JP2016004911A - 電流リード - Google Patents

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Abstract

【課題】通電時の温度変化という熱履歴を相当回数与えたとしても、つまり、熱電変換素子が、熱膨張及び熱収縮を同時に相当回数繰り返す場合でも、接続抵抗が略一定であり、安定した特性及び耐久性を備える熱電冷却型の電流リードを提供する。【解決手段】低温部の超電導応用機器に接続される低温側電極12と、常温部の外部機器に接続される常温側電極と、一方の面に低温側電極12が接合され、他方の面に常温側電極が接合されるペルチェ素子110と、ペルチェ素子110を低温側電極12と常温側電極とを用いて挟みこむ挟持機構と、を備える。ペルチェ素子110は、低温側電極12と常温側電極との間に複数設けられている。互いに隣り合うペルチェ素子110の間には隙間が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、低温部に設置される超電導応用機器と常温部に設置される外部機器を接続する電流リードに関し、特に熱電変換素子を用いた熱電冷却型の電流リードに関する。
一般に、超電導コイルや超電導ケーブル等の超電導応用機器は、低温部(低温容器)に設置され、常温部に設置された外部機器(例えば、電源)と、電流リードを介して接続される。これら超電導応用機器の運転は、極低温環境下(低温部)で行われるため、低温部での断熱が極めて重要である。外部からの熱進入が大きいと、その熱も冷却する必要が生じるため、冷却コストが増大し、場合によっては冷却することができずに運転が不可能となってしまう可能性がある。
外部からの熱進入経路は、2つある。1つは低温容器を経由する経路であり、他の1つは、電流リードを通じて進入する経路である。
一つ目の低温容器を経由する熱侵入経路対策としては、低温容器として真空断熱容器を用い、超電導応用機器をその中に入れることにより容器からの熱進入を大きく低減することが可能である。
2つ目の熱侵入経路としての電流リードは、大きな熱進入の原因になる。電流リードは、例えばOFCu(OxygenFree Copper)等の常電導体から形成され、高い電気伝導率を有する。しかしながら、OFCuは、熱伝導率も高いため、常温空間からの熱が容易に侵入し低温空間側に流入してしまうことになる。熱進入のプロセスには、温度差による熱伝導と電流によって発生するジュール熱の2つのプロセスがある。
最近、常温側に常電導体、低温側に高温超電導体(酸化物超電導体)を設けた超電導電流リードが開発されている。高温超電導体は、酸化物であるため熱伝導率が低く、かつ、超電導のためジュール熱を生じない。
この超電導電流リードを使用することによって、20K以下の極低温で運転する超電導応用機器(例えば液体ヘリウムによる浸漬冷却、液体ヘリウムを用いた伝熱冷却、或いは、冷凍機を用いた伝導冷却で運転する超電導マグネット)は、電流リードを通じた熱進入を低減できる。これは、酸化物超電導体の低熱伝導率と、ジュール熱がゼロであることを利用している。しかし、この超電導電流リードは、低温機器部が64K以上(例えば過冷却液体窒素による浸漬冷却で運転する超電導ケーブル)であると、超電導状態となるまで冷却されず、使用することができない。
この場合、例えば、特許文献1に示すように、熱電変換素子(以下、ペルチェ素子ともいう)を利用した熱電冷却型の電流リードを使用する。この熱電冷却型の電流リードは、熱電変換素子の低熱伝導率(Cuの1/200程度)と、ペルチェ効果(通電することにより片端から吸熱し他方の片端へ排熱する現象)によるヒートポンプ効果を利用する。具体的には、外部機器として常温部側に設定された電源の正極側にN型熱電半導体で構成した熱電変換素子を使用したN型の熱電冷却型電流リードを配置し、電源の負極側にP型熱電半導体で構成した熱電変換素子を使用したP型の熱電冷却型電流リードを設置する。そして、電源からの電流がN型及びP型の熱電変換素子を経て電源に戻る電流回路を構成する。ここで、超電導電流リードを設置できる場合、上記熱電冷却型電流リードと組み合わせて使用することも可能である。超電導電流リードを組み合わせて使用する場合は、さらに熱進入量の低減が期待できる。
熱電冷却型電流リードは、N型又はP型の熱電変換素子の両端部に、電極である発熱側電流端子及び吸熱側電流端子を接合した構成である。熱電変換素子としてはBiTe系又はBiTeSb系が用いられる。BiTe化合物は、室温以下の温度領域において熱電特性が高い。熱電冷却型電流リードの両端部は、熱電変換素子の発熱側電流端子及び吸熱側電流端子の接合面に、Niメッキを施し、ハンダにより接合する。
