JP2016002668A - インプリント装置及び物品の製造方法 - Google Patents

インプリント装置及び物品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016002668A
JP2016002668A JP2014122741A JP2014122741A JP2016002668A JP 2016002668 A JP2016002668 A JP 2016002668A JP 2014122741 A JP2014122741 A JP 2014122741A JP 2014122741 A JP2014122741 A JP 2014122741A JP 2016002668 A JP2016002668 A JP 2016002668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
measurement
mold
alignment
substrate stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014122741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6445792B2 (ja
JP2016002668A5 (ja
Inventor
岩永 武彦
Takehiko Iwanaga
武彦 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014122741A priority Critical patent/JP6445792B2/ja
Publication of JP2016002668A publication Critical patent/JP2016002668A/ja
Publication of JP2016002668A5 publication Critical patent/JP2016002668A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6445792B2 publication Critical patent/JP6445792B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】モールドと基板との位置合わせの点で有利なインプリント装置を提供する。
【解決手段】基板ステージ7と、その位置を計測する第1計測部と、前記基板ステージ7の前記基板1の保持面に対して前記第1計測部よりも近い位置で、前記基板ステージ7の位置を計測する第2計測部と、前記モールド18と前記基板1とのアライメント計測を行う第3計測部12と、前記第1計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージ7の位置を制御する第1モード、又は、前記第2計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージ7の位置を制御する第2モードで前記ステージ7の位置を制御する制御部400と、前記インプリント処理を行っている間に、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知する検知部と、を有し、前記制御部400は、前記検知部が検知した結果に基づき前記第2モードで前記基板ステージ7の位置を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント装置及び物品の製造方法に関する。
インプリント技術は、ナノスケールのパターンの形成(転写)を可能にする技術であり、かかる技術を用いたインプリント装置が磁気記憶媒体や半導体デバイスの量産用のリソグラフィ装置の1つとして注目されている。インプリント装置は、基板(シリコンウエハやガラスプレートなど)上の樹脂とモールドとを接触させた状態で樹脂を硬化させ、硬化させた樹脂からモールドを引き離す(離型する)ことによって基板上にパターンを形成する。
インプリント装置では、モールドヘッドに保持されたモールドと、基板ステージに保持された基板とのアライメント(位置合わせ)方式として、一般的に、ダイバイダイアライメントが採用されている。ダイバイダイアライメントとは、基板のショット領域ごとに、モールドに設けられたアライメントマークと基板に設けられたアライメントマークとを重ね合わせてモールドと基板との位置ずれを補正するアライメント方式である。モールドのパターンに樹脂が充填されている間に、モールド及び樹脂を介してアライメントマークを検出し、モールドと基板とのアライメントを行うことがある。例えば、樹脂の充填時間を1秒とすると、この時間内に、例えば、0.5秒内にアライメント時間を抑える必要がある。このようなアライメントに関する技術として、基板ステージの位置をレーザ干渉計で計測し、モールドヘッドの位置をレーザ干渉計又はオプティカルエンコーダで計測する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、インプリント装置では、一般に、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化型の樹脂が用いられるため、紫外線の照射時の酸素による樹脂の硬化阻害を低減するために、モールドと基板との間の空間に充填用ガスを供給している。充填用ガスには、モールドと樹脂との間に挟み込まれた充填用ガス(気泡)を迅速に低減させるために、モールドや基板に対して高い透過性を有する透過性ガスやモールドを樹脂に押し付けた際に液化する凝縮性ガスが用いられる。
このような充填用ガスの屈折率は、空気の屈折率とは大きく異なるため、上述したようなレーザ干渉計の光路に充填用ガスが漏れると、レーザ干渉計の計測値が変動して計測誤差を生じてしまう。また、レーザ干渉計の計測値が急激に、或いは、大きく変動した場合には、計測が停止してしまうこともある。そこで、モールドと基板との間の間隔を小さくし、モールドの側面から充填用ガスを吸引することによって、レーザ干渉計の光路への充填用ガスの拡散を防止している。
一方、基板ステージやモールドヘッドの位置を計測するための複数の計測系を切り替える技術も提案されている(特許文献2及び3参照)。これらの技術では、モールドと基板との間の距離に応じて(即ち、モールドと基板との間の距離に対する閾値を設定して)、基板ステージの位置を計測するための計測系を切り替えている。
特開2011−124346号公報 特開2011−14915号公報 特開2010−80861号公報
