JP2015207853A - 駆動回路システム - Google Patents

駆動回路システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015207853A
JP2015207853A JP2014086385A JP2014086385A JP2015207853A JP 2015207853 A JP2015207853 A JP 2015207853A JP 2014086385 A JP2014086385 A JP 2014086385A JP 2014086385 A JP2014086385 A JP 2014086385A JP 2015207853 A JP2015207853 A JP 2015207853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
switching element
capacitance
drive circuit
circuit system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014086385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6287530B2 (ja
Inventor
卓 下村
Takumi Shimomura
卓 下村
林 哲也
Tetsuya Hayashi
林  哲也
大 津川
Dai Tsugawa
大 津川
貴之 猪狩
Takayuki Igari
貴之 猪狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014086385A priority Critical patent/JP6287530B2/ja
Publication of JP2015207853A publication Critical patent/JP2015207853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6287530B2 publication Critical patent/JP6287530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】低コストでスイッチング動作を高速化することができる駆動回路システムを提供する。
【解決手段】ゲート電極G、ドレイン電極D及びソース電極Sを有するスイッチング素子Qを駆動する駆動回路システムであって、スイッチング素子Qをオフ状態からオン状態に駆動するトランジスタT1がゲート抵抗R1を介してゲート電極Gに接続され、スイッチング素子Qをオン状態からオフ状態に駆動するトランジスタT2がゲート抵抗R2を介してゲート電極Gに接続されている。また、トランジスタT1とゲート抵抗R1との接続部とトランジスタT2とゲート抵抗R2との接続部との間に接続されるコンデンサC1、ゲート抵抗R1に並列に接続されるコンデンサC2、及びゲート抵抗R2に並列に接続されるコンデンサC3からなる群より選ばれた少なくとも一つのコンデンサを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動回路システムに関する。
従来より、スイッチング損失の増大とスイッチング素子破壊を防止し、安定して動作可能な駆動回路が知られている(特許文献1参照)。特許文献1は、オン用ゲート抵抗器及びオフ用ゲート抵抗器のそれぞれに整流ダイオードを配置し、スイッチング素子のオンオフを独立に制御している。
特開2003−319638号公報
しかしながら、特許文献1では、2つの整流ダイオードを用いるためコスト面で不利である。そこで、整流ダイオードを外すことが考えられる。しかし、整流ダイオードを外すと、回路の抵抗値が増加することになり、スイッチング動作に遅れが発生するおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、低コストでスイッチング動作を高速化することができる駆動回路システムを提供することである。
本発明の一態様に係る駆動回路システムは、ゲート電極、ドレイン電極及びソース電極を有するスイッチング素子を駆動する駆動回路システムであって、スイッチング素子をオフ状態からオン状態に駆動する第1駆動素子が第1抵抗を介してゲート電極に接続され、スイッチング素子をオン状態からオフ状態に駆動する第2駆動素子が第2抵抗を介してゲート電極に接続されている。また、第1駆動素子と第1抵抗との接続部と第2駆動素子と第2抵抗との接続部との間に接続される第1コンデンサ、第1抵抗に並列に接続される第2コンデンサ、及び第2抵抗に並列に接続される第3コンデンサからなる群より選ばれた少なくとも一つのコンデンサを備える。
本発明によれば、低コストでスイッチング動作を高速化することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第2実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図3は、本発明の第3実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図4は、本発明の第4実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図5は、本発明の第5実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図6は、本発明の第6実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図7は、本発明の第7実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図8は、本発明の第8実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図9は、本発明の第9実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。 図10は、本発明の第10実施形態に係る駆動回路システムの構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1を参照して、第1実施形態に係わる駆動回路システムの構成を説明する。
