JP2016030276A - 金型の製造方法 - Google Patents

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【課題】冷却回路管の位置ずれを発生しにくくする。【解決手段】折り曲げ加工された冷却回路管3の端部を固定して鋳包むことにより金型1を製造する方法であって、冷却回路管3には、金型1のキャビティ面から遠ざかる方向に環状に曲げられた熱膨張緩衝部3bが設けられている。これにより、冷却回路管3を鋳包む際に冷却回路管3の全体が熱膨張により変形しても、環状に曲げられた熱膨張緩衝部3bでその変形が吸収されるため、キャビティ面2a付近の冷却回路管3の位置ずれを防止することができる。これにより冷却回路管3は、予定された冷却性能を達成する。【選択図】図1

Description

本発明は、折り曲げ加工された冷却回路管が内部に配置された金型の製造方法に関する。
従来、このような分野の技術として、特開平03−189061号公報がある。この公報では、金型用合金の固化時(鋳造時)に、折り曲げ加工により変形された冷却回路管が鋳包まれる金型の製造方法が開示されている。この方法によると、冷却回路管を鋳造金型の表面形状に追従して配置させることができるため、冷却回路管の冷却効果の高めることができる。
特開平03−189061号公報
しかしながら、前述した従来の金型の製造方法に用いられる型材の多くは、鉄からなる高融点の材料であるため、この型材を1200℃以上の高温流体にして注湯する際には、その熱によって冷却回路管が熱膨張して変位する。また、高温流体の型材が凝固する際には、冷却回路管は収縮に従って変形するが、周囲の肉厚の差によって均一には変形しない。したがって、キャビティ面付近において冷却回路管の位置ずれが発生するという問題がある。
本発明は、冷却回路管の位置ずれが発生しにくい金型の製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる金型の製造方法は、折り曲げ加工された冷却回路管の端部を固定して鋳包むことにより金型を製造する方法であって、前記冷却回路管には、前記金型のキャビティ面から遠ざかる方向に環状に曲げられた熱膨張緩衝部が設けられている。
これにより、冷却回路管を鋳包む際に冷却回路管の全体が熱膨張により変形しても、環状に曲げられた熱膨張緩衝部でその変形が吸収されるため、キャビティ面付近の冷却回路管の位置ずれを防止することができる。これにより、冷却回路管は、予定された冷却性能を達成することができる。
本発明によれば、冷却回路管の位置ずれを発生しにくくできる。
金型内に冷却回路管が配置された状態を示す正面図である。 金型注湯部に注湯されたときの熱膨張緩衝部の状態を示す断面図である。 金型注湯部の注湯が凝固したときの熱膨張緩衝部の状態を示す断面図である。 熱膨張により熱膨張緩衝部が変形した状態を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、金型成形用の鋳型1には、溶湯が注湯される金型注湯部が形成されと、鋳型1の内部には金型注湯部2に鋳包まれて冷却回路として構成される冷却回路管3が配置される。
金型注湯部2には、冷却回路管3を内部に鋳包む状態となるように、高温の溶融金属が注湯される。これにより金型注湯部2には、金型のキャビティ面2aが形成される。
冷却回路管3は、金型注湯部2の外部で固定されている固定部3aと、金型注湯部2により形成されたキャビティ面2aの付近においてキャビティ面2aに沿うように形成された3箇所の第1の屈曲部3A,3B,3Cと、2箇所の第1の屈曲部3A,3Bの間においてキャビティ面2aから離れるように形成された第2の屈曲部3dと、熱膨張緩衝部3bと第1の屈曲部3cとの間に設けられ、熱膨張緩衝部3bがキャビティ面2aから遠ざかるように屈曲した第3の屈曲部3eと、冷却回路管3の熱膨張による変位を吸収すると共に、第3の屈曲部3eと第1の屈曲部3Aとの間に形成された熱膨張緩衝部3bと、を備える。
固定部3aは、冷却回路管3のそれぞれの端部に設けられている。固定部3aは、金型注湯部2に高温の溶湯が注湯され、冷却回路管3が熱膨張により変位する場合に、金型注湯部2の外部で冷却回路管3を保持する。
熱膨張緩衝部3bは、冷却回路管3において、キャビティ面2aから遠ざかる方向に環状に曲げられた熱膨張緩衝形状を有する部位である。また熱膨張緩衝部3bは、キャビティ面2aから離れた位置に配置されている。矩形の熱膨張緩衝部3bのコーナーの曲率半径は10mmである。例えば熱膨張緩衝部3bでは、冷却回路管3の表面がRz=0.8以下に鏡面研磨されている。また図2に示すように、熱膨張緩衝部3bでは、鏡面研磨された箇所の表面に、塗型4が0.6mm以上1mm以下の厚みで塗布されており、この塗型4上には揮発性物質5が塗布されている。なお上記の数値は例示である。
