JP2015229530A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】身障者か否かを的確に判別し、身障者にとっても健常者にとっても使い勝手がよいエレベータシステムを提供する。
【解決手段】乗り場に設置され身障者通知ボタン8を有する乗り場行き先階登録装置2と、エレベータの動作を調整する制御装置とを備え、制御装置は、身障者通知ボタン8の操作に伴う通知信号を検出する第一の身障者判定部14と、通知信号とは別に利用者が身障者かどうかを判定する第二の身障者判定部15と、第一の身障者判定部14と第二の身障者判定部15との結果が合致しないときは、当該利用者が健常者であると判定し健常者信号18を出力し、かつ、第一の身障者判定部14と第二の身障者判定部15との結果が合致したときは、当該利用者が身障者であると判定し身障者信号17を出力する誤操作判定部16と、を有し、身障者信号17を検出したときは、エレベータが身障者対応の動作をするように制御信号を発する。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗り場で行き先階登録を行うエレベータシステムに関する。
本技術分野の背景技術として、次の4件がある。
特許文献1には、身障者として視覚障害者を配慮したエレベータ装置として、視覚障害者向けの一つのボタンを備えたフロア選択ステーションにより、ボタンの一回目の操作で行き先階または行き先階群のアナウンスを開始し、ボタンの二回目の操作で最後にアナウンスされた行き先階または行き先階群を選択し割り当て、その後、各フロアで隣接して配置されたかご特定装置からかごを特定するための音を発する構成が開示されている。
特許文献2には、行き先階予約装置に車椅子ボタンを設け、自他バンク判定処理部は、他のエレベータバンクがサービスする行き先階と判定すると共に、車椅子ボタンの操作を検出したとき、割り当て登録処理をせず、入力操作された行き先階予約装置に他のバンクへの移動を促す情報を表示する表示処理部を設けた群管理エレベータ装置が開示されている。
特許文献3には、乗場出入口付近に車椅子検出装置を設け、車椅子検出装置が車椅子の存在を検出することにより、身障者用乗場呼び釦が有効となるエレベータであって、テレビカメラを用い、画像認識処理技術を適用するものが開示されている。
特許文献4には、各階乗場に車椅子専用乗場押釦とカメラと車椅子専用運転の表示装置を設け、かご内には車椅子専用かご操作盤とカメラと連動するモニターTVと車椅子専用運転の表示装置を設け、車椅子専用乗場押釦による呼び登録により、車椅子専用運転に切替える制御手段と、乗場呼び階のカメラを作動させる制御手段とを備え、車椅子利用客を確認する機能を有する車椅子兼用エレベータが開示されている。
特表2007−537962号公報 特開2012−254852号公報 特開平05−147835号公報 特開平06−080319号公報
特許文献3に記載の技術は、省エネルギーの点から車椅子検出装置を設けたものであり、車椅子検出装置は、身障者用乗場呼び釦が押された後に動作する構成となっている。よって、身障者用乗場呼び釦が押されない場合には動作しないため、動作を開始するまでの立ち上がり時間等が考慮されていない。このため、使い勝手の点で改善の余地があるものと考えられる。
特許文献4に記載の技術は、基本的には、デパート、駅ビル等の商業ビルで専用運転手付きエレベータを想定したものであり、運転手なしの場合には金属検知器を設けて車椅子利用客を検知するものである。
本発明の目的は、身障者か否かを的確に判別し、身障者にとっても健常者にとっても使い勝手がよいエレベータシステムを提供することにある。
本発明は、少なくとも1台のエレベータ号機と、乗り場に設置され利用者が身障者の場合に操作される身障者通知ボタンを有する乗り場行き先階登録装置と、前記乗り場行き先階登録装置からの行き先階登録操作に応じてエレベータの動作を調整する制御装置と、を備えたエレベータシステムにおいて、前記制御装置は、前記身障者通知ボタンの操作に伴う通知信号を検出する第一の身障者判定部と、前記通知信号とは別に利用者が身障者かどうかを判定する第二の身障者判定部と、前記第一の身障者判定部と前記第二の身障者判定部との結果が合致しないときは、当該利用者が健常者であると判定し健常者信号を出力し、かつ、前記第一の身障者判定部と前記第二の身障者判定部との結果が合致したときは、当該利用者が身障者であると判定し身障者信号を出力する誤操作判定部と、を有し、前記制御装置は、前記身障者信号を検出したときは、前記エレベータが身障者対応の動作をするように制御信号を発することを特徴とする。
