JP2015199295A - 配送伝票 - Google Patents

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康平 泉
Kohei Izumi
康平 泉
和樹 関口
Kazuki Sekiguchi
和樹 関口
俊尚 山川
Toshinao Yamakawa
俊尚 山川
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Abstract

【課題】 配送物に貼付された状態において、内部の伝票だけをつかんで、引き抜くことが容易な配送伝票を提供する。【解決手段】 配送物への貼付時に表側に位置する貼付票11と、配達後に分離される配達票13と、配送物に直接貼付される支持基材14と、が順に積層されており、貼付票11と支持基材14は、配達票と重ならない領域において互いに接着され、配達票13は、切り取り予定線を介して、切り取られる予定の切り取り予定部と、貼付票11、支持基材14の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部に区分されており、配達票13の支持基材14側の面には、貼付票11と重ならない領域に滑り性付与部Lが形成されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、宅配荷物や配送商品を配送業者が配送する際に、配送物に貼付して使用する配送伝票に関する。
従来、荷物の配送のために、様々な配送伝票が利用されている。近年の技術進歩により、宅配用の配送伝票は、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンター印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(1パート配送伝票)が多く利用されるようになってきている。1パート配送伝票の利点は、レーザープリンタやインクジェットプリンタで印字を行うことが可能な点である。
一方で、従来から使用されているドットインパクトプリンタで印字を行う方式の複写式配送伝票も、手書きの需要もあることから依然として使用されている。このような複写式配送伝票の中には、上側伝票と下側伝票で袋状に接着し、内部に別の伝票が収められており、配達後に、内部の伝票を抜き取る形式のものがある(特許文献1参照)
特開平9−52473号公報
従来の複写式配送伝票は、内部の伝票の長尺方向の長さが袋状の伝票の同方向の長さより長く、内部の伝票の、袋状の伝票から出ている部分を引っ張ることにより、内部の伝票を抜き取ることができるようになっている。しかし、配送伝票が配送物に貼付された状態で、抜き取る必要があるため、内部の伝票をつかみ難いという問題がある。特に、寒冷地においては、配送者が、手袋をしているため、内部の伝票だけをつかむことは難しい。
そこで、本発明は、配送物に貼付された状態において、内部の伝票だけを掴んで、引き抜くことが容易な配送伝票を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の配送伝票は、配送物への貼付時に表側に位置する表側基材(貼付票11)と、配達後に分離される内部基材(配達票13)と、配送物に直接貼付される支持基材(14)と、が順に積層された配送伝票であって、前記表側基材と前記支持基材は、前記内部基材と重ならない位置において互いに接着され、前記内部基材は、切り取り予定線(ミシン目M2)を介して、切り取られる予定の切り取り予定部(13a)と、前記表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部(13b)に区分されており、前記内部基材の前記支持基材側の面、または前記支持基材の前記内部基材側の面には、前記表側基材と少なくとも重ならない位置に滑り性付与部(L)が形成されていることを特徴とする。ここで、滑り性付与部(L)が形成される、内部基材(13)の支持基材(14)側の面における、表側基材(11)と「少なくとも重ならない位置」とは、平面方向において、表側基材(11)に覆われない位置を最低限含むことを意味し、表側基材(11)と重なる位置には、滑り性付与部(L)が形成されていてもいなくてもよいことを示す。
