JP2016030695A - 読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の先端の位置を規制するストッパを、原稿搬送部を覆うカバーを閉じるという事象に対して好適な態様で、原稿の先端の位置を規制する位置に移動できる読取装置を提供すること。【解決手段】本発明によれば、原稿トレイにセットされた原稿の原稿搬送部側の先端の位置を規制するためのストッパを、原稿の先端の位置を規制しない位置である第1位置から、原稿の先端の位置を規制する位置である第2位置に移動させる事象が発生した場合、当該事象が、原稿搬送部を覆うカバーを閉じたことにより発生する第1事象である場合と、それ以外の場合により発生する第2事象である場合とで、第1位置から第2位置に到達するまでのストッパの移動のさせ方が異なる。よって、ストッパを、カバーを閉じるという事象に対して好適な態様で第2位置に移動させることができる。【選択図】図4
Description
本発明は、読取装置に関する。
特許文献1には、原稿載置台に載置された原稿の進入を阻止するストッパ部材が設けられたシート分離搬送装置が記載されている。特許文献1によれば、ストッパ部材は、原稿の進入を阻止する進入阻止位置で待機し、読取開始が指示されると、原稿の進入を許容する退避位置に移動する。そして、全ての原稿が画像読取装置内に送り込まれると、ストッパ部材は再び進入阻止位置に移動する。
原稿を搬送する装置を覆うカバーを作業のために開けたときに、特許文献1のストッパ部材を進入阻止位置に位置したままであると、作業者が作業を行い難いことがある。そのため、カバーを開けた場合には、ストッパ部材を退避位置に移動させることが考えられる。カバーを閉じる場合、それに先立って原稿載置台に原稿が載置されている場合がある。よって、カバーを閉じた場合に、全ての原稿が画像読取装置内に送り込まれた場合と同様のやり方でストッパ部材を進入阻止位置に移動させると、原稿載置台に載置されていた原稿を挟み込むなど、カバーを閉じた場合に特有の不都合が生じる虞がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、原稿の先端の位置を規制するストッパを、原稿搬送部を覆うカバーを閉じるという事象に対して好適な態様で、原稿の先端の位置を規制する位置に移動できる読取装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の読取装置は、原稿を読み取る読取部と、原稿がセットされる原稿トレイと、前記原稿トレイにセットされた原稿を前記読取部に搬送する原稿搬送部と、前記原稿搬送部を覆う開閉可能なカバーと、前記原稿トレイにセットされた原稿の原稿搬送部側の先端の位置を規制するためのストッパと、前記ストッパを、前記原稿の先端の位置を規制しない位置である第1位置から、前記原稿の先端の位置を規制する位置である第2位置に移動させるための駆動部と、制御部と、を備え、前記制御部は、所定の事象が発生した場合に、前記駆動部を駆動させ、前記ストッパを移動させることにより、前記第1位置に位置する前記ストッパを前記第2位置に位置させる移動手段と、前記所定の事象が発生した場合に、当該事象が、前記カバーを閉じたことにより発生する第1事象であるか、それ以外により発生する第2事象であるかを判断する判断手段と、を備え、前記移動手段は、前記判断手段により、前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合と、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合とで、前記第2位置に到達するまでの前記ストッパの移動のさせ方を異ならせる。
本発明は、読取装置を制御する制御装置、制御システム、制御方法、制御プログラム、制御プログラムを記録する記録媒体など、種々の態様で実現可能である。
請求項1記載の読取装置によれば、原稿トレイにセットされた原稿の原稿搬送部側の先端の位置を規制するためのストッパを、原稿の先端の位置を規制しない位置である第1位置から、原稿の先端の位置を規制する位置である第2位置に移動させる事象が発生した場合、当該事象が、原稿搬送部を覆うカバーを閉じたことにより発生する第1事象である場合と、それ以外の場合により発生する第2事象である場合とで、第1位置から第2位置に到達するまでのストッパの移動のさせ方が異なる。よって、ストッパを、カバーを閉じるという事象に対して好適な態様で第2位置に移動させることができる。
請求項2記載の読取装置によれば、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。発生した事象が第1事象であると判断された場合には、発生した事象が第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、ストッパを第2位置に到達させる。よって、カバーを閉じる前に原稿載置台に載置されていた原稿などが挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
請求項3記載の読取装置によれば、請求項1または2が奏する効果に加え、次の効果を奏する。発生した事象が第1事象であると判断された場合には、発生した事象が第2事象であると判断された場合より遅い速度で、ストッパが移動する。これにより、ストッパが第2位置に到達するまでに要する時間を長くすることができるので、カバーを閉じる前に原稿載置台に載置されていた原稿などが挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
