JP2016006411A - ミリ波用アンテナ及び車載用レーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レドームの耐久性、密封性を確保しつつ、レドームを設けたことによる損失を低減できるミリ波用アンテナを提供する。【解決手段】ミリ波帯の電波を送受信するアンテナ本体2と、アンテナ本体2の送受信面を空間を介して離れて覆うレドーム1と、を有するミリ波用アンテナ101であって、レドーム1が、送受信される電波が通過するように設けられた空隙3を有する。車載用レーダ装置は、ミリ波用アンテナ101を含む。【選択図】図1
Description
本開示は、ミリ波用アンテナ及び車載用レーダ装置に関する。
ミリ波用アンテナは、例えば、車載レーダ装置に使用される。この車載レーダ装置は、移動体である車両に搭載され、例えば、前方を走行する移動体などの障害物の方位、相対距離、相対速度などを検出する。
近年、特に、事故を未然に防ぐための予防安全技術への注目が高まっている。高級車などでは既に76GHz帯のミリ波レーダを使ったACC(車間距離制御システム)やプリクラッシュセーフティシステム(プリクラッシュ)といったADAS(アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム)が標準搭載されつつある。そのようなニーズの高まりを受けて、新たなレーダ帯域(79GHz帯)の標準化が推進されており2015年度からは利用可能となる見込みである。
ミリ波レーダとは、ミリ波の電波を所望の方向に送信し、その反射波を受信し、予め障害となりうる物体を検知するというものである。ミリ波レーダにおいて電波の送受信は平面型パッチアンテナや導波管に形成されたスロットアンテナで実施される。アンテナの設置場所としては、電波を通過させることができる非金属製の外装体のうち、必ず車の進行方向を向いているバンパーの内側が最適であると考えられている。また、一般的に車のバンパーの内側は密閉された空間ではないため雨、ほこりなどが侵入する。このため、アンテナ本体が取り付けられた固定部に、アンテナ本体を保護するために、固定部の前方を塞ぐレドームを設ける必要がある。レドーム自身も、耐久性、密封性を確保するためにはある程度の厚みや強度が必要になる。
以上のように構成された車載レーダ装置において、アンテナ本体から放射されたレーダ波は、レドームとバンパーを通過して探査対象に向けて放射され、探査対象からの反射波は、バンパーとレドームを通過してアンテナ本体に到達することになる。したがって、アンテナ本体から出射された電波がアンテナ本体にもどって来る間にレドームとバンパーをそれぞれ2回通過することになり、レドームとバンパーに起因する反射損と吸収損が問題になる。特に、ミリ波帯では、波長が短いことから反射損と吸収損の影響が大きくなる。かかる問題を解決するために、特許文献1および特許文献2において、レドームとバンパーの位置関係を電気長に基づいて規定することが提案されている。
本開示は、レドームの耐久性および/または密封性を確保しつつ、レドームを設けたことによる損失を低減できるミリ波用アンテナと車載用レーダ装置を提供する。
本開示の一実施形態に係るミリ波用アンテナは、
ミリ波帯の電波を送受信するアンテナ本体と、
前記アンテナ本体の送受信面を空間を介して離れて覆うレドームと、を有し、
前記レドームは、送受信される電波が通過するように設けられた空隙を有する。
ミリ波帯の電波を送受信するアンテナ本体と、
前記アンテナ本体の送受信面を空間を介して離れて覆うレドームと、を有し、
前記レドームは、送受信される電波が通過するように設けられた空隙を有する。
本開示の一実施形態に係るミリ波用アンテナは、レドームの耐久性、密封性を確保しつつ、レドームを設けたことによる損失を低減できる。
既存車や仕様上厚みの設計変更ができない車などに対して、レドームとバンパーの位置関係を電気長に基づいて規定して反射損を抑制することは困難である。そこで、本発明者は、レドームに起因する反射損と吸収損を減少させることが可能でアンテナ特性の良いミリ波用アンテナを提供すべく鋭意研究した。
本開示の一実施形態に係るミリ波用アンテナによれば、前記レドームは、送受信される電波が通過するように設けられた空隙を有している。よって、空隙を含むレドーム全体の厚さを確保しつつ、レドームを構成する部材を通過する伝搬路を短くできる。従って、レドームの耐久性、密封性を確保しつつ、レドームを設けたことによる損失を低減できる。
このミリ波用アンテナは、例えば、車載レーダ装置に使用される。この車載レーダ装置は、移動体である車両に搭載され、例えば、前方を走行する移動体などの障害物の方位、相対距離、相対速度などを検出する。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る実施形態のミリ波用アンテナについて説明する。
実施形態1.
