JP2015205456A - 記録ユニット - Google Patents

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晋 尾塩
Susumu Oshio
晋 尾塩
一男 中野
Kazuo Nakano
一男 中野
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Abstract

【課題】記録ユニットを記録装置から取り外した際にヘッド部からインクが漏れないようにすることができる記録ユニットを提供する。
【解決手段】記録ユニット2は、インクタンク8と、ヘッド部6と、両者を接続するインク供給路9を有し、供給路とタンクの接続部には環状の磁石16が設けられ、接続部に連通するタンク内の弁室18内には球状の弁体20が移動自在に設けられる。設置部3上には、カートリッジ検出部26と、弁室に対応する位置に設けられた電磁石25がある。ユニットを設置部3から外すと、弁体が移動して磁石に保持されて供給路9を閉じるのでインクは漏れない。ユニットを設置部に取り付けると検出部の検知信号に基づいて電磁石が作動し、弁体を引き付けて保持するので供給路が開放され、インク吐出可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばデータロガーやプロッター等のような記録装置において所定の設置位置に着脱自在に設置され、ヘッド部からインクを吐出して記録媒体に記録を行なう記録ユニットに係り、特に装置本体から取り外した際にヘッド部からインクが漏れないようにした記録ユニットに関するものである。
下記特許文献1に開示されている記録ユニットの発明によれば、枠6に対して記録ヘッド4と、4個のインク容器1がネジで取り付けられている。インク容器1は、方形体状のプラスチック成形品であり、内部の空間にインクが封入されている。記録ヘッド4に接続されたインク供給用パイプ5は、インク容器1の左側の辺を封止部材を介して貫通しており、インク容器1内のインクはインク供給用パイプ5を経て記録ヘッド4に供給され、記録ヘッド4はこのインクを媒体に吐出して記録を行なう。この発明によれば、インク容器が枠に固定されて振動、衝撃に耐久可能であるとともに、空になったインク容器1が交換可能であるものとされている。
なお、以上の説明における参照符号は下記特許文献1で使用されているものである。
特開平5−309842号公報
上記特許文献1に記載の記録ユニットの発明によれば、インク容器が空になった場合、これを枠から外し、インクが充填された新たなインク容器を枠に取り付け、又は外したインク容器にインクを充填した後に再度枠に取り付けて使用することができる。
しかしながら、この記録ユニットのインク容器交換作業において、インク供給パイプ5をインク容器1に接続しようとした場合、記録ユニットの姿勢によってはインク供給用パイプ5の内部に残っていたインクがパイプ端から漏れてしまうことがあった。また、インク容器の交換時以外でも、例えば持ち運び時等において、記録ヘッド4のノズルにキャップをしなければ、ノズルからインクが漏れてしまうことがあり、仮に記録ユニットを持ち運ぶ動作において記録ヘッドを振り回すような状態になればノズルからインクが飛び出て周囲にまき散らされる状態になってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、記録装置に着脱自在に設置され、ヘッド部からインクを吐出して記録媒体に記録を行なう記録ユニットにおいて、記録装置本体から取り外した際にヘッド部からインクが漏れないようにすることを目的としている。
請求項1に記載された記録ユニットは、
所定の設置位置に着脱自在に設置され記録媒体にインクを吐出して記録を行なう記録ユニットであって、
インクを収納するインクタンクと、
前記インクタンクに一端が接続されたインク供給路と、
前記インク供給路の他端に接続されて前記インク供給路を介して前記インクタンクから供給されたインクを吐出するヘッド部と、
前記インク供給路の前記一端が前記インクタンクに接続された接続部と前記ヘッド部との間の所定位置に設けられた磁石と、
