JP2015517828A - 上映施設の座席における効果制御システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、上映施設の座席における効果制御システムに関し、詳細には、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショットまたは香りなど)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された効果制御情報を、前列の座席の効果制御装置に中継して映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列のユーザーが、自身に提供される効果を容易且つ安全に調節することができる、上映施設の座席における効果制御システムに関する。【選択図】図1

Description

本発明は、上映施設の座席における効果制御システムに関し、詳細には、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香り)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された効果制御情報を、前列の座席の効果制御装置に中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列の座席に着座したユーザーが、自己に提供される効果を容易且つ安全に調節することができる、上映施設の座席における効果制御システムに関する。
劇場や映画館などのような映像物の上映施設において、従来は、観客に映像物のみを上映していたが、最近、映像物の上映と共に種々の効果を観客に提供するようになっている。
一般の映像物を上映する映画館が2D映画館、観客が画面を見る時に立体感を感じることができるように特殊撮影が行われた映像物を上映する映画館が3D映画館、視聴覚の他に触覚、臭覚などを刺激して五感を感じながら映像を観覧することができる映画館が4D映画館である。
4D映画館では、観客の着席する座席を動かすためのモーションベースが、座席の下に設けられており、観客に種々の効果を提供する特殊効果装置が、座席及び映画館の内壁又は天井などに設けられている。
観客は、座席に着座して映画を観覧する時、単に映像のみを見るのではなく、映像に同期化したモーションと、水、風、煙、閃光、熱などの効果を直接体感すると共に、映画に対する興味や没入度を高めることができる。
現在運用中の4D映画館においては、多数の座席セットが配置され、当該座席セットは、モーションベースだけでなく、前列に位置した座席セットの背面に、水、風又は香りなどを噴射する4D効果装置が備えられている。4D効果装置は、前列に位置した座席セットの背面から、4D効果を示す物質を、後列に位置した座席セットに着席した観客へ噴射するようになっている。
このような4D効果装置は、映画館の全体を制御する中央装置により制御され、観客毎に同様な効果を提供している。
しかし、一部の観客は、自身の顔に向かって噴射される4D効果を好まないような場合があり得る。全ての観客に同一の4D効果が提供されると、4D効果が、映画の上映中に一部の観客に不快感を与えるようになる。また、4D効果を好む観客であっても、自身の好みに合わない強い4D効果が提供されると、映画への観客の没入度が低くなりことがあり得る。
なお、4D映画館に設けられた多数の座席セットは、前列及び後列毎に隣接して位置している。この時、後列の座席に着座した観客は、上映中、自分の着座した後列の座席に設けられた4D効果装置を調節することが容易でないという問題点がある。仮令、前列の座席から噴射される4D効果を制御するスイッチが前列の座席に設けられていると、後列の座席に着座した観客が、自身に提供される4D効果を調節するには、前列の座席へ移動して背面に設けられた4D効果装置を調節する必要がある。座席がモーション動作中であれば、観客が落下又は負傷するおそれがある。
この問題を解決するため、全座席セットの前後座席毎に配線を連結することが考えられるが、座席間の配線が複雑になり、座席のモーション動作により配線にトラブルが生じるか、故障が発生することがあり得る。さらに、前後列の座席毎に4D効果装置を制御する配線が既設されている場合、後列の座席で前列の座席を制御し得る配線を新たに設けると、配線がさらに複雑になるという問題点がある。
また、従来の4D効果を提供する上映施設における座席は、後列に着座した観客が、前列の座席から噴射される4D効果の強度や種類を選択的に選択することができないという問題点がある。種々の4D効果のうち好みにする効果の種類や強度を選択することができないため、全ての観客には同じ種類や強度で4D効果が提供されている。
本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたもので、本発明の目的は、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香りなど)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された効果制御情報を、前列の座席の効果制御装置へ中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列のユーザーが、自己に提供される効果を容易且つ安全に調節することができる、上映施設の座席における効果制御システムを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の第1の側面に係る装置は、ユーザーから入力された効果の種類と、座席効果の提供有無又は効果の強度とが含まれた効果制御情報を、予め設定されたネットワークアドレスに伝送する第1の座席の効果制御装置;前記第1の座席の前列に位置し、前記第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する第2の座席の効果制御装置;及び、前記予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、前記第1の座席の効果制御装置から効果制御情報を受信し、前記第1の座席とマッピングされた第2の座席の効果制御装置のネットワークアドレスを確認し、前記確認された第2の座席の効果制御装置に前記受信された効果制御情報を中継する中央制御装置;を含み、前記第2の座席の効果制御装置は、前記中央制御装置を介して中継された効果制御情報に応じて前記座席の効果を制御することを特徴とする。
