JP2015202725A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキ操作量の変化に伴うモータ回転数の急変を抑制し、滑らかな減速が行えるようにすることで、良好なブレーキフィーリングを得られるようにする。【解決手段】ペダルストロークSの変化に対する液量Vの特性を補正し、これに対応して目標圧Ptに対する液量Vの関係を示す特性を補正する。そして、補正後の関係に基づいて、ペダルストロークSに対応する目標圧Ptを得るために必要な液量Vを演算し、この液量Vを得るために必要なモータ回転数Rを演算する。これにより、ペダルストロークSに対応するモータ回転数Rを急変させることなく一定にすることができる。【選択図】図2(c)

Description

本発明は、モータを駆動することによるポンプの作動に基づいてブレーキ操作量に応じた制動力を発生させる車両用ブレーキ装置に関するものである。
従来、特許文献1において、モータを駆動することによるポンプの作動に基づいて制動力制御を行う車両用ブレーキ装置が開示されている。
この車両用ブレーキ装置では、マスタシリンダ(以下、M/Cという)とホイールシリンダ(以下、W/Cという)とを接続する管路に、M/C側とW/C側との間の差圧を制御できる差圧制御弁が備えられている。また、差圧制御弁が差圧状態に制御されるときにM/C側からW/C側へブレーキ液を吸入吐出することでW/C圧を発生させるポンプや、このポンプを駆動するモータが備えられている。そして、ブレーキ操作に応じた制動力を得るために、発生させたい制動力に応じたモータ回転数を決定し、そのモータ回転数となるようにモータを駆動して、ポンプを作動させるようにしている。
このとき、制御液圧となるW/C圧の変化量からポンプの吐出流量を求め、ポンプの吐出流量からモータ回転数を決定することで、発生させたい制動力に応じたモータ回転数となるようにしている。
ここで、差圧制御弁はリニア制御弁であり、差圧制御弁の持つリリーフ機能により発生させる差圧は差圧制御弁への通電量(ソレノイドへの通電量)に応じて制御される。しかしながら、差圧制御弁で発生させる差圧を目標差圧にすべくモータ回転数を所望値にしてポンプを動作させると、差圧制御弁の目標差圧と実際に発生させられる実差圧との間に差が生じる。これは、ポンプの吐出流量が多いと、差圧制御弁を通過する流量が制限され、当初想定していた流量よりも通過流量が少なくなることによって起こる。この、当初想定していた通過流量と実際の通過流量の差を圧力損失(以下、圧損)と呼び、図5に示すようなモータ回転数に応じた圧損が発生することになる。
このため、特許文献1に記載の車両用ブレーキ装置では、差圧制御弁の差圧として本来必要とされる差圧からモータ回転数に応じて発生する圧損を差し引くことで、差圧制御弁への通電量を演算している。具体的には、モータ回転数に対応するポンプの実際の吐出流量から必要流量を差し引くことで、差圧制御弁の通過流量を演算し、その通過流量に対応して差圧制御弁への通電量を演算するようにしている。
特開2013−6529号公報
モータ回転数が増加から減少、もしくは減少から増加に転じた場合、圧損も同様に変化するため、差圧制御弁の印加電流を増加もしくは減少させることで狙いの差圧を発生させることになる。ところが、差圧制御弁への印加電流(通電量)に対して発生させられる差圧は、図6に示すように印加電流を徐々に増加させていくときに得られる増圧特性と減少させていくときに得られる減圧特性の間にヒステリシスが存在する。このため、増圧から減圧、もしくは減圧から増圧への移行時に応答遅れが発生し、必要差圧に対する圧損の割合が大きい場合、例えば低減速度の領域では、ヒステリシスによる応答遅れの影響により、狙いの差圧を発生させられない。特に、緩やかなブレーキ操作においてブレーキフィーリングを実現できなくなる場合が発生する。
具体的には、従来の車両用ブレーキ装置では、基本的には制御液圧(W/C圧)の目標圧とキャリパでの消費液量との関係のみによってモータ回転数を決定している。このため、ブレーキペダルのストローク(以下、ペダルストロークという)の変化に対してモータ回転数が急変し、そのときの圧損の影響によるポンプの吐出流量の急変によって、車両減速度が変動して滑らかな減速ができなくなる。このような現象が発生した場合、良好なブレーキフィーリングが得られなくなる。この現象について、図7(a)〜図7(f)を参照して説明する。
