JP2015510698A - 光電気デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

光電気デバイス(10)は、アノード及びカソード層(22、24)並びに両層の間に配置された光電気層(26)を有するとともに、光透過面(28)を有する光電気層構造(20)を備え、両層のうちのカソード層が光透過面に最も近い。光電気層構造の、光透過面とは反対の側には、二重導電層構造(40)が配置される。二重導電層構造は、第1の電気絶縁層(46)により相互に絶縁された第1及び第2の導電層(42、44)を有し、両層のうちの第1の導電層が光電気層構造に最も近い。発光層構造と二重導電層構造の間には、第2の電気絶縁層(50)が配置され、第1の導電層は、第1の横断導電体(62)により、第2の電気絶縁層を介してアノード層と電気的に接続され、第2の導電層は、第2の横断導電体(64)により、第1の電気絶縁層、第1の導電層、第2の電気絶縁層、アノード電極層及び発光層を介してカソード層と電気的に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、光電気デバイスに関する。
本発明はさらに、光電気デバイスの製造方法に関する。
WO2011/108921は、カバー、障壁構造、光電気構造、及び複数の横断導電体を備えた光電気デバイスを開示している。この光電気デバイスにおいて、カバーは、金属箔と、金属箔に支持され、且つこの金属箔から電気的に絶縁されたパターン付き導電層とを備える。光電気構造は、カバーと障壁構造間に挟まれており、少なくとも1つの光電気層及び透明導電層を備える。また、光電気構造は、カバーに対向した第1の主表面を有する。複数の横断導電体は、カバーの金属箔又はパターン付き導電層から少なくとも1つの光電気層を通って透明導電層まで延びている。カバーは、光電気構造の第1の主表面を超えて延びている。大面積の光電気デバイスにおいて、横断導電体は、透明導電層の表面全体における電圧の規則的な分布を可能にする。これにより、一様な照明を実現可能である。大面積の光起電デバイスにおいては、この構成によって、抵抗損失が抑えられる。
現在、OLEDの研究開発において、最も有望且つ最も広く用いられている正孔注入材料は、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン):ポリ(4−スチレンスルホナート)(PEDOT/PSS)分散液である。
PEDOT/PSSは、水中の分散液として数多くの等級が市販されている(通常は、1〜3質量%の固体)。ただし、この分散液には、いくつかの欠点がある。この分散液は、酸性状態のPSSの投入量が多いため、強い酸性を示す。このため、塗布時に問題となる可能性があり、有機基板を濡らすには、バインダ又は錯体製剤の投入量を増やす必要がある。しかしながら、バインダを用いると、得られる膜の導電率が低下してしまう。さらに、多くのエレクトロニクス用途においては、水分の存在を許容できない。
金属基板上にPEDOT/PSS分散液を直接用いる場合の重大な欠点として、デバイスの急速な劣化がある。これは、金属基板と、PEDOTの存在によって触媒される上部電極との間の金属移動による可能性が最も高い。OLEDにおいては、OLED層と金属基板との間に中間層としてインジウムスズ酸化物(ITO)等の導電性金属酸化物層を用いることにより、金属基板の導電率を高くして電圧の規則的な分布を可能にしつつ、上記のような望ましくない相互作用を防止することが知られている。ただし、このような金属酸化物は、脆弱かつ高価であり、真空中で付着させる必要がある。このことは、特に可撓性の光電気製品のロールツーロール製造の場合に多大な不都合となる。
本発明の目的は、上述の問題を回避しつつ、PEDOTの使用が可能な光電気デバイスを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、上記のような光電気デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、アノード層及びカソード層並びに当該アノード層とカソード層との間に配置された光電気層を有するとともに、光透過面を有する光電気層構造を備えた光電気デバイスが提供される。ここでは、アノード及びカソード層のうちのカソード層が光透過面に最も近い。