また、本発明の第2の側面に係る装置は、ユーザーから入力された4D効果制御情報を、予め設定されたネットワークアドレスに伝送する第1の座席の効果制御装置;及び、予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供するが、前記第1の座席の効果制御装置から伝送された効果制御情報に応じて、前記提供される効果を制御する第2の座席の効果制御装置;を含み、前記第1の座席の効果制御装置と第2の座席の効果制御装置とは、互いに無線通信を介して予めネットワーク接続されることを特徴とする。
本発明によれば、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香りなど)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された効果制御情報を、前列の座席の効果制御装置へ中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列のユーザーが、自身に提供される効果を容易且つ安全に調節することができるという効果が得られる。
また、本発明によれば、無線通信網又は既設の有線通信網を介して効果制御情報を中継したり送受信したりすることで、既に複雑な配線で連結されている上映施設において、モーション座席の間で追加して配線を連結する必要がないため、座席のモーション動作による配線故障が発生して4D効果が中止される事態を回避することができるという効果が得られる。
さらに、本発明によれば、映像の上映中でも、後列の座席に着座したユーザーが、便利に前列の座席からの4D効果の強度や種類を選択することにより、上映時に、4D効果による不快感を減少させ、映像への没入度を高めることができるという効果が得られる。
本発明に適用される映像物の上映施設における座席の一実施例の例示図。 本発明に係る映像物の上映施設における座席の配置の一実施例の説明図。 本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図。 本発明に係る図3の効果提供部の一実施例の詳細構成図。 本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図。 本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例のフローチャート。 本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例のフローチャート。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る実施例を詳述する。本発明の構成及びその作用効果は、以下の詳細な説明により明確に理解できるだろう。なお、本発明の詳細な説明において、同じ構成要素には、別の図面に示される場合でも、同じ符号を付し、公知の構成については、本発明の要旨を明確にするため、その具体的な説明は、省略する。
図1は、本発明に適用される映像物の上映施設における座席の一実施例の例示図である。
本発明に適用される映像物の上映施設は、例えば、多数の座席が1つの座席セット100をなしている。例えば、図1には、4つの座席が1つの座席セット100をなしている構造が示されている。座席セット100は、上映施設のスクリーン側から、階段式の構成により多数の列をなして配置されている。本発明は、座席セットだけでなく、座席が多数の列をなして一つずつ前後に配置されている、映像物の上映施設においても適用可能である。
ここで、映像物の上映施設に設けられた座席には、モーションベースだけでなく、前列に位置した座席の背面に、水、風又は香りなどを噴射する噴射装置110が設けられている。このような噴射装置110は、前列の座席の背面から、4D効果を誘発する水、風又は香りなどを、着座しているユーザーに噴射される。
図2は、本発明に係る映像物の上映施設における座席の配置の一実施例を示す説明図である。
図2に示されるように、映像物の上映施設において、前列の座席210及び後列の座席220は、階段式に映像物の上映施設の床部の上に設置されている。本発明は、前列の座席210及び後列の座席220が一定の距離を置いて配置されている上映施設に適用可能である。
一例として、前列の座席210は、ユーザーが4D効果を調節することが可能な選択スイッチ212、及び座席の背面に設けられた噴射装置211を含んでいる。また、後列の座席220は、ユーザーが4D効果を調節することが可能な選択スイッチ222、及び座席の背面に設けられた噴射装置221を含んでいる。
後列に着座したユーザーには、前列の座席210の背面に設けられた噴射機211を介して4D効果が提供されるようになる。この時、後列の座席220に着座したユーザーは、選択スイッチ222により、前列の座席210の噴射機211から提供される4D効果(例えば、エアーショット、ウォーターショット、香りなど)を調節し、又は、オン・オフさせることができる。
図3は、本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図である。
図3に示されるように、本発明に係る上映施設の座席における効果制御システム300は、中央制御装置330、前列の座席(以下、「第2の座席」という)の効果制御装置320、及び後列の座席(以下、「第1の座席」という)の効果制御装置310を含んでいる。
