JP2016019261A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像読み取りの生産性を損なうことなく、ゴミなどの異物による白紙の誤検出を抑制することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿(103)を搬送しながら光学的に原稿の画像を読み取る画像読取装置(100)は、原稿を搬送経路に沿って搬送する第1搬送ローラ(111)等を有する。また、搬送経路上に設定された読取位置(R)において、第1搬送ローラ等により搬送される原稿の画像を原稿画像として取得するラインセンサ(125)を有する。また、画像読取装置(100)のごみ検出部303では、取得した原稿画像に基づき読取位置に存在する異物を検出する。検出結果生成部304では、異物が検出された場合、原稿画像に含まれる異物の画像を特定するための情報を生成する。白紙検出部307では、生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外して原稿(103)が画像を有する原稿であるか否かを判定する。
【選択図】図3
【解決手段】原稿(103)を搬送しながら光学的に原稿の画像を読み取る画像読取装置(100)は、原稿を搬送経路に沿って搬送する第1搬送ローラ(111)等を有する。また、搬送経路上に設定された読取位置(R)において、第1搬送ローラ等により搬送される原稿の画像を原稿画像として取得するラインセンサ(125)を有する。また、画像読取装置(100)のごみ検出部303では、取得した原稿画像に基づき読取位置に存在する異物を検出する。検出結果生成部304では、異物が検出された場合、原稿画像に含まれる異物の画像を特定するための情報を生成する。白紙検出部307では、生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外して原稿(103)が画像を有する原稿であるか否かを判定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像読取装置において、特に、原稿に印字がない白紙原稿を検出する技術に関する。
原稿トレイに載置された原稿を、自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダー、以下、ADFと称す)で原稿を1枚ずつ搬送させながら原稿の画像を読み取る画像読取装置がある。例えば、ADFを利用して複数枚の原稿を連続で読み取る流し読みを行う際、原稿束の中に誤って何も印刷されていない原稿(白紙原稿)が混入していたり、原稿の表裏を間違えて載置したりした場合、不要な白紙原稿の読み取り結果も出力される。そのため、このような装置では、原稿に印字がない白紙原稿を検出する方法が多く利用されている。例えば、白紙原稿を判定する機能を有する装置では、白紙原稿と判定された場合には読み取り結果を出力しないなどの制御が行われる。
特許文献1に開示された画像読取装置では、例えば印刷物のヘッダなどの原稿の内容として認識してほしくない部分を除き、実際の画像部分のみを白紙検出の対象とし、読み取った複数ページの原稿画像を比較するよう構成されている。そして、同じ位置に形成された共通パターンを検出し、その部分を除外するように制御する、というものである。
例えば、流し読み位置(原稿の読取位置)にゴミなどの異物が存在したとする。この場合、通常であれば白紙を検出するための白紙検出処理を実行する前に、ゴミに対する補正を行うためのゴミ補正処理を行い、ゴミ補正後の原稿画像に対して白紙検出を実行する。しかしながら、付着したゴミが大きすぎるなどの理由からゴミ補正処理が有効に機能しなかった場合、原稿が白紙であっても誤って「画像あり」と判定されてしまう可能性がある。
特許文献1に開示された画像読取装置では、原稿を全て読み取った後に共通するゴミ位置を検出している。そのため、画像が読み取られた結果が出力されるまでに長い時間がかかってしまい、その結果、画像読み取りの生産性が低下してしまう。また、原稿に追従して移動するようなゴミに対応することができない、という課題が残る。
特許文献1に開示された画像読取装置では、原稿を全て読み取った後に共通するゴミ位置を検出している。そのため、画像が読み取られた結果が出力されるまでに長い時間がかかってしまい、その結果、画像読み取りの生産性が低下してしまう。また、原稿に追従して移動するようなゴミに対応することができない、という課題が残る。
本発明は、画像読み取りの生産性を損なうことなく、ゴミなどの異物による白紙の誤検出を抑制することができる画像読取装置を提供することを、主たる課題とする。
