JP2016007163A - 炭酸ガス発生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】炭酸ガス発生システムにおいて、施設園芸用温室における作物の光合成に適した環境を作る。
【解決手段】施設園芸用温室に配置される炭酸ガス発生システム1において、炭酸ガスA11を発生させる炭酸ガス発生装置10と、この炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11,A12を加湿及び冷却する加湿手段(加湿装置20)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、施設園芸用温室に配置される炭酸ガス発生システムに関する。
従来、施設園芸用温室で栽培される作物に炭酸ガスを供給することで作物の光合成を促す手法がとられている。また、高温の炭酸ガスが作物に供給されると、作物の生育に悪影響を与えうるため、冷却した炭酸ガスを作物に供給する手法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2004−344154号公報 国際公開第2014/010561号 特開平3−236723号公報
ところで、施設園芸用温室において作物を栽培する場合には、飽差(空気1立方メートル当たりにあとどれだけ水蒸気を含むことができるかを水蒸気のグラム数で表した値)は、作物によるが、例えば3〜7[g/m]程度が望ましいことが多い。しかし、発生させた炭酸ガスは、上述のように冷却しても、飽差が高くなる。
作物は、飽差が高いと気孔が閉じ気味となるため、蒸散と炭酸ガス取り込み量が減少してしまい、冷却した炭酸ガスを作物に単純に供給するだけでは作物は十分な光合成を行うことができない。
本発明の目的は、施設園芸用温室における作物の光合成に適した環境を作ることである。
1つの態様では、炭酸ガス発生システムは、
施設園芸用温室に配置される炭酸ガス発生システムにおいて、
炭酸ガスを発生させる炭酸ガス発生装置と、
前記炭酸ガス発生装置が発生させた炭酸ガスを加湿及び冷却する加湿手段と、
を備える。
前記態様によれば、施設園芸用温室における作物の光合成に適した環境を作ることができる。
本発明の第1実施形態に係る炭酸ガス発生システムを示す構成図である。 本発明の第1実施形態における気化パッドを示す正面図である。 本発明の第1実施形態における気化パッドを示す左側面図である。 本発明の第1実施形態における各条件下の地点ごとの温度変化を示すグラフである。 本発明の第1実施形態における各条件下の地点ごとの湿度変化及びCO濃度変化を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る炭酸ガス発生システムを示す構成図である。 本発明の第3実施形態に係る炭酸ガス発生システムを示す構成図である。 本発明の第4実施形態に係る炭酸ガス発生システムを示す構成図である。
本発明の第1〜第4実施形態に係る炭酸ガス発生システムについて、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る炭酸ガス発生システム1を示す構成図である。
図1に示す炭酸ガス発生システム1は、炭酸ガス発生装置10と、加湿手段の一例である加湿装置20と、送風手段の一例である送風ファン30と、供給パイプ40と、を備える。炭酸ガス発生システム1は、作物100が生育される施設園芸用温室に配置される。
炭酸ガス発生装置10は、燃焼炉11と、バーナ12と、送風機13と、吹出部14と、を有する。
燃焼炉11において、バーナ12は、例えばオイルを燃焼させることで、燃焼ガスA2を発生させる。
送風機13は、施設園芸用温室内の空気A1を燃焼炉11に向けて送風する。送風機13が送風する空気A1は、燃焼炉11の周囲を通って熱交換加熱されて空気A3となり、燃焼ガスA2と混合され、炭酸ガスA11として吹出部14から吹き出される。このように、炭酸ガス発生装置10は、炭酸ガスA11を発生させる。なお、この炭酸ガスA11の温度は、一例としては、80℃〜110℃である。
加湿装置20は、気化パッド21と、給水タンク22と、液体供給部の一例である給水パイプ23と、循環ポンプ24と、循環パイプ25と、吐出部26と、を有する。
気化パッド21は、炭酸ガス発生装置10の吹出部14と対向するように配置され、吹出部14から吹き出されて到達した炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが後述する送風ファン30によって吹き付けられる。これにより、気化パッド21に浸透した液体が気化し、炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが加湿及び冷却される(炭酸ガスA14)。このように、加湿装置20は、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)を加湿及び冷却する。なお、吹出部14から吹き出されて気化パッド21に到達する炭酸ガスA12の温度は、一例としては60℃以上である。
気化パッド21は、浸透した液体を気化させるものであればよいが、一例としては、気体通過方向(図2Bに示す矢印A12,A13,A14参照)及び高さ方向に拡がるセルロースの波状の薄膜を厚み方向(気化パッド21の幅方向(図2Aの左右方向))に並べたものが挙げられる。このような気化パッド21としては、例えば、図2A(正面図)及び図2B(左側面図)に示すように、気体通過方向にかけて波状部分が上方に向いた薄膜21a−1と、気体通過方向にかけて波状部分が下方に向いた薄膜21a−2とが交互に並ぶように配置されている気化パッド21が挙げられる。