請求項1の配送伝票によれば、配送物への貼付時に表面に表出する表側基材と、配達後に分離される内部基材と、配送物に直接貼付される支持基材と、が順に積層された配送伝票において、表側基材と支持基材は、内部基材と重ならない位置において互いに接着され、内部基材は、切り取り予定線を介して、切り取られる予定の切り取り予定部と、表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部に区分されており、内部基材の支持基材側の面、または前記支持基材の前記内部基材側の面には、表側基材と重ならない位置に滑り性付与部が形成されているので、滑り性付与部と接する支持基材または内部基材の摩擦が小さくなる。このため、支持基材との間を滑らせて内部基材を撓ませることにより、その撓んだ部分を利用して内部基材を掴むことが容易になる。特に、配送者が、手袋をしている場合において、内部基材の掴み易さが大幅に向上する。
また、請求項2の配送伝票は、請求項1の配送伝票において、前記滑り性付与部が、紫外線硬化型インキを塗布することにより形成されていることを特徴とする。
請求項2の配送伝票によれば、滑り性付与部が、紫外線硬化型インキを塗布することにより形成されているので、配達票への滑り性の付与を、簡易な印刷により行うことが可能となる。
本発明によれば、配送物に貼付された状態において、内部の伝票だけを掴んで、容易に引き抜くことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の表面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各票、各基材の裏面を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を示す図である。 本発明の一実施形態に係る配送伝票を配送物へ貼付した状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各伝票、各基材の表面を示す平面図である。このうち、図1(a)は貼付票、図1(b)は届け先控票、図1(c)は配達票、図1(d)は支持基材、図1(e)は剥離基材を示している。図1においては、各票、各基材はいずれも表面側から見た状態を示している。なお、各票、各基材の表面とは、記入欄または複写欄を備え、人が視認する側の面を示し、各票の裏面とは、荷物に貼付される側の面を示す。各票の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な事項を記入するための記入欄、および記入内容が複写される複写欄が形成されているが、この点は従来の配送伝票と同様であるので、図面が繁雑になるのを避けるため、ここでは、これらを省略している。
図2は、本発明の一実施形態に係る配送伝票を構成する各伝票、各基材の裏面を示す平面図である。図2においては、図1に示した各票、各基材を左右方向に反転させた状態で示している。図1における左側(図2における右側)が、配達票13が配送伝票に綴じられた綴じ側であり、図1における右側(図2における左側)が、配達票13が配送伝票に綴じられた際にも解放されている解放側である。
次に、複数の基材による層構成を有している配送伝票の上層から下層に向かって各票、各基材について順に説明していく。本明細書では、貼付票11を最上層、剥離基材15を最下層として説明する。図1(a)、図2(a)に示す貼付票11は、配送物に貼付され、荷札とするためのものである。貼付票11は、支持基材14に貼付され、配送物には直接貼付されない。しかし、配送中は配送物の表面に位置して送付先を示しており、実質的に配送物に貼付され送付先を示すため、貼付票と呼ばれる。ともに袋状を形成する支持基材14との関係では、表側に位置するため、表側基材としての役割を果たす。上述のように、貼付票11の表面には、実際には、届け先、依頼主、品名、年月日等、配送に必要な事項を記入するための記入欄が印刷されている。
図2(a)に網掛けして示すように、貼付票11裏面の天地(図において上下)の2つの辺に沿うようにして、粘着剤が塗布され、2つの粘着剤塗布部N1、N2を形成している。粘着剤塗布部N1は天側(図面上側)の辺に沿って、粘着剤塗布部N2は地側(図面下側)の辺に沿って、形成されている。この粘着剤塗布部N1、N2は、他の票、基材と重ねた際、届け先控票12、配達票13と重ならない位置に形成され、支持基材14と剥離困難なように貼り合わされるために用いられる。粘着剤塗布部N1、N2の天地方向の塗布幅a(図面上下方向の幅)は5mm以上20mm以下であることが好ましい。
