JP2016204080A - 用紙給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙給送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016204080A
JP2016204080A JP2015085301A JP2015085301A JP2016204080A JP 2016204080 A JP2016204080 A JP 2016204080A JP 2015085301 A JP2015085301 A JP 2015085301A JP 2015085301 A JP2015085301 A JP 2015085301A JP 2016204080 A JP2016204080 A JP 2016204080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet bundle
sheet
display
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015085301A
Other languages
English (en)
Inventor
貴司 横谷
Takashi Yokoya
貴司 横谷
山本 悟
Satoru Yamamoto
悟 山本
聡行 三宅
Satoyuki Miyake
聡行 三宅
勝也 中間
Katsuya Nakama
勝也 中間
貢司 湯本
Koji Yumoto
貢司 湯本
力 福原
Riki Fukuhara
力 福原
明広 川北
Akihiro Kawakita
明広 川北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015085301A priority Critical patent/JP2016204080A/ja
Publication of JP2016204080A publication Critical patent/JP2016204080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 用紙収容部503に収容された用紙束の種類(封筒)によっては、後端を位置決めする後端ガイド504が正しく位置決めされていても、誤検知してしまう場合がある。【解決手段】 用紙収容部503の用紙束の設定が封筒となっている場合は、封筒以外の設定の時に比べて用紙束の位置を上昇させた状態で後端ガイド504のラフセット検知動作を行う。【選択図】 図8

Description

本発明は、用紙収容部に積載される用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給送する用紙給送装置および該用紙給送装置を有する画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成システムにおいて、用紙収容部に積載される用紙束から用紙を1枚ずつ分離して給送する用紙給送装置が広く知られている。
また、近年のユーザニーズの高まりにより、多種サイズの用紙を給紙したいという需要が増大している。
特許文献1では、収容される用紙のサイズに拘わらず、収容される用紙の搬送方向の先端部を整合し、給紙ローラへの圧接力を一定化して、重送、給送ミス等を防止する給紙カセットが提案されている。具体的には、収容される用紙束の後端を規制すると共に、用紙サイズに応じて積載高さの異なる後端ガイドとを備えている。
特開平10−77123号公報
しかし、特許文献1では、用紙束の後端を規制するために、後端ガイドの位置を調整する作業をユーザが行うが、後端ガイドの位置調整が正しく行われていないこともあり得る。
後端ガイドの位置が正しいか否かを判断する方法の一つとして、例えば、後端ガイドに後端規制部材及びセンサを備える方法が考えられる。図2に具体的な構成を示す。
図2に示す用紙給送装置は、エアにより用紙を吸引し搬送するエア分離給送機構を備えている。また、後端ガイド504の位置調整が正しく行われているか否かを判断する(以下、後端ラフセット検知と称す)構成を備えている。
後端ラフセット検知の制御詳細については後述するが、例えば図14に示す封筒のように搬送方向の先後端で厚みの異なるような用紙を給紙装置にセットすると、図3(c)に示すように用紙束の上面が傾いた状態となる。後端ラフセット検知をこの用紙束に対して実施すると、用紙束の状態を誤検知する虞がある。
具体的には、封筒のフラップ部が給送方向の後端側になる状態で封筒がセットされた給紙段において、リフタ505が上昇することによりセンサ525がオンした時点でリフタ505の上昇動作が停止されると、図3(c)に示すような状態となる。そのため、後端ガイド504が正しくセットされているにもかかわらず、用紙束501の上面が後端検知部材160に当接せず、結果として後端ガイド504に設けられたセンサ161が検知状態とならない。従って、用紙給送装置は、後端ガイドが正しくセットされていないと判断してしまう。
このように、エア分離機構および後端ラフセット検知を自動的に行う仕組みの双方を備える用紙給送装置においては、後端ガイドの位置調整が正しく行われているか否かの判断を誤検知してしまう課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明のシート給送装置は、複数の用紙からなる用紙束を収容する収容手段と、前記収容手段に収容される用紙の種類を設定する設定手段と、前記収容手段に収容された用紙束を昇降させる昇降手段と、前記収容手段に収容された用紙を給送する給送手段と、前記給送手段による給送方向において、前記収容部に収容された用紙束の後端側の端面を規制するための移動可能な規制部材と、前記規制部材と共に移動し、前記用紙束の後端側の紙面を検知する後端検知手段と、前記後端検知手段の検知結果に基づいて前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされているか否かを検知する検知動作を行うとともに、前記設定手段により給送方向の先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されている場合、前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されていない場合に比べて前記昇降手段により用紙束の位置を上昇させた状態で前記検知動作を行うよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、封筒などの特殊なシートが設定された用紙収容部に対する後端ラフセット検知処理による誤検知を抑制することができる。