特開2004−6859号公報
熱電冷却型電流リードは、ジュール熱とヒートポンプ効果のバランスから、通電容量に合わせた横断面積の熱電変換素子を使用する必要がある。通電容量が大きい場合は、使用する熱電変換素子の断面積も大きくなる。すると、熱電変換素子と、発熱側電流端子及び吸熱側電流端子の接合部において、通電時の温度変化による熱膨張又は熱収縮を受けて剪断応力が大きくなり、接合部の剥離や熱電変換素子自体の破損が発生する虞がある。
特に、Cu電極である発熱側電流端子及び吸熱側電流端子よりもBiTe化合物からなる熱電変換素子の方が、機械的強度が低いため、熱電変換素子の破損が問題となる。熱電変換素子の破損に至らないまでも接合部の剥離等により熱電冷却型の電流リードとして安定した特性と耐久性を得ることができない虞がある。
よって、相当回数の熱履歴(例えば、50回以上の熱履歴)を付与しても、安定した特性と耐久性を有した電流リードを実現することが望まれている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、通電時の温度変化という熱履歴を相当回数与えたとしても、つまり、熱電変換素子が、熱膨張及び熱収縮を同時に相当回数繰り返す場合でも、接続抵抗が略一定であり、安定した特性及び耐久性を備える熱電冷却型の電流リードを提供することを目的とする。
本発明の電流リードの一つの態様は、
低温部に設置される超電導応用機器と常温部に設置される外部機器とを接続する電流リードであって、
前記超電導応用機器に接続される低温側電極と、
前記外部機器に接続される常温側電極と、
一方の面に前記低温側電極が接合され、他方の面に前記常温側電極が接合される熱電変換素子と、
前記熱電変換素子を前記低温側電極と常温側電極とを用いて挟みこむ挟持機構と、
を備え、
前記熱電変換素子は、前記低温側電極と前記常温側電極との間に複数設けられ、且つ、互いに隣り合う前記熱電変換素子の間には隙間が設けられている、構成を採る。
本発明によれば、通電時の温度変化という熱履歴を相当回数与えたとしても、接続抵抗が略一定であり、安定した特性及び耐久性を備える熱電冷却型の電流リードを提供できる。
本発明の実施の形態1に係る電流リードを用いた超電導磁石装置の一例を示す図 本実施の形態の電流リードの要部構成を模式的に示す分解図 本実施の形態の電流リードにおける熱電半導体素子部の構成を示す平面断面図 本実施の形態の電流リードの詳細な構成を示す図 本実施の形態の実施例1の電流リードの詳細な構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電流リード10を用いた超電導磁石装置1を示す図である。
図1に示すように、超電導磁石装置1は、低温部20に設置される超電導コイル21と、常温部30に設置される電源31と、電源31と超電導コイル21を電気的に接続する2つの電流リード10を備えている。2つの電流リード10を区別する場合は、電流リード10A、10Bと称する。
超電導コイル21は、例えば、真空断熱構造を有する低温容器22内に設置され、液体ヘリウムによって冷却される。電源31は、超電導コイル21を励磁するのに必要な電流を、電流リード10を介して供給する。
電流リード10は、熱電変換素子であるペルチェ素子を有する熱電冷却型の電流リードである。電流リード10は、複数のペルチェ素子を用いて構成されるペルチェ素子体100を有し、このペルチェ素子体100の一方の面には超電導コイル21に接続される低温側電極12が接合され、他方の面には電源31に接続される常温側電極13が接合される。低温側電極12、常温側電極13は、電気抵抗の面からCu含有量が90重量%以上であることが望ましく、例えば純度99.99%以上の無酸素銅で構成される。
図2は、本実施の形態の電流リード10の要部構成を模式的に示す分解図であり、図3は、本実施の形態の電流リード10における熱電半導体素子部の構成を示す平面断面図である。
図1〜図3に示すペルチェ素子体100を構成するペルチェ素子110は、例えばBiTe系、BiTeSb系、又はBiSb系の化合物半導体で構成される。特に、熱電変換効率の面からTe含有量が5〜50重量%であるBiTe系半導体又はBiTeSb系半導体が好適である。BiTe系半導体又はBiTeSb系半導体を適用した場合、常温から200K付近までの温度範囲で良好な冷却能力が得られる。また、BiSb系半導体を適用した場合、200K付近から液体窒素温度(77K)付近までの温度範囲で良好な冷却能力が得られる。