図7は、本開示に係る実施形態1の車載用レーダ装置の概略構成を示すブロック図である。実施形態1に係る車載用レーダ装置は、ミリ波アンテナ101と、ミリ波アンテナ101にて送受信した信号をデジタル処理するベースバンド部200とを備える。ベースバンド部200は、例えば、LSIにより具現化され、ミリ波アンテナ101の受信部にて受信した信号をデジタル処理することにより、対象物の速度、距離、方向などを計算する。ベースバンド部200は、ミリ波アンテナ101の送信部のビーム制御を行ってもよい。ベースバンド部200は、車載インターフェース201を介してセンサーECU202の検出処理アプリ機能によって制御される。センサーECU202に代えてADAS検知エンジンを用いてもよい。検出処理アプリ機能からの情報は、車内のヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示されてもよいし、車のブレーキ制御に用いられてもよい。
図7は、本開示に係る実施形態1の車載用レーダ装置の概略構成を示すブロック図である。実施形態1に係る車載用レーダ装置は、ミリ波アンテナ101と、ミリ波アンテナ101にて送受信した信号をデジタル処理するベースバンド部200とを備える。ベースバンド部200は、例えば、LSIにより具現化され、ミリ波アンテナ101の受信部にて受信した信号をデジタル処理することにより、対象物の速度、距離、方向などを計算する。ベースバンド部200は、ミリ波アンテナ101の送信部のビーム制御を行ってもよい。ベースバンド部200は、車載インターフェース201を介してセンサーECU202の検出処理アプリ機能によって制御される。センサーECU202に代えてADAS検知エンジンを用いてもよい。検出処理アプリ機能からの情報は、車内のヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示されてもよいし、車のブレーキ制御に用いられてもよい。
図1は、本開示に係る実施形態1のミリ波用アンテナ101の構成を模式的に示す断面図である。実施形態1の車載用レーダ装置において、ミリ波用アンテナ101はバンパー9内に設置される。ミリ波用アンテナ101は、送受信アンテナ搭載基板2を含む。送受信アンテナ搭載基板2は、例えば、下面にシステムLSI4が搭載され、上面にアンテナ部2’が形成されてなり、固定台7に以下のように固定される。システムLSI4は、例えば、RFチップである。
固定台7は、上面から下面に貫通する開口部7cを有する底部7bと、底部7bの上面に開口部7cを囲むように設けられた枠部7aとからなり、底部7bの上面に送受信アンテナ搭載基板2が設けられる。具体的には、送受信アンテナ搭載基板2の下面に搭載されたシステムLSI4が開口部7cに位置するように、送受信アンテナ搭載基板2の下面の外周部分が底部7b上面の開口部7cの周囲に固定される。枠部7aは、送受信アンテナ搭載基板2を囲むように底部7b上面に、例えば、ネジ6により固定される。
ここで、本実施形態1では、上面にアンテナ部2’が形成された送受信アンテナ搭載基板2を用いて構成したが、本開示はこれに限定されるものではなく、種々のアンテナ構造を採用することができる。本明細書において、送受信アンテナ搭載基板2を含むアンテナ構造体を総称してアンテナ本体という。
また、車載用レーダ装置では、送受信アンテナ搭載基板2の保護のために、絶縁体5が開口部7cを塞ぐように、例えば、ネジ6によって底部7bの下面に設けられる。さらに、送受信アンテナ搭載基板2の保護のため、レドーム1がアンテナ部2’から所定の距離だけ隔てた位置でレドーム固定用ゴム8にて枠部7aに取り付けられる。尚、レドーム固定用ゴム8の一部(例えば、レドーム固定用ゴム8とレドーム1の間)には電波吸収層10が設けられる。
以上のようにして、送受信アンテナ搭載基板2は、固定台7と、底部7bの下面で開口部7cを塞ぐ絶縁体5と、送受信アンテナ搭載基板2の前面を覆うレドーム1により形成された密閉空間(アンテナ保護空間ともいう。)内に設けられて保護される。車載用レーダ装置に用いられるミリ波用アンテナ101は、降雨、降雪などの悪天候下で使用されたり、走行中に小石の衝突等の物理的な衝撃に曝されるなど、厳しい外部環境に耐えうることが必要とされる。したがって、送受信アンテナ搭載基板2(即ち、アンテナ本体)を保護する固定台7、レドーム1等には粉塵の進入を防ぐ密封性に加え、一定以上の機械的強度が求められる。尚、本明細書において、密封性は車に搭載されたときに水分、粉塵等の進入を防ぐことができれば良く、例えば、真空状態を維持するような気密性までは必ずしも必要ない。
一方、送受信アンテナ搭載基板2の前方を覆うレドーム1は、アンテナ部2’から出射されるミリ波が通過するものであることから、吸収損および反射損を極力減らす必要がある。そこで、本実施形態1では、レドーム1は、送受信される電波が通過するように設けられた空隙3を有している。この空隙3は、アンテナ部2’から出射されるミリ波が実質的に全て空隙3を通過するような範囲に形成されていることが望ましく、具体的には、アンテナ部2’の指向性を考慮して形成される。具体的には、例えば、空隙3は、レドーム1の第1外表面にアンテナ本体の送受信面を電波の放射方向に平行投影したときの投影範囲より広い範囲に設けるようにする。