駆動回路システムは、駆動回路1と、駆動回路1に接続されるスイッチング素子Qから構成される。駆動回路1は、スイッチング素子Qのゲート電極Gに駆動信号を出力し、スイッチング素子Qのオンオフを制御する。
スイッチング素子Qは、高電位側電極であるドレイン電極D、低電位側電極であるソース電極S、及び制御電極であるゲート電極Gを有する高電圧・高電流用のパワー半導体であり、炭化珪素(SiC)やダイヤモンド(C)等のワイドバンドギャップ半導体を用いることができる。また、スイッチング素子Qは、ゲート−ソース間に寄生容量Cgを有する。
駆動回路1は、スイッチング素子Qをオフ状態からオン状態に駆動するための駆動素子であるNPN型のトランジスタT1と、スイッチング素子Qをオン状態からオフ状態に駆動するための駆動素子であるPNP型のトランジスタT2とからなるプッシュプル回路と、ゲート抵抗R1と、ゲート抵抗R2と、コンデンサC1と、駆動電源E1と、トランジスタT1,T2を駆動するための駆動信号を供給する信号発生器11と、から構成される。
次に、駆動回路1の各構成の接続関係を説明する。
駆動電源E1の正極側は、トランジスタT1のコレクタCに接続されている。トランジスタT1のエミッタEは、ゲート抵抗R1を介してスイッチング素子Qに接続されている。また、トランジスタT2のエミッタEは、ゲート抵抗R2を介してスイッチング素子Qに接続されている。トランジスタT1のエミッタEとトランジスタT2のエミッタEとの間にはコンデンサC1が接続されている。すなわち、コンデンサC1は、トランジスタT1のエミッタEとゲート抵抗R1との接続部と、トランジスタT2のエミッタEとゲート抵抗R2との接続部との間に接続されている。トランジスタT1のベースBとトランジスタT2のベースBは、信号発生器11に接続されている。また、駆動電源E1の負極側、トランジスタT2のコレクタC、及びソース電極Sは、信号発生器11に接続されている。
なお、トランジスタT1及びトランジスタT2は、バイポーラトランジスタとして説明するが、同様の動作が可能であるユニポーラトランジスタを用いてもよい。
次に、第1実施形態に係わる駆動回路システムの動作について説明する。
まず、スイッチング素子Qのオン動作について説明する。
信号発生器11からオン信号が出力されると、トランジスタT1がオン、トランジスタT2がオフとなり、駆動電源E1、トランジスタT1、ゲート抵抗R1を介して、寄生容量Cgに電流が流れる(以下、この電流経路を電流経路aという。)。また、駆動電源E1、トランジスタT1、コンデンサC1、ゲート抵抗R2を介して、寄生容量Cgに電流が流れる(以下、この電流経路を電流経路bという。)。これにより、スイッチング素子Qのゲート−ソース間の電圧Vgsが上昇する。そして、電圧Vgsがゲート閾値電圧を超えると、スイッチング素子Qがオンする。
ここで図1において、コンデンサC1がない場合、電流経路aのゲート抵抗R1と電流経路bのゲート抵抗R2とによって、特許文献1と比較して電流経路の抵抗値が増加することになる。ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2は、スイッチング素子Qのゲート抵抗として作用するだけでなく、トランジスタT1のベース抵抗としても作用する。すなわち、抵抗値の増加は、トランジスタT1の動作遅れの要因となる。そこで、第1実施形態では、トランジスタT1のエミッタEとトランジスタT2のエミッタEとの間にコンデンサC1を接続する。これにより、トランジスタT1にオン信号が入力された際のインピーダンスをゼロに近似することができるため、トランジスタT1のベース電流の立ち上がり速度を高速化することができる。これにより、スイッチング素子Qに入力される駆動信号の立ち上がり速度を高速化することができる。
ここで、スイッチング素子Qに入力される駆動信号は、ゲート抵抗R1が接続される電流経路aと、コンデンサC1とゲート抵抗R2が直列に接続される電流経路bの2つの経路を通ることになる。ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2は、スイッチング素子Qに入力される駆動信号の立ち上がり直後の動きを制御することができる。すなわち、コンデンサC1は、トランジスタT1のベース電流の立ち上がり速度を高速化し、ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2は、高速化された駆動信号の立ち上がり直後の動きを制御する。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオン動作を高速化することができる。
次に、スイッチング素子Qのオフ動作について説明する。
信号発生器11からオフ信号が出力されると、トランジスタT1がオフ、トランジスタT2がオンとなり、駆動電源E1の出力電圧によって寄生容量Cgに蓄えられた電荷が放電され、寄生容量Cg、ゲート抵抗R2を介して、トランジスタT2に電流が流れる(以下、この電流経路を電流経路cという。)。また、寄生容量Cg、ゲート抵抗R1、コンデンサC1を介して、トランジスタT2に電流が流れる(以下、この電流経路を電流経路dという。)。これにより、スイッチング素子Qのゲート−ソース間の電圧Vgsが降下する。そして、電圧Vgsがゲート閾値電圧を下回ると、スイッチング素子Qがオフする。