また、ペルチェ素子110には、室温以下の低温において、性能指数Z(=α2/(κρ)、α:ゼーベック係数、κ:熱伝導率、ρ:比抵抗)の値が最大となるように組成が調整された半導体を使用することが望ましい。
これらペルチェ素子110は、低温側電極12及び常温側電極13の接合面間で一様に配置されている。各ペルチェ素子110においては、一方の面に低温側電極12が接合され、他方の面に常温側電極13が接合されている。
また、ペルチェ素子110は、図3に示すように、低温側電極12及び常温側電極13の接合面12a、13a間(図2参照)において、低温側電極12の接合面12aに対して、周方向で隣り合うペルチェ素子110との間に隙間Dを空けて配置されている。この隙間Dは、通電時において、少なくとも各ペルチェ素子110において熱膨張する側の端部同士の間に設けることが望ましい。なお、常温側電極13の接合面13aに対するペルチェ素子110の配置、接合は、図3に示す低温側電極12の接合面12aに対するペルチェ素子110の配置、接合と同様であるため、詳細な図示及び説明は省略する。
また、この隙間(離間距離)Dは、ペルチェ素子110が配置される電極12、13における接合面の領域において、各ペルチェ素子110の直径φに対して0.5%以上の長さを有する。すなわち、ペルチェ素子110同士の隙間Dは、ペルチェ素子110が配置される電極の接合面12aにおいて、ペルチェ素子110の直径の0.5%以上の長さとする。尚、ペルチェ素子110同士の隙間Dの上限は特に制限はないが、電極の接合面に出来る限りペルチェ素子を複数配置することが電流リードとして好ましいことから、直径の5%以下であることが好ましい。
また、ペルチェ素子110の形状は、直径φが10mm以下で且つ高さ10mmの柱状をなしており、円柱状であっても直方体などの角柱状であってもよい。ここでは、ペルチェ素子110は、円柱状をなしている。ペルチェ素子110の直径(角柱であれば、一辺の長辺の長さ)が5mm以下の断面を有する柱状体であることが望ましい。直径或いは長辺が5mmよりも大きいと、剪断応力の緩和効果が無くなる。また、隙間Dが、直径(長辺)の0.5%未満であると、ペルチェ素子110、低温側電極12及び常温側電極13が熱膨張(或いは熱収縮)したときの剪断応力を緩和できなくなるためである。
電源31の正極側に接続される電流リード10Aのペルチェ素子体100には一様に配置されたn型半導体であるペルチェ素子110が適用されている。また、負極側に接続される電流リード10Bのペルチェ素子体100には、一様に配置されたp型半導体であるペルチェ素子110が適用されている。
例えば、BiTe系半導体の導電型は、SbI3を添加することによりn型に制御され、PbI3を添加することによりp型に制御される。また、構成元素の量を化学量論比からわずかにずらすことによって、BiTe系半導体の導電型を制御することもできる。
何れの電流リード10A、10Bにおいても、ペルチェ素子体100の低温側で吸熱が生じ、常温側で発熱が生じる。すなわち、ペルチェ素子体100において、通電時に低温側から常温側に向けて熱が移動するので、低温部への熱侵入が低減されるとともに、超電導コイル21を効率よく冷却することができる。
図4は、実施の形態に係る電流リード10の詳細な構成を示す図である。
図4に示すように、本実施の形態では、低温側電極12が、ペルチェ素子体100の低温部側の端面に接合される低温側コア電極121と、超電導コイル21(超電導応用機器)に接続される低温側キャップ電極122とで構成される。また、常温側電極13が、ペルチェ素子体100の常温部側の端面に接合される常温側コア電極131と、電源31(外部機器)に接続される常温側キャップ電極132とで構成される。
具体的には、ペルチェ素子体100を構成する複数のペルチェ素子110の各低温側の端面が低温側電極12に接合され、各常温側の端面が常温側電極13に接合される。
ペルチェ素子110は低温側電極12と常温側電極13とを介して、挟持機構40により挟み込まれている。挟持機構40は、低温側キャップ電極122、常温側キャップ電極132、接触子14を有する。
この電流リード10は、電流リード10のコア部となる素子ユニットDUと、素子ユニットDUを超電導コイル21又は電源31に接続するためのキャップ部となる低温側キャップ電極122、常温側キャップ電極132を備える。