給水タンク22は、給水パイプ23から液体(例えば水)B1を供給される。一例であるが、給水パイプ23による液体の供給量としては、1時間当たり15リットルが挙げられる。
循環ポンプ24は、給水タンク22の液体を、気化パッド21を通るように循環させるべく、循環パイプ25に液体B2を送る。
吐出部26は、循環パイプ25から送られてくる液体B2を例えば複数の吐出口から気化パッド21に向けて吐出する(液体B3)。吐出された液体B3は、気化パッド21に浸透し(液体B4)、その後、給水タンク22に向けて落下する(液体B5)。このように、給水パイプ23は、気化パッド21に浸透する液体を供給する。
送風ファン30は、炭酸ガス発生装置10の吹出部14から吹き出された炭酸ガスA11(A12)を気化パッド21に吹き付けるとともに、気化パッド21を通過することで加湿及び冷却された炭酸ガスA14を供給パイプ40に送風する。
供給パイプ40は、メインパイプ41と、分岐パイプ42と、を有し、送風ファン30が送風した炭酸ガスA15,A16を作物100に向けて供給する。
メインパイプ41は、送風ファン30に連結され、炭酸ガスA15が流れる。
分岐パイプ42は、メインパイプ41から分岐するように例えば複数本配置され、メインパイプ41を流れる炭酸ガスA15を作物100の近傍に供給する(炭酸ガスA16)。分岐パイプ42には、複数の吹出口42aが形成され、これら複数の吹出口42aから作物100に向けて炭酸ガスA17が吹き出る。なお、分岐パイプ42は、床面に載置されていてもよいし、床面から浮いた状態で支持されていてもよい。また、分岐パイプ42は、可撓性を有することで、施設園芸用温室における引き回しを容易にすることができる。
図3は、本第1実施形態における各条件下の地点ごとの温度変化を示すグラフである。
図4は、本第1実施形態における各条件下の地点ごとの湿度変化及びCO濃度変化を示すグラフである。
図3及び図4において、11時〜12時の間は、炭酸ガス発生装置10、加湿装置20、及び送風ファン30が稼働している。12時〜13時の間は、炭酸ガス発生装置10及び送風ファン30が稼働し、加湿装置20は稼働していない。13時〜14時の間は、送風ファン30が稼働し、炭酸ガス発生装置10及び加湿装置20は稼働していない。14時〜15時の間は、加湿装置20及び送風ファン30が稼働し、炭酸ガス発生装置10は稼働していない。なお、各時間で外気の大きな温度変化はない。
図1に示す加湿装置20の入口が第1の地点P1であり、メインパイプ41の入口(ダクト入口)が第2の地点P2であり、分岐パイプ42の中間位置(ダクト中間)が第3の地点P3であり、分岐パイプ42の末端位置(ダクト末端)が第4の地点P4であり、作物100の付近(植物付近)が第5の地点P5である。
図3に示すように、第1の地点P1(加湿装置入口)における温度は、13時〜15時の間は、炭酸ガス発生装置10が稼働していないため、炭酸ガス発生装置10が稼働している11時〜13時よりも温度が低くなっている。11時〜12時の間は、加湿装置20の気化パッド21に液体が流れて周囲の温度も低くなるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも温度が低い。同様に、14時〜15時の間は、気化パッド21に液体が流れて周囲の温度も低くなるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも温度が低い。
第2の地点P2(ダクト入口)における温度は、11時〜12時の間は、液体が浸透した気化パッド21に炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが吹き付けられた直後であるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも温度が急激に低くなっている。また、14時〜15時の間は、気化パッド21に周囲の空気A13が吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも温度がかなり低くなっている。
第3の地点P3(ダクト中間)における温度は、11時〜12時の間は、液体が浸透した気化パッド21に炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも温度がかなり低くなっている。また、14時〜15時の間は、液体が浸透した気化パッド21に周囲の空気A13が吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも温度が低くなっている。
第4の地点P4(ダクト末端)及び第5の地点P5(植物付近)における温度は、11時〜12時の間は、液体が浸透した気化パッド21に炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも温度が低くなっている。このように、第5の地点(植物付近)において、炭酸ガス発生装置10及び送風ファン30が稼働しているとき(11時〜12時、及び、12時〜13時)のうち、加湿装置20が稼働していない場合(12時〜13時)よりも加湿装置20が稼働している場合(11時〜12時)において温度を低くできることがわかる。なお、14時〜15時の間は、気化パッド21に周囲の空気A13が吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも温度が低くなっている。