画像形成システムの断面図 用紙収容部の説明図 エア分離機構の説明図 画像形成システムの制御ブロック図 用紙給送装置の制御ブロック図 操作表示装置の説明図 用紙設定画面の説明図 第1の実施の形態における後端ラフセット検知の処理を示すフローチャート 第2の実施の形態における後端ラフセット検知の処理を示すフローチャート 警告表示画面の説明図 後端ラフセット検知の表示制御に関するフローチャート 第2の実施の形態における後端ラフセット検知動作の実行可否の判断を示すフローチャート FLAG監視処理を示すフローチャート 封筒の説明図
(第1の実施の形態)
以下に本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムの主要部の縦断面構造を示す構成図である。画像形成システムは、図1に示すように、画像形成装置10と用紙給送装置2から構成されている。画像形成装置10は、原稿の画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ350を備えている。
原稿給送装置100は、原稿トレイ101上に画像面を上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1の左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から所定の読取位置を経て排紙トレイ112へ排出する。原稿がプラテンガラス102上を左から右へ向けて通過するときに、所定の読取位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により原稿画像が読み取られる。原稿が読取位置を通過する際に、原稿がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光はイメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、読取位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が読取位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光部110にビデオ信号として入力される。尚、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。
プリンタ350の露光部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。当該レーザ光は、ポリゴンミラー119により走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ350内に装備されている上カセット114或いは下カセット115から吸引ベルト127、128により給送された用紙は、引き抜きローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。その際、給送用紙が2枚以上重なって給送される、いわゆる重送を検知する重送検知センサ701により、重送の発生の有無が検知される。
用紙の先端が停止しているレジストローラ126へ達した後、レーザ光の照射開始と同期したタイミングでレジストローラ126が駆動され、用紙が感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された用紙上に転写部116により転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は、用紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置外部に向けて排出される。
(全体システムブロック図)
図4は図1の画像形成システム全体の制御ブロック図である。CPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵する。CPU901は本画像形システム全体の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902と処理を行うためのRAM903がアドレスバス、データバスにより接続されている。CPU901はROM902に格納されている制御プログラムにより各制御部911,921,922,904,931,941,951を総括的に制御する。RAM903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部911は、原稿給送装置100をCPU回路部900からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力された画像信号を画像信号制御部922に転送する。
画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。また、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。この画像信号制御部922による処理動作は、CPU回路部900により制御される。プリンタ制御部931は、入力されたビデオ信号に基づき露光部110、プリンタ350を制御し、画像形成、用紙搬送を行う。