なお、本実施の形態を含む各実施の形態において、電流リード10の構成要素であるペルチェ素子体100、低温側電極12、及び常温側電極13が配列される方向(図1において上下方向)を「軸方向」、軸方向に直交する方向を「径方向」と称する。
素子ユニットDUは、ペルチェ素子体100の低温部側に低温側コア電極121が接合され、ペルチェ素子体100の常温部側に常温側コア電極131が接合された構成を有する。ペルチェ素子体100、低温側コア電極121、及び常温側コア電極131は、例えば略円柱形状を有する。
ペルチェ素子体100と低温側コア電極121、ペルチェ素子体100と常温側コア電極131は、それぞれ半田付けにより接合される。この場合に用いられる半田としては、Sn含有量が90〜99重量%であるSn−Ag−Cu(いわゆる鉛フリー半田)が耐熱性の面から好適である。
低温側電極12において、低温側コア電極121は、ペルチェ素子体100と接合される一方の端部に、胴部121aよりも大径のフランジ部121bを有する。また、低温側コア電極121の他方の端部には、付勢部材15を収容するばね収容部121cが形成される。
低温側コア電極121の周面には、多点接触式の接触子14(いわゆるマルチラムバンド)が配置される。接触子14は、径方向において、低温側コア電極121と低温側キャップ電極122との間に介在し、これらを電気的に接続する。多点接触式の接触子14は、接触抵抗が非常に小さく抵抗発熱による温度上昇を抑制することができるので、導通を確保できるとともに、外部からの熱侵入を低減することができる。
ばね収容部121cには、圧縮コイルばね等の付勢部材15が配置される。付勢部材15は、軸方向において、低温側コア電極121と低温側キャップ電極122との間に介在し、低温側コア電極121、つまり、素子ユニットDUを、常温側キャップ電極132に向けて押圧する。付勢部材15を配置することにより、素子ユニットDUが低温側キャップ電極122から外す際に、素子ユニットDUを低温側キャップ電極122から容易に挿抜することができる。
なお、付勢部材15は、低温側コア電極121と低温側キャップ電極122との間の電流流路として機能しないものとする。付勢部材15が電流流路として機能すると、抵抗発熱により温度が上昇したり、通電電流が不安定となったりするためである。付勢部材15と低温側キャップ電極122との間に両者を電気的に絶縁する絶縁部材(図示略)を介在させるようにしてもよい。これにより、大きな押圧力が得られる金属製の付勢部材15を用いることができる。
低温側キャップ電極122は、低温側コア電極121に接続される大径部122aと、超電導コイル21に接続される小径部122bとからなる二段円柱形状を有する。大径部122aには、低温側コア電極121を収容するユニット収容部122cが形成される。ユニット収容部122cの内径は、低温側コア電極121の胴部121aの外径とほぼ同じ(フランジ部121bよりも小さい)とされる。このユニット収容部122cに低温側コア電極121が摺接した状態で挿入される。つまり、低温側コア電極121がプラグとなり、低温側キャップ電極122がソケットとなる。
また、ユニット収容部122cの深さは、低温側コア電極121のフランジ部121bが低温側キャップ電極122に当接した状態において、低温側コア電極121と低温側キャップ電極122の間に軸方向の隙間C1が生じる程度とされる。低温側コア電極121と低温側キャップ電極122とが接触しうる構造となっていると、多点接触式の接触子14を通らない不安定な電流流路が形成される虞があり、電流が不安定となるためである。なお、この隙間C1には、素子ユニットDUの軸方向の移動を妨げない範囲で、弾性部材を配置するようにしてもよい。
常温側電極13において、常温側コア電極131は、ペルチェ素子体100と接合される一方の端部に、胴部131aよりも大径のフランジ部131bを有する。
常温側コア電極131の周面には、多点接触式の接触子18(いわゆるマルチラムバンド)が配置される。接触子18は、径方向において、常温側コア電極131と常温側キャップ電極132との間に介在し、これらを電気的に接続する。多点接触式の接触子18は、接触抵抗が非常に小さく抵抗発熱による温度上昇を抑制することができるので、導通を確保できるとともに、外部からの熱侵入を低減することができる。
常温側キャップ電極132は、常温側コア電極131に接続される大径部132aと、電源31に接続される小径部132bとからなる二段円柱形状を有する。大径部132aには、常温側コア電極131を収容するユニット収容部132cが形成される。ユニット収容部132cの内径は、常温側コア電極131の胴部131aの外径とほぼ同じ(フランジ部131bよりも小さい)とされる。このユニット収容部132cに常温側コア電極131が摺接した状態で挿入される。つまり、常温側コア電極131がプラグとなり、常温側キャップ電極132がソケットとなる。
