JP2016047182A - 光音響画像化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出部直下の被検体の浅い部分から被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することが可能な光音響画像化装置を提供する。【解決手段】この光音響画像化装置100は、音響波を検出する検出部3と、検出部3に近接して配置され、被検体90に光を照射する光を出力するLED光源10(20)を含み、被検体90に照射した光を被検体90の検出対象物90aに吸収させることにより音響波を発生させるLED光源部1(2)と、検出部3に対して被検体90が配置される側の検出方向前方の検出部3の表面を封止することにより、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成され、検出部3に対して被検体90が配置される検出方向前方に配置される封止部6とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、光音響画像化装置に関し、特に、被検体に光を照射する光源と音響波を検出する検出部とを備えた光音響画像化装置に関する。
従来、被検体に光を照射する光源と音響波を検出する検出部とを備えた光音響画像化装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、被検体に光を照射するレーザ光源と、レーザ光源から照射された光が被検体の検出対象物に吸収されることにより発生される音響波を検出する検出部とを備えた光音響画像化装置が開示されている。光音響画像化装置は、レーザ光源からの光を光ファイバーを用いてプローブまで導き、被検体に照射するとともに、照射された光に応じて被検体から生じる音響波を、被検体に近接して配置されている検出部によって検出するように構成されている。
特開2013−75000号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の光音響画像化装置では、固体レーザなどのレーザ光源を備えているため、装置が大型化するという不都合がある。一方、装置小型化のためにレーザ光源をLED(発光ダイオード)素子などを用いる光放出半導体素子光源に置き換えた場合、レーザ光源の出力に比べて光放出半導体素子光源の出力が小さいことから、被検体に十分な光(被検体を検出することができる光量の光)を照射するために光放出半導体素子光源を被検体に近接させて配置することになる。この場合、検出部と光放出半導体素子光源とをそれぞれ被検体に近接させようとすると、検出部と光放出半導体素子光源とは、被検体への光音響画像化装置の接触面と略同一平面上に配置されることになる。このため、光放出半導体素子光源が拡散光を出力するとはいえ、光放出半導体素子光源からの光の配向角から外れる検出部直下の被検体の浅い部分には、光を十分に届けることができないという不都合が生じる。結果として、検出部は、検出部直下の被検体の浅い部分から被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、検出部直下の被検体の浅い部分から被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することが可能な光音響画像化装置を提供することである。
この発明の一の局面による光音響画像化装置は、検出部に近接して配置され、被検体に光を照射する光を出力する光放出半導体素子光源を含む光放出半導体素子光源部と、光放出半導体素子光源により被検体に照射された光が被検体の検出対象物に吸収されることにより発生される音響波を検出する検出部と、検出部に対して被検体が配置される側の検出方向前方の検出部の表面を封止することにより、検出対象物から発生される音響波を検出部に伝搬するように構成され、検出部に対して被検体が配置される検出方向前方に配置される封止部とを備える。
この発明の一の局面による光音響画像化装置では、上記のように、検出部の検出方向前方の表面を封止することにより、検出対象物から発生される音響波を検出部に伝搬するように構成され、検出部に対して被検体が配置される検出方向前方に配置される封止部を設けることによって、封止部により、被検体と光放出半導体素子光源とが所定間隔離間して配置されるので、光放出半導体素子光源からの光(拡散光)を検出部直下の被検体の浅い部分に届けることができるようになる。したがって、検出部直下の被検体の浅い部分から被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、封止部は、検出方向前方に配置される被検体に接触する接触面を含み、検出部の表面のみならず、光放出半導体素子光源部の検出方向前方側の光放出半導体素子光源から出射される光の出射面に接触する状態で光放出半導体素子光源を封止するように構成されている。このように構成すれば、光放出半導体素子光源からの光を封止部を介して被検体に照射することができるので、光放出半導体素子光源からの光を空気層を介して被検体に照射する場合と比べて、光の損失を抑制することができる。また、封止部により光放出半導体素子光源が封止されることによって、光放出半導体素子光源が外方に露出しなくなる。このため、光放出半導体素子光源が直接被検体に接触することがなくなるので、被検体との直接的接触に起因する光放出半導体素子光源内のワイヤの断線を抑制することができる。
