JP2015225530A - 帳票フォーマット管理システム、帳票フォーマット管理サーバ、帳票フォーマット管理方法、及び、プログラム - Google Patents

帳票フォーマット管理システム、帳票フォーマット管理サーバ、帳票フォーマット管理方法、及び、プログラム Download PDF

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光彦 橋川
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Abstract

【課題】フォーマット情報の最適な配布を行う。
【解決手段】帳票40のフォーマット情報43の各店舗Brへの配布を管理する帳票フォーマット管理サーバSvと、各店舗に設置され、かつ、フォーマット情報に基づき帳票のイメージを処理する機能を備える複数の端末装置Tmとを有し、帳票フォーマット管理サーバは、帳票に関する管理情報42とフォーマット情報43とを蓄積部20に蓄積しており、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、管理情報に基づいて、配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類Sl1,Sl2,Sl3の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、配布対象のフォーマット情報を帳票使用店舗に配布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各店舗で使用される帳票のフォーマット情報を管理する帳票フォーマット管理システム、帳票フォーマット管理サーバ、帳票フォーマット管理方法、及び、プログラムに関する。
人手によって帳票等に記入された記入文字を、OCR(Optical Character Recognition;光学式文字認識)機能を備える端末装置に文字認識させる技術が、様々な分野で用いられている。例えば、この種の技術は、銀行や、郵便局、農協等の金融機関に設けられた金融処理システムに用いられている。
「金融処理システム」は、金融機関における各種の業務処理を実行するシステムである。金融処理システムは、口座情報(例えば、顧客の口座番号や、暗証番号、預金残高等)を管理するホストコンピュータや、OCR機能を備える端末装置等を有している。ホストコンピュータは、様々な情報を集中的に管理する金融機関の管理センタに設置され、一方、端末装置は、金融機関の各店舗(本店、支店、出張所等)に設置されている。
金融機関は、例えば、振込取引を行う場合に、以下のようにして、金融処理システムを用いている。例えば、振込取引の依頼者は、振込取引用の帳票を任意の金融機関の店舗(本店、支店、出張所等)の窓口に持ち込み、振込取引を窓口のオペレータ(行員)に依頼する。なお、持ち込まれた帳票(以下、「処理対象の帳票」と称する)は、金融機関によって発行された定型帳票である場合もあれば、それ以外の者(例えば、依頼者の取引先)によって独自に発行された非定型帳票である場合もある。
「処理対象の帳票」には、振込取引に関する諸事項が記入(プリンタによって印字されている場合を含む)されている。「振込取引に関する諸事項」とは、例えば、振込取引の依頼日や、依頼者の氏名(又は名称)、振込先の氏名(又は名称)、振込先の口座番号、振込金額等である。「諸事項」は、依頼者が窓口付近に設けられた記入エリアで依頼の直前に記入する場合もあれば、帳票の発行者(例えば、依頼者の取引先)が事前に記入(印字を含む)している場合もある。
窓口のオペレータは、端末装置を操作して、端末装置に、処理対象の帳票の記入文字(印字文字を含む)を文字認識させる。このとき、端末装置は、処理対象の帳票のイメージ情報(画像情報)を取得し、取得されたイメージ情報に基づいて処理対象の帳票の記入文字(印字文字を含む)を文字認識する。これによって、端末装置は、振込取引に関する諸事項の文字認識結果情報を取得する。
この後、オペレータは、処理対象の帳票のイメージ情報と文字認識結果情報とを端末装置のディスプレイに表示させて、文字認識結果情報の誤りの有無を目視にて確認し、もし、誤りがあればその箇所を修正する。そして、オペレータは、端末装置を操作して、振込取引の実行を指示する。すると、端末装置が振込取引の実行要求をホストコンピュータに送信し、これに応答して、ホストコンピュータが振込取引を実行する。
ところで、オペレータは、端末装置に文字認識させるときに、認識率の向上を図るために、処理対象の帳票の種類に該当するフォーマット情報が端末装置の記憶部(又は店舗内の端末装置の外部の記憶装置)に予め格納されていれば、そのフォーマット情報を用いて文字認識させる。ここで、「フォーマット情報」とは、帳票の罫線の位置や、罫線の長さ、罫線によって形成される各欄の記入文字の文字種等の帳票の形式を規定する情報を意味している。
フォーマット情報は、各店舗の端末装置の記憶部に予め格納されていることが好ましい。そこで、従来、フォーマット情報を管理センタに設置されたサーバに蓄積し、フォーマット情報をサーバから各店舗に配布(送信)するシステムが、利用されている(例えば、特許文献1参照)。以下、このシステムを「帳票フォーマット管理システム」と称する。ただし、「配布」とは、サーバを主体にした動作であって、端末装置を主体にした場合には「ダウンロード」を意味している。
従来の帳票フォーマット管理システムは、新規のフォーマット情報(まだサーバに蓄積されていないフォーマット情報)が出現する度に、新規のフォーマット情報をサーバに蓄積し、サーバ内に蓄積された全ての新規のフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に一律に配布していた。
なお、従来、フォーマット情報を作成する装置としては、例えば、特許文献2に記載されている装置がある。特許文献2に記載されている装置は、リジェクト率が高い帳票に対して、そのイメージ情報に基づいてフォーマット情報を自動的に作成する装置である。
特開平9−297805号公報 特開平9−73500号公報
しかしながら、フォーマット情報の中には、限られたエリア内のいくつかの店舗でしか使用されないフォーマット情報がある。例えば、金融機関以外の者(例えば、依頼者の取引先)によって独自に発行された非定型帳票のフォーマット情報は、帳票が限られたエリア内でしか使用されない場合があるため、そのようなフォーマット情報に該当する。
従来の帳票フォーマット管理システムは、サーバ内に蓄積された全ての新規のフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に一律に配布するため、店舗によっては使用されないフォーマット情報をも配布していた。その結果、従来の帳票フォーマット管理システムは、配布対象のフォーマット情報の数や配布する店舗の数が多い場合に、比較的大きな負荷をネットワークに掛けていた。
そのため、従来の帳票フォーマット管理システムは、フォーマット情報の配布に時間を要したり、或いは、フォーマット情報を円滑に配布するためのネットワーク帯域を確保したりする必要がある、という課題があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、フォーマット情報の最適な配布を行う帳票フォーマット管理システム、帳票フォーマット管理サーバ、帳票フォーマット管理方法、及び、プログラムを提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、各店舗で使用される帳票のフォーマット情報を管理する帳票フォーマット管理システムであって、前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバと、各店舗に設置され、かつ、前記フォーマット情報に基づき帳票のイメージを処理する機能を備える複数の端末装置とを有し、前記帳票フォーマット管理サーバは、前記帳票に関する管理情報と前記フォーマット情報とを蓄積部に蓄積しており、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する構成とする。
この帳票フォーマット管理システムは、管理情報とフォーマット情報とを蓄積部に蓄積しておき、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として配布する場合に、帳票使用店舗を特定し、配布対象のフォーマット情報を特定された帳票使用店舗に配布する。そのため、この帳票フォーマット管理システムは、フォーマット情報の最適な配布を行うことができる。
