JP2016003783A - ヒートポンプ装置 - Google Patents
ヒートポンプ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016003783A JP2016003783A JP2014122753A JP2014122753A JP2016003783A JP 2016003783 A JP2016003783 A JP 2016003783A JP 2014122753 A JP2014122753 A JP 2014122753A JP 2014122753 A JP2014122753 A JP 2014122753A JP 2016003783 A JP2016003783 A JP 2016003783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- air
- heat pump
- suction port
- load unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D15/00—Other domestic- or space-heating systems
- F24D15/04—Other domestic- or space-heating systems using heat pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0068—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by the arrangement of refrigerant piping outside the heat exchanger within the unit casing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B30/00—Heat pumps
- F25B30/02—Heat pumps of the compression type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B47/00—Arrangements for preventing or removing deposits or corrosion, not provided for in another subclass
- F25B47/02—Defrosting cycles
- F25B47/022—Defrosting cycles hot gas defrosting
- F25B47/025—Defrosting cycles hot gas defrosting by reversing the cycle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/30—Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
- F24F11/32—Responding to malfunctions or emergencies
- F24F11/36—Responding to malfunctions or emergencies to leakage of heat-exchange fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2221/00—Details or features not otherwise provided for
- F24F2221/18—Details or features not otherwise provided for combined with domestic apparatus
- F24F2221/183—Details or features not otherwise provided for combined with domestic apparatus combined with a hot-water boiler
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/04—Details of condensers
- F25B2339/047—Water-cooled condensers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/12—Inflammable refrigerants
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/22—Preventing, detecting or repairing leaks of refrigeration fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
【課題】万一、可燃性冷媒が漏洩したとしても、室内に可燃濃度域が形成されてしまうことを抑制できるヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】可燃性冷媒を循環させる冷媒回路110と、負荷側熱交換器2を収容し室内に配置される負荷ユニット200と、を有するヒートポンプ装置であって、負荷側熱交換器2は、可燃性冷媒と液状熱媒体との熱交換を行うものであり、負荷ユニット200は、送風機235と、室内の空気を吸い込む吸込口231と、吸込口231とは高さの異なる位置に設けられ、吸込口231から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口232と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】可燃性冷媒を循環させる冷媒回路110と、負荷側熱交換器2を収容し室内に配置される負荷ユニット200と、を有するヒートポンプ装置であって、負荷側熱交換器2は、可燃性冷媒と液状熱媒体との熱交換を行うものであり、負荷ユニット200は、送風機235と、室内の空気を吸い込む吸込口231と、吸込口231とは高さの異なる位置に設けられ、吸込口231から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口232と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒートポンプ装置に関する。
