JP2015196346A - 記録媒体 - Google Patents

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久男 加茂
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Yasuhiro Nito
康弘 仁藤
哲朗 野口
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哲朗 野口
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Abstract

【課題】本発明は、発色性、光沢性、高速吸収性に優れると共に、ひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性及び手めくり性に優れた記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一形態は、支持体と、第一のインク受容層と、最表面層である第二のインク受容層と、をこの順に有する記録媒体であって、第一のインク受容層は、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、第二のインク受容層は、気相法シリカと、平均粒子径が所定の範囲内の粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、第一のインク受容層における硼酸化合物の含有量が所定の範囲内であり、第二のインク受容層における硼酸化合物の含有量が所定の範囲内であり、第二のインク受容層における前記粒子の含有量が所定の範囲内である記録媒体である。
【選択図】なし

Description

本発明は、記録媒体に関する。
インクにより記録を行う記録媒体として、支持体上にインク受容層を有する記録媒体が知られている。このような記録媒体には、近年の記録速度の高速化に伴い、高いインク吸収性を有することが求められている。
特許文献1には、支持体上に2層のインク受容層を有する記録媒体が開示されている。この記録媒体は、支持体から遠い方のインク受容層の結合剤比(顔料に対する結合剤(バインダー)の比)を支持体から近い方のインク受容層の結合剤比よりも小さくなるように作製されている。これにより、高いインク吸収性を発現しつつ、支持体とインク受容層との密着性を高め、インク受容層のひび割れの発生を抑制している。
特開2004−1528号公報
近年、写真又は文字を混在させた写真からなるオンデマンド写真集、即ちページの両面に画像を配置したフォトブックやフォトアルバム等を製本することがある。この際の製本工程において、片面にのみ画像を記録した記録媒体に折り目を入れ、折り目を境界として折った後で2枚の記録媒体の裏面同士を貼り合わせ、それらを綴じ合わせる製本方式が用いられることがある。この製本方式では、折り目を中心として見開きが可能であり、ページをまたぐ大きな写真や画像を配置し、通常の綴じ製本よりも高品位のフォトブックやフォトアルバムを作製することができる。このような見開き可能なフォトブック、フォトアルバムを製本する際、その折り目部分でインク受容層にひび割れが入ったり、或いは一部が剥がれ落ちたりすると、画像の見た目が低下することがある。そのため、記録媒体は高い耐折り割れ性を有することが求められている。また、フォトブック形態でユーザーがページを手でめくる際にスムーズに違和感なくめくれることが重要である。即ち、手めくり性に優れていることが重要である。しかしながら、本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の記録媒体は、耐折り割れ性、手めくり性の点で十分ではなかった。
そこで、本発明は、発色性、光沢性、高速吸収性に優れると共に、ひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性及び手めくり性に優れた記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、以下の通りである。
本発明の第一の形態は、
支持体と、第一のインク受容層と、最表面層である第二のインク受容層と、をこの順に有する記録媒体であって、
前記第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
前記第二のインク受容層は、第二の無機顔料として気相法シリカと、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
前記第一のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、2.0質量部以上7.0質量部以下であり、
前記第二のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であり、
前記第二のインク受容層において、前記第二の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量が、0.5質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする記録媒体である。
本発明の第二の形態は、
支持体と、第一のインク受容層と、第二のインク受容層と、最表面層である第三のインク受容層と、をこの順に有する記録媒体であって、
前記第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
前記第二のインク受容層は、第二の無機顔料として気相法シリカと、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
前記第三のインク受容層は、第三の無機顔料として気相法シリカと、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
前記第一のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、2.0質量部以上7.0質量部以下であり、
前記第二のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であり、
前記第三のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であり、
前記第三のインク受容層において、前記第三の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量が、0.5質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする記録媒体である。
本発明によれば、発色性、光沢性、高速吸収性に優れると共に、ひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性及び手めくり性に優れた記録媒体を提供することができる。
まず、本発明に至った経緯について説明する。
無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸等の架橋剤とを含有する1層からなるインク受容層は、架橋剤を比較的多量に含有し、高い架橋度を有する場合が多かった。インク受容層が高い架橋度を有する場合、塗工・乾燥時(塗工後)に発生するひび割れが効果的に抑制される傾向にあり、また、インク吸収性に優れるインク受容層を得ることができる傾向にある。しかしながら、インク受容層の架橋度が高いと、インク受容層が固くなって脆くなる場合があり、特に耐折り割れ性に劣る場合があった。
一方、インク受容層が架橋剤を含有しない場合には、塗工後に発生するひび割れが顕著になり、インク吸収性が低下する場合があった。また、架橋剤を含有しないためにインク受容層の耐折り割れ性は高くなると一般的に考えられるが、インク受容層が架橋剤を含有しない場合、逆に耐折り割れ性が低くなる場合があった。この理由は定かではないが、ポリビニルアルコールが全く架橋しない場合、ポリビニルアルコールと無機顔料との結合力やポリビニルアルコールと支持体(特に耐水性支持体)との間の結合力が弱まることによるためと考えられる。
本発明者らが鋭意検討した結果、インク受容層中のポリビニルアルコールがある特定の範囲内で架橋されているときに、耐折り割れ性が良好となることを見出した。一方で、耐折り割れ性の観点からはポリビニルアルコールの最適な架橋度の範囲が存在するが、これらの範囲内ではひび割れ(特に塗工後の乾燥時に)が発生したり、インク吸収性が低下したりする場合があることが分かった。そこで、本発明者らは、第一のインク受容層と第二のインク受容層を含むインク受容層を設けると共に、各層に含まれるポリビニルアルコールの架橋の度合いを特定した。この構成とすることで、ひび割れを抑制でき、インク吸収性及び耐折り割れ性のいずれも向上できることを見出した。
更に、本発明者らが検討したところ、記録媒体の最表面層に特定の粒径を有する粒子を特定の含有量範囲で添加することで、ひび割れがさらに抑制され、インク吸収性及び耐折り割れ性を損なうことなく光沢性及び手めくり性を高めることができることを見出し、本発明に至った。
<記録媒体>
