JP2016042665A - 画像読取装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿を読み取った画像データに対して行われる処理を考慮して、原稿の表裏面を読み取って画像データを出力する画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿の第1面を読み取る第1読取部および原稿の第2面を読み取る第2読取部により読み取られて生成された第1面および第2面を含む画像データを、第1面の画像データと第2面の画像データとに分離するか否かを、第1読取部および第2読取部により読み取られて生成された画像データに対して行われる処理に基づいて判定する。分離すると判定された場合に、第1面および第2面を含む画像データを、第1面の画像データと第2面の画像データとに分離する。
【選択図】図11

Description

本発明は、原稿の表面と裏面を一回の読取動作で読取可能な画像読取装置および制御方法に関する。
原稿の表面の読取中に裏面を読み取ることが可能な画像読取装置が知られている。特許文献1では、表面と裏面の画像を並行して読み取り、少ない画像メモリで効率良く画像データの圧縮処理を行う構成が記載されている。特許文献1では、表裏面に対応する各画像データに対して、一体化されたファイルとしてJPEG法による符号化を行い、その符号化された画像データをホストコンピュータに送信する構成が記載されている。
特開2003−324611号公報
しかしながら、特許文献1では、ホストコンピュータにおいて表面の画像と裏面の画像データとが分離されると記載されている。そのため、画像データの送信先の装置が画像データを分離する機能を備えていない場合には、表面の画像データと裏面の画像データとが分離して表示されることができない場合がある。その場合には、ユーザが意図した出力結果が得られないことが考えられる。また、原稿と設定されている綴じ方向により、ユーザの意図した出力結果が得られないことも考えられる。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。本発明は、上記の点に鑑み、原稿を読み取った画像データに対して行われる処理を考慮して、原稿の表裏面を読み取って画像データを出力する画像読取装置および制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿の読取の際に、前記原稿の第1面を読み取る第1読取手段、および、前記原稿の第2面を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離するか否かを、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された画像データに対して行われる処理に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により分離すると判定された場合に、前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離する分離手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、原稿を読み取った画像データに対して行われる処理を考慮して、原稿の表裏面を読み取って画像データを出力することができる。
複合機の構成を示すブロック図である。 自動原稿給送装置の構成を示す図である。 複合機を制御するプログラムの構成を示す図である。 コンピュータから送信される指示情報を示す図である。 表裏の画像の一体化の要求を含む指示情報を示す図である。 ジョブ情報の各項目を示す図である。 ジョブ情報を示す図である。 表面と裏面とが一体化された画像データを示す図である。 ジョブ制御部の選択テーブルを示す図である。 処理順序についてのタイミングチャートを示す図である。 データ制御処理の手順を示すフローチャートである。 長辺綴じと短辺綴じの原稿を説明するための図である。 指示サイズよりも短い原稿を読み取った際の画像データを示す図である。 調整用データを付加するデータ制御処理を示すフローチャートである。 各画像データの領域情報を説明するための図である。 画像が生成されていく様子を説明するための図である。 各画像データの切り出しを説明するための図である。 切り出された各画像データの表示の態様を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、画像読取装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、画像読取装置として、例えば、コピー機能、スキャン機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multifunctional Peripheral)が用いられる。複合機1は、外部インタフェース4と外部バス2を介して、外部のPC等のコンピュータ3と相互に通信可能に接続されている。外部バス2は、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)で構成されているが、複数の外部装置と接続可能なネットワーク接続や、無線通信等、他のインタフェースであっても良い。
CPU11は、複合機1を統括的に制御するプロセッサである。内部バス15は、各ブロックを相互に接続するバスである。ROM12は、CPU11で動作するプログラムや各種データを記憶する。RAM13は、電源をオフすると記憶データが揮発してしまう書換え可能な作業用メモリであり、CPU11のワーキングメモリとしても用いられる。一方、不揮発性RAM14は、電源をオフしても中身のデータが揮発しない書換え可能なメモリである。CPU11は、例えば、ROM12に記憶されたプログラムをRAM13に読み出して実行することにより、本実施形態の動作を実現する。操作部5は、操作者(ユーザ)による種々の操作指示を受付け、また、ユーザに対して、電源状態等、複合機1の各種状態や、各ジョブのステータス等を表示する。
複合機1において、第1面画像読取部7と第2面画像読取部8はそれぞれ、原稿の第1面(表面)と第2面(裏面)を光学的に読み取るイメージセンサユニットである。イメージセンサユニットは、原稿に光を照射する光源や、原稿からの反射光を読み取り、光電変換する素子を配列したイメージセンサを含む。
複合機1は、両面原稿の両面を2つの画像読取部により、実質的にほぼ同時に(一回の読取動作で)読み取ることができる。片面原稿および両面原稿の第1面は、第1面画像読取部7で読み取られ、両面原稿の第2面は、第2面画像読取部8で読み取られる。このように両面原稿の両面をほぼ同時に読み取ることにより、両面原稿の読取時間を短縮することができる。
画像読取制御部6は、第1面画像読取部7と第2面画像読取部8のアナログ信号をA/D(アナログ/デジタル)変換したり、第1面画像読取部7と第2面画像読取部8のゲイン調整等の特性補正を行う。また、画像読取制御部6は、デジタル画像データをRAM13へ記憶するため、DMA(ダイレクトメモリアクセス)転送を行う回路を有する。