図7(a)に示すように、車両用ブレーキ装置では、一般的に、ペダルストロークS[m]が大きくなるに連れて制御液圧の目標圧Pt[MPa]の増加量が徐々に大きくなるような特性が狙い特性とされる。目標圧Ptの増加率は、ペダルストロークSが大きくなるに連れて大きくなる特性に設定される。
また、図7(b)に示すように、目標圧Ptとブレーキキャリパでの消費液量V[m3]との関係は、ブレーキキャリパの設計値に応じて決まっている。具体的には、目標圧Ptが所定値Paに至るまでは第1勾配で液量Vが増加する関係となり、目標圧Ptが所定値を超えると第1勾配よりも低勾配となる第2勾配で液量Vが増加する関係となる。
これら図7(a)、(b)の関係から、ペダルストロークSに対する液量Vの関係を示す特性として図7(c)に示す特性が得られる。この特性は、図7(a)、(b)の関係から一義的に決まり、単純に車両における足回りとしてのペダルストロークSと液量Vとの関係として決まるものである。このとき、図7(c)中において破線で囲んだように、ペダルストロークSの変化に対して液量が急変する箇所が発生する。また、図7(d)に示すように、単位時間当たりのポンプの吐出量に相当する液量D[m3/sec] とモータ回転数R[rpm]とは、基本的には比例関係となる。
そして、図7(c)に示すペダルストロークSと液量Vとの関係を図7(d)に示す単位時間当たりの液量Dとモータ回転数Rとの関係に基づいてペダルストロークSとモータ回転数Rとの関係に直すと、図7(e)に示す特性が得られる。すなわち、図7(c)に示すように、ペダルストロークSがS0からSAの間は緩勾配の第1勾配で液量Vが上昇することから、モータ回転数RはRAとなる。続いて、ペダルストロークSがSAからSBの間は急勾配となる第2勾配で液量Vが上昇することから、モータ回転数RはRB(>RA)となる。その後、ペダルストロークSがSBを超えると再び緩勾配の第3勾配で液量が上昇することから、モータ回転数RはRCとなる。
このように、モータ回転数RがペダルストロークSがSAからSBの間において急変する。このため、図7(f)に示すように、モータ回転数Rによる圧損と差圧制御弁のヒステリシスの影響で制御液圧(W/C圧)Pが急変する部分が発生し、図7(a)に示した狙い特性(図7(f)中の破線)にならなくなる。このような現象が発生することで、良好なブレーキフィーリングが得られなくなるのである。つまり、ペダルストロークSに対応する制御液圧を発生させるために必要な液量Vを求め、この液量Vを発生させるのに必要なモータ回転数Rを決定するような、制御液圧と液量Vとの関係のみからモータ回転数Rを決定する手法ではブレーキフィーリング悪化を招く。
本発明は上記点に鑑みて、ブレーキ操作量の変化に伴うモータ回転数の急変を抑制し、滑らかな減速が行えるようにすることで、良好なブレーキフィーリングを得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし5に記載の発明は、ブレーキ操作量を検出する操作量検出手段(12)と、ブレーキ操作量に対応したM/C圧を発生させるM/C(13)と、M/C圧に基づくW/C圧が付与されることにより、各車輪(FL〜RR)に対して液圧制動力を発生させるW/C(14、15、34、35)と、M/CとW/Cとを結ぶ主管路(A、E)に設けられ、M/C圧とW/C圧との間に差圧を形成する差圧制御弁(16、36)と、差圧制御弁によって差圧を設けた状態で主管路における差圧制御弁とW/Cとの間にブレーキ液を吐出することによりW/C圧を増加させるポンプ(19、39)と、ポンプを駆動するためのモータ(60)と、差圧制御弁が形成する差圧を指示する値である差圧指示値を出力する制御手段(70)とを有した構成とされている。
そして、このような構成において、制御手段は、ブレーキ操作量とW/C圧の目標圧との関係および目標圧とブレーキキャリパでの消費液量との関係を記憶する記憶手段と、ブレーキ操作量と目標圧との関係に基づいて、操作量検出手段で検出されたブレーキ操作量と対応する目標圧を設定する目標圧設定手段と、目標圧とブレーキキャリパでの消費液量との関係に基づいて、目標圧設定手段で設定された目標圧に対応する消費液量を設定する液量設定手段と、液量設定手段で設定される消費液量を発生させるために必要なモータの回転数を算出する回転数算出手段と、を有し、記憶手段に、ブレーキ操作量と消費液量の関係として、ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて消費液量が連続的に増加する関係とブレーキ操作量が増加するほど目標圧の増加量が徐々に大きくなる関係とから設定した特性を示すマップもしくは演算式を記憶しており、液量設定手段において、該マップもしくは演算式を用いて目標圧に対応する消費液量を算出していることを特徴としている。