本実施形態1では、このような空隙3をレドーム1に設けることにより、レドーム1の全体の厚さtを減少させることなく、レドーム1を構成する構造体の厚さ(即ち、図2におけるdr+dr’)を減少させることができる。これにより、レドーム1を構成する構造体による電波吸収損を小さくしつつ、アンテナ保護空間の密封性を維持し、レドーム1の機械的強度を確保できる。
すなわち、アンテナ保護空間の密封性を維持するためには、レドーム1の枠部7aへの取り付け部分において、ある程度の厚さが必要になる。また、本発明者の知見によれば、レドーム1の枠部7aへの取り付け部分近傍のレドーム1の厚さをある程度確保すれば、一定以上のレドーム1の機械的強度が維持できることが分かった。したがって、レドーム1の取り付け部分近傍の端部を除いた位置に空隙3を設けることにより、レドーム1を構成する構造体による電波吸収損を小さくしつつ、アンテナ保護空間の密封性を維持し、レドーム1の機械的強度を確保できる。
具体的には、レドーム1を構成する材料特性を考慮した上で、例えば、1.0mm以上、望ましくは2.0mm以上の厚さをレドーム1の枠部7aへの取り付け部分において確保する。さらに、本実施形態1の車載用レーダ装置に用いるミリ波用アンテナでは、レドーム1を設けたことによる反射損を減らすために、以下のように構成することが望ましい。
図2を参照しながら、反射損を減少させる原理を説明する。図2に示すように、レドーム1は、送受信アンテナ搭載基板2の送受信アンテナ形成面2a(アンテナ部2’が形成された面)に平行に対向するように設けられる。ここで、レドーム1は、例えば、合成樹脂からなり、当該合成樹脂の各パラメータを、比誘電率ε、管内波長λ、厚さD、波数k(=2π/λ)とする。ここで、管内波長λは、真空中の波長をλ0とすると、λ=λ0/ε1/2で与えられる。
また、以下の説明では、レドーム1において、送受信アンテナ形成面2a側に位置する第1外表面1aと空隙3の間に位置する領域を第1領域11とし、レドーム1において、アンテナから離れた側の第2外表面1bと空隙3とに挟まれた領域を第2領域12とする。第1領域11と空隙3の界面を第1界面1cとし、空隙3と第2領域12の界面を第2界面1dとする。空隙3の隙間、すなわち、第1界面1cと第2界面1d間の距離は、taとする。さらに、第1外表面1a、第2外表面1b、第1界面1c及び第2界面1dにおける、アンテナ部2’から出射されるミリ波に対する反射係数はいずれもΓであるとする。
まず、第1領域11に関係する第1外表面1a及び第1界面1cの反射波について考える。第1外表面1aにおける反射波と第1界面1cにおける反射波は、合成されてアンテナ部2’に再入射される。第1領域11に関係する反射波は、アンテナ部2’から放射された電波が第1外表面1aにより反射される第1反射波と、アンテナ部2’から放射された電波のうちの第1領域11を通過した電波が第1界面1cで反射される第2反射波との合成波である。したがって、少なくとも第1反射波と第2反射波とが異なる位相で合成されることが望ましく、より望ましくは、第1反射波と第2反射波とが0.9π〜1.1πの範囲の位相差で合成されるようにし、よりいっそう望ましくは、第1反射波と第2反射波とが位相差がπの逆位相で合成されるようにする。
具体的には、第1領域11の厚さdr’を、(a)第1外表面1aにおける第1反射波の位相と第2反射波の位相とが異なるように、(b)望ましくは、第1外表面1aにおける第1反射波と第2反射波とが0.9π〜1.1πの範囲の位相差になるように、(c)よりいっそう望ましくは、第1外表面1aにおける第1反射波と第2反射波の位相差がπになるように、設定する。
図2を参照しながらより具体的に説明する。まず、アンテナ部2’から放射された平面波Eiが、第1外表面1aからレドーム1に垂直に入射する場合、レドーム1と空気は波動インピーダンスが異なるため一部の平面波が反射される。この第1外表面1aで反射される第1反射波Er1は、
Er1=Ei・Γ……(1)
で表される。
Er1=Ei・Γ……(1)
で表される。
また、第1領域11を伝搬する透過成分Et1は、
Et1=Ei・(1−|Γ|2)1/2……(2)
で表される。
透過成分Et1が第1界面1cに到達すると、誘電率が不連続に変化する第1界面1cで透過成分Et1の一部が反射される。
Et1=Ei・(1−|Γ|2)1/2……(2)
で表される。
透過成分Et1が第1界面1cに到達すると、誘電率が不連続に変化する第1界面1cで透過成分Et1の一部が反射される。
この第2反射波Er2が第1領域11を伝搬し第1外表面1aに到達した時、その第2反射波Er2は次の式で表される。
Er2=−Ei・Γ・(1−|Γ|2)1/2・e−2jβ
ここで、|Γ|2<<1が成り立つとすると、第2反射波Er2は
Er2≒−Ei・Γ・e−2jβ……(3)
である。
ただし、式(3)中、第1領域11の電気長βは、次の式で表される。
β=k・dr’
