JP2015220791A - 電力供給制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自立運転機能を備える電力供給制御装置において、自立運転時の当該電力供給制御装置の消費電力を抑制すること。【解決手段】電力供給制御装置は、負荷に接続される電力供給ノードと、直流電源と電力供給ノードとの間に接続され、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、交流電力を電力供給ノードに出力するパワーコンディショナと、系統と電力供給ノードとの間に接続されたラッチ型電磁開閉器と、自立運転時に、ラッチ型電磁開閉器をOFFすることによって系統から電力供給ノードへの電力供給を遮断する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自立運転機能を備える電力供給制御装置に関する。
近年、住宅用の電力供給システムとして、複数の電源の連携により効率的な電力供給を図るものが普及しつつある。複数の電源としては、系統の他に、太陽電池、燃料電池、蓄電池といった分散電源が挙げられる。分散電源を系統に接続するには、パワーコンディショナが必要である。例えば太陽電池用のパワーコンディショナは、太陽電池から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を系統側に出力する。
系統の停電時、分散電源は系統から電気的に切り離される(解列される)。この時、パワーコンディショナの運転モードを自立運転モードに切り替えることにより、当該分散電源から出力される電力を利用することも可能である。つまり、パワーコンディショナの自立運転機能によって、停電時にも住宅内の電気機器を使用することが可能となる。
例えば、特許文献1に記載の太陽電池用パワーコンディショナは、自立運転用コンセントを備えている。系統の停電時、運転モードが自立運転モードに切り替えられると、当該パワーコンディショナは、交流電力を自立運転用コンセントに供給する。需要者は、自立運転用コンセントから電力を取得して、電気機器を動作させることができる。
特許文献2には、系統が停電した場合にも、それまで使用していた負荷に対して継続して電力を供給可能なパワーコンディショナシステムが開示されている。そのパワーコンディショナシステムは、パワーコンディショナと分電盤を備える。分電盤は、系統との電気的接続をON/OFFするための電磁開閉器を備える。自立運転時、パワーコンディショナは、分電盤の電磁開閉器を開状態に制御することによって、解列を行う。
特開2010−259170号公報 特開2014−23256号公報
上述のパワーコンディショナのように、自立運転機能を備える電力供給制御装置によって、系統の停電時にも分散電源から供給される電力を利用することが可能である。このとき、電力供給制御装置自身の動作に必要な電力も分散電源からまかなう必要がある。停電が長時間に及ぶ場合もあることを考えると、分散電源から供給される電力をなるべくセーブすることが望ましい。
本発明の1つの目的は、自立運転機能を備える電力供給制御装置において、自立運転時の当該電力供給制御装置の消費電力を抑制することが可能な技術を提供することにある。
本発明の1つの観点において、電力供給制御装置が提供される。その電力供給制御装置は、負荷に接続される電力供給ノードと、直流電源と電力供給ノードとの間に接続され、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、交流電力を電力供給ノードに出力するパワーコンディショナと、系統と電力供給ノードとの間に接続されたラッチ型電磁開閉器と、自立運転時に、ラッチ型電磁開閉器をOFFすることによって系統から電力供給ノードへの電力供給を遮断する制御部と、を備える。
本発明によれば、自立運転機能を備える電力供給制御装置において、自立運転時の当該電力供給制御装置の消費電力を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力供給制御装置の構成例を示す回路ブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る電力供給制御装置の制御部とラッチ型電磁開閉器の構成例を示す回路ブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る電力供給制御装置の自立運転時の動作を説明するための回路ブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る電力供給制御装置の自立運転時の動作を説明するための回路ブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態2に係る電力供給制御装置の構成例を示す回路ブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態3に係る電力供給制御装置の構成例を示す回路ブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
