JP2015222852A - 携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別なハードウェア資源を追加することなく、各種の動作に必要となる設定情報を簡易に複製し、設定作業の利便性を向上する。
【解決手段】携帯端末は、マスタモード又はスレーブモードへの移行をモード制御部において制御し、携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報をセンサ部において検出し、マスタモードにおいて、外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報とセンサ部により検出された第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を送信部において外部端末に送信し、スレーブモードにおいて、外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報とセンサ部により検出された第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を受信部において外部端末から受信する。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末は、マスタモード又はスレーブモードへの移行をモード制御部において制御し、携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報をセンサ部において検出し、マスタモードにおいて、外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報とセンサ部により検出された第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を送信部において外部端末に送信し、スレーブモードにおいて、外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報とセンサ部により検出された第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を受信部において外部端末から受信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の設定情報を複製する携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法に関する。
近年、ユーザに装着された状態で使用され、ユーザの周囲の状況の映像を撮像し又はユーザの身体の状況を把握して保存する携帯端末(ウェアラブル端末)が知られている。このようなウェアラブル端末は、プライベートユースとして使用されることもあるが、ビジネスユースとして使用されることもある。例えば現場において、複数の作業員がそれぞれのウェアラブル端末を個々に装着して使用するシーンが該当する。現場で複数のウェアラブル端末が使用されるためには、各ウェアラブル端末の各種の動作に必要な設定情報が書き込まれる等の設定作業が事前に必要となり、ウェアラブル端末の台数が多いと設定作業が煩雑になる。
ここで、ネットワークを介さないで近傍の無線端末とローカル通信をするために必要なローカル通信パラメータを取得して設定する先行技術として、例えば特許文献1に示す無線通信端末が知られている。
特許文献1に示す無線通信端末は、ローカル通信パラメータが予め書き込まれた無線タグを有する無線端末にタッチされると、無線通信端末の無線タグリーダにおいて、無線タグ内のローカル通信パラメータを読み込んで自端末に設定し、無線タグを有する無線端末と共有したローカル通信パラメータを用いてローカル通信を実行する。これにより、特許文献1に示す無線通信端末は、近傍の無線端末とローカル通信をする際に必要なローカル通信パラメータの設定を、無線ネットワーク通信が出来ない状況においても簡単な操作によって実行することができる。
しかし特許文献1では、近傍の無線端末との間のローカル通信として近距離無線通信(例えばNFC(Near Field Communication))の使用が想定され、近距離無線通信用のローカル通信パラメータが書き込まれた無線タグが必要となるので、ローカル通信を行うために特別なハードウェア資源が必要となるという課題がある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、特別なハードウェア資源を追加することなく、各種の動作に必要となる設定情報を簡易に複製し、設定作業の利便性を向上する携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法を提供することを目的とする。
本発明は、外部端末との間で通信可能な携帯端末であって、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、携帯端末である。
また、本発明は、外部端末との間で通信可能な撮像装置であって、周囲の映像を撮像する撮像部と、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記撮像部の撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、撮像装置である。
また、本発明は、外部端末との間で通信可能な携帯端末における設定情報複製方法であって、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、設定情報複製方法である。
また、本発明は、外部端末との間で通信可能な撮像装置における設定情報複製方法であって、周囲の映像を撮像するステップと、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、設定情報複製方法である。
本発明によれば、特別なハードウェア資源を追加することなく、各種の動作に必要となる設定情報を簡易に複製し、設定作業の利便性を向上することができる。
先ず、本発明に係る携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法の各実施形態を説明する前に、設定情報をウェアラブル端末に設定する場合の従来技術における問題点について、図1を参照して説明する。図1は、設定情報を撮像装置(ウェアラブル端末)に設定する場合の従来技術における問題点と本発明に係る撮像装置の動作概要とを対比的に説明するための概略説明図である。図1では、例えば所定の設定情報を、表示用のディスプレイが設けられていない撮像装置(ウェアラブル端末)に複製(コピー)して設定するための3通りの方法に対する問題点がそれぞれ示されている。
第1の方法は、現場の作業をコントロールする管理者が使用するPC(Personal Computer)からネットワークを経由して、作業員が装着する撮像装置(ウェアラブル端末)に所定の設定情報を送信する方法である。この方法では、設定作業の対象となる全ての撮像装置(ウェアラブル端末)には、ネットワークへの接続に関する設定が事前に必要となるため、もしネットワークへの接続に関する設定が事前に行われていないと、設定情報を受信することができず、設定情報の撮像装置(ウェアラブル端末)への設定が不可となる。
第2の方法は、所定の設定情報が予め書き込まれたSDカード等の外部記憶媒体(メディア)を撮像装置(ウェアラブル端末)に差し込んで設定情報を複製して設定する方法である。この方法では、撮像装置(ウェアラブル端末)は作業員に装着された状態で使用され、例えば防水や防塵のためにSDカードが簡単に取り出せないように取り付けられているので、設定作業の対象となる撮像装置(ウェアラブル端末)の台数が多いと、設定作業が煩雑になってしまう。
第3の方法は、例えば所定の設定情報が予め書き込まれたPC又はタブレット端末を現場に持ち込んで、撮像装置(ウェアラブル端末)と接続した状態で設定情報を複製して設定する方法である。この方法では、PC又はタブレット端末のハードウェア資源が設定情報の複製及び設定のために必要となってしまい、コストアップが避けられない。
そこで、以下の各実施形態では、特別なハードウェア資源を必要とすることなく、各種の動作に必要となる設定情報を簡易に複製し、設定作業の利便性を向上する携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法の例について、図面を参照して説明する。
以下、本発明に係る携帯端末、撮像装置及び設定方法複製方法の各実施形態について、図面を参照して説明する。以下、本発明に係る撮像装置を例示して、各実施形態の撮像装置について主に説明し、必要に応じて、本発明に係る携帯端末及び設定情報複製方法について説明する。なお、本発明に係る設定情報複製方法の発明は、本発明に係る携帯端末における設定情報複製方法として表現しても良いし、本発明に係る撮像装置における設定情報複製方法として表現しても良い。
各実施形態の撮像装置は、例えばユーザが首に吊り下げて携帯し、電源がオンしている間に周囲の映像を撮像可能なウェアラブルカメラ、又はユーザが乗る自転車やボート等の乗り物に装着されるアクションカメラである。また、各実施形態の撮像装置は、移動体(例えば車両)に搭載された車載カメラとして使用されても良い。
(撮像装置の動作概要)
先ず、各実施形態の撮像装置10の動作概要について、図1を参照して説明する。