本発明の画像読取装置は、原稿を搬送しながら光学的に原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、前記原稿を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送経路上に設定された読取位置において、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を原稿画像として取得する画像取得手段と、前記取得した原稿画像に基づき前記読取位置に存在する異物を検出する検出手段と、前記異物が検出された場合、前記原稿画像に含まれる当該異物の画像を特定するための情報を生成する生成手段と、前記生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外して前記原稿が画像を有する原稿であるか否かを判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像読み取りの生産性を損なうことなく、ゴミなどの異物による白紙の誤検出を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の実施形態において説明する装置の構成、搬送経路上において画像を読み取る読取位置の設定などは一例であり、この内容に限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像読取装置100の概要を示す縦断面図である。
図1に示す画像読取装置100は、リーダユニット101、ADF102、原稿トレイ104、幅規制板105、ピックアップローラ106、分離パッド107、108、第1レジストローラ109、第2レジストローラ110を含んで構成される。画像読取装置100は、また、第1搬送ローラ111、第2搬送ローラ112、第3搬送ローラ113、白色ガイド板114、第4搬送ローラ115、排紙ローラ116、排紙トレイ117を有する。画像読取装置100は、また、読取ガラス118、光源119、120、ミラー121、122、123、結像レンズ124、ラインセンサ125、信号処理基板126、を有する。
図1は、本実施形態に係る画像読取装置100の概要を示す縦断面図である。
図1に示す画像読取装置100は、リーダユニット101、ADF102、原稿トレイ104、幅規制板105、ピックアップローラ106、分離パッド107、108、第1レジストローラ109、第2レジストローラ110を含んで構成される。画像読取装置100は、また、第1搬送ローラ111、第2搬送ローラ112、第3搬送ローラ113、白色ガイド板114、第4搬送ローラ115、排紙ローラ116、排紙トレイ117を有する。画像読取装置100は、また、読取ガラス118、光源119、120、ミラー121、122、123、結像レンズ124、ラインセンサ125、信号処理基板126、を有する。
図1に示すように、原稿103は、原稿トレイ104に載置される。幅規制板105は、原稿103の斜め搬送を抑制する。原稿トレイ104に載置された原稿束は、読み取りの開始を契機にピックアップローラ106により分離部へ配送される。分離部では、分離パッド107と分離ローラ108により、原稿束の最上紙から一枚ずつ分離を行う。
分離された一枚の原稿は、第1レジストローラ109により斜め搬送が修正され、その後、第2レジストローラ110、第1搬送ローラ111、第2搬送ローラ112、第3搬送ローラ113へと搬送される。第3搬送ローラ113を通過後、原稿103は第4搬送ローラ115、排紙ローラ116によって搬送され、排紙トレイ117に排紙される。原稿トレイ104から排紙トレイ117に至るまでの経路が、原稿103の搬送経路を構成する。原稿103はこの搬送経路に沿って搬送される。また、各ローラは、原稿103を搬送するための搬送手段として機能する。
分離された一枚の原稿は、第1レジストローラ109により斜め搬送が修正され、その後、第2レジストローラ110、第1搬送ローラ111、第2搬送ローラ112、第3搬送ローラ113へと搬送される。第3搬送ローラ113を通過後、原稿103は第4搬送ローラ115、排紙ローラ116によって搬送され、排紙トレイ117に排紙される。原稿トレイ104から排紙トレイ117に至るまでの経路が、原稿103の搬送経路を構成する。原稿103はこの搬送経路に沿って搬送される。また、各ローラは、原稿103を搬送するための搬送手段として機能する。
原稿103が第2搬送ローラ112と第3搬送ローラ113の間に設定される読取位置上を通過する際に、光源119、120により原稿103の表面に光が照射される。そして、その原稿103からの反射光は、ミラー121、122、123により結像レンズ124へと導かれる。白色ガイド板(背景板とも称す)114は、原稿103の搬送路をはさみ、読取位置と対向する位置に配置される。白色ガイド板114は、読取位置において原稿103が読取ガラス118から離れて浮いてしまわないように当該原稿103を押さえる。また、白色ガイド板114は、原稿103が読取位置上に存在しないタイミングでその表面が光学的に読み取られる。読み取って得た画像データ(背景画像)は、読取位置にゴミ等の異物が付着しているか否かの判定に用いられる。