複合機1は、両面原稿を第1面画像読取部7と第2面画像読取部8の2つの画像読取部から出力されるアナログ信号を、1つの画像読取制御部6で処理する。両面原稿を読み取る場合、画像読取制御部6は、2つの画像読取部から出力されるアナログ信号を第1面、第2面の順に逐次処理して1つのデジタル画像データとし、RAM13へ格納する。そのため、読み取った画像データは、図8に示すように、1つの画像データ内に第1面(F面)の画像データと第2面(R面)の画像データを含むことになる。このように1つの画像読取制御部が2つの画像読取部からの信号を処理することで、2つの画像読取制御部を備える場合よりも、回路規模を小さくすることができ、コストを低減することができる。
画像処理部9は、RAM13に記憶されている画像データを読み出し、各種画像処理や画像形成のための画像変換処理を行う回路である。画像処理部9は、RAM13に記憶されている画像データを読み出してJPEGなどにより符号化処理する回路と、符号化されたデータ(符号化データ)を復号化処理する回路を有する。ここでは、符号化の方法としてJPEGを例に挙げて説明しているが、JPEG符号化に限定されるものではなく他の符号化方式を用いても良い。また、本実施形態において、画像処理部9の符号化処理と復号化処理は同時に実行可能であり、符号化処理は、1つまでの画像に対してのみ同時に実行可能である。
[スキャン機能]
両面原稿を読み取る場合、画像読取制御部6は、RAM13に記憶された画像データを、画像処理部9でJPEGなどにより符号化処理し、符号化データを再びRAM13へ格納する。画像処理部9による符号化処理は、画像読取制御部6の画像データをRAM13へ記憶する処理と並行して行われる。また、画像読取制御部6は、符号化処理が実行された画像データが記憶されていたRAM13の領域を解放し、その領域を再び画像読取制御部6が画像データを格納するために使用する。このように、読み取った画像データを逐次符号化することで、符号化しない場合と比較して、RAM13上に多くの画像データを記憶することが可能になる。その結果、使用可能な記憶領域が限られている場合でも効率的な読取りを実現することができる。また、画像データを外部のコンピュータ3に送信する場合、画像データを符号化しない場合と比較して通信データ量が小さくなるので、高速化することができる。
複合機1をスキャナとして用いる場合、自動原稿給送装置を使用して片面原稿の読取りを行う場合には、まず、第1面画像読取部7は、後述の原稿積載部上に積載された原稿の表面を読み取ってアナログ信号を出力する。そして、画像読取制御部6は、A/D変換と特性補正を行い、画像データとしてRAM13に格納する。画像処理部9は、RAM13に格納された画像データをJPEG符号化して、符号化データをRAM13に格納する。そして、画像処理部9は、符号化データを外部インタフェース4と外部バス2を介してコンピュータ3に送信する。
一方、自動原稿給送装置を使用して両面原稿の読取りを行う場合には、まず、第1面画像読取部7と第2面画像読取部8は、後述の原稿積載部上に積載された原稿の表面と裏面をほぼ同時に読み取ってアナログ信号を出力する。画像読取制御部6は、A/D変換と特性補正を行い、両面原稿の第1面と第2面の画像データが一体となった画像データをRAM13に格納する。画像処理部9は、RAM13に格納された画像データをJPEG符号化して、符号化データをRAM13に格納する。そして、画像処理部9は、符号化データを外部インタフェース4と外部バス2を介してコンピュータ3に送信する。
コンピュータ3は、両面原稿の第1面と第2面が一体となった符号化データを受信すると、復号化してそれぞれの面の原稿領域を切り出し、各面に対応した画像データを作成する。画像データは、JPEGなどにより再符号化処理して、コンピュータ3の記憶領域に格納される。
ここでは、コンピュータ3へ両面原稿の第1面と第2面が一体となった符号化データを送信する動作を説明したが、複合機1で復号化して第1面と第2面を切り出した後、それぞれの画像データをコンピュータ3に送信するようにしても良い。その場合には、画像処理部9は、RAM13に格納された両面原稿の第1面と第2面が一体となった符号化データを、第1面の原稿領域を復号化しながら再符号化し、第1面の符号化データをRAM13に格納する。次に、画像処理部9は、第2面の原稿領域を復号化しながら再符号化し、第2面の符号化データをRAM13に格納する。画像処理部9は、RAM13に格納された第1面の符号化データと第2面符号化データを、外部インタフェース4と外部バス2を介してコンピュータ3に送信する。また、ここでは、符号化データをRAM13に一度記憶したのちコンピュータ3に送信する動作を説明したが、再符号化と送出を並列して行うようにしても良い。
[コピー機能]
複合機1を複写機として、片面原稿のコピー機能を実行する場合、符号化データをRAM13に記憶するまでの動作は、片面原稿のスキャンと同じである。画像処理部9は、符号化データを復号化し、画像データに各種画像処理を行い、画像形成部10に出力する。画像形成部10は、画像処理が実行された画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する。
両面原稿のコピー機能を実行する場合も、符号化データをRAM13に記憶するまでの動作は、両面原稿のスキャンと同じである。画像処理部9は、符号化データから第1面に対応する画像データを復号化し、画像データに各種画像処理を行い、画像形成部10に出力する。画像形成部10は、画像処理が実行された第1面に対応する画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する。次に、画像処理部9は、符号化データから第2面に対応する画像データを復号化し、画像データに各種画像処理を行い、画像形成部10に出力する。画像形成部10は、画像処理が実行された第2面の画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する。
[ファクシミリ送信機能]
複合機1を読取側のファクシミリとして、片面原稿を送信する場合、画像データをRAM13に格納するまでの動作は、片面原稿のスキャンと同じである。画像処理部9は、RAM13内の画像データをJPEGなどを用いて符号化処理し、コードデータとして再び、RAM13に格納する。次に、CPU11は、RAM13から読み出したコードデータを、モデム16に書き込み、変調を行い、CCITT勧告によって定められた通信機能に基づいて、公衆回線17を経由して外部のファクシミリ装置に送信する。
両面原稿を送信する場合、符号化データをRAM13に格納するまでの動作は、両面原稿のスキャンと同じである。画像処理装置9は、符号化データから第1面に対応する画像データを復号化し、JPEGなどにより再符号化して、第1面のコードデータとして再びRAM13に格納する。そして、第1面のコードデータを片面原稿の場合と同様に外部のファクシミリ装置に送信する。次に、画像処理装置9は、符号化データから第2面に対応する画像データを復号化し、JPEGなどにより符号化し、第2面のコードデータとして再びRAM13に格納する。そして、第1面のコードデータの送信終了後に、第2面のコードデータを外部のファクシミリ装置に送信する。
