と第2油圧室52とを連通させる。スプリングシート48は、油圧シリンダ40の外周に形成されてコイルばね20の一端を支持する。
(A1−3−3.油圧機構32)
油圧機構32は、ダンパ22における油の流通を制御するものであり、油圧ポンプ60と、油流路62と、アキュムレータ64と、電磁モータ66(以下「モータ66」ともいう。)とを備える。油流路62内の油は、油圧ポンプ60によりその流れの向き及び圧力が制御される。モータ66は、ECU36からの指令に基づき油圧ポンプ60を動作させる。第1実施形態のモータ66は、直流(DC)式であるが、交流(AC)式としてもよい。
(A1−3−4.モータ回路34)
モータ回路34は、モータ66と電気的に連結された回路であり、キャパシタ70(蓄電装置)と、昇圧チョッパ回路72(以下「チョッパ回路72」ともいう。)と、ダイオード74とを備える。モータ66とモータ回路34を組み合わせることにより、モータ66の逆起電力によりモータ反力Fmot(換言すると、コイルばね20に対する減衰力)を発生させることが可能となる。加えて、モータ66による回生により発電を行うことができる。
キャパシタ70は、電磁モータ66の回生電力を充電し、図示しない電気機器に対して充電した電力を供給する。チョッパ回路72は、モータ66からの出力電圧(以下「モータ電圧Vmot」という。)を昇圧してキャパシタ70に出力するものであり、スイッチング素子80、逆流防止ダイオード82及びリアクトル84を備える。スイッチング素子80は、ECU36からの指令(駆動信号Sdr)に応じてオンオフする。第1実施形態におけるスイッチング素子80は、電界効果トランジスタ(以下「FET」という。)であるが、その他のスイッチング素子であってもよい。
モータ回路34は、構成が簡素であるため、動作の信頼性が高い。
(A1−3−5.ECU36)
図1に示すように、ECU36は、入出力部90、演算部92及び記憶部94を有する。入出力部90は、車速センサ26、スイッチング素子80等との信号の入出力を行う。
演算部92は、ダンパ22の各部を制御するものであり、デューティ比設定部100(以下「DUT設定部100」という。)と、スイッチング素子制御部102(以下「SW制御部102」という。)とを備える。DUT設定部100及びSW制御部102は、記憶部94に記憶された制御プログラムを起動することにより実現される。
DUT設定部100は、スイッチング素子80のデューティ比DUTを設定する。第1実施形態のDUT設定部100は、パルス幅変調(PWM)を用いる。このため、デューティ比DUTは、スイッチング周期Tsw[s]に占める駆動信号Sdrの出力時間の割合(いわゆるオンデューティ比)を意味する。SW制御部102は、DUT設定部100が設定したデューティ比DUTに基づいてスイッチング素子80に対して駆動信号Sdrを出力する。
記憶部94は、演算部92で用いる制御プログラム等の各種のプログラムやデータを記憶する。
[A2.第1実施形態における制御]
(A2−1.前提)
図2は、本実施形態のサスペンション装置12の動作を説明するための等価モデルを示す図である。図2における各種の値の内容は、下記の通りである。
0:路面300の上下方向変位量[m]
1:ばね下部材110の上下方向変位量[m]
2:ばね上部材112の上下方向変位量[m]
1:ばね下部材110の質量[kg]
2:ばね上部材112の質量[kg]
1:ばね下部材110のばね定数[N/m]
2:コイルばね20のばね定数[N/m]
2:ダンパ本体30の減衰係数[N/m/s]
u:電磁モータ66の制御量
ばね下部材110としては、例えば、車輪24及び油圧シリンダ40が含まれる。ばね上部材112としては、例えば、車体28、ピストンヘッド42及びピストンロッド44が含まれる。なお、第1実施形態におけるモータ66の制御量uは、後述するデューティ比DUTで示すことができる。
(A2−2.回生効率Ereg)
本実施形態では、車両入力エネルギPin[W]のうち回生エネルギPreg[W]が占める割合を示す回生効率Ereg[%]を高く維持するようにスイッチング素子80を制御する。車両入力エネルギPinは、車両10に入るエネルギ(すなわち、入力振動のエネルギ)である。回生エネルギPregは、モータ66が回生するエネルギであり、ここでは、キャパシタ70に充電されるエネルギとして捉える。