従来、ヒートポンプ装置には、不燃性であるR410AのようなHFC冷媒が用いられている。このR410Aは、従来のR22のようなHCFC冷媒と異なり、オゾン層破壊係数(以下「ODP」と称す)がゼロであるため、オゾン層を破壊することはない。ところが、R410Aは、地球温暖化係数(以下「GWP」と称す)が高いという性質を有している。そのため、地球の温暖化防止の一環として、R410AのようなGWPが高いHFC冷媒から、GWPが低い冷媒へと変更する検討が進められている。
そのような低GWPの冷媒候補として、自然冷媒であるR290(C3H8;プロパン)やR1270(C3H6;プロピレン)のようなHC冷媒がある。しかしながら、R290やR1270は、不燃性であるR410Aとは異なり、強燃レベルの可燃性(強燃性)を有している。そのため、R290やR1270を冷媒として用いる場合には、冷媒漏洩に対する注意が必要である。
また、低GWPの冷媒候補として、組成中に炭素の二重結合を持たないHFC冷媒、例えば、R410AよりもGWPが低いR32(CH2F2;ジフルオロメタン)がある。
また、同じような冷媒候補として、R32と同様にHFC冷媒の一種であって、組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素がある。かかるハロゲン化炭化水素として、例えば、HFO−1234yf(CF3CF=CH2;テトラフルオロプロペン)やHFO−1234ze(CF3−CH=CHF)がある。なお、組成中に炭素の二重結合を持つHFC冷媒は、R32のように組成中に炭素の二重結合を持たないHFC冷媒と区別するために、オレフィン(炭素の二重結合を持つ不飽和炭化水素がオレフィンと呼ばれる)の「O」を使って、「HFO」と表現されることが多い。
このような低GWPのHFC冷媒(HFO冷媒を含む)は、自然冷媒であるR290のようなHC冷媒ほど強燃性ではないものの、不燃性であるR410Aとは異なり、微燃レベルの可燃性(微燃性)を有している。そのため、R290と同様に冷媒漏洩に対する注意が必要である。これより以降、微燃レベル以上(例えば、ASHRAE34の分類で2L以上)の可燃性を有する冷媒のことを「可燃性冷媒」と称する。
可燃性冷媒が室内へ漏洩した場合、室内の冷媒濃度が上昇し、可燃濃度域が形成されてしまう可能性がある。
特許文献1には、可燃性冷媒を用いた空気調和装置において、室内機の外表面に可燃性冷媒ガスを検知するためのガスセンサを備え、室内機は床置形になっており、ガスセンサは室内機の下部に設けられている空気調和装置が記載されている。この空気調和装置の制御部は、ガスセンサのセンサ検知電圧が基準値以上であれば、可燃性冷媒が漏洩したと判断して、直ちに警報器によって警報を発する。これにより、ユーザは、可燃性冷媒が漏洩したことを知ることができ、室内を換気する、修理のためにサービスマンを呼ぶなどの処置をとることができる。また、制御部は、可燃性冷媒が漏洩したと判断すると、直ちに冷媒回路の運転を停止する制御を行う。これにより、この空気調和装置が運転中であっても、冷媒回路上に存在する弁によって冷媒回路を直ちに遮断でき、可燃性冷媒が大量に漏洩するのを抑制できる。
また、特許文献2には、室外機、熱媒体変換機及び室内機を備えた空気調和装置が記載されている。この空気調和装置において、熱媒体変換機は、建物の内部ではあるが室内とは別の空間である天井裏等の空間に設置されている。熱媒体変換機には、筐体内の換気を行うための変換機送風機が設けられている。また、熱媒体変換機の筐体には、変換機送風機の空気が抜ける位置に開口部が設けられている。変換機送風機は、例えば常時(空気調和装置の運転停止時も含む)、換気風量以上で駆動させるようにし、熱媒体変換機の筐体内の冷媒濃度を燃焼下限濃度(以下、「LFL」と称す)未満に抑制する。
しかしながら、特許文献1に記載された空気調和装置では、可燃性冷媒ガスを検知するガスセンサ(冷媒漏洩センサ)が必要となる。このような冷媒漏洩センサの寿命(精度維持期間)は通常1〜2年程度であり、空気調和装置の寿命(標準使用期間)である10年程度に対して短期間である。このため、空気調和装置の使用期間中には冷媒漏洩センサを何度も交換する必要があり、また、冷媒漏洩センサが寿命を迎える前に交換できない場合もあり得るため、信頼性が十分に高いとは言えないという問題点があった。また、警報により可燃性冷媒の漏洩を知ったユーザは、室内を換気する、修理のためにサービスマンを呼ぶなどの処置をとることができるが、これらの処置がとられるまでの間、一般的に閉空間である室内において、漏洩した可燃性冷媒が可燃濃度域を形成してしまうおそれがあるという問題点があった。また、可燃性冷媒が漏洩したと判断した制御部は直ちに冷媒回路の運転を停止する制御を行うため、可燃性冷媒が大量に漏洩するのを抑制できるが、一定量の可燃性冷媒が漏洩することまでは回避できない。このため、一般的に閉空間である室内において、漏洩した可燃性冷媒が可燃濃度域を形成してしまうおそれがあるという問題点があった。