用紙給送装置制御部951はコントローラCPU回路部900と情報のやり取りを行うことによって用紙給送装置全体の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。
操作表示装置制御部941は、操作表示装置600とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力するとともに、CPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を操作表示装置600に表示する。
(操作表示装置)
図6は図1の画像形成装置における操作表示装置600を示す図である。操作表示装置600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜613、置数を1に戻すクリアキー615が設けられている。操作表示装置600には更に、設定された動作モードを標準状態に戻すリセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
(用紙給送装置)
次に、用紙給送装置2の構成について図1を参照しながら説明する。用紙給送装置2は、用紙束501を収容している用紙収容部503を備えており、用紙束501の搬送方向の後端側には後端ガイド504が備えられている。後端ガイド504は用紙束501のサイズに応じて手動で移動される。後端ガイド504が用紙束の後端側の端面に接触することで、用紙束の先端側が用紙収容部503の給送方向先端側にそろえられるように、用紙束の位置が規制される。また、リフタ505は用紙収容部503に収容された用紙束を上下に昇降移動させるための部材である。用紙収容部503にはリフタ505が下降可能な一番下の位置に下限センサ2006が具備されており、下限センサ2006がリフタ505を検知したら、リフタ505の下降が停止する。
次に、用紙のエア分離給送機構について図2、図3、図5を用いて説明する。分離給送部507における給紙準備動作として、捌きファンF151が回転することにより捌きノズル151からエアが吹き出し、用紙束501の上部近傍の用紙を捌き始める。実際に用紙給送を開始する時は、吸引ベルト502内に吸引ファンF150による負圧、つまり、吸引力が発生し、用紙の吸引が開始される。用紙束501の最上部の用紙Pが一枚だけ吸引ベルトに貼り付けられる(図3(a))。所定時間後、用紙Pが貼りついた状態で吸引ベルトモータM102により吸引ベルト502の回転が開始され、用紙は矢印A方向に搬送される。用紙の先端がベルトプーリ部に達すると、用紙先端部は、吸引ファンF150による吸引力から開放され、吸引ベルト502から離れて、引抜きローラ対510に受け渡される。用紙収容部503内の最上紙Pの先端が引抜きローラ対510に到達すると、吸引ファンF150による負圧が開放されることにより用紙は吸引ベルトへの吸引力から開放され、引抜きローラ対510の搬送力によってのみ搬送される。用紙の後端が吸引ベルト部から抜けた後、所定のタイミングで上記給送動作が開始され、次の用紙の分離給送が開始される。
ここで、給送開始信号が発信される前に給紙準備動作としての捌きファンF151の駆動を開始させているが、給送を行う直前に、捌きファンF151を動作させるように制御しても構わない。
用紙収容部303でも上記と同様の給送動作が行われる。なお、図6の操作部より、各用紙収容部503、303に収容する用紙のサイズ・材質・坪量などの用紙情報を設定できるようになっている。
また、用紙収納部503,303には給送方向の先端側と後端側とで厚さの異なる用紙、例えばフラップを有する封筒が収容可能である。封筒がセットされる場合、厚さが薄くなるフラップがある側が後端側になり、且つフラップが開いた状態で収容されるものとする。
(用紙給送装置制御部)
図5は用紙給送装置制御部951の構成を示す制御ブロック図である。用紙給送装置制御部951はCPU950、RAM1951、ROM1952を内蔵している。また、用紙給送装置制御部951は、リフタ303,503を昇降させるリフタモータM105、M205、吸引ファンF150、F250、分離ファンF152、F252、捌きファンF151、F251の駆動制御を行なう。また、用紙給送装置制御部951は、各種用紙検知センサの信号に基づいて、ベルト302,502を駆動するベルト吸引モータM202,M502や各搬送ローラを駆動する搬送モータ群の駆動制御を行なう。
重送検知センサ700は、各用紙収容部503、303から給送された用紙が2枚以上重なっている状態、いわゆる重送を検知する。
また、各用紙収容部503、303には、内部をアクセスするためのドアを開くための図示しない開ボタンを備える。開ボタンが押下されると、各用紙収容部503、303のドアが開き、ユーザが各用紙収容部に用紙を充填可能になる。また、各用紙収容部503、303には、各用紙収容部503、303のドアの開閉状態を検知する開閉検知センサ5030、3030が具備されている。
(用紙情報及びジョブの設定方法)
ユーザが用紙収容部に用紙をセットしたら、セットした用紙の情報を登録する必要がある。以下に、各用紙収容部503、303に収容する用紙のサイズ・材質・坪量などの用紙情報の設定方法について図6、図7を参照しながら説明する。
ユーザが図6に示す表示部620の「用紙設定」ボタンを押下すると、CPU901により図7(b)に示す設定画面が表示される。ユーザは、まず初めにどの用紙収容部の用紙情報の設定を行うのかを選択する。ここでは、ユーザは、画像形成装置10に具備されている2つの用紙収容部と用紙給送装置2に具備されている2つの用紙収容部の計4つの用紙収容部から選択する。ここでは、ユーザが何れかの用紙収容部を選択して、「次へ」ボタンを押下すると、CPU901により、図7(c)に示す坪量と材質の設定画面が表示される。ユーザが用紙の坪量と材質を選択して、「次へ」ボタンを押下すると、CPU901により図7(d)に示すサイズ設定画面が表示される。ユーザが用紙サイズを選択し、「次へボタン」を押下すると、図7(a)の初期画面に遷移し、用紙情報の登録作業が終了する。
