JP2016029868A - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ステップS1では、エレベータの通常運転を実行している間に回転エンコーダ故障検出部14によって、回転エンコーダ8、電流検出器10等の信号を利用して回転エンコーダ8の動作が監視されている。尚、この監視動作は別の時間間隔で起動される制御フローで監視しても良いもので、この場合は、異常検出されたことを示すフラグをチェックすることで異常検出を行うことができる。
ステップS2では、回転エンコーダ故障検出部14によって回転エンコーダ8の動作に異常が生じたかどうかを判断している。回転エンコーダ8に異常が発生していない場合はステップS1に戻り、再び回転エンコーダ8の異常を監視する。一方、ステップS2で異常が発生したと判断されるとステップS3に進むことになる。
ステップS2で回転エンコーダ8に異常が発生したと判断されると、このステップS3が実行される。回転エンコーダ8が異常になると、回転エンコーダ8の信号が信頼できないものとなるので、乗りかご4の安全を考慮して同期電動機3の駆動を停止する必要がある。
ステップS3でダイナミックブレーキ装置9が作動されると、ダイナミックブレーキの作用によってモータ電流が生成されるので、モータ電流取得部15は回転エンコーダ故障検出部14による異常検出時点から同期電動機3が停止する停止時点まで、電流検出器10から継続的にモータ電流を取得してモータ電流記憶部16に記憶させる。
ステップS4でダイナミックブレーキ装置9の作動によって生成されるモータ電流が記憶されると、ステップS5では磁極位置演算部17によってモータ電流記憶部16に記憶させたモータ電流を使用して現在の磁極位置を推定演算する。この場合、異常検出時点t1の直前の磁極位置が基準となるものである。このような推定演算方法は多くの方法があるが、本実施例では次のようにして推定している。
ステップS5で磁極位置の推定演算を実行した後、ステップS6で同期電動機3が停止したかどうかを判断する。同期電動機3がまだ停止していないとステップS5に戻り、再び磁極位置の推定演算を実行する。一方、同期電動機3が停止したと判断されると、その時の磁極位置を停止位置と見做して確定する。この確定された磁極位置は、例えばマイクロコンピュータの記憶領域であるRAMに格納されるか、或いはフラッシュメモリの記憶領域に格納されて再起動時のベクトル制御の演算に使用される。
ステップS6で同期電動機3が停止して磁極位置が確定された後に、非常停止後の同期電動機3の再起動が実行される。このように、ダイナミックブレーキ装置9の作動時に推定演算した磁極位置を使用して再起動を行うため、同期電動機3の反転や脱調等の不安定動作が生じることがないものである。また、特許文献1のように、再起動時に磁極位置を求めるために電機子コイルに交番電圧を印加することがないので、これに基づく電磁騒音の発生が抑制されるものである。したがって、電磁騒音が発生して乗りかごや昇降路に隣接している居室に伝搬して異音として認識されることが無くなるものである。
ステップS7で同期電動機7の再起動が行われ、ステップS8で現在の状況をチェックして、乗りかご4を走行させて良いかどうかを判断する。この場合、通常の異常時運転の対応と同様に、再起動による乗りかご4の動作状況を監視して異常動作がないかどうかを判定する。判定の結果、異常がなければステップS9に進み、異常があるとステップS10に進むことになる。
ステップS8の判定の結果で異常がないと判定されると、同期電動機3を更に駆動して乗りかご4を最寄階に移動させ、乗客を最寄階で救出することになる。そして、回転エンコーダ8が故障しているので、これ以上のエレベータの運行を休止して回転エンコーダ8の修理や交換等の保守を行うものである。
ステップS8の判定の結果で異常があると判定されると、この状態で同期電動機3を駆動して乗りかご4を最寄階に移動させることは危険と見做し、同期電動機3を停止してその場で休止状態として待機する。その後は作業員による乗客の救出を待つことになる。
Claims (4)
- 乗りかごを昇降させる永久磁石回転子を用いた同期電動機の磁極位置を検出する回転エンコーダと、前記同期電動機とインバータ装置の間のモータ出力線に流れる電流を検出する電流検出器と、前記モータ出力線の相互を短絡して前記同期電動機にダイナミックブレーキをかけるダイナミックブレーキ装置と、少なくとも前記回転エンコーダと前記電流検出器の検出信号に基づいて前記同期電動機への電圧指令を演算して前記同期電動機を駆動する制御装置を備えたエレベータ制御装置において、
前記制御装置は、前記回転エンコーダの異常を検出して前記同期電動機に前記ダイナミックブレーキ装置によるダイナミックブレーキをかけてから前記同期電動機が停止するまでの前記モータ出力線に流れるモータ電流を取得し、前記モータ電流を用いて前記同期電動機が停止した時点の磁極位置を推定演算し、この推定演算された磁極位置を用いて前記同期電動機を再起動することを特徴とするエレベータ制御装置。 - 請求項1に記載のエレベータ制御装置において、
前記制御装置は、前記回転エンコーダの異常を検出して前記同期電動機が停止するまでの前記モータ出力線に流れるモータ電流を前記電流検出器から継続して取得するモータ電流取得部と、前記モータ電流取得部で取得したモータ電流を用いて前記同期電動機が停止した時点の磁極位置を推定演算する磁極位置演算部と、前記磁極位置演算部で推定演算した磁極位置を用いて前記同期電動機を再起動して前記乗りかごを最寄階まで移動する乗りかご駆動部を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 請求項2に記載のエレベータ制御装置において、
前記モータ電流取得部は前記回転エンコーダが異常と判断される直前の異常直前モータ電流を記憶しており、前記磁極位置演算部は前記異常直前モータ電流を基準にして磁極位置を推定演算することを特徴とするエレベータ制御装置。 - 請求項3に記載のエレベータ制御装置において、
前記磁極位置演算部は、前記モータ電流取得部に記憶された前記異常直前モータ電流の検出時の磁極位置を基準磁極位置とし、所定時間毎のモータ電流の変化分を位相に変換して前記基準磁極位置に足し込み、前記同期電動機が停止した時点の磁極位置を再起動時の磁極位置として確定することを特徴とするエレベータ制御装置。
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