<構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力供給制御装置10の構成例を示す回路ブロック図である。電力供給制御装置10は、例えば住宅に設置され、電気機器等の負荷1に対する電力供給を制御する。特に、本実施の形態に係る電力供給制御装置10は、複数の電源から負荷1への電力供給を制御する。
図1に示される構成例において、複数の電源は、系統2と蓄電池4を含んでいる。系統2は、商用の電力系統である。蓄電池4は、例えば、電気自動車に搭載された蓄電池である。あるいは、蓄電池4は、定置型の蓄電池であってもよい。尚、蓄電池4等、系統2とは異なる電源は、分散電源と呼ばれる場合もある。
電力供給制御装置10は、負荷1に接続されている。更に、電力供給制御装置10は、電力量計3を介して系統2に接続され、また、蓄電池4に接続されている。電力供給制御装置10は、それら複数の電源(系統2、蓄電池4)から負荷1への電力供給を制御する。言い換えれば、電力供給制御装置10は、複数の電源の連携を制御する。
また、本実施の形態に係る電力供給制御装置10は、「自立運転機能」も搭載している。具体的には、系統2の停電時、電力供給制御装置10は、負荷1及び蓄電池4を系統2から電気的に切り離す(解列する)。その一方で、電力供給制御装置10は、蓄電池4から負荷1への電力供給を行う。これにより、停電時にも住宅内の電気機器等の負荷1を使用することが可能となる。
より詳細には、図1に示される電力供給制御装置10は、分電盤20、解列スイッチ30、パワーコンディショナ40、及び制御部50を備えている。図1に示される構成例では、それら構成要素(分電盤20、解列スイッチ30、パワーコンディショナ40、及び制御部50)は、電力供給制御装置10の筐体10a内に収納されている。すなわち、それら構成要素は、同一の筐体10a内に収納されることにより、一体的に構成されている。但し、それら構成要素は、必ずしも一体的に構成される必要はない。
分電盤20は、住宅内の負荷1に対して電力を分配する。より詳細には、分電盤20は、主幹ブレーカー21、分岐ブレーカー22、EV分岐ブレーカー23、系統接続ノードNA、及び電力供給ノードNBを備えている。更に、図1に示される構成例では、解列スイッチ30も分電盤20に搭載されている。
主幹ブレーカー21の一次側は、電力量計3を介して系統2に接続されている。主幹ブレーカー21の二次側は、系統接続ノードNAに接続されている。つまり、系統接続ノードNAは、系統2に接続されるノードである。
分岐ブレーカー22の一次側は、電力供給ノードNBに接続されている。分岐ブレーカー22の二次側は、負荷1に接続されている。つまり、電力供給ノードNBは、負荷1に接続されるノードである。
EV分岐ブレーカー23の一次側は、上記の電力供給ノードNBに接続されている。EV分岐ブレーカー23の二次側は、後述されるパワーコンディショナ40に接続されている。
更に、分電盤20の系統接続ノードNAと電力供給ノードNBとの間に、解列スイッチ30が設けられている。この解列スイッチ30は、系統2の停電時に、負荷1及び蓄電池4を系統2から電気的に切り離す(解列する)ために設けられている。より詳細には、解列スイッチ30は、系統接続ノードNAと電力供給ノードNBとの間に接続されており、系統接続ノードNA(すなわち系統2)と電力供給ノードNBとの間の電気的接続をON/OFFする。尚、図1に示されるように、解列スイッチ30として直列接続された2個のスイッチを使用することは、系統連系規程による。
通常動作時、解列スイッチ30は、ON状態(閉状態)に制御される。この場合、系統2と電力供給ノードNBとは電気的に接続され、系統2から電力供給ノードNBに電力が供給される。一方、系統2の停電時、解列スイッチ30は、OFF状態(開状態)に制御される。この場合、系統2と電力供給ノードNBとの間の電気的接続は切断され、系統2から電力供給ノードNBへの電力供給は遮断される。尚、解列スイッチ30のON/OFF制御は、後述の制御部50によって実施される。
本実施の形態では、解列スイッチ30として、「ラッチ型電磁開閉器」が用いられる。ラッチ型電磁開閉器の場合、ON状態(閉状態)とOFF状態(開状態)との間の状態切り替え時にのみ、励磁コイルに励磁電流が流される。つまり、ラッチ型電磁開閉器は、状態切り替え時にのみ電力を消費し、それ以外の時は電力を消費しない。これは、消費電力削減の観点から好ましい。以下では、「解列スイッチ30」の代わりに、「ラッチ型電磁開閉器30」という用語を用いて説明を行う。