また、特許文献2に記載された空気調和装置では、熱媒体変換機の筐体内の冷媒濃度をLFL未満に抑制することができるが、熱媒体変換機の筐体から排出された冷媒が筐体外で効果的に拡散されるとは限らない。このため、筐体から排出された冷媒が建物の内部の空間で可燃濃度域を形成してしまうおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上述のような問題点の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、万一、可燃性冷媒が漏洩したとしても、室内に可燃濃度域が形成されてしまうことを抑制できるヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヒートポンプ装置は、可燃性冷媒を循環させる冷凍サイクルと、少なくとも前記冷凍サイクルの負荷側熱交換器を収容し、室内に配置される負荷ユニットと、を有するヒートポンプ装置であって、前記負荷側熱交換器は、可燃性冷媒と液状熱媒体との熱交換を行うものであり、前記負荷ユニットは、送風機と、室内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口とは高さの異なる位置に設けられ、前記吸込口から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、室内の上下方向で循環する空気の流れを生成することができるため、万一、可燃性冷媒が漏洩したとしても、室内に可燃濃度域が形成されてしまうことを抑制できる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置について説明する。図1は、本実施の形態に係るヒートポンプ装置の概略構成を示す図である。本実施の形態では、ヒートポンプ装置として、ヒートポンプ給湯機1000を例示している。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、ヒートポンプ装置を使用可能な状態に設置したときのものである。
本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置について説明する。図1は、本実施の形態に係るヒートポンプ装置の概略構成を示す図である。本実施の形態では、ヒートポンプ装置として、ヒートポンプ給湯機1000を例示している。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、ヒートポンプ装置を使用可能な状態に設置したときのものである。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯機1000は、冷媒を循環させる冷媒回路110(冷凍サイクル)と、水(液状熱媒体の一例)を流通させる水回路210と、を有している。まず、冷媒回路110について説明する。冷媒回路110は、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、負荷側熱交換器2(室内熱交換器)、第1減圧装置6、中圧レシーバ5、第2減圧装置7、及び熱源側熱交換器1(室外熱交換器)が冷媒配管を介して順次環状に接続された構成を有している。ヒートポンプ給湯機1000では、後述する水回路210を流れる水を加熱する通常運転(暖房給湯運転)と、通常運転に対して冷媒を逆方向に流通させ、熱源側熱交換器1の除霜を行う除霜運転と、が可能となっている。また、ヒートポンプ給湯機1000は、室内に設置される負荷ユニット200(室内ユニット)と、例えば室外に設置される熱源ユニット100(室外ユニット)と、を有している。負荷ユニット200は、例えば、キッチンやバスルーム、ランドリールームの他、建物の内部にある納戸などの収納スペースに設置される。
冷媒回路110を循環する冷媒としては、R32、HFO−1234yf、HFO−1234ze等の微燃性冷媒、又は、R290、R1270等の強燃性冷媒が用いられている。これらの冷媒は単一冷媒として用いられてもよいし、2種以上が混合された混合冷媒として用いられてもよい。
圧縮機3は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。本例の圧縮機3は、インバータ装置等を備え、駆動周波数を任意に変化させることにより、容量(単位時間あたりに冷媒を送り出す量)を変化させることができるものとする。
冷媒流路切替装置4は、通常運転時と除霜運転時とで冷媒回路110内の冷媒の流れ方向を切り替えるものである。冷媒流路切替装置4としては、例えば四方弁が用いられる。
負荷側熱交換器2は、冷媒回路110を流れる冷媒と、水回路210を流れる水と、の熱交換を行う冷媒−水熱交換器である。負荷側熱交換器2は、通常運転時には水を加熱する凝縮器(放熱器)として機能し、除霜運転時には蒸発器(吸熱器)として機能する。
第1減圧装置6は、冷媒の流量を調整し、例えば負荷側熱交換器2を流れる冷媒の圧力調整(減圧)を行う。中圧レシーバ5は、冷媒回路110において、第1減圧装置6と第2減圧装置7との間に位置し、余剰冷媒を溜めておくものである。中圧レシーバ5の内部には、圧縮機3の吸入側と接続されている吸入配管11が通過している。中圧レシーバ5では、吸入配管11の貫通部12を通過する冷媒と、中圧レシーバ5内の冷媒との熱交換が行われる。このため、中圧レシーバ5は、冷媒回路110における内部熱交換器としての機能を有している。第2減圧装置7は、冷媒の流量を調整し、圧力調整を行う。ここで、本例の第1減圧装置6及び第2減圧装置7は、後述する制御装置101からの指示に基づいて開度を変化させることができる電子膨張弁であるものとする。
熱源側熱交換器1は、冷媒回路110を流れる冷媒と、室外送風機(図示せず)等により送風される空気(外気)との熱交換を行う冷媒−空気熱交換器である。熱源側熱交換器1は、通常運転時には蒸発器(吸熱器)として機能し、除霜運転時には凝縮器(放熱器)として機能する。
圧縮機3、冷媒流路切替装置4、第1減圧装置6、中圧レシーバ5、第2減圧装置7及び熱源側熱交換器1は、熱源ユニット100に収容されている。負荷側熱交換器2は、負荷ユニット200に収容されている。
また、熱源ユニット100には、主に冷媒回路110(例えば、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、第1減圧装置6、第2減圧装置7、不図示の室外送風機等)の動作を制御する制御装置101が設けられている。制御装置101は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを有している。制御装置101は、制御線310を介して、後述する制御装置201及び操作部301と相互にデータ通信を行うことができるようになっている。