車両入力エネルギPin、回生エネルギPreg及び回生効率Eregは、以下のように定義可能である。
Pin=∫k1(x0−x1)x1’dt (1)
Preg=C・Vc2/2 (2)
Ereg=Preg/Pin (3)
上記式(2)において、Cは、キャパシタ70の容量であり、Vcは、キャパシタ70の開放端電圧である。
図3は、第1実施形態におけるスイッチング素子80のデューティ比DUTと、回生エネルギPregと、回生効率Eregとの関係の一例を示す図である。図3からわかるように、デューティ比DUTがDUTemax(図3の例では、0.62)であるとき、回生効率Eregが最大となる。このため、第1実施形態では、一部の例外を除き、回生効率Eregが最大となるデューティ比DUT(以下「最大効率デューティ比DUTemax」という。)にデューティ比DUTを固定する。これにより、最も高い回生効率Eregで回生エネルギPregを回収することが可能となる。なお、高い回生効率Eregで回生エネルギPregを回収する観点からすれば、デューティ比DUTは、最大効率デューティ比DUTemaxの近傍値であってもよい。また、最大効率デューティ比DUTemaxは、実験値又はシミュレーション値のいずれを用いてもよい。
上記一部の例外には、例えば、昇圧動作を開始する際にデューティ比DUTをゼロから最大効率デューティ比DUTemaxまで増加させる場合と、昇圧動作を停止する際にデューティ比DUTを最大効率デューティ比DUTemaxからゼロまで減少させる場合とを含めることが可能である。但し、例えば、通常時において回生効率Eregを高くする観点からすれば、デューティ比DUTを常に最大効率デューティ比DUTemax又はその近傍値で一定としてもよい。
(A2−3.具体的な処理)
図4は、第1実施形態においてECU36がスイッチング素子80を制御するフローチャートである。図4のステップS1〜S5は、ECU36のDUT設定部100が実行する。ステップS6は、ECU36のSW制御部102が実行する。
図4のステップS1において、ECU36は、車速センサ26から車速Vを取得する。ステップS2において、ECU36は、車速Vが車速閾値THv(以下「閾値THv」ともいう。)を上回ったか否かを判定する。閾値THvは、チョッパ回路72による昇圧を開始するか否かを判定するための閾値であり、例えば、ゼロ又はその近傍値とすることができる。
車速Vが閾値THvを上回っている場合(S2:YES)、ステップS3において、ECU36は、デューティ比DUTがデューティ比閾値THdut1(以下「閾値THdut1」ともいう。)未満であるか否かを判定する。閾値THdut1は、デューティ比DUTが最大効率デューティ比DUTemaxに到達していないか否かを判定する閾値であり、例えば、最大効率デューティ比DUTemaxと等しい値にすることができる。
デューティ比DUTが閾値THdut1未満である場合(S3:YES)、ECU36は、デューティ比DUTを増加させる。デューティ比DUTが閾値THdut1未満でない場合(S3:NO)、デューティ比DUTが最大効率デューティ比DUTemaxに到達したと判定できる。この場合、ステップS4を経ずにステップS6に進む。
ステップS2に戻り、車速Vが閾値THvを上回っていない場合(S2:NO)、ステップS5において、ECU36は、デューティ比DUTにゼロを設定する。但し、閾値THvがゼロ以外の値であり且つ車両10が減速中である場合、ECU36は、デューティ比DUTを徐々に低下させてもよい。
ステップS6において、ECU36は、デューティ比DUTに基づいて駆動信号Sdrを生成する。なお、デューティ比DUTがゼロである場合、ECU36は、駆動信号Sdrの出力を行わない。これにより、チョッパ回路72は昇圧を停止することとなる。
[A3.第1実施形態における効果]