図1(b)、図2(b)に示す届け先控票12は、配送物の届け先が控えとして保管するためのものである。届け先控票12においては、綴じ側の端部(図1(b)における左端、図2(b)における右端)から所定の距離だけ離れた位置に、切り離し用のミシン目M1が天地方向に渡って形成されている。そして、図1(b)に示すように、届け先控票12の表面においては、綴じ側の端部とミシン目M1の間に、綴じ側の端部およびミシン目M1と平行な方向に渡って接着剤が塗布され、接着剤塗布部S1が形成されている。この接着剤塗布部S1は、配送伝票を形成する際に、貼付票11に接着するために用いられる。
図1(c)、図2(c)に示す配達票13は、配達されたことを証明するためのものである。表側基材である貼付票11と、支持基材14により形成された袋状の内部に位置するため、配達票13は、内部基材としての役割を果たす。配達票13においても、届け先控票12と同様、綴じ側の端部(図1(c)における左端、図2(c)における右端)から所定の距離だけ離れた位置に、切り離し用のミシン目M2が天地方向に渡って形成されている。そして、図1(c)に示すように、配達票13の表面においては、綴じ側の端部とミシン目M2の間に、綴じ側の端部およびミシン目と平行な方向に渡って接着剤が塗布され、接着剤塗布部S2が形成されている。この接着剤塗布部S2は、配送伝票を形成する際に、届け先控票12に接着するために用いられる。配達票13は、切り取り予定線であるミシン目M2により切り取り予定部13aと綴じ部13bに区分される。
届け先控票12に形成されたミシン目M1と、配達票13に形成されたミシン目M2は、配送伝票を構成するために届け先控票12と配達票13が重ねられ、接着剤塗布部S2により接着された際に、互いに重なり合う位置に形成されている。図1(b)(c)を比較すると明らかなように、届け先控票12と配達票13は、天地方向(図面縦方向、上下方向)の長さは同一であるが、左右方向(図面横方向)の長さは、配達票13の方が届け先控票12よりやや長くなるように形成されている。
図2(c)に示すように、配達票13裏面には、後に他の票、基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、支持基材14と剥離困難なように貼り合わせるために、接着剤が塗布され、接着剤塗布部S3を形成している。接着剤塗布部S1、S2、S3の塗布幅b(図面左右方向の幅)は、いずれも5mm以上20mm以下であることが好ましい。綴じ部13bには、表面には接着剤塗布部S2、裏面には接着剤塗布部S3が存在するため、他の票、基材と綴じられることになる。
また、配達票13裏面には、滑り性付与部Lが形成されている。滑り性付与部Lは、図2(c)に示すように、綴じ側と反対側(図2の左側)の端部付近に、網掛けで示した位置に形成される。滑り性付与部Lは、綴じ側の辺以外の三辺に接する位置まで形成されていてもよいが、本実施形態では、その三辺のいずれの辺においても所定の隙間だけ空けて形成されている。所定の隙間としては、5mm以上20mm以下とすることが好ましい。滑り性付与部Lの大きさについては、天地方向(図面上下方向)の長さを、配達票13の天地方向(図面上下方向)の長さから天側、地側の辺からそれぞれ上記所定の隙間を除外した長さとし、左右方向の長さeを、15mm以上30mm以下としている。滑り性付与部Lは、その一部(例えば、5mm幅程度)が届け先控票12と重なる位置に形成されることが好ましい。この滑り性付与部Lは、表側基材である貼付票11と少なくとも重ならない位置に、形成されている必要がある。すなわち、平面方向において、滑り性付与部Lが貼付票11に覆われない位置を最低限含む必要があり、貼付票11と重なる位置には、滑り性付与部Lが形成されていてもいなくてもよい。滑り性付与部Lの一部が貼付票11と重ならない位置に形成されていることにより、支持基材14との間で滑らせる領域が、貼付票11と重ならないため、指で内部基材である配達票13の扱いが容易になる。もちろん、滑り性付与部Lの一部が貼付票11と重なっていてもよい。滑り性付与部Lは、滑り性のある種々の素材で形成することができる。本実施形態では、紫外線硬化型インキをオフセット印刷方式で印刷することにより塗布し、滑り性付与部Lを形成している。紫外線硬化型インキとしては、公知の様々なものを用いることができる。本実施形態では、DICグラフィックス社製UV無色蛍光メジウムを用いている。滑り性付与部Lは、その性質により支持基材14との摩擦を小さくすることができる。無色蛍光メジウムに代えて紫外線硬化型の剥離剤インキを用いてもよい。
