JP2015529109A - 食品を調理するための機器 - Google Patents

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Abstract

食品を調理するための機器は、食品を収容するためのポット2と、ポット2を支持するための基部と、を有する。該基部は、ポット2に熱を供給するための加熱手段50を備え、該加熱手段は、少なくとも1つの加熱要素52を有する。加熱手段50は、ポット2が該基部上の適所にあるときに、加熱要素52の位置に対応する位置における少なくとも1つの接触領域を通して、ポット2の底部21と部分的にのみ接触するように構成される。該機器は更に、食品を攪拌するための、ポット2内に着脱可能に配置されるように構成された攪拌手段を有し、該攪拌手段は、該攪拌手段の動きの間、加熱手段50の接触領域に対応するポット2の底部21の直接に加熱される領域60へと、食品を向けるように構成される。

Description

本発明は、食品を収容するためのポットと、前記ポットを支持するための基部と、を有する、食品を調理するための機器であって、前記ポットは前記基部上に着脱可能に配置されるように構成され、前記機器は更に、前記食品を攪拌するための、前記ポット内に着脱可能に配置されるように構成された攪拌手段を有する、機器に関する。
食品を調理する分野においては、調理に関連する工程を容易化することを意図した多くの機器が利用可能である。例えば、幾つかの肉片を焼きたいときに、この工程を従来の方法で実行する必要がある場合には、平鍋を用い、該平鍋を肉と多くの場合には何らかの油等で満たし、コンロの上に該平鍋を置き、コンロを作動させて該平鍋の内容物を加熱することを強いられる。更に、適切な攪拌器具によって、少なくとも時々はこれら肉片を攪拌して、不均一な調理、及び起こり得る肉片の焼け焦げを防ぐ必要がある。それ故、調理者が調理工程において非常に積極的な役割を担う必要があり、食品の調理が完了するまでは台所にとどまりざるを得ない。しかしながら、望みに応じて内容物で満たしスイッチオンした後は、人間の介入なく機能するように特に構成された、調理工程を実行するための特殊な機器を使用することも可能である。この場合には、長い時間の間台所にとどまる必要がなく、例えば家族及び/又は友人と多くの時間を過ごす機会を持てるようになる。
米国特許出願公開US2008/190301は、上述したような特殊な機器の一例を開示している。特に、米国特許出願公開US2008/190301は、開いた上部及び食品を保持するための側壁を持つ容器と、前記容器の開いた上部を閉じるための蓋部と、食品を攪拌するための前記容器内に設置された攪拌器と、前記攪拌器が回転するときに食品片が前記攪拌器と同速回転することを防ぐための前記側壁において前記容器内に設置された同速回転防止部材と、食品を加熱するための前記容器の底部に固定的に設置された加熱管と、前記容器を支持するための前記容器の下に配置された基部支持部と、前記容器を前記基部支持部上の適所に起立させるための前記容器の底部に設置された支持部材と、前記攪拌器を駆動させて食品を攪拌させるための前記基部支持部内に設置され前記攪拌器と着脱可能に結合されたモータと、を有する攪拌調理器に関する。
米国特許出願公開US2008/190301によれば、該加熱管が容器の底に固定的に装着され、かなりの量の材料及び空間を必要とする熱拡散板を持つ加熱器に関連する幾分かのコストを節約する。また、加熱管を容器の底に直接に装着することによって、加熱効率が著しく改善されることが言及されている。攪拌器のプロファイルは、攪拌抵抗を最小化するために最適化され、攪拌器を駆動するためにモータ電力があまり必要とならないようにされ、モータに関する幾分かのコストを節約する。
該攪拌調理器の同速回転防止部材は、該容器の側壁に沿って全体として垂直に延在するリブ型の細長い部材を含む。該部材の上端は、該容器の上部に略延在する。該部材は好適には、該部材が食品の取り出しを妨害しないように該容器のハンドル部に略配置される。該部材は、該容器の側壁から所定の距離だけ内向きに延在する。該所定の距離は、該容器のサイズに基づいて決定される。該部材と攪拌器との間の適切な間隔が維持されるべきである。攪拌器が回転するときに、食品が攪拌器と同速回転し、該部材に対して移動すると、これら部材に非常に近くにある食品片は止められ、重力によって落下し、より適切な食品の混合又は攪拌に帰着して、食品への熱伝達及び食品の均一な加熱を促進する。
以上において述べたように、攪拌器に回転力を提供するためのモータが、基部支持部のなかに装着される。該モータは、該容器が適所に装着されると、駆動シャフトと着脱可能に結合される。該駆動シャフトは、該容器の底部において、中央開口を通してねじ固定される。該シャフトの上端は攪拌器と係合され、該シャフトの下端は結合装置を通して該モータに結合される。該シャフトと該容器の底部との間の界面を封止するため、封止装置が備えられる。
米国特許出願公開US2008/190301から知られた攪拌調理器は、自動調理機器であるという利点を持つが、当該機器に関連する幾つかの明らかな欠点がある。例えば、加熱管が容器の底に直接に装着されるという事実は、該攪拌調理器のユーザが使用後に該容器を洗浄することを困難にする。米国特許出願公開US2008/190301においては、該容器は使用後の洗浄に便利であり及び食器洗い機にも安全であることが言及されているが、実際には、該容器の全ての面が平滑な外見を持っているわけではない。該加熱管が存在する該容器の底側は不均一な面の一例であり、該容器の側壁の内側も、同速回転防止部材の存在による他の例である。他の欠点は、攪拌器を駆動するためのシャフトの構成が、容器において封止装置が使用されることを必要とするようなものであるという事実に存する。
本発明の目的は、完全な調理結果が得られるように食品を加熱及び撹拌する機能を実行することが可能であり、同時に、比較的簡素なデザインの食品を収容するためのポットを持つことが可能な、食品を調理するための機器を提供することにある。特に、本発明の目的は、食品の適切な加熱を保証するために、ポットの底部に加熱管が装着される必要がない、食品を調理するための機器を提供することにある。本発明の他の目的は、家族全員のための食品を一度に調理することが可能となるような比較的大きなポットを持ちつつ、それに応じてサイズを増大させ単に比例的な加熱能力を増大させる(該機器のエネルギー消費の望ましくない増大に導き得る)必要を回避するような方法を見出すことにある。