図2は、複合機1の自動原稿給送装置の動作を説明するための構成図である。図2は、自動原稿給送装置の原稿の搬送パス(搬送路)の概略断面図である。自動原稿給送装置において、原稿積載部201は、原稿を積載するための積載トレイである。自動原稿給送装置を用いて読取りを行う場合、まず、給紙ローラ203により、原稿積載部201の最上位の原稿202を自動原稿給送装置内へ給紙する。原稿202は、搬送パスに沿って搬送ローラ204により搬送され、原稿先端が第1面読取位置214に到達すると、読取りが開始される。読取開始後、原稿202の搬送とともに読取りが行われ(いわゆる流し読み)、原稿後端まで読取りが行われるかまたは所定枚数の原稿の読取りの後、読取りを終了する。
読取終了後の原稿202は、排紙ローラ205により原稿排紙部206に排紙される。ここでは、原稿の先端から読取りを開始し、原稿の終端まで読取りを行う構成について説明したが、原稿先端から予め定められた量分、先に読取りを開始したり、原稿後端から予め定められた量分、後に読取りを終了する構成としても良い。
第1面画像読取部209は、原稿の第1面を読み取るためのイメージセンサユニットであり、図1の第1面画像読取部7に対応する。原稿の第1面は、原稿積載部201に積載された原稿202の上向きの面に対応する。第1面画像読取部209は、図中の矢印211の方向に移動可能であり、読取動作中以外は、待機位置212に位置する。自動原稿給送装置を用いた読取りの場合、第1面画像読取部209は、第1面読取位置214に停止し、搬送パスに沿って搬送される原稿の第1面を読み取る。待機位置212は、後述するキャリブレーションシート219を使用して第1面画像読取部209の位置を検出することで正確に保たれている。
第2面画像読取部210は、原稿の第2面を読み取るためのイメージセンサユニットであり、図1の第2面画像読取部8に対応する。第2面画像読取部210は、自動原稿給送装置の第2面読取位置217に固定され、搬送パスに沿って搬送される原稿の第2面を読み取る。原稿の第2面は、原稿積載部201に積載された原稿202の下向きの面に対応する。
第1面画像読取部209と、第2面の画像読取部210は、読取部間距離218だけ離れているので、同時両面読取を行う場合、読取画像における第1面原稿画像位置と第2面原稿画像位置は、読取部間距離218だけ離れる。なお、本願では2つの読取部209〜210を用いて、1回の原稿の搬送で両面を読み取る動作を同時両面読取と呼ぶ。なお、同時両面読取は、必ずしも同時に表面と裏面を読む必要はない。図8は、同時両面読取により得られる画像データを示す。ここでは、第2面画像読取部210が自動原稿給送装置に固定されている構成を説明したが、第2面画像読取部210を移動可能にして、第2面読取位置217を調整する構成としても良い。また、第1面画像読取部209と第2面画像読取部210により原稿がそれぞれの読取対象位置に無い状態で白色が読取られるように、イメージセンサに対向するように非図示の白色板が設置される。
原稿センサ207は、原稿積載部201の原稿の有無を検知するためのセンサである。原稿先端センサ208は、搬送ローラ204で搬送される原稿の先端位置を検知するためのセンサである。搬送ローラ204で搬送される原稿202の先端が原稿先端センサ208に達した時のセンサの値が変化することで、原稿202の先端が原稿先端センサ208の位置215にあることが検知される。また、原稿先端センサ208は、原稿202の後端が原稿先端センサ208を通過した時にセンサの値が変化することで、原稿202の後端の位置が原稿先端センサ208の位置215にあることが検知される。
検知された原稿の先端位置と後端位置に基づいて、読取開始と読取終了が行われる。原稿202の読取開始タイミングは、原稿先端センサ208で原稿の先端位置を検知した時点から予め定められた搬送量(読取開始搬送量)分、原稿を搬送した後とされる。原稿202の読取終了タイミングは、原稿先端センサ208で原稿の後端位置を検知した時点から予め定められた搬送量(読取終了搬送量)分、原稿を搬送した後とされる。原稿先端センサ208は、読取開始及び読取終了のタイミングを決めるための、搬送路上の基準位置の役割を果たす。
第1面画像読取部209は、自動原稿給送装置を用いた読取りだけでなく、原稿固定の読取りでも使用される。原稿固定の読取りでは、第1面画像読取部209は、固定原稿読取面213の方向に移動しながら、固定原稿読取面213に置かれた原稿を読み取る。
キャリブレーションシート219は、第1面画像読取部209の特性補正を行うための白基準を取得するためのシートである。また、キャリブレーションシート219には、稼働する第1面画像読取部209の基準位置を判断するためのパターンが形成されており、第1面画像読取部209の位置214を検出するためにも使用される。第1面画像読取部209は、移動しながらキャリブレーションパターン219付近を読み取り、読取画像からパターンを検出することで第1面画像読取部209の位置214を検出する。そして、待機位置212の位置を、検出した位置214からの所定量の相対位置とすることで、第1面画像読取部209の待機位置212を正確に保つことができる。第1面画像読取部209の位置214の検出は、電源ON時と読取動作終了後の待機位置212への移動前とに毎回行うようにしても良い。
ここでは、キャリブレーションシート219を用いて第1面画像読取部209の位置214を検出する説明をしているが、位置検出方法は特に限定されるものではない。第1面画像読取部209の位置214を検出するセンサを備えて位置を検出しても良いし、第1面画像読取部209を移動可能なだけ移動させ可動範囲端部に突き当てて停止させることで位置を検出しても良い。
図3は、本実施形態における複合機1を制御するプログラム300の構成を示す図である。プログラム300は、各ブロック301〜309を含み、ROM12からRAM13に読み出されてCPU11により実行される。
各ブロックの機能について説明する。操作制御部301は、操作部5を介して受け付けたユーザの指示情報をPCスキャンアプリケーション302、FAXアプリケーション303、コピーアプリケーション304に渡す。また、複合機1の状態や各アプリケーションの進捗状況を表示部5に出力する機能を有する。
PCスキャンアプリケーション302は、外部インタフェース4を介してコンピュータ3から受信した指示情報を解析し、ジョブ管理部305にジョブの実行を依頼する機能を有する。コンピュータ3から送信される指示情報は、図4に示すような所定のテキストデータによるコマンドを含み、解像度や画像フォーマット、品質、両面読みの有無を指定可能である。図4(a)は、600dpiの解像度での片面のみの読取で、標準品位のJPEG画像を要求する場合のコマンドを示し、図4(b)は、600dpiの解像度での両面の読取で、標準品位のJPEG画像を要求する場合のコマンドを示す。さらに、本実施形態では、図5に示すように、<duplex_custom>というコマンドを用意し、「Connect」をパラメータとして指定することによって、表裏の画像が一体化されたJPEG画像の要求が可能である。ここで、表裏の画像が一体化された画像とは、図8に示すように、1つの画像データ中に表面に対応する画像データと裏面に対応する画像データとが配置された画像を指す。なお、本実施形態では、第1面画像読取部209と第2面画像読取部210の間は、図2に示すように物理的に離れている。そのため、同一時刻に読み取る搬送方向における位置が異なり、図8に示すように、表面と裏面の画像データが上下方向にずれた位置に配置される。
