JP6739791B2 - 情報印字ラベルの製造方法 - Google Patents
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Description
図示した配送用伝票DSは、その一端に設けられたスリット103aに沿って帯状のマージン部100Aと方形状の帳票部100Bとに区画形成されており、使用に際し、帳票部100Bの下側に重合した剥離紙106とともにマージン部100Aを前記スリット103aに沿って帳票部100Bから分離し、粘着剤105を露出させた帳票部100Bを荷物が梱包された段ボール製の箱の上面に貼付けて荷物を配送に供する。
そして、前記貼付票DS1に印字された届け先や伝票番号、バーコードなどの情報に基づいて荷物を配送し、配送業者が荷物を受取主に引き渡すときには、配達票DS2に受取主の受領印や署名を貰った上で配送業者が配達票DS2を基材101から剥がして持ち帰り、また、受取主宅において基材101から領収証DS3を剥がして保管することができるようになっている(例えば特許文献1、2参照)。
受取主宅での配達票DS2の剥離操作に手間取らないようにするため、配送業者は携帯するボールペンなどのペン先を前記剥がし口107の下側に押し入れて剥がし口107を捲り上げ、捲り上がった部分を摘んで配達票DS2を基材101から剥がす操作が必要であった。
現状、配送コストを抑えるために、糊殺し部のない構成の伝票が最も広く利用されているが、かかる構成のものでは、上紙にレイアウトされた配達票を引き剥がすのに、基材の上紙が疑似接着している表面側端部を指で擦ったり前記の通りペン先を押し入れたりするなど操作が必要となって上紙端部を摘むのに著しい手間を要し、とりわけ基材がプラスチックフィルムからなるフィルム基材の場合は基材そのものが薄肉であることと相俟って疑似接着している上紙の端部を摘む操作が難しいという問題がある。
前記構成の情報印字ラベルにおいて、平面視方形状の情報印字ラベルの一側辺に沿って基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする。
また、前記構成の情報印字ラベルの基材は、表面側に疑似接着部、裏面側に粘着剤層が設けられた熱融着フィルムなどの各種プラスチックフィルムや、紙製又は合成樹脂製のシート材により形成することができる。
なお、基材の表面側に設けられる疑似接着部は、基材の表面に重ねた上紙を剥離可能に保持する部分であり、例えば基材がプラスチックフィルムの場合は基材表面に重ねた上紙を熱融着するなどして疑似接着部が形成され、また、基材が紙製のシート材である場合にはシート材表面に接着剤を塗布した上で上紙を疑似接着することで疑似接着部が形成される。基材の表面に上紙が剥離可能に疑似接着されるのであれば疑似接着部の態様は問わない。
基材及び粘着剤層を切除した切欠部は情報印字ラベルの側辺に沿って当該側辺全体に設けられているので、上紙が凹部に埋まって摘み難くなるようなことはなく、指先で確実に上紙を摘み上げることが可能である。
基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルの原反シートを上紙、基材及び粘着剤層からなる上部層と剥離紙のみの下部層の二つに分離する原反分離処理工程と、
前記上部層の一側の端部よりも内方寄りの部分で粘着剤層の下面から上紙の下面に至る切込みを入れて当該部分から端部までの基材及び粘着剤層を切除する切欠部形成処理工程と、
前記端部側の基材及び粘着剤層が切除された上部層の粘着剤層に前記下部層の剥離紙を一体に貼り合わせる再貼り合わせ処理工程と、
前記貼り合わされた上下層のシートを情報印字ラベルの形態に加工するラベル作製処理工程と、の処理工程を経て前記構成のラベルが作製されることを特徴とする。
前述の通り、本発明の情報印字ラベルは、基材と基材の表面に疑似接着された上紙と基材裏面に粘着剤層を被覆する剥離紙の三層構造のラベルであり、その周辺部の一側辺に基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を備えたものであり、剥離紙を剥がして物の表面に貼付けたときに、切欠部が形成されていることにより、物の表面とラベルの最上部である上紙との間に基材及び粘着剤層の厚み分の段差ができ、この段差の部分に指先を入れて上紙の端部を容易に摘めるようにして、上紙を基材から引き剥がす操作を簡単且つ確実に行えるようにしたものである。
剥離紙6を再貼り合わせすることで、ラベル原反シート1には、その側端部に基材2及び粘着剤層4が切除された切欠部7が形成される。
前記原反分離処理工程、切欠部形成処理工程及び再貼り合わせ処理工程の加工は、ラベル原反シート1のロールからシートを引き出し搬送しながら連続的に行なわれ、切欠部形成処理工程で基材2及び粘着剤層4の側端部の切除された部分は切除と同時にロールに巻き取られる。
ラベル作製処理工程は、前記再貼り合わせ処理工程に引き続いて連続的に行なってもよく、再貼り合わせ処理工程で切欠部7が形成されたシートをロールに一旦巻き取り、その後、巻き取ったシートをラベル作製処理工程で帳票の形態に応じた情報印字ラベルRの形態に加工してもよい。なお、前記ラベル原反シート1の加工処理の工程中で上紙5の表面に帳票の形態に応じた印刷が適宜行なわれる。
荷物を受取主に届けた際に、配送業者は上紙5内にレイアウトされたが配達票を剥がして持ち帰るが、図7に示されるように、荷物の箱10に貼付けられた情報印字ラベルRは、その側端部に基材2及び粘着剤層4が切除された切欠部7が設けられているので、上紙5の縁部の下方に切除された基材2及び粘着剤層4の厚み分の段差が箱10の表面との間に生じる。そして、この段差の部分に指先を入れれば、配達票がレイアウトされた上紙5の端部を容易に摘むことが可能であり、そのまま上紙5を上方へ引っ張ることで、疑似接着していた基材2から簡単且つ確実に引き剥がすことができる。ボールペンなどの上紙5を引き剥がすための道具は不要である。
図示した情報印字ラベルと配送用伝票の形態は本発明の実施態様の一例を示すものであり、本発明はこれに限定されず、利用する帳票やラベルの形態などに応じて適宜な形態で構成することが可能である。
Claims (1)
- 基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルの原反シートを上紙、基材及び粘着剤層からなる上部層と剥離紙のみの下部層の二つに分離する工程と、
前記上部層の一側の端部よりも内方寄りの部分で粘着剤層の下面から上紙下面に至る切込みを入れて当該部分から端部までの基材及び粘着剤層を切除する工程と、
前記端部側の基材及び粘着剤層が切除された上部層の粘着剤層に前記下部層の剥離紙を一体に貼り合わせる工程と、
前記貼り合わされた上下層のシートを情報印字ラベルの形態に加工する工程と、
の処理工程を経て情報印字ラベルを製造することを特徴とする情報印字ラベルの製造方法。
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JP2016157479A JP6739791B2 (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 情報印字ラベルの製造方法 |
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JP2018025675A JP2018025675A (ja) | 2018-02-15 |
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2016
- 2016-08-10 JP JP2016157479A patent/JP6739791B2/ja active Active
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JP2018025675A (ja) | 2018-02-15 |
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