本発明に係る効果制御システム300は、第1の座席に着座したユーザーが第1の座席の効果制御装置310に効果制御情報を入力すると、入力された効果制御情報を、中央制御装置330を介して第2の座席の効果制御装置320へ伝送する。次に、第2の座席の効果制御装置320は、第1の座席に着座したユーザーにより入力された効果制御情報に応じて4D効果を制御する。
以下、本発明の第1の実施例に係る効果制御システム300の構成要素のそれぞれについて説明する。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーから入力された効果制御情報を、予め設定された中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送する。第1の座席の効果制御装置310には、中央制御装置330のネットワークアドレスが予め格納されている。
また、中央制御装置330は、予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席の効果制御装置310から受信された効果制御情報を、第2の座席の効果制御装置320へ中継する。中央制御装置330には、第1の座席の前列に位置した第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスが予め格納されている。
第2の座席の効果制御装置320は、第1の座席の前列に位置して、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する。この時、第2の座席の効果制御装置320は、中央制御装置330を介して中継された効果制御情報を受信すると、当該受信された効果制御情報に応じて4D効果を制御する。
このため、第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーインターフェース部311、制御部312、通信部313及び効果提供部314を含んでいる。また、第2の座席の効果制御装置320は、ユーザーインターフェース部321、制御部322、通信部323及び効果提供部324を含んでいる。
第1の座席の効果制御装置310及び第2の座席の効果制御装置320の構成要素のそれぞれについて順次説明する。
第1の座席の効果制御装置310において、ユーザーインターフェース部311は、ユーザーが効果制御情報を入力することが可能な選択スイッチなどから構成される。ユーザーインターフェース部311については、ユーザーが希望する4D効果のオン・オフ、種類や強度などがユーザーにより選択される。
通信部313は、中央制御装置330とネットワークを介して通信を行うことで、効果制御情報を伝送する。この時、ネットワークは、近距離の有無線通信網を通じて接続され、特定の通信網に限定されない。
効果提供部314は、第1の座席の後列の座席に着座したユーザーに、4D効果を提供する。
制御部312は、ユーザーインターフェース311を介して入力された効果制御情報が中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送されるように、当該効果制御情報を通信部313に伝達する。また、制御部312は、効果提供部314を制御することで、ユーザーに提供される4D効果を制御する。
なお、第2の座席の効果制御装置320において、通信部323は、中央制御装置330と通信を行うことで、第1の座席の効果制御装置310から伝送された効果制御情報を受信する。ここで、通信部323は、中央制御装置330と予めネットワークを介して接続されている。この時、ネットワークは、近距離の有無線通信網を介して接続され、特定の通信網に限定されない。
効果提供部324は、上映施設において、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する。例えば、効果提供部324は、ユーザーにウォーターショット効果、エアーショット効果及び香り効果のうち少なくとも1つを提供することができる。
この時、制御部322は、通信部323を介して受信された効果制御情報を伝達されると、当該効果制御情報に応じて効果提供部324を制御する。制御部322には、座席の効果提供有無、効果の種類及び効果の強度のうち少なくとも1つが含まれた効果制御情報が伝達される。
図4は、本発明に係る図3中の効果提供部の一実施例の詳細構成図である。
図4に示されるように、効果提供部314、324は、バルブ1〜4(411、421、431及び441)及びノズル1〜4(412、422、432及び442)を含んでいる。
効果提供部314、324は、座席の制御部312及び322とそれぞれ連結されている。効果提供部314、324のうち、第2の座席の効果提供部324について、以下説明する。
効果提供部324のバルブ1〜4(411、421、431及び441)は、制御部322とそれぞれ連結され、制御部322により制御されている。第2の座席が座席セットとして配置されている場合、制御部322が、座席セットの中、第2の座席と連結されたバルブを制御すると、当該バルブに連結されたノズルの流量が調節されることができる。バルブ1〜4(411、421,431及び441)は、1番目から4番目の座席が1セットになっている座席セットに設けられるが、1番目から4番目の座席の背面に設けられている。また、バルブ1〜4(411、421、431及び441)は、ノズル1〜4(412、422、432及び422)の中、対応するノズルから噴射される流量を、それぞれ制御する。
図5は、本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図である。
以下、本発明の第1の実施例と重複する内容は上述の通りであり、第1の実施例と相違している個所を中心に、第2の実施例に係る効果制御システムについて説明する。
