JP2016003578A - エンジン冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラジエーター経路を開いた後の水温変動を好適に抑えることのできるエンジン冷却装置を提供する。【解決手段】エンジン冷却装置は、エンジンの内部を通過した冷却水を同エンジンに還流させる経路として、ラジエーター19を経由するラジエーター経路16と、ラジエーター19を迂回するバイパス経路17とを備える。また、エンジン冷却装置は、ラジエーター経路16を開閉する電子サーモスタット21を有するとともに、エンジンの内部を通過した冷却水の温度であるエンジン出水温が規定の開弁温度以上の場合にその電子サーモスタット21を強制開弁させる。その強制開弁の開始時に、ラジエーター19の内部の冷却水の温度と上記エンジン出水温との差が大きいときには、それらの温度の差が小さいときに比して、電子サーモスタット21の開弁速度を低くするようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの内部を通過した冷却水を同エンジンに還流させる経路として、ラジエーター経由して冷却水を還流させるラジエーター経路と、ラジエーターを経由せずに冷却水を還流させるバイパス経路とを備えるエンジン冷却装置に関する。
従来、上記のようなラジエーター経路およびバイパス経路を備えるエンジン冷却装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。同文献に記載のエンジン冷却装置は、ラジエーター経路を開閉する開閉弁として、通電に応じてサーモワックスを強制加熱するヒーターを内蔵する電子サーモスタットを備える。
こうした電子サーモスタットにおけるヒーターの通電制御は、エンジンの内部を通過した冷却水の温度(以下、エンジン出水温THWと記載する)、およびエンジン負荷KLに基づいて行われる。具体的には、上記エンジン出水温THWが規定の開弁温度α以上、かつエンジン負荷KLが規定の開弁負荷β以上であることを条件に、ヒーターへの通電を開始して電子サーモスタットを開弁させ、ラジエーター経路に冷却水を流すことで、エンジンの過熱を抑えてノッキングを抑制する。ヒーターへの通電は、エンジン出水温THWやエンジン負荷KLの低下によって上記条件が満たされなくなくなるまで継続される。
特開2012−184693号公報
ラジエーター経路が閉じられた状態が長時間に渡ると、外気への放熱でラジエーターの内部に残存する冷却水の温度(以下、ラジエーター内水温THRと記載する)が低下して、エンジン出水温THWとの差が大きくなる。この状態で、ラジエーター経路が一気に開かれると、エンジンの内部を通過して循環されるバイパス経路内の冷却水に、相対的に低温のラジエーター19の内部の冷却水が大量流入して、エンジン出水温THWが急激に低下する。これにより、エンジン出水温THWが開弁温度α未満となるまで低下すると、ヒーターの通電が停止されて、ラジエーター経路が再び閉じられる。ラジエーター経路が閉じられると、エンジンからの受熱でエンジン出水温THWが開弁温度α以上に再び上昇する。以後、エンジン出水温THWとラジエーター内水温THRとが均一化するまで、開弁温度αを跨いでエンジン出水温THWが昇降し、電子サーモスタットの開閉が繰り返される。そして、こうしたエンジン出水温THWの変動により、エンジンの動作が不安定となってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ラジエーター経路を開いた後の水温変動を好適に抑えることのできるエンジン冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するエンジン冷却装置は、エンジンの内部を通過した冷却水を同エンジンに還流させる経路として、ラジエーターを経由して冷却水を還流させるラジエーター経路と、同ラジエーターを経由せずに冷却水を還流させるバイパス経路とを備える。また、同エンジン冷却装置は、ラジエーター経路を通じた冷却水の流通を、閉弁時には遮断し、開弁時には許容する開閉弁を、エンジンの内部を通過した冷却水の温度であるエンジン出水温が規定の開弁温度以上の場合に開弁させる。