以上のような第1実施形態によれば、電磁モータ66による回生効率Eregが相対的に高くなるデューティ比DUT(最大効率デューティ比DUTemax)を用いてチョッパ回路72のスイッチング素子80を制御する(図4のS3、S4参照)。これにより、高い回生効率Eregで昇圧チョッパ回路72を作動させることが可能となる。
特に、第1実施形態では、ECU36(制御装置)は、デューティ比DUTを最大効率デューティ比DUTemaxに設定する。これにより、回生効率Eregを最も高くした状態で回生を行うことが可能となる。
B.第2実施形態
[B1.車両10Aの構成]
図5は、本発明の第2実施形態に係るダンパ22aを有するサスペンション装置12aを搭載した車両10Aの一部を簡略的に示す概略構成図である。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
サスペンション装置12aは、各車輪24に対応するコイルばね20及びダンパ22aと、車速センサ26と、ばね下加速度センサ150と、ばね上加速度センサ152と、前後Gセンサ154と、ロールGセンサ156とを有する。
ばね下加速度センサ150(以下「ばね下センサ150」ともいう。)は、コイルばね20よりも車輪24側(すなわち、ばね下)に配置されて、ばね下の上下方向Z1、Z2の加速度x1’’ (以下「ばね下加速度X1’’」ともいう。)[m/s/s]を検出して、ダンパ22aの電子制御装置36a(以下「ECU36a」という。)に出力する。
ばね上加速度センサ152(以下「ばね上センサ152」ともいう。)は、コイルばね20よりも車体28側(すなわち、ばね上)に配置されて、ばね上の上下方向Z1、Z2の加速度X2’’(以下「ばね上加速度X2’’」ともいう。)[m/s/s]を検出して、ECU36aに出力する。前後Gセンサ154は、車両10Aの前後方向の加速度(以下「前後G」という。)を検出してECU36aに出力する。ロールGセンサ156は、車両10Aのロール方向の加速度(以下「ロールG」という。)を検出してECU36aに出力する。
第2実施形態のECU36aは、回生効率Eregを高く保ちつつ、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGの影響を反映してスイッチング素子80のデューティ比DUTを可変とする。
[B2.第2実施形態における制御]
(B2−1.回生効率)
図6は、第2実施形態におけるスイッチング素子80のデューティ比DUTと、回生エネルギPregと、回生効率Eregとの関係の一例を示す図である。第1実施形態では、回生効率Eregが最大となる最大効率デューティ比DUTemaxにデューティ比DUTを固定した(但し、一部の例外を除く。図4のS3、S4)。これに対し、第2実施形態では、回生効率Eregを高く保ちつつ、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGの影響を反映してスイッチング素子80のデューティ比DUTを可変とする。
すなわち、第2実施形態では、回生効率Eregが効率閾値THereg(以下「閾値THereg」ともいう。)以上となる範囲Rehi(以下「高効率領域Rehi」という。)においてデューティ比DUTを可変とする。換言すると、ECU36aは、一部の例外を除き、デューティ比DUTが取り得る値を高効率領域Rehi内に制限する。図6において、THdut1は、高効率領域Rehiにおけるデューティ比DUTの下限値(閾値)を示し、THdut2は、高効率領域Rehiにおけるデューティ比DUTの上限値を示す。第2実施形態の高効率領域Rehiは、デューティ比DUTの全範囲(0〜1)の半分を上回るが、図12を用いて後述するようにより狭い領域に限定してもよい。
上記一部の例外には、例えば、昇圧動作を開始する際にデューティ比DUTをゼロから下限値THdut1まで増加させる場合と、昇圧動作を停止する際にデューティ比DUTを現在値からゼロまで減少させる場合とを含めることが可能である。但し、例えば、通常時において回生効率Eregを高くする観点からすれば、デューティ比DUTを常に高効率領域Rehi内に制限してもよい。
(B2−2.デューティ比DUTと減衰特性との関係)
(B2−2−1.ばね上)