以上に述べた目的を達成するため、本発明は、食品を収容するためのポットと、前記ポットを支持するための基部と、を有する、食品を調理するための機器であって、前記ポットは、前記基部に着脱可能に配置されるよう構成され、前記基部は、前記ポットに熱を供給するための加熱手段を備え、前記加熱手段は、少なくとも1つの加熱要素を有し、前記加熱手段は、前記ポットが前記基部上の適所にあるときに、前記加熱要素の位置に対応する位置における少なくとも1つの接触領域を通して、前記ポットの底部と部分的にのみ接触するように構成され、前記機器は更に、食品を攪拌するための、前記ポット内に着脱可能に配置されるように構成された攪拌手段を有し、前記攪拌手段は、前記攪拌手段の動きの間、前記加熱手段の接触領域に対応する前記ポットの底部の直接に加熱される領域へと、食品を向けるように構成された機器を提供する。
完全さのため、本明細において「ポット(pot)」なる語は、調理されるべき食品を収容することが可能な構成要素を示すための採用し得る語のうちの1つに過ぎないことに留意されたい。この観点において利用可能な他の語の例は、容器、パン及びボウルである。
米国特許出願公開US2008/190301から知られた攪拌調理器と同様に、本発明による機器は、食品を収容するためのポット、及び該ポットを支持するための基部を有する。しかしながら、本発明による機器においては、ポットに熱を供給するための加熱手段が、該ポットの代わりに該基部に関連付けられる。とりわけ、該加熱手段は、少なくとも1つの加熱要素を有し、該加熱手段は、該ポットが該基部において適所にある場合に、該加熱要素の位置に対応する位置にある少なくとも1つの接触領域を通して、該ポットの底部とは部分的にしか接触しない。それ故、該加熱手段の接触領域は、該加熱要素に直接に関連する加熱手段の一部である。該ポットの底部と該加熱手段との間の接触が、少なくとも1つの接触領域を通した、該加熱要素の位置におけるものであるという事実に基づき、該加熱要素から該ポットの底部への効率的な熱伝達が保証され、加熱手段がポットの底部に直接に接続される少なくとも1つの加熱要素を有するような従来の状況に比べて、熱損失が最小となる。更に、該ポットの底部の加熱工程は、局所的な性質のものであり、それ故非常に適切に制御されることができる。そのうえ、該加熱手段の接触領域に直接に隣接する位置において温度を検出するためのセンサが、基部に装着されることができる。
本発明による機器は更に、食品を攪拌するためポットのなかに可動的に配置されるよう構成された攪拌手段を有し、該攪拌手段は、該攪拌手段の動きの間、加熱手段の接触領域に対応する該ポットの底の直接に加熱される領域へと食品を向けるように構成される。一見すると、加熱手段とポットの底部との間に局所的な接触しかないという事実のため、ポットのなかの食品を加熱する該機器の能力が非常に制限されるように思われるかも知れない。しかしながら、以上にも説明したとおり、該局所的な接触が、加熱要素の位置に対応する位置におけるものであるため、最適な熱伝達が実現される。更に、該攪拌手段は、ポットの底部の直接に加熱される領域へと向けられる食品の流れを実現するように構成される。その結果、攪拌手段が動かされると、食品が比較的熱い領域へと向けられることとなり、また当該領域の加熱特性は既知であり得るものであり、加熱要素との直接の関連のため正確に制御され得るものでもある。攪拌手段の動きの影響の下で、ポットの底部の直接に加熱される領域に常に向けられる食品の動きを引き起こすことによって、加熱要素により提供される熱の最適な利用が実現され、食品の調理工程に有益である。
本発明による機器の機能は、加熱手段が作動させられた状態における、ポットの底部に存在する単一の食品を参照することによって更に説明され、ここでは該食品が、該直接に加熱される領域の外側ではあるが、該領域に接触した食品の側面を焼くのに十分に熱い、該ポットの底部の領域に静置されていることが仮定される。上述した領域における焼工程は、食品が攪拌手段と遭遇するまで継続する。該遭遇が起こるとすぐに、該食品は該領域から押し出される。該工程において、攪拌手段の動きは継続されるため、攪拌手段の設計、及びポットの底部及び直立壁に対する攪拌手段の配置の影響の下、該食品は攪拌手段に沿って動く。攪拌手段の設計は、ポットの底部の直接に加熱される領域に食品を向けるように選択されるため、食品は当該領域の位置に対応する攪拌手段に対する位置をとるようにされる。本発明によれば、攪拌手段の設計が、食品が上述した位置に到達したときに、該食品が攪拌手段を通過することを可能とされるようなもの、換言すれば、攪拌手段が食品の下を動くことが可能であり、それにより食品と攪拌手段との間の接触が失われ、攪拌手段の動きが食品手段なしで継続されるようなものであることが有利である。それ故食品は、ポットの底部の直接に加熱される領域のなか、又は少なくとも当該領域の近くで、依然として別の場所で焼かれるようにされる。勿論、他の食品の存在が、上述した工程に影響を及ぼし得、直接に加熱される領域における最適位置ではない、ポットにおける他のどこかの領域に食品を移動させてしまい得る。いずれの場合にも食品は、再び攪拌手段と遭遇するまで、幾分かの時間の間再び焼かれるようにされる。該工程は、食品が望ましい最終状態に到達するまで、該機器の動作の間何度も反復される。
本発明による機器においては、加熱手段は基部の一部であり、そのためポットは斯かる手段を備えなくても良い。斯くして、ポットは比較的単純なデザインを持つことができ、ポットの底側は平滑な外観を持つことができ、平坦であるか又は望ましい場合には僅かに湾曲していても良い。更に、攪拌手段の設計はポットの底部の直接に加熱される領域へと食品を向ける機能を持つため、攪拌手段との食品の同速回転を防ぐためのリブ又はその他のタイプの突出部をポットの内側に備える必要がない。その理由は、以上に説明されたように、攪拌手段が、直接に加熱される領域において食品を通過させるように設計されることができることである。加熱手段及び同速回転防止手段がないことは、ポットの洗浄可能性に大きく寄与することは、理解されるであろう。また、同速回転防止手段がないことは、ユーザがポットに食品を追加すること及びボウルから食品を取り出すことを容易化する。しかしながら、完全さのため、同速回転防止手段又はその他のポット内の不連続構造の必要がないという事実は、望ましい場合に本発明を適用しつつ斯かる手段が該ポットにおいて利用されることができないことを意味するものではないことに、留意されたい。
本発明による機器の実用的な実施例においては、前記攪拌手段は、ブレード及びシャフト部材のアセンブリを有し、前記アセンブリは、動作の間、前記シャフト部材の長軸のまわりの回転運動を実行するよう構成され、前記ブレードは、前記シャフト部材の端部に配置され、前記シャフト部材の長軸に対して全体として径方向に延在し、前記シャフト部材の長軸は、前記攪拌手段が前記ポットのなかの適所にあるときに、前記ポットの縦軸と一致し、前記ブレードは、前記ブレードの幅方向に変化する、食品に対する通過抵抗を持つよう構成され、前記通過抵抗は、前記ポットの縦軸に対する前記ポットの底部の前記直接に加熱される領域の径方向の位置に対応する径方向の位置において最も低い。