先ず、各実施形態の撮像装置10の動作概要について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、第1の実施形態では、例えば撮像装置10と撮像装置10の通信相手としての外部端末とを用いて、撮像装置10(マスタ端末)が外部端末(スレーブ端末)に、1対1で設定情報を送信して複製(コピー)させる。詳細な説明は省略するが、撮像装置10と外部端末とは同等な構成を有する。なお、以下の説明において、マスタモードに移行した撮像装置10を便宜的に「マスタ端末」と記載し、スレーブモードに移行した撮像装置10を便宜的に「スレーブ端末」と記載する。
ここで、マスタモードとは、機器(例えば撮像装置10又は外部端末)における各種の動作に必要な設定情報(例えばネットワークに接続するための接続動作に必要な設定情報、又は撮像機能を実現するための撮像設定情報を含む設定情報)を、スレーブモードの機器に送信するためのモードである。また、スレーブモードとは、機器(例えば撮像装置10又は外部端末)における各種の動作に必要な設定情報(例えばネットワークに接続するための接続動作に必要な設定情報、又は撮像機能を実現するための撮像設定情報を含む設定情報)を、マスタモードの機器から受信するためのモードである。なお、設定情報の具体例は後述する。
第1の実施形態では、撮像装置10と外部端末との両者を設定コピーモードにする。設定コピーモードとは、機器における各種の動作に必要な設定情報(例えばネットワークに接続するための接続動作に必要な設定情報、又は撮像機能を実現するための撮像設定情報を含む設定情報)のコピーを行うためのモードである。各実施形態では、時間的に先に設定コピーモードに移行した機器がマスタ端末として動作し、時間的に後に設定コピーモードに移行した機器がスレーブ端末として動作する。
また、第1の実施形態では、ユーザが撮像装置10と外部端末とを2つ同時に持ってシェイク操作した際に、マスタ端末は、マスタ端末とスレーブ端末との揺れ方が同じであると判定した場合に、マスタ端末からスレーブ端末に対して設定情報を送信(転送)する。これにより、スレーブ端末は、マスタ端末から設定情報を受信することができ、スレーブ端末の動作に必要な設定情報をマスタ端末から簡易にコピーすることができる。
次に、第2の実施形態では、例えば撮像装置10と撮像装置10の通信相手としての複数の外部端末とを用いて、撮像装置10(マスタ端末)が複数の外部端末(スレーブ端末)に、1対N(Nは2以上の整数)で設定情報を送信して複製(コピー)させる。
また、撮像装置10と複数の外部端末との両者を設定コピーモードにする。全てのスレーブ端末が設定コピーモードに移行した後に、ユーザがマスタ端末を持ってシェイク操作すると、マスタ端末は、マスタ端末から全てのスレーブ端末に対して設定情報を送信(転送)する。これにより、各スレーブ端末は、マスタ端末から設定情報を受信することができ、各スレーブ端末の動作に必要な設定情報をマスタ端末から簡易にコピーすることができる。
(撮像装置の外観及び構成)
次に、第1の実施形態の撮像装置10の外観及び構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、第1の実施形態の撮像装置10の外観を示す正面図である。図3は、第1の実施形態の撮像装置10の内部構成を詳細に示すブロック図である。図2に示す撮像装置10は、四方の端部に丸みが設けられた直方体状に形成された筐体を有する。撮像装置10の筐体上部(筐体の同図紙面の上側)には無線ON/OFFボタンRFBと電源ON/OFFボタンPSBとが設けられ、撮像装置10の筐体右部(筐体の同図紙面の右側)には録画開始/停止ボタンRPBが設けられている。
次に、第1の実施形態の撮像装置10の外観及び構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、第1の実施形態の撮像装置10の外観を示す正面図である。図3は、第1の実施形態の撮像装置10の内部構成を詳細に示すブロック図である。図2に示す撮像装置10は、四方の端部に丸みが設けられた直方体状に形成された筐体を有する。撮像装置10の筐体上部(筐体の同図紙面の上側)には無線ON/OFFボタンRFBと電源ON/OFFボタンPSBとが設けられ、撮像装置10の筐体右部(筐体の同図紙面の右側)には録画開始/停止ボタンRPBが設けられている。
なお、以下の説明では、撮像装置10において使用される無線通信の方式は、例えばWifi(登録商標)を用いて説明するが、IEEE(Institute of Electronics and )802.11の通信規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)の方式でも良い。
また、撮像装置10の筐体下部(筐体の同図紙面の下側)には、無線通信のON又はOFFの状態を表示するための無線通信状態表示部LD1と、撮像装置10の電源のON又はOFFの状態を表示するための電源状態表示部LD2と、録画の開始又は停止の状態を表示するための録画状態表示部LD3とが設けられている。なお、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3は、例えばLED(Light Emission Diode)を用いて構成される。
また、撮像装置10の筐体中央部から少し上方には、カメラレンズLSが設けられており、カメラレンズLSは後述する撮像装置10のカメラ撮像部11を構成する。撮像装置10の筐体左下部(筐体の同図紙面の左下側)には、ジャイロセンサJS及び加速度センサASがそれぞれ設けられている。なお、ジャイロセンサJS及び加速度センサASは1つのパッケージとして筐体内部に実装されても良い。
図3に示す本実施形態の撮像装置10は、カメラ撮像部11と、カメラ信号処理部12と、カメラ動作IF(Interface)13と、カメラ設定情報保持部14と、加速度センサASと、ジャイロセンサJSと、揺れ情報保持部15と、揺れ情報一致判定部16と、マスタ/スレーブモード移行制御部17と、無線動作IF18と、無線伝送制御部19と、端末設定情報保持部20と、無線データ送信部21と、無線データ受信部22と、無線通信状態表示部LD1と、録画状態表示部LD3とを含む構成である。なお、図3では、電源状態表示部LD2の図示は省略している。
なお、加速度センサASと、ジャイロセンサJSと、揺れ情報保持部15と、揺れ情報一致判定部16と、マスタ/スレーブモード移行制御部17と、無線動作IF18と、無線伝送制御部19と、端末設定情報保持部20と、無線データ送信部21と、無線データ受信部22と、無線通信状態表示部LD1とにより、本発明に係る携帯端末が構成される。これにより、本発明に係る携帯端末は、以下の本実施形態の撮像装置10の説明において撮像装置10を携帯端末に読み替えることによって、本実施形態の撮像装置10の構成により得られる効果と同等の効果が得られる。
以下、本実施形態の撮像装置10の各部の動作について説明する。
カメラ撮像部11は、カメラレンズLSとイメージセンサ(例えばCCD(Charged-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の固体撮像素子)とを少なくとも含む構成である。カメラ撮像部11は、カメラレンズLSにおいて撮像装置10の外部から入射する光(光線)を集光し、イメージセンサの所定の撮像面に結像させる。なお、カメラレンズLSは、所定値以上の広角な画角を有するレンズが用いられる。
また、カメラ撮像部11は、イメージセンサにおいて撮像面に結像した光学像を電気信号に変換してカメラ信号処理部12に出力する。
カメラ信号処理部12は、カメラ動作IF13からの指示により、撮像装置10の録画機能のON又はOFFを制御し、録画機能がONの状態である場合には、録画機能がONの状態であることを示すために、録画状態表示部LD3を点灯させる。カメラ信号処理部12は、録画機能がOFFの状態である場合には、録画機能がOFFの状態であることを示すために、録画状態表示部LD3を消灯させる。録画状態表示部LD3には、例えば赤色に点灯するLEDが用いられる。
また、カメラ設定情報保持部14において保存されているカメラ設定情報(後述参照)を用いて、カメラ撮像部11の動作を制御する。例えば、カメラ信号処理部12は、カメラ撮像部11のイメージセンサから出力された電気信号を用いて、所定の信号処理を施し、人が認識可能なRGB(Red Green Blue)又はYUV(輝度・色差)等により規定される映像の画像データのフレームを生成する。カメラ信号処理部12は、画像データのフレームをカメラ設定情報保持部14に保存する。
カメラ動作IF13は、撮像装置10における録画機能のON又はOFFをカメラ信号処理部12に指示し、例えば図2に示す録画開始/停止ボタンRPBに対応する。
カメラ設定情報保持部14は、例えばフラッシュメモリ又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて構成され、撮像装置10における撮像機能又は録画機能の処理を実行させるために必要となる設定情報を記憶する。また、カメラ設定情報保持部14は、カメラ信号処理部12により生成された画像データのフレームを記憶する。なお、カメラ設定情報保持部14に保存されたデータは、例えばカメラ信号処理部12又は無線伝送制御部19により参照される。
ここで、カメラ設定情報保持部14が記憶するカメラ設定情報(撮像設定情報)には、例えば画像サイズ、画像フォーマット、符号化レート、ホワイトバランスの調整、露光条件、揺れ補正に関する各種パラメータが含まれる。
センサ部の一例としての加速度センサASは、撮像装置10の筐体を縦方向(鉛直方向)又は横方向(水平方向)に揺らすシェイク操作がユーザによって行われた場合に、シェイク操作による筐体の揺れの振動の周期を検出し、シェイク操作による筐体の揺れの振動の周期の検出結果を揺れ情報の一例として揺れ情報保持部15に保存する。