この光電気デバイスは、光電気層構造の、光透過面とは反対の側に配置された二重導電層構造をさらに備える。この二重導電層構造は、第1の電気絶縁層により相互に絶縁された第1の導電層及び第2の導電層を有し、第1及び第2の導電層のうちの第1の導電層が光電気層構造に最も近い。
発光層構造と二重導電層構造との間には、第2の電気絶縁層が配置されている。ここで、第1の導電層は、少なくとも1つの第1の横断導電体により、第2の電気絶縁層を介してアノード層と電気的に接続され、第2の導電層は、少なくとも1つの第2の横断導電体により、第1の電気絶縁層、第1の導電層、第2の電気絶縁層、アノード電極層、及び発光層を介してカソード層と電気的に接続されている。
本発明に係る光電気デバイスにおいて、正孔注入層と第1の導電層との間に第2の電気絶縁層が配置されている。これにより、正孔注入層と第1の導電層との間に信頼性の高い電気接続が得られた状態で、両層間の化学的相互作用が最小限に抑えられる。このため、上述したPEDOT/PSS分散液等の強酸性の分散液も使用可能となる。好適な一実施形態において、この電気接続は、第2の電気絶縁層の開口を貫通する正孔注入層の材料により得られる。このように、電気接続を適用する別個のステップは不要である。これにより、ITO等の導電性金属酸化物層の使用を回避可能である。
第2の態様に係る光電気デバイスの製造方法は、
第1の電気絶縁層により相互に絶縁された一対の導電層を有する二重導電層構造を用意するステップと、
第1の導電層へのアクセスを可能とする少なくとも1つの第1の開口を備えた第2の電気絶縁層を第1の導電層上に設けるステップと、
アノード層を成膜するとともに、当該アノード層から第1の開口を通って第1の導電層に延びる少なくとも1つの第1の横断電気接続を用意するステップと、
アノード層及び第1の導電層を通って延びる少なくとも1つの第2の開口を第1の開口と重ならないように形成するステップと、
アノード層上に発光層を設けるステップと、
第2の導電層に向かって延びる少なくとも1つの第3の開口を形成するステップであって、第1の導電層が規定する平面において、上記少なくとも1つの第3の開口が、上記平面において第2の開口の断面により間隔を空けて囲まれた断面を有する、ステップと、
上記少なくとも1つの第2の開口内において第2の導電層に延びる少なくとも1つの第2の横断電気接続をもたらすステップと、
光電気層上にカソード層を成膜するステップと、
を含む。
上記及びその他の態様については、図面を参照して、より詳細に説明する。
本発明の第1の態様に係る、光電気デバイスの一実施形態を示した図である。 図1の詳細を示した図である。 図1の実施形態の別の詳細を示した図である。 図1BのC−C線に沿う断面を示した図である。 別の実施形態に係る、図1B及び図1Cに対応する詳細を示した図である。 図1DのE−E線に沿う断面を示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 本発明の第2の態様に係る、製造方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。 第2の態様に係る、別の方法のステップを示した図である。
以下の詳細な説明においては、本発明の理解が十分に得られるように、多くの具体的詳細を記述する。ただし、当業者には当然のことながら、本発明は、これら具体的詳細に関わらず実施するようにしてもよい。その他の例では、本発明の態様が不明瞭となることのないように、周知の方法、手順、及び構成要素を詳細には説明していない。
図面中、層及び領域のサイズ及び相対的なサイズは、明瞭化のため誇張している場合がある。
当然のことながら、本明細書においては、様々な要素、構成要素、領域、層、及び/又は部位を説明するために、第1、第2、第3等の用語を使用する場合があるが、これらの要素、構成要素、領域、層、及び/又は部位は、これら用語によって限定されないものとする。これらの用語は、ある要素、構成要素、領域、層、又は部位を別の領域、層、又は部位から区別するためだけに使用する。したがって、以下に説明する第1の要素、構成要素、領域、層、又は部位は、本発明の教示内容から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、層、又は部位と称することもできる。
本明細書においては、本発明の理想的な実施形態(及び中間構造)の概略図である断面図を参照して本発明の実施形態を説明する。この場合、例えば製造技術及び/又は許容差の結果として、図の形状からの変形が当然考えられる。したがって、本発明の実施形態は、本明細書に示す領域の特定の形状に限定されるものとは解釈しないものとし、例えば製造の結果としての形状の偏差を含むものとする。
