JP2016020260A - 搬送車 - Google Patents

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実 藤原
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実 藤原
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Abstract

【課題】簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車を提供すること。
【解決手段】走行台車101と移載装置110とを備え、無人で荷物を搬送する搬送車100であって、移載装置110は、基台111と、トッププレート123を有するスライドフォーク120と、トッププレート123よりも下方に配置され、トッププレート123と係合することでトッププレート123に着脱自在に取り付けられるアタッチメント140でと、基台111に対してトッププレート123を昇降させる昇降装置150と、昇降装置150によってトッププレート123を所定の高さ位置まで下降させ、かつ、トッププレート123を第一方向に移動させることで、アタッチメントのトッププレート123への取り付けと、アタッチメントが取り付けられたトッププレート123の第一方向への進出とを行わせるコントローラ115とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、荷物の移載を行う移載装置を備える搬送車に関する。
従来、倉庫、クリーンルーム、工場、病院、図書館、または、野外などで荷物を搬送する搬送車であって、荷物の移載(受け渡し、出し入れ)を行う移載装置を備える搬送車が存在する。
また、上記の倉庫等において搬送および保管等される荷物のサイズは一定ではない場合があり、この場合、例えば荷物を収容するラックには、互いに異なるサイズの複数の荷物を収容することが求められる。
特許文献1には、スライドフォークで荷物の出し入れ行われるラック装置において、外側の組ほど高くなるように並べられた複数組の棚受を、水平ビーム上に配置することが開示されている。
このラック装置によれば、多種類の大きさの荷物を格納することができ、かつ、格納された荷物の側方へのずれが防止される。
特開平7−206119号公報
上述のように、倉庫等において扱われる荷物のサイズが統一されていない場合、荷物を収容するラックとして、例えば上記従来のラック装置を用いることで、様々なサイズの荷物の収容が可能である。
しかしながらこの場合、比較的大きな収容空間のそれぞれに小型の荷物が収容されることも考えられ、このことは、例えば、ラック内の空間の有効利用という観点からは不利である。
また、小型の荷物をパレットまたはケースなどに保持させることで、大型の荷物を収容可能なラックに収容させることも考えられるが、この場合も同様に、ラック内に有効利用されていない空間(無効空間)が増加するという問題がある。
そこで、収容可能な荷物の最大サイズが互いに異なる複数種類のラックを設置することで、各ラック内の空間の有効利用(無効空間の削減)を図ることが考えられる。
しかしながら、収容可能な荷物のサイズに応じた複数種類のラックが混在する場合、ラックの種類によって、荷物の出し入れが行われる間口の大きさが互いに異なるため、例えば、ラックの種類に応じた複数種類の搬送車を用意する必要がある。
また、一台の搬送車で、複数種類のラックに対する荷物の移載を行わせることも可能であるが、この場合、搬送車が備える移載装置が、間口の大小(荷物の大小)に対応する必要がある。
例えばスライドフォークで荷物を移載する移載装置であれば、機械的にスライドフォークの横幅(出退方向に直交する方向の幅)を可変にする機構を備えることが考えられるが、このことは、例えば移載装置の構造および制御の複雑化等の問題を招き得る。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、荷物の移載を行う移載装置を備える搬送車であって、簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するため、本発明の一態様に係る搬送車は、走行台車と、前記走行台車に配置された移載装置とを備え、無人で荷物を搬送する搬送車であって、前記移載装置は、前記走行台車に固定される基台と、前記基台に配置されたスライドフォークであって、前記基台に対して出退する荷載置板を有するスライドフォークと、前記基台において、前記荷載置板よりも下方に配置され、前記荷載置板と係合することで前記荷載置板に着脱自在に取り付けられるアタッチメントであって、前記荷載置板における荷物の載置可能面積を大きくするアタッチメントと、前記基台に対して前記荷載置板を昇降させる昇降装置と、前記昇降装置によって前記荷載置板を所定の高さ位置まで下降させ、かつ、前記荷載置板を、前記荷物の移載のために進出させるべき方向である第一方向に移動させることで、前記アタッチメントの前記荷載置板への取り付けと、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板の前記第一方向への進出とを行わせるコントローラとを備える。
この構成によれば、スライドフォークの荷載置板を所定の位置まで下降させて進出させることで、荷載置板に、荷物の載置可能面積を大きくするアタッチメントを取り付けることができ、かつ、そのまま、荷物の移載のための動作に移行させることができる。
つまり、スライドフォークに、荷物の移載のための通常の一連の動作とほぼ同じ一連の動作を行わせることで、スライドフォークに、通常よりも大きな荷物の移載を行わせることができる。
また、荷載置板へのアタッチメントの取り付けは、荷載置板の所定の方向(第一方向)への移動による荷載置板とアタッチメントとの係合によって行われる。そのため、荷載置板の逆方向への移動によってアタッチメントの荷載置板からの取り外しを行うことができる。
このように、本態様の搬送車は、荷物の移載を行う移載装置を備える搬送車であって、簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車である。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記荷載置板は、前記第一方向と交差する方向である第二方向の端部に設けられ、前記第二方向に突出する突出部を有し、前記アタッチメントは、前記突出部を上下方向に通過させる、切り欠き状に設けられた凹部と、前記凹部の下方かつ前記荷載置板が進出する側に設けられた、前記突出部と係合する係合部とを有し、前記荷載置板の突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記凹部を通過して前記凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第一方向に移動することで前記係合部に係合するとしてもよい。