センサ部の一例としてのジャイロセンサJSは、撮像装置10の筐体を縦方向(鉛直方向)又は横方向(水平方向)に揺らすシェイク操作がユーザによって行われた場合に、シェイク操作による筐体の方向(具体的にはロール、ピッチ、ヨー)を検出し、シェイク操作による筐体の方向の検出結果を揺れ情報の一例として情報保持部15に保存する。
揺れ情報保持部15は、加速度センサASの出力(即ち、シェイク操作による撮像装置10の筐体の揺れの振動の周期)と、ジャイロセンサJSの出力(即ち、シェイク操作による撮像装置10の筐体の方向)とを対応付けて揺れ情報として記憶する。なお、揺れ情報保持部15に保存されたデータは、揺れ情報一致判定部16により参照され、少なくとも加速度センサASの出力が含まれれば良い。
揺れ情報判定部の一例としての揺れ情報一致判定部16は、撮像装置10の揺れ情報と外部端末の揺れ情報とを比較する。具体的には、揺れ情報一致判定部16は、揺れ情報保持部15から読み出した撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作における加速度センサASの出力と、無線データ受信部22が受信した外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作における加速度センサの出力とを比較する。
揺れ情報一致判定部16は、撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作における加速度センサASの出力と外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作における加速度センサの出力とが同等であると判定した場合には、撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作と外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作とが同等であると判定する。
これにより、撮像装置10は、撮像装置10の揺れ情報に含まれるシェイク操作における振動の周期と、外部端末の揺れ情報に含まれるシェイク操作における振動の周期とが同等である場合に、撮像装置10の揺れ情報と外部端末の揺れ情報とが同等であると簡易に判定することができる。
なお、揺れ情報一致判定部16は、揺れ情報保持部15から読み出した撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作における加速度センサAS及びジャイロセンサJSの各出力と、無線データ受信部22が受信した外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作における加速度センサ及びジャイロセンサの各出力とが同等であるか否かに応じて、撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作と外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作とが同等であると判定しても良い。
これにより、撮像装置10は、撮像装置10の揺れ情報に含まれるシェイク操作における振動の周期及び筐体の向きと、外部端末の揺れ情報に含まれるシェイク操作における振動の周期及び筐体の向きとがそれぞれ同等である場合に、撮像装置10の揺れ情報と外部端末の揺れ情報とが同等であると判定するので、それぞれの揺れ情報が同等であることを高精度に判定することができる。
揺れ情報一致判定部16は、撮像装置10(例えばマスタ端末)及び外部端末(例えばスレーブ端末)の加速度センサASの出力(加速度センサAS及びジャイロセンサJSの各出力も同様とする)が同一値である場合に限らず、所定値の誤差の範囲内であれば、同等であると判定しても良い。揺れ情報一致判定部16は、撮像装置10(例えばマスタ端末)のシェイク操作と外部端末(例えばスレーブ端末)のシェイク操作とが同等であるか否かの判定結果を、マスタ/スレーブモード移行制御部17を介して無線伝送制御部19に出力する。
モード制御部の一例としてのマスタ/スレーブモード移行制御部17は、所定の条件が満たされたか否かに応じて、撮像装置10をマスタモード又はスレーブモードのいずれかへの移行を制御し、マスタモード又はスレーブモードに関する情報を無線伝送制御部19に出力する。例えば、マスタ/スレーブモード移行制御部17は、マスタモードに移行した外部端末が撮像装置10の周囲に検出されない場合には上述した所定の条件が満たされたとして、撮像装置10をマスタモードに移行させる。これにより、撮像装置10は、マスタモードに簡易に移行することができ、マスタ端末として動作する。
一方、マスタ/スレーブモード移行制御部17は、マスタモードに移行した外部端末が撮像装置10の周囲に検出された場合には上述した所定の条件が満たされなかったとして、撮像装置10をスレーブモードに移行させる。これにより、撮像装置10はスレーブ端末として動作する。
また、マスタ/スレーブモード移行制御部17は、例えばユーザにより行われる所定のモード指定操作に応じて、撮像装置10をマスタモード又はスレーブモードに移行させても良い。これにより、撮像装置10は、所定のモード指定操作(例えばユーザの指定操作)によって、撮像装置10(自端末)をマスタモード又はスレーブモードのいずれかに簡易に移行させることができるので、例えばスレーブモードにおいて外部端末から設定情報を受信した後に撮像装置10(自端末)をマスタモードに移行してから、スレーブモードの他の外部端末に対して同じ設定情報を送信することができる。
無線動作IF18は、撮像装置10における無線通信のON/OFFを無線伝送制御部19に指示し、例えば図2に示す無線ON/OFFボタンRFBに対応する。
無線伝送制御部19は、無線動作IF18からの指示により、撮像装置10における無線通信のON又はOFFを制御し、無線通信がONの状態である場合には、無線通信がONの状態であることを示すために、無線通信状態表示部LD1を点灯させる。無線伝送制御部19は、無線通信がOFFの状態である場合には、無線通信がOFFの状態であることを示すために、無線通信状態表示部LD1を消灯させる。無線通信状態表示部LD1には、例えば青色に点灯するLEDが用いられる。なお、図3では図示を省略しているが、電源状態表示部LD2には、例えば緑色に点灯するLEDが用いられる。
無線伝送制御部19は、無線通信がONの状態である場合には、マスタ/スレーブモード移行制御部17から出力されたマスタモード又はスレーブモードに関する情報を基に、マスタ端末又はスレーブ端末のいずれかとしての無線通信を制御する。
例えば、無線伝送制御部19は、マスタモードでは、揺れ情報一致判定部16において撮像装置10のシェイク操作と外部端末のシェイク操作とが同等であると判定された場合には、カメラ設定情報保持部14及び端末設定情報保持部20から読み出した各種の設定情報(必要に応じて画像データを含む)を、無線データ送信部21に、スレーブモードに移行した外部端末(スレーブ端末)に送信させる。
また、無線伝送制御部19は、スレーブモードでは、マスタモードに移行した外部端末において撮像装置10のシェイク操作と外部端末のシェイク操作とが同等であると判定された場合には、外部端末から送信された各種の設定情報(必要に応じて外部端末の撮像により得られた画像データを含む)を、無線データ受信部22に受信させる。
また、設定情報差替部の一例としての無線伝送制御部19は、スレーブモードでは、マスタモードに移行した外部端末において撮像装置10のシェイク操作と外部端末のシェイク操作とが同等であると判定された場合には、端末設定情報保持部20に保存されている各種の設定情報を、無線データ受信部22において受信された各種の設定情報に置き換えてコピーして保存する。これにより、撮像装置10は、最新の各種の設定情報を端末設定情報保持部20に保存することができる。
端末設定情報保持部20は、例えばフラッシュメモリ又はDRAM等の半導体メモリを用いて構成され、撮像装置10における撮像機能及び録画機能を除く他の各種機能の処理を実行させるために必要となる設定情報を記憶する。なお、端末設定情報保持部20に保存されたデータは、例えば無線伝送制御部19により参照される。
ここで、端末設定情報保持部20が記憶する設定情報には、例えばネットワークの接続に関する設定情報として、無線LAN(例えばWifi(登録商標))における接続先のSSID(Service Set Identifier)及びパスワード、接続先バックエンドサーバのアドレス、バックエンドログインID及びパスワードが含まれる。
送信部の一例としての無線データ送信部21は、送信アンテナ(不図示)を有し、マスタモードでは、無線伝送制御部19から出力された各種の設定情報(必要に応じて画像データを含む)を、スレーブモードに移行した外部端末(スレーブ端末)に送信する。また、無線データ送信部21は、マスタ/スレーブモード移行制御部17の指示に応じて、マスタモードに移行した外部端末が撮像装置10の周囲にいるか否かを判定するために、マスタ端末の探索信号を送信する。これにより、撮像装置10は、スレーブモードでは、シェイク操作によって検出された揺れ情報を、マスタモードの外部端末に対して送信するので、マスタモードの外部端末における設定情報の送信可否を判断させるための支援情報を送ることができる。
受信部の一例としての無線データ受信部22は、受信アンテナ(不図示)を有し、スレーブモードでは、マスタモードに移行した外部端末(マスタ端末)から送信された各種の設定情報(外部端末の撮像により得られた画像データを含む)を受信して揺れ情報一致判定部16に出力する。また、無線データ受信部22は、マスタ端末の探索信号に対する応答をマスタモードに移行した外部端末から受信した場合には、マスタ端末の探索信号に対する応答をマスタ/スレーブモード移行制御部17に出力する。
