JP2016044041A - バケットコンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送物のバケット外への漏れ出しの防止。
【解決手段】バケットコンベヤAの巻回方向に対面するバケット1の一方の側面部10に設けられた筒状連結体21の周面の軸方向全域に常に接触する接触体26を、バケット1の他方の側面部11に設け、筒状連結体21の軸方向の両端側に配置されるように、バケットコンベヤの巻回方向に対面する前記バケットの他方の側面部に設けられた一対の連結体22a,22bと、接触体26は、筒状連結体21方向の長さを、筒状連結体21の周面に常に接触する長さとし、一対の連結体方向の長さを、一対の連結体間の長さと同じ長さとして形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、多数のバケットが、連結部を介して、無端状に連結されると共に、複数の回転体にわたって巻回されたバケットコンベヤに関する。
多数のバケットが、連結部を介して、無端状に連結されると共に、複数の回転体にわたって巻回されたバケットコンベヤは、下記特許文献1に記載されているものが知られている。
前述のバケットコンベヤは、連結部が、前記回転体の軸に沿う軸を有し、前記回転体に無端状に巻回された環状体に所定のピッチで突設された複数の連結ロッドと、前記環状体の巻回方向に対面する前記バケットの両側面部の一方に設けられ、前記連結ロッドの軸に沿う軸を有する筒状連結体と、前記環状体の巻回方向に対面する前記バケットの両側面部の他方に設けられ、厚み方向が前記連結ロッドの軸に沿うように、前記筒状連結体の軸方向の両端側に配置された一対の板状連結体とを備えている。
特許第5052445号公報
特許文献1の従来技術によると、連結ロッドに対して、筒状連結体と板状連結体とを、連結ロッドの軸を中心として回転自在に連結することで、搬送回転する環状体に多数のバケットが無端状に連結されたバケットコンベヤを構成することができる。
しかしながら、この特許文献1の従来技術では、連結ロッドに筒状連結体を連結した状態で、筒状連結体の周面と、この筒状連結体が設けられたバケットと隣り合うバケットの側板(傾斜板)との間に、筒状連結体と側板(傾斜板)との接触摩擦による摩耗や騒音等を防ぐために隙間が確保されているが、バケットコンベヤの先端からの排出時に搬送物がこの隙間からバケットの裏側に漏れ出してしまうという問題があった。
搬送物が隙間からバケット外に漏れ出てしまうと、搬送物が無駄になるばかりでなく、漏れ出た搬送物がバケットコンベヤ外の周辺で溜まってしまい、この溜まった搬送物の清掃処理を行わなければならないという問題があった。
更に特許文献1のバケットコンベヤは、環状体の搬送回転において回転体に沿う回転時に環状体が摩耗や負荷により伸長して、連結ロッドのピッチがバケット連結孔のピッチよりも長くなる。このようにロッドとバケットにピッチ差が生じると筒状連結体の周面と、この筒状連結体が設けられたバケットと隣り合うバケットの傾斜板との間の隙間は更に大きくなり搬送物の漏れ量も増大する問題もあった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、搬送物のバケットの裏側への漏れ出しを防止できること、搬送物のバケットの裏側への漏れ出しを防止することで、搬送物の無駄を無くすことができると共に、周辺の清掃作業を容易にできること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明によるバケットコンベヤは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