この場合、好ましくは、光放出半導体素子光源部は、検出部を挟み込むように一対設けられ、かつ、一対の光放出半導体素子光源部からそれぞれ出射される光の配向角の交点が検出部の検出方向前方に位置するように構成され、封止部は、検出方向前方における光放出半導体素子光源から接触面までの距離が、検出方向前方における光放出半導体素子光源から交点までの距離よりも大きくなるように構成されている。このように構成すれば、検出部直下の封止部の内側に、一対の光放出半導体素子光源部からの光の配向角の交点が配置されるので、検出部直下の被検体全域に光を届けることができる。その結果、検出部直下の被検体の浅い部分すべてから被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、封止部は、検出部および光放出半導体素子光源を封止するとともに、光放出半導体素子光源の出射方向前方の端部に配置された曲面部を含み、曲面部で光放出半導体素子光源からの光を屈折することにより、光を検出部の検出方向前方に向けて集光するように構成されている。このように構成すれば、曲面部において光を屈折させることにより、検出部直下の被検体に光を集光させることができるので、検出部直下の被検体の浅い部分からより多くの音響波を発生させることができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、検出方向前方の被検体に接触する接触面を含み、検出部側が開放された箱状のカバー部をさらに備え、封止部は、カバー部と検出部および光放出半導体素子光源との間を埋めるように設けられている。このように構成すれば、カバー部と検出部および光放出半導体素子光源との間を封止部により埋める(充填する)ことができるので、カバー部と検出部および光放出半導体素子光源との間の空気層を取り除くことができる。このため、光放出半導体素子光源からの光を空気層を介して被検体に照射する場合と比べて、光の損失を抑制することができる。また、封止部の厚み分に加えて、カバー部の厚み分もさらに被検体から光放出半導体素子光源を離間して配置することができるので、光放出半導体素子光源からの光を検出部直下の被検体のより浅い部分に届けることができる。
この場合、好ましくは、光放出半導体素子光源は、複数の光放出半導体素子と、複数の光放出半導体素子を封止することにより光放出半導体素子とともに光放出半導体素子光源を構成する素子封止部とを有し、封止部は、カバー部よりも大きい屈折率を有し、素子封止部の屈折率以下の屈折率を有している。このように構成すれば、光放出半導体素子光源を構成する素子封止部と封止部との境界面、および、封止部とカバー部との境界面において、検出部直下に向かう光放出半導体素子光源からの光を屈折させることができるので、検出部直下の被検体のより浅い部分に光を届けることができる。すなわち、検出部直下に向かう光放出半導体素子光源からの光を屈折率が順に小さくなる部材により屈折させることができるので、検出部直下の被検体のより浅い部分に光を届けることができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子光源は、複数の光放出半導体素子と、複数の光放出半導体素子を封止することにより光放出半導体素子とともに光放出半導体素子光源を構成する素子封止部とを有し、封止部は、被検体よりも大きい屈折率を有し、素子封止部の屈折率以下の屈折率を有している。このように構成すれば、光放出半導体素子光源を構成する素子封止部と封止部との境界面、および、封止部と被検体との境界面において、検出部直下に向かう光放出半導体素子光源からの光を屈折させることができるので、検出部直下の被検体のより浅い部分に光を届けることができる。すなわち、検出部直下に向かう光放出半導体素子光源部からの光を屈折率が順に小さくなる部材により屈折させることができるので、光を屈折させずに直進させる場合と比べて、検出部直下の被検体のより浅い部分に光を届けることができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、検出部は、超音波としての音響波を検出する超音波振動素子と、封止部に封止された状態で超音波振動素子の検出方向前方に配置され、検出対象物からの音響波を超音波振動素子に集束させる音響レンズとを含み、封止部は、音響レンズよりも大きい光透過率を有するとともに、音響レンズと同等の超音波の伝搬損失を有している。このように構成すれば、音響レンズによって音響波を集束させることにより、音響波を超音波振動素子に効率的に伝搬することができる。また、封止部が、音響レンズよりも大きい光透過率を有するとともに、音響レンズと同等の超音波の伝搬損失を有しているので、少ない損失により、光を被検体に照射することができるとともに、少ない損失により、音響波を検出部に伝搬することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として発光ダイオード素子を含む。このように構成すれば、比較的消費電力の小さい発光ダイオード素子を用いることにより検出対象物の検出を行うことができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として半導体レーザ素子を含む。このように構成すれば、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を確実に被検体に照射することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として有機発光ダイオード素子を含む。このように構成すれば、薄型化が容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、光放出半導体素子光源部を容易に小型化することができる。