図5に示されるように、第1の座席の効果制御装置310と、第2の座席の効果制御装置320とは、互いに無線通信を通じて予めネットワークで接続されている。例えば、第1の座席の効果制御装置310及び第2の座席の効果制御装置320は、Zigbee、Bluetoothなどのような近距離無線通信を通じて接続されることができる。
第1の座席の効果制御装置310の通信部313と、第2の座席の効果制御装置320の通信部323とは、近距離無線通信を介して相互ネットワーク接続する。この時、前後に配置された座席毎に設けられた効果制御装置310、320には、伝送先、又は受信すべき効果制御装置のネットワークアドレスが格納されている。
第1の座席の効果制御装置310の通信部313は、ユーザーから入力された4D効果制御情報を、予め設定された第2の座席の効果制御320のネットワークアドレスに伝送する。即ち、第1の座席の通信部313は、第2の座席の通信部323と、ネットワークを介して接続し、第2の座席の通信部323は、第1の座席の通信部313から効果制御情報を受信する。
第2の座席の効果制御装置320は、予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供するが、第1の座席の効果制御装置310から伝送された効果制御情報に応じて4D効果を制御する。
図6は、本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
第1の座席の効果制御装置310は、中央制御装置330とネットワークを介して接続される(S602)。また、第2の座席の効果制御装置320は、中央制御装置330とネットワークを介して接続される(S604)。ここで、ネットワークは、有無線通信網を通じて接続されることができる。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーが選択スイッチなどを介して効果を調節するか否かを確認し、ユーザーから4D効果制御情報を入力される(S606)。
また、第1の座席の効果制御装置310は、第1の座席から入力された4D効果制御情報を、予め設定された中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送する(S608)。
中央制御装置330は、第1の座席とマッピングされた第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスを確認する(S610)。効果制御情報を伝送すべき座席間のネットワークアドアドレスのマッピングテーブルが格納されている。
次に、中央制御装置330は、当該第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスに、第1の座席から入力された4D効果制御情報を伝送する(S612)。
そして、第2の座席の効果制御装置320は、4D効果制御情報が適用されるべき第2の座席のうち該当する座席ユニットを確認する(S614)。
次に、第2の座席の効果制御装置320は、座席ユニットに設けられた効果提供部を制御し、4D効果をユーザーに提供する(S616)。
図7は、本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
第1の座席の効果制御装置310は、予め設定された第2の座席の効果制御装置320との接続を要請する(S702)。
そして、第1の座席の効果制御装置310と、第2の座席の効果制御装置320とは、無線ネットワークを介して連結される(S704)。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーから4D効果制御情報を入力される(S706)。
そして、第1の座席の効果制御装置310は、予め接続された第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスを確認し、当該確認された第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスに4D効果制御情報を伝送する(S708)。
第2の座席の効果制御装置320は、4D効果制御情報が適用されるべき第2の座席のうち該当する座席ユニットを確認する(S710)。
次に、第2の座席の効果制御装置320は、座席ユニットに設けられた効果提供部を制御して、4D効果をユーザーに提供させる(S712)。
以上のような説明は、本発明を例示的に示したものに過ぎず、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で種々に変更して実施することが可能である。従って、本発明の明細書に開示の実施例は、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであり、それと均等な範囲内の全ての技術は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
310:第1の座席の効果制御装置、330:中央制御装置、311:ユーザーインターフェース、312:制御部、313:通信部、314:効果提供部、320:第2の座席の効果制御装置、321:ユーザーインターフェース、322:制御部、323:通信部、324:効果提供部
本発明は、上映施設の座席における効果制御システムに関し、詳細には、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香り)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された制御情報を、前列の座席の効果制御装置に中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列の座席に着座したユーザーが、自己に提供される効果を容易且つ安全に調節することができる、上映施設の座席における効果制御システムに関する。