また、この帳票フォーマット管理システムは、従来のシステムのように全ての新規のフォーマット情報を各店舗に配布するのではなく、各店舗での必要性の高いフォーマット情報のみを選択的に各店舗に配布する。そのため、この帳票フォーマット管理システムは、フォーマット情報の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。
また、第2発明は、帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバであって、前記帳票に関する管理情報を蓄積する管理情報蓄積部と、前記フォーマット情報を蓄積するフォーマット情報蓄積部と、前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理部とを備え、前記配布管理部は、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する構成とする。
この帳票フォーマット管理サーバは、従来のサーバのように全ての新規のフォーマット情報を各店舗に配布するのではなく、各店舗での必要性の高いフォーマット情報のみを選択的に各店舗に配布する。そのため、この帳票フォーマット管理サーバは、フォーマット情報の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。
また、第3発明は、帳票フォーマット管理サーバを用いて帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理方法であって、前記帳票に関する管理情報を蓄積部に蓄積する管理情報蓄積工程と、前記フォーマット情報を蓄積部に蓄積するフォーマット情報蓄積工程と、前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理工程と、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する帳票使用店舗配布工程とを含む構成とする。
この帳票フォーマット管理方法は、帳票フォーマット管理サーバを用いて、ネットワークに掛かる負荷を低減しながら、フォーマット情報を各店舗に配布することができる。
また、第4発明は、各種情報の蓄積部を有するサーバを、帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバとして機能させるためのプログラムであって、前記サーバに、前記帳票に関する管理情報を蓄積部に蓄積する管理情報蓄積工程と、前記フォーマット情報を蓄積部に蓄積するフォーマット情報蓄積工程と、前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理工程と、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する帳票使用店舗配布工程とを実行させる構成とする。
このプログラムは、サーバで、第3発明に係る帳票フォーマット管理方法を実現させることができる。
本発明によれば、フォーマット情報の最適な配布を行うことができる。
実施形態1に係る帳票フォーマット管理システムの構成を示す図である。 実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバに蓄積される情報の一例を示す図である。 実施形態1で用いる帳票の一例を示す図である。 実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバの動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る帳票フォーマット管理システムの動作例を示す図である。 実施形態2に係る帳票フォーマット管理システムの構成を示す図である。 実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバに蓄積される管理情報の一例を示す図である。 実施形態2に係る帳票フォーマット管理システムの動作例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<帳票フォーマット管理システムの構成>
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理システムの構成につき説明する。図1は、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1の構成を示す図である。図2は、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvに蓄積される情報の一例を示す図である。
本実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1は、各店舗Br(Br1,Br2,Br3,Br4,…)で使用される帳票40のフォーマット情報43を管理するシステムである(図1参照)。本実施形態1では、帳票フォーマット管理システム1が金融処理システムに適用されている場合を想定して説明する。したがって、本実施形態1では、帳票フォーマット管理システム1を構成する各装置は、図示せぬホストコンピュータとともに、金融処理システムを構成している。図示せぬホストコンピュータは、口座情報(例えば、顧客の口座番号や、暗証番号、預金残高等)を管理するコンピュータである。
図1に示すように、帳票フォーマット管理システム1は、帳票フォーマット管理サーバSvと、フォーマット情報作成装置Gm、端末装置Tm(Tm1,Tm2,Tm3,Tm4,…)と、スキャナ装置Sc(Sc1,Sc2,Sc3,Sc4,…)とを有している。
帳票フォーマット管理サーバSvは、金融機関の各種業務を管理する管理センタCtに設置され、かつ、フォーマット情報43の各店舗Br(Br1,Br2,Br3,Br4,…)への配布を管理する装置である。帳票フォーマット管理サーバSvは、サーバコンピュータによって構成されており、記憶部(蓄積部)20に予め格納された配布制御プログラムPr10に従って動作している。
フォーマット情報作成装置Gmは、帳票40(図3参照)のイメージ情報(画像情報)41(図2参照)に基づいてフォーマット情報43を作成する装置である。フォーマット情報作成装置Gmは、パーソナルコンピュータ(PC)によって構成されており、記憶部に予め格納されたフォーマット情報作成プログラムPr30に従って動作して、フォーマット情報43を作成する。
端末装置Tmは、金融機関の各店舗Brに設置されたOCR(Optical Character Recognition;光学式文字認識)機能を備える装置である。端末装置Tmは、パーソナルコンピュータ(PC)によって構成されており、記憶部に予め格納されたOCRプログラムPr60に従って動作して、帳票40の記入文字(印字文字を含む)を文字認識する。また、本実施形態1では、端末装置Tmは、記憶部に予め格納された図示せぬ制御プログラムに従って動作して、図示せぬホストコンピュータと通信して振込取引を含む金融機関の各種の業務処理を実行する。図1に示す例では、端末装置Tmは、各店舗Brに1台ずつ設置されている。しかしながら、端末装置Tmは、各店舗Brに複数台設置されていてもよい。
スキャナ装置Scは、金融機関の各店舗Brに設置された帳票40の画像を光学的に読み取る装置である。スキャナ装置Scは、同一店舗Br内に設置された端末装置Tmと通信可能に接続されており、光学的に読み取った帳票40のイメージ情報(画像情報)41(図2参照)を端末装置Tmに出力する。図1に示す例では、スキャナ装置Scは、各店舗Brに1台ずつ設置されている。しかしながら、スキャナ装置Scは、各店舗Brに複数台設置されていてもよい。
図1に示す例では、帳票フォーマット管理サーバSvは、ネットワーク50を介して、各店舗Brの端末装置Tmと通信可能に接続されている。しかしながら、各種の業務処理に介在する図示せぬサーバ(以下、「業務サーバ」と称する)を各店舗Brに設けておき、帳票フォーマット管理サーバSvが、業務サーバを介して、各端末装置Tmと通信するようにしていてもよい。また、端末装置Tmは、業務サーバを介して、図示せぬホストコンピュータと通信するようにしていてもよい。