本発明によれば、上記のように、検出部直下の被検体の浅い部分から被検体の検出に必要とされる十分な音響波を受信することが可能な表示装置を提供することができる。
本発明の第1〜第3実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1〜第3実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の900−900線に沿った断面図に対して被検体を配置した図である。 本発明の第2実施形態による光音響画像化装置の検出部、LED光源部および封止部の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による光音響画像化装置の検出部、LED光源部および封止部の拡大断面図である。 本発明の第4実施形態による光音響画像化装置の検出部、LED光源部および封止部の拡大断面図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第1変形例による光音響画像化装置のLED素子から出射される光の屈折について説明するための図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第2変形例による光音響画像化装置の光放出半導体素子を示した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100は、図1に示すように、それぞれLED(発光ダイオード)光源10および20を含む2つのLED光源部1および2と、検出部3と、信号処理部4と、表示部5と、封止部6とを備えている。なお、LED光源10および20は、共に、本発明の「光放出半導体素子光源」の一例である。また、LED光源部1および2は、共に、本発明の「光放出半導体素子光源部」の一例である。
図2に示すように、光音響画像化装置100は、LED光源部1および2から人体などの被検体90に光を照射するように構成されている。また、光音響画像化装置100は、照射された光を吸収した被検体90内の検出対象物90aから発生する音響波を検出部3により検出するように構成されている。また、光音響画像化装置100は、検出部3により検出された音響波に基づいて、検出対象物90aを特定するとともに、画像化することが可能なように構成されている。
ここで、第1実施形態では、光音響画像化装置100は、検出部3の検出方向前方(Y2方向)の表面が封止部6により封止されるように構成されている。これにより、光音響画像化装置100は、封止部6により、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成されている。
また、光音響画像化装置100は、検出部3の検出方向前方(Y2方向)の表面のみならず、LED光源部1および2の検出方向前方(Y2方向)のLED光源10および20からそれぞれ出射される光の出射面10aおよび20aと封止部6とが接触する状態で、LED光源10および20が封止部6により封止されるように構成されている。封止部6の詳細については後述する。
次に、光音響画像化装置100の各部の構成について説明する。
図2に示すように、LED光源部1および2は、それぞれ、筐体部11および21と、LED駆動回路12および22をさらに含んでいる。
LED光源部1および2の筺体部11および21には、それぞれLED駆動回路12および22が内蔵されており、検出方向前方(Y2方向)側にLED光源10および20が取り付けられている。また、筐体部11および21は、それぞれケーブル11aおよび21aにより信号処理部4と接続されている。
LED駆動回路12および22は、信号処理部4の制御信号に基づいて、それぞれ、対応するLED光源10および20に流れる電流を制御するように構成されている。具体的には、LED駆動回路12および22は、信号処理部4の制御信号に基づいて、対応するLED光源10および20に流れる電流のオンオフの制御、および、電流の大きさ(電流値)の制御を行うように構成されている。
LED光源10および20は、それぞれ、複数のLED素子10bおよび20bと、素子封止部10cおよび20cとを有している。なお、LED素子10bおよび20bは、共に、本発明の「光放出半導体素子」の一例である。
素子封止部10cおよび20cは、それぞれ、複数のLED素子10bおよび20bを封止することによりLED光源10および20を構成している。なお、一例として、素子封止部10cおよび20cは、シリコン系の樹脂から形成されている。
また、LED光源10および20は、それぞれ略同一の波長の光(たとえば、約700nm〜約1000nm程度の光)を発生させるように構成されている。詳細には、LED光源10および20は、LED駆動回路12および22による電流の制御に基づいて、LED素子10bおよび20bに流される電流に対応する光を発生させるように構成されている。
また、図3に示すように、LED光源部1および2は、検出部3を挟み込むように一対設けられている。また、LED光源10および20は、全体として所定方向(Z方向、図1参照)に延びるように配置されている。また、一対のLED光源部1および2は、それぞれ出射する光の配向角γ1の交点A1が検出部3の検出方向前方(Y2方向)に位置するように構成されている。なお、配向角γ1とは、LED光源10(20)の光の出射方向前方(Y2方向)に対して、LED光源10(20)から光を出力することが可能な角度範囲である。