反射光は、結像レンズ124によって収束され、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子をライン上に配置したラインセンサ125に結像される。結像された光信号は、ラインセンサ125により電気信号に変換され、信号処理基板126によってデジタル信号に変換される。このようにして画像データが得られる。光源119、120、ミラー121、122、123、結像レンズ124、ラインセンサ125および信号処理基板126を含む構成は、画像取得手段として機能する。画像取得手段は、読取位置において原稿103の画像を原稿画像として取得する。また、画像取得手段は、読取位置において白色ガイド板114の画像データを背景画像として取得する。
図2は、画像読取装置100が有する制御部の主たる構成を説明するための図である。画像読取装置100の制御部は、信号処理基板126、読取制御基板200を含んで構成される。また、読取制御基板200は、タッチパネル212を含んで構成される操作部210と各種情報の授受が可能に接続される。
信号処理基板126には、ラインセンサ125、アナログ処理回路208、ADコンバータ209などが搭載される。原稿103に光源から光を照射した反射散乱光が図1に示した光学系を通してラインセンサ125で光電変換され、光電変換されたアナログ信号に対して、アナログ処理回路208でオフセットやゲインの調整がされる。ADコンバータ209では、アナログ処理回路を介して調整されたアナログ信号をデジタル信号へと変換する。変換されたデジタル画像信号は、画像処理ASIC202に向けて出力される。
読取制御基板200には、CPU(Central Processing Unit)201、画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)202、モータドライバ(DRIVER)203などが搭載されている。読取制御基板200には、また、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)204、フラッシュメモリ(FLASH)205などが搭載されている。図1において説明した搬送系の各ローラの駆動状態を検知する各種センサ206からの出力信号は画像処理ASIC202を介してCPU201に入力される。また、CPU201は、画像処理ASIC202を介して各種モータ207へ制御信号を出力する。このようにして、読取制御基板200における原稿103の搬送制御が実行される。
一方、CPU201からの各種動作設定を受けた画像処理ASIC202は、ADコンバータ209からのデジタル画像信号入力に対して、各種の画像処理を実施する。その際、SDRAM204と協働して各種制御信号、画像信号の受け渡し、画像信号の一時保管などを行う。なお、画像処理ASIC202の各種設定値や画像処理パラメータの一部はフラッシュメモリ205へ格納される。
なお、紙搬送と画像読取の同期動作は、CPU201からの指令、あるいは画像処理ASIC202へのセンサ信号入力をトリガにして画像処理を開始したり、モータドライバ203へと各種モータの制御出力を行ったりして実現される。また、画像処理ASIC202で各種画像処理が行われた後の画像データは、図示しないメイン制御基板へと受け渡され、各種出力処理が実行される。
また、CPU201は、操作部210のCPU211とシリアル通信により各種情報の授受が可能に接続される。CPU211は、CPU201の指示に基づき、例えば装置の使用者であるユーザが行う操作の受け付け、あるいはユーザに対し各種情報を提示するためのタッチパネル212の入出力情報の制御を行う。
一方、CPU201からの各種動作設定を受けた画像処理ASIC202は、ADコンバータ209からのデジタル画像信号入力に対して、各種の画像処理を実施する。その際、SDRAM204と協働して各種制御信号、画像信号の受け渡し、画像信号の一時保管などを行う。なお、画像処理ASIC202の各種設定値や画像処理パラメータの一部はフラッシュメモリ205へ格納される。
なお、紙搬送と画像読取の同期動作は、CPU201からの指令、あるいは画像処理ASIC202へのセンサ信号入力をトリガにして画像処理を開始したり、モータドライバ203へと各種モータの制御出力を行ったりして実現される。また、画像処理ASIC202で各種画像処理が行われた後の画像データは、図示しないメイン制御基板へと受け渡され、各種出力処理が実行される。
また、CPU201は、操作部210のCPU211とシリアル通信により各種情報の授受が可能に接続される。CPU211は、CPU201の指示に基づき、例えば装置の使用者であるユーザが行う操作の受け付け、あるいはユーザに対し各種情報を提示するためのタッチパネル212の入出力情報の制御を行う。
図3は、画像処理ASIC202が有する各種機能部を説明するためのブロック図である。
ADコンバータ209から入力された3色の画像信号R(赤)、G(緑)、B(青)は、シェーディング補正部301で既知のシェーディング補正処理を施された後、一旦、画像保存制御部305を介して画像処理ASIC202外のSDRAM204に保存される。