前記磁石の近傍の所定範囲で移動自在に設けられるとともに前記磁石に保持されると前記インク供給路を閉止する磁性体の弁体と、
前記所定範囲に近接して設けられ、前記記録ユニットが前記設置位置に設置された際に駆動されて前記インク供給路を閉止している前記弁体を移動させて保持する電磁石と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載された記録ユニットは、請求項1記載の記録ユニットにおいて、
前記磁石は中央の孔部をインクが流通する環状の磁石であり、
前記弁体はインク内に設けられた球状の弁体であり、
前記弁体が前記磁石に保持されると前記磁石の孔部を通過するインクの流通が遮断されることを特徴としている。
請求項3に記載された記録ユニットは、請求項2記載の記録ユニットにおいて、
前記接続部が開口する前記インクタンクの内部の一部を前記所定範囲として他の部分と区画するインク通過可能な隔離部材を具備し、
前記磁石を前記接続部に設けたことを特徴としている。
請求項4に記載された記録ユニットは、請求項1乃至3の何れか一つに記載の記録ユニットにおいて、
前記記録ユニットが前記設置位置に設置されたことを検知する検知部と、
前記記録ユニットが前記設置位置に設置されたことを前記検知部が検知した際に前記電磁石を駆動する制御部と、
を具備することを特徴としている。
請求項1に記載された記録ユニットは、所定の設置位置に設置して使用する。使用時には、インクはインクタンクからインク供給路を経てヘッド部に供給され、ヘッド部から外に吐出されて媒体に画像を形成する。
所定の設置位置に設置された記録ユニットを取り外し、新規の記録ユニットに交換する等の目的で他の位置に運ぼうとした場合には、弁体は、所定範囲内で自由に移動できるため、所定範囲の近傍に設けられた磁石に引き寄せられて保持され、インク供給路を閉止する。このため、インクタンク内部のインクがインク供給路を通ってヘッド部に流れ、そのまま外に漏出してしまう不具合は未然に防止される。新規の記録ユニット(又はインクを充填した記録ユニット)を所定の設置位置に設置するために運ぶ場合も同様にインク漏れは防止される。
新規の記録ユニット(又はインクが充填された記録ユニット)を所定の設置位置に設置すると電磁石が作動して磁力を発生させ、磁石に引き寄せられてインク供給路を閉止している弁体に、当該弁体に作用している磁石の磁力よりも大きい磁力を作用させる。その結果、インク供給路を閉止していた弁体は、電磁石の磁力によって元の位置から移動し、電磁石に引き寄せられて所定範囲内の電磁石に対応した位置まで移動し、当該位置に保持される。従って、インク供給路は開放され、インクタンクとヘッド部は連通し、インクによる記録が可能な状態となる。
請求項2に記載された記録ユニットを所定位置から取り外すと、弁体を保持している電磁石の磁力が消滅し、弁体は自由に移動できるようになる。弁体は球状であるため、所定範囲内で転がりやすい。取り外された記録ユニットが取り扱いの最中に傾く等すれば、球状の弁体はインク内で重力によって容易に転動し、また磁石に引かれて転がることにより、インク供給路を閉止する位置まで容易に移動できる。そして弁体は、磁石に引かれて磁石の孔部を通過するインクの流路を閉止する位置に保持されるので、インク供給路を確実に閉止することができる。
請求項3に記載された記録ユニットを所定位置から取り外して電磁石の磁力が消滅すると、弁体は隔離部材で区画されたインクタンク内部の所定範囲内で転がることができる。隔離部材は、インクは自由に通過させる一方、その形態に応じて弁体の移動の範囲を任意に制限できる部材であり、隔離部材で囲われた所定範囲にあるインク供給路の接続部に弁体を容易に誘導できるように構成することができる。このため、記録ユニットを所定位置から取り外して姿勢が変化すると、弁体が直ちにインク供給路の接続部に移動して磁石で保持され、インク供給路を確実に閉止できるようにすることができる。
請求項4に記載された記録ユニットによれば、記録ユニットを設置位置に設置すると、検知部がこれを検知する。制御部は、検知部の検知結果に基づいて電磁石を駆動する。磁石の磁力に引き寄せられてインク供給路を閉止していた弁体は、電磁石に引き寄せられてインク供給路を閉止する位置から離れ、電磁石に対応した位置に移動して当該位置に保持される。従って、インク供給路は開放され、インクタンクとヘッド部は連通し、インクによる記録が可能な状態となる。