このような構成によれば、ブレーキ操作量が大きくなるに連れてW/Cが急変することなく徐々に大きくなるような特性を得ることが可能となる。これにより、車両減速度が変動して滑らかな減速ができなくなるという現象によるブレーキフィーリング悪化を抑制でき、ドライバの意図通りの滑らかな減速が可能となって、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる車両用ブレーキ装置1の基本構成を示した液圧回路図である。 ペダルストロークSと目標圧Ptとの関係を示した特性図である。 目標圧Ptと液量Vとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSと液量Vとの関係を示した特性図である。 液量D(cc/sec)とモータ回転数Rとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSとモータ回転数Rとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSと制御液圧Pとの関係を示した特性図である。 他の実施形態で説明するペダルストロークSと液量Vとの関係を示した特性図である。 他の実施形態で説明するペダルストロークSと液量Vとの関係を示した特性図である。 モータ回転数と圧損との関係を示した特性図である。 差圧制御弁への印加電流に対して発生させられる差圧の変化を示した特性図である。 ペダルストロークSと目標圧Ptとの関係を示した特性図である。 目標圧Ptと液量Vとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSと液量Vとの関係を示した特性図である。 液量D(cc/sec)とモータ回転数Rとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSとモータ回転数Rとの関係を示した特性図である。 ペダルストロークSと制御液圧Pとの関係を示した特性図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。本発明の一実施形態にかかる車両用ブレーキ装置について説明する。図1は、本実施形態にかかる車両用ブレーキ装置1の基本構成を示した液圧回路図である。ここでは前後配管の液圧回路を構成する車両に本発明にかかる車両用ブレーキ装置1を適用した例について説明するが、X配管などの車両についても適用可能である。
図1において、ドライバがブレーキ操作部材としてのブレーキペダル11を踏み込むと、ペダルストロークSがストロークセンサ12によって検出される。また、ブレーキペダル11の踏み込みにより、M/C13に配設された図示しないマスタピストンが押圧される。これにより、マスタピストンによって区画されるプライマリ室とセカンダリ室とに同圧のM/C圧が発生する。M/C圧は、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50を通じて各W/C14、15、34、35に伝えられる。
ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50は、第1配管系統50aと第2配管系統50bとを有しており、図示しないアルミ製などのブロックに各種部品が組み付けられることで一体化された構成とされている。第1配管系統50aは、右後輪RRと左後輪RLに加えられるブレーキ液圧を制御するリア系統、第2配管系統50bは、左前輪FLと右前輪FRに加えられるブレーキ液圧を制御するフロント系統とされる。
なお、各系統50a、50bの基本構成は同様であるため、以下では第1配管系統50aについて説明し、第2配管系統50bについては説明を省略する。
第1配管系統50aは、上述したM/C圧を左後輪RLに備えられたW/C14および右後輪RRに備えられたW/C15に伝達し、W/C圧を発生させる主管路となる管路Aを備える。
管路Aには、管路Aを連通状態と差圧状態に制御することで、上流側となるM/C13側の第1管路と下流側となるW/C14、15側の第2管路との間の差圧を制御する第1差圧制御弁16が備えられている。この第1差圧制御弁16は、ソレノイドコイルに制御電流が流されていない時(非通電時)には連通状態となり、第1差圧制御弁16に備えられるソレノイドコイルに電流が流されると、その電流値が大きいほど大きな差圧状態となるように弁位置が調整される。