なお、シェーディング補正後の信号は、メモリ格納処理と並列して画先検出部302にも入力される。
画先検出部302は、現在読み取り対象として搬送されてき原稿103の先端(搬送方向における原稿先端)を検出し、後述するごみ補正アルゴリズムに基づいて原稿先端を基準にその前後に読み取った画像を比較する。これにより、ごみ検出部303において流し読み位置に付着したゴミなどの異物を検出することができる。なお、検出結果は、付着したゴミの位置(座標位置)およびゴミのサイズなどを表す情報として、検出結果生成部304に保持される。
ADコンバータ209から入力された3色の画像信号R(赤)、G(緑)、B(青)は、シェーディング補正部301で既知のシェーディング補正処理を施された後、一旦、画像保存制御部305を介して画像処理ASIC202外のSDRAM204に保存される。
なお、シェーディング補正後の信号は、メモリ格納処理と並列して画先検出部302にも入力される。
画先検出部302は、現在読み取り対象として搬送されてき原稿103の先端(搬送方向における原稿先端)を検出し、後述するごみ補正アルゴリズムに基づいて原稿先端を基準にその前後に読み取った画像を比較する。これにより、ごみ検出部303において流し読み位置に付着したゴミなどの異物を検出することができる。なお、検出結果は、付着したゴミの位置(座標位置)およびゴミのサイズなどを表す情報として、検出結果生成部304に保持される。
また、SDRAM204から画像保存制御部305を介して一時保存された画像を出力する際は、検出結果生成部304に保持されていた検出結果とメモリからの出力画像Ro、Go、Boそれぞれがごみ消し部306に入力される。ごみ消し部306では、検出結果に基づいたごみ消し処理を施した後の画像を白紙検出部307へ出力する。その後、白紙検出部307では、原稿103が白紙であるか否かを判定し、この判定結果とともに画像をメイン制御部へ出力する。以下、画先検出部302、ごみ検出部303、検出結果生成部304、ごみ消し部306で実行されるごみ補正のアルゴリズムについて説明する。
[ごみ補正アルゴリズム]
図4は、画像読取装置100が行うごみ補正の概要を説明するための図である。図4中に示す搬送状態a〜dは、搬送された原稿とこの原稿を読み取る読取位置Rとの位置関係を示している。
原稿を読み取る読取位置Rでは、読取ガラス118の対向面においてローラ112、113の間にガイド板114が存在し(図1参照)、原稿が存在しない場合にはこのガイド板114の表面が読み取られる。ガイド板114は固定して配備されているため、読取位置Rに対し移動できない。そのため、読取ガラス118とガイド板114のいずれか一方に異物が付着していた場合、その異物が読み取られることによって副走査全範囲にわたるスジ(例えば、後述する図4中のスジL1など)が生じる。
図4は、画像読取装置100が行うごみ補正の概要を説明するための図である。図4中に示す搬送状態a〜dは、搬送された原稿とこの原稿を読み取る読取位置Rとの位置関係を示している。
原稿を読み取る読取位置Rでは、読取ガラス118の対向面においてローラ112、113の間にガイド板114が存在し(図1参照)、原稿が存在しない場合にはこのガイド板114の表面が読み取られる。ガイド板114は固定して配備されているため、読取位置Rに対し移動できない。そのため、読取ガラス118とガイド板114のいずれか一方に異物が付着していた場合、その異物が読み取られることによって副走査全範囲にわたるスジ(例えば、後述する図4中のスジL1など)が生じる。
例えば、画像読取装置100において原稿を一枚搬送開始する。このとき、搬送状態a〜dに沿って搬送動作が進行する。
はじめに、搬送状態aのように原稿103の先端が第1搬送ローラ111を通過した時点、つまり読取ガラス118上に原稿103が存在しない状態でガイド板114を読み取り、ごみ検出部303において、読み取った画像に基づく異物検出が開始される。ごみ検出部303の検出結果は、検出結果生成部304で保持される。図4では、ガイド板114を読み取った結果、スジL1、L3の2か所に異物によるスジが検出された場合を挙げて示している。
はじめに、搬送状態aのように原稿103の先端が第1搬送ローラ111を通過した時点、つまり読取ガラス118上に原稿103が存在しない状態でガイド板114を読み取り、ごみ検出部303において、読み取った画像に基づく異物検出が開始される。ごみ検出部303の検出結果は、検出結果生成部304で保持される。図4では、ガイド板114を読み取った結果、スジL1、L3の2か所に異物によるスジが検出された場合を挙げて示している。
ガイド板114に対する異物検出が終了した後(搬送状態b)、画先検出部302は、原稿先端の影の検出を開始する。これにより、原稿103の先端が検出される。画先検出部302において原稿先端の影が検出されると(搬送状態c)、影に続いて読み取った画像を原稿画像とし、ごみ検出部303は読み取った画像に基づく異物検出を開始する。なお、ごみ検出部303の検出結果は、検出結果生成部304で保持される。