以下、本発明の記録媒体について詳細に説明する。
本発明の記録媒体は、支持体と、第一のインク受容層と、第二のインク受容層と、をこの順に有する。
本実施形態の第一の形態において、第二のインク受容層が最表面層(最も支持体から遠い層)となる場合が挙げられる。また、本実施形態の第二の形態において、第二のインク受容層の上に第三のインク受容層を有し、該第三のインク受容層が最表面層となる場合が挙げられる。
本発明において、最表面層は平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含む。
本発明において、第二のインク受容層が最表面層となる場合、第二のインク受容層が平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含む。また、記録媒体が、第二のインク受容層の上に最表面層となる第三のインク受容層を有する場合、この第三のインク受容層が平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含む。
本発明において、本発明の効果を損なわない範囲で、最表面層の上に更に他の層を設けてもよい。また、支持体と第一のインク受容層との間、第一のインク受容層と第二のインク受容層との間、第二のインク受容層と第三のインク受容層との間に、それぞれ別のインク受容層を設けてもよい。本発明においては、第一のインク受容層と第二のインク受容層とが隣接して設けられていることが好ましい。また、第二のインク受容層と第三のインク受容層とが隣接して設けられていることが好ましい。
[支持体]
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体としては、例えば基紙を樹脂で被覆した樹脂被覆紙(Resin Coated紙)、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。耐水性支持体としては、樹脂被覆紙を用いることが好ましい。
樹脂被覆紙の基紙としては、一般的に用いられている普通紙等が使用できるが、写真用支持体に用いられているような平滑な原紙が好ましい。特に、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を付加して圧縮する表面処理をした表面平滑性の高いものが好ましい。原紙を構成するパルプとしては、例えば、天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。この原紙には、一般的に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤を配合してもよい。さらに、この原紙に表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等を表面塗工してもよい。基紙の密度は、0.6g/cm以上1.2g/cm以下であることが好ましく、0.7g/cm以上であることがより好ましい。基紙の密度が1.2g/cm以下であれば、クッション性の低下や搬送性の低下を抑制し易くなる。基紙の密度が0.6g/cm以上であれば、表面平滑性の低下を抑制し易くなる。基紙の膜厚は50.0μm以上であることが好ましい。基紙の膜厚が50.0μm以上であれば、引っ張りや引き裂きに対する強度や、質感を向上し易くなる。基紙の膜厚は、生産性等の点から、350.0μm以下であることが好ましい。基紙を被覆する樹脂(樹脂層)の膜厚は、5.0μm以上であることが好ましく、8.0μm以上であることがより好ましい。また、基紙を被覆する樹脂の膜厚は、40.0μm以下であることが好ましく、35.0μm以下であることがより好ましい。基紙を被覆する樹脂の膜厚が5.0μm以上であれば、基紙への水やガスの浸透を抑制し、折り曲げによるインク受容層のひび割れの発生を効果的に抑制できる。基紙を被覆する樹脂の膜厚が40.0μm以下であれば、耐カール性を効果的に向上することができる。樹脂としては、例えば低密度のポリエチレン(LDPE)や高密度のポリエチレン(HDPE)が用いられる。他にも、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)やポリプロピレン等を用いてもよい。特にインク受容層を形成する側の樹脂層には、ルチルまたはアナターゼ型の酸化チタン、蛍光増白剤、群青を添加したポリエチレンを、不透明度、白色度及び色相を改良するために、用いることが好ましい。樹脂層に酸化チタンを含有させる場合は、酸化チタンの含有量は樹脂全量に対して3.0質量%以上であることが好ましく、4.0質量%以上であることがより好ましい。また、酸化チタンの含有量は樹脂全量に対して20.0質量%以下であることが好ましく、13.0質量%以下であることがより好ましい。
また、プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の熱可塑性樹脂、又は尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂から製造されたフィルムが挙げられる。プラスチックフィルムの膜厚は50.0μm以上250.0μm以下であることが好ましい。
支持体の面質は、光沢面、半光沢面、無光沢面等の所望の面質とすることができる。中でも、支持体の面質は、半光沢面或いは無光沢面であることが好ましい。例えば、樹脂を基紙表面上に溶融押し出ししてコーティングする際に、凹凸の模様がついたローラーに圧接することにより型付け処理を行うことで、半光沢面或いは無光沢面を形成することができる。半光沢面或いは無光沢面を有する支持体上にインク受容層を形成すると、インク受容層の表面には、支持体の凹凸を反映した凹凸が形成される。この結果、過度に高い光沢によるぎらつきを抑制することができる。また、支持体とインク受容層の接着面積が広くなり、耐折り割れ性が向上する。記録媒体表面のJIS B 0601:2001に規定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さ(Ra)は、0.3μm以上6.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以上3.0μm以下であることがより好ましい。記録媒体表面の算術平均粗さ(Ra)が0.3μm以上6.0μm以下である場合、良好な光沢性を得易くなる。
本発明においては、支持体のインク受容層を設ける側の面に、ゼラチンやポリビニルアルコール等の親水性高分子を主体とするプライマー層を設けてもよい。また、支持体のインク受容層を設ける側の面に、コロナ放電やプラズマ処理等による易接着処理を施してもよい。これらによって支持体とインク受容層の接着性を高めることができる。
以下に、本発明のインク受容層について詳細に説明する。
[インク受容層]
第一のインク受容層、第二のインク受容層及び第三のインク受容層は、それぞれのインク受容層用塗工液を調製し、係る塗工液を支持体上に塗工及び乾燥して形成されることが好ましい。
インク受容層全体の膜厚は15.0μm以上であることが好ましく、20.0μm以上であることがより好ましい。また、インク受容層全体の膜厚は50.0μm以下であることが好ましく、40.0μm以下であることがより好ましい。インク受容層全体の膜厚が15.0μm以上50.0μm以下であることにより、耐折り割れ性、インク吸収性、及び発色性を向上させ易くすることができる。インク受容層全体の膜厚は、30.0μm以上38.0μm以下であることが特に好ましい。
第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機材料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有する。
第二のインク受容層は、第二の無機顔料として気相法シリカと、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有する。本実施形態において、第二のインク受容層が最表面層となる場合、該第二のインク受容層は、さらに、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含む。
本実施形態において、最表面層として第三のインク受容層を有する場合、該第三のインク受容層は、第三の無機顔料として気相法シリカと、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、を含む。
以下、各成分に関して説明する。
(アルミナ)
アルミナとしては、例えば、γ−アルミナ、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ等が挙げられる。これらの中でも、発色性(画像濃度)、インク吸収性の観点から、γ−アルミナが好ましい。γ−アルミナとしては市販の気相法γ−アルミナ(例えば商品名:AEROXIDE Alu C、EVONIK製)が挙げられる。
アルミナの一次粒子の数平均粒径は5nm以上50nm以下であることが好ましく、5nm以上30nm以下であることがより好ましい。
インク受容層用塗工液(分散液)中のアルミナの平均粒子径(2次粒子径)、すなわち第一のインク受容層中のアルミナの平均粒子径は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることがより好ましい。