ラジエーターの内部の冷却水の温度であるラジエーター内水温とエンジン出水温との差が大きいときにラジエーター経路が急激に開かれると、相対的に低温なラジエーター内部の冷却水の大量流入により、エンジン出水温が急激に低下して、水温変動を招く。これに対して、上記エンジン冷却装置では、開閉弁の開弁時におけるラジエーター内水温およびエンジン出水温の差が大きいときには、それら温度の差が小さいときに比して開閉弁の開弁速度が低くされる。そのため、このときには、開閉弁の開弁直後における、ラジエーター内部の冷却水の流入量が減少される。一方、開閉弁の開弁速度を低下させても冷却水の総循環量には変化がないため、このときのバイパス経路には比較的多量の冷却水が流れており、相対的に低温のラジエーター内部の冷却水が多少流入しても、その温度低下は比較的小さいものに留まる。したがって、上記エンジン冷却装置によれば、ラジエーター内水温とエンジン出水温との差が大きい状態でラジエーター経路を開いたときのエンジン出水温の低下が、ひいてはその後の水温変動が抑えられるようになる。
なお、ラジエーター経路を開いた後の水温変動をより確実に抑制するには、上記温度の差が十分小さくなるまで、ラジエーター内部からの冷却水の流入を抑えることが望ましい。よって、上記のような開閉弁の開弁開始時における上記温度の差が大きいときの、該温度の差が小さいときに対する開弁速度の低下は、該温度の差が規定値以下となるまで行うようにするとよい。
一方、開閉弁の開弁速度を低下させれば、ラジエーター経路の冷却水流量の増加に時間がかかるため、冷却水温制御の応答速度は低下する。そのため、開閉弁の開弁開始時における上記温度の差が大きいときの、該温度の差が小さいときに対する開弁速度の低下幅は、該温度の差の縮小に応じて小さくすることが望ましい。
また、エンジン出水温およびラジエーター内水温の差を実測により求めようとすると、ラジエーター内水温を検出する温度センサーの追加設置が必要となる。これに対して、それら温度の差を、開閉弁の前回の開弁からの経過時間、外気温、車速に基づき推定して求めるようにすれば、そうしたセンサーの追加設置が不要となり、上記エンジン冷却装置をより簡易な構成とすることができる。
こうしたエンジン冷却装置の開閉弁としては、例えばサーモワックスを強制加熱するヒーターを備えた電子サーモスタットを採用することが可能である。さらに、開閉弁としてそうした電子サーモスタットを採用する場合、ヒーターの通電を周期的にオン、オフすることで同ヒーターの通電制御を行うことがある。ここで、そうした通電制御における、ヒーターの通電がオンされてから、一旦オフとされた同通電が再びオンとされるまでの期間を通電周期とすると、その通電周期に対する、同通電周期内でヒーターの通電がオンとされている時間の比を変更すれば、ヒーターによるサーモワックスの加熱の速度を、ひいては電子サーモスタットの開弁速度を変化させることができる。したがって、開閉弁として電子サーモスタットを採用する場合には、そうした時間の比を変更することで、その開弁速度を変化させるようにしてもよい。ちなみに、ヒーターに加える電圧を変えることでも、電子サーモスタットの開弁速度を変化させることが可能であるが、そうした場合には、DC/DCコンバーターのような電圧昇降用の回路が必要となる。その点、上記比の変更により開弁速度を変化させるようにすれば、ヒーター通電のオン、オフをスイッチングするだけで開弁速度を変化させられるため、エンジン冷却装置の構成をより簡易とすることができる。
エンジン冷却装置の一実施形態の構成を模式的に示す略図。 従来のエンジン冷却装置において、開弁間隔が長いときの電子サーモスタットの強制開弁時の冷却水温およびヒーター通電状況の推移を示すタイムチャート。 図1のエンジン冷却装置で実行される温度差カウンター算出ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同温度差カウンター算出ルーチンで算出される温度差カウンターの加算値と、外気温および車速との関係を示すグラフ。 図1のエンジン冷却装置で実行されるサーモ開弁制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同サーモ開弁制御ルーチンで算出されるヒーターの通電デューティー比と、温度差カウンターおよび冷却水温(エンジン出水温)との関係を示すグラフ。 (a)〜(d)同サーモ開弁制御ルーチンの処理を通じて実行されるヒーターの通電態様を示すタイムチャート。 図1のエンジン冷却装置におけるサーモ開弁制御の実施態様の一例を示すタイムチャート。
以下、エンジン冷却装置の一実施形態を、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、エンジン冷却装置は、エンジンのシリンダーブロック10およびシリンダーヘッド11の内部に形成されたウォータージャケット12と、そのウォータージャケット12を通過した冷却水を同ウォータージャケット12に還流させるための冷却水路13とを有する。冷却水路13は、そのウォータージャケット12の冷却水流入口付近の部分に設置されて、ウォータージャケット12および冷却水路13を通じて冷却水を循環させるためのウォーターポンプ14を備える。また、冷却水路13は、そのウォータージャケット12の冷却水流出口付近の部分に設置されて、ウォータージャケット12を通過した冷却水の温度(以下、エンジン出水温THWと記載する)を検出する水温センサー15を有する。