また、LED光源10および20は、後述する超音波振動素子31に近接して配置されている。詳細には、LED光源10および20は、超音波振動素子31(検出部3)に対して一方側(X1方向側)および他方側(X2方向側)にそれぞれ近接して配置されている。このため、LED光源10および20は、互いに異なる位置から光を被検体90(検出対象物90a)に照射可能に構成されている。また、LED光源10(20)と検出部3とは、被検体90に接触する封止部6の後述する接触面60と平行な略同一平面上に配置されている。
検出部3は、筐体部30と、超音波振動素子31と、音響レンズ32とを含んでいる。
図2に示すように、検出部3は、超音波振動素子31が音響波により振動されることにより、音響波(超音波)を検出するように構成されている。また、検出部3は、検出された音響波に対応する信号を信号処理部4に出力するように構成されている。また、超音波振動素子31は、全体として所定方向(Z方向)に延びるように配置されている。
検出部3の筺体部30には、検出方向前方(Y2方向)側に超音波振動素子31および音響レンズ32が取り付けられている。また、筐体部30は、ケーブル30aにより信号処理部4と接続されている。
音響レンズ32は、超音波振動素子31に接触した状態で、超音波振動素子31の検出方向前方(Y2方向)に配置されている。また、音響レンズ32は、検出対象物90aからの音響波を超音波振動素子31に集束させるように構成されている。詳細には、音響レンズ32は、側面視において(Z方向から見て)、検出方向前方(Y2方向)に突出する丸みを帯びた凸形状に形成されている。また、音響レンズ32は、丸みを帯びた凸形状により検出対象物90aからの音響波を屈折させるとともに、屈折した音響波を超音波振動素子31に集束させるように構成されている。
信号処理部4は、超音波振動素子31により検出された信号を処理して画像化を行うように構成されている。詳細には、信号処理部4は、CPU(図示せず)と、ROMおよびRAMなどの記憶部(図示せず)とを含み、検出部3により検出された音響波に対応する信号を処理するように構成されている。たとえば、被検体90を測定する場合には、信号処理部4は、被検体90内の検出対象物90aから発生し、検出部3により検出された音響波に対応する信号に基づいて、検出対象物90aを特定して画像化するように構成されている。また、信号処理部4は、画像化された検出対象物90aの画像を、表示部5に表示させるように構成されている。
表示部5は、信号処理部4による制御に基づいて、被検体90内の検出対象物90aの画像や各種の画面(操作画面、通知画面など)を表示可能に構成されている。
図3に示すように、封止部6は、検出部3に対して、被検体90が配置される検出方向前方(Y2方向)に配置されている。また、封止部6は、LED光源10および20に対して、被検体90が配置される出射方向前方(Y2方向)に配置されている。また、封止部6は、検出方向前方(Y2方向)の被検体90に接触する接触面60を含んでいる。なお、一例として、封止部6は、LED光源10および20の素子封止部10cおよび20cと同質のシリコン系の樹脂から形成されている。このため、封止部6は、LED光源10および20の素子封止部10cおよび20cと等しい屈折率を有している。
また、封止部6は、上記の通り、検出部3の検出方向前方(Y2方向)の表面を封止するように構成されている。詳細には、封止部6は、検出部3の検出方向前方(Y2方向)に設けられている音響レンズ32と、筐体部30のY2方向側の表面(の略全域とを封止している。したがって、封止部6は、被検体(接触面60)と、検出部3との間で音響波を伝搬可能に構成されている。
また、封止部6は、上記の通り、光の出射面10aおよび20aに接触する状態でLED光源10および20を封止するように構成されている。詳細には、封止部6は、LED光源10および20の全体と、筐体部11および21のY2方向側の表面の略全域とを封止している。したがって、封止部6は、LED光源10および20と、被検体90(接触面60)との間で光を伝搬可能に構成されている。このように、封止部は6、LED光源10および20と、音響レンズ32とを含んだ領域(筺体部11、21および30のY2方向側表面)を隙間なく覆って封止するように設けられている。また、封止部6は、音響レンズ32よりも大きい光透過率を有するとともに、音響レンズ32よりも小さい超音波の伝搬損失を有している。
また、封止部6は、被検体90(生体)よりも大きい屈折率を有している。したがって、封止部6と被検体90との境界面(接触面60)における封止部6から被検体90への光の入射角αは、屈折角βよりも大きくなる。