(アルミナ水和物)
アルミナ水和物としては、下記一般式(X)により表されるものが好ましい。
Al3−n(OH)2n・mHO・・・・(X)
(上記式中、nは0、1、2または3を表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の範囲にある値を表す。但し、mとnは同時に0にはならない。mHOは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水を表すものであるため、mは整数または整数でない値をとることができる。また、加熱するとmは0の値に達することがある。)。
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られている。これらのうち、何れの結晶構造のものも使用可能である。これらの中でも好適なアルミナ水和物としては、X線回折法による分析でベーマイト構造、または非晶質を示すアルミナ水和物である。具体的には、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報等に記載されたアルミナ水和物を挙げることができる。本発明に用いるアルミナ水和物の形状の具体例としては、不定形のものや、球状、板状等の定形の形態を有しているものが挙げられる。不定形或いは定形のアルミナ水和物のいずれかを使用してもよいし、併用してもよい。特に一次粒子の数平均粒径が5nm以上50nm以下のアルミナ水和物が好ましく、アスペクト比2以上の板状アルミナ水和物が好ましい。アスペクト比は、特公平5−16015号公報に記載された方法により求めることができる。すなわち、アスペクト比は、粒子の「厚さ」に対する「直径」の比で示される。ここで「直径」とは、アルミナ水和物を顕微鏡または電子顕微鏡で観察したときの粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径(円相当径)を示す。
また、BET比表面積が、100m/g以上200m/g以下のアルミナ水和物を用いることが好ましい。アルミナ水和物のBET比表面積は、より好ましくは、125m/g以上であり、また、190m/g以下である。尚、BET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。BET法では、通常、吸着気体として窒素ガスが用いられ、吸着量を被吸着気体の圧または容積の変化から測定する方法が一般的に用いられる。この際、多分子吸着の等温線を表すものとして最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であって、BET式と呼ばれ比表面積決定に広く用いられている。BET法では、BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積を掛けることにより比表面積が得られる。BET法では、窒素吸着脱離法の測定において、ある相対圧力における吸着量の関係を数点測定し、最小二乗法によりそのプロットの傾き、切片を求めることで比表面積を導き出す。本発明では、相対圧力と吸着量の関係を5点測定し、比表面積を導き出す。
アルミナ水和物は、米国特許第4,242,271号明細書、同第4,202,870号明細書に記載されているような、アルミニウムアルコキシドを加水分解する方法やアルミン酸ナトリウムを加水分解する方法等の公知の方法で製造できる。また、アルミン酸ナトリウム等の水溶液に硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の水溶液を加えて中和する方法等の公知の方法でも製造することができる。本発明に用いるアルミナ水和物の具体例としては、X線回折法による分析でベーマイト構造もしくは非晶質を示すアルミナ水和物が挙げられる。アルミナ水和物の具体例としては、市販のアルミナ水和物(例えば商品名:DISPERAL HP14、サソール製)を挙げることができる。
インク受容層用塗工液(分散液)中のアルミナ水和物の平均粒子径(2次粒子径)、すなわち第一のインク受容層中のアルミナ水和物の平均粒子径は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることがより好ましい。
アルミナ及びアルミナ水和物は混合して用いてもよい。混合する場合は、アルミナ及びアルミナ水和物を粉体状態で混合、分散して分散液(ゾル)としてもよいし、アルミナ分散液とアルミナ水和物分散液とを混合してもよい。分散液中のアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径(2次粒子径)は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることがより好ましい。
分散液中のアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径(2次粒子径)は、動的光散乱法により測定できる。具体的には、測定装置として大塚電子株式会社製のELSZ−1、ELSZ−2等のELSZシリーズを用い、分散液を純水で希釈することで希薄水溶液状態としたものを測定することで、アルミナやアルミナ水和物の平均粒子径を測定することが好ましい。
(気相法シリカ)
気相法シリカとは、乾式法(気相法)により得られるシリカである。気相法シリカは、例えば、四塩化ケイ素、水素、酸素を燃焼させることにより製造されることができ、乾式シリカとも呼ばれる。気相法シリカの具体例としては、市販の気相法シリカ(例えば商品名:AEROSIL300、EVONIK製)を挙げることができる。
気相法シリカのBET比表面積は、インク吸収性、発色性(画像濃度)、ひび割れ防止(特に塗工後の乾燥時におけるひび割れ防止)の観点から、50m/g以上であることが好ましく、200m/g以上であることがより好ましい。また、気相法シリカのBET比表面積は、400m/g以下であることが好ましく、350m/g以下であることがより好ましい。尚、BET比表面積は上述のアルミナ水和物と同様にして求める。
インク受容層用塗工液(分散液)中の気相法シリカの平均粒子径(2次粒子径)、すなわち第一のインク受容層中、第二のインク受容層又は第三のインク受容層中の気相法シリカの平均粒子径は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることがより好ましい。分散液中の気相法シリカの平均粒子径は、上述したアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径の測定方法と同様に、動的光散乱法により測定することができる。
上述より、第一の無機顔料、第二の無機顔料及び第三の無機顔料の平均粒子径(2次粒子径)は、それぞれ50nm以上300nm以下であることが好ましい。
(ポリビニルアルコール)
ポリビニルアルコールとしては、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールが挙げられる。ポリビニルアルコールの粘度平均重合度は、2000以上4500以下であることが好ましく、3000以上4000以下であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの粘度平均重合度が2000以上4500以下であれば、耐折り割れ性、インク吸収性及び画像濃度が向上し易くなり、また、塗工時のひび割れを抑制し易くなる。ポリビニルアルコールは、完全にまたは部分的にケン化されたポリビニルアルコールであることが好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度は85モル%以上100モル%以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールとしては、例えば、PVA235(クラレ製、ケン化度88モル%、平均重合度3500)が挙げられる。
ポリビニルアルコールを添加する際には、ポリビニルアルコールは水溶液に含ませることが好ましい。ポリビニルアルコール含有水溶液のポリビニルアルコールの固形分濃度は、4.0質量%以上15.0質量%以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールの固形分濃度が4.0質量%以上である場合、塗工液の濃度が過度に低下して乾燥速度が大幅に低下することを抑制できる。また、ポリビニルアルコールの固形分濃度が15.0質量%以下である場合、塗工液の濃度の上昇により塗工液粘度が大幅に上昇し、塗工面の平滑性が損なわれることを抑制できる。
また、インク受容層には、必要に応じて、ポリビニルアルコール以外のバインダーも添加してもよい。但し、本発明の効果を十分に発現する為には、ポリビニルアルコール以外のバインダーの含有量はポリビニルアルコール100質量部に対して50.0質量部以下であることが好ましい。
(硼酸化合物)