次に、本実施形態の撮像装置10と外部端末との間のシグナリングの一例について、図4、図5及び図6を参照して詳細に説明する。図4(A)は、マスタ端末及びスレーブ端末がそれぞれ設定コピーモードに移行する状況を示す発光パターンの一例を示す説明図である。図4(B)は、マスタ端末及びスレーブ端末がそれぞれ設定コピー中である状況を示す発光パターンの一例を示す説明図である。図4(C)は、マスタ端末及びスレーブ端末がそれぞれ設定コピーモードを終了した状況を示す発光パターンの一例を示す説明図である。図5は、第1の実施形態の撮像装置10と外部端末との間のシグナリングの一例を詳細に説明するシーケンス図である。図6は、第1の実施形態の撮像装置10の設定情報の複製に関する動作手順を詳細に説明するフローチャートである。
図5の説明では、説明を簡単にするために、本実施形態の撮像装置10を「マスタ端末」、撮像装置10の通信相手である外部端末を「スレーブ端末」として説明するが、反対に撮像装置10が「スレーブ端末」であって外部端末が「マスタ端末」としても同様である。
図5において、撮像装置10及び外部端末はそれぞれ通常モードとする(SM1,SS1,S1)。通常モード(Regular Mode)とは、例えばマスタモード及びスレーブモードのいずれにも移行していない通常動作時のモードである。ここで、撮像装置10に対し、ユーザにより所定の設定コピーモードの入力操作が行われたとする(SM2,S2)。
本実施形態における所定の設定コピーモードの入力操作とは、例えば無線通信がONの状態である場合(即ち、無線通信状態表示部LD1が点灯している場合)に、無線ON/OFFボタンRFBが押下された状態で3秒以上シェイク操作が行われる操作であるが、この操作に限定されない。また、設定コピーモードとは、マスタ端末である撮像装置10が保持している各種の設定情報をスレーブ端末である外部端末に対してコピーを行うためのモードである。
ステップSM2の後、撮像装置10は、周囲にマスタモードに移行した機器(マスタ端末)がいるか否かを判定するために、マスタ端末の探索信号を周囲に送信する(SM3)。また、外部端末においても、ステップSM2と同一の設定コピーモードの入力操作が行われたとする(SS2,S2)。一定時間の間にマスタ端末の探索信号に対するマスタ端末からの応答が無い場合には(S3−NO)、撮像装置10は、マスタモードに移行し、マスタモードに移行したことを示すために、所定の発光パターン(M−1)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を点滅させ(SM4、S4)、スレーブ端末からの通信相手としての登録を受け付ける(SM5,S5)。
図4(A)に示すように、撮像装置10は、マスタモードに移行したことを示すための発光パターン(M−1)として、ユーザによってシェイク操作が行われるまで、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3の順に点滅を繰り返す。
外部端末は、設定コピーモードの入力操作が行われた後、周囲にマスタモードに移行した機器(マスタ端末)がいるか否かを判定するために、マスタ端末の探索信号を周囲に送信する(SS3,S3)。撮像装置10がマスタモードに移行したマスタ端末として動作するので、撮像装置10は、ステップSS3において送信されたマスタ端末の探索信号に対する応答(報知信号)を外部端末に送信する。
外部端末は、マスタ端末の探索信号に対する応答(報知信号)の受信によってマスタ端末を検出したとして(SS4,S3−YES)、スレーブモードに移行したことを示すために、所定の発光パターン(S−1)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を点滅させ(SS5、S13)。撮像装置10は、スレーブ端末からの通信相手としての登録を受け付ける(SM5,S5)。
図4(A)に示すように、外部端末は、スレーブモードに移行したことを示すための発光パターン(S−1)として、ユーザによってシェイク操作が行われるまで、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3の順に点滅を繰り返す。
また、外部端末は、マスタ端末である撮像装置10に、通信機器としての登録要求を送信する(SS6)。撮像装置10は、通信機器としての登録要求をスレーブ端末である外部端末から受信した場合に、通信機器としての登録が可能であると判定した場合には、登録要求を受諾した旨の応答(Ack)を外部端末に送信し、通信機器としての登録が不可であると判定した場合には、登録要求を受諾できない旨の応答(Nack)を外部端末に送信する(S6)。
なお、マスタ端末における発光パターン(M−1)とスレーブ端末における発光パターン(S−1)とでは、点滅の周期が異なる。本実施形態では、例えばスレーブ端末における発光パターン(S−1)の点滅の周期は0.2[sec]であり、マスタ端末における発光パターン(M−1)の点滅の周期は0.4[sec]である。
ステップSM5,SS6の後、撮像装置10及び外部端末は、ユーザによってシェイク操作が行われるまで待機する(SM6(S7),SS7(S14))。
ここで、ユーザが例えば右手で撮像装置10を把持してシェイク操作を3秒以上行い、左手で外部端末を把持してシェイク操作を3秒以上行ったとする(SM7(S8−YES),SS8(S15−YES))。撮像装置10は、外部端末のシェイク操作によって検出された揺れ情報の受信を待機する(SM7,S9)。外部端末は、シェイク操作によって検出された揺れ情報を撮像装置10に送信し(SS8,S16)、撮像装置10からの設定情報の受信を待機する(SS9,S17)。
撮像装置10は、外部端末から送信された揺れ情報を受信した後、撮像装置10のシェイク操作によって検出された揺れ情報と外部端末から送信された揺れ情報とが同等であるか否かを判定する(S10)。撮像装置10は、撮像装置10のシェイク操作によって検出された揺れ情報と外部端末から送信された揺れ情報とが同等であると判定した場合には(S10、YES)、撮像装置10が記憶している各種の設定情報を外部端末に送信(転送)し(SM8,S11)、更に、設定情報を外部端末に送信(転送)していることを示すために、所定の発光パターン(M−2)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3を全て同一のタイミングで点滅させる(SM8、S11)。
図4(B)に示すように、撮像装置10は、各種の設定情報を外部端末に送信(転送)していることを示すための発光パターン(M−2)として、設定情報の送信(転送)、即ち設定情報のコピーが完了するまで、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3の同一のタイミングにおける点滅を繰り返す。
外部端末は、撮像装置10から送信(転送)された各種の設定情報を受信し(S18−YES)、撮像装置10から送信(転送)された各種の設定情報に置き換えてコピーする(SS10)。また、外部端末は、各種の設定情報を受信していることを示すために、所定の発光パターン(S−2)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3を全て同一のタイミングで点滅させる(SS10,S19)。
図4(B)に示すように、外部端末は、各種の設定情報を受信していることを示すための発光パターン(S−2)として、設定情報の受信、即ち設定情報のコピーが完了するまで、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3の同一のタイミングにおける点滅を繰り返す。
なお、マスタ端末における発光パターン(M−2)とスレーブ端末における発光パターン(S−2)とでは、点滅の周期は同一である。本実施形態では、例えばマスタ端末における発光パターン(M−2),スレーブ端末における発光パターン(S−2)の点滅の周期はそれぞれ0.2[sec]である。
撮像装置10及び外部端末において各種の設定情報のコピーが完了した後、撮像装置10におけるマスタモードは終了し(SM9)、外部端末におけるスレーブモードが終了する(SS11)。撮像装置10及び外部端末は、それぞれマスタモード及びスレーブモードを終了したことを示すために、所定の発光パターン(MS−3)に従って、所定時間の間(例えば5秒間)、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3を全て同一のタイミングで点滅させる(SM9,SS11)。なお、外部端末は、各種の設定情報のコピーが完了した後、必要に応じて、設定情報のコピー完了を示すための応答(Ack)を撮像装置10に送信しても良い。これにより、撮像装置10は、各種の設定情報が外部端末において確実に受信されたことを把握することができる。
図4(C)に示すように、撮像装置10及び外部端末は、それぞれマスタモード及びスレーブモードを終了したことを示すための発光パターン(MS−3)として、所定時間の間(例えば5秒間)、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3の同一のタイミングにおける点滅を繰り返す。
なお、マスタ端末(撮像装置10)及びスレーブ端末(外部端末)における発光パターン(MS−3)の点滅の周期は同一であるが、マスタ端末における発光パターン(M−2),スレーブ端末における発光パターン(S−2)の点滅の周期(0.2[sec])より長い(0.5[sec])。