FAXアプリケーション303、コピーアプリケーション304は、操作制御部301から受け取った指示情報を解析し、ジョブ管理部305にジョブの実行を依頼する。ジョブ管理部305が受け取った実行依頼は、図6に示すようなジョブ情報を含み、依頼側のアプリケーション、原稿用紙サイズ、出力ファイルフォーマット、品位、両面読取種別、印刷サイズの各項目を指定可能である。例えば、アプリケーションについては、PCスキャン/FAX/コピーが指定可能であり、原稿用紙サイズについては、A4/Letter/A5が指定可能である。また、ファイルフォーマットについては、JPEG/RAWが指定可能であり、品位については、標準/きれいが指定可能である。また、両面読取種別については、「両面_連結」「両面」「片面」を指定可能であって、「両面_連結」は、図8に示すような表裏の画像が一体とされた画像データの指定であることを意味する。
ジョブ管理部305は、各アプリケーションから受け取ったジョブ実行依頼に基づいて、各ジョブ制御部306〜309のうち必要なジョブ制御部を選択及び組み合わせて、処理の実行依頼を制御する。このとき、ジョブ管理部305は、図9に示すようなジョブ制御部の選択テーブル900を用いて、どのジョブ制御部を用いて実行依頼を解決するかを判定する。図9に示すように、ジョブ選択テーブル900は、「アプリケーション」及び「両面読取種別」項目ごとにそれぞれ、どのジョブ制御部を使用すべきかを記述している。本実施形態では、第1〜第3ジョブ制御部の最大3つのジョブ制御部までを指定することができる。
データ送信ジョブ制御部306は、RAM13に記憶された画像データを、外部インターフェース4又はモデム16を介して外部装置に送信するよう制御する。スキャンジョブ制御部307は、画像読取制御部6と画像処理部9を制御して、JPEG化された画像データをRAM13に格納する。画像処理ジョブ制御部308は、画像処理部9を制御して、画像データを表面に対応する画像データと裏面に対応する画像データとに分離する。プリントジョブ制御部309は、画像処理部9により復号化した画像データを画像形成部10に出力し、画像形成部10を制御して印刷を実行する。
コンピュータ3が、表裏の画像が一体とされた画像データから表裏面それぞれの画像データの切り出し処理に対応しているケースについて説明する。まず、コンピュータ3は、図5に示すような<duplex_custom>が「Connect」で指定されたコマンドを複合機1に送信する。複合機1は、コンピュータ3から受信したコマンドを、PCスキャンアプリケーション302により解析し、図7(a)に示すジョブ情報を生成する。その場合、コマンドは、<duplex_custom>が「Connect」で指定されているので、ジョブ情報の両面種別を「両面_連結」は指定される。
次に、ジョブ管理部305は、ジョブ選択テーブル900を参照して、使用するジョブ制御部を選択する。ここで、図7(a)のジョブ情報の「アプリケーション」が「PCスキャン」であり、「両面読取種別」が「両面_連結」であることから、第1ジョブ制御部としてスキャンジョブ制御部307が選択される。また、第2ジョブ制御部としてデータ送信ジョブ制御部306が選択される。ジョブ管理部305は、その選択に従って、第1ジョブ制御部であるスキャンジョブ制御部307に画像読取を要求するとともに、第2ジョブ制御部であるデータ送信ジョブ制御部306に画像データをコンピュータ3に送信するよう要求する。
スキャンジョブ制御部307は、画像読取制御部6を制御して、表面と裏面に対応する画像データを取得する。このとき、スキャンジョブ制御部307は、表面と裏面に対応する各画像データがRAM13上に左右に並んで出力されるよう制御する。画像読取制御部6は、16ラインごとに画像データを出力するものとし、スキャンジョブ制御部307は、画像読取制御部6から16ライン分の画像データが出力されるごとに画像処理部9に入力してJPEG符号化させる。画像処理部9は、JPEG符号化を実行すると、その圧縮された画像データをRAM13の別の領域に逐次書き出す。このとき、画像読取制御部6が画像データを出力したRAM13の領域のうち、既にJPEG符号化が終了している領域については解放される。そして解放された領域は、画像読取制御部6が画像データを出力する領域として再度設定される。そのような構成により、RAM13における画像読取制御部6の出力バッファの本動作の実行に必要な容量を低減することができる。
スキャンジョブ制御部307は、画像データを出力する場合に、原稿の表裏面それぞれに対応する画像データがどの領域に配置されるかを表した領域情報も生成する。当該領域情報に従って、画像読取制御部6が出力するRAM13上のアドレス情報や、画像処理部9によりJPEG符号化された画像データの入力アドレス、及び画像サイズ情報が決定される。以上の処理により、JPEG符号化された画像データは、図8に示すように、左右に表裏面それぞれの画像データが並んだ画像データとなる。
データ送信ジョブ制御部306は、まず、外部インタフェース4を介してスキャンジョブ制御部307が生成した領域情報をコンピュータ3に送出する。次に、RAM13中の符号化された画像データを逐次、コンピュータ3に送信する。画像データの送信については、JPEG符号化されたデータを逐次送信するので、画像読取、JPEG符号化、データ送出の一連の処理が並行して行われ、高速に画像データをコンピュータ3に送出することができる。コンピュータ3は、受信したJPEG符号化された図8の画像データを復号化するとともに、受信した領域情報に基づいて画像データの切り出し処理を行い、表面に対応する画像データと、裏面に対応する画像データとを取得する。
次に、コンピュータ3が、表裏の画像が一体とされた画像データからの、表裏面それぞれの画像データの切り出し処理に対応していないケースについて説明する。その場合、コンピュータ3は<duplex_custom>コマンドをサポートしておらず、表面の画像データと裏面の画像データを個別に求めるために、図4(b)で示すようなコマンドを複合機1に送信する。複合機1は、受信したコマンドに応答するために、表面と裏面それぞれについて独立した画像データを生成してコンピュータ3に送信する必要がある。複合機1は、コンピュータ3から受信したコマンドを、PCスキャンアプリケーション302により解析し、図7(b)に示すジョブ情報を生成する。その場合、コマンドは、<duplex_custom>が指定されていない両面要求であるので、ジョブ情報の両面種別は「両面」と指定される。