図4に示す例では、ガイド板114の表面をサンプリングした際に検出されたスジL1、L3のうち、スジL1は原稿先端が検出された後には検出されていない。また、ガイド板114をサンプリングした際には検出されなかったスジL2が新たに検出されたことを示している。なお、スジL3はいずれにおいても検出されていることを示している。
図4に示す例では、ガイド板114の表面をサンプリングした際に検出されたスジL1、L3のうち、スジL1は原稿先端が検出された後には検出されていない。また、ガイド板114をサンプリングした際には検出されなかったスジL2が新たに検出されたことを示している。なお、スジL3はいずれにおいても検出されていることを示している。
ごみ検出部303により両方の異物検出が終了すると、検出結果生成部304は両者を比較する。検出結果生成部304は、上記例では原稿先端が検出された後に消えたスジL1をガイド板114側に付着したゴミであると判定し、原稿先端が検出された後に現れたスジL2は原稿画像であると判定し、それぞれごみ補正の対象から除外される。
一方、原稿先端の検出前後どちらにも共通して検出されたスジL3は、読取ガラス118に付着したゴミであると判定し、ごみ補正の対象とされる。
このような判定が行われた後、つまり搬送状態dのタイミング以降、画像に対するごみ補正処理が可能となる。その後、ごみ消し部306において画像保存制御部305から読み出された画像信号と、検出結果生成部304から出力されたゴミ判定結果に基づきごみ補正処理が実行される。
一方、原稿先端の検出前後どちらにも共通して検出されたスジL3は、読取ガラス118に付着したゴミであると判定し、ごみ補正の対象とされる。
このような判定が行われた後、つまり搬送状態dのタイミング以降、画像に対するごみ補正処理が可能となる。その後、ごみ消し部306において画像保存制御部305から読み出された画像信号と、検出結果生成部304から出力されたゴミ判定結果に基づきごみ補正処理が実行される。
図5は、ごみ消し部306において実行されるごみ補正処理の一例を説明するための図である。ごみ補正処理は、ごみ検出部303の検出結果を受けて検出結果生成部304が生成したゴミの位置を表す座標信号とゴミの主走査方向の幅を表す幅信号とに基づき行われる。例えば、ごみ補正の対象画素を隣接する周辺画素を用いて補完したり、あるいは置き換えたりする。
図5に示すように、ゴミであるとされた画素の領域(ゴミ検出領域)とこれに隣接する画素の領域(補正領域)を特定し、補正領域に隣接する画素(例えば、図5中の画素A、B)を用いて補正領域に含まれる画素を補完する。また、ゴミ検出領域の画素に対しては、図5に示すように、画素A、画素Bを用いて補完する。
なお、ごみ補正処理はハードウェアで実施されるため、補正可能なごみの幅には制限がある。例えば、ごみの幅が主走査方向に10画素以上の幅を持つものであった場合、ごみ補正処理が行えず、その結果、ごみ画像がそのまま白紙検出部307へ入力されることがある。このような場合に対処するための処理については、後述詳細に説明する。
次に、白紙検出部307で実行される白紙判定のアルゴリズムについて説明する。
図5に示すように、ゴミであるとされた画素の領域(ゴミ検出領域)とこれに隣接する画素の領域(補正領域)を特定し、補正領域に隣接する画素(例えば、図5中の画素A、B)を用いて補正領域に含まれる画素を補完する。また、ゴミ検出領域の画素に対しては、図5に示すように、画素A、画素Bを用いて補完する。
なお、ごみ補正処理はハードウェアで実施されるため、補正可能なごみの幅には制限がある。例えば、ごみの幅が主走査方向に10画素以上の幅を持つものであった場合、ごみ補正処理が行えず、その結果、ごみ画像がそのまま白紙検出部307へ入力されることがある。このような場合に対処するための処理については、後述詳細に説明する。
次に、白紙検出部307で実行される白紙判定のアルゴリズムについて説明する。
[白紙判定アルゴリズム]
図6は、白紙判定における白紙判定領域を説明するための図である。
例えば、ラインセンサ125は、原稿103の主走査方向の幅より外側の画像データも読み取り可能である。しかしながら、白紙判定に用いる画像領域は、原稿103を読み取った領域よりも内側の白紙判定領域601の領域に存在する画像データである。
白紙判定を行う場合、原稿に印字情報(例えば、画像)が含まれるか否かを判定する必要があり、読み取り対象の原稿のサイズに応じて、白紙判定を行う画像領域(白紙判定領域)の設定を切り替える必要がある。そのため、実際の原稿サイズに対応しない広い範囲を対象にして白紙判定を行ってしまうと、原稿とそうでない部分の境界部分に影が発生し、その影を印字情報と誤判定してしまう場合がある。
一方、白紙判定領域を実際よりも狭い範囲に設定した場合、例えば原稿端部にページ番号や罫線などが記載されていても、白紙原稿と誤判定してしまうことがある。したがって、白紙判定を行う場合は、原稿サイズに合わせて白紙判定領域を正確に設定する必要がある。