ポリビニルアルコールの架橋剤として、インク受容層は、硼酸化合物を含む。本発明において、硼酸化合物には、塩の形態も含まれる。硼酸化合物としては、例えば、オルト硼酸(HBO)、メタ硼酸、次硼酸、又はそれらの塩等が挙げられる。塩の形態を有する硼酸化合物としては、例えば、オルト硼酸塩(例えばInBO、ScBO、YBO、LaBO、Mg(BO、Co(BO)、二硼酸塩(例えばMg、Co)、メタ硼酸塩(例えばLiBO、Ca(BO、NaBO、KBO)、四硼酸塩(ホウ砂とも称す、例えばNa・10HO)、五硼酸塩(例えばKB・4HO、CsB)、六硼酸塩(例えばCa11・7HO)及びこれらの水和物等が挙げられる。これらの中でも、硼酸化合物としては、塗工液の経時安定性の点からオルト硼酸を用いることが好ましい。本発明においては、用いた硼酸化合物全質量のオルトホウ酸の含有量が80質量%以上100質量%以下であることが好ましく、90質量%以上100質量%以下であることがより好ましい。硼酸化合物は、1種を単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
インク受容層用塗工液に硼酸化合物を含有させる際には、硼酸化合物は水溶液に含ませることが好ましい。硼酸化合物含有水溶液の固形分濃度は0.5質量%以上8.0質量%以下であることが好ましい。固形分濃度が0.5質量%以上である場合、塗工液の濃度が低下して乾燥速度が大幅に低下することを抑制することができる。また、固形分濃度が8.0質量%以下である場合、硼酸化合物が析出することを抑制することができる。
(添加剤)
各インク受容層は、それぞれ必要に応じて、添加剤を含有してもよい。添加剤としては、例えば、各種カチオン性樹脂等の定着剤、多価金属塩等の凝集剤、界面活性剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
次に、第一のインク受容層、第二のインク受容層及び第三のインク受容層の特有の構成について詳細に説明する。
[第一のインク受容層]
第一のインク受容層において、の前記硼酸化合物の含有量は、第一のインク受容層中のポリビニルアルコール100質量部に対して2.0質量部以上7.0質量部以下である。硼酸化合物をこの範囲とすることにより、ひび割れを抑制できると共に、耐折り割れ性を向上することができる。第一のインク受容層中の前記硼酸化合物の含有量は、前記第一のインク受容層中のポリビニルアルコール100質量部に対して、2.3質量部以上6.9質量部であることが好ましく、3.0質量部以上6.5質量部であることがより好ましい。
また、上述のように、第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群から選ばれる少なくとも1種の無機顔料を含有する。アルミナ水和物は、気相法シリカやアルミナと比較して表面水酸基密度が高く、ポリビニルアルコールとの結合力が高い。このため、耐折り割れ性の観点から、第一の無機顔料中のアルミナ水和物の含有量は50.0質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましく、100質量%であることが特に好ましい。また、第一のインク受容層に含まれる無機顔料全質量中の第一の無機顔料の含有量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であることがより好ましい。
第一のインク受容層において、第一の無機顔料の含有量は、50質量%以上90質量%以下であることが好ましく、65質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。
第一のインク受容層において、ポリビニルアルコールの含有量は、第一の無機顔料100質量部に対して11.0質量部以上40.0質量部以下であることが好ましく、12.0質量部以上30.0質量部以下であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの含有量が11.0質量部以上40.0質量部以下である場合、ひび割れをより抑制することができ、また、インク吸収性及び耐折り割れ性をより向上することができる。
第一のインク受容層において、ポリビニルアルコールの含有量は、9質量%以上28質量%以下であることが好ましく、10質量%以上23質量%以下であることがより好ましい。
また、第一のインク受容層の膜厚は、10.0μm以上40.0μm以下であることが好ましく、13.0μm以上32.5μm以下であることがより好ましく、25.0μm以上30.0μm以下であることが特に好ましい。
[第二のインク受容層]
第二のインク受容層において、ポリビニルアルコール量に対する硼酸化合物量の割合は、第一のインク受容層におけるポリビニルアルコール量に対する硼酸化合物量の割合よりも大きい。本発明において、第二のインク受容層において、硼酸化合物の含有量は、第二のインク受容層中のポリビニルアルコール100質量部に対して10.0質量部以上30.0質量部以下である。第二のインク受容層中の架橋剤の含有量をこの範囲とすることにより、第二のインク受容層中のポリビニルアルコールの架橋度が第一のインク受容層のポリビニルアルコールの架橋度と比較して適度に高くなる。この結果、インクが着弾してもポリビニルアルコールが膨潤しにくくなり、高いインク吸収性を発現できる。加えて、塗工、乾燥時の耐ひび割れ性が向上する。第二のインク受容層におけるポリビニルアルコール100質量部に対する硼酸化合物の含有量は、13.6質量部以上25.0質量部以下であることが好ましい。
第二のインク受容層において、ポリビニルアルコールの含有量は、第二の無機顔料(気相法シリカ)100質量部に対して10.0質量部以上22.0質量部以下であることが好ましく、12.0質量部以上20.0質量部以下であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの含有量を12.0質量部以上20.0質量部以下とすることにより、第一のインク受容層中の架橋剤量の構成と相乗して、ひび割れをより抑制することができ、また、インク吸収性及び耐折り割れ性をより向上することができる。
また、第二のインク受容層は、無機顔料として気相法シリカ(第二の無機顔料)を含む。第二のインク受容層中の第二の無機顔料の含有量は、75質量%以上85質量%以下であることが好ましく、78質量%以上84質量%以下であることがより好ましい。第二のインク受容層に含まれる無機顔料全質量中の第二の無機顔料(気相法シリカ)の含有量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であることがより好ましい。
第二のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量は、8質量%以上17質量%以下であることが好ましく、10質量%以上16質量%以下であることがより好ましい。
第二のインク受容層の膜厚は2.5μm以上25.0μm以下であることが好ましく、5.0μm以上20.0μm以下であることがより好ましく、6.0μm以上17.5μm以下であることがさらに好ましい。
第一のインク受容層に対する第二のインク受容層の膜厚の比(第二のインク受容層/第一のインク受容層)は、0.08以上1.33以下であることが好ましく、0.38以上1.00以下であることが好まし。膜厚の比が0.08以上1.33以下である場合、耐折り割れ性、インク吸収性、及び耐ひび割れ性(特に塗工後乾燥時における)をより向上することができる。
尚、本発明において膜厚は、例えば、走査電子顕微鏡を用いて層の断面の4点を測定した平均値とすることができる。
(最表面層)
本発明の第一の形態では、第二のインク受容層が最表面層となり、該第二のインク受容層は、さらに、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含有する。第二のインク受容層において、第二の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量は、0.5質量部以上5.0質量部以下である。
また、本発明の第二の形態では、第二のインク受容層の上に最表面層となる第三のインク受容層を有する。該第三のインク受容層は平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を含有する。
第三のインク受容層は、第三の無機顔料として気相法シリカと、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有する。また、第三のインク受容層において、第三の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量が、0.5質量部以上5.0質量部以下である。
また、第三のインク受容層において、ポリビニルアルコール100質量部に対する、硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であることが好ましく、12.0質量部以上25.0質量部以下であることがより好ましい。