請求項4記載の読取装置によれば、請求項2または3が奏する効果に加え、次の効果を奏する。発生した事象が第1事象であると判断された場合には、発生した事象が第2事象であると判断された場合より遅いタイミングで、ストッパの移動を開始することにより、発生した事象が第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、ストッパを第2位置に到達させる。よって、カバーを閉じる前に原稿載置台に載置されていた原稿などが挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
請求項5記載の読取装置によれば、請求項2から4のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。発生した事象が第1事象であると判断された場合には、ストッパの、第1位置から第2位置に向かう方向への移動と、第2位置から第1位置に向かう方向への移動とを繰り返すことにより、発生した事象が第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、ストッパを第2位置に到達させる。よって、カバーを閉じる前に原稿載置台に載置されていた原稿などが挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
請求項6記載の読取装置によれば、請求項2から5のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。発生した事象が第1事象であると判断された場合には、ストッパの移動と停止とを繰り返すことにより、発生した事象が第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、ストッパを第2位置に到達させる。よって、カバーを閉じる前に原稿載置台に載置されていた原稿などが挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
請求項7記載の読取装置によれば、請求項1から6のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。ストッパが第1位置から第2位置に向かう方向に移動されている場合に、所定の閾値を超える電流値がDCモータに通電されることが検出された場合には、ストッパの第1位置から第2位置に向かう方向への移動が停止される。DCモータに通電される電流が所定の閾値を超えた場合、何かがストッパに挟み込まれた可能性がある。よって、かかる場合に、ストッパの第1位置から第2位置に向かう方向への移動を停止するので、ストッパに挟み込まれた物が損傷することを抑制できる。
請求項8記載の読取装置によれば、請求項7が奏する効果に加え、次の効果を奏する。ストッパが第1位置から第2位置に向かう方向に移動されている場合に、所定の閾値を超える電流値がDCモータに通電されることが検出された場合には、エラーが報知される。よって、ストッパの移動時に生じた異常を外部に報せることができる。
請求項9記載の読取装置によれば、請求項1から8のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。第2事象は、読取部が原稿搬送部により搬送される原稿を読み取る場合に、当該原稿がストッパより読取部側に搬送されたことにより発生する事象である。よって、原稿がストッパより読取部側に搬送された場合には、その場合に対して好適な、第1事象とは異なる態様でストッパを第2位置に移動させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1から図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1および図2は、本発明の読取装置の一実施形態であるドキュメントスキャナ10の構成を示す概略断面図である。より詳細には、図1は、ドキュメントスキャナ(以下、単に「スキャナ」と称す)10の上部ユニット4が閉じられた状態を示す図である。図2は、スキャナ10の上部ユニット4が開かれた状態を示す図である。
図1に示すように、スキャナ10は、原稿Pをセットするための原稿トレイ5を有する。スキャナ10には、原稿トレイ5にセットされた原稿Pを搬送する機構(以下「搬送機構」と称す)として、用紙搬送方向(すなわち、矢印A方向)の上流側から順に、給送ローラ51と、分離ローラ52と、搬送ローラ対53と、排紙ローラ対54とが設けられている。スキャナ10には、搬送ローラ対53と排紙ローラ対54との間に、画像読取センサ18が設けられる。
給送ローラ51および分離ローラ52は、原稿トレイ5にセットされた原稿Pを1枚ずつ分離して給送するためのローラ対である。給送ローラ51は、原稿トレイ5上の原稿Pをスキャナ10の内部に送り込む向きに回転される。分離ローラ52は、給送ローラ51の回転に対し、原稿Pを原稿トレイ5の側に押し戻す方向に所定のトルクで回転される。
原稿トレイ5にセットされた原稿Pは、給送ローラ51と分離ローラとによって、1枚ずつ分離され、搬送ローラ対53へと送られる。搬送ローラ対53は、画像読取センサ18による読取位置において原稿Pを一定速度で通過させるよう、原稿Pを搬送する。