別段の定義がない限り、本明細書で使用するすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野の当業者が一般に理解しているのと同じ意味を有する。さらに、当然のことながら、一般的に用いられる辞書に定義されているような用語は、関連技術における意味と矛盾しない意味を有するものと解釈するものとし、本明細書において明示的な定義がない限り、理想的又は過度に形式張った意味では解釈しない。本明細書に記載のすべての刊行物、特許出願、特許、及びその他の参考文献は、その全内容を本明細書に援用する。矛盾がある場合は、定義を含めて本明細書が優先する。また、材料、方法、及び実施例は一例に過ぎず、何ら限定的なものではない。
全体を通して、類似の要素には同様の番号を付与する。
図1及び図1Aは、光電気デバイスを示している。特に、光電気デバイスは、光電気層構造として発光層構造20を備えた発光デバイス10である。発光層構造は、アノード層22及びカソード層24並びに当該アノード層とカソード層との間に配置された光電気層を形成する発光層26を備える。また、発光層構造20は、光透過面、ここでは光出力面28を有する。カソード層24は、アノード層22よりも光出力面28に近い。
発光デバイス10は、発光層構造20の、光出力面28とは反対の側に配置された二重導電層構造40をさらに備える。二重導電層構造40は、第1の電気絶縁層46により相互に絶縁された第1及び第2の導電層42、44を有し、第1及び第2の導電層42、44のうちの第1の導電層42が発光層構造20に最も近い。導電層44には、発光層構造20に背を向ける面に別の電気絶縁層47(点線で示す)を設けてもよい。この別の電気絶縁層47は、ユーザのための構造的支持/処理の容易さ/電気的絶縁を提供するものであってもよい。導電層44としては、例えば鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、モリブデン、銀、白金、金、クロム、又は真鍮等の合金といった様々な金属が適している。
発光層構造20と二重導電層構造40との間には、第2の電気絶縁層50が配置されている。ここで、第1の導電層42は、少なくとも1つの第1の横断導電体62により、第2の絶縁層50を介してアノード層22と電気的に接続されている。第2の導電層44は、少なくとも1つの第2の横断導電体64により、第1の電気絶縁層46、第1の導電層42、第2の電気絶縁層50、アノード電極層22、及び発光層26を介してカソード層24と電気的に接続されている。
第1の導電層42に使用する金属が、高い反射率を有するアルミニウム、銀、又はモリブデン等の金属であれば都合が良い。代替として、屈折率の異なる材料の積層により、反射体を形成するようにしてもよい(例えば、シリコン酸化物及びシリコン窒化物の交互層)。
通常、このデバイスには、縁部に適当な被包又はパターニングを設けて、酸素及び水分の側方漏洩、特に第1及び第2の絶縁層からの側方漏洩を防止する。
本発明の第1の態様に係る光電気デバイスの一実施形態、ここでは発光デバイスにおいて、1つ又は複数の横断導電体は、機能層構造の平面において、10〜100μmの範囲の最小断面を有する。断面が実質的に50μmより大きい場合、例えば100μmより大きいと、横断導電体が視認可能となる。これは、一部の用途において望ましくない場合がある。それにも関わらず、他の用途においては、最小断面が例えば1mm又は2mmとより大きな横断導電体を用いる場合がある。これには、非常に優れた導電性という利点がある。なお、最小断面を10μmより小さくしても、何ら付加価値はない。さらに、このような狭い横断導電体による信頼性の高い電気接続は、実現がより困難である。
1つ又は複数の横断導電体が占める相対面積は、発光層の平面により規定される断面において、10%未満であることが好ましい。
図示の実施形態において、第1の導電層42は、第1の導電副層421及び第2の副層422を備える。第2の副層422は、第1の導電副層上に成膜されている。第1の副層421が導電体として機能するため、第2の副層422は相対的に薄くすることができる。したがって、この第2の副層の材料の選択は、材料のコストによる制約を受けない。例えば、第1の副層421は厚さ50μmのステンレス鋼層であってもよく、第2の副層422は厚さ100nmの銀層である。これにより、第2の副層422は、発光層26による放射光に対して、高い反射率すなわち少なくとも80%の反射率を有する。この場合、第2の副層422は導電性を有するが、必須のことではない。例えば、第2の副層422は、屈折率の異なる材料の積層、シリコン酸化物副層及びシリコン窒化物副層が交互する積層により形成してもよい。