次に、ジョブ管理部305は、ジョブ選択テーブル900を参照して使用するジョブ制御部を選択する。ここで、図7(b)のジョブ情報の「アプリケーション」が「PCスキャン」であり、「両面読取種別」が「両面」であることから、第1ジョブ制御部としてスキャンジョブ制御部307が選択される。また、第2ジョブ制御部として画像処理ジョブ制御部308が選択され、第3ジョブ制御部としてデータ送信ジョブ制御部306が選択される。ジョブ管理部305は、その選択に従って、第1ジョブ制御部であるスキャンジョブ制御部307に画像読取を要求するとともに、第2ジョブ制御部である画像処理ジョブ制御部308に画像データの表裏面の分離を要求する。さらに、ジョブ管理部305は、第3ジョブ制御部であるデータ送信ジョブ制御部306に表面の画像データと裏面の画像データをコンピュータ3に送信するよう要求する。
スキャンジョブ制御部307は、上記「両面_連結」の場合と同様の動作により、読み取った表裏面に対応する画像データが左右に連結されJPEG符号化された画像データを生成するとともに、表裏面それぞれについての領域情報を生成する。画像処理ジョブ制御部308は、スキャンジョブ制御部307が表裏面一体のJPEG符号化された画像データの生成を終了するまで待機する。スキャンジョブ制御部307により1枚のJPEG符号化された画像データの生成が終了すると、画像処理ジョブ制御部308は、生成された領域情報のうち表面についての領域情報を用いて、JPEG符号化された画像データ中の復号化する領域を指定する。画像処理ジョブ制御部308は、指定した領域情報に基づいて画像処理部9に対して、復号化するよう処理要求を行う。また、画像処理ジョブ制御部308は、画像処理部9に対して、復号化された画像データを再度符号化するよう処理要求を行う。
画像処理部9は、JPEG符号化された画像データのうち、領域情報で指定された領域に対して16ラインずつ復号化して一旦RAM13に書き出すとともに、復号化されたRAM13中の画像データを16ラインずつ再度、符号化する。この復号化と再符号化を表面の領域分生成することにより、表面に対応する画像データが分離されたJPEG符号化された画像データ(表面の画像データ)が生成される。画像処理ジョブ制御部308は、表面に対応する画像データの再符号化を終了すると、裏面に対応する画像データについても同様に、領域情報を用いて復号化及び再符号化を行う。その後、データ送信ジョブ制御部306は、表面に対応するJPEG符号化された画像データと、裏面に対応するJPEG符号化された画像データとを順次、コンピュータ3に送信するよう外部インタフェース4を制御する。
以上、コンピュータ3からのコマンドが<duplex_custom>が「Connect」の指定を含む場合と、<duplex_custom>の指定を含まない場合の処理について説明した。図10は、それぞれの場合における、複合機1の処理順序及び時間について示したタイミングチャートを示す図である。図10(a)は、<duplex_custom>が「Connect」の指定を含む場合のタイミングチャートである。図10(a)に示すように、画像読取、JPEG符号化、JPEG復号化が並行して行われ、画像読取とJPEG符号化データの送信の終了タイミングの差が小さい。一方、<duplex_custom>の指定を含まない場合には、復号化、再符号化を行う必要があるので、前者に比べて処理に時間がかる。特に、複数の原稿を読み取る場合において、<duplex_custom>が「Connect」の指定を含む場合には、複合機1のデバイスやリソースが早期に解放されるため2枚目の読取を即座に開始でき、生産性の面で有利である。一方、<duplex_custom>の指定を含まないことで、ホストコンピュータ3は、表裏面が1枚ずつに分離されたJPEG符号化された画像データを受け取ることができる。そのため、コンピュータ3が画像データの分離を実行できない場合や、画像データの分離に必要なハードウェアリソースが乏しく実行に時間がかかる場合などにおいて実行することができ、汎用性の面で有利である。また、上記説明では、<duplex_custom>が「Connect」の指定を含むか否かによって処理を切り替えていた。しかし、PCスキャンアプリケーション302が様々なコマンド体系を受け付けられる構成である場合、<duplex_custom>のような特殊なコマンドが存在しないコマンド体系を扱う場合が考えられる。つまり、CPU11は、<duplex_custom>を含まない指示情報を受け付けることも考えられる。そのようなケースにおいても、CPU11は、表裏面が1枚ずつに分離されたJPEG符号化された画像データを送信するよう制御できるので、複合機1は、様々なコマンド体系をサポートすることが可能となる。
以上により、ジョブ管理部305が第1ジョブ制御部〜第3ジョブ制御部として、受信したコマンドに従ってどのジョブ制御部に処理を割り当てるかを切り替える。この切換によって、PCスキャンアプリケーション302が画像データの分離を実行するか否かを切り替えることができることを説明した。上記では、PCスキャンアプリケーション302を例に説明したが、図9のジョブ制御部の選択テーブル900に示すように、コピーの場合には、分離を行うための画像処理ジョブ制御部308が指定されていない。コピー機能は、表裏面が連結された状態のJPEG符号化された画像データを、プリントジョブ制御部309が画像処理部9を制御して復号化する際に、表裏面それぞれ必要な領域のみを画像形成部10に出力することで実現される。つまり、コピー機能は複合機1のみで実現できる機能であるので、生産性を追求した構成とされている。また、FAXアプリケーション303は、モデム16を介した電話回線を通して対向機に画像データを送信するいわゆるファクシミリ送信機能を実行する。ファクシミリ送信機能の場合には、画像データを分離する系のみ行う構成とした。画像データの送付先である対向機は様々なメーカによって生成されたものと考えられる上、独自のコマンドを用意できない状況で、表裏面が連結された状態でJPEG符号された画像データという特殊なフォーマットを対向機に送信することを避けるためである。
また、本実施形態において、複合機1で画像データを分離する際には、JPEGで符号化すると、少なからず画像劣化が生じる。特に、本実施形態では、符号化した画像データを復号化した後、再符号化するので、二重の画像データの劣化が懸念される。JPEG符号化においては画像データの所定の閾値で量子化を行うが、一旦所定の量子化閾値で劣化させた画像に対して、二度目の符号化処理で他の量子化閾値で劣化させると、劣化がより目立ってしまう。そのため、同じ画素に対して、1度目の符号化処理中の量子化処理と2度目の符号化処理中の量子化処理とで同じ閾値となるように、両者の処理で使用する量子化テーブルを同一とすることで、画質劣化を抑えることができる。本実施形態では、複合機1が2種類の量子化テーブルを保持しており、ジョブ情報の品位が「標準」で指定された場合には、1度目の符号化も2度目の符号化も同じく標準用の量子化テーブルを用いる。一方、「きれい」で指定された場合は、1度目の符号化も2度目の符号化も同じく「きれい」用の量子化テーブルを用いる。そのため、ジョブ管理部305は、ジョブ情報のうち、品位についての情報も、スキャンジョブ制御部307及び画像処理ジョブ制御部308に通知する。
図11は、上述した動作に基づく、コンピュータ3での画像データの分離の可否に応じたデータ制御処理の手順を示すフローチャートである。図11の各処理は、例えば、CPU11がROM12に格納されたプログラムを読み出して図3に示す各ブロックを実現することにより行われる。