多数のバケットが、連結部を介して、無端状に連結されると共に、複数の回転体にわたって巻回されたバケットコンベヤであって、前記連結部は、前記回転体の軸と平行な軸を有し、前記バケット同士を連結する連結ロッドと、前記連結ロッドに同軸で嵌合される連結孔を備え、前記バケットコンベヤの巻回方向で対面する前記バケットの一方の側面部に設けられた筒状連結体と、前記バケット同士の連結時に、前記筒状連結体の軸方向の両端側に配置されるように、前記バケットコンベヤの巻回方向に対面する前記バケットの他方の側面部に設けられた一対の連結体と、前記バケットコンベヤの巻回方向で隣接する一方の前記バケットの、前記一対の連結体が設けられた前記側面部から、前記バケットコンベヤの巻回方向で隣接する他方の前記バケットの前記筒状連結体に向かって突設された接触体と、を具備し、前記接触体は、前記筒状連結体方向の長さを、該筒状連結体の周面に常に接触する長さとし、前記一対の連結体方向の長さを、該一対の連結体間の長さと同じ長さとして形成されていることを特徴とするバケットコンベヤである。
前記接触体の筒状連結体側の端部から前記側面部方向へ向かう、前記接触体の前記板状連結体側の端部の一部、又は全域と、前記板状連結体との間に隙間を設けるとよい。
前記接触体を、筒状連結体側の前記端部から前記側面部方向へ厚みが増すように形成するとよい。
このような特徴を有することで本発明は、以下の効果を奏する。搬送物のバケットの裏側への漏れ出しを防止できる。搬送物のバケットの裏側への漏れ出しを防止することで、搬送物の無駄を無くすことができると共に、周辺の清掃作業を容易にできる。
本発明に係る一実施形態のバケットコンベヤの全体図である。 図1の拡大平面図であり、バケットコンベヤの一部を示す。 (a)バケットの要部拡大図であり、(b)は(a)の(b)-(b)線断面図である。 連結ロッド間のピッチと連結孔間のピッチの関係を説明する説明図である。 (a)はバケットの斜視図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。 接触体の作用を説明する説明図である。 (a)はバケットコンベヤの第二実施形態を示す要部拡大図であり、(b)は(a)の(b)-(b)線断面図である。 (a)はバケットコンベヤの第三実施形態を示す拡大側面図であり、(b)は(a)の(b)-(b)線断面図である。 バケットコンベヤの第四実施形態を示す要部拡大側面図である。
以下、本発明に係る第一実施形態のバケットコンベヤAを図面に基づいて説明する。
バケットコンベヤAは、複数のスプロケット(回転体)A1にわたり巻回されて搬送回転するチェーン(環状体)A2に、多数のバケット1が、連結部2を介して無端状に連結されてなる。
バケット1は、合成樹脂材を用いて一体成型されたものであり、搬送物Bを貯留する貯留凹部20と、連結部2の一部を構成する筒状連結体21と、連結体(以下、板状連結体という)22a、22bとを備えている。
連結部2は、スプロケットA1の軸と平行な軸を有し、チェーンA2に所定のピッチで突設された複数の連結ロッド23と、筒状連結体21と、板状連結体22a、22bと、筒状連結体21の内周に確保された連結孔24と、板状連結体22a、22bに開孔された連結孔24a、24bと、連結孔24に連設された嵌脱空間25と、連結孔24a、24bに連設された嵌脱空間25a、25bと、板状連結体22a、22bの間に配され、筒状連結体21の周面に常に接触するように設けられた接触体26とを備えている。
尚、以下では、バケットコンベヤAの搬送方向(図1における矢印方向)を前、搬送方向と反対側を後、スプロケットA1の軸方向を左右、という。
チェーンA2は、バケット1の左右に配された一対のものであり、この一対のチェーンA2間に連結ロッド23が架け渡されている。
筒状連結体21は、バケット1の前端側に、軸長をバケット1の左右幅と同じ長さとして連設され、筒状連結体21の周面の軸方向の全域に、軸方向に貫通する内周に確保された連結孔24と連通するように嵌脱空間25が形成されている。
連結ロッド23は、丸棒状を呈し、チェーンA2の連結軸を兼用するようにされている。
連結孔24は、連結ロッド23の直径に適合する直径として形成され、嵌脱空間25は、連結ロッド23の直径未満の幅として形成されている。