Er2=−Ei・Γ・(1−|Γ|2)1/2・e−2jβ
ここで、|Γ|2<<1が成り立つとすると、第2反射波Er2は
Er2≒−Ei・Γ・e−2jβ……(3)
である。
ただし、式(3)中、第1領域11の電気長βは、次の式で表される。
β=k・dr’
よって、レドーム1の第1外表面1aにおける第1領域11が関係する合成反射波Erは、
Er=Er1+Er2=Ei・Γ・(1−e−2jβ)……(4)
となる。
Er=Er1+Er2=Ei・Γ・(1−e−2jβ)……(4)
となる。
この式(4)から明らかなように、e−2jβが−1になると、すなわち、電気長βがπ/2の奇数倍になると、同位相で合成されることになり、合成反射波Erは最大になる。また、e−2jβが+1になると、すなわち、βがπの整数倍になると、(1−e−2jβ)=0となり、第1領域11による反射の合成反射波Erが最小化される。
したがって、本実施形態1では、第1反射波と第2反射波が同位相で合成されることがないように第1領域11の厚さdr’を、電気長βがπ/2の奇数倍にならないように設定し、第1反射波と第2反射波とが異なる位相で合成されるようにすることが望ましい。
また、第1外表面1aにおける第1反射波と第2反射波とが実質的に逆位相で合成されるように、0.9π〜1.1πの範囲の位相差になるように、第1領域11の厚さdr’を設定することが望ましく、より望ましくは、第1反射波と第2反射波とが逆位相で合成されるように、第1領域11の厚さdr’を設定する。
例えば、第1反射波と第2反射波とが逆位相で合成されるようにするためには、第1領域11の厚さdr’を以下の式(5)を満たすように設定する。
dr’=nπ/k=nλ/2……(5)
ここで、nは整数であり、λは第1領域11内における管内波長である。
dr’=nπ/k=nλ/2……(5)
ここで、nは整数であり、λは第1領域11内における管内波長である。
また、第1外表面1aにおける第1反射波と第2反射波とが実質的に逆位相で合成されるようにするためには、第1領域11の厚さdr’を以下の式(6)を満たすように設定する。
dr’=(nπ±0.1π)/k=(n±0.1)λ/2……(6)
ここで、nは整数である。
dr’=(nπ±0.1π)/k=(n±0.1)λ/2……(6)
ここで、nは整数である。
次に、第2領域12に関係する第2界面1d及び第2外表面1bの反射波について考える。第2界面1dにおける反射波と第2外表面1bにおける反射波は合成されて、空隙3及び第1領域11を通過してアンテナ部2’に再入射される。第2領域12に関係する反射波は、アンテナ部2’から放射された電波のうち第1領域11を通過した電波が第2界面1dにより反射される第3反射波と、アンテナ部2’から放射された電波のうちの第1領域11及び第2領域12を通過した電波が第2外表面1bで反射される第4反射波との合成波である。したがって、少なくとも第3反射波と第4反射波とが異なる位相で合成されることが望ましく、より望ましくは、第3反射波と第4反射波とが0.9π〜1.1πの範囲の位相差で合成されるようにし、よりいっそう望ましくは、第3反射波と第4反射波とが位相差がπで合成されるようにする。
具体的には、第2領域12の厚さdrを、(a)第3反射波と第4反射波とが異なる位相で空隙3内に出射されるようにし、(b)望ましくは、第3反射波と第4反射波とが0.9π〜1.1πの範囲の位相差で空隙3内に出射されるようにし、(c)よりいっそう望ましくは、第3反射波と第4反射波の位相差πで空隙3内に出射されるように、設定する。
図2を参照しながら電場の変化を基により具体的に説明する。
まず、第1領域11を通過した成分Etは、
Et=Et1・(1−|Γ|2)1/2・e−jβ
=Ei・(1−|Γ|2)・e−jβ……(7)
となる。
この透過成分Etが空隙3を伝搬し、第2界面1dに達したときの成分Ei’は、
Ei’=Et・e−jT……(8)
ただし、T(自由空間における電気長)=k0・ta
となる。
まず、第1領域11を通過した成分Etは、
Et=Et1・(1−|Γ|2)1/2・e−jβ
=Ei・(1−|Γ|2)・e−jβ……(7)
となる。
この透過成分Etが空隙3を伝搬し、第2界面1dに達したときの成分Ei’は、
Ei’=Et・e−jT……(8)
ただし、T(自由空間における電気長)=k0・ta
となる。
ここでk0は自由空間における波数を表している。この入射成分Ei’に対する反射合成成分Er’は、前記式(4)と同様に、
Er’=Ei’・Γ・(1−e−2jγ)……(9)
ただし、γ(電気長)=k・dr
と表すことができる。
Er’=Ei’・Γ・(1−e−2jγ)……(9)
ただし、γ(電気長)=k・dr
と表すことができる。
Er’は、第2界面1dで反射された第3反射波と、第2外表面1bで反射された第4反射波とを合成した合成反射波である。この式(9)から明らかなように、e−2jγが−1になると、すなわち、電気長γがπ/2の奇数倍になると、同位相で合成されることになり、合成反射波Er’は最大になる。また、e−2jγが+1になると、すなわち、γがπの整数倍になると、(1−e−2jγ)=0となり、第2領域12による反射の合成反射波Er’が最小化される。