図1及び図1Aには、第1及び第2の横断導電体を1つずつしか示していないが、実際には、発光デバイス又は他の光電気デバイスのサイズに応じて、このような横断導電体を複数設けてもよい。一実施形態において、発光デバイス又は他の光電気デバイスは、例えば1平方メートル当たり、それぞれ100〜500,000個の横断導電体を備える。典型的な一実施形態において、発光デバイスは、1平方メートル当たり、およそ50,000対の横断導電体を備える。
図示の実施形態において、第2の副層422は、少なくとも1つの第1の横断導電体62が第1の導電層42と電気的に接続された位置Pに存在しない。別の実施形態において、第2の副層422には、少なくとも上記位置に保護層を設ける。
少なくとも1つの第1の横断導電体62は、アノード層22の材料で形成されている。アノード層の材料は金属層422に直接接触しているが、第2の電気絶縁層が全く存在しない場合と比べて相互作用の面積が非常に小さい(すなわち、位置Pのみ)ため、悪影響は大きく軽減される。
図1B及び図1Cにより詳しく示すように、少なくとも1つの第2の横断導電体64は、第1の導電層42の絶縁部42aを通って延びる。ここで、図1Cは、図1BのC−C線に沿った断面である。部分42は、間隔を空けて横断導電体64を囲む電気絶縁材料の円筒によって、第1の導電層42の残りの部分から絶縁されている。
図1D及び図1Eに示す別の実施形態において、少なくとも1つの第2の横断導電体64は、当該第2の横断導電体64の外周に直接隣接した電気絶縁材料の本体65を通って延びる。
図示の実施形態において、発光デバイスは、光出力面28に透明障壁層70を備える。
障壁層70は通常、副層の積層を含む。第1の実施形態において、障壁層は、第1及び第2の無機副層に挟まれた有機副層を含む積層である。この積層は、交互するさらなる有機及び無機副層を含んでいてもよい。また、有機副層は、水分ゲッタを含んでいてもよい。或いは、障壁層は、交互する異なる無機材料の副層の積層を含んでいてもよい。
以下、図2A〜図2Tを参照して、第2の態様に係る方法の一実施形態をより詳細に説明する。これらの図は対で提供しており、上側は半製品の詳細を断面で示しており、下側は半製品のより大きな部分を断面又は上面視で示している。
図2A及び図2Bは、この方法の第1のステップS1を示しており、第1の電気絶縁層46により相互に絶縁された一対の導電層42、44を有する二重導電層構造40を用意する。図2Bは、図2Aの矢視B上面図である。
導電層42、44には、(ステンレス)鋼、銅、アルミニウム等の様々な材料が適している。導電層42、44が同じ材料で構成されている必要はない。また、導電層42、44は、第1の電気絶縁層46上に金属被覆として設けてもよい。通常、このような被覆の厚さは、30nm〜1μmの範囲である。金属被覆は、例えば絶縁層上への材料のスパッタリング若しくは電気メッキ、又は導電性インクの印刷によって得られる。或いは、導電層42、44は、絶縁層の両面に一対の金属箔を積層することにより設けてもよい。このような金属箔の厚さは通常、10μm〜200μmである。金属層の少なくとも一方が良好な酸素及び水分障壁性を有していれば、別個の障壁層が不要となるため好ましい。上側金属層42は、非常に高い反射率(>80%)を有するのが望ましく、少なくとも90%であるのが好ましい。一実施形態によれば、上側金属層42は、厚さが例えば30nm〜1μmの範囲であるアルミニウム又は銀等の高反射材料の第2の副層422に被覆された第1の副層421を備える。また、絶縁層46と副層422、421との組み合わせを用いて、上層42の形態を調整することも可能である。例えば、パターン付き形態を用いることにより、デバイス構造からの光放射の散乱量ひいては角度依存性の制御及び/又は例えばサイネージデバイスの局所パターニング領域の作成を行うことも可能である。絶縁層又は導電層をパターニングする技術としては、例えば金属層又は絶縁層の完全なリフローを禁止して滑らかな表面を構成する方法でのエンボス加工、インプリンティング、又は印刷が含まれる。副層421に凸凹した金属箔を使用しつつも滑らかな反射表面が必要な場合は、溶液からの印刷又は被覆等の成膜技術により反射副層422を設けることによって、ある程度の滑らかさを実現可能となる場合がある。