なお、封止部6は、検出方向前方(Y2方向)におけるLED光源10(20)から接触面60までの距離D1が、検出方向前方(Y2方向)におけるLED光源10(20)から交点A1までの距離D2よりも小さくなるように構成されている。すなわち、一対のLED光源10(20)からの光の配向角γ1の交点A1は、被検体90の内側に配置されている。また、封止部6は、LED光源10(20)の出射方向前方の端部が角状に形成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、検出部3の検出方向前方の表面を封止することにより、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成され、検出部3に対して被検体90が配置される検出方向前方に配置される封止部6を設けることによって、封止部6により、被検体90とLED光源10(20)とが所定間隔離間して配置されるので、LED光源10(20)からの光(拡散光)を検出部3直下の被検体90の浅い部分に届けることができるようになる。したがって、検出部3直下の被検体90の浅い部分から被検体90の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、封止部6を、検出方向前方に配置される被検体90に接触する接触面60を含み、封止部6を、検出部3の表面のみならず、LED光源部1(2)の検出方向前方側のLED光源10(20)から出射される光の出射面に接触する状態でLED光源10(20)を封止するように構成する。これにより、LED光源10(20)からの光を封止部6を介して被検体90に照射することができるので、LED光源10(20)からの光を空気層を介して被検体90に照射する場合と比べて、光の損失を抑制することができる。また、封止部6によりLED光源10(20)が封止されることによって、LED光源10(20)が外方に露出しなくなる。このため、LED光源10(20)が直接被検体90に接触することがなくなるので、被検体90との直接的接触に起因するLED光源10(20)内のワイヤの断線を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、LED光源10(20)に、複数のLED素子10b(20b)と、複数のLED素子10b(20b)を封止することによりLED素子10b(20b)とともにLED光源10(20)を構成する素子封止部10c(20c)とを設け、封止部6を、被検体90よりも大きい屈折率を有し、素子封止部10c(20c)の屈折率以下の屈折率を有するように構成する。これにより、LED光源10(20)を構成する素子封止部10c(20c)と封止部6との境界面、および、封止部6と被検体90との境界面において、検出部3直下に向かうLED光源10(20)からの光を屈折させることができるので、検出部3直下の被検体90のより浅い部分に光を届けることができる。すなわち、検出部3直下に向かうLED光源10(20)部(LED素子10b(20b))からの光を屈折率が順に小さくなる部材により屈折させることができるので、光を屈折させずに直進させる場合と比べて、検出部3直下の被検体90のより浅い部分に光を届けることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、検出部3に、超音波としての音響波を検出する超音波振動素子と、封止部6に封止された状態で超音波振動素子31の検出方向前方に配置され、検出対象物90aからの音響波を超音波振動素子31に集束させる音響レンズ32とを設け、封止部6を、音響レンズ32よりも大きい光透過率を有するとともに、音響レンズ32と同等の超音波の伝搬損失を有するように構成する。これにより、音響レンズ32によって音響波を集束させることにより、音響波を超音波振動素子31に効率的に伝搬することができる。また、封止部6が、音響レンズ32よりも大きい光透過率を有するとともに、音響レンズ32と同等の超音波の伝搬損失を有しているので、少ない損失により、光を被検体90に照射することができるとともに、少ない損失により、音響波を検出部3に伝搬することができる。
LED光源部10(20)には、光放出半導体素子としてLED素子10b(20b)が設けられている。これにより、比較的消費電力の小さいLED素子10b(20b)を用いることにより検出対象物90aの検出を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図1、図2および図4を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、一対のLED光源10および20からの光の配向角γ1の交点A1を被検体90の内側に配置した上記第1実施形態と異なり、一対のLED光源10および20からの光の配向角γ2の交点A2を封止部206の内側に例について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
図4に示すように、第2実施形態による光音響画像化装置200(図1および図2参照)では、LED光源部1および2は、検出部3を挟み込むように一対設けられ、かつ、一対のLED光源部1および2からそれぞれ出射される光の配向角γ2の交点A2が検出部3の検出方向前方(Y2方向)に位置するように構成されている。
また、封止部206は、検出方向前方(Y2方向)におけるLED光源10(20)から接触面60までの距離D3が、検出方向前方(Y2方向)におけるLED光源10(20)から交点A2までの距離D4よりも大きくなるように構成されている。すなわち、一対のLED光源10および20からの光の配向角γ2の交点A2は、封止部206の内側に配置されている。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、検出部3の検出方向前方の表面を封止することにより、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成され、検出部3に対して被検体90が配置される検出方向前方に配置される封止部206を設けることによって、検出部3直下の被検体90の浅い部分から被検体90の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、LED光源部1および2を、検出部3を挟み込むように一対設け、かつ、一対のLED光源部1および2からそれぞれ出射される光の配向角γ2の交点A2が検出部3の検出方向前方に位置するように構成し、封止部206を、検出方向前方におけるLED光源10(20)から接触面60までの距離D3が、検出方向前方におけるLED光源10(20)から交点A2までの距離D4よりも大きくなるように構成する。