なお、図1中、符号「Sl(Sl1,Sl2,Sl3)」は帳票40の種類を表している。種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40は、振込取引の依頼者によって各店舗Brの窓口に持ち込まれた帳票である。「窓口に持ち込まれた帳票」は、振込取引が実行されることによって、持ち込まれた店舗Brで過去に使用されたことのある帳票となる。
ここでは、帳票40の種類「Sl(Sl1,Sl2,Sl3)」は、振込取引の振込先によって一義的に定まるものとして説明する。つまり、種類Sl1の帳票40は振込先Pto1(図2に示す管理情報42a参照)によって発行された帳票であり、種類Sl2の帳票40は振込先Pto2(図2に示す管理情報42a参照)によって発行された帳票であり、種類Sl3の帳票40は振込先Pto3(図2に示す管理情報42a参照)によって発行された帳票であるものとして説明する。
ここでは、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40が依頼者の取引先によって独自に発行された非定型帳票である場合を想定して説明する。また、ここでは、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40に対応する種類「Fm1,Fm2,Fm3」のフォーマット情報43が、まだ、いずれの店舗Brにも配布されていない場合を想定して説明する。
図1に示す例では、店舗Br1の端末装置Tm1が、店舗Br1の窓口に持ち込まれた種類「Sl1,Sl2」の帳票40の画像をスキャナ装置Sc1に読み取らせて、スキャナ装置Sc1から種類「Sl1,Sl2」の帳票40のイメージ情報41(図2参照)を取得し、取得された種類「Sl1,Sl2」のイメージ情報41を帳票フォーマット管理サーバSvに送信している。
また、店舗Br2の端末装置Tm2が、店舗Br2の窓口に持ち込まれた種類「Sl3」の帳票40の画像をスキャナ装置Sc2に読み取らせて、スキャナ装置Sc2から種類「Sl3」の帳票40のイメージ情報41(図2参照)を取得し、取得された種類「Sl3」のイメージ情報41を帳票フォーマット管理サーバSvに送信している。
また、店舗Br4の端末装置Tm4が、店舗Br4の窓口に持ち込まれた種類「Sl1,Sl2,Sl3」の帳票40の画像をスキャナ装置Sc4に読み取らせて、スキャナ装置Sc4から種類「Sl1,Sl2,Sl3」の帳票40のイメージ情報41(図2参照)を取得し、取得された種類「Sl1,Sl2,Sl3」のイメージ情報41を帳票フォーマット管理サーバSvに送信している。
また、図1中、符号「Fm(Fm1,Fm2,Fm3)」はフォーマット情報43の種類を表している。符号「Fm1,Fm2,Fm3」は、それぞれ、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40のイメージ情報41に基づいて作成されたフォーマット情報43の種類を表している。すなわち、符号「Fm1,Fm2,Fm3」は、それぞれ、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40のフォーマット情報43の種類を表している。
図1に示す例では、帳票フォーマット管理サーバSvは、種類「Fm1」のフォーマット情報43を、種類「Sl1」のイメージ情報41の帳票フォーマット管理サーバSvへの送信履歴のある店舗Br1,Br4に配布(送信)している。
また、帳票フォーマット管理サーバSvは、種類「Fm2」のフォーマット情報43を、種類「Sl2」のイメージ情報41の帳票フォーマット管理サーバSvへの送信履歴のある店舗Br1,Br4に配布している。
また、帳票フォーマット管理サーバSvは、種類「Fm3」のフォーマット情報43を、種類「Sl3」のイメージ情報41の帳票フォーマット管理サーバSvへの送信履歴のある店舗Br2,Br4に配布している。
すなわち、帳票フォーマット管理サーバSvは、種類「Fm(Fm1,Fm2,Fm3)」のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報とし、配布対象のフォーマット情報の種類Fmと同じ種類の帳票40(すなわち、種類Fmに対応する種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40)が過去に使用されたことのある店舗Br(以下、「帳票使用店舗」と称する)に配布している。
<帳票フォーマット管理サーバの構成>
帳票フォーマット管理サーバSvは、このような配布(フォーマット情報43の帳票使用店舗への配布)を実現するために、以下のように構成されている。
帳票フォーマット管理サーバSvを構成するサーバコンピュータは、配布制御プログラムPr10が記憶部(蓄積部)20に格納されることによって、サーバコンピュータのCPUを情報管理部11及び配布管理部12を備える制御部10として機能させる構成になっている。また、サーバコンピュータは、図2に示すように、イメージ情報蓄積部21、管理情報蓄積部22、及び、フォーマット情報蓄積部23を記憶部(蓄積部)20に備える構成になっている。なお、記憶部(蓄積部)20は、RAM,ROM,HDD装置等によって構成されている。
情報管理部11(図1参照)は、各種情報の取得や、蓄積(登録)、抽出、削除等の処理を行う機能手段である。
配布管理部12(図1参照)は、フォーマット情報43の各店舗Brへの配布を管理する機能手段である。
イメージ情報蓄積部21(図2参照)は、帳票40のイメージ情報(画像情報)41を蓄積する蓄積手段である。
管理情報蓄積部22(図2参照)は、帳票40に関する管理情報42を蓄積する蓄積手段である。図2に示す例では、管理情報42a,42bが管理情報蓄積部22に蓄積されている。
フォーマット情報蓄積部23(図2参照)は、帳票40のフォーマット情報43を蓄積する蓄積手段である。
係る構成において、情報管理部11は、例えば、振込取引の実行時に、端末装置Tmから帳票40のイメージ情報41を取得し、取得された帳票40のイメージ情報41をイメージ情報蓄積部21(図2参照)に蓄積する。
また、情報管理部11は、例えば、振込取引の実行時に、端末装置Tmから振込取引に関する諸事項を取得し、取得された振込取引に関する諸事項の一部又は全部を帳票40に関する管理情報42として管理情報蓄積部22(図2参照)に蓄積する。
ここで、「振込取引に関する諸事項」とは、例えば、振込取引の依頼日や、依頼者の氏名(又は名称)、依頼者の電話番号、振込先の氏名(又は名称)、振込先の口座番号、振込金額等である(図3参照)。図3は、本実施形態1で用いる帳票40の一例を示す図である。ただし、図3に示す例では、「依頼者」が「ご依頼人」として表示されており、「振込先」が「お受取人」として表示されている。
本実施形態1では、これらの事項のうち、依頼者の氏名(又は名称)と依頼者の電話番号とを「依頼者(利用者)情報」とし、振込先の氏名(又は名称)と振込先の口座番号とを「振込先情報」とし、これらの情報に、振込処理を実行した店舗情報や、振込処理で使用された帳票40の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)を表す「帳票種類情報」及び「使用帳票情報」、「使用帳票情報」に対応する「対応フォーマット情報」等を付加して、管理情報42として用いている。図2に示す例では、管理情報42は、管理情報42a,42bとして、2つのテーブル情報に分散された構成になっている。
管理情報42aは、実行された振込取引毎に、どの種類の帳票40がどの依頼者によってどの店舗Brで使用されたのかを表している。図2に示す例では、管理情報42aは、帳票種類情報、振込先情報、依頼者(利用者)情報、及び、店舗情報を含む構成になっている。図2に示す例では、帳票種類情報Sl(Sl1,Sl2,Sl3)が図3に示す帳票40の振込先情報Pto(Pto1,Pto2,Pto3)によって一義的に定まっているものとして説明する。
「帳票種類情報」は、実行された振込取引に使用された帳票40(以下、「使用帳票」と称する)の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)を表す情報である。
「振込先情報」は、使用帳票に記入された振込取引の振込先を表す情報である(図3に点線で示す「振込先情報Pto」参照)。
「依頼者(利用者)情報」は、使用帳票に記入された振込取引の依頼者(当該金融機関の利用者)を表す情報である(図3に一点鎖線で示す「依頼者情報(利用者情報)Pfr」参照)。