次に、冷媒回路110の動作について説明する。図1では、冷媒回路110における通常運転時の冷媒の流れ方向を実線矢印で示している。通常運転時には、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が実線で示すように切り替えられ、負荷側熱交換器2に高温高圧の冷媒が流れるように冷媒回路110が構成される。
圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置4を経て、まず負荷側熱交換器2の冷媒流路に流入する。通常運転時には、負荷側熱交換器2は凝縮器として機能する。すなわち、負荷側熱交換器2では、冷媒流路を流れる冷媒と、当該負荷側熱交換器2の水流路を流れる水との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が水に放熱される。これにより、負荷側熱交換器2に流入した冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒となる。また、負荷側熱交換器2の水流路を流れる水は、冷媒からの放熱によって加熱される。
負荷側熱交換器2で凝縮した高圧の液冷媒は、第1減圧装置6に流入し、若干減圧されて二相冷媒となる。この二相冷媒は、中圧レシーバ5に流入し、吸入配管11を流れる低圧のガス冷媒との熱交換により冷却されて液冷媒となる。この液冷媒は、第2減圧装置7に流入し、減圧されて低圧の二相冷媒となる。低圧の二相冷媒は、熱源側熱交換器1に流入する。通常運転時には、熱源側熱交換器1は蒸発器として機能する。すなわち、熱源側熱交換器1では、内部を流通する冷媒と、室外送風機により送風される空気(外気)との熱交換が行われ、冷媒の蒸発熱が送風空気から吸熱される。これにより、熱源側熱交換器1に流入した冷媒は、蒸発して低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置4を経由して吸入配管11に流入する。吸入配管11に流入した低圧のガス冷媒は、中圧レシーバ5内の冷媒との熱交換により加熱され、圧縮機3に吸入される。圧縮機3に吸入された冷媒は、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となる。通常運転では、以上のサイクルが繰り返される。
次に、除霜運転時の動作について説明する。図1では、冷媒回路110における除霜運転時の冷媒の流れ方向を破線矢印で示している。除霜運転時には、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が破線で示すように切り替えられ、熱源側熱交換器1に高温高圧の冷媒が流れるように冷媒回路110が構成される。
圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置4を経て、熱源側熱交換器1に流入する。除霜運転時には、熱源側熱交換器1は凝縮器として機能する。すなわち、熱源側熱交換器1では、内部を流通する冷媒と、熱源側熱交換器1の表面に付着した霜との熱交換が行われる。これにより、熱源側熱交換器1の表面に付着した霜は、冷媒の凝縮熱により加熱されて溶融する。
次に、水回路210について説明する。水回路210は、貯湯タンク51、負荷側熱交換器2、ポンプ53、ブースタヒータ54、三方弁55、ストレーナ56、フロースイッチ57、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59等が水配管を介して接続された構成を有している。水回路210を構成する配管の途中には、水回路210内の水を排水するための排水口62が設けられている。水回路210は、負荷ユニット200の筐体220内に収容されている。
貯湯タンク51は、内部に水を溜める装置である。貯湯タンク51は、水回路210に接続されたコイル61を内蔵する。コイル61は、水回路210を循環する水(温水)と貯湯タンク51内部に溜まった水とを熱交換させて、貯湯タンク51内部に溜まった水を加熱する。また、貯湯タンク51は、浸水ヒータ60を内蔵している。浸水ヒータ60は、貯湯タンク51内部に溜まった水をさらに加熱するための加熱手段である。
貯湯タンク51内の水は、例えばシャワー等に接続されるサニタリー回路側配管81bに流れる。また、サニタリー回路側配管81aにも排水口63を備える。ここで、貯湯タンク51の内部に溜まった水が外部の空気により冷えるのを防止するため、貯湯タンク51は断熱材(図示せず)で覆われている。断熱材には、例えばフェルト、シンサレート(登録商標)、VIP(Vacuum Insulation Panel)等が用いられる。
ポンプ53は、水回路210内の水に圧力を与えて水回路210内を循環させる装置である。ブースタヒータ54は、熱源ユニット100の加熱能力が足りない場合等に、水回路210内の水をさらに加熱する装置である。三方弁55は、水回路210内の水を分岐するための装置である。例えば、三方弁55は、水回路210内の水を貯湯タンク51側へ流すか、外部に設けられたラジエータ、床暖房等の放熱器が接続される暖房用回路側配管82bへ流すかを切り替える。ここで、暖房用回路側配管82a、82bは、暖房機との間で水を循環させる配管である。ストレーナ56は、水回路210内のスケール(堆積物)を取り除く装置である。フロースイッチ57は、水回路210内を循環する流量が一定量以上であるか否かを検出するための装置である。
膨張タンク52は、加熱等に伴う水回路210内の水の容積変化により変化する圧力を一定範囲内に制御するための装置である。水回路210の圧力が膨張タンク52の圧力制御範囲を超えて高くなった場合に、圧力逃がし弁58にて水回路210内の水を外部へ放出する。
圧力逃がし弁58は保護装置である。空気抜き弁59は、水回路210内に発生等した空気を外部へ放出し、ポンプ53が空回り(エア噛み)することを防止する装置である。手動空気抜き弁64は、水回路210の空気を抜くための手動弁である。手動空気抜き弁64は、例えば、設置工事の際の水張り時に水回路210内に混入した空気を抜く場合に用いられる。