したがって、本実施形態1では、第2領域12の厚さdrを、電気長γがπ/2の奇数倍にならないように設定し、第3反射波と第4反射波とが異なる位相で合成されるようにすることが望ましい。
また、第3反射波と第4反射波が空隙3に、0.9π〜1.1πの範囲の位相差で出射され、第3反射波と第4反射波が実質的に逆位相で合成されるように、第2領域12の厚さdrを設定することがより望ましく、よりいっそう望ましくは、第3反射波と第4反射波が位相差πで空隙3に出射され、第3反射波と第4反射波が逆位相で合成されるように、第2領域12の厚さdrを設定する。
例えば、第3反射波と第4反射波とが逆位相で空隙3の中で合成されるようにするためには、第2領域12の厚さdrを以下の式(10)を満たすように設定する。
dr=nπ/k=nλ/2……(10)
ここで、nは整数であり、λは第2領域12内における管内波長である。
dr=nπ/k=nλ/2……(10)
ここで、nは整数であり、λは第2領域12内における管内波長である。
また、第3反射波と第4反射波とが空隙3の中で実質的に逆位相で合成されるようにするためには、第2領域12の厚さdrを以下の式(11)を満たすように設定する。
dr=(nπ±0.1π)/k=(n±0.1)λ/2……(11)
ここで、nは整数である。
dr=(nπ±0.1π)/k=(n±0.1)λ/2……(11)
ここで、nは整数である。
また、空隙3の中で合成された反射成分Er’は、空隙3を伝搬し、第1領域11を通過して送受信アンテナ搭載基板2側へ戻る。その成分Er”は、
Er”=Er’・e−jT−jβ……(12)
で表される。
したがって、送受信アンテナ搭載基板2側に戻ってくる全反射波Erallは、
Erall=Er+Er”
=Ei・Γ[(1−e−2jβ)+(1−e−2jγ)・e−jT−jβ]…(13)
となる。
Er”=Er’・e−jT−jβ……(12)
で表される。
したがって、送受信アンテナ搭載基板2側に戻ってくる全反射波Erallは、
Erall=Er+Er”
=Ei・Γ[(1−e−2jβ)+(1−e−2jγ)・e−jT−jβ]…(13)
となる。
また、上式(13)から、反射率Rは、
R=Erall/Ei
=Γ・[(1−e−2jβ)+(1−e−2jγ)・e−jT−jβ]……(14)
と表すことができる。
R=Erall/Ei
=Γ・[(1−e−2jβ)+(1−e−2jγ)・e−jT−jβ]……(14)
と表すことができる。
本実施形態1において、この反射率Rが最小となるようにすれば、アンテナ全体としての反射損を最も少なくできる。それを実現するための条件は、空隙3によって分割されたレドーム1のそれぞれの電気長β、γをπの整数倍に等しくする事である。この条件において、前記式(13)の全反射波Erallは、
Erall=Er+Er”
=EiΓ[(1−1)+(1−1)e−jT]
=0
となり、空隙幅taと無関係に、反射損ゼロの理想的な状態を実現できる。
Erall=Er+Er”
=EiΓ[(1−1)+(1−1)e−jT]
=0
となり、空隙幅taと無関係に、反射損ゼロの理想的な状態を実現できる。
一方、吸収損Aは、
A=3.34・X・(f・μr・σr)1/2……(15)
と表される。Xはレドームやバンパーなどの外装体の厚み、fは周波数、μrは外装体の比透磁率、σrは外装体の導電率を示している。式(15)より、吸収損は、Xとμrに比例して大きくなることがわかる。吸収損Aを抑制するためには、ミリ波が伝播する経路のうちで外装体の占める割合を小さくすることが有効である。例えば空隙を形成することにより、外装体の占める割合が半分になった場合、吸収損も半分になる。
A=3.34・X・(f・μr・σr)1/2……(15)
と表される。Xはレドームやバンパーなどの外装体の厚み、fは周波数、μrは外装体の比透磁率、σrは外装体の導電率を示している。式(15)より、吸収損は、Xとμrに比例して大きくなることがわかる。吸収損Aを抑制するためには、ミリ波が伝播する経路のうちで外装体の占める割合を小さくすることが有効である。例えば空隙を形成することにより、外装体の占める割合が半分になった場合、吸収損も半分になる。
以上の説明した内容に基づき、レドーム1の反射損及び吸収損を低減するための具体的な構成について説明する。
第1形態
以上の説明から明らかなように、原理的には、電気長βがπの整数倍になるように第1領域11の厚さdr’を設定し、電気長γがπの整数倍になるように第2領域12の厚さdrを設定しかつ、第1領域11の厚さdr’と第2領域12の厚さdrの合計の厚さを小さくすることにより、最も反射損を小さくでき、かつ第1領域11及び第2領域12における吸収損を抑えることができる。
以上の説明から明らかなように、原理的には、電気長βがπの整数倍になるように第1領域11の厚さdr’を設定し、電気長γがπの整数倍になるように第2領域12の厚さdrを設定しかつ、第1領域11の厚さdr’と第2領域12の厚さdrの合計の厚さを小さくすることにより、最も反射損を小さくでき、かつ第1領域11及び第2領域12における吸収損を抑えることができる。