パワーコンディショナ40は、蓄電池4用のパワーコンディショナであり、蓄電池4に対する充放電を制御する。このパワーコンディショナ40は、蓄電池4と電力供給ノードNBとの間に接続されている。蓄電池4は、直流電力を出力する直流電源であり、パワーコンディショナ40は、蓄電池4から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNBに出力する。また、パワーコンディショナ40は、必要に応じて、系統2から電力供給ノードNBに供給される交流電力を直流電力に変換し、その直流電力によって蓄電池4の充電を行う。
より詳細には、パワーコンディショナ40は、第1端子41、第2端子42、双方向電力変換装置43、開閉器44、及び制御部50を備えている。
第1端子41は、蓄電池4に接続されている。第2端子42は、EV分岐ブレーカー23を介して電力供給ノードNBに接続されている。
双方向電力変換装置43は、制御部50からの指示に従い、蓄電池4に対する充放電を制御する。より詳細には、双方向電力変換装置43は、第1端子41と第2端子42との間に接続されている。双方向電力変換装置43は、第2端子42に入力される交流電力を直流電力に変換し、得られた直流電力を第1端子41に出力して、蓄電池4を充電する。また、双方向電力変換装置43は、放電により蓄電池4から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を第2端子42に出力する。
開閉器44は、第2端子42と双方向電力変換装置43との間に接続されている。この開閉器44は、蓄電池4を電力供給ノードNBから電気的に切り離すために設けられている。より詳細には、開閉器44は、制御部50によってON/OFF制御され、それにより、第2端子42と双方向電力変換装置43との間の電気的接続をON/OFF制御する。
制御部50は、パワーコンディショナ40に搭載され、パワーコンディショナ40の動作を制御する。つまり、制御部50は、双方向電力変換装置43や開閉器44を適宜制御することによって、蓄電池4に対する充放電を制御する。
例えば、制御部50は、蓄電池4から系統2への逆潮流を防止するための制御を行う。そのために、図1に示されるように、分電盤20の系統接続ノードNAと電力供給ノードNBとの間に、変流器25が設けられている。この変流器25は、系統接続ノードNAと電力供給ノードNBとの間を流れる電流を検出し、検出した電流を示す信号を制御部50に出力する。制御部50は、変流器25から受け取る信号に基づいて、電力供給ノードNB(すなわち蓄電池4側)から系統接続ノードNA(すなわち系統2側)への逆潮流を検出することができる。そのような逆潮流を検出した場合、制御部50は、逆潮流が無くなるように、双方向電力変換装置43を制御し、蓄電池4からの放電電力を低下させる。
また、本実施の形態に係る制御部50は、上述のラッチ型電磁開閉器30をON/OFF制御する機能も備えている。例えば、制御部50は、系統接続ノードNAの電圧を監視することにより、系統2の停電を検出する処理を行う。系統2の停電を検出した場合、制御部50は、ラッチ型電磁開閉器30を、自動的にOFF状態(開状態)に制御する。これにより、系統2と電力供給ノードNBとの間の電気的接続は切断され、系統2から電力供給ノードNBへの電力供給は遮断される。すなわち、負荷1及び蓄電池4が系統2から電気的に切り離される(解列される)。
図2は、本実施の形態における制御部50とラッチ型電磁開閉器30の構成例を示す回路ブロック図である。
ラッチ型電磁開閉器30は、励磁コイルとして投入コイル31及び引き外しコイル32を備えている。投入コイル31は、ラッチ型電磁開閉器30をON状態(閉状態)にするために用いられる。具体的には、投入コイル31に励磁電流を流すことにより、ラッチ型電磁開閉器30はONする。一方、引き外しコイル32は、ラッチ型電磁開閉器30をOFF状態(開状態)にするために用いられる。具体的には、引き外しコイル32に励磁電流を流すことにより、ラッチ型電磁開閉器30はOFFする。尚、ラッチ型電磁開閉器30は、励磁電流が流れていないときはその状態を保持する。つまり、ラッチ型電磁開閉器30は、状態切り替え時にのみ電力を消費し、それ以外の時は電力を消費しない。
制御部50は、MOSトランジスタ51、MOSトランジスタ52、及び解列制御部53を備えている。MOSトランジスタ51は、投入コイル31への励磁電流の供給をON/OFFするために用いられる。MOSトランジスタ52は、引き外しコイル32への励磁電流の供給をON/OFFするために用いられる。解列制御部53は、MOSトランジスタ51,52のそれぞれのON/OFF制御を行う。このように、本実施の形態では、制御部50は、半導体素子(MOSトランジスタ51,52)を用いて、ラッチ型電磁開閉器30の励磁コイル(投入コイル31、引き外しコイル32)への通電を制御する。