図6は、白紙判定における白紙判定領域を説明するための図である。
例えば、ラインセンサ125は、原稿103の主走査方向の幅より外側の画像データも読み取り可能である。しかしながら、白紙判定に用いる画像領域は、原稿103を読み取った領域よりも内側の白紙判定領域601の領域に存在する画像データである。
白紙判定を行う場合、原稿に印字情報(例えば、画像)が含まれるか否かを判定する必要があり、読み取り対象の原稿のサイズに応じて、白紙判定を行う画像領域(白紙判定領域)の設定を切り替える必要がある。そのため、実際の原稿サイズに対応しない広い範囲を対象にして白紙判定を行ってしまうと、原稿とそうでない部分の境界部分に影が発生し、その影を印字情報と誤判定してしまう場合がある。
一方、白紙判定領域を実際よりも狭い範囲に設定した場合、例えば原稿端部にページ番号や罫線などが記載されていても、白紙原稿と誤判定してしまうことがある。したがって、白紙判定を行う場合は、原稿サイズに合わせて白紙判定領域を正確に設定する必要がある。
図7は、印字情報を含む原稿において、白紙判定に用いる画像領域に含まれる画素の輝度値をヒストグラム化したグラフの一例を示す図である。原稿に文字などの情報が印刷されていた場合、各画素は原稿の下地色(例えば、白)を示す輝度以外にも印刷情報の輝度が含まれるため、図7(a)に示すようにヒストグラムにはばらつきが生じることが見て取れる。つまり、ヒストグラムは特定の値のみを持つのではなく、輝度毎にばらつきがあったり、ヒストグラムのピークが複数の箇所に出現したりすることになる。
図7(b)は、印字情報を含まない白紙原稿の場合のグラフである。白紙原稿の場合、原稿の下地色を示す輝度にヒストグラムが集中し、ピークについても1か所に集中して表れることが見て取れる。
図7(b)は、印字情報を含まない白紙原稿の場合のグラフである。白紙原稿の場合、原稿の下地色を示す輝度にヒストグラムが集中し、ピークについても1か所に集中して表れることが見て取れる。
白紙判定においては、白紙判定に用いる画像領域の画像データから各画素の輝度レベル毎のヒストグラムを取得する。ヒストグラムの最大値に対する各輝度のヒストグラムの差分を平均化した値を分散値とし、その分散値が所定値以上であれば印刷情報を含む原稿であると判定し、所定値未満であれば白紙原稿であると判定する。
例えば、白紙判定に用いる画像データの総画素数が70,000,000であり、各輝度のヒストグラムを算出した際に、ヒストグラムの最大値が60,000,000であるとする。この場合、ヒストグラムの差分を総和した値の平均値が分散σとなり、分散値σは以下の式(1)を用いて計算することができる。
例えば、白紙判定に用いる画像データの総画素数が70,000,000であり、各輝度のヒストグラムを算出した際に、ヒストグラムの最大値が60,000,000であるとする。この場合、ヒストグラムの差分を総和した値の平均値が分散σとなり、分散値σは以下の式(1)を用いて計算することができる。
例えば、画像データの輝度値が8[bit]であった場合、輝度レベルは0〜255の範囲であることからnのレンジは0〜255としている。分散値σが所定値以上であれば印字情報を含む原稿であり、σが所定値未満であれば白紙原稿であると判定される。
また、前述したように、例えば10画素以上の幅を持つゴミがごみ検出部303により検出された場合、ごみ消し部306においてごみ補正が行えないことがある。そこで、本実施形態に係る画像読取装置100では、検出結果生成部304からゴミ判定結果を白紙検出部307へ出力し(図3参照)、白紙検出部307はゴミ判定結果に基づいて白紙判定領域を変更する処理を実行する。以下、この処理について具体例を挙げて説明する。
図8は、図4において説明したスジL3の幅がごみ補正の対象とならなかった場合における白紙判定領域の再設定の一例を示す図である。流し読み画像では、付着したゴミは副走査全範囲にわたるスジ、つまり副走査方向に並行する一直線の画像として検出される。白紙検出部307では、ゴミ判定結果を受け付け、スジL3の座標情報に基づき当該スジL3を中心に主走査方向に一定幅の領域、且つ、副走査方向の全範囲の領域を含む所定範囲の画像を除外した残りの所定領域を白紙検出領域(判定領域)として再設定する。このように、白紙検出領域を再設定した上で白紙検出の処理を実行する。これにより、例えばごみ補正ができないサイズのゴミが検出された場合であっても、このゴミが検出された領域(ごみ領域)を除外した領域において白紙検出を行うことができる。
図9は、画像読取装置100による白紙検出の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図9に示す各処理は、主としてCPU201が各機能部に指示を出し実行される。
CPU201は、白紙検出部307を介して白紙検出領域を設定する(S1001)。
例えば、読み取った画像を画像保存制御部305を介してSDRAM204へ格納する際に予め原稿サイズを検出しておき、白紙検出部307が検出された原稿サイズに基づき白紙検出領域を特定する。このようにして、当初の白紙検出領域を設定することができる。