この第1差圧制御弁16が差圧状態のときには、W/C14、15側のブレーキ液圧がM/C圧よりも所定以上高くなった際にのみ、W/C14、15側からM/C13側へのみブレーキ液の流動が許容される。このため、常時W/C14、15側がM/C13側よりも所定圧力以上高くならないように維持される。また、第1差圧制御弁16に対して並列に逆止弁16aが備えられている。
そして、管路Aは、この第1差圧制御弁16よりも下流になるW/C14、15側において、2つの管路A1、A2に分岐する。管路A1にはW/C14へのブレーキ液圧の増圧を制御する第1増圧制御弁17が備えられ、管路A2にはW/C15へのブレーキ液圧の増圧を制御する第2増圧制御弁18が備えられている。
第1、第2増圧制御弁17、18は、連通・遮断状態を制御できるノーマルオープン型の2位置電磁弁により構成されている。具体的には、第1、第2増圧制御弁17、18は、第1、第2増圧制御弁17、18に備えられるソレノイドコイルへの制御電流がゼロとされる時(非通電時)には連通状態となり、ソレノイドコイルに制御電流が流される時(通電時)に遮断状態に制御される。
管路Aにおける第1、第2増圧制御弁17、18および各W/C14、15の間には減圧管路となる管路Bが接続されており、この管路Bを通じて調圧リザーバ20が接続されている。管路Bには、連通・遮断状態を制御できるノーマルクローズ型の2位置電磁弁により構成される第1減圧制御弁21と第2減圧制御弁22とがそれぞれ配設されている。具体的には、第1、第2減圧制御弁21、22は、第1、第2減圧制御弁21、22に備えられるソレノイドコイルへの制御電流がゼロとされる時(非通電時)には遮断状態となり、ソレノイドコイルに制御電流が流される時(通電時)に連通状態に制御される。
調圧リザーバ20と主管路である管路Aとの間には還流管路となる管路Cが配設されている。この管路Cには調圧リザーバ20からM/C13側あるいはW/C14、15側に向けてブレーキ液を吸入吐出するモータ60によって駆動される自吸式のポンプ19が設けられている。モータ60は図示しないモータリレーに対する通電が制御されることで駆動される。
調圧リザーバ20とM/C13の間には補助管路となる管路Dが設けられている。ポンプ19は、この管路Dや調圧リザーバ20および管路Cを通じてM/C13からブレーキ液を吸入し、管路Aに吐出することで、W/C14、15側にブレーキ液を供給し、対象となる車輪のW/C圧を加圧する。
なお、ここでは第1配管系統50aについて説明したが、第2配管系統50bも同様の構成であり、第1配管系統50aに備えられた各構成と同様の構成を第2配管系統50bも備えている。具体的には、第1差圧制御弁16および逆止弁16aと対応する第2差圧制御弁36および逆止弁36a、第1、第2増圧制御弁17、18と対応する第3、第4増圧制御弁37、38、第1、第2減圧制御弁21、22と対応する第3、第4減圧制御弁41、42、ポンプ19と対応するポンプ39、調圧リザーバ20と対応する調圧リザーバ40、管路A〜Dと対応する管路E〜Hがある。ただし、各系統50a、50bにおいてブレーキ液を供給するW/C14、15、34、35については、リア系統となる第1配管系統50aよりもフロント系統となる第2配管系統50bの方の容量を大きくすることもできる。その場合、フロント側においてより大きな制動力を発生させることができる。
また、車両用ブレーキ装置1には、ブレーキECU70が備えられている。ブレーキECU70は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って各種演算などの処理を実行し、各種ブレーキ制御を実行する。
具体的には、ブレーキECU70は、ストロークセンサ12やM/C圧センサ80等の検出信号に基づいて各種制御を行っている。例えば、ストロークセンサ12の検出信号に基づいてペダルストロークSを検出し、検出したペダルストロークSに対応した制動力が発生させられるように、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ50の各種部品を制御する。すなわち、ペダルストロークSに基づいて制御対象輪のW/Cに発生させるW/C圧を求める。そして、その結果に基づいて、ブレーキECU70が各制御弁16〜18、21、22、36〜38、41、42への電流供給制御およびポンプ19、39を駆動するためのモータ60の電流量制御を実行する。これにより、制御対象輪のW/C圧が制御され、所望のW/C圧が発生させられる。