図7は、第2実施形態及び比較例におけるばね上加速度X2’’の周波数f2、f2c[rad/s]と、ばね上加速度X2’’のパワースペクトル密度D2[(m/s22/(rad/s)]と、デューティ比DUTとの関係の一例を示す図である。図7の横軸に示す周波数f2、f2cの数値については、単位Hzで理解し易くするため、いずれも実際の数値を「1/3.14」倍していることに留意されたい(図8も同様である。)。また、ここにいう比較例は、昇圧チョッパ回路72を有しないダンパを備えるサスペンション装置である。
図7の矢印200で示すように、周波数f2が比較的低い領域(例えば、3〜12[rad/s](=Hz))では、デューティ比DUTが高くなるほど、パワースペクトル密度D2が低減する。当該領域には、ヒトが感知し易い周波数帯(3〜8Hz)が含まれる。一方、矢印202で示すように、周波数f2が比較的高い領域(例えば、40〜80Hz)では、デューティ比DUTが高くなるほど、パワースペクトル密度D2が増加し易い傾向にある。
一般に、ばね上加速度X2’’のパワースペクトル密度D2は、乗員の乗り心地に影響する。このため、ばね上加速度X2’’におけるパワースペクトル密度D2を考慮してデューティ比DUTを変化させることが好ましい。そこで、第2実施形態では、ばね上加速度X2’’を考慮してデューティ比DUTを設定する(詳細は、図9を参照して後述する。)。
(B2−2−2.ばね下)
図8は、第2実施形態及び比較例におけるばね下加速度X1’’の周波数f1、f1c[rad/s]と、ばね下加速度X1’’のパワースペクトル密度D1[(m/s22/(rad/s)]と、デューティ比DUTとの関係の一例を示す図である。上記の通り、ここでの比較例は、昇圧チョッパ回路72を有しないダンパを備えるサスペンション装置である。
図8の矢印210で示すように、特定の周波数f1、f1cの領域(例えば、50〜90Hz)では、デューティ比DUTが高くなるほど、パワースペクトル密度D1が低減する傾向にある。一般に、ばね下加速度X1’’のパワースペクトル密度D1は、車両10Aの操縦安定性等に影響する。このため、ばね下加速度X1’’におけるパワースペクトル密度D1を考慮してデューティ比DUTを変化させることが好ましい。第2実施形態では、主として、ばね上加速度X2’’を考慮してデューティ比DUTを設定するが、ばね下加速度X1’’を考慮してデューティ比DUTを設定することも可能である。
(B2−3.具体的な処理)
(B2−3−1.全体的な流れ)
図9は、第2実施形態においてECU36aがスイッチング素子80を制御するフローチャートである。図9のステップS11〜S16は、ECU36aのDUT設定部100が実行する。ステップS17は、ECU36aのSW制御部102が実行する。
図9のステップS11において、ECU36aは、車速センサ26から車速Vを、ばね上センサ152からばね上加速度X2’’を、前後Gセンサ154から前後Gを、ロールGセンサ156からロールGを取得する。ステップS12において、ECU36aは、車速Vが車速閾値THvを上回ったか否かを判定する。当該判定は、図4のステップS2と同様である。
車速Vが閾値THvを上回っている場合(S12:YES)、ステップS13において、ECU36aは、デューティ比DUTが高効率領域Rehi(図6)内にあるか否かを判定する。
デューティ比DUTが高効率領域Rehi内にある場合(S13:YES)、ECU36aは、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGに基づいてデューティ比DUTを更新する(詳細は、図10を参照して後述する。)。デューティ比DUTが高効率領域Rehi内にない場合(S13:NO)、ECU36aは、デューティ比DUTを増加させる。
ステップS12に戻り、車速Vが閾値THvを上回っていない場合(S12:NO)、ステップS16において、ECU36aは、デューティ比DUTにゼロを設定する。但し、閾値THvがゼロ以外の値であり且つ車両10Aが減速中である場合、ECU36aは、デューティ比DUTを徐々に低下させてもよい。