冷却水路13の途中は、3つの経路、すなわちラジエーター経路16、バイパス経路17およびヒーター経路18に分岐されている。ラジエーター経路16には、走行風やファンによる強制送風により冷却水を冷却するためのラジエーター19が設置されている。また、ヒーター経路18には、車室への送風を冷却水の熱で加温するためのヒーターラジエーター20が設置されている。
冷却水路13における、ラジエーター経路16とバイパス経路17との合流部分には、ラジエーター経路16を開閉する開閉弁としての電子サーモスタット21が設置されている。電子サーモスタット21は、弁体22、スプリング23、サーモワックス部24およびヒーター25を有する。弁体22は、閉弁時には、ラジエーター経路16を閉じるとともに、その開度の増大に応じてラジエーター経路16の流路面積を拡大する。スプリング23は、弁体22を閉弁側に付勢する。サーモワックス部24は、内部に設けられたサーモワックスの溶融による体積膨張により、弁体22を開弁側に押圧する。ヒーター25は、通電に応じて発熱して、サーモワックス部24を強制加熱する。
こうした電子サーモスタット21のヒーター25の通電は、エンジン制御を司る電子制御ユニット26により制御される。電子制御ユニット26は、エンジン制御にかかる各種演算処理を行う中央演算処理装置(CPU)、エンジン制御用のプログラムやデータが記憶された読み込み専用メモリー(ROM)、CPUの演算結果やセンサーの検出結果などが一時的に記憶される読み書き可能メモリー(RAM)を備える。電子制御ユニット26には、上記水温センサー15に加え、クランク角センサー27、アクセルペダルセンサー28、外気温センサー29、車速センサー30などの、エンジンや車両の運転状況を検出するための各種センサーの検出信号が入力されている。そして、電子制御ユニット26は、それらセンサーの検出結果に基づいて、ヒーター25の通電制御を行う。
こうしたエンジン冷却装置において、電子制御ユニット26は、電子サーモスタット21の強制開弁条件が成立すると、電子サーモスタット21のヒーター25への通電を開始する。強制開弁条件は、エンジン出水温THWが規定の開弁温度α以上、かつエンジン負荷KLが規定の開弁負荷β以上のときに成立する。
電子サーモスタット21では、ヒーター25への通電が開始されると、ヒーター25の発熱でサーモワックス部24が加熱されてその体積が膨張する。そして、その体積膨張による押圧により、弁体22がスプリング23の付勢力に抗して開弁して、ラジエーター経路16が開かれる。その結果、ウォータージャケット12から流出した冷却水の一部がラジエーター19に送られて、そのラジエーター19での冷却されるようになる。これにより、エンジン出水温THWが、ひいてはエンジンの温度が低下して、エンジンの過熱によるノッキングの発生が抑えられる。
冬季などの寒冷環境下において、ラジエーター経路16が閉じられた状態が続くと、外気への放熱で、ラジエーター19内部の冷却水の温度(以下、ラジエーター内水温THRと記載する)が低下する。この状態で、電子サーモスタット21が急に開かれると、エンジン出水温THWの変動(ハンチング)が発生してしまう。
図2は、そうした場合のエンジン出水温THWおよびヒーター25の通電状況の推移を示す。同図の例では、電子サーモスタット21が閉じられた状態が長く続き、エンジン出水温THWおよびラジエーター内水温THRの差が拡大した時刻t1に、エンジン出水温THWが開弁温度αを超え、ヒーター25への通電が開始されている。
通電の開始後、ヒーター25の加熱によってサーモワックス部24の温度が十分上昇すると、電子サーモスタット21の弁体22が開弁する。これにより、ラジエーター経路16が開かれると、ウォータージャケット12を通って循環する冷却水に、相対的に低温のラジエーター19内部の冷却水が流入して、エンジン出水温THWが低下する。このとき、エンジン出水温THWおよびラジエーター内水温THRとの差が十分大きいと、エンジン出水温THWは開弁温度αを下回るまで低下し、その結果、ヒーター25の通電が停止される(時刻t2)。