S1101において、CPU11は、コンピュータ3から受信したコマンドに基づいて、図7(a)または図7(b)に示すようなジョブ情報を生成すると、S1102において、画像読取を開始する。S1103において、CPU11は、原稿の表裏の両面が一体とされた画像データに対してJPEG符号化を行う。
S1104において、CPU11は、コンピュータ3から受信したコマンドに基づいて、画像データの表裏面の分離及び再符号化が必要であるか否かを判定する。S1104の判定は、コンピュータ3から受信したコマンドに<Duplex_Custom>がConnectで指定されているかに応じて行われても良い。Connectで指定されているということは、コンピュータ3での画像データの分離が可能であることを示す。S1104で、必要でないと判定された場合には図11の処理を終了する。その場合には、表裏面が一体とされた画像データが本処理の後段で使用される。後段での処理とは、例えば、ホストコンピュータ3への送信処理や、画像形成部10での印刷処理である。一方、分離及び再符号化が必要であると判定された場合には、S1105に進む。S1105において、CPU11は、表裏面が一体とされた画像データのうち、表面に対応する領域を切り出して復号化し、S1106において、その復号化された画像データに対して再度、符号化を行う。S1107において、CPU11は、表裏面が一体とされた画像データのうち、裏面に対応する領域を切り出して復号化し、S1108において、その復号化された画像データに対して再度、符号化を行い、図11の処理を終了する。以上の処理により、表裏面それぞれ分離された画像データを取得することができる。
本実施形態では、表裏面をほぼ同時に読み取る複合機1が、画像データを表裏面に分離せずにそのまま外部装置に送信する構成と、画像データを表裏面に分離する構成の2系統の処理を有する構成とした。また、それら2系統の処理を適宜切り替えることによって汎用性または生産性のいずれを重視するかに応じて最適な処理系統を採用することが可能となる。なお、本実施形態においては、外部インタフェース4を介して接続されたコンピュータ3に画像データを送信する構成を記載したが、例えば、USB接続したメモリに画像データを格納する構成であっても本実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態では、<duplex_custom>が「Connect」の指定を含むか否かによって、画像データの分離を行うか否かを決定したが、別の方法によって決定しても構わない。例えば、コマンドの送信元によって画像データの分離を行うか否かを決定しても良い。具体的には、CPU11は、コマンドの送信元がスマートフォンであれば画像データを分離して送信すると決定し、コマンドの送信元がパーソナルコンピュータであれば一体化された画像データを送信しても良い。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、領域情報を利用して、複合機1においてあるいはコンピュータ3において、表裏面が一体とされた画像データを表裏面それぞれの画像データに分離するケースについて説明した。本実施形態では、領域情報を応用した構成について説明する。以下に説明する動作は、第1の実施形態が実行される複合機1においても実行可能である。
本実施形態は、図3のスキャンジョブ制御部307の動作について第1の実施形態と異なる。また、本実施形態では、図6で示すジョブ情報の項目の他に、原稿の綴じ位置が設定可能であり、スキャンジョブ制御部307からも参照可能である。ここで、原稿の綴じ位置とは、表面に対して裏面の画像がどのような向きで画像形成されているかを示す情報である。長辺綴じの原稿とは、図12(a)で示すように、原稿の長手を軸として裏返した場合に裏面の画像の天地が一致するように画像形成された原稿である。また、短辺綴じの原稿とは、図12(b)で示すように、原稿の短手を軸として裏返した場合に原稿の天地が一致するように画像形成された原稿である。短辺綴じの原稿の場合は、原稿の裏面の天地が表面と逆になるため、読み取った画像データは表面と裏面とで逆になる。
実際に読み取られる原稿の長さが、指定された原稿サイズの長さを下回った場合、読み取られた画像の長さと指定された原稿サイズの長さとが一致するように、下地に相当する例えば白画像データ(調整用データ)を付加する。その結果、指定された原稿サイズの長さの画像データが生成される。図13は、短辺綴じであり、かつ、要求(指示)されたサイズよりも短い原稿を読み取った際の画像データを示す図である。図13(a)は画像データを分離する前の状態を示し、原稿の長さが短いことが分かった時点で、画像後端方向に下地データに相当する白画像データを付加してJPEG符号化した様子を示す。図13(a)の状態で、原稿の読込み開始位置を基準として画像データの分離を行い、さらに裏面を原稿の天地に合わせるように回転して表示すると、図13(b)に示す状態となる。つまり、図13(b)に示すように、原稿が表裏面で上下にずれてしまう結果となってユーザにとって見栄えが良くないものとなる。本実施形態では、以下のような処理により、上記のような状態となることを回避する。
図14は、読み取った画像データに調整用データを付加するデータ制御処理を示すフローチャートである。スキャンジョブ制御部307の動作を、図14を参照しながら説明する。S1401において、CPU11は、ジョブ情報中の、原稿が長辺綴じであるか短辺綴じであるかの情報に応じて、各画像データの領域情報について暫定的に決定する。綴じ方向の情報は、図6及び図7では不図示であるが、本実施形態においては、ジョブ情報に項目として含まれている。ここで、原稿が長辺綴じである場合には、図15(a)に示すように、各画像データの領域情報が暫定的に決定される。つまり、指定された原稿の長さがH、幅がWである場合に、表面に対応する画像データは、画像データの領域原点から配置し、裏面に対応する画像データは、横方向にW’(画素数)、縦方向にDの位置から配置するように仮決定する。図15(a)及び(b)中のW、W’、H、H’、Dは画素数である。このとき、後段でJPEG符号化することを考慮し、表面と裏面に対応する各画像データが同一のMCUブロックに含まれないように、画像開始位置W’を調整する。本実施形態では、例えば、原稿幅Wを16の倍数に切り上げた値をW’とする。これはJPEG符号化した際のMCUブロックに表面と裏面の画像データが混在しないように配慮するためである。また、裏面に対応する画像データの画像開始位置Dは、第1面画像読取部209と第2面画像読取部210の間の物理的な距離に起因するものである。第1面画像読取部209と第2面画像読取部210が1回の原稿の搬送で読み取ったデータを配置した場合、図15(a)に示すように、第1面画像読取部209と第2面画像読取部210の間の距離に対応する画像開始位置D分だけ相互にずれる。
