JP2016043899A - ウインドシールドの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウインドシールドの板厚を増大させることなく、ウインドシールドの支持剛性を向上させる。
【解決手段】乗物の車体前部の上部に一体に固定されており且つ運転者への風圧を緩和するウインドシールドの支持構造100であって、車体前部に配置されたメータユニット8と、メータユニット8の前方に設けられ、メータユニット8を少なくとも前方から覆う、メータカバー30と、を備え、メータカバー30は、上方へ突出した左右一対のメータカバー突出部32を有しており、ウインドシールド50の両側部のそれぞれが、左右一対のメータカバー突出部32のそれぞれに支持されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗型車両等の乗物のウインドシールドの支持構造に関するものである。
鞍乗型車両においては、運転者への風圧を緩和するために、ウインドシールドを設けることが知られている。ウインドシールドは走行風を受けて振動を生じやすく、ウインドシールドの支持剛性を高める必要がある。その場合に、例えば、ウインドシールドの肉厚を増大させることで、ウインドシールド自体の剛性を高めていた。
しかしながら、ウインドシールドの板厚を増大させると、ウインドシールドの成形性が悪化することになり、コストが増大する。
本発明の目的は、ウインドシールドの板厚を増大させることなく、ウインドシールドの支持剛性を向上させることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
乗物の車体前部の上部に一体に固定されており且つ運転者への風圧を緩和するウインドシールドの、支持構造であって、前記車体前部に配置されたメータユニットと、前記メータユニットの前方に設けられ、前記メータユニットを少なくとも前方から覆う、メータカバーと、を備え、前記メータカバーは、上方へ突出した左右一対のメータカバー突出部を有しており、前記ウインドシールドの両側部のそれぞれが、前記左右一対のメータカバー突出部のそれぞれに支持されていることを特徴とする。
前記構成によれば、ウインドシールドの両側部をメータカバー突出部で支持することで、ウインドシールドの支持剛性を高めることができる。すなわち、ウインドシールドの板厚を増大させることなく、走行時のウインドシールドの振動を抑制できる。
本発明は、さらに、次のような構成を備えるのが好ましい。
(a)前記車体前部に設けられたカウルを、さらに備えており、前記カウルは、上方へ突出した左右一対のカウル突出部を有しており、前記ウインドシールドの両側部における前記メータカバー突出部による支持に、前記カウル突出部が介在している。
(b)前記構成(a)を有し、且つ、前記ウインドシールドの前記両側部のそれぞれは、前記左右一対のメータカバー突出部と前記左右一対のカウル突出部との間のそれぞれで挟持されている。
(c)前記構成(a)又は(b)を有し、且つ、前記ウインドシールドの両側部には、ウインドシールド本体に対して厚み方向の運転者側に没入された段落ち部が形成されており、前記ウインドシールドは、前記段落ち部が前記カウルの後面側に位置するように配置されており、それにより、前記ウインドシールド本体の表面と前記カウルの表面とが、面一に形成されている。
(d)前記左右一対のメータカバー突出部それぞれには、前記メータカバー突出部が突出する第1方向に対して直交する第2方向に突出した凸部が、一体に成されている。
(e)前記構成(d)を有し、且つ、前記左右一対のメータカバー突出部それぞれには、前記第2方向に突出して前記凸部を補強する補強部が、一体に形成されている。
(f)前記構成(a)〜(e)のいずれか1つを有し、且つ、前記カウル、前記ウインドシールド、及び前記カバー突出部を含む風防体の両側部には、下端部から上端部を結ぶ直線に対して、両側部中央部が幅方向中央部に向かって没入した括れ部が設けられている。
前記構成(a)によれば、ウインドシールドの両側部において、メータカバー突出部に加えてカウル突出部が介在することになり、ウインドシールドの両側部における支持構造の厚みを増大させることができる。これにより、ウインドシールドの支持構造の剛性をさらに向上させることができる。
前記構成(b)によれば、ウインドシールドの両側部が、メータカバー突出部とカウル突出部との間に配置されるので、ウインドシールドの両側部が外観上現れない。これにより、ウインドシールドの両側部が外観上現れることがなく見栄えを向上できると共に、両側部を仕上げるための手間を低減できる。