「店舗情報」は、振込取引を実行した店舗Br(使用帳票が持ち込まれた店舗Br)を表す情報である。
管理情報42bは、店舗Br毎に、どの店舗Brでどの種類の帳票40が使用され、その帳票40に対応するフォーマット情報43が店舗Brに配布されたか否かを表している。図2に示す例では、管理情報42bは、店舗情報、使用帳票情報、対応フォーマット情報、及び、配布情報を含む構成になっている。
「店舗情報」は、振込取引を実行した店舗Brを表す情報である。
「使用帳票情報」は、各店舗Brで過去に使用されたことのある帳票40(各店舗Brでの使用履歴のある帳票40)の種類を表す情報である。
「対応フォーマット情報」は、「使用帳票情報」として登録された帳票40の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)に対応するフォーマット情報43の種類Fm(Fm1,Fm2,Fm3)を表す情報である。「対応フォーマット情報」として管理情報42bに登録された種類のフォーマット情報43が、店舗Brに配布される「配布対象のフォーマット情報」となる。
「配布情報」は、配布対象のフォーマット情報が配布されたか否かを表す情報である。
また、情報管理部11は、例えば、以下の2つの条件に一致するイメージ情報41(後記する「該当複数店舗使用イメージ情報」)がイメージ情報蓄積部21(図2参照)に蓄積されている場合に、そのイメージ情報41に基づいてフォーマット情報43(後記する「複数店舗使用フォーマット情報」)をフォーマット情報作成装置Gmに作成させる。
(フォーマット情報を作成させる条件)
(1)複数の店舗Brで過去に使用されたことのある種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40のイメージ情報41。
(2)対応するフォーマット情報43がまだフォーマット情報蓄積部23に蓄積されていない帳票40のイメージ情報41。
以下、複数の店舗Brで過去に使用されたことのある種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40を「複数店舗使用帳票」と称する。また、複数店舗使用帳票のイメージ情報41を「複数店舗使用イメージ情報」と称する。また、前記した2つの条件に一致するイメージ情報41を「該当複数店舗使用イメージ情報」と称する。
なお、「対応するフォーマット情報43がまだフォーマット情報蓄積部23に蓄積されていない」とは、管理情報42bにおいて、使用帳票の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)が「使用帳票情報」として登録されていて、かつ、「無し」情報(ブランク情報)が種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)に対応する「対応フォーマット情報」として登録されている状態を意味している。
例えば、帳票フォーマット管理サーバSvの情報管理部11は、前記した2つの条件に一致するイメージ情報41(すなわち、該当複数店舗使用イメージ情報)がイメージ情報蓄積部21(図2参照)に蓄積されている場合に、イメージ情報蓄積部21の中から該当複数店舗使用イメージ情報を抽出し、フォーマット情報43の作成要求と抽出された該当複数店舗使用イメージ情報とをフォーマット情報作成装置Gmに送信する。フォーマット情報作成装置Gmは、帳票フォーマット管理サーバSvからフォーマット情報43の作成要求を受信すると、受信された該当複数店舗使用イメージ情報に基づいてフォーマット情報43(以下、「複数店舗使用フォーマット情報」と称する)を作成し、作成された複数店舗使用フォーマット情報を帳票フォーマット管理サーバSvに送信する。帳票フォーマット管理サーバSvの情報管理部11は、フォーマット情報作成装置Gmから複数店舗使用フォーマット情報を受信すると、受信された複数店舗使用フォーマット情報を新規のフォーマット情報43としてフォーマット情報蓄積部23に蓄積する。
また、情報管理部11は、例えば、管理センタCtに設置された図示せぬ外部装置から、新規のフォーマット情報43(例えば、新たに運用される定型帳票等のフォーマット情報43)及び新規のフォーマット情報43の配布先を指定する図示せぬ管理情報の登録要求を受けた場合に、新規のフォーマット情報43をフォーマット情報蓄積部23に登録するとともに、図示せぬ管理情報を管理情報蓄積部22に登録する。これによって、帳票フォーマット管理サーバSvは、新規のフォーマット情報43を任意の配布先に配布することができる。
<帳票フォーマット管理システム全体の動作>
以下、まず、帳票フォーマット管理サーバSvの動作の前提となる帳票フォーマット管理システム1全体の動作を説明する。
例えば、振込取引の依頼者は、振込取引用の帳票40を任意の金融機関の店舗Brの窓口に持ち込み、振込取引を窓口のオペレータに依頼する。なお、帳票40は、依頼者によって最寄りの店舗Brに持ち込まれることが多い。そのため、各店舗Brで使用される帳票40の種類は、店舗毎に異なることになる。その結果、各店舗Brで使用するフォーマット情報43の種類Fm(つまり、各店舗Brに配布するフォーマット情報43の種類Fm)は、店舗毎に異なることになる。
窓口のオペレータは、依頼者から振込取引の依頼を受けると、端末装置Tmを操作して、端末装置Tmに、処理対象の帳票40の記入文字(印字文字を含む)を文字認識させる。
端末装置Tmは、フォーマット情報43を使用する文字認識方法とフォーマット情報43を使用しない文字認識方法との2通りの文字認識を実行することができる。
フォーマット情報43を使用する文字認識方法は、オペレータがメニュー画面として端末装置Tmのディスプレイに一覧表示されたフォーマット情報43の種類Fm(Fm1,Fm2,Fm3)の中から処理対象の帳票40と同じ種類Fmを選択(指定)することによって、実行される。この場合に、端末装置Tmは、フォーマット情報43に基づいて帳票40の形式(帳票40の罫線の位置や、罫線の長さ、罫線によって形成される各欄の記入文字の文字種等)を特定し、記入欄の記入文字を文字認識する。
一方、フォーマット情報43を使用しない文字認識方法は、オペレータがフォーマット情報43を使用せずに文字認識することを端末装置Tmに指示することによって、実行される。この場合に、端末装置Tmは、帳票40のイメージ情報41から罫線の位置や長さ等の特徴及び記入欄を特定し、記入欄の記入文字を文字認識する。
そこで、オペレータは、処理対象の帳票40の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)と同じ種類のフォーマット情報43(処理対象の帳票40の種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)に対応する種類Fmのフォーマット情報43)が端末装置Tmの記憶部に予め格納されているか否かを判断し、同じ種類のフォーマット情報43が格納されていれば(すなわち、端末装置Tmに配布されていれば)、そのフォーマット情報43を使用することを端末装置Tmに指示する。ここでは、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40に対応する種類「Fm1,Fm2,Fm3」のフォーマット情報43が、まだ、いずれの店舗Brにも配布されていない場合を想定して説明する。そのため、ここでは、オペレータは、フォーマット情報43を使用せずに文字認識することを端末装置Tmに指示するものとして説明する。
この後、オペレータは、処理対象の帳票40をスキャナ装置Scにセットする。そして、オペレータは、端末装置Tmを操作して、処理対象の帳票40の画像の読み取りをスキャナ装置Scに指示する。これに応答して、スキャナ装置Scは、処理対象の帳票40の画像を読み取り、読み取った処理対象の帳票40のイメージ情報41を作成して、端末装置Tmに送信する。これにより、端末装置Tm1は、スキャナ装置Scから処理対象の帳票40のイメージ情報41を取得する。
図1に示す例では、店舗Br1の端末装置Tm1がスキャナ装置Sc1から種類「Sl1,Sl2」の2種類の帳票40のイメージ情報41を取得しており、店舗Br2の端末装置Tm2がスキャナ装置Sc2から種類「Sl3」の1種類の帳票40のイメージ情報41を取得しており、店舗Br4の端末装置Tm4がスキャナ装置Sc4から種類「Sl1,Sl2,Sl3」の3種類の帳票40のイメージ情報41を取得している。