一方、原稿が短辺綴じである場合には、図15(b)に示すように、裏面の領域情報について横方向W’は長辺綴じの場合と同じである。縦方向については、読み取った原稿が短かった場合に備え、原稿先端に余白領域を付加して、H’の位置から配置するよう指定する。従って表面もH’−Dの位置から配置されることになる。なお、本実施形態では、H’について、指定された原稿の長さH以上の長さとなるよう指定する。そのように定めることで、例えば図17(b)に示すように、読み取った原稿が0ライン以上であれば、指定された原稿長であるHを高さとする画像データを生成することが可能となる。本実施形態では、後段のJPEG符号化処理の簡略化のために、H’とDの差分が16の倍数となるように指定する。なお、実際に複合機1が読取可能な長さが予め定められている場合、読取った原稿の長さが0ラインとなることはないので、H’は指定された原稿の長さHよりも短くしても良い。例えば、H’の長さは、複合機1が読取可能な最小の原稿長と指定された原稿の長さHとの差分にしても良い。
S1402において、CPU11は、ジョブ情報中で原稿が短辺綴じ指定されたか長辺綴じ指定されたかを判定して以降の処理を切り替える。短辺綴じ指定されたと判定された場合にはS1403に進み、長辺綴じ指定されたと判定された場合にはS1405に進む。
S1403において、CPU11は、RAM13に白画像データを16ライン分生成し、JPEG符号化する。なお、画像処理部9によるJPEG符号化は、16ライン単位での符号化が行われるものとする。S1404において、CPU11は、S1403でJPEG符号化されたデータライン数が、図15(b)における、H’とDの差と等しいか否かを判定する。ここで、データライン数が、H’とDの差と等しいと判定された場合にはS1405に進み、等しくないと判定された場合にはS1403の処理を繰り返す。つまり、S1403の処理により、図15(b)のH’−Dの白画像データが生成される。
S1405において、CPU11は、画像読取を開始するよう画像読取制御部6を指示する。画像読取制御部6は、原稿の表面または裏面のどちらか一方がそれぞれの読取センサ上にある場合には表裏面に対応する各画像データを出力する。
S1406において、CPU11は、出力された画像データのうち16ラインをJPEG符号化する。つまり、S1406の処理により、図15(b)のH−Fの下端までの画像データが生成される。S107において、CPU11は、JPEG符号化したライン数が図15(a)又は(b)中のHとDの合計以上になったか否かを判定する。ここで、JPEG符号化したライン数がHとDの合計以上になったと判定された場合にはS1412に進み、HとDの合計以上でないと判定された場合にはS1408に進む。
S1408において、CPU11は、先端検知センサ208で検知した原稿長分読み込み済みであって、符号化可能な16ライン分の読取画像データが残っていないか否か、つまり、画像読取が終了したか否かを判定する。ここで、画像読取が終了したと判定された場合にはS1409に進み、終了していないと判定された場合にはS1406の処理を繰り返す。
S1409において、CPU11は、出力された画像データに白画像データを付加してJPEG符号化を行う。つまり、S1409の処理により、図15(b)の画像データFの下端からHの下端までの画像データ(画像データのFの下側の白画像データと画像データRの一部を含む画像データ)が生成される。なお、この画像データがS1410において、CPU11は、S1406およびS1409でJPEG符号化した画像データの長さが目標読取長さに到達したか否かを判定する。ここで、目標読取長さとは、長辺綴じの場合にはH+Dであり、短辺綴じの場合にはHである。S1410で目標読取長さに到達したと判定された場合にはS1412に進み、目標読取長さに到達していないと判定された場合にはS1411に進む。
S1411において、CPU11は、さらに16ライン分の白画像データの符号化を行う。つまり、本実施形態では、S1410とS1411の処理によって、表裏面それぞれで不足されていた画像データが白画像データとして付加されることになる。
S1412において、CPU11は、領域情報を決定する。ここで、S1402の判定結果でS1405に進み、S1407の判定結果でS1412に進んだ場合には、S1401で仮決定された各画像データの領域情報を決定する。また、白画像データの符号化が行われた場合には、白画像データを含んで所望の切り出し結果を得るように、S1401で暫定的に決定された領域情報を調整して決定する。S1412の後、図14の処理を終了する。
短辺綴じで要求サイズよりも小さい原稿を読み取った場合にどのように画像が生成されていくかについて、図14及び図16を参照しながら説明する。まず、S1403の処理を繰り返すことで、図16(a)に示すように、白画像データ(図17におけるH‘−Dの画像データ)が生成される。次に、S1407の処理により読み取った画像データをJPEG符号化していき、まずは表面に対応する画像データが左に配置された画像データの生成が開始される。このとき、裏面に対応する画像データについては、原稿が第2面画像読取部210にまだ達しておらず白色板が読み取られることになる。従って、左側に表面に対応する画像データ、右側に白色データが配置された画像データが図16(a)に付加されることで、図16(b)が生成される。次に、原稿が第2面画像読取部210に到達すると(S1408にてYesと判定されると)裏面に対応する画像データも出力されるので、図16(c)に示すように画像データが形成される。最後に、S1409及びS1411の処理により、原稿後端の白画像データが生成され、図16(d)に示すように画像データが形成される。
S1412で調整される領域情報について、図17を参照しながら説明する。原稿が長辺綴じ指定であった場合は、指定された原稿の長さよりも実際に読み取った原稿サイズが短かったとしても、図17(a)に示すような配置となり、領域情報も図15(a)と同じ領域で良い。一方、短辺綴じ指定であった場合、表面の縦方向の画像配置位置は、図15(b)と同様にH’−Dとなる。ここで、実際に読み取った原稿の長さと、指定された原稿の長さとの差分をNとする。裏面に対応する画像データを切り出すための領域情報は、Nだけ図17(b)において上方向(画像の下向き)にずらした、H’−Nを、切り出すための領域情報の開始位置とする。そして、画像データが存在する部分の下端を領域情報の終了位置とする。このようにして定められた領域情報に従って、画像データの切り出しを行うことで、図18(a)に示すように、下方の余白が付いた表面に対応する画像データと、下方に余白が付いた裏面に対応する画像データとを切り出すことが可能となる。つまり、S1403にて生成された白画像データの少なくとも一部と第2面の画像データが含まれる領域(図17の画像データRの点線領域)が第2面の画像データの領域情報として決定される。そして、原稿の天地を合わせて裏面を回転して表示すると、図18(b)に示すように、余白の位置が表裏で揃い、ユーザにとって違和感のない画像データを生成することができる。
以上説明したように、本実施形態においては、綴じ方向の設定に応じて、原稿先端に予め白画像データを付加するとともに、原稿後端にも不足分の白画像データを付加する。そのような構成により、原稿が指定されたサイズよりも短い場合に、綴じ方向に関わらず、原稿上に印刷された画像の向きに応じて、不足した領域を補うことが可能となる。例えば、コンピュータ3に表裏一体の画像データを送信する場合でも、調整された領域情報をコンピュータ3に伝えれば良い。その結果、コンピュータ3は、原稿が短くて短辺綴じであった場合でも、指定通りの原稿と同じように適切に画像データの分離を行うことができる。