前記構成(c)によれば、ウインドシールドの表面とカウルの表面とを面一に形成することで、ウインドシールドとカウルとの接合部を滑らかに接続でき、これにより、空気抵抗を低減できる。また、段落ち部を形成したために、ウインドシールドの両側部の透明性が低下したとしても、ウインドシールドの両側部分は、メータカバー及びカウルで遮蔽されるので、外観上現れることがなく、ウインドシールドの美観が損なわれることがない。
しかも、カウルより小さいウインドシールドに段落ち部を形成したので、カウルを成形するためのカウル型が複雑化することを防止できる。これにより、ウインドシール型及びカウル型のうち、より大きくこのため製作が難しい方のカウル型が複雑化することを防止できるので、型コストの増大を全体的に抑制できる。
前記構成(d)によれば、凸部を一体に形成することでメータカバー突出部の剛性を向上させることができる。これにより、ウインドシールドの支持剛性をより一層向上させることができる。
前記構成(e)によれば、補強部を一体に形成することで凸部の剛性を向上すると共にメータカバー突出部の剛性をさらにより一層向上させることができる。これにより、ウインドシールドの支持剛性をさらにより一層向上させることができる。
前記構成(f)によれば、括れ部を形成することで、車体に一体に固定されたウインドシールドと、揺動されたハンドルとの干渉を回避することができる。しかも、メータカバー突出部、又はこれに加えてカウル突出部により、ウインドシールドの両側部の支持剛性を高めることができるので、ウインドシールドの振動を抑制して、応力の集中しやすい括れ部の強度を確保できる。
要するに本発明によると、ウインドシールドの板厚を増大させることなく、ウインドシールドの支持剛性を向上できる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車のウインドシールド周辺を後上方から見た斜視図である。 図1の自動二輪車の上部を示す前面図である。 風防体を後上方から見た斜視図である。 風防体の後面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の前部を後上方から見た斜視図である。なお、本実施形態で用いる方向の概念は、自動二輪車の運転者から見た方向の概念と一致するものとして説明する。
図1に示されるように、自動二輪車1の前部には、上下に延びる左右一対のフロントフォーク2、2が設けられており、フロントフォーク2の下部に前輪(図示しない)が回動自在に支持されている。フロントフォーク2の上部を連結するアッパーブラケット3は、ヘッドパイプ4に回動自在に支持されたステアリングシャフト5に、連結されている。アッパーブラケット3の車幅方向の両側部には、左右一対のハンドルバー6L、6Rを有するハンドル6が設けられており、運転者がハンドル6を左右に揺動させることで、ステアリングシャフト5を回転軸として、前輪が操舵される。
左側のハンドルバー6Lには、車幅方向外側から順に、グリップ11と、左側ハンドルスイッチ12と、クラッチ用のマスタシリンダ13を保持する左側ホルダ14とが、設けられている。グリップ11の前方には、マスタシリンダ13に基部15aが回動自在に支持されたクラッチレバー15が設けられている。
右側のハンドルバー6Rには、車幅方向外側から順に、アクセルグリップ21と、右側ハンドルスイッチ22と、ブレーキ用のマスタシリンダ23を保持する右側ホルダ24とが、設けられている。アクセルグリップ21の前方には、マスタシリンダ23に基部25aが回動自在に支持されたブレーキレバー25が設けられている。
アッパーブラケット3の前方には、イグニッションスイッチ7が設けられている。イグニッションスイッチ7の前方には、車速、エンジン回転数、各種警告灯、その他各種情報を表示するための表示部を備えた、メータユニット8が設けられている。メータユニット8の前方には、ハーネス(図示しない)が接続されており、該ハーネス及びメータユニット8を前方から覆うメータカバー30が設けられている。
図2は、自動二輪車1の上部を示す前面図である。図2に示されるように、自動二輪車1の前部には、走行時の運転者への風圧を緩和する風防体9と、左右一対のサイドミラー17、17と、が設けられている。風防体9は、左右のグリップ11、21間の下方にわたって車幅方向に延在する大型タイプとされており、ハンドル6周辺及びその上方を前方から覆うアッパーカウル40と、ハンドル6の下方を前方から覆うロアカウル48と、アッパーカウル40の車幅方向中央の上部に位置するウインドシールド50と、を備えている。
図3は、風防体9を後上方から見た斜視図であり、風防体9の車体への固定を示している。図3に示されるように、風防体9は、サイドミラー17のステー16のサイドミラー取付部16aへの固定に締結手段18(図2参照)により共締めされることで、ステー16に一体に固定されている。ステー16は、ヘッドパイプ4(図1参照)に相対変位不能に固定されており、すなわち、風防体9は、ヘッドパイプ4、すなわち車体前部に対して相対変位不能に一体に固定されている。