本発明によれば、身障者か否かを的確に判別し、身障者通知ボタンの誤操作を判別し、身障者にとっても健常者にとっても使い勝手がよいエレベータシステムを提供することができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1のエレベータの乗り場を示す概略斜視図である。 図1の乗り場行き先階登録装置を示す正面図である。 図1の複数のエレベータ号機を制御する群管理システムを示すブロック構成図である。 図3の群管理システムの身障者対応プログラムにおける処理手順を示すフローチャートである。 実施例2の群管理システムを示すブロック構成図である。 実施例2の群管理システムを適用したエレベータの乗り場行き先階登録装置の近傍を示す概略斜視図である。
以下、本発明のエレベータシステムの実施形態について説明する。
後述の実施例においては、複数のエレベータ号機を備えた群管理エレベータシステムについて説明するが、1基のエレベータを制御する場合であっても、本発明の制御装置を適用することにより、無用な待ち時間を省略して運転することができる。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、エレベータの乗り場の例を示す概略斜視図である。ここでは、4基のエレベータ号機を備えた群管理エレベータシステム(以下、「群管理エレベータ」ともいう。)について説明する。本明細書において「群管理エレベータシステム」とは、複数のエレベータ号機を備え、各エレベータ号機を利用者の便宜を図るべく効率よく運転するための制御装置を有するものをいう。本実施例においては、群管理エレベータシステムは、4基のエレベータ号機を備えているが、これに限定されるものではなく、エレベータ号機が3基でも5基以上であってもよい。
本図においては、エレベータホールの乗り場ドア101a、101b、101c、101dと、エレベータホールの壁面に設けた乗り場行き先階登録装置1と、エレベータホールに設けた乗り場行き先階登録装置2と、を示している。このほか、エレベータホールの壁面には、到着灯3と、出力案内装置4と、カメラ5bと、が設けてある。
乗り場行き先階登録装置1は、乗り場ドア101a、101b、101c、101dのそれぞれの近くの壁面に配置した分散配置型であってもよい。
本図の場合、乗り場行き先階登録装置2もカメラ5a(内蔵カメラ)を有している。
乗り場行き先階登録装置1は、乗り場の壁面に配置され、行き先階を登録するために使用される。乗り場行き先階登録装置2は、エレベータホールの入口部又は中央部の1か所に配置した集中配置型であり、乗り場行き先階登録装置1とは異なる位置に配置され、行き先階を登録するために使用される。到着灯3は、どのエレベータ号機が乗り場呼びに応じて到着するかを方向別に知らせる(上階行き又は下階行きの別を表示する。)。出力案内装置4は、各エレベータ号機に配置してあり、各エレベータ号機の停止階を表示する。乗り場行き先階登録装置2は、エレベータホールの壁面の一か所に配置してもよい。
カメラ5bは、乗り場行き先階登録装置1又は乗り場行き先階登録装置2(主に乗り場行き先階登録装置1)を操作する状況を撮影する。カメラ5bは、撮影する方向を変えることもできる。なお、カメラ5bの設置位置は、乗り場ドア101a、101b、101c、101dの近傍に限らず、乗り場行き先階登録装置1の近傍、或いは乗り場行き先階登録装置1に組み込まれていても良い。さらに、カメラ5bは、通常の動画を撮影するものの代わりに、赤外線センサや距離測定センサなどの各種センサを用いても良い。
一方、カメラ5aは、乗り場行き先階登録装置2を操作する人を撮影する。