米国特許出願公開US2008/190301から知られた機器を含む従来の機器における場合と同様に、攪拌手段は、ブレードとシャフト部材とのアセンブリを有しても良く、該アセンブリは、動作の間、該シャフト部材の長軸のまわりの回転運動を実行するように構成される。斯かる場合には、該ブレードは動作の間、該ブレードにより遭遇される食品をポットの底部の直接に加熱される領域へと向ける機能を実行するように構成されても良い。とりわけ、該ブレードは、該ブレードのどこを食品が通過してポットの底部に到達するか、即ち直接に加熱される領域中の位置又は少なくとも当該領域の近くの位置を制御するため、該ブレードの幅方向に変化するような食品に対する通過抵抗を持つように設計されても良い。例えば、該ブレードの上端、即ち攪拌手段がポット内の適所にあり、ポットの底部が下側にあるような通常の向きをポットがとるときの上側における端が、上述した機能を実現するのに最も重要な因子である形状を持っていても良い。該形状は、該ブレードの高さが幅方向に変化し、残りの部分よりも著しく低い部分を該ブレードが備えるようなものであっても良い。該ブレードは、この最も低い部分において最も容易に、食品によって通過され得ることが理解であるであろう。該最も低い部分の適切な位置を選択することにより、他のいずれの部分よりも該最も低い部分におけるブレードを通過することが食品にとっては容易であるので、該ブレードの最も低い部分を直接に加熱される領域とすることにより、該ブレードに対する接触の影響の下、該直接に加熱される領域に向かって食品が移動させられることが実現されることができる。それ故、本発明によれば、以上に説明されたようにポットの底部を当該領域に接触させることによって、ポットにおいて適切に制御された熱い領域を持つことが非常に適切に可能となり、また、ブレードに最も低い部分を備え、該最も低い部分の位置を該熱い領域の位置に対応するように選択することによって、食品を加熱するために最も効率的な態様で該熱い領域が使用されることを保証することも非常に適切に可能となる。それ故、本発明の目的は、複雑な構成要素を持つ必要なく達成されることができる。反対に、本発明は、良く制御され効率的な調理工程を実現するための、特に加熱手段、ポット及び撹拌手段の、それ自体が巧みな設計を含む。
完全さのため、ブレードの高さとは、シャフト部材の長軸の方向におけるブレードの寸法のことであり、ブレードの幅とは、シャフト部材の長軸に対して幾分か径方向である方向におけるブレードの寸法のことであることに、留意されたい。更に、完全さのため、本発明による実用的な実施例においては、攪拌手段はシャフト部材と単一のブレードとのアセンブリを有しても良いが、攪拌手段が1つ以上のブレードを有しても良いという事実を変更するものではないことに留意されたい。例えば、ポットのなかに2つ以上のブレードが利用される場合、これらブレードは必ずしも同一である必要はない。シャフトの長軸に対して異なる2つの径方向位置において、少なくとも2つの直接に加熱される領域がポットの底部に存在する場合には、2つのブレードを使用し、該ブレードの一方が該直接に加熱される領域の一方に食品を向けるように設計され、該ブレードの他方が該直接に加熱される領域の他方に食品を向けるように設計されることも可能である。
有利にも、該ブレードは、回転の方向にみて、及びポットの底部に垂直な方向に対して、後方に傾けられるように配置される。斯かる場合においては、該ブレードが傾けられる程度は、該ブレードの通過抵抗に影響を及ぼす更なる因子である。とりわけ、該ブレードと該ポットの底部との間の角度が減少すると、該ブレードが食品の通過に対する障壁を構成する度合いが減少するため、通過抵抗が減少する。上述した角度は、ポットの長軸に対して、該ポットの底部の直接に加熱される領域の径方向の位置に対応する径方向の位置である該ブレードの部分において、15°乃至18°の範囲内であっても良く、該ブレードの他の部分においては、該角度は30°乃至50°の範囲内であっても良い。
多くの従来のポットと同様に、ポットの底部が円形の周縁を持ち、直立壁の内側面も円形の周縁を持つことが、非常に実用的である。完全さのため、本明細において使用される「円形」等の語は、語の理論的な概念に関連するものではなく、語の実用的な概念に関連するものであって、製造公差による理論的な概念の小さな逸脱はある得ることに留意されたい。攪拌手段がポットのなかで回転可能に構成され、以上に述べたような単一のブレードを有する場合には、ポットの周縁が円形であれば、対称的で均一な調理工程が実現され得る。
いずれの場合においても、加熱要素の少なくとも一部が円形の環状に形成されても良く、ここで加熱手段の接触領域は、該加熱要素の該環状部分の少なくとも大部分に沿って延在する。それ故、ポットの底部の直接に加熱される領域は、円形の環状に形作られるか、又は少なくとも円形の環の一部分であっても良い。更に、攪拌手段がブレードを有すると仮定すると、該加熱要素の環状部分と加熱手段の接触領域との両方が好適には、ポットの底部の半径の0.6乃至0.85の範囲内に配置され、最も低い通過抵抗を持つブレードの部分が、対応する径方向の位置に存在する。それ故、動作の間、対応する径方向の位置であるポットの底部の領域へと食品が向けられる。上述した範囲が考慮される場合、優れた調理結果が得られることが分かっている。該径方向の位置が、該範囲の最低値よりもポットの内側であるとすると、該領域の面積は小さくなり、該領域の長さは短くなってしまい、食品のための空間の不足のために、食品が該領域から離れてしまうこととなる。該径方向の位置が、該範囲の最高値よりもポットの外側であるとすると、食品の動きがポットの直立壁により影響を受けてしまい、該直立壁が径方向における停止部として機能し、動きが制御される度合いが減少してしまうこととなる。
食品の流れをポットの底部の直接に加熱される領域へと向ける機能に関連する、攪拌手段のブレードの設計の他の態様は、該ブレードが、回転方向に対して後ろ向きの方向を持つ、即ち回転方向において凸状の、湾曲した形状を持つことである。ブレードの斯かる形状の結果、ポットのより内側にある食品が、ブレードに遭遇され該ブレードと共に動く状況にいて、ポットのより外側へと動かされるようにされることが予期され得る。