ステップSM9,SS11の後、撮像装置10及び外部端末はそれぞれ通常モードに復帰し(SM10,SM12,S12)、撮像装置10及び外部端末における各種の設定情報のコピーに関する動作が終了する。
以上により、本実施形態の撮像装置10は、マスタモード又はスレーブモードのいずれかに移行し、マスタモードでは、通信相手である外部端末のシェイク操作により検出された揺れ操作と撮像装置10のシェイク操作により検出された揺れ操作とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な各種の設定情報を外部端末に送信する。また、撮像装置10は、スレーブモードでは、外部端末のシェイク操作により検出された揺れ情報と撮像装置10のシェイク操作により検出された揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像装置10の動作(例えば撮像機能、録画機能)に必要な撮像設定情報を含む設定情報を外部端末から受信する。
これにより、撮像装置10は、特別なハードウェア資源を追加することなく、マスタモードでは通信相手となる外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を外部端末に送信するので、外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。また、撮像装置10は、同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、スレーブモードでは撮像装置10における各種の動作(例えば撮像処理)に必要となる撮像設定情報を含む設定情報を、通信相手となる外部端末から受信するので、撮像装置10の設定情報を簡易に複製することができ、設定作業の利便性を向上することができる。
また、撮像装置10は、マスタモードへ移行したことを示す発光パターン(M−1)に従って無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を発光することができ、マスタモードへ移行したことをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、撮像装置10と同様の構成を有する外部端末(撮像装置10でも可)は、スレーブモードへ移行したことを発光パターン(S−1)に従って無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を発光することができ、スレーブモードへ移行したことをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、撮像装置10は、マスタモードにおいて、スレーブモードの外部端末に対して各種の設定情報を送信することを示す発光パターン(M−2)に従って無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を発光することができ、各種の設定情報を外部端末に送信している状況であることをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、撮像装置10と同様の構成を有する外部端末(撮像装置10でも可)は、スレーブモードにおいて、マスタモードの撮像装置10(外部端末)から各種の設定情報を受信することを示す発光パターン(S−2)に従って無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を発光することができ、各種の設定情報を撮像装置10(外部端末)から受信している状況であることをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、撮像装置10又は撮像装置10と同様の構成を有する外部端末は、マスタモード又はスレーブモードが終了したことを示す発光パターン(MS−3)に従って無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を発光することができ、マスタモード又はスレーブモードが終了した状況をユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、撮像装置10は、同一のプロトコルに準じたネットワークの接続に関する設定情報を外部端末との間で共有していなくても通信できるための設定情報を外部端末と共有しておくことで、ネットワークの接続に関する設定情報を外部端末に送信する前に、外部端末に各種の設定情報を送信(転送)することができる。
また、撮像装置10は、同一の機種に準じたネットワークの接続に関する設定情報を外部端末との間で共有していなくても通信できるための設定情報を外部端末と共有しておくことで、ネットワークの接続に関する設定情報を外部端末に送信する前に、外部端末に各種の設定情報を送信(転送)することができる。
また、撮像装置10は、撮像装置10と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる設定情報を予め保持することで、スレーブモードの外部端末に、撮像装置10が保持する設定情報を受信させて、設定情報を外部端末の設定情報として複製(コピー)させることにより、マスタモードの撮像装置10と同様の動作を容易に行わせることができる。
また、撮像装置10は、外部端末と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる設定情報をマスタモードの外部端末から受信することで、受信された設定情報を撮像装置10自身の設定情報として複製(コピー)することにより、マスタモードの外部端末と同様の動作を容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、例えば撮像装置10と撮像装置10の通信相手としての複数の外部端末とを用いて、撮像装置10(マスタ端末)が複数の外部端末(スレーブ端末)に、1対N(Nは2以上の整数)で設定情報を送信して複製(コピー)させる。
第2の実施形態では、例えば撮像装置10と撮像装置10の通信相手としての複数の外部端末とを用いて、撮像装置10(マスタ端末)が複数の外部端末(スレーブ端末)に、1対N(Nは2以上の整数)で設定情報を送信して複製(コピー)させる。
なお、第2の実施形態の撮像装置10の内部構成は第1の実施形態の撮像装置10の内部構成と同一であるため、撮像装置10の内部構成の説明は省略する。
次に、本実施形態の撮像装置10と複数の外部端末との間のシグナリングの一例について、図7、図8及び図9を参照して詳細に説明する。図7は、マスタ端末及びスレーブ端末がそれぞれマスタモード及びスレーブモードに移行する状況を示す発光パターンの一例を示す説明図である。図8は、第2の実施形態の撮像装置10と1つの外部端末との間のシグナリングの一例を詳細に説明するシーケンス図である。図9は、第2の実施形態の撮像装置10の設定情報の複製に関する動作手順を詳細に説明するフローチャートである。
図8及び図9では、図5及び図6の対応する動作と同一内容には同一の符号を付して説明を簡略化又は省略し、異なる内容について説明する。また、図8のスレーブ端末も他のスレーブ端末もいずれも同様に動作し、説明を分かり易くするために、1つの外部端末を例示して説明する。
図8において、ステップSM1の後、撮像装置10に対し、ユーザにより所定の設定コピーモードの入力操作が行われたとする(SM2a,S2a)。本実施形態における所定の設定コピーモードの入力操作とは、例えば無線通信がONの状態である場合(即ち、無線通信状態表示部LD1が点灯している場合)に、無線ON/OFFボタンRFB及び録画開始/停止ボタンRPBが押下された状態で3秒以上シェイク操作が行われる操作であるが、この操作に限定されない。
ステップSM2aの後、撮像装置10は、周囲にマスタモードに移行した機器(マスタ端末)がいるか否かを判定するために、マスタ端末の探索信号を周囲に送信する(SM3)。また、外部端末においても、ステップSM2と同一の設定コピーモードの入力操作が行われたとする(SS2a,S2a)。一定時間の間にマスタ端末の探索信号に対するマスタ端末からの応答が無い場合には(S3−NO)、撮像装置10は、マスタモードに移行し、マスタモードに移行したことを示すために、所定の発光パターン(M−1a)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を点滅させ(SM4a、S4a)、スレーブ端末からの通信相手としての登録を受け付ける(SM5,S5)。
図7に示すように、撮像装置10は、マスタモードに移行したことを示すための発光パターン(M−1a)として、ユーザによってシェイク操作が行われるまで、録画状態表示部LD3,電源状態表示部LD2,無線通信状態表示部LD1の順に点滅を繰り返す。
また、外部端末は、マスタ端末の探索信号に対する応答(報知信号)の受信によってマスタ端末を検出したとして(SS4,S3−YES)、スレーブモードに移行したことを示すために、所定の発光パターン(S−1a)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2,録画状態表示部LD3を点滅させる(SS5a、S13a)。撮像装置10は、スレーブ端末からの通信相手としての登録を受け付ける(SM5,S5)。
図7に示すように、外部端末は、スレーブモードに移行したことを示すための発光パターン(S−1a)として、ユーザによってシェイク操作が行われるまで、録画状態表示部LD3,電源状態表示部LD2,無線通信状態表示部LD1の順に点滅を繰り返す。
なお、マスタ端末における発光パターン(M−1a)とスレーブ端末における発光パターン(S−1a)とでは、点滅の周期が異なる。本実施形態では、例えばスレーブ端末における発光パターン(S−1)の点滅の周期は0.2[sec]であり、マスタ端末における発光パターン(M−1)の点滅の周期は0.4[sec]である。