本実施形態の場合、倍力装置が備えられていないM/C13とブレーキ液圧制御用アクチュエータ50のみで構成された、いわゆる全負荷助勢ブレーキシステムとされている。このようなブレーキシステムでは、ブレーキペダル11の操作力のみではW/C圧が不足するため、基本的にはブレーキ操作の全領域においてW/C圧の不足分がポンプ19、39の作動によって助勢される。このときのW/C圧の不足分は、M/C圧センサ80の検出信号から得られるM/C圧とペダルストロークSに対応した制動力を発生させるために必要なW/C圧との差分となる。したがって、この差分を発生させるべく、第1、第2差圧制御弁16、36に通電すると共にモータ60を駆動してポンプ19、39を作動させ、その差分に相当する差圧を発生させて、ペダルストロークSに対応した制動力を発生させている。
なお、回生制動との協調制御を行う車両用ブレーキ装置の場合、M/C13にいわゆる空振りを設け、回生制動力による減速度が所定減速度(例えば0.2G)発生するまでブレーキペダル11を踏み込んでもM/C圧が0となる構造とすることができる。その場合は、M/C圧とペダルストロークSとに対応した制動力が回生制動力を加味した値とされる。
続いて、このように構成される車両用ブレーキ装置において、ブレーキECU70が実行するブレーキ制御の基準となる各種ブレーキ特性の設定方法について説明する。各種ブレーキ特性は、ブレーキECU70に備えられたRAMなどを記憶手段として記憶されている。
まず、本実施形態の車両用ブレーキ装置における各種ブレーキ特性の設定の考え方について説明する。
本実施形態の車両用ブレーキ装置においても、まずは従来と同様に制御液圧に相当するW/C圧とポンプ19、39の吐出流量との関係によってモータ回転数を決定する。
図2(a)に示すように、車両用ブレーキ装置では、一般的に、ペダルストロークS[m]が大きくなるに連れて制御液圧の目標圧Pt[MPa]が徐々に大きくなるような特性が狙い特性とされる。目標圧Ptの増加率は、ペダルストロークSが大きくなるに連れて大きくなる特性に設定される。
また、図2(b)において破線で示すように、目標圧Ptとブレーキキャリパでの消費液量V[m3]との関係は、ブレーキキャリパの設計値に応じて決まっている。具体的には、目標圧Ptが所定値Paに至るまでは第1勾配で液量Vが増加する関係となり、目標圧Ptが所定値Paを超えると第1勾配よりも低勾配となる第2勾配で液量Vが増加する関係となる。
これら図2(a)、(b)の関係から、ペダルストロークSに対する液量Vの関係を示す特性として図2(c)において破線で示した特性が得られる。この特性は、図2(a)、(b)の関係から一義的に決まり、単純に車両における足回りとしてのペダルストロークSと液量Vとの関係として決まるものである。このとき、図2(c)中において、ペダルストロークSの変化に対して液量が急変する箇所が発生する。ここまでのブレーキ特性の設定方法は従来と同じである。
しかしながら、この設定方法では、図2(c)に示すペダルストロークSと液量Vとの関係を図2(d)に示す単位時間当たりの液量D[m3/sec]とモータ回転数Rとの関係に基づいてペダルストロークSとモータ回転数R[rpm]との関係に直すと、図2(e)の破線で示す特性となる。すなわち、図2(c)に示すように、ペダルストロークSがS0からSAの間は緩勾配の第1勾配で液量Vが上昇することから、モータ回転数RはRAとなる。続いて、ペダルストロークSがSAからSBの間は急勾配となる第2勾配で液量Vが上昇することから、モータ回転数RはRB(>RA)となる。その後、ペダルストロークSがSBからSCの間は再び緩勾配の第3勾配で液量が上昇することから、モータ回転数RはRCとなる。
このように、モータ回転数RがペダルストロークSがSAからSBの間において急変する。このため、図2(f)に破線で示すように、モータ回転数Rによる圧損と第1、第2差圧制御弁16、36のヒステリシスの影響で制御液圧(W/C圧)Pが急変する部分が発生し、図2(a)に示した狙い特性(図2(f)中の実線)にならなくなる。このような現象が発生することで、良好なブレーキフィーリングが得られなくなる。
したがって、本実施形態にかかる車両用ブレーキ装置では、モータ回転数Rの急変を抑制して、ペダルストロークSに対する制御液圧Pの変化が線形的に徐々に変化するように、ペダルストロークSに対する液量Vの特性を調整している。