負荷ユニット200には、主に水回路210(例えば、ポンプ53、ブースタヒータ54、三方弁55等)の動作を制御する制御装置201が設けられている。制御装置201は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを有している。制御装置201は、制御装置101及び操作部301と相互にデータ通信を行うことができるようになっている。
操作部301は、ヒートポンプ給湯機1000の操作や各種設定をユーザが行うことができるようになっている。本例の操作部301は、表示装置を備えており、ヒートポンプ給湯機1000の状態等の各種情報を表示することができる。操作部301は、例えば負荷ユニット200の筐体220の前面のうち、ユーザが手で操作できる高さ(例えば、床面から1〜1.5m程度)の位置に設けられている(図2参照)。
負荷ユニット200の構造的な特徴について、図1に加えて図2及び図3を用いて説明する。図2は、負荷ユニット200の構成を示す正面図である。図3は、負荷ユニット200の構成を示す側面図(左側面図)である。図2及び図3では、室内における負荷ユニット200の概略の設置状態を併せて示している。図1〜図3に示すように、負荷ユニット200は、貯湯タンク51を内蔵し、室内の床面に設置される床置形のものである。負荷ユニット200は、縦長の直方体状の形状を有する筐体220を備えている。負荷ユニット200は、例えば、筐体220の背面と室内の壁面との間に所定の隙間が形成されるように設置される。筐体220は、例えば金属製である。
筐体220には、室内の空気を吸い込む吸込口231と、吸込口231から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口232と、が形成されている。吸込口231は、筐体220の側面(本例では、右側面)の上部に設けられている。本例の吸込口231は、操作部301よりも高さの高い位置に設けられている。吹出口232は、筐体220の側面(本例では、右側面)の下部、すなわち吸込口231よりも高さの低い位置に設けられている。本例の吹出口232は、操作部301よりも高さの低い位置であって室内の床面近傍の位置に設けられている。
ここで、吸込口231は、筐体220の上部であれば、天面、前面、左側面又は背面に設けられていてもよい。吹出口232は、筐体220の下部であれば、前面、左側面又は背面に設けられていてもよい。また、吸込口231の位置と吹出口232の位置との上下関係は逆であってもよい。すなわち、吹出口232は、吸込口231よりも高さの高い位置に設けられていてもよい。
筐体220内において、吸込口231と吹出口232との間は、概ね上下方向に延伸したダクト233によって接続されている。ダクト233は、例えば金属製である。ダクト233内の空間には、吸込口231と吹出口232との間における空気の流路となる風路234が形成されている。風路234は、ダクト233によって、負荷側熱交換器2及び貯湯タンク51等の高温となる部品や、電気部品等が収容される筐体220内の空間から隔離されている。ただし、筐体220内において吸込口231と吹出口232との間に空気の流路(風路234)を形成することができれば、ダクト233が設けられていなくてもよい。
風路234には、吸込口231から吹出口232に向かう空気の流れを風路234に生成する送風機235が設けられている。送風機235としては、クロスフローファン、ターボファン、シロッコファン又はプロペラファンなどが用いられる。送風機235は、例えば、吹出口232と対向して配置されている。本例の送風機235は、冷凍サイクルの停止中(例えば、圧縮機3の停止中)も含み、電力が供給されているときには常時運転するようになっている。すなわち、送風機235は、負荷ユニット200(又は送風機235自身)に電力の供給が開始されたとき(例えば、負荷ユニット200が電源コード等を介して電源に接続されたとき)には、制御装置201の制御とは無関係に起動し、電力の供給が遮断されるまで運転し続ける。あるいは、送風機235の動作が制御装置201により制御される場合には、制御装置201は、負荷ユニット200に電力の供給が開始されたとき、ユーザによる操作部301の操作を待たずに送風機235を起動させ、電力の供給が遮断されるまで送風機235を運転させ続ける。また、制御装置201は、送風機235の動作を制御するか否かに関わらず、送風機235の運転状態を監視するようにしてもよい。この場合、制御装置201は、送風機235の停止を検知したときには、操作部301の表示装置やスピーカー等を用いて、ユーザに異常を報知するようにしてもよい。また、送風機235は、例えば一定の周期で間欠運転するようになっていてもよい。
吸込口231及び吹出口232は互いに高さの異なる位置に設けられているため、負荷ユニット200が設置された室内には、少なくとも上下方向(高さ方向)において循環する空気の流れを常に生成することができる。
上述のとおり、本実施の形態では、冷媒回路110を循環する冷媒として、R32、HFO−1234yf、HFO−1234ze、R290、R1270等の可燃性冷媒が用いられている。このため、万一、負荷ユニット200で冷媒の漏洩が生じた場合、室内の冷媒濃度が上昇して可燃濃度域が形成されてしまうおそれがある。
これらの可燃性冷媒は、大気圧下において空気よりも大きい密度を有している。したがって、室内の床面からの高さが比較的高い位置で冷媒の漏洩が生じた場合には、漏洩した冷媒は下降中に拡散し、冷媒濃度が室内で均一化するため、冷媒濃度は高くなりにくい。これに対し、室内の床面からの高さが低い位置で冷媒の漏洩が生じた場合には、漏洩した冷媒が床面付近の低い位置に留まるため、冷媒濃度が局所的に高くなりやすい。これにより、可燃濃度域が形成される可能性が相対的に高まってしまう。
本実施の形態では、室内の上下方向で循環する空気の流れを常に生成することができるため、室内の空気を上下方向で攪拌することができる。このため、万一、負荷ユニット200で可燃性冷媒の漏洩が生じたとしても、冷媒濃度が高くなりやすい高さの低い位置の空気と、冷媒濃度が高くなりにくい高さの高い位置の空気と、を容易に混和することができる。したがって、本実施の形態によれば、漏洩した可燃性冷媒が床面付近の高さの低い位置に留まるのを防ぐことができ、可燃濃度域が形成されることを抑制できる。特に、床置形の負荷ユニット200の場合、冷媒の漏洩が生じる位置が床面付近の低い位置となりやすく、漏洩した冷媒が床面付近の低い位置に留まりやすいため、特に高い効果が得られる。