本発明の実施形態に係る記録装置に設けられる記録ユニットの断面図である。 本発明の実施形態に係る記録装置に設けられる記録ユニットの部分拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る記録ユニットが設けられる記録装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る記録装置に設けられる記録ユニットを設置位置から取り外して運ぶ際の状態を示す断面図である。
第1実施形態の記録装置及び当該記録装置に設けられる記録ユニットを図1〜図4を参照して説明する。
まず、記録装置及び記録ユニットの構造を中心に説明する。
図1に示す本実施形態は、データロガーやプロッター等のような記録装置1に関するものである。この記録装置1の本体には記録ユニット2の設置部3が設けられている。この設置部3は、案内手段4及び後述する駆動部39(図3参照)により、図1の紙面垂直方向に往復移動可能となっている。この設置部3には、記録ユニット2が着脱自在に設置される。設置部3上の記録ユニット2の前方には、案内手段4の案内方向(図1の紙面垂直方向)と平行な軸線5aを有するロール状の記録媒体5が設けられている。記録時には、設置部3を必要に応じて移動させながら記録ユニット2のヘッド部6から記録媒体5にインクを吐出し、ロール状に巻かれた記録媒体5を適宜に引き出しつつ、記録媒体5に任意の画像(文字を含む)を記録して送り出すことができる。
図1に示すように、記録ユニット2はフレーム7を備えている。このフレーム7は、本体部分が略箱型であり、前方上部が先方に向けて突出した形状となっている。フレーム7の内部には、略直方体状のインクタンク8が設けられている。このインクタンク8は、図示の縦横寸法に比べて紙面奥行き方向の厚さが相対的に薄い容器である。またフレーム7の前方上部には、ノズルを前方に向けた状態でヘッド部6が設けられている。インクタンク8の前面下部には、インク供給路となるインク供給パイプ9の一端が接続連通されており、インク供給パイプ9の途中にはインクの供給を安定化させるための補助タンク室10が設けられ、さらにインク供給パイプ9の他端はヘッド部6に接続されている。ヘッド部6には圧電アクチュエータ部(以下PZT部と称す)11が設けられており、PZT部11に接続された配線はフレーム7の背面側に設けられた端子12に接続されている。記録ユニット2を設置部3に取り付けると、記録装置1の本体の図示しないコネクタにこの端子12が接続される。そして、後述する制御部30(図4参照)の制御によってPZT部11に駆動信号が入力されると、ヘッド部6のノズルからインクが吐出される。
図1及び図2に示すように、インク供給パイプ9が接続されているインクタンク8の前壁部の内面側には、球面の一部分で構成される形状の第1凹部15が設けられており、この第1凹部15の中心にインク供給パイプ9が連通している。この第1凹部15は、後述する球状の弁体20(図2参照)が嵌まり込んでインク供給パイプ9を遮断するための弁座として機能する部分である。そして、インクタンク8の前壁部の外面側には、第1凹部15に連通しているインク供給パイプ9を囲んで環状の磁石16が取り付けられている。従って、インクタンク8内のインクが、第1凹部15からインク供給パイプ9に入ると、磁石16の中央の孔部16aを通過することになる。
本実施形態では、前述した通り、磁石16はインク供給パイプ9を囲んでインクタンク8の外面側に取り付けられており、このように磁石16が取り付けられるインク供給パイプ9とインクタンク8の連結部付近を特に「接続部」と呼んでいる。しかしながら、磁石16を取り付けることができるインク供給パイプ9とインクタンク8の接続部とは、本実施形態の場合のようなインク供給パイプ9を囲むインクタンク8の外面側のみを意味するものではない。本実施形態における接続部とは、インク供給パイプ9のうちインクタンク8に結合されている部分と、インク供給パイプ9が開口しているインクタンク8の前壁部の当該開口近傍の外面側及び内面側の部分と、さらにその近傍等も含み、当該部分に設けられた磁石16の磁力がインクタンク8内の所定範囲に有効に及ぶような位置を意味する。従って本実施形態とは異なり、磁石16は前壁部の内面、すなわちインクタンク8内のインクに浸る位置に設けてもよいが、その場合には、環状の磁石16の孔部16aのインク吸い込み側に前述したような第1凹部15を設け、第1凹部15と孔部16aとインク供給パイプ9が連通するように構成することが好ましい。