特にポットが、例えば100mmよりも大きな底部の半径を持つような、かなりの径方向の寸法を持つ場合、加熱要素が、円形の環のような形状を持つ2つの部分を有すると有利であり、ここで該環状の部分は、同心構成に従って配置され、ポットの底部に接触するための加熱手段の少なくとも1つの接触領域は、該同心構成の外側である環状部分の部分に対応する位置においてのみ存在する。斯かる構成においては、円形の形状を持つポットの底部の環状の領域の位置において、制御された食品の加熱が実行され、該領域の径方向の位置は、前述した範囲内となり得る。ポットのより内側である領域においては、ポットの底部に接触しない位置にある加熱要素の部分によって、付加的な熱が提供される。それ故、該付加的な熱は、ポットのより外側に存在する加熱要素の他の部分の位置において起こる熱伝達工程とは異なり、伝達によって提供されるものではない。このようにして、良く制御された最適な調理工程を実現することと、ポットの底部の大部分が調理工程において効果を発揮するのに低温過ぎ、そのために調理工程に時間が掛かり過ぎ全ての食品を許容可能な温度にすることが不可能となってしまうことを回避することと、の両方が可能となる。
輻射に基づいてポットの底部を非常に好適に加熱することが可能な加熱要素の付加的な部分を備えることにより、加熱能力に問題をもたらすことなく、比較的大型のポットにおいて、以上に説明されたようなポットの底部における正確に定義された加熱領域を用いる利点を維持することが可能となる。この事実に基づき、本発明を適用する利点が、比較的大型のポットを用いる利点と組み合わせられることができ、該利点は、家族全員の食品を調理する可能性と、調理が完了したときにポットから食品を取り出すための標準的な柄杓のような標準的な台所器具を用いる可能性とを含む。
該加熱手段は、少なくとも1つの加熱要素を収容する/カバーする加熱板を有しても良い。この場合には、加熱手段とポットの底部との間の接触は、加熱板の少なくとも1つの領域、とりわけ加熱要素に配置された接触領域に沿ったものとなる。
調理工程において、食品を均一に焼くことを達成するためには、略等しい時間の間、食品の異なる側面が、ポットの底部に接触させられることが好適である。調理工程の間に定期的に食品が反転させられることを確実にするため、攪拌手段のブレードに、攪拌手段の動きの間に食品を反転させるための羽根状の突出部を備えることが提案され、ここで該突出部は、攪拌手段のシャフト部材に対して、全体的に接線方向に、該ブレードから延在する。とりわけ、該羽根状の突出部は、ブレードが回転運動を行うときに、該ブレードの後側となる、ブレードの側面に存在しても良い。該羽根状の突出部は流量制限器として機能するため、食品がブレードと通過する瞬間において、該羽根状の突出部の影響の下の方向から食品が出るようにされ、その結果、食品の他方の側面がポットの底面と面するような傾け運動を行う。
ポットの実用的な寸法を考慮した場合、攪拌手段のブレードが1つのみの羽根状の突出部を持つ場合、また該単一の突出部がブレードの寸法の半径全体の0.3乃至0.6の範囲内に配置される場合、有利であることが分かっている。このようにして、2つよりも多い食品が一度に一緒になる効果を生成することにより、大きな食品が妨害なく通過することを可能とされ、同時に該羽根の食品を反転させる機能が維持される。
ブレード及びシャフトアセンブリの実用的な実施例においては、ブレードが、該ブレードの長手方向に延在する軸のまわりに傾けられた方向を持つ。このようにして、ブレードがポットのなかで回転運動を行うようにされたときに、該ブレードに遭遇した食品が、ブレードが、回転方向でみて後向きに傾けられる代わりにポットの底部におおよそ垂直に向けられた場合に実現されるであろうように食品に対して押し付ける代わりに、該ブレードを徐々に持ち上げるようにすることが可能となる。
攪拌手段が、動作の間、回転運動を実行するように構成されていると仮定すると、基部が、例えば毎分5回転のような、毎分20回転よりも十分に低い速度で攪拌手段を駆動するための手段を備えると有利である。従来の状況に比べて比較的低い速度の利点は、食品が過度に頻繁に攪拌手段に遭遇されないために、ポットの底部において食品が焼かれるのに十分な時間を与えられ、この利点がない場合に生じるような面倒になる頻度で動作を停止する必要性なく、ポットのなかの食品に対してユーザが所望のとおり動作を実行することを可能とすることを含む。
攪拌手段が少なくとも1つのブレードを有する場合には、ポットの底部と、攪拌手段がポットのなかに配置されたときにポットの底部に最も近くなる該攪拌手段のブレードの端部と、の間の距離は、0.5mmよりも十分に小さいか、又は大きくても0.5mmと等しくても良い。いずれの場合においても、上述した距離が2mmより十分に小さいことが有利である。十分に小さい距離をとることにより、タマネギ片のような小さな食品が、ブレードに遭遇したときに最適に持ち上げられることができる。また、該距離が十分に小さい場合には、調理工程の開始時にポットの底部に詰まった肉片のような食品が、容易に押し出され反転させられることができる。他方、該距離が小さ過ぎると、ポットの底部が擦られて言わば乾かされ、調理工程に悪影響を与え得る。
本発明による機器の他の寸法的な因子は、ポットの直立壁と、攪拌手段がポットのなかに配置されたときにポットの直立壁に最も近くなる該攪拌手段のブレードの自由端と、の間の距離、及びブレードの最低部の高さと、ブレードの該自由端の高さと、の間の距離を含む。第1の因子に関して、原則的には、全ての食品を動かし反転させるため、ブレードはポットの直立壁までの距離全体に亘って延在すべきであることに留意されたい。しかしながら、ブレードの自由端とポットの直立壁との間に食品が詰まることを回避するため、ブレードの自由端とポットの直立壁との間には幾分かの空間があるべきである。これに鑑み、第1の因子は好適には5乃至8mmの範囲内である。第2の因子に関して、ブレードの自由端は、ブレードの該自由端と該ブレードの最低部との間に傾斜を持つのに十分に高く、それによりブレードが食品を反転させる機能を実行することが可能となるべきであることに留意されたい。しかしながら、該端部は、食品の流れが妨害されて食品がブレードの前に沿って押されるほど高くはないべきである。ブレードの自由端の最適な高さは、10乃至15mmの範囲内であり、ブレードの最低部の高さとブレードの自由端の高さとの間の距離は、好適には大きくても5mmである。
本発明による機器の実用的な実施例においては、基部が、攪拌手段を駆動するための駆動スピンドルを有し、該駆動スピンドルは該基部から突出し、該基部に対して回転可能に配置され、ポットは、両方の端部において開いた管部材であって、ポットの底部における位置からポットのなかにおいて延在する管部材を有し、ここで該底部に穴が備えられ、該穴は、ポットが該基部上の適所に置かれたときに該駆動スピンドルが通過することを可能とするよう構成され、該管部材は、該駆動スピンドルの大部分を収容するように構成され、攪拌手段のシャフト部材が、該管部材と、該管部材の端を越えて突出する該駆動スピンドルの端と、の両方をカバーするように構成される。このタイプの構成を備える利点の1つは、ポットに封止手段を適用する必要がないことである。