第三のインク受容層において、ポリビニルアルコールの含有量は、第三の無機顔料(気相法シリカ)10.0質量部以上22.0質量部以下であることが好ましく、12.0質量部以上20.0質量部以下であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの含有量を12.0質量部以上20.0質量部以下とすることにより、第一及び第二のインク受容層中の架橋剤量の構成と相乗して、ひび割れをより抑制することができ、また、インク吸収性及び耐折り割れ性をより向上することができる。また、第三のインク受容層は、無機顔料として気相法シリカ(第三の無機顔料)を含む。第三のインク受容層中の第三の無機顔料の含有量は、75質量%以上85質量%以下であることが好ましく、78質量%以上84質量%以下であることがより好ましい。第三のインク受容層に含まれる無機顔料全質量中の第三の無機顔料(気相法シリカ)の含有量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であることがより好ましい。第三のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量は、8質量%以上17質量%以下であることが好ましく、10質量%以上16質量%以下であることがより好ましい。
第三のインク受容層の膜厚は0.1μm以上10.0μm以下であることが好ましく、0.2μm以上5.0μm以下であることがより好ましい。
平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子を最表面層に含有させることで、記録媒体に適度に滑り性を付与することができ、手めくり性を向上することができる。本発明の記録媒体の層構成を両面に形成した両面光沢紙を用いて作製したフォトブックは、台紙を使わない平綴じや無線綴じタイプのフォトブックに生じやすいインク受容層同士が貼りついたり、摩擦で引っかかったりする現象を、効果的に抑制することができる。そのため、ユーザーがストレスを感じることなく閲覧できるようになる。
平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子としては、有機粒子、無機粒子のいずれも好適に用いることができる。粒子の平均粒子径は2.0μm以上10.0μm以下であることが好ましく、2.0μm以上6.0μm以下であることがより好ましい。粒子の含有量は、最表面層に含まれる無機顔料(第二の無機顔料又は第三の無機顔料)100質量部に対して、0.5質量部以上5.0質量部以下である。粒子の含有量を上記範囲内とすることで、光沢性を損なうことなく、手めくり性を向上させることができる。粒子の含有量は、最表面層に含まれる無機顔料(第二の無機顔料又は第三の無機顔料)100質量部に対して、好ましくは1.5質量部以上4.0質量部以下である。尚、本発明における粒子の平均粒子径とは、最表面層の表面を光学顕微鏡で観察し、任意の100個の粒子を選んで直径を測定し、それらの直径の平均値で規定される。
最表面層中の前記粒子の含有量は、0.4質量%以上4.0質量%以下であることが好ましく、1.0質量%以上3.0質量%以下であることがより好ましい。
最表面層の膜厚は、0.1μm以上10μm以下であることが好ましい。
有機粒子としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、アイオノマー樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ナイロン、各樹脂の共重合化合物、セルロース系化合物、澱粉等の有機物の粒子等を挙げることができる。これらの中でも、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル系樹脂、澱粉が好ましく、ポリオレフィン樹脂がより好ましい。有機粒子の形状は特に限定されないが、球状に近いほど好ましいと推測され、真球状が好ましい。
無機粒子としては、湿式シリカが好ましい。湿式シリカ粒子としては、沈降法シリカあるいはゲル法シリカが好ましい。沈降法シリカは、珪酸ソーダと硫酸をアルカリ条件で反応させることで製造できる。具体的には、沈降法シリカは、シリカ粒子を成長させた後、粒子を凝集、沈降し、その後濾過、水洗、乾燥、粉砕、分級の工程を経ることで得られる。この方法で製造されたシリカの二次粒子は比較的粉砕しやすいという特性を有する。沈降法シリカとしては、例えば東ソー・シリカ社からニップシールとして、トクヤマ社からトクシール、ファインシールとして市販されている。より具体的には、沈殿法シリカとしてNIPSIL K−500(東ソー・シリカ株式会社製)FINESIL X−37(トクヤマ株式会社製)FINESIL X−37B(トクヤマ株式会社製)、FINESIL X−45(トクヤマ株式会社製)が挙げられる。
ゲル法シリカは、珪酸ソーダと硫酸を酸性条件下で反応させて製造することができる。このような製造方法を用いることで、一次粒子の成長を抑制しつつ、シリカ粒子を凝集させることができるため、一次粒子間の結合が強固な凝集粒子を得ることができる。ゲル法シリカは、例えば、水澤化学工業社からミズカシルとして、グレースジャパン社からサイロジェットとして市販されている。より具体的には、MIZUKASIL P−707(水澤化学工業株式会社製)、MIZUKASIL P78A(水澤化学工業株式会社製)が挙げられる。
湿式シリカの表面電荷は通常アニオン性であるが、気相法シリカとの親和性が高いため、アニオン性のまま使用することができる。また、カチオンポリマー等で湿式シリカをカチオン化して使用しても良い。
本発明において、最表面層以外の層中の粒子は手めくり性の向上効果に大きく寄与しない。そのため、最表面層以外のインク受容層中の平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量は、各インク受容層中に含まれる無機顔料100質量部に対して0.1質量部以下であることが好ましく、0.01質量部以下であることがより好ましく、0質量部である(粒子を含まない)ことが特に好ましい。
<インク受容層用塗工液>
(アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種を含有するゾル)
アルミナまたはアルミナ水和物は、分散液中で解膠剤により解膠した状態でインク受容層用塗工液に含有させることが好ましい。アルミナ水和物及びアルミナを解膠剤により解膠した分散液を、それぞれアルミナ水和物ゾル及びアルミナゾルと称す。アルミナまたはアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルは、アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種に加えて、解膠剤としての酸を含有することが好ましい。他にも分散媒、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられるが、分散媒は特に水であることが好ましい。本発明では解膠剤として酸(解膠酸)を使用することが好ましい。
本発明では、アルミナ水和物ゾルが、解膠酸として炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸を含有することが好ましい。即ち、第一のインク受容層が炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸を含有することが好ましい。解膠剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
解膠剤として、炭素数が4以下のアルキルスルホン酸やベンゼン環を有するスルホン酸を用いると、色安定性、耐湿性が向上し、画像濃度が高くなりやすい。この理由は、炭素数が少なくなると解膠剤の疎水性が弱くなり、結果としてアルミナ水和物表面の疎水性が弱くなるので、アルミナ水和物表面での染料定着速度が速くなるためと考えられる。また、炭素数が4以下のアルキルスルホン酸やベンゼン環を有するスルホン酸でアルミナ水和物を解膠すると、特に良好な分散安定性を得ることができ、分散液の増粘を抑制することができる。また、アルミナ水和物の凝集を抑制することができるため、画像濃度を向上させることができる。
上記炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、可溶化基としてスルホン酸基のみを有する1塩基酸であることがより好ましい。水酸基やカルボキシル基等の可溶化基を有さないアルキル基は、耐湿性の点で好ましい。また、アルキルスルホン酸は一塩基酸であり、かつ、アルキル鎖の炭素数が1以上4以下の無置換アルキル基であることが好ましい。また、直鎖あるいは分岐のいずれでもよい。好ましいアルキルスルホン酸の例としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸、n−ブタンスルホン酸、i−ブタンスルホン酸、又はt−ブタンスルホン酸等が挙げられる。中でも、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、又はn−プロパンスルホン酸が好ましい。さらに、メタンスルホン酸が最も好ましい。尚、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、2種類以上を併用してもよい。