また、外部端末は、マスタ端末である撮像装置10に、通信機器としての登録要求を送信し(SS6)、登録要求を受諾した旨の応答(Ack)を撮像装置10から受信した後、撮像装置10からの設定情報の受信を待機する(SS9a,S17a)。なお、本実施形態では、ステップSS9a,ステップS17a以降の外部端末の動作では、外部端末のシェイク操作が省略されていることを除けば第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップSM5の後、撮像装置10は、ユーザによってシェイク操作が行われるまで待機する(SM6,S7)。
ここで、ユーザが左手又は右手で撮像装置10を把持してシェイク操作を3秒以上行ったとする(SM7a,S8−YES)。撮像装置10は、3秒以上のシェイク操作をトリガとして、撮像装置10が記憶している各種の設定情報を各外部端末に送信(転送)し(SM7a,S11a)、更に、設定情報を各外部端末に送信(転送)していることを示すために、所定の発光パターン(M−2)に従って、無線通信状態表示部LD1,電源状態表示部LD2及び録画状態表示部LD3を全て同一のタイミングで点滅させる(SM7a、S11a)。なお、本実施形態では、ステップSM7a,ステップS11a以降の撮像装置10の動作は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上により、本実施形態の撮像装置10は、通信相手として登録されている機器が1つの外部端末だけでなく複数の外部端末がスレーブ端末として登録されている場合でも、第1の実施形態のように各スレーブ端末のシェイク操作を省略して、第1の実施形態と同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、通信相手となる複数の外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を各外部端末に送信するので、各外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。
最後に、本発明に係る携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法の構成、作用、効果をそれぞれ説明する。
本発明の一実施形態は、外部端末との間で通信可能な携帯端末であって、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、携帯端末である。
この構成では、携帯端末は、マスタモード又はスレーブモードのいずれかに移行し、マスタモードでは、通信可能な外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ操作と自端末の揺れ操作により検出された第1の揺れ操作とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を外部端末に送信する。また、携帯端末は、スレーブモードでは、第2の揺れ情報と第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を外部端末から受信する。
これにより、携帯端末は、特別なハードウェア資源を追加することなく、マスタモードでは通信相手となる外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を外部端末に送信するので、外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。また、携帯端末は、同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、スレーブモードでは自端末における各種の動作に必要となる設定情報を、通信相手となる外部端末から受信するので、自端末の設定情報を簡易に複製することができ、設定作業の利便性を向上することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記モード制御部は、前記マスタモードに移行した前記外部端末が前記携帯端末の周囲に検出されない場合に、前記携帯端末を前記マスタモードへ移行させる、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、マスタモードに移行した外部端末が自端末の周囲に検出されない場合に、自端末をマスタモードに簡易に移行させることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記モード制御部は、所定のモード指定操作に応じて、前記携帯端末を前記マスタモード又は前記スレーブモードへ移行させる、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、所定のモード指定操作(例えばユーザの指定操作)によって、自端末をマスタモード又はスレーブモードのいずれかに簡易に移行させることができるので、例えばスレーブモードにおいて設定情報を受信した後にマスタモードに移行してから、スレーブモードの他の外部端末に対して同じ設定情報を送信することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記第1の揺れ情報に含まれる前記携帯端末の揺れ操作における振動の周期と、前記第2の揺れ情報に含まれる前記外部端末の揺れ操作における振動の周期とが同等である場合に、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定する揺れ情報判定部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、第1の揺れ情報に含まれる携帯端末の揺れ操作における振動の周期と、第2の揺れ情報に含まれる外部端末の揺れ操作における振動の周期とが同等である場合に、第1の揺れ情報と第2の揺れ情報とが同等であると簡易に判定することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記揺れ情報判定部は、前記第1の揺れ情報に含まれる前記携帯端末の揺れ操作における向きと、前記第2の揺れ情報に含まれる前記外部端末の揺れ操作における向きとが同等である場合に、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定する、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、第1の揺れ情報に含まれる携帯端末の揺れ操作における振動の周期及び筐体の向きと、第2の揺れ情報に含まれる外部端末の揺れ操作における振動の周期及び筐体の向きとがそれぞれ同等である場合に、第1の揺れ情報と第2の揺れ情報とが同等であると判定するので、第1の揺れ情報と第2の揺れ情報とが同等であることを高精度に判定することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記送信部は、前記スレーブモードにおいて、前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報を、前記マスタモードの前記外部端末に送信する、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、スレーブモードでは、自端末のセンサ部において検出された第1の揺れ情報を、マスタモードの外部端末に対して送信するので、マスタモードの外部端末における設定情報の送信可否を判断させるための支援情報を送ることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記受信部により受信された前記第2の設定情報に差し替えて設定情報記憶部に保存する設定情報差替部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、スレーブモードでは、外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報とセンサ部により検出された第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、受信部が受信した第2の設定情報に差し替えて、最新の設定情報を設定情報記憶部に保存して動作することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記マスタモードへの移行を示す第1の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、マスタモードへ移行したことを示す第1の発光パターンに従って複数の発光部を発光することができ、マスタモードへ移行したことをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記スレーブモードへの移行を示す第2の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、スレーブモードへ移行したことを示す第2の発光パターンに従って複数の発光部を発光することができ、スレーブモードへ移行したことをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記マスタモードにおいて、前記第1の設定情報の前記外部端末への送信を示す第3の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、マスタモードにおいて、スレーブモードの外部端末に対して第1の設定情報を送信することを示す第3の発光パターンに従って複数の発光部を発光することができ、第1の設定情報を外部端末に送信している状況であることをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記スレーブモードにおいて、前記第2の設定情報の前記外部端末からの受信を示す第4の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、スレーブモードにおいて、マスタモードの外部端末から第2の設定情報を受信することを示す第4の発光パターンに従って複数の発光部を発光することができ、第2の設定情報を外部端末から受信している状況であることをユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記マスタモード又は前記スレーブモードの終了を示す第5の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、携帯端末である。