図4のグラフでは、第4の地点P4(ダクト末端)を、湿度を表すときに「P4−1」と記し、CO濃度を表すときに「P4−2」と記す。同様に、第5の地点P5(植物付近)を、湿度を表すときに「P5−1」と記し、CO濃度を表すときに「P5−2」と記す。
第4の地点P4−1(ダクト末端)における湿度は、11時〜12時の間は、液体が浸透した気化パッド21に炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも湿度が急激に高くなっている。また、14時〜15時の間は、液体が浸透した気化パッド21に周囲の空気A13が吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも湿度がかなり高くなっている。
第5の地点P5−1(植物付近)における湿度は、11時〜12時の間は、液体が浸透した気化パッド21に炭酸ガスA12と周囲の空気A13とが吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない12時〜13時よりも湿度がかなり高くなっている。このように、第5の地点(植物付近)において、炭酸ガス発生装置10及び送風ファン30が稼働しているとき(11時〜12時、及び、12時〜13時)のうち、加湿装置20が稼働していない場合(12時〜13時)よりも加湿装置20が稼働している場合(11時〜12時)において湿度を高くできることがわかる。なお、14時〜15時の間は、液体が浸透した気化パッド21に周囲の空気A13が吹き付けられるため、加湿装置20が稼働していない13時〜14時よりも湿度が高くなっている。
第4の地点P4−2(ダクト末端)におけるCO濃度は、11時〜13時の間は、炭酸ガス発生装置10が稼働しているため約1500ppmであるのに対し、13時〜15時の間は、炭酸ガス発生装置10が稼働していないため約400ppmとなる。
第5の地点P5−2(植物付近)におけるCO濃度は、植物付近の気体によってCO濃度が第4の地点P4−2(ダクト末端)よりも低下するが、11時〜13時の間は、炭酸ガス発生装置10が稼働しているため約600ppmであるのに対し、13時〜15時の間は、炭酸ガス発生装置10が稼働していないため約400ppmとなる。
以上説明した本第1実施形態では、加湿装置20は、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)を加湿及び冷却する。そのため、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)が高温となっても、炭酸ガスA11(A12)を加湿及び冷却することで例えば第5の地点P5(植物付近)における飽差を低くすることができる。したがって、作物100の気孔が閉じ気味となるのを回避することができる。
よって、本第1実施形態によれば、施設園芸用温室における作物100の光合成に適した環境を作ることができる。更には、加湿装置20が炭酸ガスA11(A12)を冷却することでも飽差を低くすることができる。
また、本第1実施形態では、加湿装置20は、液体が浸透した気化パッド21を有する。そのため、簡単な構造で、炭酸ガスA11(A12)を加湿及び冷却することができる。
また、本第1実施形態では、加湿装置20は、気化パッド21に液体を循環させる循環ポンプ24と、気化パッド21に浸透する液体B1を供給する給水パイプ23と、を更に有する。そのため、簡単な構造で気化パッド21に液体を浸透させることができる。
また、本第1実施形態では、送風ファン30は、加湿装置20が加湿及び冷却した炭酸ガスA14を送風する。そのため、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)を加湿装置20に吹き付けることができると共に、加湿装置20が加湿及び冷却した炭酸ガスA14を施設園芸用温室の所望の位置に供給することができる。
また、本第1実施形態では、供給パイプ40は、送風ファン30が送風した炭酸ガスA14を、施設園芸用温室に配置された作物100に向けて供給する。そのため、加湿装置20が加湿及び冷却した炭酸ガスA14を作物100に供給することができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る炭酸ガス発生システム2を示す構成図である。
図5に示す本第2実施形態に係る炭酸ガス発生システム2は、主に供給パイプ40を省略した点において図1に示す第1実施形態に係る炭酸ガス発生システム1と相違し、その他は同様である。そのため、詳細な説明は省略する。
本第2実施形態では、送風ファン30が送風する気体A15は、図1の供給パイプ40を介さず、送風ファン30の吹出部30aから例えば作物100の上方へ向けて吹き出される。
本第2実施形態によっても、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)を加湿装置20が加湿及び冷却するため、施設園芸用温室における作物100の光合成に適した環境を作ることができる。