アルキルスルホン酸の含有量は、アルミナ水和物100質量部に対して1.0質量部以上2.0質量部以下であることが好ましい。アルキルスルホン酸の含有量が1.0質量部以上である場合、耐湿性及び耐オゾン性が良好となり易い。また、アルキルスルホン酸の含有量が2.0質量部以下である場合、インク吸収性が良好となり易い。また、アルキルスルホン酸の含有量は1.3質量%以上であることが好ましく、1.6質量%以下であることが好ましい。
(気相法シリカを含有するゾル)
気相法シリカは、分散液中で分散させた状態でインク受容層用塗工液に含有させることが好ましい。媒染剤としてのカチオンポリマーを含有し、気相法シリカを分散させた分散液を、気相法シリカゾルと称す。カチオンポリマーとしては、例えば、ポリエチレンイミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリジアリルアミン系樹脂、ジシアンジアミド縮合物等が挙げられる。これらのカチオンポリマーは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。気相法シリカゾルは、多価金属塩を含有することが好ましい。多価金属塩としては、例えば、ポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウム又はポリ乳酸アルミニウム等のアルミニウム化合物が挙げられる。気相法シリカゾルは、他にも、シランカップリング剤等の表面改質剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。気相法シリカゾルの分散媒としては、例えば、水、有機溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられる。分散媒は水であることがより好ましい。
(インク受容層塗工液の塗工方法)
インク受容層は、インク受容層用塗工液を塗工して乾燥させることで形成することができる。インク受容層用塗工液の塗工には、例えば公知の塗工方式を用いることができる。塗工方式としては、例えば、スロットダイ方式、スライドビード方式、カーテン方式、エクストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式等が挙げられる。第一のインク受容層用塗工液及び第二のインク受容層用塗工液は、逐次塗工機で塗工及び乾燥してもよく、同時に多層塗工を行ってもよい。特にスライドビードによる同時多層塗工は、生産性が高く好ましい方法である。
塗工後の乾燥は、例えば、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等を用いて行うことができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の内容は実施例に限られるものではない。尚、「部」とは「質量部」である。
(耐水性支持体の作製)
濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80部と、濾水度480mlCSFの針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20部とからなるパルプを用意した。このパルプに、カチオン化澱粉0.60部、重質炭酸カルシウム10部、軽質炭酸カルシウム15部、アルキルケテンダイマー0.10部、カチオン性ポリアクリルアミド0.03部を添加し、さらに固形分濃度が3.0質量%となるように水を添加し、紙料を得た。得られた紙料を長網抄紙機で抄造して3段のウエットプレスを行い、多筒式ドライヤーで乾燥した。その後、サイズプレス装置で酸化澱粉水溶液を1.0g/m含浸させ、乾燥させた。そして、マシンカレンダー仕上げを施して、坪量155g/mの基紙を得た。
基紙の両面に、低密度ポリエチレン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)と酸化チタン(10部)とからなる樹脂組成物を25.0μmの膜厚となるように塗工して、樹脂層を形成した。樹脂層の形成直後に、表面が鏡面仕上げのクーリングロールにて型付け処理を行い、樹脂層の面質を光沢面とした。この樹脂層にコロナ放電処理を施した後、酸処理ゼラチンを固形分塗工量が0.05g/mとなるように樹脂層に塗工して、易接着層を形成した。
以上のようにして、本実施例で用いる両面光沢紙用耐水性支持体を得た。
(アルミナ水和物ゾルの調製)
イオン交換水333部に、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARK II 2.5型、特殊機化工業社製)を使用して3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ水和物(DISPERAL HP14、サソール社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナ水和物ゾルを調製した。アルミナ水和物ゾル中のアルミナ水和物の平均粒子径を大塚電子製ELSZ−2を用いて測定した。その結果、アルミナ水和物の平均粒子径は160nmであった。
(アルミナゾルの調製)
イオン交換水333部に、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARK II 2.5型、特殊機化工業社製)を使用して3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ(AEROXIDE Alu C、EVONIK社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナゾルを調製した。アルミナゾル中のアルミナの平均粒子径を大塚電子製ELSZ−2を用いて測定した。その結果、アルミナの平均粒子径は180nmであった。
(気相法シリカゾルの調製)
イオン交換水333部に、カチオンポリマー(シャロールDC902P、第一工業製薬社製)4.0部を添加してカチオンポリマー水溶液とした。このカチオンポリマー水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARK II 2.5型、特殊機化工業社製)を使用して3000rpmの回転条件で攪拌しながら、気相法シリカ(AEROSIL300、EVONIK社製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後、イオン交換水で希釈を行い、さらに高圧ホモジナイザー(ナノマイザー、吉田機械興業社製)で2回処理を行い、固形分濃度20.0質量%の気相法シリカゾルを調製した。気相法シリカゾル中の気相法シリカの平均粒子径を大塚電子製ELSZ−2を用いて測定した。その結果、気相法シリカの平均粒径は150nmであった。
(ポリビニルアルコール含有水溶液の調製)
イオン交換水1150部に、ポリビニルアルコール(PVA235、クラレ社製、けん化度88%、平均重合度3500)100部をイオン交換水を撹拌しながら添加した。添加終了後、ポリビニルアルコールを90℃で溶解させ、固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール含有水溶液を調製した。
[記録媒体1の作製]
(第二のインク受容層用塗工液1)
調製した気相法シリカゾルに、気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL X−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で2.0部となるように添加した。さらに、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、湿式シリカを添加した気相法シリカゾルにポリビニルアルコール水溶液を添加し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で17.6部となるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、塗工液を得た。得られた塗工液に、さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように添加し、混合することで、第二のインク受容層用塗工液1を得た。
(第一のインク受容層用塗工液1)
アルミナ水和物ゾルに、ポリビニルアルコール水溶液を、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるように添加し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液1を得た。
(インク受容層の形成)