この構成によれば、携帯端末は、マスタモード又はスレーブモードが終了したことを示す第5の発光パターンに従って複数の発光部を発光することができ、マスタモード又はスレーブモードが終了した状況をユーザに対して明示的かつ簡易に知らせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記第1の設定情報は、前記携帯端末により保持され、前記携帯端末と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる、携帯端末である。
この構成によれば、マスタモードの携帯端末は、スレーブモードの外部端末に、携帯端末が保持する第1の設定情報を受信させて、第1の設定情報を外部端末の設定情報として複製(コピー)させることにより、マスタモードの携帯端末と同様の動作を容易に行わせることができる。
また、本発明の一実施形態は、前記第2の設定情報は、前記外部端末により保持され、前記外部端末と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる、携帯端末である。
この構成によれば、スレーブモードの携帯端末は、マスタモードの外部端末が保持する第2の設定情報を受信し、第2の設定情報を携帯端末自身の設定情報として複製(コピー)することにより、マスタモードの外部端末と同様の動作を容易に行うことができる。
また、本発明の一実施形態は、外部端末との間で通信可能な撮像装置であって、周囲の映像を撮像する撮像部と、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記撮像部の撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、撮像装置である。
この構成では、撮像装置は、マスタモード又はスレーブモードのいずれかに移行し、マスタモードでは、通信可能な外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ操作と自端末の揺れ操作により検出された第1の揺れ操作とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を外部端末に送信する。また、撮像装置は、スレーブモードでは、第2の揺れ情報と第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像装置の動作(例えば撮像処理)に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を外部端末から受信する。
これにより、撮像装置は、特別なハードウェア資源を追加することなく、マスタモードでは通信相手となる外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を外部端末に送信するので、外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。また、撮像装置は、同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、スレーブモードでは自端末における各種の動作(例えば撮像処理)に必要となる撮像設定情報を含む設定情報を、通信相手となる外部端末から受信するので、自端末の設定情報を簡易に複製することができ、設定作業の利便性を向上することができる。
また、本発明の一実施形態は、前記送信部は、前記マスタモードにおいて、前記撮像装置における前記撮像設定情報を前記第1の設定情報に含めて前記外部端末に送信する、撮像装置である。
この構成によれば、撮像装置は、マスタモードにおいて、撮像装置における撮像設定情報を含む第1の設定情報を外部端末に送信するので、外部端末が撮像機能を有する場合でも、撮像機能を含む各種の動作に必要な第1の設定情報を外部端末に対して簡易に取得させることができる。
また、本発明の一実施形態は、外部端末との間で通信可能な携帯端末における設定情報複製方法であって、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、設定情報複製方法である。
この方法では、携帯端末は、マスタモード又はスレーブモードのいずれかに移行し、マスタモードでは、通信可能な外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ操作と自端末の揺れ操作により検出された第1の揺れ操作とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を外部端末に送信する。また、携帯端末は、スレーブモードでは、第2の揺れ情報と第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を外部端末から受信する。
これにより、携帯端末は、特別なハードウェア資源を追加することなく、マスタモードでは通信相手となる外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を外部端末に送信するので、外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。また、携帯端末は、同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、スレーブモードでは自端末における各種の動作に必要となる設定情報を、通信相手となる外部端末から受信するので、自端末の設定情報を簡易に複製することができ、設定作業の利便性を向上することができる。
また、本発明の一実施形態は、外部端末との間で通信可能な撮像装置における設定情報複製方法であって、周囲の映像を撮像するステップと、マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、設定情報複製方法である。
この方法では、撮像装置は、マスタモード又はスレーブモードのいずれかに移行し、マスタモードでは、通信可能な外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ操作と自端末の揺れ操作により検出された第1の揺れ操作とが同等であると判定された場合に、外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を外部端末に送信する。また、携帯端末は、スレーブモードでは、第2の揺れ情報と第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像装置の動作(例えば撮像処理)に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を外部端末から受信する。
これにより、撮像装置は、特別なハードウェア資源を追加することなく、マスタモードでは通信相手となる外部端末における各種の動作に必要となる設定情報を外部端末に送信するので、外部端末に設定情報を簡易に取得させることができ、設定作業の利便性を向上することができる。また、携帯端末は、同様に特別なハードウェア資源を追加することなく、スレーブモードでは自端末における各種の動作(例えば撮像処理)に必要となる撮像設定情報を含む設定情報を、通信相手となる外部端末から受信するので、自端末の設定情報を簡易に複製することができ、設定作業の利便性を向上することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、特別なハードウェア資源を追加することなく、各種の動作に必要となる設定情報を簡易に複製し、設定作業の利便性を向上する携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法として有用である。
10 携帯端末
11 カメラ撮像部
12 カメラ信号処理部
13 カメラ動作IF
14 カメラ設定情報保持部
15 揺れ情報保持部
16 揺れ情報一致判定部
17 マスタ/スレーブモード移行制御部
18 無線動作IF
19 無線伝送制御部
20 端末設定情報保持部
21 無線データ送信部
22 無線データ受信部
LD1 無線通信状態表示部
LD2 電源状態表示部
LD3 録画状態表示部
AS 加速度センサ
JS ジャイロセンサ
LS カメラレンズ
PSB 電源ON/OFFボタン
RFB 無線ON/OFFボタン
RPB 録画開始/停止ボタン
11 カメラ撮像部
12 カメラ信号処理部
13 カメラ動作IF
14 カメラ設定情報保持部
15 揺れ情報保持部
16 揺れ情報一致判定部
17 マスタ/スレーブモード移行制御部
18 無線動作IF
19 無線伝送制御部
20 端末設定情報保持部
21 無線データ送信部
22 無線データ受信部
LD1 無線通信状態表示部