しかしながら、基板ステージやモールドヘッドの位置を計測するための計測系を切り替えるような技術では、モールドと基板との間の距離に対して設定される閾値が大きすぎると、レーザ干渉計の光路に充填用ガスが漏れてしまう。また、閾値が小さすぎると、ダイバイダイアライメントを行っている間に計測系が切り替わり、計測結果に誤差が生じてしまう。
そこで、レーザ干渉計の光路に充填用ガスが漏れないように、且つ、ダイバイダイアライメントが可能となる(即ち、ダイバイダイアライメントを行っている間に計測系が切り替わらない)ように閾値を設定することも考えられる。但し、実際には、基板の表面状態やアライメント光源の劣化などの要因によってダイバイダイアライメントが可能となる条件は刻々と変動するため、上述したような閾値を設定することは非常に困難である。このような要因まで考慮すると、モールドと基板との間の距離に対して設定される閾値を可能な限り小さくしなければならない。従って、基板の表面状態やアライメント光源などの状況によっては、ダイバイダイアライメントを行うことが可能な距離までモールドと基板とが近接しているにも関わらず、閾値に達していないためにダイバイダイアライメントが開始されない場合がある。この場合、ダイバイダイアライメントにかけられる時間が短縮されるため、モールドと基板との位置ずれを時間内に許容範囲に収めることができず、アライメント誤差が残存してしまう可能性がある。このように、モールドと基板との間の距離に応じて計測系を切り替えるような技術は、インプリント装置には適していない。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、モールドと基板との位置合わせの点で有利なインプリント装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのインプリント装置は、基板上のインプリント材をモールドで成形して前記基板上にパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置であって、前記基板を保持して移動する基板ステージと、前記基板ステージの位置を計測する第1計測部と、前記基板ステージの前記基板の保持面に対して前記第1計測部よりも近い位置において、前記基板ステージの位置を計測する第2計測部と、前記モールドと前記基板との位置合わせのためのアライメント計測を行う第3計測部と、前記第1計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージの位置を制御する第1モード、又は、前記第2計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージの位置を制御する第2モードで前記ステージの位置を制御する制御部と、前記インプリント処理を行っている間において、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知する検知部と、を有し、前記制御部は、前記検知部が検知した結果に基づき前記第2モードで前記基板ステージの位置を制御することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、モールドと基板との位置合わせの点で有利なインプリント装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態におけるインプリント装置の構成を示す概略図である。 図1に示すインプリント装置におけるインプリント処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すインプリント装置の制御部の構成の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態におけるインプリント装置の構成を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態におけるインプリント装置100の構成を示す概略図である。インプリント装置100は、基板上のインプリント材をモールドで成形して基板上にパターンを形成するインプリント処理を行うリソグラフィ装置である。インプリント装置100は、本実施形態では、インプリント材として樹脂を使用し、樹脂の硬化法として、紫外線(UV光)の照射によって樹脂を硬化させる光硬化法を採用する。従って、インプリント装置100は、基板に樹脂を供給し、かかる樹脂とモールド(のパターン面)とを接触させた状態で樹脂を硬化させることによって基板にパターンを形成する。但し、インプリント装置100は、その他の波長域の光の照射によって樹脂を硬化させてもよいし、その他のエネルギー、例えば、熱によって樹脂を硬化させる熱硬化法を採用してもよい。また、以下では、基板上の樹脂に対して照射する紫外線の光軸に平行な方向をZ軸とし、Z軸に垂直な平面内で互いに直交する方向をX軸及びY軸とする。
インプリント装置100は、計測器4と、計測器6と、基板ステージ7と、ブリッジ構造体8と、計測器9と、硬化用光源11と、アライメント計測部12と、ハーフミラー13と、排気ダクト14と、連結部材15と、モールドヘッド16とを有する。更に、インプリント装置100は、モールドチャック17と、空気ばね19と、ベース定盤20と、ガス供給部21と、ホルダ22と、樹脂供給部23と、オフアクシススコープ24と、圧力センサ25と、信号処理部26と、制御部400とを有する。
モールドヘッド16は、パターン面Pを有するモールド18を保持するモールドチャック17を含む。モールド18のパターン面Pには、基板1に形成すべきパターンに対応する凹凸パターンが形成されている。
モールドチャック17は、例えば、真空吸着によってモールド18を保持する。モールドチャック17は、モールドチャック17からのモールド18の脱落を防止する構造を有していてもよい。本実施形態では、モールドチャック17は、モールドヘッド16と強固に結合している。従って、モールドヘッド16は、モールドチャック17の一部分とみなすことも可能であるし、モールドチャック17に結合した部材とみなすことも可能である。モールドヘッド16は、ブリッジ構造体8を基準として、少なくとも、Z、ωX及びωYの3軸方向に移動(駆動)することが可能な機構を有する。
モールドヘッド16は、連結部材15を介して、ブリッジ構造体8に支持されている。また、モールドヘッド16と同様に、アライメント計測部12もブリッジ構造体8に支持されている。