嵌脱空間25は、バケットコンベヤAの内周側に向かうように形成されている。
このような連結孔24は、嵌脱空間25を連結ロッド23に嵌合し、更に、押し込むことで嵌脱空間25を拡開させると共に、連結ロッド23を通過させることで、連結孔24を連結ロッド23に嵌合させることができる。
また、嵌合を解除するには、バケット1を、連結ロッド23に対する嵌脱空間25の押し込み方向と逆方向に引き抜くようにすることによって、嵌脱空間25が拡開されて、連結ロッド23に対する連結孔24の嵌合を解除することができる。
板状連結体22a、22bは、バケット1の左右後端から後方に突設された板状のものであり、筒状連結体21の左右端部の外側に対面して、筒状連結体21の左右端部を挟むように配されている。
また、板状連結体22a、22bは、連結孔24a、24bの上方から下端縁22a1、22b1に至る範囲L1の厚みが、他の範囲L2の厚みよりも薄く形成されており、板状連結体22a、22bの範囲L1を変形させやすくなっている。
連結孔24a、24bは、図3、及び図4に示すように、前後方向に隣り合う二つの軸C1、C2を有すると共に、上下方向の直径を連結ロッド23の直径に適合する直径とする長孔状に形成されており、前方側の軸C1と筒状連結体21の連結孔24の軸C3との間のピッチP1が、連結ロッド23間(チェーンA2の連結軸間)のピッチP2と同ピッチとして設定されている。
嵌脱空間25a、25bは、連結孔24a、24bの縁から、バケットコンベヤAの内周側の下端縁22a1、22b1に至るように設けられており、下端縁22a1、22b1側から連結ロッド23に嵌合して押し込むことで、連結孔24a、24bを連結ロッド23に嵌合させるようされている。
嵌脱空間25a、25bは、連結孔24a、24b側の端部幅を連結ロッド23の直径未満の幅とし、下端縁22a1、22b1側の端部幅を連結ロッド23の直径を超える幅として、連結孔24a、24b側から下端縁22a1、22b1側に向かって末広がり状に形成されている。
また、嵌脱空間25a、25bは、連結孔24a、24b側の端部幅が、長孔状の連結孔24a、24bの長手方向の幅よりも短い幅であり、軸C1、及び軸C2に連結ロッド23が同軸で位置したときに、嵌脱空間25a、25bの連結孔24a、24b側の端部が連結ロッド23の周面を下側(チェーンA2の内側)から支える位置となるようにされている。
すなわち、連結孔24a、24bを連結ロッド23に嵌合させるときに、嵌脱空間25a、25bを連結ロッド23に嵌合させやすく、連結孔24a、24bの連結ロッド23への嵌合時に抜け難くできる。
また、連結ロッド23が連結孔24a、24bの軸C1、及び軸C2に位置しているときには、嵌脱空間25a、25bの端部によって支えられ、連結ロッド23の軸C1、及び軸C2の移動時には、嵌脱空間25a、25bの端部幅が連結ロッド23の直径未満であると共に、嵌脱空間25、25a、25bの連結ロッド23に対する嵌脱方向が、連結孔24a、24bの長手方向(連結ロッド23が軸C1と軸C2とに移動する方向)と、上下方向(チェーンA2の内外を直線状に通過する方向)で交差する方向であるので、搬送動作中に連結孔24a、24bが連結ロッド23に対する嵌合解除を防止することができる。
連結ロッド23に連結孔24a、24bを嵌合させるには、嵌脱空間25a、25bを連結ロッド23に嵌合し、更に、押し込むことで嵌脱空間25a、25bを拡開させると共に、連結ロッド23を通過させることで、連結孔24a、24bを連結ロッド23に嵌合させることができる。
また、嵌合を解除するには、バケット1を、連結ロッド23に対する嵌脱空間25a、25bの押し込み方向と逆方向に引き抜くようにすることによって、嵌脱空間25a、25bが拡開されて、連結ロッド23に対する連結孔24a、24bの嵌合を解除することができる。