具体的には、図2(c)中において実線で示したように、ペダルストロークSの変化に対して液量Vの変化が連続的となるように、すなわちペダルストロークSが増加するとそれに合わせて液量Vが所定の増加量で増加するように特性を補正している。特に、本実施形態の場合には、ペダルストロークSに対して液量Vが正比例の関係で変化するようにしている。このように、ペダルストロークSと液量Vとの特性を補正すると、図2(e)の実線に示すように、ペダルストロークSが変化しても、モータ回転数Rは、ペダルストロークSの増加に伴う液量Vの増加勾配によって決まる一定回転数となる。したがって、図2(f)中において実線で示したように、ペダルストロークSに対して制御液圧Pが急変することなく連続的に徐々に変化する特性となり、図2(a)に示した狙い特性となる。
このような特性が得られるようにするためには、図2(c)に示すようにペダルストロークSの変化に対する液量Vの特性を補正し、これに対応して図2(b)に示す目標圧Ptに対する液量Vの関係を示す特性を補正すれば良い。このような考え方に基づいて、本実施形態では、従来と異なる特性として、図2(b)に示した目標圧Ptに対する液量Vの関係を示す特性および図2(c)に示したペダルストロークSに対する液量Vの関係を示す特性を設定している。
すなわち、ブレーキECU70のRAMなどの記憶手段に対して、図2(a)に示すペダルストロークSに対する目標圧Ptの関係の狙い特性となるように、図2(b)〜(d)に示す特性をマップもしくは演算式として記憶してある。図2(b)に示す目標圧Ptと液量Vとの関係の特性については、図2(c)に示すペダルストロークSと液量Vとの関係の特性に基づいて補正したものであるため、図2(a)に示す狙い特性と図2(c)に示す特性から求めている。
本実施形態のように、図2(c)に示されたようなペダルストロークSに対して液量Vが正比例の関係で変化する形態とする場合には、ブレーキキャリパの設計値によって決まる特性と比較して、目標圧Ptが低いときの液量Vの増加勾配が大きくなる。また、設計値によって決まる特性と比較して、目標圧Ptに対する液量Vの増加勾配が変化する箇所がより目標圧Ptの低い箇所となる。
具体的には、目標圧Ptが第1所定値P1に至るまでは第1勾配で液量Vが増加し、それから第2所定値P2(=Pa)に至るまでは第1勾配よりも緩やかな第2勾配で液量Vが増加する関係となる。そして、目標圧Ptが第2所定値P2以上になると第3勾配で液量Vが増加する関係となる。第1勾配は第2勾配よりも大きく、かつ、設計値によって決まる特性が所定値Paに至るまでの勾配よりも大きくなっている。第2勾配は第3勾配よりも大きくなっているが、第3勾配と同じであっても良く、設計値によって決まる特性が所定値Pa(=P2)に至るまでの勾配よりも小さくなっている。
このような特性を示すマップもしくは演算式をブレーキECU70のRAMなどの記憶手段に対して記憶しておき、この記憶手段に記憶しておいた各特性に基づいて各値を設定する。この各特性に基づいて各値を設定する部分が後述する各種設定手段に構成し、各種設定手段によって次のようにして各値を設定する。なお、ここでは簡略化の為に、ペダルストロークSに対して発生しているM/C圧を無視して説明する。
まず、図2(a)に示す特性に基づいてペダルストロークSに対応した目標圧Ptを設定する部分を目標圧設定手段として、ブレーキペダル11が操作されたときに、ストロークセンサ12の検出信号から求められるペダルストロークSから目標圧Ptを設定する。すなわち、図2(a)の特性を示すマップもしくは演算式を用いて、ペダルストロークSと対応する目標圧Ptを設定する。
次に、図2(b)に示す特性に基づいて目標圧Ptに対応した液量Vを設定する部分を液量設定手段として、設定された目標圧Ptに対応する液量Vを設定する。すなわち、図2(b)の特性を示すマップもしくは演算式を用いて、目標圧Ptに対応する液量Vを設定する。そして、回転数算出手段として、この現在の液量Vと所定時間前に算出した液量Vに基づいて必要液量に対するモータ回転数Rを算出する。
例えば、現在の制御周期をn周期目とし、現在の液量を液量(n)、制御周期がi周期前のときの液量を液量(n−1)、Aを所定係数、Bを所定定数とすると、現在の制御周期におけるモータ回転数(n)を次式から算出するようにしている。なお、係数Aや定数Bは車両用ブレーキ装置のシステム設計から決まる任意の値である。i周期前についても設計に応じて任意に決められるが、例えば演算周期が6msである場合において20周期前とすると、液量(n−1)は120ms前の液量を示すことになる。