また、本実施の形態では、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩センサを用いるまでもなく可燃濃度域が形成されることを抑制できる。したがって、本実施の形態によれば、負荷ユニット200あるいはヒートポンプ装置(ヒートポンプ給湯機1000)の標準使用期間における冷媒漏洩センサの交換が不要となるため、維持費を抑制することができるとともに、ヒートポンプ装置の信頼性をより高めることができる。
また、本実施の形態では、風路234と、高温となる部品や電気部品等が収容される空間とは、ダクト233によって隔離されている。したがって、本実施の形態によれば、仮に、可燃性冷媒を含有した空気が風路234を流れたとしても、風路234内の可燃性冷媒が高温となる部品や電気部品等に接触することを回避することができる。
図4は、本実施の形態の変形例に係る負荷ユニット200の構成を示す部分断面図である。図4では、吹出口232近傍の構成を示している。図4に示すように、本変形例では、吹出口232は、筐体220の側面下部(又は前面下部、又は背面下部)に形成されている。吹出口232には、下向き(例えば、斜め下向き)の風向板236が設けられている。これにより、吹出口232からの吹出風の風向を下向きにすることができるため、床面付近の低い位置に留まりやすい冷媒を積極的に拡散させることができる。
図5は、本実施の形態の他の変形例に係る負荷ユニット200の構成を示す正面図である。図6は、この負荷ユニット200の構成を示す側面図(左側面図)である。図7は、この負荷ユニット200の内部構成を示す正面図である。図5〜図7に示すように、本変形例の負荷ユニット200は、貯湯タンクを内蔵しない壁掛形である。負荷ユニット200は、室内の壁面に対して固定され、室内の床面よりも高い位置に設置される。負荷ユニット200の筐体220の内部には、少なくとも負荷側熱交換器2が収容されている。貯湯タンクは、負荷ユニット200とは別体であり、別の場所に配置されている。
筐体220の前面には、操作部301が設けられている。操作部301は、ユーザが手で操作できる高さ(例えば、床面から1〜1.5m程度)の位置に設けられている。
吸込口231は筐体220の天面に形成されており、吹出口232は筐体220の底面に形成されている。吸込口231と吹出口232との間の風路234と、負荷側熱交換器2等の高温となる部品や電気部品等が収容される筐体220内の空間と、の間は、仕切板237によって隔離されている。仕切板237は、例えば金属製である。
本変形例の負荷ユニット200は壁掛形であるが、ユーザが手で操作できる高さに操作部301が配置されることから、空気調和装置の壁掛形室内機と比較して低い高さに設置される。したがって、このような壁掛形の負荷ユニット200の場合、冷媒の漏洩が生じる位置が床面付近の低い位置となりやすく、漏洩した冷媒が床面付近の低い位置に留まりやすいため、床置形の負荷ユニット200と同様に高い効果が得られる。
以上説明したように、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置は、可燃性冷媒を循環させる冷凍サイクル(冷媒回路110)と、少なくとも冷凍サイクルの負荷側熱交換器2を収容し、室内に配置される負荷ユニット200と、を有するヒートポンプ装置であって、負荷側熱交換器2は、可燃性冷媒と液状熱媒体(例えば、水)との熱交換を行うものであり、負荷ユニット200は、負荷側熱交換器2を収容する筐体220と、筐体220に設けられ、室内の空気を吸い込む吸込口231と、筐体220のうち吸込口231とは高さの異なる位置(例えば、吸込口231よりも高さが低い位置)に設けられ、吸込口231から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口232と、吸込口231から吹出口232に向かう空気の流れを筐体220内に生成し、少なくとも上下方向で循環する空気の流れを室内に生じさせる送風機235と、を備えるものである。
また、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置において、送風機235は、冷凍サイクル(例えば、圧縮機3)の停止中を含み常時運転するようにしてもよい。
また、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置において、負荷ユニット200は、筐体220内において吸込口231と吹出口232との間に形成された風路234をさらに備え、風路234は、負荷側熱交換器2が収容される空間から隔離されていてもよい。
また、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置において、負荷ユニット200は、室内の床面に設置される床置形であり、吸込口231又は吹出口232の一方は、筐体220の前面上部、側面上部、背面上部又は天面に設けられており、吸込口231又は吹出口232の他方は、筐体220の前面下部、側面下部又は背面下部に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置において、負荷ユニット200は、室内の床面よりも高い位置に設置される壁掛形であり、吸込口231又は吹出口232の一方は、筐体220の前面上部、側面上部又は天面に設けられており、吸込口231又は吹出口232の他方は、筐体220の前面下部、側面下部又は底面に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係るヒートポンプ装置において、吹出口232は、筐体220の前面下部、側面下部又は背面下部に設けられており、吹出口232には、下向きの風向板236が設けられていてもよい。
その他の実施の形態.