嵌脱空間25a、25bは、変形しやすい板状連結体22a、22bの範囲L1内に配されているので、連結ロッド23に対する連結孔24a、24bの嵌脱時において、嵌脱空間25a、25bを容易に拡開させることができ、これにより、バケット1の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
後方側の軸C2と軸C3との間のピッチP3は、チェーンA2の搬送回転中にチェーンA2が伸長して、ピッチP2の長さが変化したときの長さに設定されており、搬送回転中におけるピッチP2のピッチP3への変化があっても、連結ロッド23が連結孔24a、24bの後方側の軸C2側に移動でき、この移動によって搬送回転中におけるピッチP2からピッチP3への移動変化量を吸収することができる。
すなわち、搬送回転中にチェーンA2が伸長しても、連結ロッド23の連結孔24a、24bに対する過度な接触摩擦を防止することができると共に、接触摩擦による連結孔24a、24bや連結ロッド23の摩耗を防止することができる。
これによって、連結孔24a、24bや連結ロッド23の摩耗による強度低下を防止でき、この強度低下の防止によって、搬送動作中の連結孔24a、24bや連結ロッド23の破損を防止することができる。
しかも、連結ロッド23の摩耗部分への食い込みによる搬送動作の不具合を解消でき、その上、板状連結体22a、22bを連結ロッド23から容易に取り外すことができるので、バケット1の取り外し時の板状連結体22a、22bや連結ロッド23の破損を防止できる。
接触体26は、図5、及び図6に示すようにバケット1の後方側の側壁10から後方に向かって突出すると共に、板状連結体22a、22bとの間の全域にわたるように、側壁1と板状連結体22a、22bとに一体に設けられており、バケット1の後方側の側壁10と筒状連結体21の周面との間隔Wを塞ぐように、突出側の端部(以下、先端部という)26a側の下面に設定された接触面部26bが筒状連結体21の周面の軸方向全域に接触するように配されている。
接触体26は、先端部26aからバケット1側に向かって厚みが増すように、先端部26aが鋭角な断面三角形状を呈するように形成されており、搬送動作中にバケット1から漏れた搬送物を、連設された隣のバケット1に案内することができると共に、先端部26aが筒状連結体21の周面にこびり付く搬送物をこそぎ取ることができるようにされている。
また、接触体26は、先端部26aから接触面部26bにわたる範囲で、接触体26の左右端部と板状連結体22a、22bとの間に、隙間Sが確保されており、この隙間Sによって、接触体26の先端部26aから接触面部26bにわたる範囲で弾性変形するようにされている。
このような接触体26によると、筒状連結体21に対して接触面部26bを弾性変形させて、押し付け力が作用した状態で接触させることによって、筒状連結体21に対する接触面部26bの接触の確実性を向上させることができる。
特に、図6に示すように、スプロケットA1部分でバケット1の向きが変わる方向に回転したときや、チェーンA2の伸長によって連結ロッド23のピッチがピッチP2からピッチP3に変化したときにおいても、弾性変形による押し付け力を作用させることができるので、バケット1の搬送方向の全周において、搬送物Bの漏れ出しを防止することができる。
また、筒状連結体21に対する接触摩擦で接触面部26bや筒状連結体21の周面に摩耗が生じても、弾性変形による押し付け力が作用しているので、筒状連結体21に対する接触面部26bの接触の確実性を保持できる。
したがって、接触体26が、バケット1の後方側の側壁10と筒状連結体21の周面との隙間Sを塞ぐことによって、バケットaから漏れ出た搬送物のバケットコンベヤA外へのこぼれ落ちを防止できると共に、漏れ出た搬送物を隣り合うバケット1に案内することができるので、搬送物を無駄なく搬送することができ、しかも、搬送物のこぼれ落ちる量を少なくできるので、バケットコンベヤA周辺の清掃を容易に行うことができる。
前述した弾性変形の量については、接触面部26bが常に筒状連結体21の周面に接触する程度の押し付け力が作用する量であればよい。