(数1) モータ回転数(n)={液量(n)−液量(n−1)}×A+B
このようにして、液量Vを得るのに必要なモータ回転数Rを算出することができる。このとき、上記したように、図2(b)に示す特性について、図2(c)に示したペダルストロークSに対する液量Vの特性がペダルストロークSの変化に対して液量Vが所定の増加量で増加する特性となるように補正してある。このため、図2(e)に示すようにペダルストロークSに対応するモータ回転数Rを急変させることなく一定にすることができる。
したがって、ペダルストロークSと実際に得られる制御液圧Pとの関係については、図2(a)に示したような、ペダルストロークSが大きくなるに連れて制御液圧Pが徐々に大きくなり、その増加率はペダルストロークSが大きくなるに連れて大きくなる特性となる。
このように、ペダルストロークSが大きくなるに連れて制御液圧Pが急変することなく徐々に大きくなるような特性を得ることが可能となる。これにより、車両減速度が変動して滑らかな減速ができなくなるという現象によるブレーキフィーリング悪化を抑制でき、ドライバの意図通りの滑らかな減速が可能となって、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ペダルストロークSの変化に対して液量Vの変化が連続的となるようにする補正について、図2(c)に示すようにペダルストロークSが増えたときの液量Vの増加量が一定となるようにした。これは、ペダルストロークSの変化に対して液量Vの変化を連続的にする形態の一例を示したに過ぎず、例えば、図3に示すように、ペダルストロークSが増えるに連れて液量Vの増加量が徐々に大きくなるようにしても良い。また、図4に示すように、ペダルストロークSが増えるに連れて液量Vの増加量が徐々に小さくなるようにしても良い。
なお、ペダルストロークSの変化に対して液量Vの変化が連続的になるとは、ペダルストロークSの増加に伴う液量Vの増加量が一定か、増加率が徐々に増加もしくは減少することを意味し、増加率が増加から減少もしくは減少から増加に切り替わるものは含まない。これは、増加率が増加から減少もしくは減少から増加に切り替わる場合、図6に示した増加特性と減少特性との間のヒステリシスによって、第1、第2差圧制御弁16、36への通電量を変化させても差圧が変化しない領域が生じ、制御性が悪くなるためである。
また、上記実施形態では、倍力装置が備えられていないM/C13とブレーキ液圧制御用アクチュエータ50のみで構成された、いわゆる全負荷助勢ブレーキシステムを例に挙げて説明した。これは、本発明を適用すると好ましい車両用ブレーキ装置の一例を示したものであり、他の形態の車両用ブレーキ装置に対しても本発明を適用できる。
例えば、ブレーキペダルの操作量をセンサで認識し、ポンプの駆動モータと電磁弁を電子制御することでブレーキペダルの操作量に対応する制動力を発生させるブレーキバイワイヤシステムにも本発明を適用できる。ブレーキバイワイヤでは、ブレーキペダル側と油圧システムとが切り離され、ドライバによるブレーキペダルの入力はシミュレータに入力され、各車輪のW/C圧はポンプ動作などによって発生させられる。そして、電磁弁を制御することでペダルストロークと対応する圧力に制御される。このようなブレーキバイワイヤにおけるペダルストロークと対応する制動力を発生させるために、モータ駆動を行ってポンプを作動させる際に、上記実施形態で示した手法でモータ回転数を設定することが可能となる。勿論、倍力装置を備えた通常の車両用ブレーキ装置に対しても、本発明を適用できる。
ブレーキ操作部材となるブレーキペダル11のブレーキ操作量として、ペダルストロークを検出し、ペダルストロークに対応するモータ回転数を設定するようにした。ブレーキ操作部材はブレーキペダル11でなくブレーキレバーであっても良いし、ブレーキ操作量を表すパラメータとしてストローク量ではなく、ペダル踏力のような操作力やこれらに対応して発生するM/C圧を用いても良い。
1…車両用ブレーキ装置、11…ブレーキペダル、12…ストロークセンサ、13…M/C、14、15、34、35…W/C、16、36…第1、第2差圧制御弁、17、18、37、38…第1〜第4増圧制御弁、19、39…ポンプ、20、40…調圧リザーバ、21、22、41、42…第1〜第4減圧制御弁、50…ブレーキ液圧制御用アクチュエータ、50a、50b…第1、第2配管系統、60…モータ、70…ブレーキECU、80…M/C圧センサ、ECU70…ブレーキ、A〜H…管路

Claims (5)