端末装置Tmは、帳票40の記入文字を文字認識する。ここでは、種類「Sl1,Sl2,Sl3」の各帳票40に対応する種類「Fm1,Fm2,Fm3」のフォーマット情報43が、まだ、いずれの店舗Brにも配布されていない。そのため、このとき、端末装置Tmは、帳票40のイメージ情報41に基づいて罫線の位置や長さ等の特徴を特定し、罫線によって区切られた記入欄を特定して、記入欄に記入された記入文字を文字認識する。これにより、端末装置Tmは、文字認識結果情報を取得する。
端末装置Tmは、文字認識結果情報を取得すると、文字認識結果情報に基づいて、振込取引に関する諸事項(例えば、振込取引の依頼日や、依頼者の氏名(又は名称)、依頼者の電話番号、振込先の氏名(又は名称)、振込先の口座番号、振込金額等)を特定し、図示せぬホストコンピュータと通信して、ホストコンピュータに振込取引の実行を依頼する。これに応答して、ホストコンピュータが振込取引を実行する。
端末装置Tmは、振込取引が実行されると、取得された処理対象の帳票40のイメージ情報41と、振込取引に関する諸事項とを帳票フォーマット管理サーバSvに送信する。帳票フォーマット管理サーバSvは、端末装置Tmから受信された処理対象の帳票40のイメージ情報41をイメージ情報蓄積部21(図2参照)に蓄積するとともに、振込取引に関する諸事項の一部又は全部を帳票40に関する管理情報42として管理情報蓄積部22(図2参照)に蓄積する。このとき、帳票フォーマット管理サーバSvは、処理対象の帳票40に記入されていた依頼者情報Pfr(図3参照)に基づいて依頼者(利用者)を特定し、依頼者(利用者)に関連付けて管理情報42を蓄積する。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvは、前記した「該当複数店舗使用イメージ情報」がイメージ情報蓄積部21に蓄積されている場合に、前記した「複数店舗使用フォーマット情報」をフォーマット情報作成装置Gmに作成させて、作成された複数店舗使用フォーマット情報を新規のフォーマット情報43としてフォーマット情報蓄積部23に蓄積する。そして、帳票フォーマット管理サーバSvは、フォーマット情報蓄積部23に蓄積された新規のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報とし、配布対象のフォーマット情報の種類Fmと同じ種類の帳票40(すなわち、種類Fmに対応する種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40)が過去に使用されたことのある店舗Brを帳票使用店舗とし、配布対象のフォーマット情報を帳票使用店舗に配布する。
配布対象のフォーマット情報(新規のフォーマット情報43)の配布を受けた各店舗Brは、配布された新規のフォーマット情報43を端末装置Tmの記憶部に蓄積させる。端末装置Tmは、新規のフォーマット情報43が蓄積されることにより、新規のフォーマット情報43に基づいて帳票40の形式(帳票40の罫線の位置や、罫線の長さ、罫線によって形成される各欄の記入文字の文字種等)を特定することができ、その結果、帳票40の記入文字の文字認識時間を短縮することができるようになる。
<帳票フォーマット管理サーバの動作>
以下、図4を参照して、帳票フォーマット管理サーバSvの動作につき説明する。図4は、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvの動作を示すフローチャートである。
なお、帳票フォーマット管理サーバSvは、図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、帳票フォーマット管理サーバSvの動作は、記憶部(蓄積部)20に読み出し自在に予め格納された配布制御プログラムPr10によって規定されており、制御部10によって実行される。また、装置間の通信は、受信側の装置が通信によって受信されたデータを記憶部に一旦格納し、その後に、データを記憶部から読み出すことによって、行われる。また、各データは、記憶部に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所要の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、帳票フォーマット管理サーバSvは、振込取引の実行時に、実行された振込取引で使用された帳票40のイメージ情報41をイメージ情報蓄積部21に蓄積する(S110)とともに、その帳票40に関する管理情報42を管理情報蓄積部22に蓄積する(S120)。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvは、前記した「該当複数店舗使用イメージ情報」がイメージ情報蓄積部21に蓄積されている場合に、前記した「複数店舗使用フォーマット情報」をフォーマット情報作成装置Gmに作成させて、作成された複数店舗使用フォーマット情報を新規のフォーマット情報43としてフォーマット情報蓄積部23に蓄積する(S130)。
S130の後、帳票フォーマット管理サーバSvは、管理情報42(特に、管理情報42b)に基づいて、フォーマット情報蓄積部23に蓄積された新規のフォーマット情報43(前記した「複数店舗使用フォーマット情報」)をどの店舗Brに配布するのかを管理する(S140)。
このとき、帳票フォーマット管理サーバSvは、店舗Br毎に、フォーマット情報43の種類「Fm」情報が「対応フォーマット情報」として管理情報42bに登録されているか否かを管理する。帳票フォーマット管理サーバSvは、種類「Fm」情報が登録されている場合に、「配布情報」として「未(配布)」情報を管理情報42bに登録する。
S140の後、帳票フォーマット管理サーバSvは、フォーマット情報43を配布するために予め定められたトリガを検知した場合(S150)に、配布対象のフォーマット情報の配布を実行する(S160)。
なお、「トリガ」としては、任意のタイミング(例えば、所定日時に到達した時点や、所定条件に合致した時点)に設定することができる。この場合に、帳票フォーマット管理サーバの配布管理部12は、所定日時に到達したときや所定条件の合致したときに、配布対象のフォーマット情報の配布を自発的に行う。また、「トリガ」としては、端末装置Tmから送信されるフォーマット情報43の配布要求を受信した時点に設定することができる。この場合に、帳票フォーマット管理サーバの配布管理部12は、端末装置Tmからフォーマット情報43の配布要求の受信したときに、配布要求に応答して、配布対象のフォーマット情報の配布を行う。
本実施形態1では、「配布対象のフォーマット情報」とは、「配布情報」として「未(配布)」情報が管理情報42bに登録されたフォーマット情報43を意味している。「配布対象のフォーマット情報」は、前記した「複数店舗使用フォーマット情報」からなる新規のフォーマット情報43である場合もあれば、管理センタCtに設置された図示せぬ外部装置によって配布が指示された新規のフォーマット情報43(例えば、新たに運用される定型帳票等のフォーマット情報43)である場合もある。
ここでは、S160の処理時(フォーマット情報43の配布の実行時)において、帳票フォーマット管理サーバSvが、前記した「複数店舗使用フォーマット情報」からなる新規のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報として配布を行う場合を想定して説明する。
例えば、帳票フォーマット管理サーバSvは、管理情報42bにおいて、「配布情報」として「未(配布)」情報が登録されている店舗Brを「帳票使用店舗」とし、また、管理情報42bにおいて、「対応フォーマット情報」として登録されている種類Fmに一致するフォーマット情報43を「配布対象のフォーマット情報」とし、配布対象のフォーマット情報に該当するフォーマット情報43をフォーマット情報蓄積部23から読み出して、読み出されたフォーマット情報43を帳票使用店舗に配布する。