画像読取センサ18は、第1画像読取センサ18aと、第2画像読取センサとから構成される。第1画像読取センサ18aは、原稿Pが搬送される通路(以下「原稿搬送路」と称す)の上側に設けられ、原稿Pにおける上側を向けられた面(例えば、表面)の画像を読み取る。第2画像読取センサ18bは、原稿搬送路の下側に設けられ、原稿Pにおける下側を向けられた面(例えば、裏面)の画像を読み取る。排紙ローラ対54は、画像読取センサ18による読み取りが行われた原稿Pを排紙する。
給送ローラ51、分離ローラ52、搬送ローラ対53、および排紙ローラ対54は、ギヤやプーリー、タイミングベルトなどの駆動伝達機構(図示せず)を介して伝達された、駆動モータ19(図3参照)の駆動力によって回転される。
スキャナ10は、下部ユニット3と、上部ユニット4とに分割される。下部ユニット3には、給送ローラ51と、搬送ローラ対53の一方と、第2画像読取センサ18bと、排紙ローラ対54の一方とが設けられる。下部ユニット3の原稿トレイ5側には、原稿検知センサ21が設けられる。原稿検知センサ21は、原稿トレイ5にセットされた原稿Pを検知するセンサである。
上部ユニット4には、分離ローラ51と、搬送ローラ対53の他方と、第1画像読取センサ18aと、排紙ローラ対54の他方とが設けられる。上部ユニット4は、下部ユニット3に対して開閉可能に構成される。つまり、給送ローラ51などの搬送機構を覆うカバーとして機能する。
上部ユニット4の原稿トレイ5側には、ストッパ61が設けられる。ストッパ61は、原稿検知センサ21より、用紙搬送方向の下流側に配置される。ストッパ61は、原稿トレイ5にセットされた原稿Pの搬送方向先端の位置を規制するための部材である。ストッパ61は、待機状態において、下部ユニット3の側に下りた規制位置に位置する。ストッパ61が規制位置にある場合に、原稿Pの搬送方向先端の位置が規制され、それにより、原稿トレイ5にセットされた原稿Pがストッパ61より先に進入することを抑制する。図1に示すストッパ61は、規制位置に位置する。
読み取りの開始指示が入力されると、ストッパ61は、原稿トレイ5上の原稿Pをスキャナ10の内部に送り込むことができるよう、規制位置から矢印B1方向に上昇し、退避位置まで移動する。その後、原稿Pが1枚ずつキャナ10の内部に送り込まれ、画像読取センサ18による読み取りが行われる。全ての原稿Pがスキャナ10の内部に送り込まれ、それによって、原稿検知センサ21が原稿Pを検知しなくなると、ストッパ61は、退避位置から規制位置に移動する。ストッパ61の移動は、図示されない駆動伝達機構を介して伝達された、駆動モータ19(図3参照)の駆動力によって行われる。
上部ユニット4は、矢印C1方向に回動させることにより、下部ユニット3に対して開くことができる。上部ユニット4を開くことにより、原稿搬送路が開放される。上部ユニット4が開かれると、ストッパ61は、規制位置から退避位置に移動する。上部ユニット4を開いた場合に、ストッパ61が退避位置に移動するので、作業者は原稿搬送路に対する作業を行い易い
一方、図2に示すように、開かれた上部ユニット4は、矢印C2方向に回動させることによって閉じることができる。上部ユニット4が閉じられると、ストッパ61は、退避位置から矢印B2方向に下降し、規制位置まで移動する。
詳細は後述するが、本実施形態のスキャナ10によれば、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象により生じたか、それ以外の事象により生じたかに応じて、ストッパ61を規制位置に移動させる際の移動のさせ方が異なる。
図3は、スキャナ10の電気的構成を示すブロック図である。スキャナ10には、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、画像読取センサ18、モータ19、カバー開閉検知センサ20、原稿検知センサ21が主に設けられる。これらの各部は、バスライン25を介して互いに接続される。
CPU11は、フラッシュメモリ12に記憶される固定値やプログラム、RAM13に記憶されているデータに従って、スキャナ10の各部を制御する。フラッシュメモリ12は、不揮発性のメモリであり、スキャナ10の動作を制御する制御プログラム12aなどが格納される。後述する図4のフローチャートに示す各処理は、CPU11が制御プログラム12aに従い実行する処理である。RAM13は、CPU11が制御プログラム12aを実行するにあたり、各種データを一時的に記憶するためのテンポラリエリアを有する書換可能な揮発性のメモリである。RAM13には、画像読取センサ18が読み取った読取画像データが記憶される。
操作キー15は、スキャナ10の筐体に設けられるメカニカルキーであり、各種の設定値や指示などをユーザから受け付ける。LCD16は、液晶表示装置であり、各種画面を表示する。LCD16の画面には、タッチパネル17がLCD16に重ねて設けられる。タッチパネル17は、例えば、指や棒などの指示体がLCD16の画面に対してタッチ又は近づいた場合に、タッチ又は近づいた位置を検知し、検知した位置をMFP10に入力する。
画像読取センサ18(第1画像読取センサ18a,第2画像読取センサ18b)は、画像の濃淡を光学的に検出して画像を読み取るセンサである。画像読取センサ18としては、例えば、CIS(contact image sensor)や、CCD(charge coupled device)などの周知のセンサを採用できる。