以上の思想に基づき、第1形態のレドームでは、第1領域11の厚さdr’と第2領域12の厚さdrをそれぞれλ/2に設定する。すなわち、第1形態のレドームは、式(5)(10)を満足する厚さの中で最も薄くなるようにn=1として、反射損を最小化した上で、レドームの材質による吸収損を極力抑えたレドームである。ここで、この反射損を考えるとき空隙3は反射損に影響しないので、空隙3の隙間の距離taは、レドーム全体の厚さが所望の厚さになるように任意に設定できる。この第1形態のレドームは、第1及び第2外表面及び第1第2界面での反射が大きくなる、例えば、誘電率が比較的大きい材料によりレドームを構成した場合に、反射損を抑えることができ効果的である。
第2形態
第2形態のレドームは、レドームの材質による吸収損を第1形態より抑えるために、第1領域11の厚さdr’及び第2領域12の厚さdrのうちの一方の厚さをλ/2に設定し、他方をλ/2より薄くしたものである。この第2形態のレドームでは、機械的強度を確保するために、バンパー側に位置する第2領域12の厚さdrをλ/2に設定し、他方の第1領域11の厚さdr’をアンテナ特性に影響を及ぼさない程度に薄くする。ここで、第1領域11の厚みdr’がアンテナ特性に影響を及ぼさない程度に薄くするとは、例えば、第1領域の厚みdr’が0.05λ以下であることをいう。ここで、空隙3は反射損に影響はなく、空隙3による吸収損は極めて小さいので、空隙3の隙間の距離taは、レドーム全体の厚さが所望の厚さになるように任意に設定できる。
第2形態のレドームは、レドームの材質による吸収損を第1形態より抑えるために、第1領域11の厚さdr’及び第2領域12の厚さdrのうちの一方の厚さをλ/2に設定し、他方をλ/2より薄くしたものである。この第2形態のレドームでは、機械的強度を確保するために、バンパー側に位置する第2領域12の厚さdrをλ/2に設定し、他方の第1領域11の厚さdr’をアンテナ特性に影響を及ぼさない程度に薄くする。ここで、第1領域11の厚みdr’がアンテナ特性に影響を及ぼさない程度に薄くするとは、例えば、第1領域の厚みdr’が0.05λ以下であることをいう。ここで、空隙3は反射損に影響はなく、空隙3による吸収損は極めて小さいので、空隙3の隙間の距離taは、レドーム全体の厚さが所望の厚さになるように任意に設定できる。
このような構成にすることにより、反射損を減少させつつ吸収損を大きく抑制することができる。この第2形態のレドームは、第1及び第2外表面及び第1第2界面での反射を比較的小さくできる、例えば、誘電率が比較的小さい材料によりレドームを構成した場合に、吸収損を抑えることができ効果的である。
以上の第1形態のレドームを用いた場合と第2形態のレドームを用いた場合のアンテナ特性をシミュレーションにより確認した。シミュレーションには、電磁界解析ソルバを用いた。
第1形態レドームのシミュレーション1.
シミュレーション1では、全体の厚さが2.5mmのレドームを仮定し、空隙3が形成された本実施形態のレドームと、空隙の無い比較例のレドームについてそれぞれシミュレーションを行った。このシミュレーション1では、第1領域11の電気長βがπになるように第1領域11の厚さdr’を設定し、第2領域12の電気長γがπになるように第2領域12の厚さdrを設定した。具体的には、レドームを構成する材料の誘電率εは3.5であり、第1領域11の幅dr’及び第2領域12の幅drはそれぞれ1.0mmとし、空隙3の幅taは、0.5mmとした。
シミュレーション1では、全体の厚さが2.5mmのレドームを仮定し、空隙3が形成された本実施形態のレドームと、空隙の無い比較例のレドームについてそれぞれシミュレーションを行った。このシミュレーション1では、第1領域11の電気長βがπになるように第1領域11の厚さdr’を設定し、第2領域12の電気長γがπになるように第2領域12の厚さdrを設定した。具体的には、レドームを構成する材料の誘電率εは3.5であり、第1領域11の幅dr’及び第2領域12の幅drはそれぞれ1.0mmとし、空隙3の幅taは、0.5mmとした。
シミュレーションの結果を図5Aと図5Bに示す。尚、図5Aは、yz面(図1における送受信アンテナ搭載基板2の断面に垂直な面であって、且つ送受信アンテナ形成面に垂直な面)における放射角度に対する利得を示しており、図5Bは、xz面(図1における送受信アンテナ搭載基板2の断面に平行な面)における放射角度に対する利得を示している。特性としては、空隙の無い比較例では、利得が25.0dBiであったものが、空隙を形成した本実施形態では、利得が25.5dBiであり、本実施形態では0.5dBi性能が向上した。また、yz面におけるサイドローブレベルは、空隙の無い比較例では、−16.1dBであるのに対して、空隙を形成した本実施形態では、−16.1dBであり、同等の結果が得られた。また、xz面におけるサイドローブレベルは、空隙の無い比較例では、−12.6dBであるのに対して、空隙を形成した本実施形態では、−12.7dBであり、ほぼ同等の結果が得られた。
第2形態レドームのシミュレーション2.