図2は、図1の乗り場行き先階登録装置2を拡大して示す正面図である。
乗り場行き先階登録装置2は、その入力状況や行き先階登録後のエレベータ号機の割り当て結果その他の案内を表示する出力部6(出力表示部)、行き先階を登録する際に押されることになる複数の階床ボタン7、行き先階の登録を行う利用者が身障者である場合に押されるように割り付けられた身障者通知ボタン8などを有している。乗り場行き先階登録装置2は、このほか、出力部6に表示する内容等を音声で出力する音声出力部を備えていてもよい(乗り場行き先階登録装置2に内蔵されているため、図示していない。)。また、出力部6に表示する代わりに、音声出力部からの音声のみで案内をするものであってもよい。
また、カメラ5aは、利用者が階床ボタン7又は身障者通知ボタン8を押す前に、乗り場行き先階登録装置2に接近する段階における画像を取得するものであってもよい。その場合、その画像の情報から利用者が身障者かどうかを判別してもよい。身障者かどうかの判別基準は、車椅子の車輪、利用者が持っている杖等である。判別は、取得した画像(動画)を解析することにより行うことができる。
さらに、利用者が乗り場行き先階登録装置2から離れた後の画像を、主として、カメラ5bから取得し、この画像の情報から利用者が身障者かどうかを判定してもよい。
図3は、図1の複数のエレベータ号機を制御する群管理システムを示すブロック構成図である。
図3に示す群管理システムは、受信部9と、身障者対応処理部13と、健常者対応処理部10と、エレベータ号機割当部12と、記憶部20と、演算部21と、乗り場各部制御部19と、エレベータ号機制御盤22と、を備えている。身障者対応処理部13は、第一の身障者判定部14と、第二の身障者判定部15と、誤操作判定部16と、を含む。身障者対応処理部13は、身障者通知ボタン8からの信号が受信部9に入力された場合に作動し、身障者であることを考慮した処理を行う。
受信部9は、乗り場行き先階登録装置2の階床ボタン7及び身障者通知ボタン8から信号(通知信号)を受け、第一の身障者判別部14に伝えるようになっている。また、カメラ5a、5bで撮影した画像は、第二の身障者判定部15に送られる。
通常の制御においては、受信部9において階床ボタン7の操作信号を取り込み、健常者対応処理部10によるエレベータ号機の割り当て処理が行われ、それに関連して乗り場各部制御部19が到着灯3や出力案内装置4などの制御信号を発信するようになっている。
第一の身障者判定部14は、身障者通知ボタン8からの信号に基づいて利用者が身障者であることを判定する。
第二の身障者判定部15は、第一の身障者判定部14が身障者であると判定した場合に、カメラ5a、5bから操作している利用者に関する画像データを取得し、画像データを処理することにより、操作している利用者が健常者か身障者かを判定する。さらに、身障者であると判定した場合には、画像データを処理することにより、操作している身障者の属性(車椅子使用者、松葉杖使用者、視覚障害者など)を検出する。
誤操作判定部16は、第一の身障者判別部14及び第二の身障者判定部15からの信号を受け、利用者が身障者か否かを判定する。そして、誤操作判定部16は、行き先階登録を行っている利用者が身障者であると判定した場合は、身障者信号17をエレベータ号機割当部12に送る。一方、誤操作判定部16は、健常者の誤操作であると判定した場合は、健常者信号18をエレベータ号機割当部12に送る。
誤操作判定部16は、第一の身障者判定部14と第二の身障者判定部15との結果が合致しない場合には、行き先階登録を行っている利用者が健常者であると判定する。一方、第一の身障者判定部14と第二の身障者判定部15との結果が合致した場合には、行き先階登録を行っている利用者が身障者であると判定する。
乗り場各部制御部19は、エレベータ号機割当部12で割り当てたエレベータ号機の信号を出力部6に送る。
記憶部20は、身障者対応を含む号機割当処理プログラムを格納している。演算部21は、号機割当処理プログラムに従って各部を制御するための制御信号を算出する。
エレベータ号機割当部12は、割り当てたエレベータ号機の制御を行っているエレベータ号機制御盤22に指令信号を与える。