また、ユニット収容部132cの深さは、常温側コア電極131のフランジ部131bが常温側キャップ電極132に当接した状態において、常温側コア電極131と常温側キャップ電極132の間に軸方向の隙間C2が生じる程度とされる。常温側コア電極131と常温側キャップ電極132とが接触しうる構造となっていると、多点接触式の接触子18を通らない不安定な電流流路が形成される虞があり、電流が不安定となるためである。なお、この隙間C2には、素子ユニットDUの軸方向の移動を妨げない範囲で、弾性部材を配置するようにしてもよい。
素子ユニットDUの外周には、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132とを連結する固定部材17が配置される。
具体的には、固定部材17は、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132を電気的に絶縁する保護カバー171と、保護カバー171を低温側キャップ電極122及び常温側キャップ電極132に固定するボルト172で構成される。
保護カバー171は、有底円筒形状を有する。底面部171aの中央部には、低温側キャップ電極122の小径部122bが挿通される貫通孔171cが形成される。また、周面部171bには、ボルト172が挿通される複数の貫通孔(図示略、例えば同一円周上に等間隔で6個)が形成される。
好ましくは、保護カバー171は、電気絶縁性を有する材料で構成される。これにより、保護カバー171及びボルト172を介して低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132とが導通し、素子ユニットDUを通らない電流流路が形成されるのを防止することができる。
さらに好ましくは、保護カバー171は、熱伝導率の小さい材料で構成される。これにより、外部からの熱の侵入を防止することができるので、電流リード10としての性能が確保される。
保護カバー171としては、例えばガラス繊維をプラスチックに混入して強度を向上させたガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)製のものが好適である。GFRP製の保護カバー171を用いることにより、外部からの熱の流入を遮断することができるので、保護カバー171で覆われた内部の構造体の温度上昇、及びこれに伴う機器の損傷、劣化を効果的に防止することができる。
また、電流リード10の設置時などに意図しない外力が働いたときは、保護カバー171が外力を直接受ける保護部材として機能するので、素子ユニットDUの半田接続部が外力を受けて損傷するのを防止できる。
電流リード10を作製する場合、まず、保護カバー171の内部に低温側キャップ電極122が配置され、さらに素子ユニットDU、常温側キャップ電極132が順に配置される。保護カバー171の貫通孔(図示略)の一端側(低温側)からボルト172を挿通し、常温側キャップ電極132にボルト締めすることにより、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132とは硬直に固定される。素子ユニットDUは、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132とにより軸方向に移動(摺動)可能に挟持される。
このとき、素子ユニットDUが、付勢部材15によって常温側キャップ電極132に向けて所定の押圧力で押圧される状態となるまで、ボルト172を締め込む。ボルト172の常温側キャップ電極132への締め込み量を調整することで、素子ユニットDUに加わる圧力を適宜に調整することができる。
ここで、所定の押圧力は、好ましくは0.2〜20.0MPa、より好ましくは7.0〜10.0MPaである。素子ユニットDU(ペルチェ素子体100)に加わる圧力が20.0MPaより大きいとペルチェ素子体100が損傷してしまう虞があるためである。また、素子ユニットDUに加わる圧力が0.2MPaより小さいと素子ユニットDUを安定した姿勢で保持するのが困難となるためである。
このように、本実施の形態に係る電流リード10は、超電導コイル21(超電導応用機器)に接続される低温側電極12と、電源31(外部機器)に接続される常温側電極13と、一方の面に低温側コア電極121が接合され、他方の面に常温側コア電極131が接合されるペルチェ素子110と、ペルチェ素子110を低温側電極12と常温側電極13とを用いて挟みこむ挟持機構40を備える。