(後端ラフセット検知動作)
次に後端ガイド504のラフセット検知の概要について図2を用いて説明する。上述したように、後端ガイド504は収容された用紙のサイズに応じて適切な位置にセットされる必要がある。しかし、後端ガイド504は手動で位置決めされるので、正しい位置にセットされないこともありうる。そこで、後端ガイド504が適切な位置にセットされているか否かを判断する後端ガイド位置検知(以降、後端ラフセット検知と称す)が実行される。以下、後端ラフセット検知動作について説明する。
図2(a)に示すように、用紙束501の最上位の用紙Pの紙面は、紙面検知センサ525により検知される。給紙部のリフタの上昇動作、および、後述するエア分離機構151による用紙束の捌き動作により、用紙と共に紙面検知部材526が持ち上げられることで、紙面検知部材526のセンサフラグが移動し、紙面検知センサ525による紙面検知が行われる。
また、用紙束後端には、用紙の上昇により上方向に持ち上げられる後端検知部材160が後端ガイド504の上端に備えられている。用紙束の後端により後端検知部材160が持ち上げられると、後端センサ161が後端検知部材160の上昇を検知する。この状態は、後端ガイド504と用紙束が正しく接触している事を意味している。即ち、この状態は用紙束に対して後端ガイドが正しく位置決めされている事を示している。
一方、図2(b)に示すように後端ガイド504が用紙束の後端に正しく位置決めされていない場合について説明する。図2(b)は、紙面検知センサ525により用紙束の最上位の用紙の紙面を検知している状態である。よって、本来であれば、後端検知部材160が持ち上げられる位置に用紙束がある状態である。このように、紙面検知センサ525により紙面が検知されているにもかかわらず、後端検知部材160が持ち上げられていない状態は、用紙束に対して後端ガイド504が正しく位置決めされていないことを示している。即ち、紙面検知センサ525が紙面を検知するまで用紙束を上昇させたときの後端センサ161の検知結果に基づいて、後端ガイド504が用紙束の後端側の端面に位置決めされているか否かを検知する。
本実施形態における封筒の形状を図14に示す。図14に示すような封筒を、フラップ部が給紙方向に対して後端側、そして表面が下側になるように用紙収容部503にセットするものとする。一般的な封筒は、フラップ部と逆側の袋になっている部分の厚みがフラップ部側よりも大きくなる。そのため、給紙方向に対して先端側が後端側に比べて盛り上がる。このため、用紙収容部503に封筒がセットされ、前述の紙面検知動作を行った場合の収納庫の状態は図3(c)のようになる。図に示す通り、紙面検知センサ525が紙面を検知するまで用紙束を上昇させても、後端センサ161は紙面を検知しない状態となってしまう。
次に図8のフローチャート、及び図10を用いて、用紙収容部503の後端ガイド504のラフセット検知の動作について説明する。図8、図10の処理は用紙給送装置制御部951のCPU950によって実行される。なお、CPU950が開閉検知センサ5030によりドアのオープン及びその後のドアクローズを検知すると、図8のフローチャートに示す処理が開始される。
CPU950は、S1000及びS1001で、用紙収容部の紙面検知センサ525がオンであるか否か及び下限センサ2006がオフであるか否かを判断する(S1000,S1001)。CPU950は、紙面検知センサ525がオンかつ、下限センサ2006がオフであると判断した場合、リフタモータM205によりリフタ505を下降させて、紙面検知センサ525がオフする位置まで用紙束501を下降させる(S1002)。CPU950は、紙面検知センサ525がオフしていれば、紙面検知センサ525がオンするまでリフタ505を上昇させる(S1003、S1004)。なお、S1001で下限センサ2006がオフでない場合は、既に紙面センサ525がオンしているので、リフタ505は上昇せず、処理はS1005へ進む。紙面センサ525がオンになると、CPU950は、リフタ505の上昇を停止させる(S1013)。次にCPU950は、用紙収容部503の用紙種類として封筒が設定されているか否かを判断する(S1005)。用紙種類が封筒以外に設定されている場合、CPU950は、S1007で後端センサ161の状態を確認する。用紙種類が封筒に設定されている場合、CPU950は、S1006でリフタ505をさらに300[msec]の時間だけ上昇させる。その後、CPU950は、S1007で後端センサ161の状態を確認する。
尚、本実施形態では、リフタ505を所定時間(300[msec])上昇させているが、時間ではなく所定距離上昇させても構わない。
S1007で後端センサ161がオンである場合は、後端ガイド504が用紙束501の後端位置に正しく位置決めされていることになる。即ち、用紙種類が封筒である場合、後端ガイド504が正しく位置決めされていれば、積載された用紙束の後端側の高さが先端側の高さよりも低いとしても所定時間リフタ505が上昇すれば、後端センサ161はオンするはずである。従って、後端センサ161がオンすれば、後端ラフセット検知処理は終了する。
一方、S1007で後端センサ161がオフの場合は、後端ガイド504が正しく位置決めされていないことになるので、CPU950は、CPU901に警告画面の表示を要求するコマンドを通知する。警告画面の例を図10(a)に示す。
次にCPU950は、開閉検知センサ5030により用紙収容部505のドアがオープンされたか否かを判断する(S1009)。ドアがオープンされていない場合、CPU950は、表示部620の警告表示をユーザにより解除されたことを示すステータス情報をCPU901から受信したか否かを判断する(S1012)。
S1012におけるステータス情報について説明する。図10(a)の警告画面内の「この画面を閉じる」ボタンが押下されると、CPU901は警告表示を消去して図7(a)の初期画面に戻すとともに、このステータス情報をCPU950へ通知する。ここでは、例えば、設定された用紙種類と用紙収容部505に実際にセットされた用紙種類とが同じである場合を想定している。この場合は、後端ガイド504が用紙束501に正しく位置決めされていない状態である。この場合、後端ラフセット検知処理は終了する。