図1(d)、図2(d)に示す支持基材14は、粘着剤により配送物に直接貼られ、配送伝票全体を支持するためのものである。図2(d)に示すように、支持基材14裏面には、後に他の票、基材と積層させることにより配送伝票を構成する際、剥離基材15のスリットSと重なる所定幅の部分を除いて、全面に粘着剤が塗布され、粘着剤塗布部N3、N4を形成している。粘着剤塗布部N3とN4の間には、粘着剤が塗布されていない粘着剤非塗布部が幅cに渡って形成されている。粘着剤非塗布部は、剥離基材15のスリットSと重なる部分に形成される。剥離基材15のスリットSと重なる部分に粘着剤非塗布部が存在することにより、スリットSから粘着剤が表出することを防ぐことができる。剥離基材15を剥がす際には、スリットSに指先を入れる必要があることから、粘着剤が塗布されない範囲は、スリットSの両側についてそれぞれ1mm以上とすることが望ましい。したがって、粘着剤非塗布部の幅cは2mm以上となる。
図1(e)、図2(e)に示す剥離基材15(15a、15b)は、支持基材14の裏面に形成された粘着剤塗布部N3、N4を保護するためのものであり、配送物への貼付直前に剥がされるものである。図1(e)に示すように、剥離基材15表面には、スリットSを中心とする所定幅の部分を除いて、全面に離型剤が塗布され、離型剤塗布部H1、H2を形成している。この離型剤は、支持基材14裏面に塗布された粘着剤から剥離基材15を剥がし易くするために用いられる。したがって、少なくとも支持基材14裏面の粘着剤塗布部N3、N4と重なる部分には、離型剤が塗布されている。また、剥離基材15表面から見て中央よりやや綴じ側寄りに、天地方向に渡って、天地の各辺に垂直にスリットSが形成されている。このスリットSは、剥離基材15を貫通しており、剥離基材15を剥離基材15a、剥離基材15bに分離する。スリットSの形成位置を中央より綴じ側寄りにすることにより、綴じ側の剥離基材15bを剥がして配送物に貼付し、綴じ側と反対側の剥離基材15aを剥がしながら全体を貼付するという作業が行い易くなる。
また、本実施形態では、図1(e)に示すように、離型剤塗布部H1とH2の間には、支持基材14裏面の粘着剤非塗布部に対応する位置に、離型剤が塗布されていない離型剤非塗布部が幅dに渡って形成されている。すなわち、離型剤非塗布部は、スリットSの両側それぞれに幅d/2に渡って形成される。幅dは、粘着剤塗布部N3、N4のスリットSと重なる部分に形成された粘着剤非塗布部の幅cとの関係では、d≦cを満たすように形成されている。
本実施形態では、離型剤塗布部15cに幅dの離型剤非塗布部を設けるようにしたが、粘着剤塗布部N3、N4のスリットSと重なる部分に粘着剤非塗布部が形成されている場合であっても、離型剤非塗布部を設けない(すなわち全面に離型剤を塗布する)ようにすることも可能である。剥離後の剥離基材15bは不要となるが、剥離基材15aには、所定事項を印刷しておくことにより、取扱店における保管用控である取扱店控等として活用することができる。
各票、各基材の左右端には、スプロケット等のガイド孔を複数設けたガイド部が設けられていてもよい。ガイド部が設けられている場合は、印字処理の際に、ガイド孔を利用して、各票の搬送が行われる。ガイド部は、上記各票とミシン目等の切り取り用線を介して連接される。各票のサイズは、支持基材14、剥離基材15が天地(図面上下方向)の長さ、左右の長さともに同一であり、最大である。貼付票11の天地(図面上下方向)の長さは、支持基材14、剥離基材15と同一である。届け先控票12、配達票13の天地(図面上下方向)の長さは互いに同一であり、貼付票11、支持基材14、剥離基材15よりも短い。左右の長さは、貼付票11が最も短く、届け先控票12、配達票13、支持基材14の順に長くなっていく。
図1、図2に示した各票、各基材を重ね合わせて、接着剤、粘着剤により貼り合わせることにより、本実施形態の配送伝票が形成される。具体的な製造方法は、以下の通りである。まず、同サイズの支持基材14と剥離基材15を、支持基材14に形成された粘着剤塗布部N3、N4を用いて貼り合せ、タック構造のシートを形成する。続いて、剥離基材15側から粘着剤塗布部N3、N4、剥離剤塗布部H1、H2が形成されていない位置にスリットSを形成する。並行して、貼付票11、届け先控票12、配達票13に、ミシン目、粘着剤塗布部、接着剤塗布部、滑り性付与部等の形成を行う。滑り性付与部は、配達票13の所定の位置に紫外線硬化型インキを塗布することにより形成される。紫外線硬化型インキの塗布は、例えばオフセット印刷方式で印刷することにより行われる。