ステップS17において、ECU36aは、デューティ比DUTに基づいて駆動信号Sdrを生成する。なお、デューティ比DUTがゼロである場合、ECU36aは、駆動信号Sdrの出力を行わない。これにより、チョッパ回路72は昇圧を停止することとなる。
(B2−3−2.ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGに基づくデューティ比DUTの更新(図9のS14))
図10は、第2実施形態において、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGに基づいてデューティ比DUTを更新するフローチャート(図9のS14の詳細)である。ステップS21において、ECU36aは、ばね上加速度X2’’に基づいて仮目標減衰力Fdtar_pを設定する。例えば、ばね上加速度X2’’がゼロとなるように仮目標減衰力Fdtar_pを設定する。仮目標減衰力Fdtar_pは、モータ66による減衰力Fdの暫定的な目標値である。
続くステップS22において、ECU36aは、前後G及びロールGに基づいて仮目標減衰力Fdtar_pを補正して目標減衰力Fdtarを算出する。すなわち、ECU36aは、前後G又はロールGの絶対値が大きくなるほど、仮目標減衰力Fdtar_pを増加させて目標減衰力Fdtarとする。ステップS23において、ECU36aは、目標減衰力Fdtarに基づいて新たなデューティ比DUTを設定する。
[B3.第2実施形態における効果]
上記のような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて又はこれに代えて、以下の効果を奏することができる。
すなわち、第2実施形態によれば、電磁モータ66による回生効率Eregが効率閾値THeregを上回る高効率領域Rehi(図6)を用いてチョッパ回路72のスイッチング素子80を制御する(図9のS13、S14)。これにより、高い回生効率Eregで昇圧チョッパ回路72を作動させることが可能となる。
また、第2実施形態によれば、スイッチング素子80をオフに固定して昇圧を行わない状態を発生し難いように電磁モータ66等の仕様を設定した場合、回生効率Eregを高く保ちつつ、デューティ比DUTを可変とすることが可能となる。これにより、減衰力Fdの制御をより好適に行うことが可能となる。
第2実施形態において、ECU36a(制御装置)は、所定周波数の入力振動がばね下部材110からダンパ本体30に入力されたときにおける電磁モータ66による回生効率Eregが効率閾値THeregを上回る範囲(図6)においてデューティ比DUTを可変とする(図9のS13、S14)。これにより、回生効率Eregを高く維持すると共に、電磁モータ66による減衰力Fdを可変とすることで、ダンパ22aの減衰特性を柔軟に変化させることが可能となる(図7及び図8参照)。
C.変形例
なお、本発明は、上記各実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[C1.適用対象]
上記各実施形態では、ダンパ22、22aを車両10、10Aに適用した例を説明した(図1、図5)。しかしながら、回生効率Eregに基づくデューティ比DUTの制御の観点からすれば、その他の装置(例えば、船舶、飛行機又は製造装置)にダンパ22、22aを適用することも可能である。
[C2.サスペンション装置12、12a]
(C2−1.コイルばね20)
上記各実施形態では、路面振動(入力振動)を吸収するためのばねとしてコイルばね20を用いた(図1、図5)。しかしながら、例えば、路面振動(入力振動)を吸収する観点からすれば、その他の種類のばね(例えば、板ばね)を用いることも可能である。
(C2−2.ダンパ22、22a)
上記各実施形態では、油圧機構32を備えるダンパ22、22aを用いた(図1、図5)。しかしながら、例えば、回生効率Eregに基づくデューティ比DUTの制御の観点からすれば、これに限らない。例えば、ボールねじ式、ラック&ピニオン式、ダイレクト式(リニアモータ)等の構成を適用可能である。
(C2−3.油圧機構32)