2つの金属層間の絶縁材料としては、例えば接着剤、PET又はPEN箔等のプラスチック箔(通常、1μm〜200μmの範囲の厚さを有する)、溶液から付着させて硬化により固体層を構成したプラスチック材料(フォトレジスト等)、シリコン窒化物、シリコン酸化物、若しくはアルミニウム酸化物等の無機材料の積層、又は有機材料及び無機材料の積層等が考えられる。デバイスの屈曲に際して、すべての層が機械的に安定しているのが好ましい。被覆として貼り付ける際の絶縁層46は、例えば10nm〜50μmの範囲のより薄いものであってもよい。
図2C、図2D、図2E、及び図2Fは、第2のステップS2を示す。ここで、図2Dは、図2Cの矢視D上面図であり、図2Fは、図2Eの矢視F上面図である。この第2のステップにおいては、第1の導電層42上に第2の電気絶縁層50を設ける(図2C及び図2D)。第2の電気絶縁層50は、デバイスの光学微小空洞の一部を形成する。したがって、その厚さは、1nm〜1μmの範囲であるのが好ましい。
図2E及び図2Fにさらに示すように、第2の電気絶縁層50には、例えばレーザ穴あけ加工によって、第1の導電層42へのアクセスを可能とする少なくとも1つの第1の開口52を設ける。或いは、この第1の開口は、例えばフォトリソグラフィ又はリフトオフ技術によって設けるようにしてもよい。第2の電気絶縁層50及び少なくとも1つの第1の開口52は、本実施形態に示す第1及び第2のサブステップによって設けるようにしてもよい。或いは、例えば印刷プロセスによって、パターン付きの第2の電気絶縁層50を単一のステップで成膜してもよい。開口は、任意の形状を有し、任意のパターンに従って形成可能である。このように、サイネージ用途向けのパターンも作成可能である。一実施形態において、開口は、第2の電気絶縁層50の平面において、長さ/幅比が少なくとも10である矩形の断面を有する。これにより、必要な開口が引っ掻きにより容易に形成可能でありながら、これら開口に配置する横断導電体の導電性を高くすることができる。
図2E及び図2Fからさらに明らかなように、第2の副層422は、少なくとも1つの第1の横断導電体62(図2G参照)が第1の導電層と電気的に接続される位置において、局所的に除去される。或いは、少なくとも上記位置において、第2の副層422上に保護層を貼り付けてもよい。このような保護層は、上記位置にだけ貼り付けるのであれば、高い反射率を有している必要はない。この目的に適した金属は、例えばステンレス鋼又はモリブデンである。或いは、絶縁材料の薄層(例えば、≦1nm)を貼り付けてもよい。後者によれば、金属移動が軽減される一方、アノードの電源供給を行うのに十分な導電性が保たれる。
図2G及び図2Hは、第3のステップS3を示す。ここで、図2Hは、図2GのH−H線に沿った断面図である。この第3のステップにおいては、厚さが10nm〜1μmの範囲のアノード層22を成膜する。アノード層の成膜材料は、少なくとも1つの第1の開口52に入り込んで、アノード層から開口を通って第1の導電層42に延びる少なくとも1つの第1の横断電気接続を構成する。このように、アノード層22と第1の導電層42との間に横断導電体62を設ける別個のステップを回避しつつ、少なくともデバイスの光電気活性領域、例えば、デバイスの発光又は光起電領域において、アノード層22の成膜材料と第1の導電層42との間の化学的相互作用に起因する悪影響は軽減される。また、アノード層22の被覆の均一性に悪影響を及ぼし得る形態が層42に存在する場合は、電気絶縁層50によって、ある程度の平坦化が可能となる場合がある。
図2I及び図2Jは、第4のステップS4を示す。ここで、図2Jは、図2IのJ−J線に沿った断面図である。この第4のステップにおいては、アノード層22、第2の絶縁層50、第1の導電層42、及び第1の絶縁層46を通って延びる少なくとも1つの第2の開口80を設ける。第2の開口80は、例えばレーザ穴あけ加工、リソグラフィ、又はリフトオフ技術により得るようにしてもよい。或いは、アノード層22を通って延びる開口の部分は、例えば印刷によりこれらの開口を予め含むパターンに応じたこの層の位置によって形成してもよい。