なお、制御装置は、本図に示す第一の身障者判定部14と、第二の身障者判定部15と、誤操作判定部16と、を含むものであり、さらに、受信部9、健常者対応処理部10、乗り場各部制御部19、記憶部20、演算部21及びエレベータ号機割当部12を含んでいてもよい。エレベータ号機制御盤22は、制御装置に含まれるものであってもよいし、制御装置とは別の装置として配置されていてもよい。
図4は、図3の群管理システムの身障者対応プログラムにおける処理手順を示すフローチャートである。以下では、図1〜3の符号も付記して説明する。
群管理システムは、乗り場行き先階登録装置2を監視している。
乗り場行き先階登録装置2の身障者通知ボタン8が押されると、受信部9を通して信号を受けた第一の身障者判別部14は、身障者による行き先階登録が行われたと判別し、身障者対応の処理を開始する(ステップS1)。
次に、乗り場行き先階登録装置2の階床ボタン7が押されると、対応する階床信号が受信部9を通して第一の身障者判別部14に送信される。このとき、乗り場行き先階登録装置2の出力部6では、操作された階床ボタン7に対応する表示(案内)がなされる。ここで、案内は、音声出力部からの音声であってもよい。第一の身障者判別部14では、身障者通知ボタン8の操作信号により、身障者による行き先階登録であることが判別される(ステップS2)。
第一の身障者判別部14からの判別信号を受けた誤操作判定部16では、健常者による身障者通知ボタン8のいたずらや押し間違いによる誤操作かどうかの判定処理が行われる。そのために誤操作判定部16は、第二の身障者判定部15に信号を与え、カメラ5a、5bの画像データを取得させ、画像解析処理を行わせる(ステップS3)。
第二の身障者判定部15は、画像解析処理によって乗り場行き先階登録装置2を操作している利用者が車椅子使用者、松葉杖使用者、視覚障害者などの特徴を有しているかどうかを検出する。ここで、カメラ5a、5bの画像データを用いての画像解析処理は、乗り場側で行い、第二の身障者判定部15はその結果を取得する方式であってもよい。いずれの場合も、第二の身障者判定部15は、身障者の特徴を検出できないとき、誤操作判定部16に誤操作としての判定信号を送信する。
これを受けた誤操作判定部16は、健常者による誤操作と判定し、身障者通知ボタン8の操作信号を無効にし、健常者による行き先階登録と判定してエレベータ号機割当部12へ健常者信号18を送る(ステップS4)。
健常者信号18を受けたエレベータ号機割当部12は、通常の処理を行い、割り当てるエレベータ号機を決定し、乗り場各部制御部19を通して乗り場行き先階登録装置2の出力部6へ割り当てたエレベータ号機を出力する(ステップS5)。また、割り当てたエレベータ号機の制御を行っているエレベータ号機制御盤22に指令信号を与える(ステップS9)。
一方、第二の身障者判定部15による画像解析処理によって乗り場行き先階登録装置2を操作している利用者が車椅子使用者、松葉杖使用者、視覚障害者などの特徴を有していることを検出した場合、誤操作判定部16は、身障者による操作と判定する。そして、身障者信号17をエレベータ号機割当部12に送信する(ステップS6)。
第二の身障者判定部15による画像解析処理によって乗り場行き先階登録装置2を操作している利用者が車椅子使用者、松葉杖使用者、視覚障害者などの特徴を有していることを検出した場合、エレベータ号機割当部12は、エレベータ号機までの移動時間と乗りかご内への乗り込みに要する乗り込み時間とを含む移動時間データから、身障者の属性に対応する移動時間を抽出する(ステップS7)。そして、抽出した移動時間を考慮した割り当てやドア制御を行なう。
身障者信号17を受けたエレベータ号機割当部12は、割当処理を開始し、そのデータを割り当てたエレベータ号機のデータとともに乗り場各部制御部19を通して乗り場行き先階登録装置2の出力部6へ出力する。これにより、行き先階登録を行っていた身障者は、制御の状況について通知される(ステップS8)。
また、割り当てたエレベータ号機の制御を行っているエレベータ号機制御盤22に指令信号を与える(ステップS9)。