次に、バケットコンベヤA’の第二実施形態を図7に基づいて説明する。尚、第一実施形態と重複する部分についての説明は、同符号を付すことにより省略する。また、連結部2の構成が、連結孔24a、24bとで同じものであるので、以下では、連結孔24a側のみを図示して説明する。
バケットコンベヤA’の連結部2は、軸C1、及び軸C2を有する連結孔24aの長手方向の直径と、嵌脱空間25aの前後方向の幅とを同じとし、且つ嵌脱空間25aを開閉する開閉体27aが設けられている。
嵌脱空間25aは、前後方向の幅を、連結孔24aから下端縁22a1まで同幅として形成されている。
開閉体27aは、嵌脱空間25aの後方側の縁に沿う軸を中心に回転することで、一方の回転で嵌脱空間25aの前後方向にわたるように閉鎖し、他方の回転で嵌脱空間25aを開放するようにされている。
開閉体27aの回転中心となる軸は、この軸となる板状連結体の部分を薄肉にすることで構成されるものであり、薄肉状の軸部27a1が折れ曲がることで開閉体27aが回転できるようになっている。
また、開閉体27aは、嵌脱空間25aの閉鎖時に、開閉体27aの軸部27a1と反対側の縁側の面と、この縁側の面と対面する板状連結体の面とが互いに対面するように形成されている。
また、互いに対面する一方の開閉体27a側には、凸部27a2が形成され、他方の板状連結体側には、凸部27a2が嵌脱自在に嵌合する嵌合凹部27a3が形成されている。
すなわち、開閉体27aの閉鎖時において、凸部27a2が嵌合凹部27a3に嵌合することで、閉鎖状態を保持し、開閉体27aを開放方向へ回転させる方向に力を加えることで、嵌合凹部27a3に対する凸部27a2の嵌合を解除するようにされている。
また、開閉体27aの上端縁は、開閉体27aによる嵌脱空間25aの閉鎖時に、連結孔24aの下端縁を構成する位置、且つ連結孔24aの上下の直径が、連結ロッド23の直径と同等となる位置に設定され、これによって、開閉体27aによる嵌脱空間25aの閉鎖時に、連結孔24aを形成できるようになっている。
このような、連結部2としたバケットコンベヤA’によると、開閉体27aが嵌脱空間25aを閉鎖することによって、第一実施形態のバケットコンベヤAと同様に、チェーンA2の伸長による連結ロッド23のピッチの変化を吸収することができる連結孔24aを形成し、開閉体27aが嵌脱空間25aを開放することによって、連結ロッド23に対する連結孔24aの嵌合を解除することができる。
しかも、嵌脱空間25aの幅が、連結孔24aの長手方向の直径と同じであるため、連結ロッド23に対する連結孔24aの嵌脱時に、嵌脱空間25aを連結ロッド23に接触させることなく嵌脱することができ、これによって、連結ロッドに対する板状連結体22aの連結、及び連結解除を容易に行うことができる。
次に、バケットコンベヤA’’の第三実施形態を図8に基づいて説明する。尚、第一実施形態と重複する部分についての説明は、同符号を付すことにより省略する。また、連結部2の構成が、連結孔24a、24bとで同じものであるので、以下では、連結孔24a側のみを図示して説明する。
バケットコンベヤA’’の連結部2は、軸C1、及び軸C2を有する連結孔24aの長手方向の直径と、嵌脱空間25aの前後方向の幅とを同じとし、且つ嵌脱空間25aを開閉する開閉体28aが設けられている。
嵌脱空間25aは、連結孔24a側の幅を連結孔24aの長手方向の直径と同じとし、且つ連結孔24a側から下端縁22a1まで末広がりとなるように形成されている。
開閉体28aは、板状連結体に固定され、下方に向かうと共に、前後方向に変形、及び変形から復帰する方向に付勢力が作用する2枚のバネ部材28a1、28a2と、バネ部材28a1、28a2に連設され、嵌脱空間25a、25bの閉鎖状態において、連結孔24aの下端縁を構成するように、嵌脱空間25a、25bの中央部で互いに接触する突起部28a3、28a4と、突起部28a3、28a4から下方へ、突起部28a3、28a4の接触状態において下方に末広がりとなるように形成された案内部28a5、28a6とから構成されている。