図1及び図2に示すように、インクタンク8の内部において、インク供給パイプ9が連通している前壁部の内面の隅部には、隔離部材17が設けられている。隔離部材17は、インクタンク8内の空間の相対的に狭い一部を、他の相対的に広い空間から区画している。この隔離部材17で隔てられたインクタンク8内の小空間は、後述する弁体20が移動可能に設けられる所定範囲であり、その意味でこれを弁室18と称している。なお、隔離部材17は粗い網状の部材であり、インクの流通に抵抗を与えることはない。すなわち、インクタンク8内のインクは隔離部材17があっても、インク供給パイプ9が開放されている限り、支障なく第1凹部15からインク供給パイプ9に流入することができる。
図1及び図2に示すように、インクタンク8の弁室18の内部には、球状の弁体20が移動可能に設けられている。弁体20は磁性体から構成されており、その表面は樹脂層21で被覆されている。弁体20は、弁室18内で移動自在であり、前記第1凹部15に近接し、又は前記第1凹部15に入り込むと、磁石16の磁力に引きつけられて第1凹部15内に保持され、インク供給パイプ9を閉止してインクタンク8内のインクはヘッド部6に供給されなくなる。
弁体20は金属等の磁性体から構成されている。磁性体が表面に露出していればインクが水性である場合には錆を生じる可能性があり、錆がインクに混入すればインク供給パイプ9やヘッド部6が目詰まりしたり、インク自体の性質が劣化する等の不具合が生じる可能性がある。しかしながら、実施形態では弁体20の表面は樹脂層21で被覆されて保護されているので、そのような不具合は未然に防止される。また、弁体20の表面に樹脂層21が設けられているため、磁石16の磁力に引き寄せられた弁体20と第1凹部15との密着性は良好となり、インクの漏れの防止が確実になる。
図1及び図2に示すように、インクタンク8の弁室18の内部において、インクタンク8の底壁の内面(底面)には、球面の一部分で構成される形状の第2凹部22が設けられている。この第2凹部22は、第1凹部15から離れた弁体20を保持するためのものである。この第2凹部22に対応するように、設置部3の所定位置には電磁石25が設けられている。また、設置部3の要所には、設置部3に記録ユニット2が設置されたことを検知する検知部として、カートリッジ検出部26が設けられている。電磁石25及びカートリッジ検出部26は後述する制御部30(図3参照)に接続されている。
以上説明した構成を有するインクタンク8及びヘッド部6等の組み合わせは、図1に示す記録ユニット2のフレーム7内において、紙面垂直方向について複数組が並んで設けられている。フルカラー印刷を行なう場合には、一般的には少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが必要であるから、フレーム7内にはインクの色が異なる上述したインクタンク8及びヘッド部6等の組み合わせが例えば4組並設されている。もちろん、単色の記録装置1であれば記録ユニット2内のインクタンク8も単一でよい。
なお、この実施形態では、設置部3の側に電磁石25が設けられていたが、インクタンク8の第2凹部22に対応する底壁部の下面に、記録ユニット2の一部品として電磁石25を設けてもよい。すなわち、記録ユニット2を設置部3の正規の位置に設置すれば、記録ユニット2に設けた電磁石25の接点が設置部3側に設けた接点と電気的に接続され、制御部30で電磁石25を駆動できるようにしてもよい。