更に、食品を調理するための機器における使用のためのポットが本発明の一部であり、該機器は更に、該ポットを支持するための基部を有し、該基部は、該ポットに熱を供給するための加熱手段を備え、該ポットは、いずれの種類の加熱手段をも持たず、該ポットは、両方の端において開いた管部材であって、ポットの底部における位置からポットのなかにおいて延在する管部材を有し、ここで該底部に穴が備えられる。好適には、該ポットの少なくとも底部は、加熱手段と該ポットの底部の内側面との間の好適な熱伝達のための挟持構造を持つ。以上に説明されたように、該ポットは、洗浄可能性を改善するため、及びポットに食品を追加すること及びポットから食品を取り出すことを容易化するため、平滑な面を持っていても良い。また、特に該管部材がポットに適用され得る攪拌手段を駆動するためのスピンドルの大部分をカバーするのに適しているため、ポットに封止手段を適用する必要がない。
ポットにおける使用のためのブレードも本発明の一部であり、特に、回転運動を行うときにポットのなかの食品を攪拌するためのブレードであって、該ブレードは、一方の端に比較的高い部分を有し、他方の端の近くに比較的低い部分を有し、該ブレードの最低部の高さは、該ブレードの最高部の高さの0.2乃至0.3の範囲内であり、該比較的高い部分がある端からみて、該最低部は、該ブレードの幅全体の0.6乃至0.85の範囲内に配置されるブレードである。以上において説明されたように、斯様に設計されたブレードは、食品が主に該最低部の位置において該ブレードを通過することを予期されるため、該ブレードが適用されるべきポットの底部の特定の領域であって、円形の環のような形状を持つ領域であっても良く、ポットの内側よりも外側に配置されていても良い領域へと、食品を向けるために使用されるのに適している。
本発明は特に、食品を焼くために使用されることを意図された機器であって、他のとり得る調理工程の他に、食品が該機器のポットの底部に接触するような機器において、適用可能である。
本発明のこれらの及び他の態様は、食品を調理するための機器であって、前記機器は、食品を収容するためのポットと、前記ポットを支持するための基部と、を有し、前記ポットは、前記基部の上に着脱可能に配置されるよう構成され、前記基部は、前記ポットに熱を供給するための加熱手段を備え、前記ポットは加熱手段を持たず、前記機器は更に、食品を攪拌するため前記ポットのなかに回転可能に配置され、食品の最適な焼き工程を実行するため前記ポットの底部の特定の領域へと食品を向けるように構成された攪拌手段を有する機器の、以下の詳細な説明を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明は、図面を参照しながら以下に詳細に説明されるが、これら図面において、等しい又は類似する部分は同じ参照記号で示される。
本発明による機器であって、該機器のポットが該機器の基部上の適所に置かれた機器の斜視図を示す。 ポットの斜視図を示す。 ポット及び加熱手段を有する基部の上部の全断面図、並びにポットのなかに配置された攪拌手段の半断面図を示す。 ポット及び撹拌手段の上面図を示す。 攪拌手段の側面図を示す。 攪拌手段の上面図を示す。 羽根状の突出部がブレードに存在する位置における攪拌手段のブレードの全体の断面図を示す。 ポットの一部、攪拌手段、及び撹拌手段を駆動するためのスピンドルであって、基部から突出し、ポットの底部における穴を通って該ポットのなかに延在するスピンドルの、全断面図を示す。 加熱手段の一部である加熱板の斜視図を示す。 加熱手段の一部である加熱要素の斜視図を示す。 ポットにおける熱い領域の位置と加熱要素との間の関係を示す。
図1は、本発明による機器1を示し、機器1は、食品を調理するために使用されるように構成され、食品を収容するためのポット2と、該ポットを支持するための基部3と、を有する。図1において、機器1は、ポット2が基部3の上の適所に置かれた構成で示されている。図示された機器1の状態及び向きは、機器1の通常状態及び動作状態、並びに通常の向き及び動作の向きである。これに鑑み、以下において使用される「上部」及び「底部」等の語は、図示されるような機器1の状態及び向きにおいて適用可能であると理解されるべきである。機器1は、以下調理機器1とも呼ばれ、多くのタイプの食品を調理するのに適しており、これら食品は肉片、及び/又は野菜片であっても良く、これらは広範な可能性のうちの2つの例に過ぎない。
ポット2が図2に示されている。一般的に、従来のポットと同様に、ポット2は、底部21と、底部21から延在する直立壁22と、を有する。図示された例においては、底部21は円形の周縁部を持ち、直立壁22の内側面及び外側面の周縁部も円形である。更に、従来のポットと同様に、ポット2は、ユーザがポット2を持ち上げて所望の場所に運ぶことを可能とするための、把持部23、24を持つ。また、図1に示されるように、ポット2の開いた側をカバーするためのカバー25が備えられても良い。ポット2の更なる選択肢は、直立壁22の内側面において目盛り26を備え、スープのように、調理されるべき食品の一成分として液体が利用される場合に、ポット2に適切な量の液体が加えられたか否かをユーザが決定することを支援する。
ポット2における中央の位置には管部材27が存在し、管部材27の長軸28は、ポット2の縦軸29と一致する。管部材27の両端は開いており、管部材27の位置においてポット2の底部には穴が存在する。
基部3は、ポット2に熱を供給するための加熱手段を収容する機能を持ち、これによりポット2における食品が熱の影響の下で調理されることができる。更に、基部3は、ユーザにより供給された入力に基づいて調理機器1の動作を制御するための手段、及びパネル31であって、ユーザが適切な情報を入力すること、機器1をスイッチオン及びオフすること、及び該パネルが表示部等を有する場合に調理工程に関する情報をユーザが読み取ることを可能とするためのパネル31のような、加熱手段の他の構成要素を収容するよう機能する。
本発明による調理機器1は、自動調理機器1として機能するよう意図される。このことは、食品の調理工程を実行及び制御するためにユーザがしなければならないことは、ポット2を望ましいとおりに食品で満たし、カバーをポット2上の適所に置き、ポット2を基部3上の適所に置き、機器1をスイッチオンすることだけであることを意味する。ユーザは、調理工程に関連する情報を入力しても良く、調理時間及び温度と時間との関係といった調理工程の設定が、該情報に基づいて決定されても良い。該情報は、食品のタイプ、及び/又は食品の量/重量に関する情報のような、一般的な情報であっても良く、調理機器1は、調理工程の適切な設定を自動的に決定するようにプログラムされた制御手段を有しても良い。このことは、該情報が、望ましい調理時間及び/又は望ましい調理温度のような、具体的な情報であっても良いという事実を変更するものではなく、こうした場合にはユーザが該設定を直接に決定する。