再度図1を参照して、電力供給制御装置10は更に、オートトランス60及び開閉器61を備えていてもよい。オートトランス60は、開閉器61を介して、パワーコンディショナ40の第2端子42に接続されている。後述されるように、このオートトランス60は、自立運転時にパワーコンディショナ40から出力される電圧を調整するために設けられている。開閉器61は、制御部50によってON/OFF制御される。
<通常動作>
系統2が停電していない場合の電力供給制御装置10の動作を説明する。
分電盤20において、主幹ブレーカー21、分岐ブレーカー22、及びEV分岐ブレーカー23は全てON状態(閉状態)にある。制御部50は、ラッチ型電磁開閉器30をON状態(閉状態)に制御する。これにより、電力供給制御装置10は、系統2からの電力を負荷1に供給する。
また、制御部50は、双方向電力変換装置43や開閉器44を適宜制御することによって、蓄電池4に対する充放電を制御する。例えば、電気料金の安い夜間、制御部50は、系統2から供給される電力を蓄電池4に充電してもよい。また、制御部50は、蓄電池4から系統2への逆潮流を防止するための制御を行う。具体的には、制御部50は、上述の変流器25から受け取る信号に基づいて逆潮流を検出した場合、逆潮流が無くなるように、双方向電力変換装置43を制御し、蓄電池4からの放電電力を低下させる。
尚、通常動作時、制御部50は、開閉器61をOFF状態(開状態)に制御する。
<自立運転動作>
次に、系統2が停電し、電力供給制御装置10が自立運転を行う場合を説明する。図3は、自立運転時の電力供給制御装置10の動作を説明するための回路ブロック図である。
制御部50は、系統接続ノードNAの電圧に基づき、系統2の停電を検出する。停電の検出に応答して、制御部50は、ラッチ型電磁開閉器30を、OFF状態(開状態)に制御する。これにより、系統2と電力供給ノードNBとの間の電気的接続は切断され、系統2から電力供給ノードNBへの電力供給は遮断される。すなわち、負荷1及び蓄電池4が系統2から電気的に切り離される(解列される)。
一方、制御部50は、開閉器44をON状態(閉状態)に制御する。これにより、蓄電池4、電力供給ノードNB、及び負荷1が電気的に接続される。双方向電力変換装置43は、放電により蓄電池4から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNBに出力する。電力供給ノードNBに出力された交流電力は、負荷1に供給される。このように、電力供給制御装置10は、蓄電池4から負荷1へ電力を供給する。これにより、停電時にも住宅内の電気機器等の負荷1を使用することが可能となる。尚、電力供給制御装置10自身の動作に必要な電力も蓄電池4からまかなわれる。
尚、自立運転動作時、制御部50は、開閉器61をON状態(閉状態)に制御する。これによる作用を、図4を参照して説明する。
住宅の負荷1は、100Vで動作する100V負荷1aと、200Vで動作する200V負荷1bを含んでいる。これら100V負荷1aと200V負荷1bの両方を使用可能なように、一般的に、分電盤20では単相3線方式で受電が行われる。3線のうち1線は、接地されている中性線62である。
しかしながら、パワーコンディショナ40は、単相2線方式で200Vの電圧を出力する。そこで、自立運転時、パワーコンディショナ40から出力される200Vの電圧から100Vの電圧を生成するために、オートトランス60が機能する。図4に示されるように、オートトランス60は、一次側電圧が200Vであり、二次側電圧として100Vの電圧を2組出力できるように構成されている。また、一次側と二次側は絶縁されていない。
自立運転時、制御部50によって開閉器61が閉じられ、オートトランス60の一次側がパワーコンディショナ40の出力端子42に電気的に接続される。そして、オートトランス60は、パワーコンディショナ40から出力されるAC200Vの電圧を2組のAC100Vの電圧に変換する。これにより、分電盤20を通して、100V負荷1aと200V負荷1bの両方に必要な電圧を供給することが可能となる。つまり、系統連系時と同じ負荷に対して、継続的に電力を供給することが可能となる。
<効果>
本実施の形態によれば、解列スイッチとしてラッチ型電磁開閉器30が用いられる。自立運転時、制御部50は、そのラッチ型電磁開閉器30をOFFすることによって、系統2からの解列を行う。
ここで、ラッチ型電磁開閉器30の場合、状態切り替え時にのみ励磁電流を流す必要があり、状態を維持する際には励磁電流を流す必要がない。つまり、ラッチ型電磁開閉器30を一旦OFFすれば、そのOFF状態(解列状態)を維持するために励磁電流を流し続ける必要はない。従って、自立運転時の電力供給制御装置10の消費電力が抑えられる。