そして、貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14を順に重ねていき、それぞれ接着剤塗布部S1、S2、S3に塗布された接着剤により隣接する票または基材同士を接着する。図3は、本実施形態の配送伝票を示す図である。このうち、図3(a)は、表面から見た平面図、図3(b)は、図3(a)におけるA−Aに対応する断面図、図3(c)は図3(a)におけるB−Bに対応する断面図である。本実施形態の配送伝票を表面から見ると、図3(a)に示すように、貼付票11の下層側(図面奥方向)に届け先控票12、配達票13、支持基材14の一部が見える。なお、本明細書においては、貼付票11を最上層、剥離基材15を最下層として、層の上下関係を表現している。
図3(b)に示すように、本実施形態の配送伝票は、貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の順に積層されている。貼付票11と届け先控票12、届け先控票12と配達票13、配達票13と支持基材14は、それぞれ綴じ側の端部付近における接着剤塗布部S1、S2、S3により接着されている。また、支持基材14と剥離基材15は、スリットSの形成された部分付近を除いて略全面に形成された粘着剤塗布部N3、N4により貼り合わされている。そして、剥離基材15の表面側には、粘着剤に対応する部分に粘着剤塗布部H1、H2が形成されている。また、図3(c)に示すように、貼付票11と支持基材14は、天地(図3(c)においては右左)の平行な2辺において粘着剤塗布部N1、N2により貼り合わされている。なお、図3(b)(c)は、層構成を模式的に示したものであるため、立体的に表現しているが、現実には、全体の厚みは薄く、配送伝票全体がシート状に形成されるものである。
配送伝票を構成する各票、各基材としては、通常の紙を用いることができるが、合成紙、樹脂フィルム等を用いても良い。配送伝票を構成する各票、各基材は、複写構造を有している。貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の複写構造としては、公知のノーカーボン紙や裏カーボンインキ層による複写構造を用いることができる。滑り性付与部を、紫外線硬化型インキを塗布することにより形成する場合には、配達票13として、繊維を有する紙を用いる必要がある。紫外線硬化型インキを配達票13に塗布した後、硬化させることにより、インキが紙の繊維に入り込み、紙表面が平滑になるため、滑り性付与部が形成されることになる。
貼付票11と届け先控票12、届け先控票12と配達票13、配達票13と支持基材14を接着する接着剤としては、いずれかの票、基材を破損せずに剥離することを困難とする接着力の公知の接着剤を用いることができる。
支持基材14の裏面に塗布された粘着剤は、配送物に支持基材14を貼付可能とするものであり、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でも良い。支持基材14の裏面に塗布される粘着剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は10g/m2以上である。
剥離基材15の表面に塗布された離型剤としては、剥離基材15が支持基材14から容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、シリコーン、フッ素化合物、長鎖アルキルポリマー、アルキド樹脂、やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物からなるフィルムでも良い。また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いても良い。さらに、所望に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていても良い。離型剤の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1〜10μmである。
次に、本実施形態に係る配送伝票の使用方法について説明する。図3に示したような配送伝票は、所定事項が貼付票11の表面から記載され、届け先控票12、配達票13の複写欄に複写される。そして、配送者によって、スリットSを利用して、離型剤が塗布された剥離基材15a、15bが配送伝票本体から剥離される。これにより、支持基材14に形成された粘着剤塗布部N3、N4が表出する。続いて、表出した粘着剤塗布部N3、N4により支持基材14を配送物の表面に貼付する。図4は、本実施形態に係る配送伝票を配送物へ貼付した状態を示す断面図である。