上記各実施形態では、モータ66による減衰力Fdを、油を介して伝達した(図1、図5)。しかしながら、例えば、モータ66による減衰力Fdを伝達する観点からすれば、油以外の流体(例えば、エア)を用いることも可能である。
(C2−4.電磁モータ66)
上記各実施形態では、電磁モータ66は、直流式であった。しかしながら、例えば、回生効率Eregに基づくデューティ比DUTの制御の観点からすれば、これに限らない。例えば、モータ66は、交流式としてもよい。
図11は、変形例に係る電磁モータ66a(以下「モータ66a」ともいう。)の構成を簡略的に示す断面図である。モータ66aは、整流子型単相交流モータである。図11に示すように、モータ66aは、ロータ220とステータ222とを備える。ロータ220の回転軸224に形成された整流子226は、ステータ222のブラシ228に接している。本変形例では、整流子226とブラシ228はスリップリングとして構成される。
図11に示すような電磁モータ66aを用いると共に、モータ66aとキャパシタ70の間にはダイオード74を配置した場合(例えば、図1参照)、次の効果を奏する。すなわち、ロータ220に鉄心を有する一般的な直流モータと比較して、整流子型単相交流モータは、慣性モーメントを大幅に減少させることができる。従って、例えば、図11のモータ66aを備えるダンパ22、22aを車両10、10Aのサスペンション装置12、12aに用いた場合、高周波の路面振動が発生した際の乗り心地の悪化を防止することが可能となる。
[C3.制御]
(C3−1.変調方式)
上記各実施形態では、ECU36、36aは、スイッチング素子80をパルス幅変調(PWM)で制御した。しかしながら、例えば、チョッパ回路72の昇圧率を制御する観点からすれば、これに限らない。例えば、ECU36、36aは、パルス周波数変調(PFM)を用いてスイッチング素子80を制御してもよい。PFMを用いる場合、デューティ比DUTは、駆動信号Sdrのパルスの周波数に関連する。
(C3−2.高効率領域Rehi)
第2実施形態の高効率領域Rehiは、デューティ比DUTの全範囲(0〜1)の半分を上回る広さであった(図6)。しかしながら、高効率領域Rehiをより重視する観点からすれば、高効率領域Rehiを図6の例よりも狭めることが可能である。
図12は、第2実施形態の変形例におけるスイッチング素子80のデューティ比DUTと、回生エネルギPregと、回生効率Eregとの関係の一例を示す図である。図12の例では、回生効率Eregが効率閾値THereg2(以下「閾値THereg2」ともいう。)以上となる範囲(高効率領域Rehi2)においてデューティ比DUTを可変とする。換言すると、ECU36aは、一部の例外を除き、デューティ比DUTが取り得る値を高効率領域Rehi2内に制限する。図12において、THdut11は、高効率領域Rehi2におけるデューティ比DUTの下限値を示し、THdut12は、高効率領域Rehi2におけるデューティ比DUTの上限値を示す。図12の高効率領域Rehi2は、デューティ比DUTの全範囲(0〜1)の半分を下回る。より具体的には、高効率領域Rehi2は、約0.5〜0.7の範囲であり、デューティ比DUTの全範囲(0〜1)の1/5を下回る。
第2実施形態のECU36aは、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGに基づいて駆動信号Sdrを更新した(図9のS14、図10)。しかしながら、例えば、高効率領域Rehi、Rehi2内でデューティ比DUTを可変とする観点からすれば、これに限らない。例えば、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGのうち1つのみ又は2つのみを用いることも可能である。なお、ばね上加速度X2’’を用いずに、前後G及びロールGの少なくとも一方を用いる場合、前後G又はロールGの絶対値の増加に応じてモータ66、66aの減衰力Fdを高めてもよい。或いは、ばね上加速度X2’’、前後G及びロールGのいずれか1つ又は複数に加えて若しくは代えて、その他の指標を用いることも可能である。そのような指標としては、例えば、ばね上速度X2’、ばね下加速度X1’’、ばね下速度X1’又はヨーレートを用いることができる。