この構成によれば、荷載置板は、荷載置板の側方から突出する突出部がアタッチメントの凹部の下方まで下降してから進出することで、アタッチメントと係合する。つまり、荷載置板は、アタッチメントとの干渉を避けながらアタッチメントの一部より下方の位置まで下降して水平方向に移動することで、アタッチメントを装着することができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記コントローラはさらに、前記昇降装置によって前記荷載置板を前記所定の高さ位置まで下降させ、かつ、前記荷載置板を第一方向とは反対方向である第三方向に移動させることで、前記アタッチメントの前記荷載置板への取り付けと、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板の前記第三方向への進出とを行わせ、前記荷載置板は、前記第二方向の端部において前記荷載置板の進出方向に並んで配置された2つの前記突出部である第一突出部と第二突出部とを有し、前記アタッチメントは、2つの前記凹部である第一凹部および第二凹部、並びに、2つの前記係合部である第一係合部および第二係合部を有し、前記荷載置板の第一突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記第一凹部を通過して前記第一凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第一方向に移動することで前記第一係合部に係合し、前記荷載置板の第二突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記第二凹部を通過して前記第二凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第三方向に移動することで前記第二係合部に係合するとしてもよい。
この構成によれば、スライドフォークは、互いに逆向きの方向である第一方向および第三方向の双方に対して出退することができる。また、スライドフォークは第一方向に進出する場合、および、第三方向に進出する場合のいずれの場合であっても、アタッチメントを装着することができる。
その結果、例えば、荷物の受け渡しの相手であるラックが、本態様の搬送車から見て第一方向および第三方向のいずれにある場合であっても、本態様の搬送車は、当該ラックに対する小型の荷物の移載および大型の荷物の移載を行うことができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記荷載置板は、前記荷物が載置される面に形成された、前記進出方向に対して傾いたテーパ面を有する第一テーパ部を有し、前記アタッチメントは、前記進出方向に並んで配置された、前記進出方向に対して傾いたテーパ面を有する2つの第二テーパ部を有し、前記2つの第二テーパ部のうちの一方は、前記荷載置板が前記第一方向に進出する場合に、前記第一テーパ部と前記第二方向に並ぶ位置に配置され、前記2つの第二テーパ部のうちの他方は、前記荷載置板が前記第三方向に進出する場合に、前記第一テーパ部と前記第二方向に並ぶ位置に配置されているとしてもよい。
この構成によれば、スライドフォークが第一方向に進出する場合および第三方向に進出する場合のいずれの場合であっても、荷載置板が有する1つの第一テーパ部が、アタッチメントの2つの第二テーパ部のいずれか一方と横並びになる(第二方向に並ぶ)。
そのため、上記いずれの場合であっても、大型の荷物が、少なくとも2つのテーパ部(第一テーパ部および第二テーパ部)によって安定的に荷載置板およびアタッチメントに載置される。
また、本発明の一態様に係る搬送車において、前記移載装置はさらに、前記アタッチメントの前記基台上における移動を規制する規制部材を有し、前記コントローラはさらに、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板を進出させた後に、前記荷載置板を初期位置まで退避させ、前記荷載置板の前記突出部は、前記荷載置板が前記初期位置まで退避する際に、前記アタッチメントが前記規制部材によって移動が規制されることで、前記係合部との係合を解除し、かつ、前記凹部の下方に到達するとしてもよい。
この構成によれば、アタッチメントのスライドフォーク(荷載置板)からの取り外しの確実性の向上を、構造上の仕組みで実現することができる。そのため、例えば、荷載置板からのアタッチメントの取り外しを確実に行わせるためのスライドフォークの昇降制御等が不要である。
本発明によれば、荷物の移載を行う移載装置を備える搬送車であって、簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車を提供することができる。
図1は、実施の形態における搬送車の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態における搬送車の構成の概要を示すブロック図である。 図3は、実施の形態におけるスライドフォークの高さ位置の変化を示す正面図である。 図4は、実施の形態におけるスライドフォークの通常時の進出動作を示す側面図である。 図5は、実施の形態におけるスライドフォークのアタッチメント装着時の進出動作を示す側面図である。 図6は、実施の形態におけるトッププレートおよびアタッチメントの外観の一例を示す斜視図である。 図7は、トッププレートとアタッチメントとの係合の様子を示す部分断面図である。 図8は、実施の形態におけるアタッチメントの取り外し手順の一例を示す図である。 図9は、実施の形態におけるアタッチメントの取り外し手順の別の一例を示す図である。 図10は、2つの規制部材に対応する2つの切欠き部を備えるアタッチメントの概要を示す部分断面図である。 図11は、それぞれがテーパ部を有するトッププレートおよびアタッチメントの外観を示す斜視図である。 図12は、図11に示すトッププレートとアタッチメントとが係合した状態を示す図である。
以下に、本発明の実施形態における搬送車ついて、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
まず、図1および図2を用いて、本発明の実施の形態における搬送車100の構成の概要を説明する。