また、本第2実施形態では、図1に示す第1実施形態に係る炭酸ガス発生システム1から供給パイプ40を省略しても、送風ファン30によって、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11(A12)を加湿装置20に吹き付けることができると共に、加湿装置20が加湿及び冷却した炭酸ガスA14を施設園芸用温室の所望の位置に供給することができる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係る炭酸ガス発生システム3を示す構成図である。
図6に示す本第3実施形態に係る炭酸ガス発生システム3は、加湿装置20に代えて液体噴霧器50を備える点において図1に示す第1実施形態に係る炭酸ガス発生システム1と相違し、その他は同様である。そのため、詳細な説明は省略する。
液体噴霧器50は、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11に液体B10を噴霧する。液体噴霧器50は、例えば吹出部14の近傍に配置され、炭酸ガス発生装置10の吹出部14と送風ファン30との間の空間に対して液体B10を噴霧する。
なお、液体噴霧器50は、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11に液体B10を噴霧するものであれば、例えば、供給パイプ40内において液体B10を噴霧してもよいが、炭酸ガス発生装置10が発生させた直後の炭酸ガスA11は高温であるため、この炭酸ガスA11が送風ファン30に到達する前に冷却する観点では、炭酸ガス発生装置10と送風ファン30との間の空間に対して液体Bを噴霧することが望ましい。
送風ファン30は、炭酸ガス発生装置10の吹出部14と対向するように配置されている。また、送風ファン30は、液体噴霧器50により液体B10を噴霧された炭酸ガスA21と周囲の空気A22とを供給パイプ40に送風する。
供給パイプ40は、送風ファン30が送風した炭酸ガスA23,A24を、作物100に向けて供給する。そして、分岐パイプ42の複数の吹出口42aから、作物100に向けて炭酸ガスA25が吹き出る。
本第3実施形態によっても、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11を液体噴霧器50が加湿及び冷却するため、施設園芸用温室における作物100の光合成に適した環境を作ることができる。
また、本第3実施形態では、液体噴霧器50が、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11に液体B10を噴霧するため、簡単な構造で、炭酸ガスA11を加湿及び冷却することができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係る炭酸ガス発生システム4を示す構成図である。
図7に示す本第4実施形態に係る炭酸ガス発生システム4は、図5に示す第2実施形態に係る炭酸ガス発生システム2と同様に加湿装置20に代えて液体噴霧器50を備える点において図6に示す第3実施形態に係る炭酸ガス発生システム1と相違し、その他は同様である。そのため、詳細な説明は省略する。
本第4実施形態では、送風ファン30が送風する気体A23は、図6の供給パイプ40を介さず、送風ファン30の吹出部30aから例えば作物100の上方へ向けて吹き出される。
本第4実施形態によっても、炭酸ガス発生装置10が発生させた炭酸ガスA11を液体噴霧器50が加湿及び冷却するため、施設園芸用温室における作物100の光合成に適した環境を作ることができる。
また、本第4実施形態では、図6に示す第3実施形態に係る炭酸ガス発生システム3から供給パイプ40を省略しても、液体噴霧器50が加湿及び冷却した炭酸ガスA23を施設園芸用温室の所望の位置に供給することができる。
1〜4 炭酸ガス発生システム
10 炭酸ガス発生装置
11 燃焼炉
12 バーナ
13 送風機
14 吹出部
20 加湿装置
21 気化パッド
22 給水タンク
23 給水パイプ
24 循環ポンプ
25 循環パイプ
26 吐出部
30 送風ファン
30a 吹出部
40 供給パイプ
41 メインパイプ
42 分岐パイプ
42a 吹出口
100 作物

Claims (6)

  1. 施設園芸用温室に配置される炭酸ガス発生システムにおいて、
    炭酸ガスを発生させる炭酸ガス発生装置と、
    前記炭酸ガス発生装置が発生させた炭酸ガスを加湿及び冷却する加湿手段と、
    を備えることを特徴とする炭酸ガス発生システム。
  2. 前記加湿手段は、液体が浸透した気化パッドを有する加湿装置であることを特徴とする請求項1記載の炭酸ガス発生システム。
  3. 前記加湿装置は、前記気化パッドに液体を循環させる循環ポンプと、前記気化パッドに浸透する液体を供給する液体供給部と、を更に有することを特徴とする請求項2記載の炭酸ガス発生システム。
  4. 前記加湿手段は、前記炭酸ガス発生装置が発生させた炭酸ガスに液体を噴霧する液体噴霧器であることを特徴とする請求項1記載の炭酸ガス発生システム。
  5. 前記加湿手段が加湿及び冷却した炭酸ガスを送風する送風手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の炭酸ガス発生システム。
  6. 前記送風手段が送風した炭酸ガスを、前記施設園芸用温室に配置された作物に向けて供給する供給パイプを更に備えることを特徴とする請求項5記載の炭酸ガス発生システム。
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