第1の屈曲部3A,3B,3Cは、キャビティ面2a付近に設けられている。より具体的には、キャビティ面2aには、製造する製品の形状に合わせて凹凸が設けられており、第1の屈曲部3cは、この凹凸形状に応じて、金型により成型される成型品が、成型される際に優先して冷却されるべき箇所の付近に配置されている。金型を用いて製品を製造する場合には、第1の屈曲部3A,3B,3Cにおいて、キャビティ面2a付近の成型品の冷却が行われる。
第2の屈曲部3dは、2つの第1の屈曲部3A,3Bの間に設けられたV字型に屈曲した部分である。第2の屈曲部3dは、キャビティ面2aから遠ざかる方向に屈曲している。また、第1の屈曲部3cに対して変形する応力が発生するような場合に、第2の屈曲部3dでその応力を吸収する。
第3の屈曲部3eは、熱膨張緩衝部3bと第1の屈曲部3Bの間に設けられている。言い換えると第3の屈曲部3eは、キャビティ面2a付近に設けられた第1の屈曲部3Bの端に接続し、冷却回路管3がキャビティ面2aから遠ざかるように屈曲している。これにより第3の屈曲部3eは、熱膨張緩衝部3bをキャビティ面2aから遠ざける。
次に、図1〜図3を参照して、鋳型1による金型の製造方法について説明する。
図1に示すように、冷却回路管3は、固定部3aにおいて端部が固定された状態で、第1の屈曲部3cが金型のキャビティ面2aの付近に配置されると共に、第3の屈曲部3eによって、キャビティ面2aから遠ざけられた位置に、冷却回路管3を環状に曲げた熱膨張緩衝形状を有する熱膨張緩衝部3bが配置されるように形成される。
図2に示すように、熱膨張緩衝部3bでは、表面が鏡面研磨された冷却回路管3の表面に塗型4が塗布されている。この塗型4は、熱膨張緩衝部3bにだけ塗布されるものであってもよく、冷却回路管3の他の部位にも塗布されるものであっても良い。その後、熱膨張緩衝部3bに塗布された塗型4の上に、揮発性物質5が塗布される。ここで揮発性物質5とは、例えば防錆油である。
次に、金型注湯部2に溶湯が注湯される。このとき、熱膨張緩衝部3bにおける冷却回路管3に塗布された塗型4及び揮発性物質5が揮発してガス状になる。ここで、熱膨張緩衝部3bにおける冷却回路管3の表面が鏡面研磨されていることにより、冷却回路管3の表面に一様にガスがまとわりつきやすい状態となる。
その後、図3に示すように、金型注湯部2に注湯された溶湯が凝固する。このとき、熱膨張緩衝部3bでは、塗布された塗型4及び揮発性物質5が揮発ガスになり、冷却回路管3の変位を可能にする隙間6が形成される。
これにより、例えば熱膨張緩衝部3bの付近の肉厚が厚い場合や、鋳型1に冷やし金を配置することによって吸熱され金型注湯部2に注湯された溶湯において、熱膨張緩衝部3bが他の部位より先に凝固するような場合であっても、熱膨張緩衝部3bの周囲に隙間6が確保されているので、この隙間6内で熱膨張緩衝部3bが動くことができる。
ここで熱膨張緩衝部3bでは、変形抵抗が小さいことから、冷却回路管3が変形する応力が発生した場合に他の箇所よりも変形しやすい。また、熱膨張緩衝部3bは環状であるため、環状の外側方向のいずれの方向にも変形しやすい。これにより、図4に示すように、熱膨張緩衝部3bが外側に広がるように大きく変形することより、その他の箇所における冷却回路管3の熱膨張による変形を熱膨張緩衝部3bで吸収することができる。したがって、キャビティ面2a付近に配置された第1の屈曲部3cの変形を抑制することができる。その結果、冷却性能を発揮させたいキャビティ面2a付近において、冷却回路管3の位置ずれを発生しにくくすることができる。これにより冷却回路管3は、予定された冷却性能を発揮することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記では熱膨張緩衝部3bが、冷却回路管3の一箇所に形成されているものとして説明したが、複数の熱膨張緩衝部3bが形成されていても良い。
1…鋳型 2…金型注湯部 2a…キャビティ面 3…冷却回路管 3a…固定部 3b…熱膨張緩衝部 3A,3B,3C…第1の屈曲部 3d…第2の屈曲部 3e…第3の屈曲部 4…塗型 5…揮発性物質 6…隙間

Claims (1)

  1. 折り曲げ加工された冷却回路管の端部を固定して鋳包むことにより金型を製造する方法であって、
    前記冷却回路管には、前記金型のキャビティ面から遠ざかる方向に環状に曲げられた熱膨張緩衝部が設けられている、
    金型の製造方法。
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