スイッチング素子Qのオフ動作時もオン動作時と同様に、電流経路cのゲート抵抗R2と電流経路dのゲート抵抗R1とによって、特許文献1と比較して電流経路の抵抗値が増加することになる。そこで、コンデンサC1を接続して、トランジスタT2のベース電流の立ち下がり速度を高速化する。そして、ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2は、高速化された駆動信号の立ち下がり直後の動きを制御する。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオフ動作を高速化することができる。
以上、説明したように、第1実施形態の駆動回路システムは、コンデンサC1によってトランジスタT1のベース電流の立ち上がり速度を高速化し、ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2によって、高速化された駆動信号の立ち上がり直後の動きを制御する。また、駆動回路システムは、コンデンサC1によってトランジスタT2のベース電流の立ち下がり速度を高速化し、ゲート抵抗R1及びゲート抵抗R2によって、高速化された駆動信号の立ち下がり直後の動きを制御する。これにより、駆動回路システムは、低コストでスイッチング動作を高速化することができる。
なお、コンデンサC1の容量によっては、スイッチング素子Qのオンオフ動作をさらに高速化することができる。例えば、スイッチング素子Qのオン動作を高速化する場合、コンデンサC1の容量と寄生容量Cgで駆動電源E1の出力電圧を分圧したときに、ゲート−ソース間の電圧Vgsがスイッチング素子Qのゲート閾値電圧以上となるようにコンデンサC1の容量を設定すればよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオン動作をさらに高速化することができる。
一方、スイッチング素子Qのオフ動作を高速化する場合、駆動電源E1の出力電圧によって寄生容量Cgに蓄えられた電荷を、コンデンサC1の容量に寄生容量Cgを加えた容量(C1+Cg)で割った電圧が、スイッチング素子Qのゲート閾値電圧以下となるようにコンデンサC1の容量を設定すればよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオフ動作をさらに高速化することができる。
[第2の実施形態]
図2を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、駆動回路2に駆動電源E2を設けたことである。より詳しくは、駆動電源E2の負極側はトランジスタT2のコレクタCに接続され、駆動電源E2の正極側は、ソース電極S及び駆動電源E2の負極側と信号発生器11に接続されている。
駆動電源E2は、スイッチング素子Qのオフ動作時にゲート−ソース間に対して、負電圧を印加することができるため、スイッチング素子Qのオフ動作時の誤動作を抑制することができる。
[第3の実施形態]
図3を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態が第2実施形態と異なるのは、駆動回路3において、コンデンサC1を外し、ゲート抵抗R1にコンデンサC2を並列に接続したことである。
この構成により、トランジスタT1にオン信号が入力された際のインピーダンスをゼロに近似することができるため、トランジスタT1のベース電流の立ち上がり速度を高速化することができる。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオン動作を高速化することができる。
また、コンデンサC2の容量は、コンデンサC2の容量と寄生容量Cgで駆動電源E1の出力電圧を分圧したときに、ゲート−ソース間の電圧Vgsがスイッチング素子Qのゲート閾値電圧以上となるように設定することができる。これにより、スイッチング素子Qのオン動作をさらに高速化することができる。
[第4の実施形態]
図4を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態が第3実施形態と異なるのは、駆動回路4のトランジスタT1とゲート電極Gとの間であって、コンデンサC2に対して直列に接続されるゲート抵抗R3を設けたことである。
ゲート抵抗R3は、コンデンサC2の作用によって高速化したスイッチング素子Qのスイッチング速度を調整することができる。これにより、駆動回路システムは、スイッチングに起因するノイズ量を調整することができる。例えば、ノイズ量を低減する場合は、ゲート抵抗R3を大きくすればよい。
[第5の実施形態]
図5を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態が第2実施形態と異なるのは、駆動回路5において、コンデンサC1を外し、ゲート抵抗R2にコンデンサC3を並列に接続したことである。
この構成により、トランジスタT2にオン信号が入力された際のインピーダンスをゼロに近似することができるため、トランジスタT2のベース電流の立ち上がり速度を高速化することができる。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオフ動作を高速化することができる。
また、コンデンサC3の容量は、駆動電源E1の出力電圧によって寄生容量Cgに蓄えられた電荷を、コンデンサC3の容量に寄生容量Cgを加えた容量(C3+Cg)で割った電圧が、スイッチング素子Qのゲート閾値電圧以下となるように設定することができる。これにより、スイッチング素子Qのオフ動作をさらに高速化することができる。
[第6の実施形態]