劇場や映画館などのような映像物の上映施設において、従来は、観客に映像物のみを上映していたが、最近、映像物の上映と共に種々の効果を観客に提供するようになっている。
一般の映像物を上映する映画館が2D映画館、観客が画面を見る時に立体感を感じることができるように特殊撮影が行われた映像物を上映する映画館が3D映画館、視聴覚の他に触覚、臭覚などを刺激して五感を感じながら映像を観覧することができる映画館が4D映画館である。
4D映画館では、観客の着席する座席を動かすためのモーションベースが、座席の下に設けられており、観客に種々の効果を提供する特殊効果装置が、座席及び映画館の内壁又は天井などに設けられている。
観客は、座席に着座して映画を観覧する時、単に映像のみを見るのではなく、映像に同期化したモーションと、水、風、煙、閃光、熱などの効果を直接体感すると共に、映画に対する興味や没入度を高めることができる。
現在運用中の4D映画館においては、多数の座席セットが配置され、当該座席セットは、モーションベースだけでなく、前列に位置した座席セットの背面に、水、風又は香りなどを噴射する4D効果装置が備えられている。4D効果装置は、前列に位置した座席セットの背面から、4D効果を示す物質を、後列に位置した座席セットに着席した観客へ噴射するようになっている。
このような4D効果装置は、映画館の全体を制御する中央装置により制御され、観客毎に同様な効果を提供している。
しかし、一部の観客は、自身の顔に向かって噴射される4D効果を好まないような場合があり得る。全ての観客に同一の4D効果が提供されると、4D効果が、映画の上映中に一部の観客に不快感を与えるようになる。また、4D効果を好む観客であっても、自身の好みに合わない強い4D効果が提供されると、映画への観客の没入度が低くなりことがあり得る。
なお、4D映画館に設けられた多数の座席セットは、前列及び後列毎に隣接して位置している。この時、後列の座席に着座した観客は、上映中、自分の着座した後列の座席に設けられた4D効果装置を調節することが容易でないという問題点がある。仮令、前列の座席から噴射される4D効果を制御するスイッチが前列の座席に設けられていると、後列の座席に着座した観客が、自身に提供される4D効果を調節するには、前列の座席へ移動して背面に設けられた4D効果装置を調節する必要がある。座席がモーション動作中であれば、観客が落下又は負傷するおそれがある。
この問題を解決するため、全座席セットの前後座席毎に配線を連結することが考えられるが、座席間の配線が複雑になり、座席のモーション動作により配線にトラブルが生じるか、故障が発生することがあり得る。さらに、前後列の座席毎に4D効果装置を制御する配線が既設されている場合、後列の座席で前列の座席を制御し得る配線を新たに設けると、配線がさらに複雑になるという問題点がある。
また、従来の4D効果を提供する上映施設における座席は、後列に着座した観客が、前列の座席から噴射される4D効果の強度や種類を選択的に選択することができないという問題点がある。種々の4D効果のうち好みにする効果の種類や強度を選択することができないため、全ての観客には同じ種類や強度で4D効果が提供されている。
本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたもので、本発明の目的は、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香りなど)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された制御情報を、前列の座席の効果制御装置へ中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列のユーザーが、自己に提供される効果を容易且つ安全に調節することができる、上映施設の座席における効果制御システムを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の第1の側面に係るシステムは、ユーザーから入力された効果の種類又は効果の強度が含まれた制御情報を伝送する座席の第1の制御装置;前記座席の前方空間に位置し、前記座席における空間に、映像に同期化した効果を提供する第2の制御装置;及び、前記第1の制御装置から受信された制御情報を前記第2の制御装置に中継する中央制御装置;を含み、前記中央制御装置は、制御情報を中継するための前記第1の制御装置と前記第2の制御装置との間のマッピングを確認し、前記第2の制御装置は、前記中央制御装置を介して中継された制御情報に応じて効果を制御することを特徴とする。
また、本発明の第2の側面に係るシステムは、ユーザーから入力された効果の種類又は効果の強度を含む制御情報を伝送する座席の第1の制御装置;及び前記座席の前方空間に位置し、前記第1の制御装置から受信された制御情報に応じて前記効果を提供する第2の制御装置;を含み、前記第1の制御装置と第2の制御装置とは、互いに無線通信を介して予めネットワーク接続され、前記第2の制御装置は、前記座席における空間への、映像に同期化した効果の提供を制御することを特徴とする。
本発明によれば、後列の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果(例えば、ウォーターショット、エアーショット又は香りなど)を提供する上映施設において、後列の座席に着座したユーザーから入力された制御情報を、前列の座席の効果制御装置へ中継して、映像に同期化した効果を制御することにより、映像の上映時、座席のモーション動作中でも、後列のユーザーが、自身に提供される効果を容易且つ安全に調節することができるという効果が得られる。
また、本発明によれば、無線通信網又は既設の有線通信網を介して制御情報を中継したり送受信したりすることで、既に複雑な配線で連結されている上映施設において、モーション座席の間で追加して配線を連結する必要がないため、座席のモーション動作による配線故障が発生して4D効果が中止される事態を回避することができるという効果が得られる。