駆動モータ19は、給送ローラ51、分離ローラ52、搬送ローラ対53、排紙ローラ対54、およびストッパ61を動作させる駆動力を与える駆動部として機能する。駆動モータ19は、DCモータから構成される。本実施形態において、搬送ローラ対53およびストッパ61は、共通する駆動モータ19から駆動力が与えられるよう構成される。ストッパ61が、専用の駆動モータ19から駆動力が与えられる構成であってもよい。
カバー開閉検知センサ20は、上部ユニット4の開閉状態を検知するセンサであり、上部ユニット4が開かれているか、閉じられているかに応じた信号をCPU11に出力する。CPU11は、カバー開閉検知センサ20から入力された信号に基づき、上部ユニット4の開閉状態を判断する。カバー開閉検知センサ20としては、光学的センサや、接触式センサや、磁気センサなどの周知のセンサを採用できる。
原稿検知センサ21は、原稿トレイ5上にセットされた原稿Pを検知するセンサである。原稿検知センサ21は、原稿トレイ5上に原稿Pがセットされているか否かに応じた信号をCPU11に出力する。CPU11は、原稿検知センサ21から入力された信号に基づき、原稿トレイ5上に原稿Pがセットされているか否かを判断する。原稿検知センサ21としては、例えば、接触式センサなどの周知のセンサを採用できる。
図4は、CPU11が、制御プログラム12aに従って実行するストッパ移動制御処理を示すフローチャートである。本処理は、ストッパ移動イベントが発生する毎に開始される。ストッパ移動イベントは、ストッパ61を移動させるイベントである。より詳細には、ストッパ移動イベントには、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるイベント(以下「規制イベント」と称す)と、ストッパ61を規制位置から退避位置に移動させるイベント(以下「退避イベント」と称す)とがある。
規制イベントは、例えば、上部ユニット4が閉じられた事象をトリガとして発生するイベントである。その他、規制イベントは、例えば、読み取り開始後、全ての原稿Pがスキャナ10の内部に送り込まれた事象が生じた場合や、操作キー15の1つであり、原稿Pの読み取りを中止するためのSTOPキーが、読み取りの実行中に操作されたことに応じて、原稿トレイ5に残る全ての原稿Pが排紙された場合にも発生する。退避イベントは、例えば、読み取りの開始指示が入力された事象や、上部ユニット4が開かれた事象をトリガとして発生するイベントである。
CPU11は、発生したストッパ移動イベントの種類を判断する(S401)。発生したイベントの種類が退避イベントであると、CPU11が判断した場合(S401:退避イベント)、CPU11は、退避位置移動処理を実行し(S409)、本処理を終了する。退避位置移動処理(S409)は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を規制位置から退避位置まで所定速度で移動させる処理である。
一方、発生したイベントの種類が規制イベントであると、CPU11が判断した場合(S401:規制イベント)、CPU11は、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象であるかを判断する(S402)。
イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象であると、CPU11が判断した場合(S402:Yes)、CPU11は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を第1速度で退避位置から規制位置へと移動させる(S403)。
一方、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象ではない、例えば、読み取り開始後に全ての原稿Pがスキャナ10の内部に送り込まれた事象であると、CPU11が判断した場合(S402:No)、CPU11は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を第2速度で退避位置から規制位置へと移動させる(S408)。第2速度は、第1速度より速い速度である。よって、上部ユニット4が閉じられた場合、ストッパ61は、それ以外の場合に比べて遅い速度で規制位置に向かって移動する。
CPU11は、S403またはS408の処理後、ストッパ61が規制位置に到達したかを判断する(S404)。具体的に、駆動モータ19の回転軸には、駆動モータ19が所定角度回転する毎にパルス信号を出力するロータリエンコーダ(図示せず)が設けられている。当該ロータリエンコーダから出力されたパルス信号はCPU11に入力される。CPU11は、ロータリエンコーダから入力されたパルス信号に基づき、ストッパ61の移動方向および移動距離を検出する。よって、CPU11は、ロータリエンコーダから入力されたパルス信号に基づき、退避位置から規制位置に向かう方向に移動するストッパ61の移動距離が退避位置から規制位置までの移動量に達したことを検出した場合に、ストッパ61が規制位置に到達したと判断する。
ストッパ61が規制位置に到達したと、CPU11が判断した場合(S404:Yes)、CPU11は、駆動モータ19を停止させることにより、ストッパ61の移動を停止し(S407)、本処理を終了する。
ストッパ61が規制位置に到達していないと、CPU11が判断した場合(S404:No)、CPU11は、ストッパ61を駆動する駆動モータ19の電流値が、負荷がかかったことを示す所定の閾値を超えたかを判断する(S405)。スキャナ10には、駆動モータ19に流入する電流値を検出する直流電流センサ(図示せず)が設けられている。当該電流センサが出力する電流値の情報はCPU11に入力される。CPU11は、電流センサから入力された情報に基づき、当該情報が示す電流値が所定の閾値を超える場合に、駆動モータ19の電流値が所定の閾値を超えたと判断する。