さらに、この実施形態では、インク供給パイプ9とインクタンク8の接続部、特にインクタンク8の外面側に磁石16を配置し、接続部が開口するインクタンク8内の弁室18に弁体20を設けるものとしたが、この磁石16及び弁体20等の配置はこれに限るものではない。本発明では、インク供給パイプ9を閉止するために弁体20を保持する磁石16は、インク供給パイプ9とインクタンク8の接続部と、ヘッド部6との間の任意位置に設けることができる。例えば、インク供給パイプ9の途中に設けられた補助タンク室10の内部に、環状の磁石16及び球状の弁体20による同様の構造を設けて、インク供給パイプ9を開閉する同様の作用効果を奏するようにすることもできる。なお、そのような場合には、電磁石25の位置もその近傍にする必要がある。
次に、実施形態の記録装置1の制御システムについて図3を中心に参照して説明する。
図3の機能ブロック図で示す本実施形態の記録装置1は、CPUによって構成される制御部30を備えている。この制御部30は、以下に説明する装置の各部及び電源部31とバス32で接続されており、以下に説明するように本装置の全体を統括して制御することができる。
画像メモリ部33は、外部のPC等にI/F入力処理部34を介して接続されており、PC等が外部から入力した画像データはI/F入力処理部34を介して画像メモリ部33に記憶される。
出力画像処理部35は、PZT部11を含むヘッド部6が適切に駆動されるように、画像メモリ部33の画像情報に必要な処理を施してヘッド部6に供給する。また、NET制御部36は、外部ネットワーク37に接続されており、外部ネットワーク37から取得した画像情報を画像メモリ部33に記憶して画像形成に供することができる。また、機構制御部38は、記録ユニット2が設置された設置部3を案内手段4に沿って移動させる駆動部39を制御するほか、本装置のその他の駆動部分を制御する。なお、記録装置1の制御は操作パネル40等からの入力操作によって行うことができるが、前記PCからの入力操作によって行うようにすることもできる。
前述したように、本実施形態の記録装置1は、設置部3上の正規位置に記録ユニット2が設置されたことを確認するための手段として、設置部3にカートリッジ検出部26を有している。カートリッジ検出部26は、例えば、記録ユニット2を正規位置に設置した場合には記録ユニット2に押されて接点が閉じ、記録ユニット有り信号としてのON信号を出力し、また記録ユニット2を正規位置から取り外した場合には記録ユニット2が離れて接点が開き、記録ユニット無し信号としてのOFF信号を出力するスイッチで構成することができる。
前述したように、本実施形態の記録装置1は、設置部3に正規に取り付けられた記録ユニット2のインク供給パイプ9を閉止している弁体20を移動させ、インク供給パイプ9を開放してインク供給可能にするための手段として、電磁石25を有している。この電磁石25は、設置部3上の正規位置に設置された記録ユニット2の弁室18に対応するように、設置部3上の所定位置に設けられている。この電磁石25は、制御部30が制御される電磁石制御部50によって駆動される。
次に、実施形態の記録装置1において、記録ユニット2を着脱した際のインク供給パイプ9の開閉等及びこれに伴う作用等について説明する。
制御部30は、カートリッジ検出部26のON信号及びOFF信号に基づき、電磁石制御部50によって電磁石25のON/OFFを制御するとともに、電磁石25に流れる電流を検知し、これに基づいて電磁石25に流す電流の大きさをも適切に制御することができる。
具体的には、本装置のシステムがONの状態において、記録ユニット2を設置部3の正規位置に設置すると、カートリッジ検出部26が検知信号(記録ユニット有りのON信号)を出力する。制御部30は、このON信号を受けると電磁石制御部50に指令信号を送り、電磁石25を駆動させる。このとき、電磁石制御部50は、電磁石25に相対的に強いパルス信号を出力し、弁体20を保持している磁石16よりも大きい磁力を瞬間的に発生させて弁室18内に作用させる。従って、弁体20が磁石16に保持されてインク供給パイプ9を閉止していたとしても、弁体20は電磁石25の磁力に引かれて第1凹部15から離れ、第2凹部22に入り込んで磁着、保持される。これによって第1凹部15は開放され、インクタンク8内のインクはインク供給パイプ9からヘッド部6に供給できるようになる。