図10(a)の警告画面内の「用紙設定」ボタンが押下されると、CPU901は警告表示を消去して図7(c)の用紙設定画面に遷移させるとともに、このステータス情報をCPU950へ通知する。ここでは、例えば、設定された用紙種類と用紙収容部505に実際にセットされた用紙種類とが異なる場合を想定している。例えば、用紙設定が「普通紙」で収容部505にセットされた用紙が「封筒」である場合、S1005の判断は「普通紙」であるため、封筒がセットされてもS1006のリフタ505の上昇動作は行われない。その結果、図3(c)に示したように、後端検知部材160と用紙束の上面が当接せず、結果として後端ガイド504に設けられたセンサ161が用紙束を検知しない状態になる。よって、このタイミングで図10(a)の画面に「用紙設定」ボタンが表示されて、ユーザに対して用紙の再設定が促される。これにより、再設定がなされれば、次回以降の後端ラフセット検知時が正しく行われる。
CPU950は、S1009で開閉検知センサ5030の出力に基づいて、用紙収容部505のドアがオープンされたことを判断すると、開閉検知センサ5030の出力に基づいてドアがクローズされたか否かを判断する(S1010)。CPU950は、S1010でドアがクローズされたことを判断すると、表示部620の警告表示の解除を要求するコマンドを図示しない通信手段を介してCPU901に通知し(S1011)、S1000の処理に戻る。なお、CPU901はこのコマンドを受けると操作表示部の画面を図7(a)の初期画面に戻す。
次に後端ラフセット検知時の表示制御について図11のフローチャートを用いて説明する。この処理はCPU901により所定時間ごとに定期的に実行される。
CPU901は、用紙給送装置制御部951のCPU950から警告画面の要求コマンドを受信したか否かを判断する(S1100)。CPU901は、コマンドを受信すると、操作表示装置制御部941に対して警告画面を表示する要求を図示しない通信手段を介して通知する(S1101)。これにより、表示部620には、図10(a)の画面が表示される。
次にCPU901は、CPU950警告表示の解除要求コマンドを受信したか否か及び表示部620の「この画面を閉じる」ボタンが押下されたか否かを待機する(S1102)。CPU901は、警告表示の解除要求コマンドを受信する或いは「この画面を閉じる」ボタンの押下を検知すると、操作表示装置制御部941に対して警告画面の表示の解除要求を通知し(S1103)、表示部620の警告画面を解除したことを、CPU950へ通知する(S1104)。
以上の説明のように、用紙種類の設定が封筒であった場合は、封筒以外のときよりもリフタ505が上昇した状態で後端ラフセットの判断が行われる。さらに、用紙種類の設定と実際にセットされた用紙種類が異なる場合においても、ユーザに正しい操作を行ってもらうための報知が行われる。このような制御を行う事で、例えば封筒のように搬送方向の先後端で厚みの異なるような用紙を給紙部にセットされた場合においても正しく後端ラフセット検知を行う事が可能となる。
(第2の実施の形態)
図9のフローチャート及び図12を用いて、第2の実施形態における後端ラフセット検知動作について説明する。
第1の実施形態では、後端ラフセット検知の結果によって、図10(a)に示す報知画面を表示し、用紙の再セット及び用紙設定の変更を促す画面を表示していた。第2の実施形態では、後端ラフセット検知の結果によって、図10(b)に示す報知画面を表示し、それ以降の後端ラフセット検知を行うか否かが制御される。
S2000からS2004までの処理は図8のS1000からS1004までの処理と同じなため説明を省略する。S2004で紙面検知センサ525がONの場合、CPU950は、FLAGの値を判断して、後端センサ161の検知、すなわち、後端ラフセット検知を行うか否かを判断する(S2014)。
FLAGの値が1でなければ、CPU950は、後端ラフセット検知処理を終了させる。FLAGの値が1であれば、処理はS2005へ進む。S2005からS2012までの処理は図8のS1005〜S1012までの処理と同じなので説明を省略する。
S2012で表示部620の警告表示が解除されたことをCPU901から受信した場合、CPU950は、表示部620に表示された「今後この画面を表示しない」ボタンが押下されたか否かを判断する(S2015)。該ボタンが押された場合、CPU950は、表示部620の警告表示が解除されたと判断し、FLAGに0をセットして(S2016)、FLAGの値が0に変化したことをCPU901に送信する処理を行う(S2017)。「今後この画面を表示しない」ボタンが押下されていない場合は、処理を終了する。
次に、第2の実施形態における表示部620の警告表示について説明する。S2007で後端センサ161がOFFの場合は、CPU950は、CPU901に警告画面の表示を要求するコマンドを通知する。警告画面の例を図10(b)に示す。
図10(b)の画面で「この画面を閉じる」ボタンが押下されると、CPU901は図10(b)の警告表示を消去して、図7(a)の初期画面に戻すとともに、このステータス情報をCPU950へ通知する。ここでは、例えば、操作部から設定された用紙種類と用紙収容部505に実際にセットされた用紙種類が同じである場合を想定している。この場合は、後端ガイド504が用紙束501に正しく位置決めされていない状態で、後端ラフセット検知処理が終了する。