駆動モータ19の電流値が所定の閾値を超えていないと、CPU11が判断した場合(S405:No)、CPU11は、処理をS404に移行する。駆動モータ19の電流値が所定の閾値を超えたと、CPU11が判断した場合(S405:Yes)、CPU11は、エラーを報知する(S406)。例えば、CPU11は、LCD16にエラーを表示させる。CPU11は、駆動モータ19を停止させることにより、ストッパ61の移動を停止し(S407)、本処理を終了する。
第1実施形態のスキャナ10によれば、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合には、読み取り開始後に全ての原稿Pがスキャナ10の内部に送り込まれた事象などの、それ以外の事象が生じた場合より遅い速度(第2速度)で、ストッパ61が規制位置に移動される。そのため、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合に、それ以外の事象が生じた場合に比べて、ストッパ61が規制位置に到達するまでに要する時間を長くすることができる。これにより、上部ユニット4を閉じる前に原稿トレイ5にセットされていた原稿Pなどが、ストッパ61によって挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
一方、ストッパ61の設置目的が、原稿トレイ5にセットされた原稿Pの搬送方向先端の位置を規制することであることを鑑みると、場合によっては、ストッパ61をできるだけ早く規制位置に到達させることが望ましい。例えば、読み取り開始後に全ての原稿Pがスキャナ10の内部に送り込まれた事象が生じた場合には、ストッパ61をできるだけ早く規制位置に到達させることが望ましい。本実施形態のスキャナ10によれば、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させる事象として、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合と、それ以外の事象が生じた場合とで、退避位置から規制位置に到達するまでのストッパ61の移動のさせ方を異ならせる。よって、ストッパ61を、各事象において好適な態様で規制位置に移動させることができる。
本実施形態のスキャナ10によれば、ストッパ61が規制位置に向けて移動しているときに、ストッパ61を駆動する駆動モータ19の電流値が所定の閾値を超えた場合には、ストッパ10の移動が停止される。DCモータに通電される電流が所定の閾値を超えた場合、何かがストッパ61に挟み込まれた可能性がある。よって、かかる場合に、ストッパの移動、より詳細には、退避位置から規制位置に向かう方向への移動が停止されるので、ストッパ61に挟み込まれた物が大きく損傷することを抑制できる。さらには、エラーが報知されるので、ストッパ61の移動時に生じた異常を外部に報せることができる。
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象である場合には、それ以外の事象が生じた場合に比べて、ストッパ61の移動速度を遅くした。
これに代えて、第2実施形態では、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるトリガが、上部ユニット4が閉じられたことである場合には、ストッパ61の移動を開始する前に、ストッパ61の移動を待機する期間を設ける。第2実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。以下、第2実施形態に特有の構成を中心に説明する。
図5は、第2実施形態のストッパ移動制御処理を示すフローチャートである。本処理は、CPU11が第2実施形態の制御プログラム12aに従い実行する処理である。本処理は、第1実施形態と同様、ストッパ移動イベントが発生する毎に開始される。
S402において、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象であると、CPU11が判断した場合(S402:Yes)、CPU11は、ストッパ61の移動開始を所定時間(例えば、1秒)だけ待機する(S501)。CPU11は、S501の処理後、すなわち、所定時間の経過後、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を所定速度で退避位置から規制位置へと移動させる(S502)。
一方、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象ではないと、CPU11が判断した場合(S402:No)、CPU11は、S501の処理をスキップし、処理をS502に移行する。
第2実施形態のスキャナ10によれば、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合には、それ以外の事象が生じた場合より遅いタイミングで、ストッパ61の移動が開始される。そのため、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合に、それ以外の事象が生じた場合に比べて、ストッパ61が規制位置に到達するまでに要する時間を長くすることができる。これにより、上部ユニット4を閉じる前に原稿トレイ5にセットされていた原稿Pなどが、ストッパ61によって挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象である場合には、ストッパ61を上げたり下げたりしながら、ストッパ61を規制位置に到達させる。第3実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。以下、第3実施形態に特有の構成を中心に説明する。