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ヒートポンプ装置としてヒートポンプ給湯機1000を例に挙げたが、本発明は、ヒートポンプ給湯機1000以外の他のヒートポンプ装置にも適用可能である。また、上記実施の形態では、液状熱媒体として水を例に挙げたが、給湯以外の用途(例えば、暖房又は冷房等のみ)に用いられるヒートポンプ装置の場合には、ブライン等の他の液状熱媒体を用いることができる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ヒートポンプ装置としてヒートポンプ給湯機1000を例に挙げたが、本発明は、ヒートポンプ給湯機1000以外の他のヒートポンプ装置にも適用可能である。また、上記実施の形態では、液状熱媒体として水を例に挙げたが、給湯以外の用途(例えば、暖房又は冷房等のみ)に用いられるヒートポンプ装置の場合には、ブライン等の他の液状熱媒体を用いることができる。
また、上記実施の形態において、ヒートポンプ装置(例えば、負荷ユニット200の筐体220内部)には、送風機235への電力供給が可能なバッテリー、無停電電源装置等が設けられていてもよい。これにより、停電時においても送風機235を運転させることができるため、可燃性冷媒の漏洩が生じた場合に可燃濃度域が形成されることをより確実に抑制できる。
また、上記の各実施の形態や変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
1 熱源側熱交換器、2 負荷側熱交換器、3 圧縮機、4 冷媒流路切替装置、5 中圧レシーバ、6 第1減圧装置、7 第2減圧装置、11 吸入配管、12 貫通部、51 貯湯タンク、52 膨張タンク、53 ポンプ、54 ブースタヒータ、55 三方弁、56 ストレーナ、57 フロースイッチ、58 圧力逃がし弁、59 空気抜き弁、60 浸水ヒータ、61 コイル、62、63 排水口、64 手動空気抜き弁、81a、81b サニタリー回路側配管、82a、82b 暖房用回路側配管、100 熱源ユニット、101、201 制御装置、110 冷媒回路、200 負荷ユニット、210 水回路、220 筐体、231 吸込口、232 吹出口、233 ダクト、234 風路、235 送風機、236 風向板、237 仕切板、301 操作部、310 制御線、1000 ヒートポンプ給湯機。
Claims (7)
- 可燃性冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
少なくとも前記冷凍サイクルの負荷側熱交換器を収容し、室内に配置される負荷ユニットと、を有するヒートポンプ装置であって、
前記負荷側熱交換器は、可燃性冷媒と液状熱媒体との熱交換を行うものであり、
前記負荷ユニットは、
送風機と、
室内の空気を吸い込む吸込口と、
前記吸込口とは高さの異なる位置に設けられ、前記吸込口から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口と、を備えることを特徴とするヒートポンプ装置。 - 前記送風機は、前記冷凍サイクルの停止中を含み常時運転することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。
- 前記負荷ユニットは、前記吸込口と前記吹出口との間に形成された風路をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒートポンプ装置。
- 前記風路は、前記負荷側熱交換器が収容される空間から隔離されていることを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ装置。
- 前記負荷ユニットは、室内の床面に設置される床置形であり、
前記吸込口又は前記吹出口の一方は、前記負荷ユニットの筐体の前面上部、側面上部、背面上部又は天面に設けられており、
前記吸込口又は前記吹出口の他方は、前記筐体の前面下部、側面下部又は背面下部に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記負荷ユニットは、室内の床面よりも高い位置に設置される壁掛形であり、
前記吸込口又は前記吹出口の一方は、前記負荷ユニットの筐体の前面上部、側面上部又は天面に設けられており、
前記吸込口又は前記吹出口の他方は、前記筐体の前面下部、側面下部又は底面に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記吹出口は、前記負荷ユニットの筐体の前面下部、側面下部又は背面下部に設けられており、
前記吹出口には、下向きの風向板が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014122753A JP2016003783A (ja) | 2014-06-13 | 2014-06-13 | ヒートポンプ装置 |
EP15805751.3A EP3156741B1 (en) | 2014-06-13 | 2015-03-13 | Heat pump device |
US15/307,846 US10663179B2 (en) | 2014-06-13 | 2015-03-13 | Heat pump apparatus |
PCT/JP2015/057433 WO2015190144A1 (ja) | 2014-06-13 | 2015-03-13 | ヒートポンプ装置 |
CN201510289151.8A CN105318602A (zh) | 2014-06-13 | 2015-05-29 | 热泵装置 |
CN201520363768.5U CN204718181U (zh) | 2014-06-13 | 2015-05-29 | 热泵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014122753A JP2016003783A (ja) | 2014-06-13 | 2014-06-13 | ヒートポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016003783A true JP2016003783A (ja) | 2016-01-12 |
Family
ID=54833253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014122753A Pending JP2016003783A (ja) | 2014-06-13 | 2014-06-13 | ヒートポンプ装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10663179B2 (ja) |
EP (1) | EP3156741B1 (ja) |
JP (1) | JP2016003783A (ja) |
CN (1) | CN105318602A (ja) |
WO (1) | WO2015190144A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018073853A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ利用機器の室内機及びそれを備えたヒートポンプ利用機器 |
WO2018158912A1 (ja) | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム |
JPWO2018158860A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ利用機器 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003783A (ja) | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ装置 |
US20190301750A1 (en) * | 2016-12-21 | 2019-10-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat pump use apparatus |
AU2017418267B2 (en) * | 2017-06-15 | 2020-10-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus |
US20190162180A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-05-30 | Tornatech Inc. | System and method for detecting failure of a pressure sensor in a fire pump system |
JP6400256B1 (ja) * | 2017-12-06 | 2018-10-03 | 三菱電機株式会社 | 水循環装置の施工方法およびスケール除去装置 |
US11662128B2 (en) * | 2018-07-09 | 2023-05-30 | Crane Payment Innovations, Inc. | Refrigerant leak detector for a vending machine |
JP7243132B2 (ja) * | 2018-11-02 | 2023-03-22 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ装置 |
DE102019001637A1 (de) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | Stiebel Eltron Gmbh & Co. Kg | Luft-Wasser-Wärmepumpe und zugehöriges Verfahren |
EP3875862A1 (de) * | 2020-03-06 | 2021-09-08 | Stiebel Eltron GmbH & Co. KG | Wärmepumpe |
DE102022123096A1 (de) * | 2022-09-12 | 2024-03-14 | Vaillant Gmbh | Kältemittelabscheidung im Heizungskreislauf |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137619A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-12 | Daikin Ind Ltd | 自然冷媒を用いた空気調和装置 |
JP2005016874A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫 |
JP2006138582A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫 |
JP2007120772A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-17 | Fujitsu General Ltd | ヒートポンプ式温風暖房機 |
JP2007309566A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Mitsubishi Electric Corp | 冷暖房システム |