これにより、検出部3直下の封止部206の内側に、一対のLED光源10(20)部からの光の配向角γ2の交点A2が配置されるので、検出部3直下の被検体90全域に光を届けることができる。その結果、検出部3直下の被検体90の浅い部分すべてから被検体90の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
(第3実施形態)
次に、図1、図2および図5を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、封止部6のLED光源10(20)の出射方向前方の端部を角状に形成した上記第1実施形態と異なり、封止部306のLED光源10(20)の出射方向前方の端部を曲面状に形成する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
図5に示すように、第3実施形態による光音響画像化装置300(図1および図2参照)では、封止部306は、検出部3とLED光源10および20とを封止するとともに、LED光源10および20の出射方向前方(Y2方向)の端部にそれぞれ配置された曲面部306aを含んでいる。詳細には、封止部306は、LED光源10および20の出射方向前方(Y2方向)および接触面60のX1方向およびX2方向のそれぞれの端部に曲面部306aを含んでいる。また、封止部306は、曲面部306aでLED光源10および20からの光を屈折することにより、光を検出部3の検出方向前方(Y2方向)に向けて集光するように構成されている。
また、封止部306は、側面視において(Z方向から見て)、封止部306のX1方向の端面とLED光源10のX1方向の端面とが面一になるように構成されている。また、封止部306は、側面視において(Z方向から見て)、封止部306のX2方向の端面とLED光源20のX2方向の端面とが面一になるように構成されている。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、検出部3の検出方向前方の表面を封止することにより、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成され、検出部3に対して被検体90が配置される検出方向前方に配置される封止部306を設けることによって、検出部3直下の被検体90の浅い部分から被検体90の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、封止部306に、検出部3およびLED光源10(20)を封止するとともに、LED光源10(20)の出射方向前方の端部に配置された曲面部306aを設け、封止部を306、曲面部306aでLED光源10(20)からの光を屈折することにより、光を検出部3の検出方向前方に向けて集光するように構成する。これにより、曲面部306aにおいて光を屈折させることにより、検出部3直下の被検体90に光を集光させることができるので、検出部3直下の被検体90の浅い部分からより多くの音響波を発生させることができる。
(第4実施形態)
次に、図6を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、封止部6が被検体90に接触する接触面60を含むように構成した上記第1実施形態と異なり、封止部406を埋める(充填する)カバー部407が被検体90に接触する接触面470を含むように構成する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
図6に示すように、第4実施形態による光音響画像化装置(図示せず)は、検出方向前方(Y2方向)の被検体90に接触する接触面470を含み、検出部3側(Y1方向側)が開放された箱状のカバー部407をさらに備えている。
詳細には、カバー部407は、Y1方向側に開口部を有する箱状に形成されている。また、カバー部407は、開口部とは反対側の底部の検出方向前方(Y2方向)に被検体90に接触する接触面470を含んでいる。なお、一例として、カバー部407は、アクリル系の樹脂から形成されている。
封止部406は、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)との間を埋めるように設けられている。
詳細には、検出部3およびLED光源10に対して検出方向前方(Y2方向)側にカバー部407(接触面470)を配置した状態で、封止部406は、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)との間に充填されることにより形成されている。
封止部406は、カバー部407と、検出部3およびLED光源10(20)との間に充填されることにより、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)とを、互いに一体的に固定するように構成されている。