図6は、第3実施形態のストッパ移動制御処理を示すフローチャートである。本処理は、CPU11が第3実施形態の制御プログラム12aに従い実行する処理である。本処理は、第1実施形態と同様、ストッパ移動イベントが発生する毎に開始される。
S402において、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象ではないと、CPU11が判断した場合(S402:No)、CPU11は、通常の規制位置移動処理を実行し(S609)、本処理を終了する。通常の規制位置移動処理(S609)は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を規制位置から退避位置まで所定速度で移動させる処理である。
一方、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象であると、CPU11が判断した場合(S402:Yes)、CPU11は、変数Xを初回の移動距離に設定する(S601)。S601にて、変数Xに設定される「初回の移動距離」は、退避位置から規制位置までの移動距離より短い距離(例えば、3mm)である。CPU11は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を所定速度で退避位置から規制位置へと移動させる(S602)。
CPU11は、S602の処理後、ストッパ61が規制位置に到達したかを判断する(S404)。ストッパ61が規制位置に到達していないと、CPU11が判断した場合(S404:No)、CPU11は、規制位置に向かうストッパ61の移動が開始されてから、ストッパ61が変数Xに相当する移動距離だけ移動したかを判断する(S603)。移動していないとCPU11が判断した場合(S603:No)、CPU1は、処理をS405に移行する。
一方、ストッパ61が変数Xに相当する移動距離だけ移動したと、CPU11が判断した場合(S603:Yes)、駆動モータ19を停止させることにより、ストッパ61の移動を停止する(S604)。CPU11は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を所定速度で現在位置から退避位置へと移動させる(S605)。CPU11は、ストッパ61が退避位置に到達するまで待機する(S606:No)。ストッパ61が退避位置に到達したと、CPU11が判断した場合(S606:Yes)、CPU11は、駆動モータ19を停止させることにより、ストッパ61の移動を停止する(S607)。
CPU11は、変数Xを次の移動距離に設定し(S608)、処理をS602に移行する。本実施形態では、変数Xに設定される移動距離は、初回(すなわち、1回目)から回数を重ねる毎に大きな値とされ、N回目(Nは2以上の整数)に退避位置から規制位置までの移動距離とされる。よって、回数を重ねる毎に、ストッパ61の下げられる位置が次第に規制位置に近づけられながら、ストッパ61の上げ下げが繰り返される。
第3実施形態のスキャナ10によれば、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合には、ストッパ61を上げたり下げたりしながら、ストッパ61が規制位置に到達される。よって、ストッパ61を所定速度で規制位置に到達させた場合に比べて、ストッパ61が規制位置に到達するまでに要する時間を長くすることができる。これにより、上部ユニット4を閉じる前に原稿トレイ5にセットされていた原稿Pなどが、ストッパ61によって挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態では、ストッパ61を退避位置から規制位置に移動させるトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象である場合には、ストッパ61の移動と停止とを繰り返しながら、ストッパ61を規制位置に到達させる。第4実施形態において、第1実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。以下、第4実施形態に特有の構成を中心に説明する。
図7は、第4実施形態のストッパ移動制御処理を示すフローチャートである。本処理は、CPU11が第4実施形態の制御プログラム12aに従い実行する処理である。本処理は、第1実施形態と同様、ストッパ移動イベントが発生する毎に開始される。
S402において、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象ではないと、CPU11が判断した場合(S402:No)、CPU11は、S609と同様に、通常の規制位置移動処理を実行し(S704)、本処理を終了する。
一方、イベント発生のトリガが、上部ユニット4が閉じられた事象であると、CPU11が判断した場合(S402:Yes)、CPU11は、駆動モータ19を駆動させて、ストッパ61を所定速度で退避位置から規制位置へと移動させる(S701)。