JP2010144965A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Corona Corp | ヒートポンプ式温水暖房装置 |
JP2011075178A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Fujitsu General Ltd | ヒートポンプサイクル装置 |
WO2011104870A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 株式会社 日立製作所 | 空気調和装置および空調給湯システム |
WO2013038704A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5634346A (en) * | 1995-10-03 | 1997-06-03 | U.S. Natural Resources, Inc. | Apparatus and method for controlling a room air conditioner |
US6295823B1 (en) * | 1999-03-16 | 2001-10-02 | Ch2M Hill, Inc. | Apparatus and method for controlling temperature and humidity of a conditioned space |
KR20020067525A (ko) * | 2000-09-26 | 2002-08-22 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 공기조화기 |
JP4639451B2 (ja) | 2000-09-26 | 2011-02-23 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
JP2002195642A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和機 |
US7334424B2 (en) * | 2004-10-22 | 2008-02-26 | Winiamando Inc. | Air conditioner having independent cooling and purifying paths |
KR200404716Y1 (ko) * | 2005-10-17 | 2005-12-27 | 주식회사 창공조 | 드레인수를 이용하여 응축효율이 증대되는 공기조화기 |
AU2007303268B2 (en) * | 2006-09-29 | 2011-02-10 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit for air conditioner |
CN102112814B (zh) * | 2008-10-29 | 2014-11-12 | 三菱电机株式会社 | 空调装置 |
KR101556974B1 (ko) * | 2008-12-26 | 2015-10-02 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
JP2012013348A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
CN103154628B (zh) * | 2010-10-14 | 2015-11-25 | 三菱电机株式会社 | 室外机和空气调节装置 |
EP2647920B1 (en) | 2010-12-03 | 2020-03-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus |
US20130283837A1 (en) * | 2010-12-28 | 2013-10-31 | Fuji Electric Co., Ltd | Air conditioning system using outdoor air, indoor air unit, and outdoor air unit thereof, and stack |
CN103797317B (zh) * | 2011-09-13 | 2016-08-17 | 三菱电机株式会社 | 热泵装置和热泵装置的控制方法 |
WO2013038599A1 (ja) | 2011-09-14 | 2013-03-21 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
JP2016003783A (ja) | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ装置 |
CN204718181U (zh) | 2014-06-13 | 2015-10-21 | 三菱电机株式会社 | 热泵装置 |
-
2014
- 2014-06-13 JP JP2014122753A patent/JP2016003783A/ja active Pending
-
2015
- 2015-03-13 US US15/307,846 patent/US10663179B2/en active Active
- 2015-03-13 WO PCT/JP2015/057433 patent/WO2015190144A1/ja active Application Filing
- 2015-03-13 EP EP15805751.3A patent/EP3156741B1/en active Active
- 2015-05-29 CN CN201510289151.8A patent/CN105318602A/zh active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137619A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-12 | Daikin Ind Ltd | 自然冷媒を用いた空気調和装置 |
JP2005016874A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫 |
JP2006138582A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫 |
JP2007120772A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-17 | Fujitsu General Ltd | ヒートポンプ式温風暖房機 |
JP2007309566A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Mitsubishi Electric Corp | 冷暖房システム |
JP2010144965A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Corona Corp | ヒートポンプ式温水暖房装置 |
JP2011075178A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Fujitsu General Ltd | ヒートポンプサイクル装置 |
WO2011104870A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 株式会社 日立製作所 | 空気調和装置および空調給湯システム |
WO2013038704A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018073853A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ利用機器の室内機及びそれを備えたヒートポンプ利用機器 |
CN109844425A (zh) * | 2016-10-17 | 2019-06-04 | 三菱电机株式会社 | 热泵利用设备的室内机和具备该室内机的热泵利用设备 |
JPWO2018073853A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2019-06-24 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ利用機器の室内機及びそれを備えたヒートポンプ利用機器 |
JPWO2018158860A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ利用機器 |
WO2018158912A1 (ja) | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクルシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2015190144A1 (ja) | 2015-12-17 |
EP3156741B1 (en) | 2020-04-22 |
US10663179B2 (en) | 2020-05-26 |
CN105318602A (zh) | 2016-02-10 |
EP3156741A1 (en) | 2017-04-19 |
EP3156741A4 (en) | 2018-02-21 |
US20170059185A1 (en) | 2017-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015190144A1 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP6099608B2 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP6431174B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5665937B1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP6671484B2 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP6336121B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2015042930A (ja) | 空気調和装置および冷媒漏洩検知方法 | |
JP5865529B1 (ja) | 空気調和装置 | |
JPWO2017187562A1 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP5918399B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6272149B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2020071008A (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP6207653B2 (ja) | 空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160920 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161028 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170314 |