ヒーター25の通電が停止されると、サーモワックス部24の温度が下がり、やがて電子サーモスタット21の弁体22が閉弁して、ラジエーター経路16が閉じられる。すると、エンジンからの受熱により、エンジン出水温THWが上昇し始める。そして、時刻t3においてエンジン出水温THWが開弁温度αを上回ると、ヒーター25への通電が再開される。以後、エンジン出水温THWとラジエーター内水温とが均一化されるまで、ヒーター25の通電およびその停止によるエンジン出水温THWの昇降が繰り返される。
そこで、本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の開弁開始時におけるエンジン出水温THWおよびラジエーター内水温THRの差(以下、温度差ΔTHと記載する)が大きいときには、同温度差ΔTHが小さいときに比して、電子サーモスタット21の開弁速度が小さくなるように、ヒーター25の通電を制御している。そしてこれにより、電子サーモスタット21の開弁開始後のエンジン出水温THWの低下を緩やかとすることで、エンジン出水温THWの変動を抑えるようにしている。
なお、本実施形態のエンジン冷却装置では、上記温度差ΔTHの指標値として、温度差カウンターDTを用いる。この温度差カウンターDTの値は、電子サーモスタット21の前回の開弁からの経過時間、外気温THA、車速SPDに応じて算出される。
図3に、こうした温度差カウンターDTの算出にかかる温度差カウンター算出ルーチンの処理手順を示す。電子制御ユニット26は、エンジンの運転中、同ルーチンの処理を規定の制御周期毎に繰り返し実行する。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、電子サーモスタット21の強制開弁条件が成立しているか否かが判定される。強制開弁条件が成立していれば(S100:YES)、ステップS110において、温度差カウンターDTの値が、定数として設定された減算値DEC分減少された後、今回の本ルーチンの処理が終了される。なお、温度差カウンターDTは、下限値として「0」が設定されている。
一方、強制開弁条件が成立していなければ(S100:NO)、ステップS120において、外気温THAおよび車速SPDが読み込まれる。そして、続くステップS130において、それら外気温THAおよび車速SPDに基づき、今回の制御周期における温度差カウンターDTの加算値INCが算出される。そして、次のステップS140において、温度差カウンターDTの値がその加算値INC分増加された後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
図4に示すように、加算値INCの値は、外気温THAが低いほど、あるいは車速SPDが高いほど、大きい値に設定される。こうした加算値INCは、ラジエーター内水温の低下速度に対応する。ラジエーター19は、外気温THAが低いほど冷えやすく、また車速SPDが高いほど走行風による冷却が進みやすい。そのため、外気温THAが低いほど、また車速SPDが高いほど、ラジエーター内水温THRの低下速度は高くなると考えられ、上記加算値INCの設定は、これに則したものとなっている。よって、強制開弁条件の不成立期間における温度差カウンターDTの値は、強制開弁条件が不成立となって、ラジエーター経路16が閉じられてからのラジエーター内水温THRの低下量に、ひいては現在の温度差ΔTHに対応する値となる。
一方、上記減算値DECは、ラジエーター経路16が開かれてからの温度差ΔTHの縮小速度に対応する。本実施形態では、減算値DECを定数としているが、例えば温度差カウンターDTの現在値や外気温THAに応じた変数としてもよい。
そして、本実施形態のエンジン冷却装置では、こうした温度差カウンターDTの値に応じてヒーター25の供給電力を制御することで、上記温度差ΔTHに応じた電子サーモスタット21の開弁速度の変更を行っている。なお、本実施形態のエンジン冷却装置では、通電を周期的にオン、オフすることで、ヒーター25の通電制御を行っている。ここでは、その通電制御における、ヒーター25の通電がオンとされてから、一旦オフとされた通電が再びオンとされるまでの期間を通電周期としている。そして、その通電周期に対する、その通電周期内で通電がオンとされている期間の比を変更することで、このときの電子サーモスタット21の開弁速度の変更を行っている。
図5に、こうした電子サーモスタット21の開弁速度の制御にかかるサーモ開弁制御ルーチンの処理手順を示す。電子制御ユニット26は、エンジンの運転中、同ルーチンの処理を規定の制御周期毎に繰り返し実行する。
本ルーチンが開始されると、まずステップS200において、電子サーモスタット21の強制開弁条件が成立しているか否かが判定される。本実施形態では、エンジン負荷KL(負荷率)が規定値以上で、かつエンジン出水温THWが規定値以上であることが、電子サーモスタット21の強制開弁条件となっている。