本実施例の行き先階登録の処理手順においては、健常者が乗り場行き先階登録装置2を使用して行き先階の登録操作を行う場合、誤操作判定部16及び第二の身障者判定部15によって身障者通知ボタン8の操作間違いやいたずらによる誤操作を判別して検出することができるため、身障者としての処理を行わないことになる。
一方、身障者が乗り場行き先階登録装置2を使用して行き先階の登録操作を行った場合、正しく身障者による行き先階登録と判定し、身障者に優しい配慮を払うことができる。また、誤操作を排除するだけでなく、健常者の場合に身障者対応のエレベータ号機を割り当てないようにし、効率的なサービスを行うことができる。
図6は、他の実施例の群管理システムを適用したエレベータの乗り場行き先階登録装置の近傍を示す概略斜視図である。
以下では、実施例1と異なる点のみ説明する。
本図に示す乗り場行き先階登録装置2は、出力部6、階床ボタン7及び身障者通知ボタン8だけでなく、検出部25も含む。検出部25は、身障者23が所持している身障者証明用携行品24を検出する機能を有する。
実施例1においては、乗り場行き先階登録装置2の身障者通知ボタン8及び第一の身障者判定部14によって、行き先階登録操作を行っている利用者が身障者と判定する身障者判定装置を構成しているが、本実施例においては、身障者23に予め行き先階登録用のICカード、携帯端末装置、又は、これらに類する身障者証明用携行品24を所持させている。この身障者証明用携行品24を乗り場行き先階登録装置2の検出部25で検出したときには、行き先階登録操作を行おうとしている利用者が身障者と判定する身障者判定装置を構成している。なお、身障者証明用携行品24の代わりに、カメラ5a、5bで撮影した虹彩、カメラ5a、5b又は検出部25で撮影した指紋などの生体情報であっても良い。本発明においてカメラ5a、5b又は検出部25は、「画像取得部」として機能するものであってもよい。
図5は、本実施例の群管理システムを示すブロック構成図である。
以下では、実施例1の図3と異なる点のみ説明する。
本図においては、乗り場行き先階登録装置2は、出力部6、階床ボタン7及び身障者通知ボタン8だけでなく、検出部25も含む。検出部25は、身障者が所持している身障者証明用携行品24(図6参照)を検出する機能を有する。
また、身障者対応処理部13は、第一の身障者判別部14、第二の身障者判定部15及び誤操作判定部16だけでなく、身障者証明用携行品検出部26も含む。身障者証明用携行品検出部26は、検出部25からの検出信号を、受信部9を通して受信する機能を有する。身障者証明用携行品検出部26が検出信号を受信したときは、無効信号27を誤操作判定部16に送るようになっている。
誤操作判定部16は、無効信号27を受信したときは、第一の身障者判定部14及び第二の身障者判定部15による処理を行うことなく、身障者信号17をエレベータ号機割当部12に送るようになっている。
さらに、身障者証明用携行品24を利用する場合には、その身障者証明用携行品24を特定する固有情報毎に、身障者属性や階床などの個人データを関連付けて格納した個人データ格納部を群管理システムに追加した構成としてもよい。この場合、乗り場行き先階登録装置2で身障者証明用携行品24などの固有情報を検出したときに、これらの個人データを抽出するように構成することもできる。
したがって、乗り場行き先階登録装置2で身障者証明用携行品24の固有情報を検出したときに、利用者が身障者と判定する身障者判定装置として活用するだけでなく、固有情報に対応する個人データを読み出して予め登録した行き先階を登録する乗り場行き先階登録装置とを兼用させることもできる。
このように身障者であることを判別するために、身障者判定装置を構成する一部としての身障者証明用携行品24などを予め所持している場合、乗り場行き先階登録装置2の身障者通知ボタン8を操作するときのように誤操作は生じない。したがって、身障者証明用携行品24などの固有カード情報を検出したときは、誤操作判定部16による余分な判定処理を省略することができる。