その結果、帳票フォーマット管理サーバSvは、フォーマット情報蓄積部23に蓄積された新規のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報として各店舗Brに配布する場合に、管理情報42bに基づいて、配布対象のフォーマット情報の種類Fm毎に、配布対象のフォーマット情報の帳票40と同じ種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40(配布対象のフォーマット情報の帳票40の種類Fmに対応する種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40)が過去に使用されたことのある帳票使用店舗(例えば、図5に示す「○」印の付された各店舗Br)を特定し、配布対象のフォーマット情報を特定された帳票使用店舗に配布する。図5は、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1の動作例を示す図である。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvは、配布が完了すると、配布が完了した分の情報を管理情報42bの中から削除する。その結果、配布が完了した分の管理情報42bが、ブランク情報の状態(例えば、図2に示す店舗Br3のような状態)になる。
係る構成において、帳票フォーマット管理システム1は、帳票40のイメージ情報41を帳票フォーマット管理サーバSvで集中管理して、帳票40の機械処理(OCR又は帳票識別)用のフォーマット情報43を作成し、帳票40が使用された店舗Brにフォーマット情報43を配布する。
このような帳票フォーマット管理システム1は、以下の特徴を有している。
(1)帳票フォーマット管理サーバSvには、帳票40のフォーマット情報43及び過去の帳票40の利用履歴を記録したデータベース(管理情報蓄積部22)が設けられている。
(2)帳票フォーマット管理サーバSvは、店舗Br毎に、各店舗Brでの使用履歴のある帳票40のフォーマット情報43を各店舗Brでの必要性の高いフォーマット情報43とし、その必要性の高いフォーマット情報43のみを選択的に各店舗Brに配布するため、フォーマット情報43の最適な配布を行うことができる。
このような帳票フォーマット管理サーバSvは、新規のフォーマット情報43の全量ではなく、必要性の高いフォーマット情報43のみを選択的に各店舗Brに配布するため、配布量を低減することができる。したがって、帳票フォーマット管理サーバSvは、フォーマット情報43の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。その結果、フォーマット情報43の配布時間の短縮や、フォーマット情報43の配布に必要とするネットワーク帯域の低減が可能となる。
なお、帳票フォーマット管理システム1は、好ましくは、以下の処理を実行することができるとよい。
(1)帳票フォーマット管理サーバSvは、新規の帳票40が出現したり、すでにフォーマット情報蓄積部43に蓄積されていた帳票40の形式が新規のものに更新されたりした場合に、新規のフォーマット情報43をフォーマット情報蓄積部43に蓄積(更新)しておき、新規のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報として配布することができる。
(2)各店舗Brの端末装置Tmは、帳票フォーマット管理サーバSvのフォーマット情報蓄積部23に蓄積されたフォーマット情報43を適宜参照することができる。
(3)各店舗Brの端末装置Tmは、自店で過去に使用されたことのある帳票40(自店での使用履歴のある帳票40)のフォーマット情報43が帳票フォーマット管理サーバSvのフォーマット情報蓄積部23に蓄積(更新を含む)されている場合に、例えば依頼者(利用者)情報や振込先情報等を帳票フォーマット管理サーバSvに送信して、フォーマット情報43の配布要求することによって、帳票フォーマット管理サーバSvからフォーマット情報43の配布を受けることができる。
このような帳票フォーマット管理システム1は、帳票40の利用履歴に基づいて各店舗での必要性の高いフォーマット情報43を選択的かつ自動的に各店舗Brに配布することができる。
以上の通り、本実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1によれば、フォーマット情報43の最適な配布を行うことができる。また、フォーマット情報43の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。
[実施形態2]
以下、図6及び図7を参照して、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理システムの構成につき説明する。図6は、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理システム1Aの構成を示す図である。図7は、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバSvAに蓄積される管理情報42の一例を示す図である。
本実施形態2に係る帳票フォーマット管理システム1Aの帳票フォーマット管理サーバSvAは、実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1の帳票フォーマット管理サーバSvと比較すると、配布対象のフォーマット情報と同じ種類の帳票40を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある店舗Br(以下、「利用者利用店舗」と称する)を特定し、配布対象のフォーマット情報を利用者利用店舗に配布する点で相違している。
図6に示すように、帳票フォーマット管理サーバSvAを構成するサーバコンピュータは、配布制御プログラムPr10(図1参照)の代わりに、配布制御プログラムPr10Aが記憶部(蓄積部)20に格納されており、配布制御プログラムPr10Aに従って動作する。これによって、帳票フォーマット管理サーバSvAは、管理情報42a,42bだけでなく(図2参照)、管理情報42c,42dをも管理情報蓄積部22に蓄積する構成になっている(図7参照)。
管理情報42cは、利用者(振込取引の依頼者)毎に、どの店舗Brでどの種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40が使用され、使用された帳票40に対応するフォーマット情報43の種類Fmが何であるのかを表している。図7に示す例では、管理情報42cは、店舗情報、使用帳票情報、対応フォーマット情報、及び、利用者情報を含む構成になっている。
「店舗情報」、「使用帳票情報」、及び、「対応フォーマット情報」は、前記した通りである。
「利用者情報」は、「依頼者(利用者)情報」と同じものであり、使用帳票に記入された振込取引の依頼者(当該金融機関の利用者)を表す情報である(図3に一点鎖線で示す「依頼者情報(利用者情報)Pfr」参照)。
管理情報42dは、店舗Br毎に、どの店舗Brでどの種類の帳票40に対応するフォーマット情報43が店舗Brに配布されたか否かを表している。図7に示す例では、管理情報42bは、店舗情報、フォーマット情報、及び、配布情報を含む構成になっている。
「店舗情報」及び「配布情報」は、前記した通りである。
「フォーマット情報」は、各店舗Brへの配布対象のフォーマット情報の種類を表す情報である。
以下、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバSvAの動作について、実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvと相違する動作を重点的に説明し、実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvと同様の動作(図4参照)については、前記した実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvの動作を本実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバSvAの動作に読み替えるものとして、詳細な説明を省略する。
例えば、図6に示す例では、ある1人の利用者U1が、種類Sl3の帳票40を店舗Br1の窓口に持ち込み、振込取引を店舗Br1のオペレータに依頼している。そして、同じ利用者U1が、別の日(又は、同じ日の別の時刻)に、種類Sl1の帳票40を店舗Br2の窓口に持ち込み、振込取引を店舗Br2のオペレータに依頼している。