ここで、強制開弁条件が成立していれば(S200:YES)、ステップS210〜ステップS230において、現行の通電周期の開始からの経過時間を表す経過時間カウンターETの操作が行われる。すなわち、まずステップS210において、経過時間カウンターETの値に「1」が加算され、続くステップS220において、その加算後の経過時間カウンターETの値が上限値MAXに達したか否かが判定される。上限値MAXには、上記ヒーター通電の入切周期を本ルーチンの制御周期で割った値が設定されており、経過時間カウンターETの値が上限値MAXに達するとは、現行の通電周期の終了を意味している。
ここで、経過時間カウンターETの値が上限値MAXに達していれば(S220:YES)、経過時間カウンターETの値が「0」にリセットされた後、ステップS240に処理が進められる。一方、経過時間カウンターETの値が上限値MAXに達していなければ(S220:NO)、ステップS210で加算された経過時間カウンターETの値を保持したまま、ステップS240に処理が進められる。
ステップS240に処理が進められると、そのステップS240において、外気温THA、エンジン出水温THWおよび温度差カウンターDTが読み込まれる。そして、続くステップS250において、それら外気温THA、エンジン出水温THWおよび温度差カウンターDTに基づく通電デューティー比DUTYの算出が行われる。通電デューティー比DUTYは、上記通電周期に対する同通電周期内の通電がオンとされている期間の比を表したもので、その値は「0」から「1」までの範囲内に設定される。
通電デューティー比DUTYが算出されると、続くステップS260において、経過時間カウンターETが通電デューティー比DUTYと上限値MAXとの乗算値(=DUTY×MAX)未満であるか否かが判定される。そして、経過時間カウンターETが上記乗算値未満であれば(S260:YES)、ステップS270において、ヒーター25の通電がオン(実施)とされ、上記乗算値以上であれば(S260:NO)、ステップS280において、ヒーター25の通電がオフ(停止)とされる。そしてその後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
なお、強制開弁条件が成立していなければ(S200:NO)、ステップS290において、経過時間カウンターETの値が「0」にリセットされ、ステップS280において、ヒーター25の通電がオフとされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
図6に、温度差カウンターDTおよびエンジン出水温THWと、通電デューティー比DUTYとの関係を示す。同図に示すように、通電デューティー比DUTYは、温度差カウンターDTの値が大きいほど、すなわちエンジン出水温THWおよびラジエーター内水温THRの差が大きいほど、小さい値に設定される。また、通電デューティー比DUTYは、エンジン出水温THWが高いほど、大きい値に設定される。なお、同図に示されていないが、通電デューティー比DUTYは、外気温THAが高いほど、大きい値に設定される。
図7に、上記サーモ開弁制御ルーチンの処理によるヒーター25の通電の実行態様を示す。図7(a)に示すように、経過時間カウンターETは、ヒーター25の通電周期毎に、「0」から上限値MAXまでの単調増加を繰り返す。
ここで、通電デューティー比DUTYに、より小さい値D1と、より大きい値D2とがそれぞれ設定された場合を考える。図7(b)に示すように、通電デューティー比DUTYにより小さい値D1が設定された場合には、各通電周期の開始から、経過時間カウンターETの値がその値D1と上限値MAXとの乗算値(=D1×MAX)に達するまでの期間、ヒーター25の通電がオンとされる。経過時間カウンターETの値がその値D1と上限値MAXとの乗算値に達すると、通電周期が終了するまで、ヒーター25の通電はオフとされる。一方、図7(c)に示すように、通電デューティー比DUTYにより大きい値D2が設定された場合には、各通電周期の開始から、経過時間カウンターETの値がその値D2と上限値MAXとの乗算値(=D2×MAX)に達するまでの期間、ヒーター25の通電がオンとされ、その後、通電周期の終了まで通電がオフとされる。このように、通電デューティー比DUTYの値が大きくなるほど、通電周期内における通電がオンとされている期間(通電のオン時間)が長くなる。なお、図7(d)に示すように、通電デューティー比DUTYの値に「1」が設定されたときには、ヒーター25は連続通電される。