シミュレーション2では、全体の厚さが1.6mmのレドームを仮定し、空隙3が形成された本実施形態のレドームと、空隙の無い比較例のレドームについてそれぞれシミュレーションを行った。このシミュレーション2では、第1領域11の厚さdr’を薄くし、第2領域12の電気長γがπになるように第2領域12の厚さdrを設定した。具体的には、レドームを構成する材料の誘電率εは、3.5であり、第1領域11の幅dr’は、0.1mmとし、第2領域12の幅drは1.0mmとした。また、空隙3の幅taは、0.5mmとした。
シミュレーション2では、全体の厚さが1.6mmのレドームを仮定し、空隙3が形成された本実施形態のレドームと、空隙の無い比較例のレドームについてそれぞれシミュレーションを行った。このシミュレーション2では、第1領域11の厚さdr’を薄くし、第2領域12の電気長γがπになるように第2領域12の厚さdrを設定した。具体的には、レドームを構成する材料の誘電率εは、3.5であり、第1領域11の幅dr’は、0.1mmとし、第2領域12の幅drは1.0mmとした。また、空隙3の幅taは、0.5mmとした。
シミュレーションの結果を図6Aと図6Bに示す。尚、図6Aは、yz面における放射角度に対する利得を示しており、図6Bは、xz面における放射角度に対する利得を示している。特性としては、空隙の無い比較例では、利得が24.3dBiであったものが、空隙を形成した本実施形態では、利得が25.4dBiであり、本実施形態では1.1dBi性能が向上した。また、yz面におけるサイドローブレベルは、空隙の無い比較例では、−13.5dBであるのに対して、空隙を形成した本実施形態では、−16.9dBであり、本実施形態により3.4dB性能が向上した。また、xz面におけるサイドローブレベルは、空隙の無い比較例では、−12.4dBであるのに対して、空隙を形成した本実施形態では、−12.6dBであり、ほぼ同等の結果が得られた。
本シミュレーション結果より、空隙を設けた本開示に係るレドームを用いることがアンテナ特性向上に有効であることが確認できた。また今回のシミュレーションでは、第1形態よりも第2形態の方が優れる結果になったが、レドームを構成する材質の誘電特性(即ち、比誘電率、誘電正接等)によって特性は変化するため、前述したようにレドームに求められる特性に応じて使い分けることが望ましい。
以上のレドーム1は、第1領域11、第2領域12及び空隙3を囲む部分が一体で構成されていても良いし、同種もしくは異種の誘電板が複数枚積層されることによって形成されてもよい。具体的には、第1領域11を含む第1誘電体板と、第2領域12を含む第2誘電体板との間に、空隙3に対応する貫通開口部が形成された誘電体枠板を設けて積層することによりレドーム1を構成することができる。このような構成にすると、バンパー9側の第2誘電体板を、送受信アンテナ搭載基板2側の第1誘電体板よりも耐衝撃に優れた誘電体により構成することが可能になる。また、バンパー9側の第2誘電体板を送受信アンテナ搭載基板2側の第1誘電体板より厚くし、かつ耐衝撃に優れた材質を用いるとより効果的に必要な機械的強度を確保でき、バンパー内部に入り込んだ小石などの個体がレドーム1に衝突した時の衝撃に対してより耐性をもつ構造とできる。
また、第1誘電体板、第2誘電体板及び誘電体枠板は、貼り合わせることなく、重ねて固定台7に固定するようにしてもよい。このような固定構造にすることにより、例えば、第1誘電体板、第2誘電体板及び誘電体枠板を異なる材料で構成した場合であってもそりの発生を防止できる。
本実施形態1のレドーム1の空隙を設けた構成は、バンパー9にも、適用でき、同様の効果が得られる。この場合、バンパー9に形成される空隙3’の横方向(即ち、図1のy方向)および長手方向(即ち、図1のx方向)の長さは、レドーム1を通過したミリ波をカバーするために、レドーム1に形成された空隙3の形成サイズより大きくすることが望ましい。即ち、レドーム1の第1外表面1aに対して、空隙3を投影したときの投影範囲よりも、空隙3’を投影したときの投影範囲の方が大きいことが望ましい。これにより、レドーム1と同様の効果を損なうことなく享受できる。
実施形態2.
図3は、本開示に係る実施形態2の車載用アンテナの構成を示す断面図である。この実施形態2の車載用アンテナは、レドーム21の構成以外は、実施形態1の車載用アンテナと同様に構成されている。実施形態2のレドーム21は、第1領域11と第2領域12との間隔を維持する支持体13を空隙23内に有している点で、実施形態1のレドーム1とは異なっている。この支持体13は、空隙23を設けることによってレドーム23の機械的強度が低下するのを抑制するものである。したがって、支持体13は、複数の柱体により構成してもよいし、格子状に形成された隔壁であってもよい。支持体13が隔壁である場合、空隙23は複数の部分に分割されることになる。尚、実施形態2の車載用アンテナのレドーム21において、第1領域11の厚さdr’、第2領域12の厚さdr及び空隙23の隙間taは実施形態1のレドーム1と同様に設定される。
図3は、本開示に係る実施形態2の車載用アンテナの構成を示す断面図である。この実施形態2の車載用アンテナは、レドーム21の構成以外は、実施形態1の車載用アンテナと同様に構成されている。実施形態2のレドーム21は、第1領域11と第2領域12との間隔を維持する支持体13を空隙23内に有している点で、実施形態1のレドーム1とは異なっている。この支持体13は、空隙23を設けることによってレドーム23の機械的強度が低下するのを抑制するものである。したがって、支持体13は、複数の柱体により構成してもよいし、格子状に形成された隔壁であってもよい。支持体13が隔壁である場合、空隙23は複数の部分に分割されることになる。尚、実施形態2の車載用アンテナのレドーム21において、第1領域11の厚さdr’、第2領域12の厚さdr及び空隙23の隙間taは実施形態1のレドーム1と同様に設定される。
以上のように構成された実施形態2のレドーム21は、実施形態1のレドーム1と同様アンテナ特性の劣化の抑制が可能となる上さらに、実施形態1のレドーム1に比較して機械的強度を高くできる。
実施形態3.