CPU11は、S701の処理後、ストッパ61が規制位置に到達したかを判断する(S404)。ストッパ61が規制位置に到達していないと、CPU11が判断した場合(S404:No)、CPU11は、ストッパ61が距離αだけ移動したかを判断する(S702)。距離αは、退避位置から規制位置までの移動距離より距離(例えば、3mm)である。移動していないとCPU11が判断した場合(S702:No)、CPU1は、処理をS405に移行する。
一方、ストッパ61が距離αだけ移動したと、CPU11が判断した場合(S702:Yes)、所定期間(例えば、0.5秒)だけ駆動モータ19を停止させることにより、ストッパ61の移動を所定期間停止する(S703)。CPU11は、S703の処理後、すなわち、所定期間の経過後、処理をS701に移行する。
第4実施形態のスキャナ10によれば、上部ユニット4が閉じられた事象が生じた場合には、ストッパ61の移動と停止とを繰り返しながら、ストッパ61が規制位置に到達される。よって、ストッパ61を所定速度で規制位置に到達させた場合に比べて、ストッパ61が規制位置に到達するまでに要する時間を長くすることができる。よって、上部ユニット4を閉じる前に原稿トレイ5にセットされていた原稿Pなどが、ストッパ61によって挟み込まれるなどの不都合を防止できる。
上記実施形態において、スキャナ10が、読取装置の一例である。画像読取センサ18が、読取部の一例である。給送ローラ51、分離ローラ52、搬送ローラ対53、排紙ローラ対54を含む搬送機構が、原稿搬送部の一例である。上部ユニット4が、カバーの一例である。ストッパ61が、ストッパの一例である。駆動モータ19が、駆動部,DCモータの一例である。CPU11が、制御部の一例である。退避位置が、第1位置の一例である。規制位置が、第2位置の一例である。
S403,S408,S502,S602,S609,S701,S704の処理を実行するCPU11が、移動手段の一例である。S402の処理を実行するCPU11が、判断手段の一例である。S405の処理を実行するCPU11が、検出手段の一例である。S407の処理を実行するCPU11が、停止手段の一例である。S406の処理を実行するCPU11が、報知手段の一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、読取装置の一例として、スキャナ(ドキュメントスキャナ)10を例示したが、スキャン機能以外の機能も有する多機能周辺装置も読取装置の一例となり得る。
上記実施形態では、上部ユニット4が閉じられた事象以外の事象をトリガとしてストッパ61が規制位置に移動する場合には、ストッパ61の移動速度を遅くしたり、ストッパ61の移動開始前に所定時間待機したりすることはなかった。これに対し、上部ユニット4が閉じられた事象以外の事象をトリガとしてストッパ61が規制位置に移動する場合であっても、ストッパ61の移動速度を遅くしたり、ストッパ61の移動開始前に所定時間待機したりする構成であってもよい。ただし、上部ユニット4が閉じられた事象の方が、それ以外の事象に比べて長い時間をかけてストッパ61を規制位置に到達させることが前提である。
上記実施形態では、駆動モータ19としてDCモータを例示したが、ステッピングモータであってもよい。駆動モータ19をステッピングモータから構成する場合、S405の処理に代えて、ステッピングモータに脱調が生じたかを判断する処理が実行される構成としてもよい。本変形例では、CPU11は、ストッパ61を駆動するステッピングモータに脱調が生じたと判断された場合に、S406,S407の処理を実行する。
上記実施形態では、S405において、駆動モータ19の電流値が所定の閾値を超えた場合に、エラーを報知した後に、ストッパ61を停止する構成とした。これに代えて、先ずストッパ61を停止する構成としてもよい。
上記実施形態では、S406にて行われるエラー報知の一例として、LCD16にエラーを表示することを例示した。これに限らず、スピーカが設けられている場合に、当該スピーカから音を発する構成としてもよい。あるいは、スキャナ10にパーソナルコンピュータなどの装置が接続されている場合に、接続先の装置のLCDなどに表示させてもよい。
上記第3実施形態では、初回から回数を重ねる毎に大きな値を変数Xに設定する構成としたが、回数を重ねる毎に小さな値を設定したり、その都度異なるランダムな値が設定される構成であってもよい。
上記第4実施形態では、距離αを一定値として説明したが、都度変化する値であってもよい。例えば、次第に大きな値が距離αとして設定されたり、その都度異なるランダムな値を距離αとして設定する構成であってもよい。
上記実施形態では、ストッパ61が、上部ユニット4の内部に設けられる場合を例示したが、上部ユニット4の外側など、適宜の場所に設けられている場合であっても、同様に本発明を適用できる。
上記実施形態では、ストッパ61を移動させるための駆動力を駆動モータ19により供給する構成としたが、ソレノイドを用いてストッパ61を移動させる構成としてもよい。本変形例では、ソレノイドが「駆動部」の一例となる。上記実施形態では、ストッパ61を規制位置または退避位置のいずれの方向に移動させる場合も駆動モータ19による駆動力を用いる構成としたが、ストッパ61を規制位置から退避位置に移動させる場合については、メカ的な構成で移動させる構成としてもよい。