図1は、実施の形態における搬送車100の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態における搬送車100の構成の概要を示すブロック図である。
図1に示す搬送車100は、無人で荷物の搬送を行う搬送車であり、例えば無線通信によって走行等の動作が制御される搬送車である。
搬送車100は、走行台車101と、走行台車101に配置された移載装置110とを備える。走行台車101は、例えば倉庫内の路面上または軌道上を走行する台車であり、走行を駆動するモータ等の動力源(図示せず)を備えている。
移載装置110は、ラック等から搬送車100への荷物の取り込み、および、搬送車100からラック等への荷物の送り出しを行う装置である。つまり、移載装置110は、搬送車100と外部との間で荷物の移載を行う装置である。
本実施の形態では、移載装置110は、図2に示すように、基台111と、スライドフォーク120と、アタッチメント140と、昇降装置150と、コントローラ115とを備える。
基台111は、走行台車101に固定された、移載装置110全体の基礎となる部分であり、スライドフォーク120等の要素が配置されている。なお、基台111は、走行台車101の一部によって構成されていてもよい。
スライドフォーク120は、複数のプレートを有し、テレスコピック構造により出退(伸縮)することで荷物の移載を行う装置である。スライドフォーク120は、出退を駆動するモータ等の動力源(図示せず)を有している。
アタッチメント140は、スライドフォーク120のトッププレート(図3を用いて後述)における荷物の載置可能面積を大きくする部材である。アタッチメント140は、トッププレートよりも下方に配置され、トッププレートと係合することでトッププレート(スライドフォーク120)に対して着脱自在に取り付け可能な部材である。アタッチメント140は、例えば、通常時においては使用されず、大型の荷物を移載するときにのみ、スライドフォーク120に取り付けられる。
なお、本実施の形態では、スライドフォーク120は、アタッチメント140が有する開口を上下方向に通過することで、アタッチメント140に対して上下することができる。
昇降装置150は、スライドフォーク120のトッププレートを昇降させる装置である。本実施の形態では、昇降装置150は、スライドフォーク120の全体を昇降させることで、トッププレートを昇降させる。
コントローラ115は、スライドフォーク120および昇降装置150の動作を制御する制御装置である。
本実施の形態では、コントローラ115は、例えば以下の制御を行う。すなわち、昇降装置150によってスライドフォーク120のトッププレートを所定の高さ位置まで下降させ、かつ、トッププレートを第一方向に移動させる。これにより、アタッチメント140のトッププレートへの取り付けと、アタッチメント140が取り付けられたトッププレートの第一方向への進出とが行われる。
なお、第一方向は、荷物の移載のために、トッププレートを進出させるべき方向であり、水平方向に平行ないずれかの方向である。本実施の形態では、例えば図1におけるX軸正の方向またX軸負の方向である。
また、コントローラ115による各種の制御は、例えば、中央演算装置と、メモリと、インターフェースとを備えたコンピュータが特定のプログラムを実行させることにより実現される。また、コントローラ115は、走行台車101を含む搬送車100の全体の動作を制御する制御装置によって実現されてもよい。
次に、本実施の形態における搬送車100が行う、スライドフォーク120へのアタッチメント140の取り付けのための動作について、図3〜図7を用いて説明する。
図3は、実施の形態におけるスライドフォーク120の高さ位置の変化を示す正面図である。
図4は、実施の形態におけるスライドフォーク120の通常時の進出動作を示す側面図である。
図5は、実施の形態におけるスライドフォーク120のアタッチメント140装着時の進出動作を示す側面図である。
なお、図3〜図5において、スライドフォーク120とアタッチメント140とを明確に識別できるように、スライドフォーク120を実線で図示し、アタッチメント140は点線で図示している。また、図5ではさらに、スライドフォーク120と基台111とを明確に識別できるように、基台111も点線で図示している。
スライドフォーク120は、図3〜図5に示されるように、ボトムプレート121、ミドルプレート122、およびトッププレート123を有する。
ボトムプレート121は、昇降装置150に下方から支持されるプレートであり、出退(X軸方向への移動)はしないプレートである。ミドルプレート122は、ボトムプレート121に沿って出退するプレートであり、トッププレート123は、ミドルプレート122に沿って出退するプレートである。つまり、スライドフォーク120は、上述のようにテレスコピック構造で出退する装置である。
トッププレート123は、荷載置板の一例であり、荷物が載置される板状の部材である。トッププレート123は、第一方向に交差する第二方向(Y軸方向)の端部に設けられ、第二方向に突出する突出部124を有する。この突出部124がアタッチメント140と係合した状態で、アタッチメント140とともにトッププレート123が進出する。突出部124とアタッチメント140との係合の詳細については、図6および図7を用いて後述する。
上記構成のスライドフォーク120は、図3に示すように、昇降装置150によって、少なくとも3つの高さ位置(Z軸方向の位置)に移動する。
具体的には、図3の(a)〜(c)に示すように、スライドフォーク120は、高さ位置が最も高い高さレベルH、高さ位置が最も低い高さレベルL、高さ位置が中程度の高さレベルMの少なくとも3段階で、高さ位置が調整される。
スライドフォーク120が、高さレベルMに位置された場合、ミドルプレート122およびトッププレート123は、図4に示すように、アタッチメント140と干渉せずに出退することができる。例えば、トッププレート123のみで荷物を受け取る場合に、スライドフォーク120は高さレベルMに位置した状態で当該荷物の方向に進出する。
なお、本実施の形態では、スライドフォーク120は、互いに逆向きである第一方向および第三方向に進出することができる。第一方向は、例えばX軸正の方向であり(図4の(a)参照)、この場合、第三方向はX軸負の方向(図4の(b)参照)である。つまり、第三方向も、第一方向と同じく、荷物の移載のためにトッププレート123を進出させるべき方向である。