本実施形態では、大型タイプの風防体9が採用されているために走行時に風圧を受けやすくなっているが、風防体9はハンドル6に固定されていないので、風防体9が受ける風圧がハンドル6に直接に伝わることを防止して、これによりハンドル6の操作が妨げられることがない。
ウインドシールド50は、メータカバー30とアッパーカウル40とで厚み方向(すなわち前後方向)に挟持されており、締結手段70によって両部材30、40に一体に固定されている。すなわち、メータカバー30と、アッパーカウル40と、締結手段70と、によりウインドシールドの支持構造100が構成されている。
以下、図4、図5を参照して、ウインドシールドの支持構造100について説明する。図4は風防体9の後面図であり、図5は図4のV−V線に沿った断面図である。
(アッパーカウル40)
図4に示されるように、アッパーカウル40は、樹脂製の板状部材であり、カウル本体部41と、カウル本体部41から上方へ突出しており、車幅方向の外側へ拡開した左右一対のカウル突出部42、42と、を有している。左右一対のカウル突出部42、42の間には、上方へ向けて開口した開口部43(図2も併せて参照)が形成されている。
アッパーカウル40の両側部には、カウル本体部41からカウル突出部42にわたって左右一対の括れ部46、46が設けられている。括れ部46は、アッパーカウル40の両側部において、下端部から上端部を結ぶ直線Lに対して、両側部中央部が車幅方向中央部に向かって没入されている。
括れ部46を形成することで、車体フレームに一体に固定された大型タイプの風防体9と、揺動されるハンドル6(図1参照)との、干渉が回避されている。したがって、大型タイプの風防体9を採用することで、走行時の運転者への風圧をより緩和しながらも、ハンドル6の揺動動作に影響を及ぼすことがなく、さらにハンドル6との干渉が回避されている。
アッパーカウル40にはさらに、開口部43に沿って位置する複数のカウル側シールド取付孔44…44と、括れ部46の下方に左右一対に設けられた複数のサイドミラー取付孔45…45と、が設けられている。サイドミラー取付孔45には、サイドミラー17(図2参照)をサイドミラー取付部16a(図3参照)に固定するための締結手段18(図2参照)が挿通されるようになっている。
アッパーカウル40の裏側(運転者に対向する面)には、メータカバー30が配置されている。アッパーカウル40は、外観上現れる部分が塗装仕上げにより美観が高められており、一方、外観上現れない部分、すなわちメータカバー30により覆われた部分は塗装仕上げが省略されている。これにより、アッパーカウル40を仕上げるための手間を低減することができ、これによりアッパーカウル40のコストを低減できる。
(メータカバー30)
メータカバー30は、表面にシボ加工(梨地加工)が施された樹脂製の板状部材からなり、メータユニット8(図1参照)の前部を少なくとも覆うカバー本体部31と、カバー本体部31から上側であって車幅方向の外側へ拡がる第1方向D1に突出する左右一対のカバー突出部32、32と、を有している。
図1に示されるように、カバー本体部31は、メータユニット8の前部に接続されるハーネスが外部から見えないようにメータユニット8の前部を覆っており、これにより、メータユニット8の周辺の美観が高められている。図4を参照して、左右一対のカバー突出部32、32は、車幅方向の内側の端部37、37を開口部43に略一致させて、左右一対のカウル突出部42、42に対向して位置している。
メータカバー30には、アッパーカウル40の複数のカウル側シールド取付孔44…44に対応して位置する、複数のカバー側シールド取付孔33…33が設けられている。カバー側シールド取付孔33…33は、左右一対のカバー突出部32、32それぞれの上下2カ所と、カバー本体部31の下部2カ所と、に設けられている。また、メータカバー30には、上下方向の中央部よりもやや上方の側部に、ステー固定孔34が左右一対に設けられている。メータカバー30は、ステー固定孔34で、ステー16のメータカバー取付部16b(図3参照)に固定されている。
カバー突出部32は、第1方向D1に突出しており概ね車幅方向の壁部を形成する第1部分32aと、第1部分32aの後端部から第1方向D1に対して略直交する第2方向D2(概ね前後方向)に突出した第2部分(凸部)32bと、カウル突出部42に向けて凹設された凹部35と、を有している。凹部35には、締結手段70が配置されている。さらに、カバー突出部32には、第1部分32aの上端部から第2方向D2に突出しており、第2部分32bの上端部に接続される第3部分32c(補強部)が、設けられている。