なお、本実施形態では表裏面が一体とされた画像データの上下に対して余白付けを行ったが、表裏別々の画像データに対して白画像データの付加を行っても良い。例えば、短辺綴じ原稿の場合には、表面に対応する画像データの原稿後端には、目標原稿長までの不足分の白画像データを付加し、裏面に対応する画像データの原稿先端には、予め目標原稿長相当の白画像データを付加しても良い。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1:複合機、11:CPU、12:ROM、13:RAM、209:第1面画像読取部、210:第2面画像読取部

Claims (14)

  1. 原稿の読取の際に、前記原稿の第1面を読み取る第1読取手段、および、前記原稿の第2面を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離するか否かを、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された画像データに対して行われる処理に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により分離すると判定された場合に、前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離する分離手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記判定手段は、前記処理の種類に応じて、前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記判定手段は、前記処理を指示した装置における前記第1面および前記第2面を含む画像データの前記第1面の画像データと前記第2面の画像データへの分離の可否に応じて、前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離するか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記処理は、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された画像データを外部の装置に送信する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1読取手段および前記第2読取手段が読み取った原稿のサイズが、当該読取において指示されている原稿サイズより小さいか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により小さいと判定された場合に、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データに対して、当該指示されている原稿サイズとなるように調整用データを付加する付加手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記調整用データは、前記原稿の下地の色を表すデータであることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記付加手段は、前記第1面および前記第2面を含む画像データにおいて、前記第1面の画像データが表す画像と前記第2面の画像データが表す画像それぞれの下向きに、前記調整用データを付加することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  8. 前記分離手段は、前記付加手段により前記調整用データが付加された前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データに分離することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データを生成する生成手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記第1読取手段の読取位置と前記第2読取手段の読取位置に原稿を供給する供給手段、をさらに備え、
    前記第1読取手段と前記第2読取手段は、前記原稿の搬送路に沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 原稿の読取の際に、前記原稿の第1面を読み取る第1読取手段、および、前記原稿の第2面を読み取る第2読取手段を備える画像読取装置において実行される制御方法であって、
    前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データに分離するか否かを、前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された画像データに対して行われる処理に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程において分離すると判定された場合に、前記第1面および前記第2面を含む画像データを、前記第1面の画像データと前記第2面の画像データとに分離する分離工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. 原稿の読取の際に、前記原稿の第1面を読み取る第1読取手段、および、前記原稿の第2面を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データの先端に付加されるべき白画像データを生成する生成手段と、
    前記付加された白画像データの少なくとも一部と前記第2面の画像データとが含まれる領域を、前記白画像データが付加された前記第1面および前記第2面を含む画像データにおける前記第2面の画像データの領域として決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 短辺綴じが指定されている場合、前記生成手段は、前記白画像データを生成することを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 原稿の読取の際に、前記原稿の第1面を読み取る第1読取手段、および、前記原稿の第2面を読み取る第2読取手段を備える画像読取装置において実行される制御方法であって、
    前記第1読取手段および前記第2読取手段により読み取られて生成された前記第1面および前記第2面を含む画像データの先端に付加されるべき白画像データを生成する生成工程と、
    前記付加された白画像データの少なくとも一部と前記第2面の画像データとが含まれる領域を、前記白画像データが付加された前記第1面および前記第2面を含む画像データにおける前記第2面の画像データの領域として決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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