調理機器1が動作させられると、加熱手段が作動させられ、該加熱手段により供給される熱の影響の下、ポット2の底部21の温度が上昇させられる。ポット2の直立壁22の温度も、かなり少ない程度ではなるが、上昇させられる。底部21に残る食品の焦げを防止するため、食品を攪拌するための手段40が利用される。斯かる攪拌手段40の例が図3乃至6に示されており、図3及び4はポット2における攪拌手段40の適切な配置を示し、図3はポット2の底部21の下に配置される基部3の加熱手段50も示している。図7は、以下に説明される攪拌手段40の詳細を示す。図8は、基部3から突出し、ポット2の管部材27の中に延在し、望ましい攪拌機能を実現するためのポット2のなかでの動きを実行するよう攪拌手段40を駆動するように機能する、駆動スピンドル32に、攪拌手段40がどのように結合され得るかを示す。
一般的に、攪拌手段40は、ポット2の管部材27の上に配置されるのに適したシャフト部材41と、シャフト部材41の底端に装着されたブレード42と、を有する。ブレード42は、シャフト部材41の長軸43に対して略径方向に延在し、攪拌手段40がポット2に正しく配置されたときに、該長軸43は管部材27の長軸28と一致し、それ故ポット2の縦軸29にも一致するものである。動作の間、攪拌手段40は、シャフト部材41の長軸43のまわりに回転させられ、それにより、ブレード42が、ポット2の底部21の環状部分の上を動いて、当該部分に存在する食品と遭遇することが実現される。回転運動の方向において、ポット2は、攪拌手段40に沿ってポット2が動くことを防止するため、いずれかの適切な態様で、基部3に対して固定されても良い。回転運動の方向は、図4において曲線の矢印によって示されている。
好適には、ブレード42は、ポット2の底部2の略領域全体において攪拌機能を実行することが可能となるように、ポット2の直立壁22までの距離の略全体に亘って延在する。例えば、ポット2の直立壁22とブレード42の自由端44との間の距離は、5乃至8mmの範囲内であっても良い。更に、ブレード42の底端45がポット2の底部21に近く、ブレード42が食品に触れることなく食品を通過してしまう状況が可能な限り回避される。例えば、ポット2の底部21とブレード42の底端45との間の距離は、0.5mmよりも小さいか又は大きくとも0.5mmとされても良い。攪拌手段40の回転運動の速度は、ポット2のなかにおいて効果的な焼き工程を得るため、毎分20回転よりも十分に小さくても良く、ブレード42との遭遇の間の十分に長い時間の間、食品がポット2の底部21に接触することを可能とされる。
上述したように、基部3は、攪拌手段40を駆動するための駆動スピンドル32を有する。駆動スピンドル32は、基部3から上向きに突出し、基部3に対して可動的に配置され、ポット2、基部3及び撹拌手段40が互いに対して適切な相互位置にあるときに、攪拌手段40のシャフト部材41の長軸43と管部材27の長軸28との両方に一致し、それ故、ポット2の長軸29とも一致する、長軸33のまわりに回転可能とされる。駆動スピンドル32の長さ、即ち長軸方向における駆動スピンドル32の寸法は、管部材27の長さ、即ち長軸方向における管部材27の寸法に対し、幾分か管部材27を越えて延在するように構成され、それにより攪拌手段40が駆動スピンドル32の自由端34に結合されることが可能とされる。攪拌手段40のシャフト部材41は、管部材27と上述した自由端34との両方をカバーするように構成される。本構成においては、ポット2における管部材27の存在に基づき食品が駆動スピンドル32に到達することができないため、攪拌手段40において何らかの種類の封止を備える必要はない。
ブレード42は、食品がブレード42に再び遭遇されるまで、食品が短い時間の間だけブレード42と共に動き、特定の時点においてブレード42を通過することを可能とするように構成される。ブレード42と共に動く工程において、以下に説明されるように、食品の径方向の位置が変化させられるようにされても良い。攪拌手段40の滑らかな回転を確実にし、及びブレード42を食品が通過することを容易化するため、ブレード42は、ブレード42の長軸方向に延在する軸のまわりに傾けられた向き、及び回転の方向でみてポット2の底部21に対して後ろ向きに傾けられた向きとして示され得る向きを持つ。このことは図7において示されており、図7は、ブレード42の後面46が、ポット2の底部21に対して最も大きな距離/高さにあることを示す。
更に、図3乃至8は、ブレード42が、シャフト部材41に対して全体として接線方向に延在する羽根状の突出部47を持つことを示す。図7において、ブレード42において羽根状の突出部47が存在する位置における、ブレード42の断面図が示される。図示された例においては、ブレード42は、1つだけ羽根状の突出部47を有し、該突出部47は、ブレード42の径方向の寸法全体の0.3乃至0.6の範囲内に配置される。回転の方向にみて、突出部47は、ブレード42の後面に配置される。ブレード42の回転の間、突出部47は、食品がブレード42を通過するときに食品を反転させる重要な機能を持ち、これによって、調理工程を通して異なる側面において食品がポット2の底部21に触れることが確実にされる。
図9及び10は、前述した基部3の一部である加熱手段50の実施例を示す。とりわけ、加熱手段50は、円形の周縁部を持つ加熱板51と、加熱板51の底側に配置された加熱要素52と、を有する。ポット2が基部3上の適所にある場合、定義された領域に沿ってのみ、ポット2の底部21の底側が加熱板51の上側に接触する。図示された例においては、加熱要素52は、同心構成に従って配置された、内側円形部53及び外側円形部54を有する。底側におけるポット2の底部21及び/又は上側における加熱板51が平坦である程度は、ポット2の底部21と加熱板51とが、加熱要素52の外側円形部54に関連する領域に沿ってのみ、互いと接触するように調節される。それ故、ポット2において、環状のセグメントのような形状とされた底部21の領域は、直接に加熱される領域、即ち加熱手段に対する接触に基づいて加熱される領域として識別されることができる。好適には、少なくともポット2の底部21は、加熱板51とポット2の底部21との間の最適な熱伝達のための挟持構造を持つ。該直接に加熱される領域は、図11において参照番号60により示されていることに留意されるべきであり、ここで図11は、下側においてポット2の上面図を、上側においてポット2及びその下にある加熱手段50の全断面図を示し、直接に加熱される領域60の位置と加熱要素52の外側円形部54との間の関係が、破線によって示されている。ポット2の底部21が調理工程において機能するのに十分に熱くなる領域65の全体は、直接に加熱される領域60、及び直接に加熱される領域60の内側と外側との両方における領域をカバーするが、これは直接に加熱される領域60から底部21を通して両方の側に熱が伝達されるからである。また、加熱板51は、内側円形部53の位置においてポット2の底部21から短い距離しか離れていないため、加熱要素52の内側円形部53は、直接に加熱される領域60の内側における領域を加熱し、それにより、内側円形部53により発せられる熱の殆どが、輻射を通して底部21の温度を上昇させるために利用されることができる。本発明の枠組み内で、加熱要素52の外側円形部54及び加熱板51の関連する接触領域が、加熱板51の半径の0.6乃至0.85の範囲内に配置されることが好適である。