図6を参照して、本発明の第6実施形態について説明する。第6実施形態が第5実施形態と異なるのは、駆動回路6のトランジスタT2とゲート電極Gとの間であって、コンデンサC3に対して直列に接続されるゲート抵抗R4を設けたことである。
ゲート抵抗R4は、コンデンサC3の作用によって高速化したスイッチング素子Qのスイッチング速度を調整することができる。これにより、駆動回路システムは、スイッチングに起因するノイズ量を調整することができる。例えば、ノイズ量を低減する場合は、ゲート抵抗R4を大きくすればよい。
[第7の実施形態]
図7を参照して、本発明の第7実施形態について説明する。第7実施形態の駆動回路7は、第4実施形態の駆動回路4と第6実施形態の駆動回路6を組合わせたものである。
この構成により、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオンオフ両方のスイッチング速度を高速化することができる。さらに、駆動回路システムは、スイッチング速度を個別に調整することができ、スイッチングに起因するノイズ量を調整することができる。
[第8の実施形態]
図8を参照して、本発明の第8実施形態について説明する。第8実施形態が第2実施形態と異なるのは、駆動回路8において、スイッチング素子Qの寄生容量CgにコンデンサC4を並列に接続したことである。すなわち、コンデンサC4は、ゲート電極Gとソース電極Sとに接続されている。
スイッチング素子Qを高速スイッチングさせた時に発生するゲート−ソース間の電圧Vgsの電圧変化によってスイッチング素子Qが誤作動をする場合がある。そこで、コンデンサC4を接続して、ゲートーソース間の容量を大きくする。これにより、駆動回路システムは、電圧Vgsの電圧変化を抑制することができ、スイッチング素子Qの誤作動を低減することができる。
また、コンデンサC1の容量は、寄生容量CgにコンデンサC4を加えた容量(Cg+C4)と、コンデンサC1の容量とで駆動電源E1の出力電圧を分圧したときに、ゲート−ソース間の電圧Vgsがスイッチング素子Qのゲート閾値電圧以上となるように設定してもよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオン動作を高速化することができる。
また、コンデンサC1の容量は、駆動電源E1の出力電圧により寄生容量CgとコンデンサC4に貯まった電荷を、コンデンサC1の容量に寄生容量CgとコンデンサC4の容量を加えた容量(C1+Cg+C4)で割った電圧が、スイッチング素子のゲート閾値電圧以下となるように設定してもよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオフ動作を高速化することができる。
[第9の実施形態]
図9を参照して、本発明の第9実施形態について説明する。第9実施形態が第7実施形態と異なるのは、駆動回路9において、スイッチング素子Qの寄生容量CgにコンデンサC4を並列に接続したことである。
この構成により、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオンオフ両方のスイッチング速度を高速化することができる。また、駆動回路システムは、スイッチング速度を個別に調整することができ、スイッチングに起因するノイズ量を調整することができる。また、ゲートーソース間の容量が大きくなるため、ゲート−ソース間の電圧Vgsの電圧変化を抑制することができ、スイッチング素子Qの誤作動を低減することができる。
また、コンデンサC2の容量は、寄生容量CgにコンデンサC4を加えた容量(Cg+C4)と、コンデンサC2の容量とで駆動電源E1の出力電圧を分圧したときに、ゲート−ソース間の電圧Vgsがスイッチング素子Qのゲート閾値電圧以上となるように設定してもよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオン動作を高速化することができる。
また、コンデンサC3の容量は、駆動電源E1の出力電圧により寄生容量CgとコンデンサC4に貯まった電荷を、コンデンサC3の容量に寄生容量CgとコンデンサC4の容量を加えた容量(C3+Cg+C4)で割った電圧が、スイッチング素子のゲート閾値電圧以下となるように設定してもよい。これにより、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオフ動作を高速化することができる。
[第10の実施形態]
図10を参照して、本発明の第10実施形態について説明する。第10実施形態が第9実施形態と異なるのは、駆動回路10において、トランジスタT1のエミッタEとトランジスタT2のエミッタEとの間にコンデンサC1を接続したことである。
この構成により、駆動回路システムは、スイッチング素子Qのオンオフ両方のスイッチング速度を高速化することができる。また、駆動回路システムは、スイッチング速度を個別に調整することができ、スイッチングに起因するノイズ量を調整することができる。また、ゲートーソース間の容量が大きくなるため、ゲート−ソース間の電圧Vgsの電圧変化を抑制することができ、スイッチング素子Qの誤作動を低減することができる。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 駆動回路
Q スイッチング素子
T1、T2 トランジスタ(駆動素子)
C1、C2、C3、C4 コンデンサ
Cg 寄生容量
R1、R2、R3、R4 ゲート抵抗
E1、E2 駆動電源
11 信号発生器

Claims (9)

  1. ゲート電極、ドレイン電極及びソース電極を有するスイッチング素子を駆動する駆動回路システムであって、
    前記ゲート電極に第1抵抗を介して接続され、前記スイッチング素子をオフ状態からオン状態に駆動する第1駆動素子と、
    前記ゲート電極に第2抵抗を介して接続され、前記スイッチング素子をオン状態からオフ状態に駆動する第2駆動素子と、