通電周期内の通電のオン時間が長くなると、単位時間当たりのヒーター25の発熱量が増して、サーモワックス部24の温度上昇が早くなる。よって、他の条件が同じであれば、通電デューティー比DUTYの値が大きいほど、電子サーモスタット21の開弁速度が高くなる。一方、上述したように、エンジン出水温THWおよびラジエーター内水温THRの差が大きく、温度差カウンターDTの値が大きくなるほど、通電デューティー比DUTYは小さい値に設定される。よって、本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の開弁開始時における上記温度差ΔTHが大きいときには、同温度差ΔTHが小さいときに比して電子サーモスタット21の開弁速度が低くされる。
続いて、以上のサーモ開弁制御ルーチンの処理が、本実施形態のエンジン冷却装置の動作にもたらす作用を説明する。
図8に、サーモ開弁制御の実施態様の一例を示す。同図では、時刻t10から時刻t11までの期間、時刻t12から時刻t13までの期間、および時刻t14から時刻t15までの期間のそれぞれにおいて、強制開弁要求条件が成立している。同図には、これらの3つの期間において電子サーモスタット21の強制開弁が実施される場合の、温度差カウンターDT、通電デューティー比DUTY、および電子サーモスタット21の開度(サーモ開度)の推移が示されている。
同図における最初の強制開弁が終了する時刻t11から2回目の強制開弁が開始される時刻t12までの時間は比較的短く、2回目の強制開弁が開始される時刻t12には、上記温度差ΔTHはあまり大きくなっていない。こうした時刻t12では、前回の強制開弁の終了からの経過時間が短く、温度差カウンターDTの値があまり大きくなっていない。そのため、2回目の強制開弁では、開弁開始時のヒーター25の通電デューティー比DUTYに、比較的大きい値が設定される。そして、その結果、このときの電子サーモスタット21の開弁速度は高くなり、ラジエーター経路16が比較的速やかに開かれる。このときには、温度差ΔTHが小さいため、ラジエーター経路16が速やかに開かれて、バイパス経路17を流れる冷却水に、ラジエーター19の内部から大量の冷却水が流入しても、エンジン出水温THWの低下は限られたものとなる。
一方、同図における2回目の強制開弁が終了する時刻t13から3回目の強制開弁が開始される時刻t14までの時間は長く、3回目の強制開弁が開始される時刻t14には、上記温度差ΔTHがかなり大きくなっている。こうした時刻t14では、前回の強制開弁の終了からの経過時間が長く、温度差カウンターDTの値が大きくなっている。そのため、3回目の強制開弁の開始時には、ヒーター25の通電デューティー比DUTYに、比較的小さい値が設定される。そして、その結果、このときの電子サーモスタット21の開弁速度は低くなり、ラジエーター経路16が緩やかに開かれる。そのため、電子サーモスタット21の開弁直後におけるラジエーター19の内部からの冷却水の流入量が低減される。
一方、電子サーモスタット21の開弁速度を低下させても、冷却水の総循環量には変化がないため、このときのバイパス経路17には比較的多量の冷却水が流れており、ラジエーター19の内部から、相対的に低温の冷却水が多少流入しても、その温度低下は比較的小さいものに留まる。そのため、開弁開始時の上記温度差ΔTHが大きいときにも、ラジエーター経路16を開いたときのエンジン出水温THWの低下が、ひいてはその後のエンジン出水温THWの変動が抑えられるようになる。
ここで、開弁開始後も開弁速度を低くした状態が続けられると、ラジエーター経路16が完全に開かれるまでの時間が長くなってしまうため、冷却水温制御の応答速度が大きく低下してしまう。その点、本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の開弁開始後、上記温度差ΔTHの縮小に応じて温度差カウンターDTの値を次第に減少させている。すなわち、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下幅を、開弁開始後の温度差ΔTHの縮小に応じて小さくしている。よって、開弁開始時における上記温度差ΔTHが大きく、その直後の開弁速度が低く抑えられる場合にも、その後に温度差ΔTHが縮小すれば、電子サーモスタット21の開弁速度が高められるようになる。そのため、上記のような冷却水温制御の応答速度の低下を抑えることができる。
なお、厳密には、通電デューティー比DUTYの値には、電子サーモスタット21の開弁開始後の温度差ΔTHの縮小に応じての増加と、同開弁開始後のエンジン出水温THWの低下に応じての減少とが同時に反映される。そのため、実際には、電子サーモスタット21の開弁速度は、開弁開始後に一旦上昇した後、次第に低下していくようになる。