少なくとも1つの第2の開口80は、少なくとも1つの第1の横断導電体62を配置した第1の開口52と重なっていない。この方法の本実施形態においては、第4のステップの後にサブステップS4Aが続き、例えば充填後に硬化させる硬化性樹脂等の電気絶縁材料65を第2の開口80に充填する。この電気絶縁材料は、酸素及び水分障壁材料であれば、基板の中央絶縁層から正孔注入層に進入する水分を阻止することにより電気的短絡を防止できるので好ましい。この目的に適した材料は、任意選択としてゲッタ材料で満たした紫外線硬化性樹脂等の樹脂である。或いは、電気絶縁材料65で第2の開口80を囲むように構成された障壁構造461を第1の電気絶縁層に作成するようにしてもよい。一例として、上記充填された開口の1つを点線で示す。この場合、第1の絶縁層を介した充填開口80+65への水分の浸透が防止されるため、開口80の材料65は、障壁性の材料である必要がない。
サブステップS4Aは、図2K及び図2Lに示す。ここで、図2Lは、図2KのL−L線に沿った断面図である。
図2M及び図2Nは、第5のステップS5を示す。ここで、図2Nは、図2MのN−N線に沿った断面図である。この第5のステップS5では、アノード層22上に発光、光起電、又はその他の光電気層26を設ける。光電気層又は積層の厚さは、50nm〜500nmの範囲である。
図2O及び図2Pには、第6のステップS6を示す。ここで、図2Pは、図2OのP−P線に沿った断面図である。この第6のステップS6においては、第2の導電層44に向かって延びる少なくとも1つの第3の開口84を形成する。第1の導電層42により規定される平面において、この少なくとも1つの第3の開口84は、当該平面において第2の開口80の断面により間隔を空けて囲まれた断面を有する。図示の実施形態において、第2の開口には、電気絶縁材料65を充填する。ただし、別の実施形態において、第2の開口は、材料無しのままであってもよい。
図2Q及び図2Rは、第7のステップS7を示す。ここで、図2Rは、図2QのR−R線に沿った断面図である。第7のステップS7では、第3の開口84に導電性材料を充填することによって、少なくとも1つの第2の横断電気接続64を設ける。このようにして得られた電気接続64は、ここでは電気絶縁材料65を充填した少なくとも1つの第2の開口内において、第2の導電層44に延びる。ここで、電気絶縁材料65を充填した第2の開口は、第2の導電層42において、各横断導電体64の周りにリング状の遮断部を形成する。これにより、横断導電体の周りにおけるリング状遮断部内の第2の導電層の部分は、第2の導電層における島部を形成する。
そして、図2S及び図2Tに示す第8のステップS8においては、発光層26上にカソード層24を成膜する。カソード層24又はカソード副層の積層の厚さは通常、15nm〜500nmである。中間層42、46が十分に薄い場合は、カソードの成膜時に第3の開口84を介して層44と接触させることにより、カソード層24と第2の導電層44との間に電気接触を実現可能である。この場合、別の導電性充填材を適用する別個のステップS7は不要である。実際にこれが当てはまるのは、カソード24と第2の導電層との間の距離Hが横断導電体64の直径Dの5倍以下の場合である。一部の用途においては、横断導電体の直径が例えば100μm未満と比較的小さく、視認不可能であるのが望ましい場合がある。距離Hが500μm未満の場合、実現可能なH/D比は、高々5である。これは実際のところ、例えば数マイクロメートルオーダーの第2の電気絶縁層、数百ナノメートルの第2の導電層、並びに厚さが100nmオーダーの正孔注入層及び発光高分子層によって、容易に実現可能である。
図2Tは、図2SのT−T線に沿った断面図である。任意選択として、複数の副層を任意選択に含む障壁層70をカソード層24上に成膜する。障壁層70の厚さは通常、1μm〜500μmの範囲である。
図3A〜図3Hは、ステップS4〜S7の代替を示している。ここで、図3A及び図3Bは、本代替実施形態の第1の代替ステップS14を示す。図3Bは、図3AのB−B線に沿った断面である。ステップS4と同様に、第1の開口52と重ならず、アノード層22及び第1の導電層42を通って第2の導電層44に延びる少なくとも1つの第2の開口80を形成する。ただし、この場合、少なくとも1つの第2の開口80は円筒孔であり、その外径の内側の材料は、内径と外径との間の外郭構造部を除いて、すべて除去されている。