また、封止部406は、カバー部407よりも大きい屈折率を有している。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記第1実施形態と同様に、検出部3の検出方向前方の表面を封止することにより、検出対象物90aから発生される音響波を検出部3に伝搬するように構成され、検出部3に対して被検体90が配置される検出方向前方に配置される封止部406を設けることによって、検出部3直下の被検体90の浅い部分から被検体90の検出に必要とされる十分な音響波を受信することができる。
また、第4実施形態では、上記のように、検出方向前方の被検体90に接触する接触面60を含み、検出部3側が開放された箱状のカバー部407を設け、封止部406を、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)との間を埋めるように設ける。これにより、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)との間を封止部406により埋める(充填する)ことができるので、カバー部407と検出部3およびLED光源10(20)との間の空気層を取り除くことができる。このため、LED光源10(20)からの光を空気層を介して被検体90に照射する場合と比べて、光の損失を抑制することができる。また、封止部406の厚み分に加えて、カバー部407の厚み分もさらに被検体90からLED光源10(20)を離間して配置することができるので、LED光源10(20)からの光を検出部3直下の被検体90のより浅い部分に届けることができる。
また、第4実施形態では、上記のように、LED光源10(20)に、複数のLED素子10b(20b)と、複数のLED素子10b(20b)を封止することによりLED素子10b(20b)とともにLED光源10(20)を構成する素子封止部10c(20c)とを設け、封止部406を、カバー部407よりも大きい屈折率を有し、素子封止部10c(20c)の屈折率以下の屈折率を有するように構成する。これにより、LED光源10(20)を構成する素子封止部10c(20c)と封止部406との境界面、および、封止部406とカバー部407との境界面において、検出部3直下に向かうLED光源10(20)からの光を屈折させることができるので、検出部3直下の被検体90のより浅い部分に光を届けることができる。すなわち、検出部3直下に向かうLED光源10(20)(LED素子10b(20b))からの光を屈折率が順に小さくなる部材により屈折させることができるので、検出部3直下の被検体90のより浅い部分に光を届けることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、光音響画像化装置が音響レンズを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光音響画像化装置が音響レンズを備えていなくてもよい。
また、上記第1〜4実施形態では、封止部がLED光源を封止するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、封止部が検出部の検出方向前方の表面を封止しているのであれば、封止部がLED光源を封止していなくてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、封止部と素子封止部との屈折率が同じである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、封止部と素子封止部との屈折率が異なっていてもよい。たとえば、図7に示す第1〜第4実施形態の第1変形例のように、封止部6が素子封止部10cよりも小さい屈折率を有していてもよい。この場合には、素子封止部10c、封止部6および被検体90の順に、屈折率が小さくなるため、素子封止部10cと封止部6との境界面では、LED素子10bからの光の屈折角δ2が入射角δ1よりも大きくなる。また、封止部6と被検体90との境界面では、LED素子10bからの光の屈折角δ3が入射角δ2よりも大きくなる。
また、上記第1〜第4実施形態では、光放出半導体素子として、LED素子を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光放出半導体素子として、LED素子以外の光放出半導体素子を用いてもよい。たとえば、図8に示す第1〜第4実施形態の第2変形例のように、光放出半導体素子510bとして、半導体レーザ素子や、有機発光ダイオード素子などを用いてもよい。また、半導体レーザ素子を用いる場合には、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を確実に被検体に照射することができる。また、有機発光ダイオード素子を用いる場合には、薄型化が容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、光放出半導体素子510bが設けられる光放出半導体素子光源部501を容易に小型化することができる。
また、上記第4実施形態では、封止部がカバー部よりも大きい屈折率を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、封止部とカバー部とが等しい屈折率を有していてもよい。また、封止部がカバー部よりも小さい屈折率を有していてもよい。
1、2 LED光源部(光放出半導体素子光源部)
3 検出部
6、206、306、406 封止部
10、20 LED光源(光放出半導体素子光源)
10a、10b 出射面
10b、20b LED素子(光放出半導体素子)