自立運転時、電力供給制御装置10自身の動作に必要な電力は蓄電池4からまかなわれる。従って、電力供給制御装置10の消費電力が抑えられることは、蓄電池4に蓄えられている電力をセーブできることを意味する。結果として、蓄電池4から負荷1に対して、より長時間、電力を供給することが可能となる。つまり、自立運転可能な時間が増加する。停電が長時間に及ぶ場合もあり、蓄電池4に蓄えられている電力をセーブできることは好適である。
特に、蓄電池4の場合、太陽電池の場合とは異なり、自身で発電するということはない。従って、本実施の形態に係る技術は、蓄電池4の場合に特に有用である。
また、図2で示された例では、制御部50は、半導体素子(MOSトランジスタ51,52)を用いて、ラッチ型電磁開閉器30の励磁コイル(投入コイル31、引き外しコイル32)への通電を制御する。このように半導体素子を利用することにより、ラッチ型電磁開閉器30の状態を切り替える際に更なる省電力が期待される。
また、一体型の電力供給制御装置10の筐体10a内の温度は、分電盤20やパワーコンディショナ40により高くなる傾向にある。しかし、半導体素子を用いることにより、高温環境下でも安定した制御が可能となる。
また、蓄電池4を搭載した電気自動車が意図せず不在になった場合でも、ラッチ型電磁開閉器30の状態は維持されるので、不測の事態が発生することを防止することができる。
実施の形態2.
分散電源は、実施の形態1で説明した蓄電池4に限られない。本発明の実施の形態2では、分散電源として太陽電池が用いられる場合を説明する。図5は、実施の形態2に係る電力供給制御装置10の構成例を示す回路ブロック図である。尚、実施の形態1と重複する説明は、適宜省略する。
太陽電池5は、接続箱6を介して、電力供給制御装置10に接続されている。電力供給制御装置10は、複数の電源(系統2、太陽電池5)から負荷1への電力供給を制御する。本実施の形態において、電力供給制御装置10は、分電盤20、ラッチ型電磁開閉器30、パワーコンディショナ70、及び制御部80を備えている。
分電盤20は、主幹ブレーカー21、分岐ブレーカー22、PV分岐ブレーカー24、系統接続ノードNA、及び電力供給ノードNCを備えている。分岐ブレーカー22の一次側は、電力供給ノードNCに接続されている。分岐ブレーカー22の二次側は、負荷1に接続されている。PV分岐ブレーカー24の一次側は、電力供給ノードNCに接続されている。PV分岐ブレーカー24の二次側は、パワーコンディショナ70に接続されている。更に、系統接続ノードNAと電力供給ノードNCとの間を接続するように、ラッチ型電磁開閉器30が設けられている。
尚、太陽電池5の場合、系統2への逆潮流は認められるので、図1で示されたような変流器25は設けられていない。
パワーコンディショナ70は、太陽電池5用のパワーコンディショナである。このパワーコンディショナ70は、太陽電池5と電力供給ノードNCとの間に接続されている。太陽電池5は、直流電力を出力する直流電源であり、パワーコンディショナ70は、太陽電池5から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNCに出力する。
より詳細には、パワーコンディショナ70は、第1端子71、第2端子72、電力変換装置73、開閉器74、及び制御部80を備えている。
第1端子71は、接続箱6を介して太陽電池5に接続されている。第2端子72は、PV分岐ブレーカー24を介して電力供給ノードNCに接続されている。
電力変換装置73は、第1端子71と第2端子72との間に接続されている。電力変換装置73は、制御部80からの指示に従い、電力変換を行う。より詳細には、電力変換装置73は、太陽電池5から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を第2端子72に出力する。
開閉器74は、第2端子72と電力変換装置73との間に接続されている。この開閉器74は、太陽電池5を電力供給ノードNCから電気的に切り離すために設けられている。より詳細には、開閉器74は、制御部80によってON/OFF制御され、それにより、第2端子72と電力変換装置73との間の電気的接続をON/OFF制御する。
制御部80は、パワーコンディショナ70に搭載され、パワーコンディショナ70の動作を制御する。つまり、制御部80は、電力変換装置73や開閉器74を適宜制御することによって、太陽電池5から電力供給ノードNCへの電力供給を制御する。
更に、制御部80は、ラッチ型電磁開閉器30や開閉器61をON/OFF制御する機能も備えている。制御部80によるラッチ型電磁開閉器30や開閉器61のON/OFF制御は、上述の実施の形態1における制御部50の場合と同様であり、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態によっても、上述の実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。蓄電池4の場合と異なり、太陽電池5は自身で発電することはできるが、太陽電池5から供給される電力がセーブされることが好ましいことに変わりはない。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る電力供給制御装置10の構成例を示す回路ブロック図である。既出の実施の形態1,2と重複する説明は適宜省略される。