さらに、本発明によれば、映像の上映中でも、後列の座席に着座したユーザーが、便利に前列の座席からの4D効果の強度や種類を選択することにより、上映時に、4D効果による不快感を減少させ、映像への没入度を高めることができるという効果が得られる。
本発明に適用される映像物の上映施設における座席の一実施例の例示図。 本発明に係る映像物の上映施設における座席の配置の一実施例の説明図。 本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図。 本発明に係る図3の効果提供部の一実施例の詳細構成図。 本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図。 本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例のフローチャート。 本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例のフローチャート。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る実施例を詳述する。本発明の構成及びその作用効果は、以下の詳細な説明により明確に理解できるだろう。なお、本発明の詳細な説明において、同じ構成要素には、別の図面に示される場合でも、同じ符号を付し、公知の構成については、本発明の要旨を明確にするため、その具体的な説明は、省略する。
図1は、本発明に適用される映像物の上映施設における座席の一実施例の例示図である。
本発明に適用される映像物の上映施設は、例えば、多数の座席が1つの座席セット100をなしている。例えば、図1には、4つの座席が1つの座席セット100をなしている構造が示されている。座席セット100は、上映施設のスクリーン側から、階段式の構成により多数の列をなして配置されている。本発明は、座席セットだけでなく、座席が多数の列をなして一つずつ前後に配置されている、映像物の上映施設においても適用可能である。
ここで、映像物の上映施設に設けられた座席には、モーションベースだけでなく、前列に位置した座席の背面に、水、風又は香りなどを噴射する噴射装置110が設けられている。このような噴射装置110は、前列の座席の背面から、4D効果を誘発する水、風又は香りなどを、着座しているユーザーに噴射される。
図2は、本発明に係る映像物の上映施設における座席の配置の一実施例を示す説明図である。
図2に示されるように、映像物の上映施設において、前列の座席210及び後列の座席220は、階段式に映像物の上映施設の床部の上に設置されている。本発明は、前列の座席210及び後列の座席220が一定の距離を置いて配置されている上映施設に適用可能である。
一例として、前列の座席210は、ユーザーが4D効果を調節することが可能な選択スイッチ212、及び座席の背面に設けられた噴射装置211を含んでいる。また、後列の座席220は、ユーザーが4D効果を調節することが可能な選択スイッチ222、及び座席の背面に設けられた噴射装置221を含んでいる。
後列に着座したユーザーには、前列の座席210の背面に設けられた噴射機211を介して4D効果が提供されるようになる。この時、後列の座席220に着座したユーザーは、選択スイッチ222により、前列の座席210の噴射機211から提供される4D効果(例えば、エアーショット、ウォーターショット、香りなど)を調節し、又は、オン・オフさせることができる。
図3は、本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図である。
図3に示されるように、本発明に係る上映施設の座席における効果制御システム300は、中央制御装置330、前列の座席(以下、「第2の座席」という)の効果制御装置320、及び後列の座席(以下、「第1の座席」という)の効果制御装置310を含んでいる。
本発明に係る効果制御システム300は、第1の座席に着座したユーザーが第1の座席の効果制御装置310(以下、第1の制御装置という)制御情報入力すると、入力された制御情報を、中央制御装置330を介して第2の座席の効果制御装置320へ伝送する。次に、第2の座席の効果制御装置320(以下、第2の制御装置という)は、第1の座席に着座したユーザーにより入力された制御情報に応じて4D効果を制御する。
以下、本発明の第1の実施例に係る効果制御システム300の構成要素のそれぞれについて説明する。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーから入力された制御情報を、予め設定された中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送する。第1の座席の効果制御装置310には、中央制御装置330のネットワークアドレスが予め格納されている。
また、中央制御装置330は、予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席の効果制御装置310から受信された制御情報を、第2の座席の効果制御装置320へ中継する。中央制御装置330には、第1の座席の前列又は空間に位置した第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスが予め格納されている。
第2の座席の効果制御装置320は、第1の座席の前列又は空間に位置して、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する。この時、第2の座席の効果制御装置320は、中央制御装置330を介して中継された制御情報を受信すると、当該受信された制御情報に応じて4D効果を制御する。
このため、第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーインターフェース部311、制御部312、通信部313及び効果提供部314を含んでいる。また、第2の座席の効果制御装置320は、ユーザーインターフェース部321、制御部322、通信部323及び効果提供部324を含んでいる。