    前記第1駆動素子と前記第1抵抗との接続部と前記第2駆動素子と前記第2抵抗との接続部との間に接続される第1コンデンサ、前記第1抵抗に並列に接続される第2コンデンサ、及び前記第2抵抗に並列に接続される第3コンデンサからなる群より選ばれた少なくとも一つのコンデンサを備えることを特徴とする駆動回路システム。
  2. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第1コンデンサが含まれ、
    前記第1コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧を前記第1コンデンサの容量と前記スイッチング素子の寄生容量とによって分圧したときの、前記スイッチング素子のゲートーソース間の電圧が前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以上となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路システム。
  3. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第2コンデンサが含まれ、
    前記第2コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧を前記第2コンデンサの容量と前記スイッチング素子の寄生容量とによって分圧したときの、前記スイッチング素子のゲートーソース間の電圧が前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以上となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路システム。
  4. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第3コンデンサが含まれ、
    前記第3コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧によって前記スイッチング素子の寄生容量に蓄えられた電荷を、前記第3コンデンサの容量に前記寄生容量を加えた容量で割った電圧が、前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以下となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路システム。
  5. 前記第2コンデンサに直列に接続される第3抵抗、及び前記第3コンデンサに直列に接続される第4抵抗からなる群より選ばれた少なくとも一つの抵抗を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動回路システム。
  6. 前記ゲート電極と前記ソース電極との間に接続される第4コンデンサをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動回路システム。
  7. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第1コンデンサが含まれ、
    前記第1コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧を前記スイッチング素子の寄生容量に前記第4コンデンサの容量を加えた容量と、前記第1コンデンサの容量とによって分圧したときの、前記スイッチング素子のゲートーソース間の電圧が前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以上となるように設定されることを特徴とする請求項6に記載の駆動回路システム。
  8. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第2コンデンサが含まれ、
    前記第2コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧を前記スイッチング素子の寄生容量に前記第4コンデンサの容量を加えた容量と、前記第2コンデンサの容量とによって分圧したときの、前記スイッチング素子のゲートーソース間の電圧が前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以上となるように設定されることを特徴とする請求項6に記載の駆動回路システム。
  9. 前記スイッチング素子に電圧を印加する駆動電源をさらに備え、
    前記コンデンサには前記第3コンデンサが含まれ、
    前記第3コンデンサの容量は、前記駆動電源の出力電圧によって前記スイッチング素子の寄生容量と前記第4コンデンサとに蓄えられた電荷を、前記第3コンデンサの容量に前記寄生容量と前記第4コンデンサの容量とを加えた容量で割った電圧が、前記スイッチング素子のゲート閾値電圧以下となるように設定されることを特徴とする請求項6に記載の駆動回路システム。
JP2014086385A 2014-04-18 2014-04-18 駆動回路システム Active JP6287530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086385A JP6287530B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 駆動回路システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086385A JP6287530B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 駆動回路システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015207853A true JP2015207853A (ja) 2015-11-19