アライメント計測部12は、モールド18と基板1との位置合わせ(アライメント)のためのアライメント計測を行う第3計測部として機能する。アライメント計測部12は、本実施形態では、モールド18に設けられたマーク及び基板ステージ7や基板1に設けられたマークを検出してアライメント信号を生成するアライメント検出系を含む。また、アライメント計測部12は、カメラを含んでいてもよく、ハーフミラー13を介して、紫外線の照射による基板上の樹脂の硬化状態(インプリント状態)を観察(確認)する機能を有していてもよい。この場合、アライメント計測部12は、基板上の樹脂の硬化状態だけではなく、基板上の樹脂に対するモールド18の押印状態、基板上の樹脂のモールド18への充填状態、基板上の硬化した樹脂からのモールド18の離型状態も観察することが可能である。
連結部材15の上方には、ハーフミラー13が配置されている。硬化用光源11からの光は、ハーフミラー13で反射され、モールド18を透過して基板1の上の樹脂に照射される。基板1の上の樹脂は、硬化用光源11からの光の照射によって硬化する。
ブリッジ構造体8は、床からの振動を絶縁するための空気ばね19を介して、ベース定盤20に支持されている。空気ばね19は、アクティブ防振機能として露光装置で一般的に採用されている構造を有する。例えば、空気ばね19は、ブリッジ構造体8及びベース定盤20に設けられたXYZ相対位置測定センサ、XYZ駆動用リニアモータ、空気ばねの内部のエア容量を制御するサーボバルブなどを含む。
ブリッジ構造体8には、ホルダ22を介して、基板1に樹脂を供給(塗布)するためのノズルを含む樹脂供給部23(ディスペンサ)が取り付けられている。樹脂供給部23は、例えば、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドを用いて、樹脂の液滴を線状に基板1に供給する。樹脂供給部23から樹脂を基板1に供給しながら基板ステージ7(即ち、基板1)を移動させる(走査する)ことによって、基板上の矩形形状の領域に樹脂を塗布することができる。なお、インクジェットプリンタにおけるインクジェットヘッドの機能は、直線状に配列された微細な複数のノズルからのインクの吐出と記録紙の搬送とを制御して絵や文字を描画することである。従って、インプリント装置100の樹脂供給部23においても、基板上の樹脂を塗布する領域は矩形形状である必要はなく、任意の形状(例えば、円形状や扇形状など)の領域に樹脂を供給することができる。
基板1は、本実施形態では、円形状を有する。従って、基板上に矩形形状のショット領域を規定する場合、周辺領域では、ショット領域が基板1(の外周)からはみ出し、矩形形状のショット領域を確保することができない。このようなショット領域は、一般に、欠けショット領域と呼ばれる。現状では、33mm×26mmの1つのショット領域に複数のチップを形成することが可能である。従って、基板1に効率よくチップを形成するためには、欠けショット領域にもパターンを形成する必要がある。
また、インプリント装置100においては、基板1に形成される凹凸パターンの凹部に膜(残膜)が残るため、かかる残膜をエッチングする必要がある。残膜の厚さは、RLT(Residual Layer Thickness)と呼ばれる。RLTに相当する厚さの膜がショット領域に形成されていない場合には、エッチングによって基板1がえぐれてしまう。これを防止するためには、基板1の周辺領域、即ち、欠けショット領域への樹脂の塗布が有効である。但し、この際、樹脂供給部23が矩形形状に樹脂を塗布すると、基板1から樹脂がはみ出してしまう。この状態において、硬化用光源11から光を照射すると、基板1を保持する保持面(例えば、基板ステージ7に設けられた基板チャック)上で樹脂が硬化して付着する。これにより、基板1が保持面に接着されてしまうことに加えて、次にインプリント処理を行う基板1が付着物(硬化した樹脂)を挟んで保持され、基板1の表面の面精度が低下して正常にパターンを形成することができなくなってしまう。そこで、本実施形態では、樹脂供給部23による樹脂の吐出と基板ステージ7の移動との組み合わせによって、基板1の適切な領域に樹脂を塗布するようにする。
基板ステージ7は、例えば、基板チャックを介して基板1を保持する。基板ステージ7は、X、Y、Z、ωX、ωY及びωZの6軸方向に移動(駆動)することが可能な機構を有する。本実施形態では、基板ステージ7は、X方向の移動機構を含むXスライダー3、及び、Y方向の移動機構を含むYスライダー5を介して、ブリッジ構造体8に支持されている。Xスライダー3には、Xスライダー3とYスライダー5との相対位置を計測する計測器4が設けられている。また、Yスライダー5には、Yスライダー5とブリッジ構造体8との相対位置を計測する計測器6が設けられている。従って、計測器4及び6は、ブリッジ構造体8を基準として、基板ステージ7の位置を計測する第1計測部として機能する。計測器4及び6のそれぞれは、本実施形態では、エンコーダ(リニアエンコーダ)で構成されている。
基板ステージ7とブリッジ構造体8とのZ方向における距離は、ブリッジ構造体8、Xスライダー3及びYスライダー5によって決まる。Xスライダー3及びYスライダー5のZ方向、チルト方向の剛性を十nm/N程度に高く維持することによって、基板ステージ7とブリッジ構造体8とのZ方向におけるインプリント動作の変動を数十nm程度の変動に抑えることができる。
計測器9は、ブリッジ構造体8に設けられ、本実施形態では、干渉計で構成されている。計測器9は、基板ステージ7に向けて計測光10を照射し、基板ステージ7の端面に設けられた干渉計用ミラーで反射された計測光10を検出することで、基板ステージ7の位置を計測する。計測器9は、基板ステージ7の基板1の保持面に対して計測器4及び6よりも近い位置において、基板ステージ7の位置を計測する第2計測部として機能する。なお、図1では、計測器9から基板ステージ7に照射される計測光10を1つしか図示していないが、計測器9は、少なくとも基板ステージ7のXY位置、回転量及びチルト量が計測できるように構成されている。
ガス供給部21は、モールド18のパターンへの樹脂の充填性を向上させるために、モールド18の近傍、具体的には、モールド18と基板1との間の空間に充填用ガスを供給する。充填用ガスは、モールド18と樹脂との間に挟み込まれた充填用ガス(気泡)を迅速に低減させ、樹脂のモールド18のパターンへの充填を促進させるために、透過性ガス及び凝縮性ガスの少なくとも1つを含む。ここで、透過性ガスとは、モールド18に対して高い透過性を有し、基板上の樹脂にモールド18を押し付けた際に(即ち、成形中に)モールド18を透過するガスである。また、凝縮性ガスとは、基板上の樹脂にモールド18を押し付けた際に(即ち、成形中に)液化する(凝縮する)ガスである。
オフアクシススコープ24は、モールド18を介さずに、基板ステージ7に配置された基準プレートに設けられた基準マークやアライメントマークを検出する。また、オフアクシススコープ24は、基板1(の各ショット領域)に設けられたアライメントマークを検出することも可能である。