その後、当該荷物の下方にトッププレート123が挿入されるまでトッププレート123が進出した後に、スライドフォーク120は、昇降装置150によって、高さレベルHまで上昇される。これにより、当該荷物は、トッププレート123によってすくい上げられる。
その後、スライドフォーク120は、高さレベルHのまま、退避(縮小)し、これにより、トッププレート123によってすくい上げられた当該荷物は、搬送車100に取り込まれる。
また、スライドフォーク120に荷物が載置されていない状態で、高さレベルLに位置された場合、トッププレート123は、アタッチメント140と係合することのできる高さに位置となる。
つまり、スライドフォーク120は、高さレベルLにある状態で進出した場合、図5に示すように、トッププレート123がアタッチメント140と係合した状態で進出する。
つまり、図5の(a)および(b)に示すように、スライドフォーク120は、荷物の移載のための進出動作によって、アタッチメント140の装着を行うことができる。
このようにしてアタッチメント140が取り付けられたスライドフォーク120は、当該荷物の下方にトッププレート123が挿入されるまで進出する。その後、スライドフォーク120は、昇降装置150によって、高さレベルHまで上昇される。これにより、当該荷物は、アタッチメント140が取り付けられたトッププレート123によってすくい上げられる。
その後、スライドフォーク120は、高さレベルHのまま退避(縮小)し、これにより、トッププレート123およびアタッチメント140によってすくい上げられた当該荷物は、搬送車100に取り込まれる。
このように、トッププレート123にアタッチメント140が取り付けられることで、搬送車100は、トッププレート123のみでは移載が不可能または困難な大きさの荷物の移載を行うことができる。
なお、搬送車100に取り込まれた荷物は、アタッチメント140がトッププレート123に取り付けられているか否かに関わらず、スライドフォーク120が高さレベルHに維持されたまま搬送される。
その後、当該荷物を載置すべき場所(例えば、ラック内の棚)の前で搬送車100が停止し、スライドフォーク120が高さレベルHの状態で、当該棚の方向に進出する。さらに、スライドフォーク120が高さレベルMまで下げられることで、当該荷物が当該棚に載置され、その後、スライドフォーク120のトッププレート123は初期位置まで退避される。
なお、トッププレート123にアタッチメント140が取り付けられている場合、この退避の際に、スライドフォーク120の動作に応じてアタッチメント140が取り外される。アタッチメント140の取り外し手順の例については図8を用いて後述する。
このように、本実施の形態では、スライドフォーク120において荷物が載置されるプレートであるトッププレート123にアタッチメント140が取り付けられることで、荷載置可能面積が広げられる。
具体的には、本実施の形態では、例えば図6および図7に示す態様で、トッププレート123にアタッチメント140が取り付けられる。
図6は、実施の形態におけるトッププレート123およびアタッチメント140の外観の一例を示す斜視図である。図7は、トッププレート123とアタッチメント140との係合の様子を示す部分断面図である。
なお、図6および図7では、トッププレート123およびアタッチメント140のみを図示し、ボトムプレート121およびミドルプレート122等の、移載装置110の他の要素の図示は省略している。また、図6では、トッププレート123とアタッチメント140との構造上の関係が明確になるように、トッププレート123をアタッチメント140から離して図示している。
さらに、図6では、6つの突出部124を互いに区別するために、6つの突出部124のそれぞれに124a〜124fのいずれかが付されている。また、6つの凹部141を互いに区別するために、6つの凹部141のそれぞれに141a〜141fのいずれかが付されている。図7では、アタッチメント140の凹部141aを含む一部の断面と、トッププレート123の突出部124aを含む一部の側面とが図示されている。
図6に示すように、トッププレート123は、第二方向(Y軸方向)の端部に設けられ、第二方向に突出する突出部124を有する。この突出部124がアタッチメント140と係合した状態で、アタッチメント140とともにトッププレート123が進出する。
具体的には、アタッチメント140は、突出部124を上下方向に通過させる切り欠き状に設けられた凹部141と、凹部141の下方かつトッププレート123が進出する側に設けられた、突出部124と係合する係合部144とを有する。
より詳細には、アタッチメント140は、スライドフォーク120が有する複数のプレートのうちの少なくともトッププレート123を上下方向に通過させる開口142を有し、当該開口の周縁に凹部141が設けられている。本実施の形態では、開口142は、アタッチメント140において、スライドフォーク120の全体が上下方向に通過可能な大きさおよび形状に設けられている。
つまり、図7の(a)および(b)に示すように、トッププレート123の突出部124は、コントローラ115の制御により、トッププレート123が所定の高さ位置まで下降することで、凹部141を通過して凹部141の下方に到達する。
なお、上記所定の高さ位置は、本実施の形態では、スライドフォーク120が高さレベルL(図3の(b)参照)にある場合におけるトッププレート123の高さ位置である。
突出部124はさらに、図7の(c)に示すように、トッププレート123が第一方向(X軸正の方向)に移動することで係合部144に係合する。その後、トッププレート123の進出に伴って、アタッチメント140も進出する。
本実施の形態では、図6に示すように、アタッチメント140をトッププレート123に着脱自在に取り付け可能とする突出部124と凹部141との組が6つ備えられている。
コントローラ115の制御により、スライドフォーク120が、高さレベルL(図3の(b)参照)にされた場合、これら突出部124のそれぞれが、当該突出部124に対応する凹部141を通過して、アタッチメント140の内部に挿入される。その後、トッププレート123が第一方向(X軸正の方向)に移動することで、突出部124のそれぞれが、当該突出部124に対応する係合部144に係合する。
これにより、アタッチメント140を、安定した状態でトッププレート123ともに荷物の移載のために進出させることができる。
また、コントローラ115は、図5の(b)に示すように、第一方向(X軸正の方向)とは反対方向の第三方向(X軸負の方向)へも、アタッチメント140が取り付けられたトッププレート123を進出させることができる。