ここで、図3C及び図3Dは、本代替実施形態の第2の代替ステップS15を示す。図3Dは、図3CのD−D線に沿った断面である。ステップS15のように、開口80には、開口80への充填後に硬化する紫外線硬化性樹脂等の電気絶縁材料65を充填する。ただし、この場合、電気絶縁材料65は、孔80の内径と外径との間の外郭構造部を除いて、外半径の内側の全空間に充填される。
図3E及び図3Fには、代替ステップS16を示す。ここで、図3Fは、図3EのF−F線に沿った断面図である。ステップS16においては、第2の導電層44に向かって延びる少なくとも1つの第3の開口84を形成する。この場合の開口は、電気絶縁材料65から材料を除去して形成する。
図3G及び図3Hには、代替ステップS17を示す。ここで、図3Hは、図3GのH−H線に沿った断面図である。ステップS17においては、横断導電体64を形成する導電性材料を第3の開口に充填する。また、中間層42、46が十分に薄いことを前提として、カソードの成膜時に第3の開口84を介して層44と接触させることにより、カソード層24と第2の導電層44との間に電気接触を実現可能である。この場合、別の導電性充填材を適用する別個のステップS17は不要である。
以上をまとめると、本発明に係る光電気デバイス10は、アノード及びカソード層22、24並びに当該アノード層とカソード層との間に配置された光電気層26を有するとともに、光透過面28を有する光電気層構造20を備える。ここでは、アノード及びカソード層のうちのカソード層が光透過面に最も近い。光電気層構造の、光透過面とは反対の側には、二重導電層構造40が配置されている。この二重導電層構造は、第1の電気絶縁層46により相互に絶縁された第1及び第2の導電層42、44を有し、第1及び第2の導電層のうちの第1の導電層42が光電気層構造に最も近い。発光層構造20と二重導電層構造40との間には、第2の電気絶縁層50が配置されている。ここで、第1の導電層42は、少なくとも1つの第1の横断導電体62により、第2の絶縁層を介してアノード層22と電気的に接続されている。第2の導電層44は、少なくとも1つの第2の横断導電体64により、第1の電気絶縁層46、第1の導電層42、第2の電気絶縁層50、アノード電極層22、及び発光層26を介してカソード層24と電気的に接続されている。
以上、図面及び上記説明において、本発明を詳細に図示及び説明したが、これらの図示及び説明は、一例及び例示に過ぎず、何ら限定的なものではない。本発明は、開示した実施形態に限定されない。
当業者であれば、図面、本開示内容、及び添付の特許請求の範囲を検討することにより、請求された発明の実施において、開示した実施形態のその他の変形例を理解し、実行可能である。例えば、一実施形態において、光電気デバイスは光起電デバイスである。この実施形態における光透過面28は光入射面であり、これを通して、光起電デバイスは外部の光子放射を受光する。また、光電気層構造20は、光電気層26としての光起電層を備えた光起電構造であり、光入射面を介した光子放射を電気エネルギーに変換して、各電極層22、24から収集する。
特許請求の範囲において、「備える、含む(comprising)」という単語は他の要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外するものではない。特許請求の範囲に列挙する複数の項目の機能は、単一のプロセッサ又はその他のユニットにより実行するようにしてもよい。相互に異なる特許請求の範囲において特定の手段を列挙しているからといって、これら手段の組み合わせが有利に使用できない、ということではない。特許請求の範囲における如何なる参照符号も、範囲を限定するものと解釈すべきではない。

Claims (13)

  1. アノード層(22)及びカソード層(24)並びに前記アノード層と前記カソード層との間に配置された光電気層(26)を有するとともに、光透過面(28)を有する光電気層構造(20)であって、前記アノード層及び前記カソード層のうちの前記カソード層が前記光透過面に最も近い、光電気層構造(20)と、
    前記光電気層構造の、前記光透過面とは反対の側に配置され、第1の電気絶縁層(46)により相互に絶縁された第1の導電層(42)及び第2の導電層(44)を有する二重導電層構造(40)であって、前記第1及び前記第2の導電層のうちの前記第1の導電層が前記光電気層構造に最も近い、二重導電層構造(40)と、
    前記発光層構造(20)と前記二重導電層構造(40)との間に配置された第2の電気絶縁層(50)と、を備え、