ポット2の底部21が加熱手段50によって接触される限られた程度は、いずれの適切な態様で実現されても良い。実用的な選択肢によれば、ポット2の底部21の底側及び/又は加熱板51の上側は、僅かに湾曲させられても良い。いずれの場合においても、本発明によれば、該限られた接触の本質は、接触領域の外側の領域におけるポット2の底部21と加熱板51との間に存在する空間が、全ての状況の下で、とりわけ、調理機器1の動作の始動段階の間の比較的低い温度から、調理工程における比較的高い温度に至るまでの、全てのとり得る温度の下で、維持されることである。
直接に加熱される領域60において優勢な温度を、正確な態様で、即ち加熱要素52の外側円形部54に直接に隣接して配置された少なくとも1つのセンサを備えることにより、非常に好適に制御することが可能である。斯かる場合においては、該センサは、基部3における位置において可能な限り、直接に加熱される領域60に最も近くされ、これにより、該センサにより実行される測定が、直接に加熱される領域60において優勢な温度を表すものとしてみなされることができる。
本発明によれば、攪拌手段40のブレード42は特殊な態様の形状を持つようにされ、ブレード42の構成が、攪拌の間に得られる食品の流れが、直接に加熱される領域60へと向けられることを確実にするように選択される。それ故、調理工程の間、食品は直接に加熱される領域60へと、即ち最も高い温度が優勢であり温度が最も適切に制御された領域へと、継続的に動くようにされる。このようにして、最適な加熱状況の下で調理工程が行われ、最も適切に制御されることが実現される。
上述したような流れを向ける効果を実現するため、ブレード42の構成は、直接に加熱される領域60の径方向の位置に対応する径方向の位置において、食品に対する最も小さな通過抵抗を持つようにされる。通過抵抗に関する決定要因である2つの設計因子は、ブレード42の高さ、及びポット2の底部21への垂直方向に対してのブレード42が傾けられた程度である。通過抵抗は、該高さ及び/又はブレード42が傾けられた程度が増大するにつれて、増大する。ブレード42の構成は、図示された例におけるように、上述した径方向の位置において、第1の因子が最小であり、第2の因子が最大となるようにされても良く、ここで上述した径方向の位置にあるブレード42の部分48は、最低部48、及び最も後ろ向きに傾斜した部分48と呼ばれることができ、即ちポット2の底部21に対して最も平坦な位置である。いずれの場合においても、これら因子の組み合わせが、上述した径方向位置において通過抵抗が最小となるようなものとされる場合、有利である。ブレード42の最低部48の高さが、ブレード42がシャフト部材41に装着されたブレード42の側面に存在するブレード42の最高部49の高さの0.2乃至0.3の範囲内である場合、有利であることに留意されたい。更に、これらの寸法及び前述した他の寸法は、ポット2の底部21が110mmのオーダーの半径を持つような調理機器1に適用可能であるが、より大きな又はより小さなポット2を持つ調理機器1にも適用可能であることに留意されたい。
以上から、ブレード42は、ポット2の底部21の直接に加熱される領域60へと食品を向けるように構成されることが分かる。動作の間、食品は主に、直接に加熱される領域60及び隣接する領域において、ブレード42を通過する。その結果、ポット2の底部21が十分に熱く、高速で均一な態様で食品を焼くことが可能な領域65の全体に食品が存在することが確実にされる。
図4及び6に示されたブレード42の上面図において、ブレード42が、回転方向に対して後ろ向きに湾曲した形状を持つことが示されている。この態様のブレード42の構成は、食品がブレード42に遭遇しブレード42に沿って動く状況において、ポット2のより内側にある食品が、ブレード42のより外側へと動くような傾向に寄与する。ポット2の直立壁22は、外向きの流れに対する止め部として機能し、直接に加熱される領域60又は該領域60の近くに食品が最終的に到達することを実現することにおける他の要因である。
全体的に、本発明は、使用が容易であり、優れた調理結果を保証する調理機器1を提供する。ポット2の底部21の加熱は良く制御された態様で行われ、加熱手段50は基部3にのみ存在し、ポット2の底部21と加熱要素50との間の接触は、加熱手段50の一部である少なくとも1つの加熱要素52の位置に関連する良く定義された領域に沿ってのみ確立される。ポット2において用いられる攪拌手段40は、単に攪拌効果のみを引き起こすための手段ではない。逆に、攪拌手段40の構成は、ポット2の底部21の直接に加熱される領域60へと食品の流れを向ける機能を攪拌手段40が持つように、注意深く選択される。
本発明の範囲は以上に議論された実施例に限定されるものではなく、添付される請求項に定義された本発明の範囲から逸脱することなく幾つかの修正及び変更が可能であることは、当業者には明らかであろう。本発明は図面及び以上の記述において説明され記載されたが、斯かる説明及び記載は説明するもの又は例示的なものであって、限定するものではないとみなされるべきである。本発明は、開示された実施例に限定されるものではない。
図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する変形が理解され実行され得る。請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
図示された例においては、加熱手段50は、ポット2の底部21に接触し、更にポット2の底部21によってカバーされた領域において下に存在する加熱要素52によって発せられた熱を分配するための、加熱板51を有する。しかしながら、このことは、加熱板51がなく、加熱要素52自体の少なくとも一部がポット2の底部21に接触するような状況において、本発明が適用可能でないということを意味するものではない。一般的に、前述したように、加熱手段50とポット2の底部21との間の接触は少なくとも1つの領域で起こり、該領域の数は自由に選択され得る。幾つかの場所で比較的大きな接触領域が妨害され、実際には少なくとも2つの接触領域が得られる。加熱手段50の少なくとも1つの加熱要素52は、いずれの適切な形状を持っていても良い。例えば、加熱要素52は、単一の円形部53、54を有しても良い。図示された例を参照すると、加熱要素50とポット2の底部21との間の接触に含まれる内側円形部53を省略することも可能である。更に、加熱要素52は、ループ型又は略閉じたループ型とは異なる形状を持っていても良く、波型の外観等を持っていても良い。