第1の座席の効果制御装置310及び第2の座席の効果制御装置320の構成要素のそれぞれについて順次説明する。
第1の座席の効果制御装置310において、ユーザーインターフェース部311は、ユーザーが制御情報を入力することが可能な選択スイッチなどから構成される。ユーザーインターフェース部311については、ユーザーが希望する4D効果のオン・オフ、種類や強度などがユーザーにより選択される。
通信部313は、中央制御装置330とネットワークを介して通信を行うことで、制御情報を伝送する。この時、ネットワークは、近距離の有無線通信網を通じて接続され、特定の通信網に限定されない。
効果提供部314は、第1の座席の後列の座席に着座したユーザーに、4D効果を提供する。
制御部312は、ユーザーインターフェース311を介して入力された制御情報が中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送されるように、当該制御情報を通信部313に伝達する。また、制御部312は、効果提供部314を制御することで、ユーザーに提供される4D効果を制御する。
なお、第2の座席の効果制御装置320において、通信部323は、中央制御装置330と通信を行うことで、第1の座席の効果制御装置310から伝送された制御情報を受信する。ここで、通信部323は、中央制御装置330と予めネットワークを介して接続されている。この時、ネットワークは、近距離の有無線通信網を介して接続され、特定の通信網に限定されない。
効果提供部324は、上映施設において、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する。例えば、効果提供部324は、ユーザーにウォーターショット効果、エアーショット効果及び香り効果のうち少なくとも1つを提供することができる。
この時、制御部322は、通信部323を介して受信された制御情報を伝達されると、当該制御情報に応じて効果提供部324を制御する。制御部322には、座席の効果提供有無、効果の種類及び効果の強度のうち少なくとも1つが含まれた制御情報が伝達される。
図4は、本発明に係る図3中の効果提供部の一実施例の詳細構成図である。
図4に示されるように、効果提供部314、324は、バルブ1〜4(411、421、431及び441)及びノズル1〜4(412、422、432及び442)を含んでいる。
効果提供部314、324は、座席の制御部312及び322とそれぞれ連結されている。効果提供部314、324のうち、第2の座席の効果提供部324について、以下説明する。
効果提供部324のバルブ1〜4(411、421、431及び441)は、制御部322とそれぞれ連結され、制御部322により制御されている。第2の座席が座席セットとして配置されている場合、制御部322が、座席セットの中、第2の座席と連結されたバルブを制御すると、当該バルブに連結されたノズルの流量が調節されることができる。バルブ1〜4(411、421,431及び441)は、1番目から4番目の座席が1セットになっている座席セットに設けられるが、1番目から4番目の座席の背面に設けられている。また、バルブ1〜4(411、421、431及び441)は、ノズル1〜4(412、422、432及び422)の中、対応するノズルから噴射される流量を、それぞれ制御する。
図5は、本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御システムの一実施例の構成図である。
以下、本発明の第1の実施例と重複する内容は上述の通りであり、第1の実施例と相違している個所を中心に、第2の実施例に係る効果制御システムについて説明する。
図5に示されるように、第1の座席の効果制御装置310と、第2の座席の効果制御装置320とは、互いに無線通信を通じて予めネットワークで接続されている。例えば、第1の座席の効果制御装置310及び第2の座席の効果制御装置320は、Zigbee、Bluetoothなどのような近距離無線通信を通じて接続されることができる。
第1の座席の効果制御装置310の通信部313と、第2の座席の効果制御装置320の通信部323とは、近距離無線通信を介して相互ネットワーク接続する。この時、前後に配置された座席毎に設けられた効果制御装置310、320には、伝送先、又は受信すべき効果制御装置のネットワークアドレスが格納されている。
第1の座席の効果制御装置310の通信部313は、ユーザーから入力された4D制御情報を、予め設定された第2の座席の効果制御320のネットワークアドレスに伝送する。即ち、第1の座席の通信部313は、第2の座席の通信部323と、ネットワークを介して接続し、第2の座席の通信部323は、第1の座席の通信部313から制御情報を受信する。
第2の座席の効果制御装置320は、予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供するが、第1の座席の効果制御装置310から伝送された制御情報に応じて4D効果を制御する。
図6は、本発明の第1の実施例に係る上映施設の座席における効果制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
第1の座席の効果制御装置310は、中央制御装置330とネットワークを介して接続される(S602)。また、第2の座席の効果制御装置320は、中央制御装置330とネットワークを介して接続される(S604)。ここで、ネットワークは、有無線通信網を通じて接続されることができる。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーが選択スイッチなどを介して効果を調節するか否かを確認し、ユーザーから4D制御情報を入力される(S606)。