図4は、本開示に係る実施形態3の車載用アンテナの構成を示す断面図である。この実施形態3の車載用アンテナは、レドーム31の構成以外は、実施形態1の車載用アンテナと同様に構成されている。実施形態3のレドーム31は、前方に突出した湾曲した形状に構成されている点で、実施形態1のレドーム1とは異なっている。尚、実施形態3の車載用アンテナのレドーム31において、第1領域11の厚さdr’、第2領域12の厚さdr及び空隙33の隙間taは実施形態1のレドーム1と同様に設定される。
図4は、本開示に係る実施形態3の車載用アンテナの構成を示す断面図である。この実施形態3の車載用アンテナは、レドーム31の構成以外は、実施形態1の車載用アンテナと同様に構成されている。実施形態3のレドーム31は、前方に突出した湾曲した形状に構成されている点で、実施形態1のレドーム1とは異なっている。尚、実施形態3の車載用アンテナのレドーム31において、第1領域11の厚さdr’、第2領域12の厚さdr及び空隙33の隙間taは実施形態1のレドーム1と同様に設定される。
以上のように構成された実施形態3のレドーム31は、実施形態1のレドーム1と同様アンテナ特性の劣化の抑制が可能となる上さらに、実施形態1のレドーム1に比較してビームチルト時の特性劣化を軽減することができる。
以上の実施形態では、本開示に係るミリ波用アンテナを用いて車載用レーダ装置を構成した例を示したが、本開示のミリ波用アンテナは、これに限定されるものではなく、ミリ波無線通信などにも応用展開可能である。即ち、本開示のミリ波は、車載用レーダ装置で使用される波長およびミリ波無線通信で使用される波長の電波を含む。本開示のミリ波は、例えば、1mm以上10mm以下の波長を有する電波を含む。また、本開示の空隙の形状は、特に限定されない。例えば、レドームの第1外表面に空隙を投影したときの形状は、正方形、長方形、円、楕円等であってもよい。
本開示に係るミリ波用アンテナは、車載用レーダをはじめWiGig規格に基づく短距離高速デジタル無線伝送、IEEE802.11ad規格に基づく無線LAN装置もしくは非圧縮HD−TV映像伝送装置などのミリ波無線通信装置にも搭載することができ、種々の用途に利用できる。
1 レドーム
1a 第1外表面
1b 第2外表面
1c 第1界面
1d 第2界面
2 送受信アンテナ搭載基板
3 空隙
4 システムLSI
5 絶縁体
6 ネジ
7 固定台
8 レドーム固定用ゴム
9 バンパー
10 電波吸収体
1a 第1外表面
1b 第2外表面
1c 第1界面
1d 第2界面
2 送受信アンテナ搭載基板
3 空隙
4 システムLSI
5 絶縁体
6 ネジ
7 固定台
8 レドーム固定用ゴム
9 バンパー
10 電波吸収体
Claims (12)
- ミリ波帯の電波を送受信するアンテナ本体と、
前記アンテナ本体の送受信面を空間を介して離れて覆うレドームと、を有し、
前記レドームは、送受信される電波が通過するように設けられた空隙を有するミリ波用アンテナ。 - 前記レドームは、
アンテナ側に位置する第1外表面と前記空隙の間に位置する領域により規定される第1領域を有し、
該第1領域の厚さは、前記アンテナ本体から出射される電波が前記第1外表面により反射されてなる第1反射波と、前記アンテナ本体から出射されて前記第1領域を通過した電波が前記第1領域と前記空隙との界面で反射されてなる第2反射波とが異なる位相で前記第1外表面から前記アンテナ側の空間に出射されるように設定された請求項1に記載のミリ波用アンテナ。 - 前記第1反射波と前記第2反射波とが0.9π以上1.1π以下の範囲の位相差で前記第1外表面から前記アンテナ側の空間に出射されるように、第1領域の厚さが設定された請求項2に記載のミリ波用アンテナ。
- 前記レドームは、
アンテナ側に位置する第1外表面と前記空隙の間に位置する領域により規定される第1領域、およびアンテナから離れた側の第2外表面と前記空隙とに挟まれた領域により規定される第2領域と、を有し、
前記第2領域の厚さは、前記アンテナ本体から出射されて前記第1領域及び前記空隙を通過して前記空隙と前記第2領域の界面で反射されてなる第3反射波と、前記アンテナ本体から出射されて前記第1領域、前記空隙及び前記第2領域を通過して前記第2外表面で反射されてなる第4反射波とが異なる位相で前記空隙内に出射されるように設定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のミリ波用アンテナ。 - 前記第3反射波と前記第4反射波とが0.9π以上1.1π以下の範囲の位相差で前記空隙内に出射されるように第2領域の厚さが設定された請求項4に記載のミリ波用アンテナ。
- 該第1領域の厚さは、前記第2領域の厚さより小さい請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナ。
- 前記空隙は、複数に分割されてなる請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナ。
- 前記空隙は、前記レドームの第1外表面に前記アンテナ本体の前記送受信面を電波の放射方向に平行投影したときの投影範囲より広い範囲の電波が通過するように設けられた請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナ。
- 前記レドームは、前記第1領域を含む第1誘電体板と、前記空隙の外周を画する誘電体枠板と、前記第2領域を含む第2誘電体板とが積層された積層体を含む請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナ。
- 前記積層体は、前記第1誘電体板と、前記誘電体枠板と、前記第2誘電体板とが接合されることなく固定部に固定されてなる請求項9記載のミリ波用アンテナ。
- 前記レドームの外周は、電波吸収層を有する固定部に固定されている請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナ。
- 請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載のミリ波用アンテナを含む車載用レーダ装置。
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