具体的には、コントローラ115は、昇降装置150によってトッププレート123を所定の高さ位置まで下降させ、かつ、トッププレート123を第三方向(X軸負の方向)に移動させる。これにより、アタッチメント140のトッププレート123への取り付けと、アタッチメント140が取り付けられたトッププレート123の第三方向(X軸負の方向)への進出とが行われる。
このような動作を実現するために、トッププレート123およびアタッチメント140は以下の構成を有する。
すなわち、トッププレート123は、第二方向(Y軸方向)の端部においてトッププレート123の進出方向に並んで配置された2つの突出部124である第一突出部と第二突出部とを有する。
アタッチメント140は、2つの凹部である第一凹部および第二凹部、並びに、2つの係合部144である第一係合部および第二係合部を有する。
ここで、図6において、第一突出部は例えば突出部124aであり、第二突出部は例えば突出部124cである。この場合、第一凹部は凹部141aであり、第二凹部は凹部141cである。また、第一係合部は、凹部141aに対応する係合部144であり、第二係合部は、凹部141cに対応する係合部144である。
この場合、トッププレート123の突出部124aは、トッププレート123が所定の高さ位置まで下降することで、凹部141aを通過して凹部141aの下方に到達する。突出部124aはさらに、トッププレート123が第一方向(X軸正の方向)に移動することで、凹部141aよりも第一方向(X軸正の方向)側の係合部144に係合する。
また、トッププレート123の突出部124cは、トッププレート123が所定の高さ位置まで下降することで、凹部141cを通過して凹部141cの下方に到達する。突出部124cはさらに、トッププレート123が第三方向(X軸負の方向)に移動することで、凹部141aよりも第三方向(X軸負の方向)側の係合部144に係合する。
ここで、本実施の形態においてトッププレート123に備えられた6つの突出部124のうち、スライドフォーク120(トッププレート123)の進出方向であるX軸方向の両端の4つの突出部124(124a、124c、124d、124f)は、アタッチメント140を進出方向に押す役目も担っている(図5および図7参照)。
つまり、これら4つの突出部124のそれぞれに対応する係合部144は、図7に示す係合部144のように、アタッチメント140の一部であって、突出部124の上面と進出方向の端面とに当接する部分で構成されている。
また、トッププレート123におけるX軸方向の中央に位置する2つの突出部124(124b、124e)のそれぞれは、上面のみがアタッチメント140と当接する。つまり、これら突出部124のそれぞれは、当該突出部124に対応する係合部144と上下方向で係合することで、主としてアタッチメント140を下方から支持する役目を担っている。この場合、係合部144は、アタッチメント140の一部であって、これら突出部124の上面のそれぞれと当接する部分で構成される。
つまり、突出部124および係合部144は、突出部124と係合部144とが係合することで、トッププレート123の進出に伴うアタッチメント140の進出に寄与することのできる位置および構成であれば、各種の態様を採用することができる。
例えば、トッププレート123のX軸方向の両端の4つの突出部124(124a、124c、124d、124f)は、アタッチメント140を進出方向に押すように作用しなくてもよい。例えば、当該4つの突出部124は、中央の2つの突出部124(124b、124e)と同じく、係合部144と上下方向でのみ係合してもよい。
この場合、例えば、トッププレート123の前端(進出方向の端部)が、アタッチメント140を押すように作用することで、トッププレート123とともにアタッチメント140を進出させることができる。
また、6つの突出部124の全てが、トッププレート123の進出方向において、例えばアタッチメント140の内面に立設されたリブと当接することで、アタッチメント140を押すように作用してもよい。
以上説明したように、本実施の形態の搬送車100が備える移載装置110は、トッププレート123のみの荷載置面を用いて、または、アタッチメント140によって拡張され荷載置面を用いて、荷物の移載を行うことができる。つまり、比較的大きな荷物はアタッチメント140を用いて移載し、比較的小さな荷物は、アタッチメント140を用いずにトッププレート123のみで移載することができる。
従って、移載装置110によれば、例えば小型荷物用のラックとの間で小型の荷物を移載する際に、スライドフォーク120がラックと干渉することが防止され、かつ、大型荷物用のラックとの間で、大型の荷物を安定して移載することができる。
このように、本実施の形態の搬送車100は、荷物の移載を行う移載装置110を備える搬送車であって、簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車である。
また、アタッチメント140のトッププレート123からの取り外しは、例えば、コントローラ115によるスライドフォーク120の退避および昇降の制御によって行われる。
図8は、実施の形態におけるアタッチメント140の取り外し手順の一例を示す図である。
上述のように、コントローラ115は、スライドフォーク120を高さレベルMまで下げることで、スライドフォーク120上の荷物を棚等に載置させた後に、スライドフォーク120の退避を、高さレベルMの状態で開始させる。
その後、図8の(a)に示すように、トッププレート123に取り付けられたアタッチメント140の後端(退避方向の端部)が、アタッチメント140の初期位置Paに到達した時点で、コントローラ115は、一旦、スライドフォーク120の退避動作を停止させる。
なお、コントローラ115は、アタッチメント140の後端が初期位置Paに到達したことを、例えば、スライドフォーク120の退避距離(トッププレート123の退避方向の移動距離)から判断することができる。
その後、コントローラ115は、図8の(b)に示すように、スライドフォーク120を、高さレベルL以下まで下げることで、アタッチメント140を例えば基台111に載置し、これによりトッププレート123とアタッチメント140との係合を解除する。
コントローラ115はさらに、トッププレート123をトッププレート123の初期位置Pbまで退避させる。これにより、トッププレート123は、6つの突出部124のそれぞれが、当該突出部124に対応する凹部141を通過することのできる位置に停止される(図6参照)。