図10(b)の画面で「用紙設定」ボタンが押下されると、CPU901は警告表示を消去して、図7(c)の用紙設定画面を表示させるとともに、このステータス情報をCPU950へ通知する。ここでは、例えば、操作部から設定された用紙種類と用紙収容部505に実際にセットされた用紙種類とが異なる場合を想定している。例えば、用紙設定が「普通紙」で収容部505にセットされた用紙が「封筒」である場合、S2005の判断では「普通紙」であるため、封筒がセットされてもS2006におけるリフタ505の上昇動作は行われない。その結果、図3(c)に示したように、規制部材と用紙束の上面とが当接せず、後端ガイド160に設けられたセンサ161が検知状態とならない。よって、第1の実施形態と同様、このタイミングで図10(b)の画面に「用紙設定」ボタンを表示させて、ユーザに用紙の再設定を促すことで、次回以降の後端ラフセット検知時が正しく行われるようにしている。
また、図10(b)の画面で「今後この画面を表示しない」ボタンが押下されると、CPU901は警告表示を消去して、図7(a)の初期画面に戻すとともに、このステータス情報をCPU950へ通知する。更に、S2016で後端ラフセット検知を行うか否かを判断するFLAGが0にセットされるので、次にS2014が実行されると後端ラフセット検知は行われなくなる。
次に、後端ラフセット検知動作の実行可否を判断する制御の詳細について図12のフローチャートを用いて説明する。この処理はCPU901により所定時間ごとに定期的に実行される。
CPU901は、後端ラフセット検知を行うか否かを判断する変数Xに1をセットする(S2100)。変数Xが1の場合には、後端ラフセット検知を行う設定である。次に、図10(c)に示す「ラフセット検知ON」ボタンがユーザによって押下されたか否かを判断する(S2101)。「ラフセット検知ON」ボタンが押下されると、変数Xが否かを判断し(S2102)、変数Xが0であれば、変数Xを1にセットし(S2103)、変数Xが1であれば、変数Xを0にセットする(S2104)。即ち、CPU901は、現在の変数Xの値とは異なる値を変数Xにセットする。
次に、用紙給送装置制御部951による後端ラフセット検知の判断結果によっても以降の後端ラフセット検知の実行可否を判断するため、CPU901は、用紙給送装置制御部951からFLAGの情報を受信しているか否かの判断する(S2105)。FLAG情報を受信している場合、CPU901は、FLAGの値が1であるか否か判断する(S2106)。CPU901は、FLAGの値が1であれば変数Xに1をセットし(S2107)、FLAGの値が0であれば変数Xに0をセットする(S2108)。
FLAG情報を受信していない場合或いは変数Xの値がセットされた後に、CPU901は、変数Xの値によってラフセット検知が有効であるのか無効であるのかの結果を操作表示装置制御部941及び用紙給送装置制御部951に通知する処理を行う。即ち、変数Xが1か否かを判断し(S2109)、変数Xが1である場合、CPU901は、後端ラフセット検知が有効であることを操作表示装置制御部941及び用紙給送装置制御部951に通知する(S2110,S2111)。また、変数Xが0である場合、CPU901は、後端ラフセット検知が無効であることを操作表示装置制御部941及び用紙給送装置制御部951に通知する(S2112,S2113)。
このとき、操作表示装置制御部941は、図10(c)に示す表示部620の「ラフセット検知ON」ボタンの表示を変更する。具体的には、後端ラフセット検知が有効である場合は、「ラフセット検知ON」ボタンが白抜き文字表示になる。後端ラフセット検知が無効である場合は、「ラフセット検知ON」ボタンが黒抜き文字表示になる。
次に、S2111或いはS2113で後端ラフセット検知が有効か無効を用紙給送装置制御部951に通知した時の用紙給送装置制御部951の動作について図13を用いて説明する。この処理は用紙給送装置制御部951のCPU950により所定時間ごとに定期的に実行される。
CPU950は、操作表示装置制御部941から後端ラフセット検知が有効か無効かの情報を受信したか否かを判断する(S2020)。情報を受信した場合、後端ラフセット検知が勇往であるか否かを判断し(S2021)、有効であればFLAGを1にセットし(S2022)、後端ラフセット検知が無効であればFLAGを0にセットする(S2023)。これにより、後端ラフセット検知を行わないようにFLAGが0に設定された場合でも、ユーザの判断により再度後端ラフセット検知を有効にすることが可能となる。
以上の説明のように、第2の実施形態では、ユーザの選択により後端ラフセット検知の実行可否を決定することができ、毎回図10(b)の画面を表示させないようにすることで、ユーザにとって使い勝手の良いシステムを提供することができる。
なお、上述した後端ラフセット検知動作は用紙収納部503以外の収納部に対しても実行することができる。
また、第2の実施形態では、用紙給送装置制御部951でのラフセット検知で後端センサ161が正しくセットされていないと判断された場合に以降のラフセット検知を有効にするか無効にするかの判断を行っていた。しかし、「ラフセット検知ON」ボタンの操作により後端ラフセット検知の実行有無を切り替えても構わない。
また、上述した各実施形態では、フラップがある側が後端側になり、且つフラップが開いた状態で収容されるものとして説明したが、フラップがある側が先端側になり、且つフラップが閉じている状態で収容される場合にも、上記と同様の現象が発生する。従って、そのような収容状態においても上述した制御を適用可能である。
2 用紙給送装置
10 画像形成装置
F150 吸引ファン
F151 捌きファン
151 捌きノズル
160 後端検知部材
161 後端センサ
350 プリンタ
502 吸引ベルト
504 後端ガイド
505 リフタ
525 紙面検知センサ
526 紙面検知部材

Claims (18)

  1. 複数の用紙からなる用紙束を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される用紙の種類を設定する設定手段と、
    前記収容手段に収容された用紙束を昇降させる昇降手段と、
    前記収容手段に収容された用紙を給送する給送手段と、
    前記給送手段による給送方向において、前記収容部に収容された用紙束の後端側の端面を規制するための移動可能な規制部材と、