また、階床ボタン7や身障者通知ボタン8の代わりに、行き先階登録用のICカード、携帯端末装置、又は、これらに類する身障者証明用携行品24を使用し、実施例1と同様にして、カメラ5a、5bからの情報により第二の身障者判定部15を動作させ、誤操作判定部16による身障者判定を行なってもよい。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。またある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1、2:乗り場行き先階登録装置、3:到着灯、4:出力案内装置、5a、5b:カメラ、6:出力部、7:階床ボタン、8:身障者通知ボタン、9:受信部、10:健常者対応処理部、12:エレベータ号機割当部、13:身障者対応処理部、14:第一の身障者判定部、15:第二の身障者判定部、16:誤操作判定部、17:身障者信号、18:健常者信号、19:乗り場各部制御部、20:記憶部、21:演算部、22:エレベータ号機制御盤、23:身障者、24:身障者証明用携行品、25:検出部、26:身障者証明用携行品検出部、27:無効信号、101a、101b、101c、101d:乗り場ドア。

Claims (8)

  1. 少なくとも1基のエレベータ号機と、
    乗り場に設置され利用者が身障者の場合に操作される身障者通知ボタンを有する乗り場行き先階登録装置と、
    前記乗り場行き先階登録装置からの行き先階登録操作に応じてエレベータの動作を調整する制御装置と、
    を備えたエレベータシステムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記身障者通知ボタンの操作に伴う通知信号を検出する第一の身障者判定部と、
    前記通知信号とは別に利用者が身障者かどうかを判定する第二の身障者判定部と、
    前記第一の身障者判定部と前記第二の身障者判定部との結果が合致しないときは、当該利用者が健常者であると判定し健常者信号を出力し、かつ、前記第一の身障者判定部と前記第二の身障者判定部との結果が合致したときは、当該利用者が身障者であると判定し身障者信号を出力する誤操作判定部と、を有し、
    前記制御装置は、前記身障者信号を検出したときは、前記エレベータが身障者対応の動作をするように制御信号を発することを特徴とするエレベータシステム。
  2. さらに、画像取得部を備え、
    前記第二の身障者判定部は、前記画像取得部により撮影した前記利用者の画像データを解析して、前記利用者が身障者かどうかを判定する、請求項1記載のエレベータシステム。
  3. さらに、前記利用者が所持している身障者証明用携行品を検出するよう前記乗り場に設けた身障者証明用携行品検出部を備え、
    前記制御装置は、前記身障者証明用携行品検出部が前記身障者証明用携行品を検出したときは、前記エレベータが身障者対応の動作をするように制御信号を発する、請求項1又は2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記制御装置は、前記身障者証明用携行品検出部が前記身障者証明用携行品を検出したときは、前記身障者通知ボタン及び行き先階ボタンのうち少なくともいずれかの入力操作がなくても、前記エレベータが身障者対応の動作をするように制御信号を発する、請求項3に記載のエレベータシステム。
  5. 前記画像取得部は、前記利用者の生体情報を取得する機能を有し、
    前記制御装置は、前記生体情報を用いて前記利用者が身障者かどうかを判定する、請求項2記載のエレベータシステム。
  6. 前記乗り場行き先階登録装置は、1か所に配置した集中配置型であり、
    前記制御装置は、前記利用者が前記乗り場行き先階登録装置に接近する際の情報から、前記利用者が身障者かどうかを判定する、請求項1に記載のエレベータシステム。
  7. 前記乗り場行き先階登録装置は、1か所に配置した集中配置型であり、
    前記制御装置は、前記利用者が前記乗り場行き先階登録装置から離れた後の情報から、前記利用者が身障者かどうかを判定する、請求項1に記載のエレベータシステム。
  8. 前記エレベータ号機は、複数設置されている、請求項3に記載のエレベータシステム。
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