ペルチェ素子110は、低温側電極12と常温側電極13との間で複数、一様に設けられ、且つ、互いに隣り合うペルチェ素子110の間には隙間Dが設けられている。
これにより、通電時の温度変化により、ペルチェ素子110と低温側電極12及び常温側電極13の接合部分において熱膨張または熱収縮が大きくなり剪断応力を受ける場合でも、各ペルチェ素子110は、隙間Dを利用して、隣り合う他のペルチェ素子110に接触することなく、剪断応力を緩和して低減できる。よって、ペルチェ素子110と低温側電極12及び常温側電極13の接合部分において接続抵抗を略一定に維持することができ、ペルチェ素子110自体およびペルチェ素子110と低温側電極12及び常温側電極13の接合部分の破壊・損傷を防ぐことができる。
よって、この電流リード10に通電時の温度変化という熱履歴を相当回数与えたとしても、つまり、ペルチェ素子110が、熱膨張及び熱収縮を同時に相当回数繰り返す場合でも、接続抵抗が略一定であり、安定した特性及び耐久性を確保できる。
また、ペルチェ素子体100(熱電変換素子)の低温部側に低温側コア電極121が接合され、ペルチェ素子体100の常温部側に常温側コア電極131が接合されてなる素子ユニットDUと、一端側が超電導コイル21に接続され、他端側がプラグ・ソケット構造により低温側コア電極121に接続される低温側キャップ電極122と、一端側が電源31(外部機器)に接続され、他端側がプラグ・ソケット構造により常温側コア電極131に接続される常温側キャップ電極132と、低温側コア電極121と低温側キャップ電極122との間、及び常温側コア電極131と常温側キャップ電極132との間に介在する多点接触式の接触子14、18と、を備える。そして、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132とにより、素子ユニットDUが軸方向に移動可能に挟持されている。
電流リード10によれば、低温側キャップ電極122と常温側キャップ電極132により、素子ユニットDUが軸方向に移動可能(摺動可能)に挟持されているので、温度変化に伴う素子ユニットDUの軸方向の熱歪みは、素子ユニットDUの移動動作によって吸収される。
また、低温側キャップ電極122と低温側コア電極121、及び常温側キャップ電極132と常温側コア電極131とが、多点接触式の接触子14、18を介して電気的に接続されるので、導通を確保しつつ、外部からの熱侵入を防止することができる。
また、素子ユニットDUは、低温側キャップ電極122及び常温側キャップ電極132に対してプラグ・ソケット構造により装着されるので、取付作業が極めて簡易である。また、素子ユニットDUは、低温側キャップ電極122及び常温側キャップ電極132から容易に脱着することができるので、例えばペルチェ素子体100が損傷して電気抵抗が上昇した場合は、素子ユニットDUだけを交換することができる。また例えば、電流リード10が接続される機器側の接続部(電極)の形状や、接続方法などに変更があった場合は、低温側キャップ電極122又は常温側キャップ電極132を交換するだけで対応することができる。既存の設備を有効利用できるので、コスト面でも利点がある。
さらには、従来の電流リードのように、熱歪みを吸収するために電気抵抗の大きいフレキシブル導体を用いる必要はないので、ペルチェ素子体100、低温側電極12、及び常温側電極13の断面積を大きくすることにより単体としての電流容量を大きくすることができ、また、フレキシブル導体がない分だけ軸方向の寸法を小さくすることができる。特に、複数の電流リード10を用いて大容量化に対応する場合、必要な電流リード10の数が低減されるので、機器の小型化を図ることができる。
[実施例1]
図5は、実施例1の電流リードの詳細な構成を示す図である。
図5に示す熱電冷却型の電流リード50は、上述した実施の形態1におけるペルチェ素子体100を利用している。
この電流リード50においては、低温部の超電導応用機器に接続される電極(低温側電極)52と、常温部の外部機器に接続される電極(常温側電極)53とが、ペルチェ素子体100を介して接続される。
この電流リード50は、低温側電極52、常温側電極53を用いて挟持機構51でペルチェ素子体100を挟持した構成である。