また、第1の座席の効果制御装置310は、第1の座席から入力された4D制御情報を、予め設定された中央制御装置330のネットワークアドレスに伝送する(S608)。
中央制御装置330は、第1の座席とマッピングされた第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスを確認する(S610)。制御情報を伝送すべき座席間のネットワークアドアドレスのマッピングテーブルが格納されている。
次に、中央制御装置330は、当該第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスに、第1の座席から入力された4D制御情報を伝送する(S612)。
そして、第2の座席の効果制御装置320は、4D制御情報が適用されるべき第2の座席のうち該当する座席ユニットを確認する(S614)。
次に、第2の座席の効果制御装置320は、座席ユニットに設けられた効果提供部を制御し、4D効果をユーザーに提供する(S616)。
図7は、本発明の第2の実施例に係る上映施設の座席における効果制御方法の一実施例を示すフローチャートである。
第1の座席の効果制御装置310は、予め設定された第2の座席の効果制御装置320との接続を要請する(S702)。
そして、第1の座席の効果制御装置310と、第2の座席の効果制御装置320とは、無線ネットワークを介して連結される(S704)。
第1の座席の効果制御装置310は、ユーザーから4D制御情報を入力される(S706)。
そして、第1の座席の効果制御装置310は、予め接続された第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスを確認し、当該確認された第2の座席の効果制御装置320のネットワークアドレスに4D制御情報を伝送する(S708)。
第2の座席の効果制御装置320は、4D制御情報が適用されるべき第2の座席のうち該当する座席ユニットを確認する(S710)。
次に、第2の座席の効果制御装置320は、座席ユニットに設けられた効果提供部を制御して、4D効果をユーザーに提供させる(S712)。
以上のような説明は、本発明を例示的に示したものに過ぎず、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で種々に変更して実施することが可能である。従って、本発明の明細書に開示の実施例は、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであり、それと均等な範囲内の全ての技術は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
310:第1の座席の効果制御装置、330:中央制御装置、311:ユーザーインターフェース、312:制御部、313:通信部、314:効果提供部、320:第2の座席の効果制御装置、321:ユーザーインターフェース、322:制御部、323:通信部、324:効果提供部

Claims (5)

  1. ユーザーから入力された効果の種類と、座席の効果提供有無又は効果の強度とが含まれた効果制御情報、予め設定されたネットワークアドレスに伝送する第1の座席の効果制御装置;
    前記第1の座席の前列に位置し、前記第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供する第2の座席の効果制御装置;及び
    前記予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、前記第1の座席の効果制御装置から効果制御情報を受信し、前記第1の座席とマッピングされた第2の座席の効果制御装置のネットワークアドレスを確認し、前記確認された第2の座席の効果制御装置に前記受信された効果制御情報を中継する中央制御装置;を含み、
    前記第2の座席の効果制御装置は、前記中央制御装置を介して中継された効果制御情報に応じて前記座席の効果を制御することを特徴とする上映施設の座席における効果制御システム。
  2. ユーザーから入力された4D効果制御情報を、予め設定されたネットワークアドレスに伝送する第1の座席の効果制御装置;及び
    予め設定されたネットワークアドレスに基づいて、第1の座席に着座したユーザーに、映像に同期化した効果を提供するが、前記第1の座席の効果制御装置から伝送された効果制御情報に応じて、前記提供される効果を制御する第2の座席の効果制御装置;を含み、
    前記第1の座席の効果制御装置と第2の座席の効果制御装置とは、互いに無線通信を介して予めネットワーク接続されることを特徴とする上映施設の座席における効果制御システム。
  3. 前記第2の座席の効果制御装置は、
    前記中央制御装置から、効果の種類と、座席の効果提供有無又は効果の強度とが含まれた効果制御情報を受信し、前記受信された効果制御情報の効果の種類に対応する第2の座席に連結されたバルブを、前記受信された座席の効果提供有無又は効果の強度に応じて制御し、前記バルブと連結されたノズルの流量を調節させることを特徴とする請求項1に記載の上映施設の座席における効果制御システム。
  4. 前記第2の座席の効果制御装置は、
    前記ユーザーに、ウォーターショット効果、エアーショット効果及び香り効果のうち少なくとも1つを提供することを特徴とする請求項1又は2に記載の上映施設の座席における効果制御システム。
  5. 前記第2の座席の効果制御装置は、
    前記第1の座席の効果制御装置から、効果の種類と、座席の効果提供有無又は効果の強度とが含まれた効果制御情報を受信し、前記受信された効果制御情報の効果の種類に対応する第2の座席に連結されたバルブを、前記受信された座席の効果提供有無又は効果の強度に応じて制御し、前記バルブと連結されたノズルの流量を調節させることを特徴とする請求項2に記載の上映施設の座席における効果制御システム。
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