ここで、弁体20が電磁石25に吸い付けられて第2凹部22に保持されると、電磁石25のインダクタンスが変化して駆動電流が小さくなる。制御部30は、この変化をとらえると、電磁石制御部50に指令信号を送り、電磁石25の駆動電流を小さくし、弁体20を第2凹部22内に安定して保持できる程度の相対的に弱い保持電流に切り替える。従って、電磁石25が保持電流で駆動されている限り、再び弁体20が移動して磁石16に引き寄せられ、第1凹部15を閉止してインク供給不可能になってしまうことはない。また、弁体20を第2凹部22に保持するための電流は最小限であるため、コストも問題にならない。
記録ユニット2を設置部3の正規位置から取り外すと、カートリッジ検出部26が非検知信号(記録ユニット無しのOFF信号)を出力する。制御部30は、このOFF信号を受けると電磁石制御部50に指令信号を送り、電磁石25の駆動を打ち切る。弁室18内で弁体20は移動可能となり、取り外され人の手に持たれた記録ユニット2が、例えば図4のように前方に向けて角度θだけ傾斜すると、弁体20は重力によって弁室18内で第1凹部15に向けて転がり、磁石16に引き寄せられて第1凹部15の内部に保持され、インク供給パイプ9を閉止する。なお、弁室18の大きさ、弁体20の大きさ、そして磁石16の磁力の大きさ等を適当に設定しておけば、取り外された記録ユニット2が特に上述のように傾斜した姿勢にならなくとも、弁室18内で自由になった球状の弁体20が磁力で引き寄せられて転がり、第1凹部15に保持されるようにすることもできる。
1…記録装置
2…記録ユニット
5…記録媒体
6…ヘッド部
8…インクタンク
9…インク供給路としてのインク供給パイプ
16…磁石
16a…磁石の孔部
17…隔離部材
18…隔離部材により隔離されたインクタンクの内部の一部である弁室
20…弁体
25…電磁石
26…検知部としてのカートリッジ検出部
30…制御部
50…電磁石制御部

Claims (4)

  1. 所定の設置位置に着脱自在に設置され記録媒体にインクを吐出して記録を行なう記録ユニットであって、
    インクを収納するインクタンクと、
    前記インクタンクに一端が接続されたインク供給路と、
    前記インク供給路の他端に接続されて前記インク供給路を介して前記インクタンクから供給されたインクを吐出するヘッド部と、
    前記インク供給路の前記一端が前記インクタンクに接続された接続部と前記ヘッド部との間の所定位置に設けられた磁石と、
    前記磁石の近傍の所定範囲で移動自在に設けられるとともに前記磁石に保持されると前記インク供給路を閉止する磁性体の弁体と、
    前記所定範囲に近接して設けられ、前記記録ユニットが前記設置位置に設置された際に駆動されて前記インク供給路を閉止している前記弁体を移動させて保持する電磁石と、
    を具備することを特徴とする記録ユニット。
  2. 前記磁石は中央の孔部をインクが流通する環状の磁石であり、
    前記弁体はインク内に設けられた球状の弁体であり、
    前記弁体が前記磁石に保持されると前記磁石の孔部を通過するインクの流通が遮断されることを特徴とする請求項1記載の記録ユニット。
  3. 前記接続部が開口する前記インクタンクの内部の一部を前記所定範囲として他の部分と区画するインク通過可能な隔離部材を具備し、
    前記磁石を前記接続部に設けたことを特徴とする請求項2記載の記録ユニット。
  4. 前記記録ユニットが前記設置位置に設置されたことを検知する検知部と、
    前記記録ユニットが前記設置位置に設置されたことを前記検知部が検知した際に前記電磁石を駆動する制御部と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の記録ユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016190368A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 ブラザー工業株式会社 記録装置
JP2017077264A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 京楽産業.株式会社 遊技機

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