コントローラ115はさらに、図8の(c)に示すように、スライドフォーク120を高さレベルM(図3の(a)参照)まで上昇させる。これにより、スライドフォーク120は、アタッチメント140がない状態で(トッププレート123のみで)、例えば小型の荷物の移載を行う状態となる。
コントローラ115が、このようにスライドフォーク120および昇降装置150の動作を制御することで、トッププレート123に取り付けられたアタッチメント140を、トッププレート123から取り外すことができる。
つまり、スライドフォーク120の出退および昇降の制御という、コントローラ115が荷物の移載のために行う通常の制御範囲の中で、スライドフォーク120に対するアタッチメント140の着脱の実行が可能である。
なお、図6等において、複数の突出部124のそれぞれは、トッププレート123の荷載置面と同じ高さ位置に設けられているように図示されている。しかし、複数の突出部124のそれぞれは、トッププレート123の側方であって、荷載置面よりも下方の位置に設けられていてもよい。
例えば、複数の突出部124のそれぞれを、アタッチメント140の肉厚の距離だけ、荷載置面よりも下方に位置させてもよい。これにより、トッププレート123の荷載置面と、アタッチメント140の上面とによって、ほとんど段差のない、拡張された荷載置面を形成させることができる。
ここで、本実施の形態における移載装置110は、このような動作制御によってアタッチメント140を取り外すのではなく、アタッチメント140に当接する規制部材を用いることで、アタッチメント140の取り外しを行うこともできる。
図9は、実施の形態におけるアタッチメント140の取り外し手順の別一例を示す図である。
図9に示す移載装置110は、アタッチメント140の基台111上における移動を規制する規制部材113を有する。
規制部材113は、例えば、一部が基台111に埋設され、基台111上に露出した部分がアタッチメント140に当接することでアタッチメント140の移動を規制する部材である。また、規制部材113は、例えば、ばね等の弾性体を有し、アタッチメント140が規制部材113の方向に進出する場合、基台111上に露出した部分が一時的に下方に下がるように構成されている。
このような規制部材113を有する移載装置110において、コントローラ115は、スライドフォーク120を高さレベルLまで下げた状態で、スライドフォーク120を退避させる。
その後、図9の(a)に示すように、トッププレート123に取り付けられたアタッチメント140の後端が、規制部材113に当接することで、アタッチメント140の移動は停止し、トッププレート123の移動は継続する。
その後、コントローラ115は、図9の(b)に示すように、トッププレート123をトッププレート123の初期位置Pbまで退避させる。これにより、トッププレート123は、6つの突出部124のそれぞれが、当該突出部124に対応する凹部141を通過することのできる位置に停止される(図6参照)。
すなわち、コントローラ115は、トッププレート123を進出させた後に、トッププレート123を初期位置Pbまで退避させる。このトッププレート123の初期位置Pbまでの退避の際に、トッププレート123の突出部124は、アタッチメント140が規制部材113によって移動が規制されることで、係合部144との係合を解除し、かつ、凹部141の下方に到達する。
コントローラ115は、上述のようにトッププレート123を初期位置Pbまで退避させた後に、図9の(c)に示すように、スライドフォーク120を高さレベルM(図3の(a)参照)まで上昇させる。これにより、スライドフォーク120は、アタッチメント140がない状態で(トッププレート123のみで)、例えば小型の荷物の移載を行う状態となる。
このように、移載装置110は、規制部材113を備えることで、スライドフォーク120の退避のための一連の動作の中で、トッププレート123に取り付けられたアタッチメント140をトッププレート123から取り外すことができる。
また、アタッチメント140が取り付けられたトッププレート123で荷物を受け取った場合は、スライドフォークは、高さレベルMの状態で退避するため、規制部材113とアタッチメント140との干渉は避けられる。
なお、スライドフォーク120は、例えば図3に示すように、第一方向(X軸正の方向)および第三方向(X軸負の方向)の双方に、アタッチメント140が取り付けられた状態で進出することができる。つまり、スライドフォーク120はX軸に平行な両方向に出退可能である。
例えば図9の(b)に示す状態のスライドフォーク120が第三方向(X軸負の方向)に進出する場合、アタッチメント140の前端および後端は、例えば規制部材113が弾性変形することで、規制部材113を越えることができる。
しかし、第三方向(X軸負の方向)に進出したアタッチメント140が退避してくる場合、アタッチメント140の後端(退避方向の端部)が規制部材113に当接することで、アタッチメント140がトッププレート123に対してずれることが考えられる。
また、X軸に平行な両方向に出退可能なスライドフォーク120に対応し、アタッチメント140の初期位置Paでの停止のための規制部材113は少なくとも2つ必要である。
そこで、アタッチメント140に切欠き部を設けることで、退避の際に、アタッチメント140の後端が、2つの規制部材113のうちの当接すべきでない一方との干渉を回避することが考えられる。
図10は、2つの規制部材113に対応する2つの切欠き部を備えるアタッチメント140の概要を示す部分断面図である。
なお、図10では、アタッチメント140と2つの規制部材113a、113bとの位置関係等を明確に図示するために、スライドフォーク120の図示は省略している。
例えば、図10に示すように、基台111に、規制部材113aと規制部材113bとを配置する。規制部材113aと規制部材113bとは、X軸方向に、アタッチメント140のX軸方向の長さ分の距離をあけて配置されており、かつ、Y軸方向には並ばないように配置されている。
アタッチメント140には、図10に示すように、X軸方向の一方の端部に切欠き部143aが設けられ、X軸方向の他方の端部に切欠き部143bが設けられている。
上記構成を有するアタッチメント140が、第一方向(X軸正の方向)に進出する場合、アタッチメント140の前端は、トッププレート123の推進力により規制部材113aを越える。また、アタッチメント140の後端は、切欠き部143bが存在することにより規制部材113aに干渉しない。
さらに、第一方向(X軸正の方向)に進出したアタッチメント140が退避してくる場合、アタッチメント140の後端は、切欠き部143bが存在することにより規制部材113aに干渉せず、かつ、規制部材113bに当接する。つまり、アタッチメント140は、規制部材113bに移動が規制されることで停止する。