CPU201は、ごみ検出部303により検出されたゴミの中に、ごみ補正が不可能な幅(例えば、10画素以上の幅を持つゴミ)を有するゴミが含まれるか否かを判別する(S1002)。含まれる場合(S1002:Yes)、当初の白紙検出領域からこのゴミを含む所定の領域(ごみ領域)を除いた領域を白紙検出領域として再設定する(S1003)。
CPU201は、白紙検出部307を介して白紙検出領域を設定する(S1001)。
例えば、読み取った画像を画像保存制御部305を介してSDRAM204へ格納する際に予め原稿サイズを検出しておき、白紙検出部307が検出された原稿サイズに基づき白紙検出領域を特定する。このようにして、当初の白紙検出領域を設定することができる。
CPU201は、ごみ検出部303により検出されたゴミの中に、ごみ補正が不可能な幅(例えば、10画素以上の幅を持つゴミ)を有するゴミが含まれるか否かを判別する(S1002)。含まれる場合(S1002:Yes)、当初の白紙検出領域からこのゴミを含む所定の領域(ごみ領域)を除いた領域を白紙検出領域として再設定する(S1003)。
CPU201は、白紙検出部307を介して白紙判定を開始する(S1004)。CPU201は、白紙検出部307により白紙であると判定されたか否かを判別する(S1005)。判定結果が白紙である場合(S1005)、白紙検出結果フラグを「Yes」に設定する(S1006)。また、そうでない場合(S1005:No)、白紙検出結果フラグを「No」に設定する(S1006)。
CPU201は、白紙検出結果フラグの内容を図示しないメイン制御部に通知し(S1008)、白紙判定を終了する。なお。白紙検出結果を用いたメイン制御部の処理は、例えば白紙であると判定された原稿画像の出力を中止したり、あるいはユーザに対し操作部210を介して白紙が検出されたことを提示したりするなど、多様な実施系が考えられる。
CPU201は、白紙検出結果フラグの内容を図示しないメイン制御部に通知し(S1008)、白紙判定を終了する。なお。白紙検出結果を用いたメイン制御部の処理は、例えば白紙であると判定された原稿画像の出力を中止したり、あるいはユーザに対し操作部210を介して白紙が検出されたことを提示したりするなど、多様な実施系が考えられる。
このように、本実施形態に係る画像読取装置100では、例えばごみ補正が不可能なサイズのゴミが検出された場合、検出されたゴミを除いた領域において白紙検出を行う。これにより、ゴミの付着を要因とする白紙検出精度の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
例えば、ごみ補正が不可能な幅を持つゴミが多数(例えば、10個以上)検出された場合、その個数に応じて白紙検出領域が大幅に減少してしまい、その結果、白紙検出自体の信頼性が低下してしまうことも考えられる。この場合、ユーザが操作部210を介して白紙検出処理を継続するか否か選択可能に構成することもできる。本実施形態では、このように構成された画像読取装置について説明する。なお、第1実施形態において既に説明した機能構成と同じものは、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
例えば、ごみ補正が不可能な幅を持つゴミが多数(例えば、10個以上)検出された場合、その個数に応じて白紙検出領域が大幅に減少してしまい、その結果、白紙検出自体の信頼性が低下してしまうことも考えられる。この場合、ユーザが操作部210を介して白紙検出処理を継続するか否か選択可能に構成することもできる。本実施形態では、このように構成された画像読取装置について説明する。なお、第1実施形態において既に説明した機能構成と同じものは、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る画像読取装置による白紙検出の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示すステップS1101、S1102、S1108〜S1112の各処理は、図8において説明したステップS1001、1002、S1004〜S1008の各処理に相当する処理であるため、その説明を省略する。
CPU201は、ごみ検出部303により検出されたゴミの中に、ごみ補正が不可能な幅(例えば、10画素以上の幅を持つゴミ)を有するゴミが含まれるか否かを判別する(S1102)。含まれる場合(S1102:Yes)、CPU201は、10画素幅以上のゴミが所定の閾値を超えるか否か、例えば10個以上含まれているか否かを判別する(S1103)。10個以上含まれている場合(S1103:Yes)、CPU201は、操作部210を介してユーザに白紙検出を継続するか否かを選択するためのメッセージ(ポップアップ)を表示する(S1102)。