    前記規制部材と共に移動し、前記用紙束の後端側の紙面を検知する後端検知手段と、
    前記後端検知手段の検知結果に基づいて前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされているか否かを検知する検知動作を行うとともに、前記設定手段により給送方向の先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されている場合、前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されていない場合に比べて前記昇降手段により用紙束の位置を上昇させた状態で前記検知動作を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする用紙給送装置。
  2. 更に、前記収容手段に収容された用紙束の紙面を検知する紙面検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されている場合は、前記紙面検知手段が前記用紙束の紙面を検知するまで前記昇降手段により前記用紙束を上昇させた位置から更に上昇させた位置で前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされているか否かを検知することを特徴とする請求項1記載の用紙給送装置。
  3. 前記制御手段は、前記後端検知手段が前記用紙束の後端側の紙面を検知している場合に、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていると決定し、前記後端検知手段が前記用紙束の後端側の紙面を検知していない場合に、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙給送装置。
  4. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、前記規制部材の位置が適正でないことを示す警告を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の用紙給送装置。
  5. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、その後の前記検知動作を無効にする指示を入力するための画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の用紙給送装置。
  6. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、前記設定手段による設定画面を表示させる指示を入力するための画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の用紙給送装置。
  7. 前記検知動作の実行可否を設定するための指示を予め入力する入力手段を有し、
    前記制御手段は、前記入力手段により前記検知動作を実行しない指示が入力されている場合、前記検知動作を行わないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の用紙給送装置。
  8. 前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙は封筒であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の用紙給送装置。
  9. 封筒の給送方向において厚みが薄い側が後端側になるように封筒が前記収容手段に収容されることを特徴とする請求項8記載の用紙給送装置。
  10. 複数の用紙からなる用紙束を収容する収容手段と、
    前記収容手段から給送される用紙に像形成を行う像形成手段と、
    前記収容手段に収容される用紙の種類を設定する設定手段と、
    前記収容手段に収容された用紙束を昇降させる昇降手段と、
    前記収容手段に収容された用紙束にエアを吹き付けることにより前記用紙束の複数の用紙を捌く捌き手段と、
    前記捌き手段により捌かれた用紙を給送する給送手段と、
    前記給送手段による給送方向において、前記収容部に収容された用紙束の後端側の端面を規制するための移動可能な規制部材と、
    前記規制部材と共に移動し、前記用紙束の後端側の紙面を検知する後端検知手段と、
    前記後端検知手段の検知結果に基づいて前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされているか否かを検知する検知動作を行うとともに、前記設定手段により給送方向の先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されている場合、前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されていない場合に比べて前記昇降手段により用紙束の位置を上昇させた状態で前記検知動作を行うよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 更に、前記収容手段に収容された用紙束の紙面を検知する紙面検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙が設定されている場合は、前記紙面検知手段が前記用紙束の紙面を検知するまで前記昇降手段により前記用紙束を上昇させた位置から更に上昇させた位置で前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされているか否かを検知することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記後端検知手段が前記用紙束の後端側の紙面を検知している場合に、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていると決定し、前記後端検知手段が前記用紙束の後端側の紙面を検知していない場合に、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、前記規制部材の位置が適正でないことを示す警告を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、その後の前記検知動作を無効にする指示を入力するための画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 