また、アタッチメント140が、第三方向(X軸負の方向)に進出する場合、アタッチメント140の前端は、トッププレート123の推進力により規制部材113bを越える。また、アタッチメント140の後端は、切欠き部143aが存在することにより規制部材113bに干渉しない。
さらに、第三方向(X軸負の方向)に進出したアタッチメント140が退避してくる場合、アタッチメント140の後端は、切欠き部143aが存在することにより規制部材113bに干渉せず、かつ、規制部材113aに当接する。つまり、アタッチメント140は、規制部材113aに移動が規制されることで停止する。
本実施の形態における移載装置110は、このように、両方向に出退するスライドフォーク120に取り付けられたアタッチメント140を、2つの規制部材(113a、113b)を用いて取り外すことができる。
なお、図9および図10を用いて説明した規制部材113(113a、113b)は、アタッチメント140の移動を規制する規制部材の一例であり、アタッチメント140の移動を規制する規制部材の仕組みおよび構造に特に限定はない。
例えば、図10に示す規制部材113aおよび113bのうちの、アタッチメント140の進出方向にある一方が、トッププレート123の推進力によって倒されることで、規制部材113aおよび113bのうちの他方が起き上がる仕組みが採用されてもよい。
また、例えば、スライドフォーク120の出退に連動するリンク機構により、規制部材が基台から出没することで、アタッチメント140の移動を規制してもよい。
以上、本発明の搬送車について、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施形態等に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、アタッチメント140のサイズおよび形状は、例えば図6に示されるサイズおよび形状に限定されない。例えば、荷載置可能面積をさらに広げるように、図6に示されるものよりも大型のアタッチメント140が、スライドフォーク120に取り付けられてもよい。
また、例えば、ロール状でかつ軸方向に長尺状の荷物など、平面上で安定させ難い荷物の安定的な保持のために、アタッチメント140にテーパ部を設けてもよい。また、トッププレート123にもテーパ部を設けることで、荷物の更なる安定化を図ってもよい。
図11は、それぞれがテーパ部を有するトッププレート123aおよびアタッチメント140aの外観を示す斜視図である。
図12は、図11に示すトッププレート123aとアタッチメント140aとが係合した状態を示す図である。
図11に示すように、トッププレート123aは、進出方向(X軸方向)の中央領域に、テーパ部125を有している。テーパ部125は、第一テーパ部の一例であり、進出方向に対して傾いたテーパ面を有する部材である。
アタッチメント140aは、第二方向(Y軸方向)の両端部のそれぞれに、テーパ部145および145bを備えている。テーパ部145および145bのそれぞれは、第二テーパ部の一例であり、進出方向に対して傾いたテーパ面を有する部材である。また、テーパ部145および145bは、進出方向に並べられている。
なお、テーパ部125、145a、145bのそれぞれは、例えば樹脂または金属を素材とする部材であり、トッププレート123aまたはアタッチメント140aにネジ等によって接合されている。
このような構成を有するトッププレート123aとアタッチメント140aは、図12に示すように係合する。
具体的には、図12の(a)に示すように、トッププレート123aが、第一方向(X軸正の方向)に進出する場合、アタッチメント140aのテーパ部145aのそれぞれは、トッププレート123aのテーパ部125と、第二方向(Y軸方向)に並ぶ。
また、図12の(b)に示すように、トッププレート123aが、第三方向(X軸負の方向)に進出する場合、アタッチメント140aのテーパ部145bのそれぞれは、トッププレート123aのテーパ部125と、第二方向(Y軸方向)に並ぶ。
つまり、アタッチメント140aにおいて進出方向に並べられた2つのテーパ部(145a、145b)のうちの一方(テーパ部145a)は、トッププレート123aが第一方向に進出する場合に、テーパ部125と第二方向に並ぶ位置に配置されている。さらに、2つのテーパ部(145a、145b)のうち他方(テーパ部145b)は、トッププレート123aが第三方向に進出する場合に、テーパ部125と第二方向に並ぶ位置に配置されている。
このように、トッププレート123aが進出する方向に応じて、トッププレート123aのテーパ部と、アタッチメント140aのテーパ部とが並ぶように、これらテーパ部を配置する。
これにより、トッププレート123aが第一方向および第三方向のいずれに進出する場合であっても、トッププレート123aのテーパ部と、アタッチメント140aのテーパ部とによって、例えばロール状の大型荷物を安定して保持できる。
なお、アタッチメント140aを、テーパ部125を有しないトッププレート123と組み合わせてもよい。この場合、例えば、平面で安定して保持できる荷物はトッププレート123のみで受け取り、ロール状の荷物など転がり易い荷物は、アタッチメント140aが取り付けられたトッププレート123で受ける等の使い分けが可能である。
また、上記実施の形態におけるアタッチメント140は、トッププレート123に対しY軸方向に跨ぐように取り付けられるが、アタッチメント140は、トッププレート123の一端のみに取り付けられる形状であってもよい。
例えば、図3の(b)において、アタッチメント140は、トッププレート123の左右のいずれか一方にのみ配置されていてもよい。
この場合、アタッチメント140は、例えば、突出部124を上下から挟むように設けられた係合部144を有することで、係合部144に突出部124を抱持させる。これにより、アタッチメント140を着脱自在にトッププレート123に取り付けることも可能である。
また、突出部124と係合部144との係合の態様についても特に限定はない。例えば図7に示すような突出部124と係合部144との当接による係合に限られず、突出部124および係合部144の一方の他方への挿入による係合、弾性体による付勢力を利用した係合など、各種の係合の態様を採用し得る。つまり、アタッチメント140を着脱自在にトッププレート123に取り付けることができるのであれば、突出部124と係合部144とがどのような態様で係合してもよい。