また、突起部28a3、28a4の上端縁は、この突起部28a3、28a4同士の接触による嵌脱空間25aの閉鎖時に、連結孔24aの下端縁を構成する位置、且つ連結孔24aの上下の直径が、連結ロッド23の直径と同等となる位置に設定され、これによって、突起部28a3、28a4同士の接触による嵌脱空間25aの閉鎖時に、連結孔24aを形成できるようになっている。
このような開閉体28aは、連結ロッド23に案内部28a5、28a6を押し込むことでバネ部材28a1、28a2が前後方向に曲り変形し、この曲り変形に伴って、突起部28a3、28a4が離間することで嵌脱空間25aが開放される。
連結ロッド23が嵌脱空間25aを通過すると同時に、バネ部材28a1、28a2が曲り変形で生じる付勢力によって、突起部28a3、28a4同士が接触する状態に復帰して、嵌脱空間25aが閉鎖され、連結ロッド23に嵌合された状態の連結孔24aが形成される。
連結ロッド23に対する連結孔24aの嵌合を解除するには、案内部28a5、28a6を、バネ部材28a1、28a2の付勢力に抗して前後方向に拡開することで、突起部28a3、28a4を離間させることで嵌脱空間25aを開放することで行うことができる。
このような、連結部2としたバケットコンベヤA’’によると、バネ部材28a1、28a2の付勢力による突起部28a3、28a4相互の接触で嵌脱空間25aを閉鎖することによって、第一実施形態のバケットコンベヤAと同様に、チェーンA2の伸長による連結ロッド23のピッチの変化を吸収することができる連結孔24aを形成することができ、バネ部材28a1、28a2の付勢力に抗して突起部28a3、28a4を離間させることによって、嵌脱空間25a、25bを開放して連結ロッド23に対する連結孔24aの嵌合を解除することができる。
しかも、嵌脱空間25aが、連結孔24a側の幅を連結孔24aの長手方向の直径と同じとし、且つ連結孔24a側から下端縁22a1まで末広がりとなるように形成されているので、第二実施形態のバケットコンベヤA’’と同様に、連結ロッド23に対する連結孔24aの嵌脱時に、嵌脱空間25aを連結ロッド23に接触させることなく嵌脱することができ、これによって、連結ロッド23に対する板状連結体22aの連結、及び連結解除を容易に行うことができる。
以上説明したとおり、バケットコンベヤA、A’、A’’は、搬送物のバケット1外への漏れ出しを防止できる。搬送物のバケット1外への漏れ出しを防止することで、搬送物の無駄を無くすことができると共に、周辺の清掃作業を容易にできる。
その上、連結孔24a、24bの摩耗による連結ロッド23の食い込みを防止できる。連結ロッド23の食い込みを防止することで、搬送動作において過度な摩擦抵抗の発生を防止できる。これによって、搬送動作中の不具合の発生を防止できると共に、バケット1の連結ロッド23からの取り外しを容易にでき、且つ取り外し時の板状連結体や連結ロッド23の破損を防止できる。
第一実施形態〜第三実施形態のバケットコンベヤA、A’、A’’は、連結部2が、スプロケットA1の軸と平行な軸を有し、チェーンA2に所定のピッチで突設された複数の連結ロッド23と、筒状連結体21と、板状連結体22a、22bと、筒状連結体21の内周に確保された連結孔24と、板状連結体22a、22bに開孔された連結孔24a、24bと、連結孔24に連設された嵌脱空間25と、連結孔24a、24bに連設された嵌脱空間25a、25bと、板状連結体22a、22bの間に配され、筒状連結体21の周面に常に接触するように設けられた接触体26とを備えたものであるが、本発明では、バケットコンベヤA’’’の第四実施形態として、図9に示すように、チェーンA2を備えていない連結部2を有するチェーンレスタイプのバケットコンベヤA’’’とすることができる。
尚、第一実施形態〜第三実施形態のバケットコンベヤA、A’、A’’と重複する部位についての説明は、同符号を付すことにより省略する。