一方、ラジエーター経路16が開かれた後のエンジン出水温THWの変動をより確実に抑制するには、上記温度差ΔTHが十分小さくなるまで、ラジエーター19の内部からの冷却水の流入を抑えることが望ましい。その点、本実施形態では、開弁開始時における温度差ΔTHに応じた電子サーモスタット21の開弁速度の抑制は、温度差カウンターDTの値が「0」となるまで、すなわち温度差ΔTHが「0」となるまで続けられるようになっている。
ちなみに本実施形態のエンジン冷却装置では、エンジン出水温THWが低いほど、通電デューティー比DUTYの値を小さくしているが、これは、電子サーモスタット21の強制開弁によるエンジン出水温THWの低下の進行に応じて、サーモ開度を徐々に縮小していくためである。また、外気温THAが低いほど、通電デューティー比DUTYの値を小さくしてもいるが、これは、外気温THAが低いほど、ラジエーター19の冷却効率が高くなり、ラジエーター経路16に流す冷却水の量が少なくても、十分に冷却水を冷却できるためである。
以上説明した本実施形態のエンジン冷却装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21を開弁させる際に、エンジンの内部を通過した冷却水とラジエーター19の内部の冷却水との温度差が大きいときには、同温度差が小さいときに比して電子サーモスタット21の開弁速度が小さくさせている。そのため、ラジエーター経路16を開いた後のエンジン出水温THWの変動を好適に抑えることができる。
(2)本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下を、開弁開始後に温度差ΔTHが「0」となるまで行っている。そのため、ラジエーター経路16が開かれた後のエンジン出水温THWの変動をより確実に抑制することができる。
(3)本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下幅を、開弁開始後の温度差ΔTHの縮小に応じて小さくしている。そのため、エンジン出水温THWの変動の抑制に伴う冷却水温制御の応答速度の低下を抑えることができる。
(4)本実施形態のエンジン冷却装置では、ヒーター25の通電を間欠的にオン、オフするとともに、その通電のオン、オフ周期に対する同周期の通電オン時間の比(通電デューティー比DUTY)を変更することで、電子サーモスタット21の開弁速度を変化させている。そのため、ヒーター25の通電のオン、オフをスイッチングするだけ、電子サーモスタット21の開弁速度を変えることが可能となり、同開弁速度の可変化に伴うエンジン冷却装置の構成の複雑化を抑えることができる。
(5)本実施形態のエンジン冷却装置では、エンジン出水温THWや外気温THAの現在値にも応じてヒーター25の通電デューティー比DUTYを設定しているため、冷却水温制御の制御性を高めることができる。
(6)本実施形態のエンジン冷却装置では、電子サーモスタット21の前回の開弁からの経過時間、外気温THAおよび車速SPDに応じて算出された温度差カウンターDTを、エンジンの内部を通過した冷却水とラジエーター19の内部の冷却水との温度差の指標値として用いている。すなわち、本実施形態では、上記温度差を、実測ではなく、電子サーモスタット21の前回の開弁からの経過時間、外気温THAおよび車速SPDに基づいて推定して求めている。そのため、ラジエーター内水温を検出するためのセンサーの追加設置が不要となり、水温変動を抑制可能なエンジン冷却装置をより簡易な構成とすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、温度差ΔTHを、電子サーモスタット21の前回の開弁からの経過時間、外気温THAおよび車速SPDに基づき推定して求めていたが、ラジエーター内水温を検出するセンサーなどを設置して、同温度差ΔTHを実測により求めるようにしてもよい。
・上記実施形態では、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下を、開弁開始後に温度差ΔTHが「0」となるまで行っていた。こうした開弁速度の低下を、エンジン出水温THWの変動が生じない程度まで温度差ΔTHが縮小した時点で終えるようにしてもよい。すなわち、ラジエーター経路16を急速に開いてもエンジン出水温THWの変動が生じない温度差ΔTHを規定値Xとして設定し、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下を、開弁開始後に温度差ΔTHがその規定値X以下となるまで行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、電子サーモスタット21の開弁開始時における温度差ΔTHが大きいときの、同温度差ΔTHが小さいときに対する開弁速度の低下幅を、開弁開始後の温度差ΔTHの縮小に応じて小さくしていた。冷却水温制御の応答性に問題がなければ、開弁開始後の温度差ΔTHの縮小に関わらず、開弁開始時に設定された上記開弁速度の低下幅をそのまま保持するようにしてもよい。この場合、電子サーモスタット21の開弁開始後も温度差カウンターDTの値を開弁開始時の値に保持し、強制開弁条件が不成立となったときに、その値を「0」にリセットすることになる。