圧力センサ25は、本実施形態では、基板ステージ7に設けられ、モールド18を基板上の樹脂に押し付けることで基板ステージ7に作用する圧力を検出する。圧力センサ25は、基板ステージ7に作用する圧力を検出することによって、モールド18と基板上の樹脂との接触状態を検出するセンサとして機能する。また、圧力センサ25は、モールドヘッド16に設けてもよく、モールドヘッド16及び基板ステージ7のうち少なくとも一方に設けられていればよい。
制御部400は、CPUやメモリなどを含み、インプリント装置100の全体(動作)を制御する。制御部400は、本実施形態では、インプリント処理及びそれに関連する処理を制御する。
ガス供給部21から供給される充填用ガスの屈折率は、空気の屈折率とは大きく異なるため、計測器4及び6が充填用ガスに曝されると(即ち、計測器4及び6の計測光路に充填用ガスが漏れると)、計測器4及び6の計測値(計測結果)が変動してしまう。このような問題は、特に、計測光路長が長い干渉計に対して顕著であり、基板ステージ7の位置を制御する際にハイゲインとなるため、サーボエラーを起こしてしまう。また、計測光路長が短いエンコーダであっても、ナノメートルオーダーの計測精度が要求されるインプリント装置では、その影響を無視することができない。但し、エンコーダの計測光路長は干渉計の計測光路長よりも短いため、干渉計よりも影響は軽微である。また、図1に示すように、本実施形態では、ガス供給部21(の充填用ガスの供給口)から計測器4及び6までの距離を十分にとることができ、且つ、計測器4及び6をエンコーダで構成している。従って、計測器4及び6は、充填用ガスによる計測値の変動の影響を受けにくい構成となっているため、サーボエラーが起こりにくくなっている。
ガス供給部21は、上述したように、インプリント処理を行っている間において、モールド18と基板1との間の空間に充填用ガスを供給する。モールド18と基板1との間に供給された充填用ガスは、モールドヘッド16の上部から排気ダクト14を介して吸引されて、インプリント装置100の外部に排出される。また、モールド18と基板1との間に供給された充填用ガスをインプリント装置100の外部に排出するのではなく、ガス回収機構(不図示)で回収してもよい。
モールド18と基板1との間の間隔は狭いため、基板1の中心付近のショット領域にインプリント処理を行う際には、基板1が蓋として機能し、モールド18と基板1との間に供給された充填用ガスの基板1の周辺への拡散が抑制される。従って、モールド18と基板1との間に供給された充填用ガスは、排気ダクト14を介して効率よく排気され、計測器9の計測光路(計測光10)に漏れ出すことは殆どない。一方、基板1の周辺付近のショット領域(欠けショット領域)にインプリント処理を行う際には、基板1が蓋として機能しないため、モールド18と基板1との間に供給された充填用ガスが基板1の周辺に拡散してしまう。そこで、基板ステージ7に同面板を設けて充填用ガスの拡散を低減する技術が提案されている(特開2012−209401号公報など参照)。但し、この場合には、基板ステージ7(インプリント装置100)が大型化することに加えて、基板ステージ7の加速や減速によって振動し、かかる振動が停止時に残留して基板ステージ7の位置決め精度を著しく低下させてしまう。
そこで、本実施形態では、基板ステージ7を大型化することなく、モールド18と基板1との高精度な位置合わせ(アライメント)を実現する。以下、図2を参照して、インプリント装置100におけるインプリント処理(即ち、モールド18のパターンを基板に形成するためのインプリント処理)を説明する。
S601では、制御部400は、基板ステージ7の位置を制御するモードとして、計測器4及び6の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第1モード(位置サーボ)を設定(選択)する。
S602では、制御部400は、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果に基づいて、モールド18と基板ステージ7との位置合わせ(アライメント)を行う。この際、モールド18は、モールド搬送系(不図示)によってインプリント装置100に搬入され、モールドチャック17に保持されている。また、アライメント計測部12(アライメント検出系)によって検出されるマーク(アライメントマーク)は、専用の基準マークとして基板ステージ7に設けておいてもよいし、専用のアライメント基板に設けておいてもよい。
S603では、基板搬送系(不図示)によって基板1をインプリント装置100に搬入し、かかる基板1を基板ステージ7(基板チャック)に保持させる。換言すれば、基板1を基板ステージ7に固定する。
S604では、制御部400は、プリアライメント(PA)を行う。具体的には、基板ステージ7をオフアクシススコープ24の下に移動させて、オフアクシススコープ24によって基板ステージ7に保持された基板1の位置を計測する。かかるプリアライメントは、モールド18と基板1とのアライメント(S608)において、基板1の各ショット領域に設けられたアライメントマークがアライメント計測部12の計測レンジに収まるような精度(1μm〜2μm程度)で行えばよい。
S605では、基板1の対象ショット領域(これからインプリント処理を行うショット領域)が樹脂供給部23の下に位置するように基板ステージ7を移動させる。また、ガス供給部21によって、モールド18と基板1との間の空間に充填用ガスを供給する。
S606では、樹脂供給部23によって基板1の対象ショット領域に樹脂を供給する。具体的には、樹脂供給部23は、樹脂供給部23の下に移動した基板1の対象ショット領域に対して、予め定められた塗布パターンに従って樹脂を供給する。また、基板1の対象ショット領域に樹脂が供給されたら、かかる対象ショット領域がモールド18(のパターン面P)の下に位置するように基板ステージ7を移動させる。