上記実施形態では、図4〜図7に記載される各処理を、CPU11が実行する構成として説明したが、これら各図に記載される各処理を、複数のCPUが協同的に実行する構成としてもよい。また、ASICなどのICが、単独で、または、複数によって協働的に、上記各図に記載される各処理を実行する構成してもよい。また、CPU11とASICなどのICとが協同して、上記各図に記載される各処理を実行する構成してもよい。
図4〜図7に記載される各処理のうち、一部の処理を、特許請求の範囲における独立請求項から逸脱しない範囲で、省略または変更してもよい。また、上記各実施形態により説明した各特徴や、上述した各変形例を適宜組み合わせて実施する構成としてもよい。
10:スキャナ,61:ストッパ
Claims (9)
- 原稿を読み取る読取部と、
原稿がセットされる原稿トレイと、
前記原稿トレイにセットされた原稿を前記読取部に搬送する原稿搬送部と、
前記原稿搬送部を覆う開閉可能なカバーと、
前記原稿トレイにセットされた原稿の原稿搬送部側の先端の位置を規制するためのストッパと、
前記ストッパを、前記原稿の先端の位置を規制しない位置である第1位置から、前記原稿の先端の位置を規制する位置である第2位置に移動させるための駆動部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
所定の事象が発生した場合に、前記駆動部を駆動させ、前記ストッパを移動させることにより、前記第1位置に位置する前記ストッパを前記第2位置に位置させる移動手段と、
前記所定の事象が発生した場合に、当該事象が、前記カバーを閉じたことにより発生する第1事象であるか、それ以外により発生する第2事象であるかを判断する判断手段と、
を備え、
前記移動手段は、
前記判断手段により、前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合と、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合とで、前記第2位置に到達するまでの前記ストッパの移動のさせ方を異ならせることを特徴とする読取装置。 - 前記移動手段は、
前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、前記ストッパが前記第2位置に到達するよう、前記ストッパを移動させることを特徴とする請求項1記載の読取装置。 - 前記移動手段は、
前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より遅い速度で、前記ストッパを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の読取装置。 - 前記移動手段は、
前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より遅いタイミングで、前記ストッパの移動を開始することにより、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、前記ストッパを前記第2位置に到達させることを特徴とする請求項2または3に記載の読取装置。 - 前記移動手段は、
前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合、前記ストッパの、前記第1位置から前記第2位置に向かう方向への移動と、前記第2位置から前記第1位置に向かう方向への移動とを繰り返すことにより、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、前記ストッパを前記第2位置に到達させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の読取装置。 - 前記移動手段は、
前記発生した事象が前記第1事象であると判断された場合、前記ストッパの移動と停止とを繰り返すことにより、前記発生した事象が前記第2事象であると判断された場合より長い時間をかけて、前記ストッパを前記第2位置に到達させることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の読取装置。 - 前記駆動部は、DCモータであり、
前記DCモータに通電される電流値を検出する検出手段を備え、
前記制御部は、
前記移動手段により前記ストッパが前記第1位置から前記第2位置に向かう方向に移動されている場合に、所定の閾値を超える電流値が前記検出手段により検出された場合には、前記移動手段による前記ストッパの前記第1位置から前記第2位置に向かう方向への移動を停止する停止手段を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の読取装置。 - 前記制御部は、
前記移動手段により前記ストッパが前記第1位置から前記第2位置に向かう方向に移動されている場合に、所定の閾値を超える電流値が前記検出手段により検出された場合には、エラーを報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項7記載の読取装置。 - 前記第2事象は、前記読取部が前記原稿搬送部により搬送される原稿を読み取る場合に、当該原稿が前記ストッパより前記読取部側に搬送されたことにより発生する事象であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の読取装置。
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-
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