更に、情報を表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記規制部材が前記用紙束の端面に位置決めされていないと決定した場合、前記設定手段による設定画面を表示させる指示を入力するための画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記検知動作の実行可否を設定するための指示を予め入力する入力手段を有し、
    前記制御手段は、前記入力手段により前記検知動作を実行しない指示が入力されている場合、前記検知動作を行わないことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記先端側と後端側とで厚さの異なる用紙は封筒であることを特徴とする請求項10乃至16の何れか1項に記載の画像形成装置。
  18. 封筒の給送方向において厚みが薄い側が後端側になるように封筒が前記収容手段に収容されることを特徴とする請求項17記載の画像形成装置。
JP2015085301A 2015-04-17 2015-04-17 用紙給送装置及び画像形成装置 Pending JP2016204080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015085301A JP2016204080A (ja) 2015-04-17 2015-04-17 用紙給送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015085301A JP2016204080A (ja) 2015-04-17 2015-04-17 用紙給送装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016204080A true JP2016204080A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57488754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015085301A Pending JP2016204080A (ja) 2015-04-17 2015-04-17 用紙給送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016204080A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4269297A1 (en) 2022-04-28 2023-11-01 Konica Minolta, Inc. Article supporter, supply device, and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4269297A1 (en) 2022-04-28 2023-11-01 Konica Minolta, Inc. Article supporter, supply device, and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4641503B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5138653B2 (ja) 画像読取装置
JP5958401B2 (ja) 画像形成システム及び中間装置
US10663904B2 (en) Image forming apparatus
WO2010150363A1 (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法及びプログラム
JP6104415B2 (ja) 用紙給送装置
CN112055125A (zh) 片材传送装置、原稿读取装置和成像设备
JP2011013678A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2017128403A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP4321534B2 (ja) 原稿搬送装置
JP6529322B2 (ja) 用紙給送装置及び画像形成装置
KR20200049629A (ko) 원고를 판독하는 화상 판독 장치, 그 제어 방법 및 기억 매체
JP5807655B2 (ja) 画像形成システム及び中間装置
JP2011001167A (ja) シート積載装置
JP2016204080A (ja) 用紙給送装置及び画像形成装置
JP2010265044A (ja) 自動原稿搬送装置及びその自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置
JP5344586B2 (ja) シート積載装置、その制御方法、及びプログラム
JP5608720B2 (ja) 画像形成装置
JP2014030087A (ja) 画像形成装置
JP7102206B2 (ja) シート給送装置
JP4498063B2 (ja) 画像形成装置
JP2006267404A (ja) 画像形成装置
JP2019218178A (ja) 画像形成システムおよび制御方法
JP2021181380A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP6330694B2 (ja) 画像形成装置