・上記実施形態では、ヒーター25の通電を周期的にオン、オフするとともに、その通電のオン、オフ周期に対する同周期内の通電のオン時間の比を変更することで、電子サーモスタット21の開弁速度を変化させていた。なお、ヒーター25の供給電圧の調整など、他の方法でも、電子サーモスタット21の開弁速度を変化させることが可能であり、そうした方法で電子サーモスタット21の開弁速度を変化させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ラジエーター経路16を開閉する開閉弁として電子サーモスタット21を採用していたが、電磁駆動式のバルブやステップモーター駆動式のバルブなどの他の開閉弁を用いて、ラジエーター経路16の開閉を行うようにしてもよい。
10…シリンダーブロック(エンジン)、11…シリンダーヘッド(エンジン)、12…ウォータージャケット、13…冷却水路、14…ウォーターポンプ、15…水温センサー、16…ラジエーター経路、17…バイパス経路、18…ヒーター経路、19…ラジエーター、20…ヒーターラジエーター、21…電子サーモスタット、22…弁体、23…スプリング、24…サーモワックス部、25…ヒーター、26…電子制御ユニット、27…クランク角センサー、28…アクセルペダルセンサー、29…外気温センサー、30…車速センサー。

Claims (6)

  1. エンジンの内部を通過した冷却水を同エンジンに還流させる経路として、ラジエーターを経由して前記冷却水を還流させるラジエーター経路と、同ラジエーターを経由せずに前記冷却水を還流させるバイパス経路とを備えるとともに、前記ラジエーター経路を通じた前記冷却水の流通を、閉弁時には遮断し、開弁時には許容する開閉弁を有して、前記エンジンの内部を通過した冷却水の温度であるエンジン出水温が規定の開弁温度以上の場合に前記開閉弁を開弁させるエンジン冷却装置において、
    前記開閉弁の開弁開始時における、前記ラジエーターの内部の冷却水の温度であるラジエーター内水温と前記エンジン出水温との差が大きいときには、それら温度の差が小さいときに比して同開閉弁の開弁速度が低くされる、
    ことを特徴とするエンジン冷却装置。
  2. 前記開閉弁の開弁開始時における前記温度の差が大きいときの、該温度の差が小さいときに対する前記開弁速度の低下は、該温度の差が規定値以下となるまで行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン冷却装置。
  3. 前記開閉弁の開弁開始時における前記温度の差が大きいときの、該温度の差が小さいときに対する前記開弁速度の低下幅は、同開閉弁の開弁開始後の該温度の差の縮小に応じて小さくされる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン冷却装置。
  4. 前記温度の差は、前記開閉弁の前回の開弁からの経過時間、外気温、車速に基づき推定して求められる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン冷却装置。
  5. 前記開閉弁は、サーモワックスを強制加熱するヒーターを備えた電子サーモスタットである、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンジン冷却装置。
  6. 前記ヒーターの通電制御は、その通電を周期的にオン、オフすることで行われ、
    前記通電制御における、前記ヒーターの通電がオンとされてから、一旦オフとされた同通電が再びオンとされるまでの期間を通電周期としたとき、その通電周期に対する、同通電制御内の前記通電がオンとされている期間の比を変更することで、前記電子サーモスタットの開弁速度を変化させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン冷却装置。
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