帳票フォーマット管理サーバSvAは、各振込取引が実行されると、図4に示すS110の処理時に、各振込取引での使用帳票のイメージ情報41をイメージ情報蓄積部22(図7参照)に蓄積する。
また、帳票フォーマット管理サーバSvAは、図4に示すS120の処理時に、各振込取引の内容を表す管理情報42a,42b,42cを管理情報蓄積部22(図7参照)に蓄積する。
このとき、帳票フォーマット管理サーバSvAは、処理対象の帳票40に記入されていた依頼者情報Pfr(図3参照)に基づいて利用者(依頼者)を特定し、管理情報42cを利用者に関連付けて管理情報蓄積部22(図7参照)に蓄積する。これにより、帳票フォーマット管理サーバSvAは、特定の利用者(図6に示す例では、利用者U1)とそれ以外の人物とを見分けることができる。
なお、管理情報42b,42c(図7参照)の対応フォーマット情報は、当初、「無し」情報(ブランク情報)が「対応フォーマット情報」として登録されており、フォーマット情報43が作成されてフォーマット情報蓄積部23(図3参照)に蓄積されることによって、使用帳票情報に対応する種類Fmが登録される。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvAは、図4に示すS130の処理時に、前記した「複数店舗使用フォーマット情報」をフォーマット情報作成装置Gmに作成させて、作成された複数店舗使用フォーマット情報を新規のフォーマット情報43としてフォーマット情報蓄積部23(図3参照)に蓄積する。
そして、帳票フォーマット管理サーバSvAは、図4に示すS140の処理時に、「配布情報」として「未(配布)」情報を管理情報42b(図7参照)に登録する。このとき、帳票フォーマット管理サーバSvAは、管理情報42c(図7参照)に基づいて、利用者毎に、同一の利用者(図6に示す例では、利用者U1)が過去に利用したことのある利用者利用店舗(図6に示す例では、店舗Br1,Br2)を特定する。
そして、帳票フォーマット管理サーバSvAは、店舗Br毎に、利用者(図6に示す例では、利用者U1)が過去に利用したことのある帳票40のフォーマット情報の種類(図6に示す例では、種類Fm1,Fm3)を管理情報42d(図7参照)に登録するとともに、「配布情報」として「未(配布)」情報を管理情報42d(図7参照)に登録する。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvAは、図4に示すS160の処理時に、管理情報42d(図7参照)において、「配布情報」として「未(配布)」情報が登録されている店舗(図6に示す例では、店舗Br1,Br2)を「利用者利用店舗」とし、また、管理情報42d(図7参照)において、「フォーマット情報」として登録されている種類(図6に示す例では、種類Fm1,Fm3)のフォーマット情報43を「配布対象のフォーマット情報」とし、配布対象のフォーマット情報に該当するフォーマット情報43をフォーマット情報蓄積部23から読み出して、読み出されたフォーマット情報43を利用者利用店舗に配布する。
その結果、帳票フォーマット管理サーバSvAは、フォーマット情報蓄積部23に蓄積された新規のフォーマット情報43を配布対象のフォーマット情報として各店舗Brに配布する場合に、管理情報42dに基づいて、配布対象のフォーマット情報の帳票40と同じ種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40(配布対象のフォーマット情報の帳票40の種類Fmに対応する種類Sl(Sl1,Sl2,Sl3)の帳票40)を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある利用者利用店舗(例えば、図8に示す「○」印の付された各店舗Br)を特定し、配布対象のフォーマット情報を特定された利用者利用店舗に配布する。図8は、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理システム1Aの動作例を示す図である。
この後、帳票フォーマット管理サーバSvAは、配布が完了すると、配布が完了した分の情報を管理情報42dの中から削除する。その結果、配布が完了した分の管理情報42dが、ブランク情報の状態になる。
なお、帳票フォーマット管理サーバSvAは、図4に示すS160の処理時に、実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvと同様に、管理情報42bに基づいて、配布対象のフォーマット情報を帳票利用店舗に配布するようにしてもよい。
係る構成において、帳票フォーマット管理システム1Aは、ある種類の帳票40の利用者が他の店舗Brで何らかの取引を行っている場合に、他の店舗Brにもその帳票40のフォーマット情報43を配布することができる。
例えば、図6及び図8に示す例では、利用者U1は、種類Sl1の帳票40を店舗Br2で使用し、種類Sl3の帳票40を店舗Br1で使用している。そのため、帳票フォーマット管理システム1Aは、種類Sl1の帳票40に対応する種類Fm1のフォーマット情報43と、種類Sl3の帳票40に対応する種類Fm3のフォーマット情報43との双方を、店舗Br1と店舗Br2との双方に配布することができる。
このような帳票フォーマット管理サーバSvAは、実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvと同様に、新規のフォーマット情報43の全量ではなく、必要性の高いフォーマット情報43のみを選択的に各店舗Brに配布するため、配布量を低減することができる。したがって、帳票フォーマット管理サーバSvAは、フォーマット情報43の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。その結果、フォーマット情報43の配布時間の短縮や、フォーマット情報43の配布に必要とするネットワーク帯域の低減が可能となる。
なお、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理システム1Aは、好ましくは、実施形態1に係る帳票フォーマット管理システム1と同様の処理に加え、以下の処理を実行することができるとよい。
(a)各店舗Brの端末装置Tmは、過去に自店を利用したことのある利用者に関連する帳票40のフォーマット情報43、及び、同一の利用者が他店で利用したことのある帳票40のフォーマット情報43が帳票フォーマット管理サーバSvAのフォーマット情報蓄積部23に蓄積(更新を含む)されている場合に、例えば、利用者情報を帳票フォーマット管理サーバSvAに送信して、フォーマット情報43の配布要求することによって、帳票フォーマット管理サーバSvAからフォーマット情報43の配布を受けることができる。
以上の通り、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバSvAによれば、実施形態1に係る帳票フォーマット管理サーバSvと同様に、フォーマット情報43の最適な配布を行うことができる。また、フォーマット情報43の配布時にネットワークに掛かる負荷を低減することができる。
しかも、本実施形態2に係る帳票フォーマット管理サーバSvAによれば、さらに、ある種類の帳票40の利用者が他の店舗Brで何らかの取引を行っている場合に、他の店舗Brにもその帳票40のフォーマット情報43を配布することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、実施形態1及び実施形態2では、帳票フォーマット管理サーバSv,SvAは、フォーマット情報43を各端末装置Tmに直接配布している。しかしながら、帳票フォーマット管理サーバSv,SvAは、前記した図示せぬ業務サーバにフォーマット情報43を配布し、業務サーバがフォーマット情報43を店舗Br内に設置された各端末装置Tmに配布するようにしてもよい。つまり、帳票フォーマット管理サーバSv,SvAは、業務サーバを介して、フォーマット情報43を各端末装置Tmに間接的に配布するようにしてもよい。
また、例えば、実施形態1及び実施形態2では、端末装置Tmは、OCR機能を備えるパーソナルコンピュータによって構成されている。しかしながら、端末装置Tmは、帳票の画像を読み取って帳票のイメージ情報を取得する画像読取機能、及び、帳票のイメージ情報に基づいて帳票の記入文字を文字認識して文字認識結果情報を取得するOCR機能を備えるパーソナルコンピュータ以外の装置(例えば、自動取引装置(ATM))として構成することも可能である。