また、図5に示されるように、カバー突出部32には、第2部分32bの前端部から、カウル突出部の内側端部に平行に延びる第4部分32dを、さらに有している。第1部分32aと第2部分32bとで、カウル突出部42に向けて開口した略V字状の断面が形成されている。第1部分32aの前端部は、カウル突出部42に略当接しており、第4部分32dは、ウインドシールド50の段落ち部53を介してカウル突出部42に当接している。
(ウインドシールド50)
ウインドシールド50は、透明な樹脂部材からなり、アッパーカウル40の開口部43内に配置されたシールド本体部51と、シールド本体部51の両側部において段部52を介して厚み方向の運転者側に向けて没入された左右一対の段落ち部53、53と、を有している。ウインドシールド50の両側部の段落ち部53には、複数のシールド取付孔54が、カバー側シールド取付孔33及びカウル側シールド取付孔44に対応して穿設されている。
ウインドシールド50は、両側部がカバー突出部32とカウル突出部42とでそれぞれ挟持されており、カバー側シールド取付孔33とカウル側シールド取付孔44とを挿通される、締結手段70により一体に固定されている。ウインドシールド50は段落ち部53が、カウル突出部42とカバー突出部32との間に配置されており、これにより、シールド本体部51の表面とカウル突出部42の表面とが、面一になっている。
(締結手段70)
締結手段70は、ボルトのような締結部材71と、これに螺合するゴムナット72と、で構成されている。すなわち、ゴムナット72を、カウル突出部42の後面側からシールド取付孔54、カバー側シールド取付孔33に順に挿通させて装着して、このゴムナット72に、カウル突出部42の前面側から締結部材71を挿通させて螺合させることで、ウインドシールド50が、カウル突出部42とカバー突出部32との間に弾性的に支持されている。
すなわち、ウインドシールド50の両側部において、ウインドシールド50の段落ち部53を挟持する、ウインドシールド支持柱110が、カバー突出部32、カウル突出部42、及び締結手段70により、左右一対に形成されている。
以上説明したウインドシールドの支持構造100によれば、以下の効果を発揮できる。
(1)ウインドシールド50の両側部をメータカバー30の左右一対のカバー突出部32で支持することにより、ウインドシールド50の支持剛性を高めることができる。すなわち、ウインドシールド50の板厚を増大させることなく、走行時のウインドシールド50の振動を抑制できる。
(2)ウインドシールド50の両側部において、メータカバー突出部32に加えてカウル突出部42が位置しているので、ウインドシールド50の両側部における支持構造の厚みを増大させることができる。これにより、ウインドシールドの支持構造100の剛性がさらに高められている。
(3)ウインドシールド50の両側部が、メータカバー突出部32とカウル突出部42との間に配置されるので、ウインドシールド50の両側部が外観上現れない。これにより、ウインドシールド50の両側部が外観上現れることがなく見栄えを向上できると共に、ウインドシールド50の両側部を仕上げるための手間を低減できる。
(4)ウインドシールド50の表面(前側)とアッパーカウル40の表面(前側)とを面一に形成することで、ウインドシールド50とアッパーカウル40との接合部を滑らかに接続でき、これにより、空気抵抗を低減できる。また、段落ち部53を形成したために、ウインドシールド50の両側部の透明性が低下したとしても、ウインドシールド50の両側部分は、メータカバー30及びアッパーカウル40で遮蔽されるので、外観上現れることがなく、ウインドシールド50の美観が損なわれることがない。
アッパーカウル40より小さいウインドシールド50に段落ち部53を形成したので、アッパーカウル40を成形するためのアッパーカウル型が複雑化することを防止できる。これにより、ウインドシール型及びアッパーカウル型のうち、より大きくこのため製作が難しい方のアッパーカウル型が複雑化することを防止できるので、型コストの増大を全体的に抑制できる。
(5)第2部分32bを第1部分32aに一体に形成することで、カバー突出部32の剛性を向上させることができる。これにより、ウインドシールド50の支持剛性をより一層向上させることができる。
(6)第3部分32cを第1、第2部分32a、32bに一体に形成することで、カバー突出部32の剛性をさらに向上でき、これにより、ウインドシールド50の支持剛性をさらにより一層向上させることができる。