バケットコンベヤA’’’の連結部2は、連結孔24、24a、24bに嵌合されて、バケット1の外側に突出する連結ロッド23の両端に、ローラ23cを軸支し、このローラ23cを、スプロケットA1の凹部A10に嵌合して構成されたものである。
すなわち、バケット1同士を連結ロッド23によって無端状に連結すると共に、ローラ230をスプロケットA1の凹部A10に嵌合することによって、複数のスプロケットA1に巻回されたバケットコンベヤA’’’を構成することができ、駆動回転するスプロケットA1の回転によって、バケットコンベヤA’’’を搬送回転させることができる。
バケットコンベヤA’’’は、連結部2がチェーンA2を不要として構成されているため、バケットコンベヤA’’’の構造を簡易化することができると共に、チェーンA2の伸長を原因とする、連結孔24a、24bの摩耗による連結ロッド23の食い込み量を減少させることができ、これによる搬送動作の過度な摩擦抵抗の発生を軽減することができる。
しかも、バケットコンベヤA’’’は、第一実施形態〜第三実施形態のバケットコンベヤA、A’、A’’の各構成(連結孔24a、24b、開閉体27a、28a、接触体26等)を適用することができ、これによって、第一実施形態〜第三実施形態のバケットコンベヤA、A’、A’’の効果と同じ効果を奏することができる。
A:バケットコンベヤ
A’:バケットコンベヤ
A’’:バケットコンベヤ
A’’’:バケットコンベヤ
A1:スプロケット(回転体)
A2:チェーン(環状体)
1:バケット
10:側面部
11:側面部
2:連結部
21:筒状連結体
22a:板状連結体
22b:板状連結体
23:連結ロッド
24:連結孔
24a:連結孔
24b:連結孔
25:嵌脱空間
25a:嵌脱空間
25b:嵌脱空間
26:接触体
22a1:下端縁
22b1:下端縁
L1:範囲
L2:範囲
C1:軸
C2:軸
C3:軸
P1:ピッチ
P2:ピッチ
P3:ピッチ
26a:突出側端部(先端部)
26b:接触面部
2:隙間
27a:開閉体
27a1:軸部
28a:開閉体
28a1:バネ部材
28a2:バネ部材

Claims (3)

  1. 多数のバケットが、連結部を介して、無端状に連結されると共に、複数の回転体にわたって巻回されたバケットコンベヤであって、
    前記連結部は、前記回転体の軸と平行な軸を有し、前記バケット同士を連結する連結ロッドと、
    前記連結ロッドに同軸で嵌合される連結孔を備え、前記バケットコンベヤの巻回方向で対面する前記バケットの一方の側面部に設けられた筒状連結体と、
    前記バケット同士の連結時に、前記筒状連結体の軸方向の両端側に配置されるように、前記バケットコンベヤの巻回方向に対面する前記バケットの他方の側面部に設けられた一対の連結体と、
    前記バケットコンベヤの巻回方向で隣接する一方の前記バケットの、前記一対の連結体が設けられた前記側面部から、前記バケットコンベヤの巻回方向で隣接する他方の前記バケットの前記筒状連結体に向かって突設された接触体と、を具備し、
    前記接触体は、前記筒状連結体方向の長さを、該筒状連結体の周面に常に接触する長さとし、前記一対の連結体方向の長さを、該一対の連結体間の長さと同じ長さとして形成されていることを特徴とするバケットコンベヤ。
  2. 前記接触体の筒状連結体側の端部から前記側面部方向へ向かう、前記接触体の前記板状連結体側の端部の一部、又は全域と、前記板状連結体との間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載のバケットコンベヤ。
  3. 前記接触体が、筒状連結体側の前記端部から前記側面部方向へ厚みが増すように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のバケットコンベヤ。
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