S607では、モールドヘッド16を降下させて、モールド18(のパターン面P)と基板1の対象ショット領域上の樹脂とを接触させる。これにより、モールド18のパターン面Pは、基板1の対象ショット領域上の樹脂と面接触することになる。モールド18と基板上の樹脂との接触状態(面接触)は、上述したように、基板ステージ7に設けられた圧力センサ25を用いて検出することができる。このような面接触のタイミングを検出することは、モールド18及び基板1のそれぞれに設けられたマークがアライメント計測部12の計測面(検出面)に位置することを意味する。これは、アライメント計測部12によるアライメント計測の開始可能なタイミング、即ち、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知していることになる。従って、圧力センサ25は、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知する検知部として機能する。アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知したタイミングで、ダイバイダイアライメント(ダイバイダイアライメント計測)を開始する。但し、かかるダイバイダイアライメントを開始する直前に、制御部400は、基板ステージ7の位置を制御するモードを、第1モードから、計測器9の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードに切り替える。換言すれば、制御部400は、基板ステージ7の位置を制御するモードとして、計測器9の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードを設定(選択)する。なお、基板ステージ7の位置を制御するモードを切り替えるタイミングは、ダイバイダイアライメントを行う直前であればよい。従って、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知したタイミングではなく、かかるタイミングから一定時間が経過した後に基板ステージ7の位置を制御するモードを切り替えてもよい。
また、S606の段階からアライメント計測部12からのアライメント信号を信号処理部26に入力し、信号処理部26において有効なアライメント信号が検知されたタイミングで基板ステージ7の位置を制御するモードを第2モードに切り替えてもよい。具体的には、信号処理部26は、アライメント計測部12によって生成されたアライメント信号の指標と閾値とを比較し、アライメント計測部12によって生成されたアライメント信号の指標が閾値を満たしたタイミングを検知する。そして、信号処理部26は、アライメント信号の指標が閾値を満たしたタイミングで、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたと検知する(検知部として機能する)。ここで、有効なアライメント信号を検知するための指標とは、連続的、或いは、離散的なアライメント信号のデータ列に対して、演算処理を行うことで得られる、検出性能を表す数値データのことを指している。代表的な指標として、アライメント信号の強度(光量)、コントラスト及びパターンマッチングの相関度などが挙げられるが、検出性能を数値化したデータであれば、これらに限定されるものではない。これらの指標が閾値を満たしたタイミングで、アライメント計測部12によるアライメント計測を開始可能であると判定することができる。また、これらの指標は、1つの指標のみを用いてもよいし、幾つかの指標又は全ての指標を用いてもよい。更には、モールド18のパターン面Pが基板1の対象ショット領域上の樹脂と面接触したタイミングも加えて、総合的に、アライメント計測部12によるアライメント計測を開始可能であるタイミングを検知してもよい。
このように、本実施形態では、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知している。これにより、アライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知したタイミングで、即ち、適切なタイミングで、基板ステージ7の位置を制御するモードを第1モード(計測器4及び6)から第2モード(計測器9)に切り替えることができる。
図3は、インプリント装置100の制御部400の構成の一例を示す概略図である。制御部400は、本実施形態では、上述したように、基板ステージ7の位置を制御するモードとして、第1モード又は第2モードを選択(設定)する選択部としての機能を有する。
図3に示すように、基板ステージ7の指令位置401は、基板ステージ7の位置を計測する計測器4及び6、或いは、計測器9の計測結果と比較される。そして、それらの差分を表す差分信号(偏差信号)は、安定化補償器402及び定常偏差補償器403を含む補償部に供給される。かかる補償器は、差分信号に対して補償演算を施して駆動指令DIを生成する。駆動指令DIは、基板ステージ7のモータアンプ404に供給される。モータアンプ404は、駆動指令DIに基づいて、Xスライダー3及びYスライダー5のそれぞれのモータ(リニアモータなどのアクチュエータ)405を駆動する。これにより、基板ステージ7(基板1)が位置決めされ、モールド18と基板1との位置関係が制御される。
セレクタ406は、基板ステージ7の位置の制御に用いる計測器として、計測器4及び6又は計測器9を選択する(計測器4及び6と計測器9とを切り替える)。この際、計測器の切り替えによる影響によって基板ステージ7の位置ずれが生じないようにする必要がある。具体的には、切り替え対象軸が駆動されていないシーケンス、例えば、本実施形態では、X、Y及びθを切り替える際には、X、Y及びθの駆動がないS607で計測器の切り替えを行うとよい。また、計測器の切り替え時の座標(位置)のずれが生じないように、セレクタ406は、プリセットカウンタとフィルタとを組み合わせて切り替えを行うとよい。
図2に戻って、S608では、制御部400は、モールド18のパターン面Pと基板上の樹脂とが接触した状態において、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果に基づいて、モールド18と基板1(対象ショット領域)とのアライメントを行う。かかるアライメントは、基板1の各ショット領域(ダイ)ごとに行われるため、ダイバイダイアライメントと呼ばれる。
S608において基板ステージ7の保持面から離れた計測器4及び6を用いている場合には、モールド18のモールド面Pに押印の応力及び基板上の樹脂の吸着力が働いている。従って、基板ステージ7の位置を計測しているにもかかわらず、アライメント計測部12によるアライメント計測の結果に基づいてモールド18と基板1とのアライメントを行う際に、応答遅れやヒステリシス応答を示す場合がある。特に、高速なアライメントが求められている場合には、モールド18と基板1との位置ずれを時間内に許容範囲に収めることができず、アライメント誤差が残存してしまう。一方、本実施形態のように、基板ステージ7の保持面に近い計測器9を用いていれば、モールド18と基板1とのアライメントにおける基板ステージ7の位置制御の追従性が向上し、短時間でのアライメントが可能となる。
S609では、制御部400は、モールド18のパターン面Pと基板上の樹脂とが接触した状態において(即ち、モールド18を介して)、硬化用光源11からの光を基板1の対象ショット領域上の樹脂に照射する。