また、実施形態1及び実施形態2では、OCR機能により文字認識を行うものとして説明したが、フォーマット情報43の利用は文字認識に限らず、例えば、帳票のイメージ情報のうち必要な項目について項目部分の切り出しイメージを作成する等のように、フォーマット情報43を用いて他のイメージ処理を行うものに適用してもよい。
また、実施形態1及び実施形態2では、フォーマット情報43を店舗で使用された帳票のイメージ情報に基づいて作成するものとしたが、必ずしも実際に店舗で使用された帳票ではなく、同等の帳票(例えば未使用の帳票)のイメージを用いてフォーマット情報43を作成してもよく、或いは、イメージ情報を用いずに、当該帳票のサイズ情報を直接手入力してフォーマット情報43を作成するようにしてもよい。
1,1A 帳票フォーマット管理システム
10 制御部
11 情報管理部
12 配布管理部
20 記憶部
21 イメージ情報蓄積部
22 管理情報蓄積部
23 フォーマット情報蓄積部
40 帳票
41 イメージ情報
42(42a,42b42c,42d) 管理情報
43 フォーマット情報
50 ネットワーク
Br(Br1,Br2,Br3,Br4,…) 店舗
Ct 管理センタ
Pfr 依頼者情報(利用者情報)
Pto 振込先情報
Gm フォーマット情報作成装置
Sc(Sc1,Sc2,Sc3,Sc4,…) スキャナ装置
Sv,SvA 帳票フォーマット管理サーバ
Tm(Tm1,Tm2,Tm3,Tm4,…) 端末装置(PC)
Pr10,Pr10A 配布制御プログラム
Pr30 フォーマット情報作成プログラム
Pr60 OCRプログラム

Claims (12)

  1. 各店舗で使用される帳票のフォーマット情報を管理する帳票フォーマット管理システムであって、
    前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバと、
    各店舗に設置され、かつ、前記フォーマット情報に基づき帳票のイメージを処理する機能を備える複数の端末装置とを有し、
    前記帳票フォーマット管理サーバは、前記帳票に関する管理情報と前記フォーマット情報とを蓄積部に蓄積しており、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理システム。
  2. 請求項1に記載の帳票フォーマット管理システムにおいて、
    前記帳票フォーマット管理サーバは、前記複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある利用者利用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該利用者利用店舗に配布する
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の帳票フォーマット管理システムにおいて、
    前記帳票フォーマット管理サーバは、任意のタイミングで、前記配布対象のフォーマット情報の配布を自発的に行う
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の帳票フォーマット管理システムにおいて、
    前記帳票フォーマット管理サーバは、前記端末装置からフォーマット情報の配布要求を受信した場合に、当該配布要求に応答して、前記配布対象のフォーマット情報の配布を行う
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理システム。
  5. 帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバであって、
    前記帳票に関する管理情報を蓄積する管理情報蓄積部と、
    前記フォーマット情報を蓄積するフォーマット情報蓄積部と、
    前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理部とを備え、
    前記配布管理部は、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理サーバ。
  6. 請求項5に記載の帳票フォーマット管理サーバにおいて、
    前記配布管理部は、複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある利用者利用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該利用者利用店舗に配布する
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理サーバ。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の帳票フォーマット管理サーバにおいて、
    前記配布管理部は、任意のタイミングで、前記配布対象のフォーマット情報の配布を自発的に行う
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理サーバ。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の帳票フォーマット管理サーバにおいて、
    前記配布管理部は、前記端末装置からフォーマット情報の配布要求を受信した場合に、当該配布要求に応答して、前記配布対象のフォーマット情報の配布を行う
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理サーバ。
  9. 帳票フォーマット管理サーバを用いて帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理方法であって、
    前記帳票に関する管理情報を蓄積部に蓄積する管理情報蓄積工程と、
    前記フォーマット情報を蓄積部に蓄積するフォーマット情報蓄積工程と、
    前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理工程と、
    複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する帳票使用店舗配布工程とを含む
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理方法。
  10. 請求項9に記載の帳票フォーマット管理方法において、
    前記複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある利用者利用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該利用者利用店舗に配布する利用者利用店舗配布工程を含む
    ことを特徴とする帳票フォーマット管理方法。
  11. 各種情報の蓄積部を有するサーバを、帳票のフォーマット情報の各店舗への配布を管理する帳票フォーマット管理サーバとして機能させるためのプログラムであって、
    前記サーバに、
    前記帳票に関する管理情報を蓄積部に蓄積する管理情報蓄積工程と、
    前記フォーマット情報を蓄積部に蓄積するフォーマット情報蓄積工程と、
    前記フォーマット情報の各店舗への配布を管理する配布管理工程と、
    複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票が過去に使用されたことのある帳票使用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該帳票使用店舗に配布する帳票使用店舗配布工程とを実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記サーバに、
    複数の店舗で使用された帳票の情報に基づいて作成されたフォーマット情報を配布対象のフォーマット情報として各店舗に配布する場合に、前記管理情報に基づいて、当該配布対象のフォーマット情報の帳票と同じ種類の帳票を過去に使用した利用者が過去に利用したことのある利用者利用店舗を特定し、当該配布対象のフォーマット情報を当該利用者利用店舗に配布する利用者利用店舗配布工程を実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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