配送物を届け先に届けた際、配送者は、図4に示したような状態の配送伝票から配達票13を抜き取る作業を行う。この際、まず、配達票13と支持基材14の間に指を入れることになるが、配達票13の裏面(支持基材14と対向する面、配送物側の面)に滑り性付与部Lが形成されており、滑り性付与部Lの厚みにより配達票13と支持基材14の間に若干の隙間ができ、指が入れ易くなる。また、指が上手く入らない場合であっても、滑り性付与部Lの滑り性により、配達票13が支持基材14の上を滑って撓むため、配達票13が掴みやすくなる。配達票13を掴むことができたら、そのまま綴じ側と反対側の方向(図4では右方向)に配達票13を引っ張り、ミシン目M2から配達票13を切り取る。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、配送伝票を貼付票11、届け先控票12、配達票13、支持基材14、剥離基材15の5枚構成としたが、配送を依頼したことを確認し、依頼主が控えとして保管するための依頼主控票、配送を請け負ったことを確認し、荷受店が控えとして保管するための荷受店控票、配送を請け負ったことを経理処理するための売上票等のうち1種以上を貼付票11の上層側に設けた構成の配送伝票としても良い。逆に、届け先控票12は必要に応じて省略した構成としても良い。
また、上記実施形態では、図1(e)、図2(e)に示したように、剥離基材15を剥がすために用いるスリットを剥離基材15の天地辺を結ぶように設けたが、天辺、地辺から所定の長さの部分にスリットを設けない構成としても良い。天辺、地辺から所定の長さの部分にスリットを設けないことにより、基材の伸縮があった場合でも、スリットで分断された左右の紙片が重なり合うことを防ぐことができる。
また、スリットそのものを剥離基材15に形成しないようにすることも可能である。この場合、支持基材14裏面における粘着剤非塗布部、剥離基材15表面における離型剤非塗布部も形成されず、支持基材14には連続して粘着剤が塗布され、剥離基材15には連続して離型剤が塗布されることになる。剥離基材15にスリットを形成しない場合、剥離基材15を剥がす際、および配送物への配送伝票の貼付の際に、若干不便になるが、本発明による効果は充分得ることができる。
また、上記実施形態では、内部基材である配達票13の綴じ部13bが、届け先控票12、支持基材14と接着されているが、届け先控票12がない場合、または届け先控票12が配達票13の下層に設けられている場合は、表側基材である貼付票11に接着されていてもよい。
また、上記実施形態では、滑り性付与部Lを、内部基材13の支持基材14側の面に形成するようにしたが、支持基材14の内部基材13側の面に形成するようにしてもよい。この場合においても、平面方向における滑り性付与部Lの形成位置は、上記実施形態と同様であり、表側基材11と重ならない位置に形成されている必要がある。この際、表側基材11と重ならない位置を含んでいてもよいのは、上記実施形態と同様である。
11・・・貼付票(表側基材)
12・・・届け先控票
13・・・配達票(内部基材)
13a・・・切り取り予定部
13b・・・綴じ部
14・・・支持基材
15、15a、15b・・・剥離基材
H1、H2・・・離型剤塗布部
L・・・滑り性付与部
M1、M2・・・ミシン目(切り取り予定線)
N1、N2、N3、N4・・・粘着剤塗布部
S・・・スリット
S1、S2、S3・・・接着剤塗布部

Claims (2)

  1. 配送物への貼付時に表側に位置する表側基材と、配達後に分離される内部基材と、配送物に直接貼付される支持基材と、が順に積層された配送伝票であって、
    前記表側基材と前記支持基材は、前記内部基材と重ならない位置において互いに接着され、前記内部基材は、切り取り予定線を介して、切り取られる予定の切り取り予定部と、前記表側基材、支持基材の少なくとも一方に直接または間接的に接着された綴じ部に区分されており、前記内部基材の前記支持基材側の面、または前記支持基材の前記内部基材側の面には、前記表側基材と少なくとも重ならない位置に滑り性付与部が形成されていることを特徴とする配送伝票。
  2. 前記滑り性付与部は、紫外線硬化型インキを塗布することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。
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