S610では、制御部400は、基板ステージ7の位置を制御するモードを、計測器9の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードから計測器4及び6の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第1モードに切り替える。換言すれば、制御部400は、基板ステージ7の位置を制御するモードとして、計測器4及び6の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第1モードを設定(選択)する。この際、S607と同様に、切り替え対象軸が駆動されていないシーケンスで切り替えるとよい。具体的には、基板1の対象ショット領域上の樹脂を硬化させてからモールド18を引き離すまでの間に計測器を切り替えるとよい。
S611では、モールドヘッド16を上昇させて、基板1の対象ショット領域上の硬化した樹脂からモールド18を引き離す(離型する)。これにより、基板1の対象ショット領域には、モールド18のパターン面Pに対応した樹脂パターンが残る(即ち、モールド18のパターン面Pに対応したパターンが基板1の対象ショット領域に形成される)。なお、モールド18の離型の際には、樹脂パターンが破断しないように、モールド18のパターン面Pにかかるせん断力が樹脂パターンの破断応力以下になるように、モールドヘッド16を上昇させる。
S612では、制御部400は、基板1の全てのショット領域にパターンが形成されたかどうかを判定する。全てのショット領域にパターンが形成されていない場合には、次の対象ショット領域にパターンを形成するために、S604に移行する。全てのショット領域にパターンが形成されている場合には、S613に移行する。
S613では、基板搬送系(不図示)によって、全てのショット領域にパターンが形成された基板1を搬出する。
S614では、制御部400は、全ての基板1にインプリント処理を行ったかどうかを判定する。全ての基板1にインプリント処理を行っていない場合には、次の基板1にインプリント処理を行うために、S603に移行する。全ての基板1にインプリント処理を行っている場合には、処理を終了する。
本実施形態では、アライメント計測部12によるアライメント計測が可能となる適切なタイミングで、計測器9の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードに切り替えることができる。従って、インプリント装置100は、モールド18と基板1とのアライメントを短時間、且つ、高精度に行うことができ、高いスループットで経済性よく高品位な半導体デバイスなどの物品を提供することができる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態におけるインプリント装置100の構成を示す概略図である。本実施形態におけるインプリント装置100の構成は、第1の実施形態と同様である。第1の施形態では、基板ステージ7の基板1の保持面に対して計測器4及び6よりも近い位置において、基板ステージ7の位置を計測する第2計測部として干渉計で構成された計測器9を用いていた。一方、本実施形態では、基板ステージ7の基板1の保持面に対して計測器4及び6よりも近い位置において、基板ステージ7の位置を計測する第2計測部としてエンコーダで構成された計測器28を用いている。
計測器28は、基板ステージ7の基板1の保持面の近傍で基板ステージ7の位置を計測する。計測器28として、本実施形態では、モールドヘッド16にエンコーダヘッドを配置し、基板ステージ7にスケールを配置しているが、基板ステージ7にエンコーダヘッドを配置し、モールドヘッド16にスケールを配置してもよい。基板ステージ7の駆動領域をカバーするためには、非常に大掛かりなエンコーダが必要となるが、本実施形態では、基板1の面積だけをカバーすればよいため、エンコーダを用いていても、簡便な構成で、短時間、且つ、高精度なアライメントが可能となる。
本実施形態のインプリント装置100におけるインプリント処理は、第1の実施形態(図2)と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。本実施形態では、S607において、基板ステージ7の位置を制御するモードを、計測器4及び6の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第1モードから、計測器28の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードに切り替える。換言すれば、基板ステージ7の位置を制御するモードとして、計測器28の計測結果に基づいて基板ステージ7の位置を制御する第2モードを設定(選択)する。
<第3の実施形態>
物品としてのデバイス(半導体デバイス、磁気記憶媒体、液晶表示素子等)の製造方法について説明する。かかる製造方法は、インプリント装置100を用いてパターンを基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)に形成する工程を含む。かかる製造方法は、パターンを形成された基板を処理する工程を更に含む。当該処理ステップは、当該パターンの残膜を除去するステップを含みうる。また、当該パターンをマスクとして基板をエッチングするステップなどの周知の他のステップを含みうる。本実施形態における物品の製造方法は、従来に比べて、物品の性能、品質、生産性及び生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100:インプリント装置 1:基板 7:基板ステージ 18:モールド 4、6、9:計測器 12:アライメント計測部 25:圧力センサ 26:信号処理部 400:制御部

Claims (11)

  1. 基板上のインプリント材をモールドで成形して前記基板上にパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置であって、
    前記基板を保持して移動する基板ステージと、
    前記基板ステージの位置を計測する第1計測部と、
    前記基板ステージの前記基板の保持面に対して前記第1計測部よりも近い位置において、前記基板ステージの位置を計測する第2計測部と、
    前記モールドと前記基板との位置合わせのためのアライメント計測を行う第3計測部と、
    前記第1計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージの位置を制御する第1モード、又は、前記第2計測部の計測結果に基づいて前記基板ステージの位置を制御する第2モードで前記ステージの位置を制御する制御部と、