10c、20c 素子封止部
32 音響レンズ
60、470 接触面
90 被検体
90a 検出対象物
100、200、300 光音響画像化装置
306a 曲面部
407 カバー部
501 光放出半導体素子光源部
510b 光放出半導体素子(半導体レーザ素子、有機発光ダイオード素子)
D3、D4 距離
γ2 配向角
A2 交点
この発明の一の局面による光音響画像化装置は、被検体に照射する光を出力する光放出半導体素子光源を含む光放出半導体素子光源部と、光放出半導体素子光源部に近接して配置され、光放出半導体素子光源により被検体に照射された光が被検体の検出対象物に吸収されることにより発生される音響波を検出する検出部と、検出部に対して被検体が配置される側の検出方向前方の検出部の表面を封止することにより、検出対象物から発生される音響波を検出部に伝搬するように構成され、検出部に対して被検体が配置される検出方向前方に配置される封止部とを備える。

Claims (11)

  1. 前記検出部に近接して配置され、被検体に光を照射する光を出力する光放出半導体素子光源を含む光放出半導体素子光源部と、
    前記光放出半導体素子光源により前記被検体に照射された光が前記被検体の検出対象物に吸収されることにより発生される音響波を検出する検出部と、
    前記検出部に対して前記被検体が配置される側の検出方向前方の前記検出部の表面を封止することにより、前記検出対象物から発生される音響波を前記検出部に伝搬するように構成され、前記検出部に対して前記被検体が配置される前記検出方向前方に配置される封止部とを備える、光音響画像化装置。
  2. 前記封止部は、前記検出方向前方に配置される前記被検体に接触する接触面を含み、前記検出部の前記表面のみならず、前記光放出半導体素子光源部の前記検出方向前方側の前記光放出半導体素子光源から出射される光の出射面に接触する状態で前記光放出半導体素子光源を封止するように構成されている、請求項1に記載の光音響画像化装置。
  3. 前記光放出半導体素子光源部は、前記検出部を挟み込むように一対設けられ、かつ、一対の前記光放出半導体素子光源部からそれぞれ出射される光の配向角の交点が前記検出部の前記検出方向前方に位置するように構成され、
    前記封止部は、前記検出方向前方における前記光放出半導体素子光源から前記接触面までの距離が、前記検出方向前方における前記光放出半導体素子光源から前記交点までの距離よりも大きくなるように構成されている、請求項2に記載の光音響画像化装置。
  4. 前記封止部は、前記検出部および前記光放出半導体素子光源を封止するとともに、前記光放出半導体素子光源の前記出射方向前方の端部に配置された曲面部を含み、前記曲面部で前記光放出半導体素子光源からの光を屈折することにより、光を前記検出部の前記検出方向前方に向けて集光するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  5. 前記接触面を有し、前記検出方向前方の前記被検体に接触する接触面を含み、前記検出部側が開放された箱状のカバー部をさらに備え、
    前記封止部は、前記カバー部と前記検出部および前記光放出半導体素子光源との間を埋めるように設けられている、請求項1に記載の光音響画像化装置。
  6. 前記光放出半導体素子光源は、複数の光放出半導体素子と、前記複数の光放出半導体素子を封止することにより前記光放出半導体素子とともに前記光放出半導体素子光源を構成する素子封止部とを有し、
    前記封止部は、前記カバー部よりも大きい屈折率を有し、前記素子封止部の屈折率以下の屈折率を有している、請求項5に記載の光音響画像化装置。
  7. 前記光放出半導体素子光源は、複数の光放出半導体素子と、前記複数の光放出半導体素子を封止することにより前記光放出半導体素子とともに前記光放出半導体素子光源を構成する素子封止部とを有し、
    前記封止部は、前記被検体よりも大きい屈折率を有し、前記素子封止部の屈折率以下の屈折率を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  8. 前記検出部は、超音波としての音響波を検出する超音波振動素子と、前記封止部に封止された状態で前記超音波振動素子の前記検出方向前方に配置され、前記検出対象物からの音響波を前記超音波振動素子に集束させる音響レンズとを含み、
    前記封止部は、前記音響レンズよりも大きい光透過率を有するとともに、前記音響レンズと同等の超音波の伝搬損失を有している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  9. 前記光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として発光ダイオード素子を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  10. 前記光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として半導体レーザ素子を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  11. 前記光放出半導体素子光源部は、光放出半導体素子として有機発光ダイオード素子を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
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