ペルチェ素子体100では、実施の形態1と同様に、ペルチェ素子110(図2、3参照)は、一端面を低温側電極52に半田により接合され、他端面を、常温側電極53に半田により接合される。低温側電極52、常温側電極53のそれぞれの端部には、フランジ521、531が形成されている。また、低温側電極52、常温側電極53のそれぞれには、円盤リング状の低温側固定板523、常温側固定板533が挿嵌されている。
低温側固定板523の周縁部には複数(例えば等間隔で4つ)の挿通孔523aが形成されており、この挿通孔523aに低温側固定ボルト525が挿通される。低温側固定ボルト525が連結具536の一端側に螺着される。
そして、これらのペルチェ素子110は、図3に示すように、低温側電極12及び常温側電極13の接合面間において、周方向で隣り合うペルチェ素子110との間に隙間Dを空けて配置されている。ペルチェ素子110同士の隙間Dは、ペルチェ素子110が配置される電極の接合面において、ペルチェ素子110の直径の0.5%としている。
一方、常温側電極53も低温側電極52と同様の固定態様を有する。常温側固定板533の周縁部には複数(例えば等間隔で4つ)の挿通孔533aが形成されており、この挿通孔533aに常温側固定ボルト535が挿通される。常温側固定ボルト535が連結具536の他端側に螺着される。
このように、低温側固定ボルト525と、常温側固定ボルト535がそれぞれ連結具536の両端側から螺着することにより、低温側電極52及び常温側電極53は、ペルチェ素子110からなるペルチェ素子体100を挟むようにして挟持した状態となっている。電流リード50では、ペルチェ素子体100、低温側電極52、常温側電極53との接合部Cは、挟持機構51を構成する低温側固定板523と常温側固定板533により挟持された状態で、固定されている。
実施例1では、このように構成した電流リード50を製作した。この電流リード50では、ペルチェ素子体100は、実施の形態1と同様に、複数のペルチェ素子110により構成している。また、ペルチェ素子110は、Bi−Te−Sb化合物半導体素子であり、断面寸法φ3.3mm、高さ5mmとし、9本用いた。低温側電極52、常温側電極53のそれぞれを、材質を無酸素銅、ペルチェ素子体100と接合面を断面寸法10.5mm×13.7mmとし、半田をSn−Ag−Cu合金とした。また、電極の接合面におけるペルチェ素子110の隙間0.5mmを、電流リード50の通電容量を180Aとした。ここでは、接合部Cへの圧力は、0.2〜17.0MPaとした。
[実施例2]
実施例1で用いたペルチェ素子110で構成したペルチェ素子体100と同様のペルチェ素子体100を、実施の形態1の構造の電流リード10に適用した。接合部分(接合部Cに相当)への圧力は、実施例1と同様とした。
そして、これら実施例1、2の電流リードを用いて、熱履歴に対する評価を行った。
[比較例1]
実施例1の構成の電流リード50において、ペルチェ素子体100を、Bi−Te−Sb化合物半導体素子であって、断面寸法φ10.0mm、高さ5mmの一本のペルチェ素子に変更した。電流リード50におけるその他の構成は実施例1と同様とした。すなわち、比較例1の電流リードでは、低温側電極52及び常温側電極53間に配置され、それぞれの電極52、53に接合されるペルチェ素子110は単体のものである。なお、接合部Cへの圧力は、実施例1と同様とした。
[参照例1]
実施例1の電流リード50において、ペルチェ素子110同士の隙間を、ペルチェ素子110が配置される低温側電極52及び常温側電極53のそれぞれの接合面においてペルチェ素子110の直径の0.3%として参照例1の電流リードを構成した。
作製した実施例1、2の電流リード50、10と比較例1の電流リードを用いて、まず、各電極とペルチェ素子体との接合部分(接合部)の室温での平均の電気抵抗(初期値)を、直流4端子法により測定した。
次に、各電流リードに直流電流を通電し、ペルチェ素子体100の両端の温度差が100℃以上となるように電流値を調整した。ペルチェ素子体100の両端の温度は、低温側電極、常温側電極のペルチェ素子体近傍部位に設置した熱電対により測定した。この温度差がついた状態を10分間保持した後、通電を中止して大気中に放置し、接合部Bの温度が室温となるまで冷却した。そして、この熱履歴を50回繰り返し電流リードに与えた(熱履歴試験)。
電流リードの熱履歴に対する評価は、熱履歴試験後の接合部の室温での電気抵抗を直流4端子法により測定し、初期値と比較することにより行った。また、熱履歴試験後の接合部Bの外観を観察した。