(C3−3.その他)
第1実施形態では、デューティ比DUTが最大効率デューティ比DUTemaxに到達するまでデューティ比DUTを徐々に増加させた(図4のS4)。しかしながら、例えば、最大効率デューティ比DUTemaxに焦点を当てた場合、デューティ比DUTをゼロから最大効率デューティ比DUTemaxに直接切り替えることも可能である。デューティ比DUTを最大効率デューティ比DUTemaxからゼロに移行する場合(図4のS5)も同様である。第2実施形態(図9のS15、S16)についても同様である。
10、10A…車両 12、12a…サスペンション装置
20…コイルばね(ばね) 22、22a…ダンパ
30…ダンパ本体 36、36a…ECU(制御装置)
66、66a…電磁モータ 70…キャパシタ
72…昇圧チョッパ回路 74…ダイオード
80…スイッチング素子 84…リアクトル
110…ばね下部材 112…ばね上部材
DUT…デューティ比
DUTemax…最大効率デューティ比
Ereg…回生効率 Fd…減衰力
Pin…車両入力エネルギ(入力振動のエネルギ)
Rehi、Rehi2…高効率領域
THereg、THereg2…効率閾値
Vmot…モータ電圧(電磁モータの発電電圧)

Claims (5)

  1. ばねと並列に設置されたダンパ本体と、
    前記ダンパ本体に入力される入力振動のエネルギを回生することで前記ばねに対する減衰力を発生させる電磁モータと、
    前記電磁モータと直列に接続されたキャパシタと、
    スイッチング素子及びリアクトルを備え、前記電磁モータの発電電圧を昇圧して前記キャパシタに出力する昇圧チョッパ回路と、
    前記スイッチング素子のデューティ比を制御する制御装置と
    を備えるダンパであって、
    前記制御装置は、所定周波数の入力振動がばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる回生効率が最大となる前記デューティ比又は前記回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値若しくは固定値である前記デューティ比を用いて前記スイッチング素子を制御する
    ことを特徴とするダンパ。
  2. 請求項1に記載のダンパにおいて、
    前記デューティ比は、オンデューティ比であり、
    前記制御装置は、前記オンデューティ比を0.5から0.7の間に設定する
    ことを特徴とするダンパ。
  3. 請求項1又は2に記載のダンパにおいて、
    前記制御装置は、前記所定周波数の前記入力振動が前記ばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる前記回生効率が前記所定の効率閾値を上回る範囲において前記デューティ比を可変とする
    ことを特徴とするダンパ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のダンパにおいて、
    前記電磁モータは、整流子型単相交流モータであり、
    前記電磁モータと前記キャパシタの間にはダイオードが配置される
    ことを特徴とするダンパ。
  5. ばねと並列に設置されたダンパ本体と、前記ダンパ本体に入力される入力振動のエネルギを回生することで前記ばねに対する減衰力を発生させる電磁モータと、前記電磁モータと直列に接続されたキャパシタと、スイッチング素子及びリアクトルを備え、前記電磁モータの発電電圧を昇圧して前記キャパシタに出力する昇圧チョッパ回路と、前記スイッチング素子のデューティ比を制御する制御装置とを備えるダンパの制御方法であって、
    前記制御装置は、所定周波数の入力振動がばね下部材から前記ダンパ本体に入力されたときにおける前記電磁モータによる回生効率が最大となる前記デューティ比又は前記回生効率が所定の効率閾値を上回る可変値若しくは固定値である前記デューティ比を用いて前記スイッチング素子を制御する
    ことを特徴とするダンパの制御方法。
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