図示された調理機器1の構成は、円形の周縁部を持つことに基づいた構成である。このことは、他の構成も可能であるという事実を変更するものではない。例えば、ポット2及び基部3は楕円形の構成を持っても良く、同様に楕円形の形状を持つ加熱要素52を利用することも可能である。
攪拌手段40を駆動するための攪拌手段40とスピンドル32との間の結合は、いずれの適切な方法で確立されても良い。更に、図示された例と異なり、攪拌手段40のシャフト部材41が、上側から下向きに延在する内側シャフトを有し、該内側シャフトの端が、調理機器1におけるより低い位置において駆動スピンドル32に結合し得る場合には、駆動スピンドル32が必ずしもポット2の管部材27までの空間の全てに延在する必要はない。
明確さのため、「径方向」及び「接線方向」等の用語は、長軸が関連する長軸によって構成される円筒座標系を仮定することによって理解されるべきであることに留意されたい。
原則として、ポットにおける食品の攪拌は、ポット及び撹拌手段の相対運動に基づいて実行され得る。しかしながら、実用上の理由のため、以上に説明された状況、即ちポットが基部において固定された位置に保持され、攪拌手段のみが動かされる状況が、好適である。

Claims (13)

  1. 食品を収容するためのポットと、前記ポットを支持するための基部と、を有する、食品を調理するための機器であって、前記ポットは、前記基部に着脱可能に配置されるよう構成され、前記基部は、前記ポットに熱を供給するための加熱手段を備え、前記加熱手段は、少なくとも1つの加熱要素を有し、前記加熱手段は、前記ポットが前記基部上の適所にあるときに、前記加熱要素の位置に対応する位置における少なくとも1つの接触領域を通して、前記ポットの底部と部分的にのみ接触するように構成され、前記機器は更に、食品を攪拌するための、前記ポット内に着脱可能に配置されるように構成された攪拌手段を有し、前記攪拌手段は、前記攪拌手段の動きの間、前記加熱手段の接触領域に対応する前記ポットの底部の直接に加熱される領域へと、食品を向けるように構成された機器。
  2. 前記攪拌手段は、ブレード及びシャフト部材のアセンブリを有し、前記アセンブリは、動作の間、前記シャフト部材の長軸のまわりの回転運動を実行するよう構成され、前記ブレードは、前記シャフト部材の端部に配置され、前記シャフト部材の長軸に対して全体として径方向に延在し、前記シャフト部材の長軸は、前記攪拌手段が前記ポットのなかの適所にあるときに、前記ポットの縦軸と一致し、前記ブレードは、前記ブレードの幅方向に変化する、食品に対する通過抵抗を持つよう構成され、前記通過抵抗は、前記ポットの縦軸に対する前記ポットの底部の前記直接に加熱される領域の径方向の位置に対応する径方向の位置において最も低い、請求項1に記載の機器。
  3. 前記攪拌手段の前記ブレードの高さは、前記ブレードの幅方向に変化し、前記ブレードの最低部は、前記ポットの縦軸に対する前記ポットの底部の前記直接に加熱される領域の径方向の位置に対応する径方向の位置に存在する、請求項2に記載の機器。
  4. 前記攪拌手段は、前記ブレードの長軸方向に延在する軸のまわりに傾けられた向きを持ち、前記ブレードが前記ポットの底部に対し垂直な方向に対して傾けられる程度は、前記ブレードの幅方向に変化し、前記ブレードの最も傾けられた部分は、前記ポットの縦軸に対する前記ポットの底部の前記直接に加熱される領域の径方向の位置に対応する径方向の位置に存在する、請求項2に記載の機器。
  5. 前記加熱要素の少なくとも一部は、円形の環状の形状を持ち、前記加熱手段の接触領域は、前記加熱要素の環状部分の少なくとも大部分に沿って延在する、請求項1に記載の機器。
  6. 前記加熱要素の少なくとも一部は、円形の環状の形状を持ち、前記加熱手段の接触領域は、前記加熱要素の環状部分の少なくとも大部分に沿って延在し、前記加熱要素の環状部分及び前記加熱手段の接触領域の径方向の位置は、前記ポットの底部の半径の0.6乃至0.85の範囲内であり、前記攪拌手段の前記ブレードの最も低い通過抵抗を持つ位置は、対応する径方向の位置に存在する、請求項2に記載の機器。
  7. 前記加熱要素は、円形の環状の形状を持つ2つの部分を有し、該環状部分は同心構成に従って配置され、前記ポットの底部との接触のための前記加熱手段の少なくとも1つの接触領域は、前記同心構成の外側における前記環状部分の位置に対応する位置においてのみ存在する、請求項1に記載の機器。
  8. 前記加熱手段は加熱板を有し、前記加熱手段と前記ポットの底部との間の接触は、前記加熱板の少なくとも1つの領域に沿ったものである、請求項1に記載の機器。
  9. 前記攪拌手段の前記ブレードは、前記攪拌手段の動きの間、食品を反転させるための羽根状の突出部を持ち、前記突出部は、前記攪拌手段の前記シャフト部材に対して全体的に接線方向に前記ブレードから延在する、請求項2に記載の機器。
  10. 前記攪拌手段は、動作の間、回転運動を行うように構成され、前記基部は、毎分20回転よりも十分に低い速度で前記攪拌手段を駆動するための手段を備える、請求項1に記載の機器。
  11. 前記ポットの底部と、前記攪拌手段が前記ポットにおいて適所にあるときの前記ポットの底部に最も近い前記攪拌手段の前記ブレードの端と、の間の距離は、最大でも0.5mmである、請求項2に記載の機器。
  12. 前記ポットの直立壁と、前記攪拌手段が前記ポットにおいて適所にあるときの前記ポットの直立壁に最も近い前記攪拌手段の前記ブレードの自由端と、の間の距離は、0.5乃至8mmの範囲内であり、前記ブレードの自由端の高さは、10乃至15mmの範囲内であり、前記ブレードの最低部の高さと、前記ブレードの自由端の高さと、の間の差は、最大でも5mmである、請求項2に記載の機器。
  13. 前記基部は、前記攪拌手段を駆動するための駆動スピンドルを有し、前記駆動スピンドルは、前記基部から突出し、前記基部に対して回転可能に配置され、前記ポットは、両方の端において開いており、且つ前記ポットの底部における位置から開始して前記ポットにおいて延在する、管部材を有し、前記底部において穴が備えられ、前記穴は、前記ポットが前記基部上の適所にあるときに、前記駆動スピンドルを通すように構成され、前記管部材は、前記駆動スピンドルの大部分を収容するように構成され、前記攪拌手段の前記シャフト部材は、前記管部材と、前記管部材の端を越えて突出する前記駆動スピンドルの端と、の両方をカバーするように構成された、請求項2に記載の機器。
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