実施例1及び2に係る電流リード50、10におけるペルチェ素子110の外観、ペルチェ素子110同士の隙間の大きさ、及び、ペルチェ素子110と電極との接続部の平均抵抗値(「素子の接続抵抗値[mΩ]」)の初期値、熱履歴後の抵抗値の平均の抵抗値(「履歴後の抵抗値」)を表1に示す。
Figure 2016004911
表1に示すように、ペルチェ素子体100を複数のペルチェ素子110で構成した場合では、熱履歴後においてペルチェ素子110には外観的にもなんら損傷もなく、当然、接合部にクラック等の異常は発生せず、電気抵抗の劣化もほとんどなかった(実施例1、2)。これに対して、比較例1を参照すると、ペルチェ素子体100が複数のペルチェ素子110で構成されていない場合、つまり、ペルチェ素子110間に隙間が形成されていない構造では、熱履歴後抵抗値が明らかに上昇している。また、ペルチェ素子体を構成する複数のペルチェ素子110同士の隙間を、ペルチェ素子の直径の0.3[%]とした比較例2よりも、0.5[%]とした実施例1、2の方が、熱履歴後の素子の接続抵抗値は小さかった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る電流リードは、通電時の温度変化という熱履歴を相当回数与えたとしても、接続抵抗が略一定であり、安定した特性及び耐久性を有する効果を有し、熱電冷却型の電流リードとして有用である。
1 超電導磁石装置
10、10A、10B、50 電流リード
12、52 低温側電極
12a、13a 接合面
13、53 常温側電極
14、18 接触子
15 付勢部材
17 固定部材
20 低温部
21 超電導コイル
22 低温容器
30 常温部
31 電源
40、51 挟持機構
100 ペルチェ素子体
110 ペルチェ素子
121 低温側コア電極
122 低温側キャップ電極
131 常温側コア電極
132 常温側キャップ電極
171 保護カバー
172 ボルト
523 低温側固定板
525 低温側固定ボルト
533 常温側固定板
535 常温側固定ボルト
536 連結具
C1、C2、D 隙間

Claims (5)

  1. 低温部に設置される超電導応用機器と常温部に設置される外部機器とを接続する電流リードであって、
    前記超電導応用機器に接続される低温側電極と、
    前記外部機器に接続される常温側電極と、
    一方の面に前記低温側電極が接合され、他方の面に前記常温側電極が接合される熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子を前記低温側電極と常温側電極とを用いて挟みこむ挟持機構と、
    を備え、
    前記熱電変換素子は、前記低温側電極と前記常温側電極との間に複数設けられ、且つ、互いに隣り合う前記熱電変換素子の間には隙間が設けられている、
    電流リード。
  2. 前記熱電変換素子同士の隙間は、前記熱電変換素子の直径に対して0.5%以上の長さである、
    請求項1記載の電流リード。
  3. 前記熱電変換素子は、直径10mm以下及び高さ10mmの柱状である、
    請求項1または2に記載の電流リード。
  4. 前記熱電変換素子は、円柱状である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電流リード。
  5. 前記低温側電極は、熱電変換素子の低温部側に接合される低温側コア電極と、
    一端側が前記超電導応用機器に接続され、他端側がプラグ・ソケット構造により前記低温側コア電極に接続される低温側キャップ電極とを有し、
    前記常温側電極は、前記熱電変換素子の常温部側に接合される常温側コア電極と、
    一端側が前記外部機器に接続され、他端側がプラグ・ソケット構造により前記常温側コア電極に接続される常温側キャップ電極とを有し、
    前記低温側コア電極と前記常温側コア電極は、前記熱電変換素子と素子ユニットを構成し、
    前記挟持機構は、
    前記低温側キャップ電極と、
    前記常温側キャップ電極と、
    前記低温側コア電極と前記低温側キャップ電極との間、及び前記常温側電極と前記常温側キャップ電極との間に介在する多点接触式の接触子と含み、
    前記低温側キャップ電極と前記常温側キャップ電極は、前記素子ユニットを、前記低温側キャップ電極及び前記常温側キャップ電極間を接続軸方向に移動可能に挟持する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電流リード。
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