    前記インプリント処理を行っている間において、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が計測基準を満たしたことを検知する検知部と、を有し、
    前記制御部は、前記検知部が検知した結果に基づき前記第2モードで前記基板ステージの位置を制御することを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記制御部は、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が前記計測基準を満たしたことを前記検知部が検知するまでは前記第1モードで前記基板ステージの位置を制御することを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記検知部は、
    前記モールドと前記インプリント材との接触状態を検出するセンサを含み、
    前記モールドと前記インプリント材とが接触したことを前記センサが検出したタイミングで、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が前記計測基準を満たしたと検知することを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント装置。
  4. 前記センサは、前記モールドを保持するモールドヘッド及び前記基板ステージの少なくとも一方に設けられた圧力センサを含むことを特徴とする請求項3に記載のインプリント装置。
  5. 前記第3計測部は、前記モールドに設けられたマーク及び前記基板ステージに設けられたマークを検出してアライメント信号を生成するアライメント検出系を含み、
    前記検知部は、前記アライメント検出系によって生成された前記アライメント信号の指標が閾値を満たしたタイミングで、前記第3計測部による前記アライメント計測の結果が前記計測基準を満たしたと検知することを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント装置。
  6. 前記指標は、前記アライメント信号の強度、コントラスト及びパターンマッチングの相関度のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載のインプリント装置。
  7. 前記第1計測部は、エンコーダを含み、
    前記第2計測部は、干渉計を含むことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  8. 前記第1計測部及び前記第2計測部のそれぞれは、エンコーダを含むことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  9. 前記モールドと前記基板との間の空間に前記インプリント材の前記モールドのパターンへの充填を促進させるガスを供給する供給部を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  10. 前記ガスは、前記成形中に前記モールドを透過する透過性ガス及び前記成形中に液化する凝縮性ガスの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9に記載のインプリント装置。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載のインプリント装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を処理する工程と、
    を有することを特徴とする物品の製造方法。
JP2014122741A 2014-06-13 2014-06-13 インプリント装置及び物品の製造方法 Active JP6445792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122741A JP6445792B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 インプリント装置及び物品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122741A JP6445792B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 インプリント装置及び物品の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016002668A true JP2016002668A (ja) 2016-01-12
JP2016002668A5 JP2016002668A5 (ja) 2017-07-06
JP6445792B2 JP6445792B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=55222359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014122741A Active JP6445792B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 インプリント装置及び物品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6445792B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082101A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 インプリント装置、および物品製造方法
JP2018082104A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 インプリント装置及び物品の製造方法
JP2018152515A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 東芝メモリ株式会社 インプリント方法およびテンプレート

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083758A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Nikon Corporation 移動体駆動方法及び移動体駆動システム、パターン形成方法及びパターン形成装置、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法