(7)括れ部46を形成することで、車体に一体に固定されたウインドシールド50と、揺動されたハンドル6との干渉を回避することができる。しかも、カバー突出部32、又はこれに加えてカウル突出部42により、ウインドシールド50の両側部の支持剛性を高めることができるので、ウインドシールド50の振動を抑制して、応力の集中しやすい括れ部46の強度を確保できる。
(8)メータカバー30は、ウインドシールド50のように透明な材料でなくてもよく、また、アッパーカウル40のように塗装できる材料でなくてもよい。したがって、メータカバー30は、ウインドシールド50及びアッパーカウル40よりも採用できる材料の設計自由度が高い。すなわち、材料の設計自由度の高いメータカバー30でウインドシールドの支持構造100を構成することで、ウインドシールドの支持構造100の設計自由度を向上させることができる。
なお、上記の実施形態では、ウインドシールド50の両側部に設けられたウインドシールド支持柱110は閉断面で構成したが、これに限らず、ウインドシールド支持柱110を開断面で形成してもよい。すなわち、カバー突出部32が突出する第1方向D1に直交する方向に突出して第1部分32aを補強するものであればよい。また、第3部分32cを第1部分32a及び第2部分32bの上端部にわたって設けているが、これに限らず、凹部35に重複しない位置であれば、カバー突出部32の上下方向の如何なる部分に設けてもよい。
なお、本発明は、以上の実施形態に示すものに限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
以上のように、本発明に係るウインドシールドの支持構造によれば、ウインドシールドの板厚を増大させることなく、ウインドシールドの支持剛性を向上させることができるので、この種の製造技術分野において好適に実施される可能性がある。
6 ハンドル
8 メータユニット
16 ステー
17 サイドミラー
30 メータカバー
32 カバー本体部
33 カバー突出部
40 アッパーカウル
41 カウル本体部
42 カウル突出部
43 開口部
46 括れ部
50 ウインドシールド
51 シールド本体部
52 段部
53 段落ち部
70 締結手段

Claims (7)

  1. 乗物の車体前部の上部に一体に固定されており且つ運転者への風圧を緩和するウインドシールドの、支持構造であって、
    前記車体前部に配置されたメータユニットと、
    前記メータユニットの前方に設けられ、前記メータユニットを少なくとも前方から覆う、メータカバーと、を備え、
    前記メータカバーは、上方へ突出した左右一対のメータカバー突出部を有しており、
    前記ウインドシールドの両側部のそれぞれが、前記左右一対のメータカバー突出部のそれぞれに支持されていることを特徴とするウインドシールドの支持構造。
  2. 前記車体前部に設けられたカウルを、さらに備えており、
    前記カウルは、上方へ突出した左右一対のカウル突出部を有しており、
    前記ウインドシールドの両側部における前記メータカバー突出部による支持に、前記カウル突出部が介在している、
    請求項1に記載のウインドシールドの支持構造。
  3. 前記ウインドシールドの前記両側部のそれぞれは、前記左右一対のメータカバー突出部と前記左右一対のカウル突出部との間のそれぞれで挟持されている、
    請求項2に記載のウインドシールドの支持構造。
  4. 前記ウインドシールドの両側部には、ウインドシールド本体に対して厚み方向の運転者側に没入された段落ち部が形成されており、
    前記ウインドシールドは、前記段落ち部が前記カウルの後面側に位置するように配置されており、それにより、前記ウインドシールド本体の表面と前記カウルの表面とが、面一に形成されている、
    請求項2又は3に記載のウインドシールドの支持構造。
  5. 前記左右一対のメータカバー突出部それぞれには、前記メータカバー突出部が突出する第1方向に対して直交する第2方向に突出した凸部が、一体に形成されている、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載のウインドシールドの支持構造。
  6. 前記左右一対のメータカバー突出部それぞれには、前記第2方向に突出して前記凸部を補強する補強部が、一体に形成されている、
    請求項5に記載のウインドシールドの支持構造。
  7. 前記カウル、前記ウインドシールド、及び前記カバー突出部を含む風防体の両側部には、下端部から上端部を結ぶ直線に対して、両側部中央部が幅方向中央部に向かって没入した括れ部が設けられている、
    請求項2〜6のいずれか1つに記載のウインドシールドの支持構造。
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