また、突出部124の数についても特に限定はない。つまり、トッププレート123が、少なくとも1つの突出部124を有し、アタッチメント140が少なくとも1つの凹部141および係合部144を有することで、アタッチメント140を着脱自在にトッププレート123に取り付けることも可能である。
また、スライドフォーク120を構成するプレートの数も3である必要はない。例えば、ボトムプレート121とトッププレート123のみでスライドフォーク120を構成してもよい。また、例えば、ボトムプレート121とトッププレート123との間に、2枚以上のミドルプレートが介在していてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明に係る搬送車の一例として、走行台車101と移載装置110とを備える搬送車100について説明したが、本発明に係る搬送車の種類に特に限定はない。例えば、本発明に係る搬送車が、移載装置110を昇降させる昇降台を備えるスタッカクレーンとして実現されてもよい。
本発明に係る搬送車は、荷物の移載を行う移載装置を備える搬送車であって、簡易な構成で様々なサイズの荷物の移載を行うことのできる搬送車である。そのため、本発明に係る搬送車は、倉庫、クリーンルーム、工場、病院、図書館、または、野外などで荷物を搬送するための搬送車等として有用である。
100 搬送車
101 走行台車
110 移載装置
113、113a、113b 規制部材
115 コントローラ
120 スライドフォーク
121 ボトムプレート
122 ミドルプレート
123、123a トッププレート
124、124a、124b、124c、124d、124e、124f 突出部
125、145、145a、145b テーパ部
140、140a アタッチメント
141、141a、141b、141c、141d、141e、141f 凹部
143a、143b 切欠き部
144 係合部
150 昇降装置

Claims (5)

  1. 走行台車と、前記走行台車に配置された移載装置とを備え、無人で荷物を搬送する搬送車であって、
    前記移載装置は、
    前記走行台車に固定される基台と、
    前記基台に配置されたスライドフォークであって、前記基台に対して出退する荷載置板を有するスライドフォークと、
    前記基台において、前記荷載置板よりも下方に配置され、前記荷載置板と係合することで前記荷載置板に着脱自在に取り付けられるアタッチメントであって、前記荷載置板における荷物の載置可能面積を大きくするアタッチメントと、
    前記基台に対して前記荷載置板を昇降させる昇降装置と、
    前記昇降装置によって前記荷載置板を所定の高さ位置まで下降させ、かつ、前記荷載置板を、前記荷物の移載のために進出させるべき方向である第一方向に移動させることで、前記アタッチメントの前記荷載置板への取り付けと、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板の前記第一方向への進出とを行わせるコントローラと
    を備える搬送車。
  2. 前記荷載置板は、前記第一方向と交差する方向である第二方向の端部に設けられ、前記第二方向に突出する突出部を有し、
    前記アタッチメントは、前記突出部を上下方向に通過させる、切り欠き状に設けられた凹部と、前記凹部の下方かつ前記荷載置板が進出する側に設けられた、前記突出部と係合する係合部とを有し、
    前記荷載置板の突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記凹部を通過して前記凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第一方向に移動することで前記係合部に係合する
    請求項1記載の搬送車。
  3. 前記コントローラはさらに、前記昇降装置によって前記荷載置板を前記所定の高さ位置まで下降させ、かつ、前記荷載置板を第一方向とは反対方向である第三方向に移動させることで、前記アタッチメントの前記荷載置板への取り付けと、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板の前記第三方向への進出とを行わせ、
    前記荷載置板は、前記第二方向の端部において前記荷載置板の進出方向に並んで配置された2つの前記突出部である第一突出部と第二突出部とを有し、
    前記アタッチメントは、2つの前記凹部である第一凹部および第二凹部、並びに、2つの前記係合部である第一係合部および第二係合部を有し、
    前記荷載置板の第一突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記第一凹部を通過して前記第一凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第一方向に移動することで前記第一係合部に係合し、
    前記荷載置板の第二突出部は、前記荷載置板が前記所定の高さ位置まで下降することで、前記第二凹部を通過して前記第二凹部の下方に到達し、前記荷載置板が前記第三方向に移動することで前記第二係合部に係合する
    請求項2記載の搬送車。
  4. 前記荷載置板は、前記荷物が載置される面に形成された、前記進出方向に対して傾いたテーパ面を有する第一テーパ部を有し、
    前記アタッチメントは、前記進出方向に並んで配置された、前記進出方向に対して傾いたテーパ面を有する2つの第二テーパ部を有し、
    前記2つの第二テーパ部のうちの一方は、前記荷載置板が前記第一方向に進出する場合に、前記第一テーパ部と前記第二方向に並ぶ位置に配置され、
    前記2つの第二テーパ部のうちの他方は、前記荷載置板が前記第三方向に進出する場合に、前記第一テーパ部と前記第二方向に並ぶ位置に配置されている
    請求項3記載の搬送車。
  5. 前記移載装置はさらに、前記アタッチメントの前記基台上における移動を規制する規制部材を有し、
    前記コントローラはさらに、前記アタッチメントが取り付けられた前記荷載置板を進出させた後に、前記荷載置板を初期位置まで退避させ、
    前記荷載置板の前記突出部は、前記荷載置板が前記初期位置まで退避する際に、前記アタッチメントが前記規制部材によって移動が規制されることで、前記係合部との係合を解除し、かつ、前記凹部の下方に到達する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送車。
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