JP6287530B2 JP6287530B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=54604373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014086385A Active JP6287530B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 駆動回路システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6287530B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017216974A1 (ja) * 2016-06-17 2019-05-23 日産自動車株式会社 駆動装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324801A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Fuji Electric Co Ltd 電圧制御形半導体素子の駆動回路
JP2007104739A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 電力用半導体モジュールの駆動回路
JP2010051165A (ja) * 2008-07-24 2010-03-04 Panasonic Corp 半導体装置のゲート駆動回路及びそれを用いた電力変換装置
JP2010252568A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Ltd 半導体素子の駆動回路
JP2013013044A (ja) * 2011-05-31 2013-01-17 Sanken Electric Co Ltd ゲートドライブ回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324801A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Fuji Electric Co Ltd 電圧制御形半導体素子の駆動回路
JP2007104739A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 電力用半導体モジュールの駆動回路
JP2010051165A (ja) * 2008-07-24 2010-03-04 Panasonic Corp 半導体装置のゲート駆動回路及びそれを用いた電力変換装置
JP2010252568A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Ltd 半導体素子の駆動回路
JP2013013044A (ja) * 2011-05-31 2013-01-17 Sanken Electric Co Ltd ゲートドライブ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017216974A1 (ja) * 2016-06-17 2019-05-23 日産自動車株式会社 駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6287530B2 (ja) 2018-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101217357B1 (ko) 전력용 반도체 소자의 구동 회로
US8773177B2 (en) Drive circuit
JPWO2017026367A1 (ja) パワースイッチング装置
US8624655B2 (en) Level shifter circuit and gate driver circuit including the same
JP5767734B2 (ja) 電力用半導体装置
JP2013099123A (ja) ゲート駆動回路
JP2015185618A (ja) 半導体装置
JP2015204661A (ja) 半導体素子駆動回路
JP2017079534A (ja) ゲート制御回路
JP6255997B2 (ja) 半導体装置
JP6104391B2 (ja) バッファ回路
JP2018029259A (ja) トランジスタ駆動回路
WO2014128942A1 (ja) 半導体素子の駆動装置
JP6287530B2 (ja) 駆動回路システム
JP6163981B2 (ja) 駆動装置および電力変換システム
CN108476018B (zh) 缓冲电路及半导体装置
JP6627351B2 (ja) スイッチング回路装置
JP2018074676A (ja) ゲート駆動回路
US11621626B2 (en) Driving apparatus, semiconductor apparatus, and driving method
JP6009932B2 (ja) ゲート駆動回路
JP2019208177A (ja) 半導体装置
JP2016131465A (ja) ゲート駆動回路
US8963576B2 (en) Increased transition speed switching device driver
JP5791758B1 (ja) ゲート駆動回路
JP6477244B2 (ja) スイッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6287530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151