  1. ドライバがブレーキ操作部材(11)を操作したときのブレーキ操作量を検出する操作量検出手段(12)と、
    前記ブレーキ操作量に対応したマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダ(13)と、
    前記マスタシリンダ圧に基づくホイールシリンダ圧が付与されることにより、各車輪(FL〜RR)に対して液圧制動力を発生させるホイールシリンダ(14、15、34、35)と、
    前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとを結ぶ主管路(A、E)に設けられ、前記マスタシリンダ圧と前記ホイールシリンダ圧との間に差圧を形成する差圧制御弁(16、36)と、
    前記差圧制御弁によって前記差圧を設けた状態で前記主管路における前記差圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間にブレーキ液を吐出することにより前記ホイールシリンダ圧を増加させるポンプ(19、39)と、
    前記ポンプを駆動するためのモータ(60)と、
    前記差圧制御弁が形成する前記差圧を指示する値である差圧指示値を出力する制御手段(70)とを有して構成され、前記差圧制御弁を差圧状態にしつつ、前記モータを駆動して前記ポンプを作動させることで、前記ホイールシリンダ圧を増加させてブレーキ操作量に対応する制動力を発生させる車両用ブレーキ装置であって、
    前記制御手段は、
    前記ブレーキ操作量と前記ホイールシリンダ圧の目標圧との関係および前記目標圧とブレーキキャリパでの消費液量との関係を記憶する記憶手段と、
    前記ブレーキ操作量と目標圧との関係に基づいて、前記操作量検出手段で検出されたブレーキ操作量に対応する目標圧を設定する目標圧設定手段と、
    前記目標圧とブレーキキャリパでの消費液量との関係に基づいて、前記目標圧設定手段で設定された目標圧に対応する消費液量を設定する液量設定手段と、
    前記液量設定手段で設定される消費液量を発生させるために必要な前記モータの回転数を算出する回転数算出手段と、を有し、
    前記記憶手段に、前記ブレーキ操作量と前記消費液量との関係として、前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が連続的に増加する関係と前記ブレーキ操作量が増加するほど前記目標圧の増加量が徐々に大きくなる関係とから設定した特性を示すマップもしくは演算式を記憶しており、前記液量設定手段において、該マップもしくは演算式を用いて前記目標圧に対応する前記消費液量を算出していることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が連続的に増加する関係は、前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が一定の増加量で増加する関係であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  3. 前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が連続的に増加する関係は、前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が増加率を徐々に増加させながら増加する関係であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が連続的に増加する関係は、前記ブレーキ操作量が増加すると該増加に合わせて前記消費液量が増加率を徐々に減少させながら増加する関係であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 前記目標圧に対応した前記消費液量の関係は、前記目標圧が第1所定値に至るまでは前記消費液量が第1勾配で増加し、前記第1所定値から該第1所定値よりも大きな第2所定値までは前記消費液量が前記第1勾配よりも小さな勾配である第2勾配で増加し、前記第2所定値以上になると前記消費液量が前記第2勾配よりも小さな勾配もしくは前記第2勾配と同じ勾配である第3勾配で増加する関係であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用ブレーキ装置。
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