ここで、白紙検出を継続するか否かを選択するためのメッセージの一例について説明する。図11は、操作部210を介して表示されるメッセージの一例を示す図である。図11に示すように、ユーザは白紙検出を続行する場合は「検出する」ボタン、白紙検出をしない場合は「検出しない」ボタンを選択することにより、その後の動作を指示する。また、読取ガラス118を掃除してゴミを取り除いた後、例えばコピーを最初からやり直す場合には「中止」ボタンを選択する。これにより現在実行されているジョブが中止される。
図10の説明に戻り、CPU201は、白紙検出の継続を指示されたか否かを判別する(S1105)。継続の指示を受け付けた場合(S1105:Yes)、あるいは10画素幅以上のゴミが10個未満であった場合(S1103:No)、CPU201は、当初の白紙検出領域からごみ領域を除いた領域を白紙検出領域として再設定する(S1007)。また、そうでない場合(S1105:No)、白紙判定を行わずに通常の画像出力を行う(S1106)。
このように、本実施形態に係る画像読取装置では、一定数以上のゴミが検出された場合、白紙検出自体の信頼性が低下してしまうことをユーザに提示するとともに、白紙検出を継続するか否かユーザが選択することができる。これにより、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
100・・・画像読取装置、101・・・リーダユニット、102・・・ADF、103・・・原稿、104・・・原稿トレイ、105・・・幅規制板、106・・・ピックアップローラ、107・・・分離パッド、108・・・分離ローラ、109・・・第1レジストローラ、110・・・第2レジストローラ、111・・・第1搬送ローラ、112・・・第2搬送ローラ、113・・・第3搬送ローラ、114・・・白色ガイド板、115・・・第4搬送ローラ、116・・・排紙ローラ、118・・・読取ガラス、119、120・・・光源、121、122、123・・・反射ミラー、124・・・結像レンズ、125・・・ラインセンサ、126・・・信号処理基板。
Claims (6)
- 原稿を搬送しながら光学的に原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路上に設定された読取位置において、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を原稿画像として取得する画像取得手段と、
前記取得した原稿画像に基づき前記読取位置に存在する異物を検出する検出手段と、
前記異物が検出された場合、前記原稿画像に含まれる当該異物の画像を特定するための情報を生成する生成手段と、
前記生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外して前記原稿が画像を有する原稿であるか否かを判定する判定手段と、を有することを特徴とする、
画像読取装置。 - 前記生成手段は、前記特定した異物の画像が補正可能な画像であるか否かを判別し、
前記判定手段は、前記生成手段が補正できない異物の画像であると判別した場合、前記生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外して前記原稿が画像を有する原稿であるか否かを判定することを特徴とする、
請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記画像取得手段は、前記搬送経路をはさみ前記読取位置に対向して配置された背景板の画像を背景画像としてさらに取得し、
前記検出手段は、前記取得した原稿画像と背景画像に基づき前記読取位置に存在する異物をさらに検出し、
前記生成手段は、前記取得した原稿画像と背景画像を比較して前記原稿画像に含まれる当該異物の画像を特定するための情報を生成することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記異物の画像を特定するための情報は、原稿画像における当該異物の画像の位置、サイズの少なくとも一方を含む情報であることを特徴とする、
請求項1、2又は3に記載の画像読取装置。 - 前記判定手段は、前記原稿のサイズに応じた前記原稿画像の所定領域を判定領域として設定し、当該原稿画像が前記異物の画像を含む場合、当該判定領域を前記生成された情報により特定される画像を含む所定範囲の原稿画像を除外した領域に変更することを特徴とする、
請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像読取装置。 - 前記生成手段は、前記原稿画像に含まれる前記補正できない異物の画像の個数を算出し、
前記算出された個数が所定の閾値を超える場合、前記判定手段による判定を継続するか否かを選択するための情報を使用者に通知する通知手段をさらに有することを特徴とする、
請求項2乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
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