LD2 電源状態表示部
LD3 録画状態表示部
AS 加速度センサ
JS ジャイロセンサ
LS カメラレンズ
PSB 電源ON/OFFボタン
RFB 無線ON/OFFボタン
RPB 録画開始/停止ボタン
Claims (18)
- 外部端末との間で通信可能な携帯端末であって、
マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、
前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、
前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、
前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記モード制御部は、
前記マスタモードに移行した前記外部端末が前記携帯端末の周囲に検出されない場合に、前記携帯端末を前記マスタモードへ移行させる、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記モード制御部は、
所定のモード指定操作に応じて、前記携帯端末を前記マスタモード又は前記スレーブモードへ移行させる、
携帯端末。 - 請求項1に携帯端末であって、
前記第1の揺れ情報に含まれる前記携帯端末の揺れ操作における振動の周期と、前記第2の揺れ情報に含まれる前記外部端末の揺れ操作における振動の周期とが同等である場合に、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定する揺れ情報判定部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項4に記載の携帯端末であって、
前記揺れ情報判定部は、
前記第1の揺れ情報に含まれる前記携帯端末の揺れ操作における向きと、前記第2の揺れ情報に含まれる前記外部端末の揺れ操作における向きとが同等である場合に、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定する、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記送信部は、
前記スレーブモードにおいて、前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報を、前記マスタモードの前記外部端末に送信する、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記受信部により受信された前記第2の設定情報に差し替えて設定情報記憶部に保存する設定情報差替部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記マスタモードへの移行を示す第1の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記スレーブモードへの移行を示す第2の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記マスタモードにおいて、前記第1の設定情報の前記外部端末への送信を示す第3の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記スレーブモードにおいて、前記第2の設定情報の前記外部端末からの受信を示す第4の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記マスタモード又は前記スレーブモードの終了を示す第5の発光パターンに従って発光する複数の発光部、を更に備える、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記第1の設定情報は、前記携帯端末により保持され、前記携帯端末と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる、
携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末であって、
前記第2の設定情報は、前記外部端末により保持され、前記外部端末と同一の動作を実行させるための各種情報が含まれる、
携帯端末。 - 外部端末との間で通信可能な撮像装置であって、
周囲の映像を撮像する撮像部と、
マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するモード制御部と、
前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するセンサ部と、
前記マスタモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信する送信部と、
前記スレーブモードにおいて、前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と前記センサ部により検出された前記第1の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記撮像部の撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信する受信部と、を備える、
撮像装置。 - 請求項15に記載の撮像装置であって、
前記送信部は、
前記マスタモードにおいて、前記撮像装置における前記撮像設定情報を前記第1の設定情報に含めて前記外部端末に送信する、
撮像装置。 - 外部端末との間で通信可能な携帯端末における設定情報複製方法であって、
マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、
前記携帯端末の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、
前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、
前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、
前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記携帯端末の動作に必要な所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、
設定情報複製方法。 - 外部端末との間で通信可能な撮像装置における設定情報複製方法であって、
周囲の映像を撮像するステップと、
マスタモード又はスレーブモードへの移行を制御するステップと、
前記撮像装置の揺れ操作に対応した第1の揺れ情報を検出するステップと、
前記外部端末の揺れ操作により検出された第2の揺れ情報と検出された前記第1の揺れ情報とが同等であるか否かを判定するステップと、
前記マスタモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、前記外部端末の動作に必要な所定の第1の設定情報を前記外部端末に送信するステップと、
前記スレーブモードにおいて、前記第1の揺れ情報と前記第2の揺れ情報とが同等であると判定された場合に、撮像動作に必要な撮像設定情報を含む所定の第2の設定情報を前記外部端末から受信するステップと、を有する、
設定情報複製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106044A JP2015222852A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014106044A JP2015222852A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015222852A true JP2015222852A (ja) | 2015-12-10 |
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ID=54785685
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JP2014106044A Pending JP2015222852A (ja) | 2014-05-22 | 2014-05-22 | 携帯端末、撮像装置及び設定情報複製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015222852A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016005195T5 (de) | 2015-11-13 | 2018-07-26 | Asahi Glass Company, Limited | Harzfolie und Verfahren zu ihrer Herstellung |
WO2023149271A1 (ja) * | 2022-02-07 | 2023-08-10 | i-PRO株式会社 | カメラ装置および通信状態通知方法 |
-
2014
- 2014-05-22 JP JP2014106044A patent/JP2015222852A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE112016005195T5 (de) | 2015-11-13 | 2018-07-26 | Asahi Glass Company, Limited | Harzfolie und Verfahren zu ihrer Herstellung |
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