図6に示される構成例では、分散電源として、蓄電池4と太陽電池5の両方が用いられる。電力供給制御装置10は、複数の電源(系統2、蓄電池4、太陽電池5)から負荷1への電力供給を制御する。電力供給制御装置10の構成は、図1で示された構成と図5で示された構成の組み合わせとなる。
尚、分電盤20において、電力供給ノードNCは、電力供給ノードNBより系統2側に配置されている。蓄電池4から系統2への逆潮流を検出するための変流器25は、電力供給ノードNB,NC間に設けられている。
停電の検出やラッチ型電磁開閉器30のON/OFF制御は、制御部50と制御部80のいずれか一方が行えばよい。図6に示される構成例では、蓄電池4用のパワーコンディショナ40の制御部50が、停電の検出やラッチ型電磁開閉器30のON/OFF制御を行う。制御部50と制御部80との間は通信線90で接続されており、制御部80は、制御部50からの指示に従って自立運転モードに切り替わる。
本実施の形態によっても、上述の実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。また、分散電源の数と種類が増えるため、自立運転時の負荷1への電力供給の安定度が増す。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 負荷、1a 100V負荷、1b 200V負荷、2 系統、3 電力量計、4 蓄電池、5 太陽電池、6 接続箱、10 電力供給制御装置、10a 筐体、20 分電盤、21 主幹ブレーカー、22 分岐ブレーカー、23 EV分岐ブレーカー、24 PV分岐ブレーカー、25 変流器、30 ラッチ型電磁開閉器(解列スイッチ)、31 投入コイル、32 引き外しコイル、40 パワーコンディショナ、41 第1端子、42 第2端子、43 双方向電力変換装置、44 開閉器、50 制御部、51 MOSトランジスタ、52 MOSトランジスタ、53 解列制御部、60 オートトランス、61 開閉器、62 中性線、70 パワーコンディショナ、71 第1端子、72 第2端子、73 電力変換装置、74 開閉器、80 制御部、90 通信線、NA 系統接続ノード、NB 電力供給ノード、NC 電力供給ノード。

Claims (8)

  1. 負荷に接続される電力供給ノードと、
    直流電源と前記電力供給ノードとの間に接続され、前記直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、前記交流電力を前記電力供給ノードに出力するパワーコンディショナと、
    系統と前記電力供給ノードとの間に接続されたラッチ型電磁開閉器と、
    自立運転時に、前記ラッチ型電磁開閉器をOFFすることによって前記系統から前記電力供給ノードへの電力供給を遮断する制御部と
    を備える
    電力供給制御装置。
  2. 前記制御部は、前記パワーコンディショナに搭載され、前記パワーコンディショナの動作を制御する機能も備える
    請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記ラッチ型電磁開閉器は、分電盤に搭載されており、
    前記パワーコンディショナと前記分電盤は、一体的に構成されている
    請求項1又は2に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記パワーコンディショナ、前記ラッチ型電磁開閉器、及び前記制御部は、同一の筐体内に収納されている
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  5. 前記制御部は、半導体素子を用いて、前記ラッチ型電磁開閉器の励磁コイルへの通電を制御する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  6. 前記直流電源は、蓄電池であり、
    前記パワーコンディショナは、前記蓄電池に対する充放電を制御する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  7. 前記直流電源は、太陽電池である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
  8. 前記直流電源は、蓄電池と太陽電池の両方を含む
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給制御装置。
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