WO2009078443A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Nikon Corporation 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2011029538A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2013229448A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Canon Inc インプリント装置、インプリント方法および物品製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083758A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Nikon Corporation 移動体駆動方法及び移動体駆動システム、パターン形成方法及びパターン形成装置、露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法
WO2009078443A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Nikon Corporation 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP2011029538A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2013229448A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Canon Inc インプリント装置、インプリント方法および物品製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082101A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 インプリント装置、および物品製造方法
JP2018082104A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 インプリント装置及び物品の製造方法
JP2018152515A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 東芝メモリ株式会社 インプリント方法およびテンプレート

Also Published As

Publication number Publication date
JP6445792B2 (ja) 2018-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9254608B2 (en) Imprint apparatus, imprint method, and method of manufacturing article
KR101511411B1 (ko) 임프린트 장치 및 물품 제조 방법
JP5647029B2 (ja) インプリント装置及び物品の製造方法
KR102011558B1 (ko) 임프린트 장치, 임프린트 방법, 및 물품 제조 방법
KR20110132238A (ko) 리소그래피 장치 및 물품의 제조 방법
US20160214312A1 (en) Imprint apparatus and method of manufacturing article
JP5379564B2 (ja) インプリント装置、および物品の製造方法
US11260577B2 (en) Imprint apparatus, planarized layer forming apparatus, forming apparatus, control method, and method of manufacturing article
JP6700777B2 (ja) インプリント装置、情報処理装置および物品製造方法
US20160320697A1 (en) Imprint apparatus, imprint method, and article manufacturing method
JP6525628B2 (ja) インプリント装置及び物品の製造方法
US20240176231A1 (en) Imprint apparatus, article manufacturing method, determination method, and recording medium
JP6445792B2 (ja) インプリント装置及び物品の製造方法
JP2016004794A (ja) インプリント方法、インプリント装置、および物品の製造方法
KR102316054B1 (ko) 거푸집, 임프린트 장치, 및 물품의 제조 방법
JP7171394B2 (ja) 成形装置、成形方法、および物品の製造方法
JP2016149530A (ja) リソグラフィ装置及びその制御方法、並びに物品の製造方法
JP2021034562A (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品製造方法
JP2016092198A (ja) インプリント装置および方法、ならびに物品製造方法
JP5709558B2 (ja) 検査方法、インプリント装置及び物品の製造方法
US20210157230A1 (en) Imprinting apparatus, imprinting method, method for producing article, substrate, and mold
US20170140922A1 (en) Generating method, imprinting method, imprint apparatus, program, and method of manufacturing article
JP7451141B2 (ja) インプリント装置、インプリント方法、および物品の製造方法
JP7104577B2 (ja) 平坦化層形成装置、平坦化層の製造方法、および物品製造方法
US20230415403A1 (en) Imprint system, substrate, imprint method, replica mold manufacturing method, and article manufacturing method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6445792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151