    前記第1の導電層(42)が、少なくとも1つの第1の横断導電体(62)により、前記第2の電気絶縁層を介して前記アノード層(22)と電気的に接続され、前記第2の導電層(44)が、少なくとも1つの第2の横断導電体(64)により、前記第1の電気絶縁層(46)、前記第1の導電層(42)、前記第2の電気絶縁層(50)、前記アノード層(22)、及び前記光電気層(26)を介して前記カソード層(24)と電気的に接続された光電気デバイス(10)において、
    前記少なくとも1つの第1の横断導電体(62)が前記アノード層(22)の材料で形成されたことを特徴とする、光電気デバイス(10)。
  2. 前記第1の導電層(42)が、第1の導電副層(421)及び第2の副層(422)を備え、前記第2の副層が前記第1の導電副層上に成膜された、請求項1に記載の光電気デバイス。
  3. 前記第2の副層(422)が、前記光電気層(26)による放射光に対して、少なくとも80%の反射率を有する、請求項2に記載の光電気デバイス。
  4. 前記第2の副層(422)が、前記少なくとも1つの第1の横断導電体(62)が前記第1の導電層(42)と電気的に接続された位置(P)に存在しない、請求項2又は3に記載の光電気デバイス。
  5. 前記少なくとも1つの第2の横断導電体(64)が、前記第1の導電層(42)の絶縁部(42a)を通って延びる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電気デバイス。
  6. 前記少なくとも1つの第2の横断導電体(64)が、前記第1の導電層(42)に配置された絶縁材料(65)を通って延びる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光電気デバイス。
  7. 前記光透過面(28)に透明障壁層(70)を備える、請求項1に記載の光電気デバイス。
  8. 第1の電気絶縁層により相互に絶縁された一対の導電層を有する二重導電層構造を用意するステップと、
    第1の導電層へのアクセスを可能とする少なくとも1つの第1の開口を備えた第2の電気絶縁層を前記第1の導電層上に設けるステップと、
    アノード層を成膜し、これにより前記アノード層の材料を前記少なくとも1つの第1の開口に入り込ませ、これにより前記アノード層から前記第1の開口を通って前記第1の導電層に延びる少なくとも1つの第1の横断導電体を形成するステップと、
    前記アノード層及び前記第1の導電層を通って延びる少なくとも1つの第2の開口を前記第1の開口と重ならないように形成するステップと、
    前記アノード層上に発光層を設けるステップと、
    第2の導電層に向かって延びる少なくとも1つの第3の開口を形成するステップであって、前記第1の導電層が規定する平面において、前記少なくとも1つの第3の開口が、前記平面において前記第2の開口の断面により間隔を空けて囲まれた断面を有する、ステップと、
    前記少なくとも1つの第2の開口内において前記第2の導電層に延びる少なくとも1つの第2の横断電気接続をもたらすステップと、
    前記光電気層上にカソード層を成膜するステップと、
    を含む、光電気デバイスの製造方法。
  9. 前記第1の導電層が、第1の導電副層及び第2の副層を備え、前記第2の副層が前記第1の導電副層上に成膜された、請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの第1の横断導電体が前記第1の導電層と電気的に接続される位置において、前記第2の副層を除去するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記発光層を成膜するステップの前に前記少なくとも1つの第2の開口を形成するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの第2の開口に絶縁材料を充填し、前記絶縁材料内に前記少なくとも1つの第3の開口を形成するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記第2の開口が、前記平面に内側及び外側の境界を有する環状断面を有し、前記少なくとも1つの第3の開口の断面が、前記内側の境界内において、前記少なくとも1つの第2の開口から離れて形成された、請求項8に記載の方法。
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