第二のインク受容層用塗工液1と第一のインク受容層用塗工液1は、支持体の両面に同時多層塗工した。塗工は、絶乾時における第一のインク受容層の膜厚が25.0μm、第二のインク受容層の膜厚が10.0μm(合計35.0μm)となるように、多層スライドホッパー型塗工装置を使用して行った。続いて、60℃で乾燥させて記録媒体1を作製した。得られた記録媒体は、支持体、第一のインク受容層及び第二のインク受容層(最表面層)がこの順に形成されてなる記録媒体であった。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカの平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体2の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液2に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体2を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液2)
気相法シリカゾルに対して、ポリビニルアルコール水溶液を、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で30.0部となるように添加し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液2を得た。
[記録媒体3の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液3に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体3を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液3)
アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で25:75になるように混合し、混合ゾルを調製した。この混合ゾルに、アルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で25.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を添加し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液3を得た。
[記録媒体4の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液4に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体4を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液4)
アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で75:25になるように混合し、混合ゾルを調製した。この混合ゾルに、アルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で18.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を添加し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液4を得た。
[記録媒体5の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液5に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体5を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液5)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で25:75になるように混合し、混合ゾルを調製した。この混合ゾルに、アルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液5を得た。
[記録媒体6の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液6に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体6を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液6)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で75:25になるように混合し、混合ゾルを調製した。この混合ゾルに、アルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合し、混合液を調製した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を添加し、第一のインク受容層用塗工液6を得た。
[記録媒体7の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が5.0μm、第一のインク受容層の膜厚が13.0μm(合計18.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体7を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体8の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が6.0μm、第一のインク受容層の膜厚が14.0μm(合計20.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体8を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体9の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が12.0μm、第一のインク受容層の膜厚が28.0μm(合計40.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体9を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体10の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が13.0μm、第一のインク受容層の膜厚が30.0μm(合計43.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体10を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体11の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が2.5μm、第一のインク受容層の膜厚が32.5μm(合計35.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体11を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体12の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が5.0μm、第一のインク受容層の膜厚が30.0μm(合計35.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体12を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体13の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が17.5μm、第一のインク受容層の膜厚が17.5μm(合計35.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体13を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体14の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が20.0μm、第一のインク受容層の膜厚が15.0μm(合計35.0μm)となるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体14を作製した。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体15の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で10.0部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体15を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体16の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で30.0部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体16を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体17の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で30.0部となるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、塗工液を得た。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体17を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体18の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で12.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で25.0部となるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、塗工液を得た。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体18を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体19の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で20.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で15.0部となるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、塗工液を得た。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体19を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体20の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で22.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。次に、混合液に、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸の固形分換算で13.6部となるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を添加し、塗工液を得た。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体20を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体21の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.3部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体21を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体22の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.9部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体22を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体23の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.3部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体23を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体24の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.0部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体24を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体25の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.4部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体25を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体26の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体26を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体27の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.2部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体27を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体28の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.7部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体28を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体29の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体29を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体30の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体31を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体31の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体31を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体32の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体32を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体33の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体33を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体34の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体34を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体35の作製]
前記記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体35を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体36の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体36を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体37の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体37を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体38の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体38を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体39の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体39を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体40の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体40を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体41の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体41を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体42の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体42を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体43の作製]
前記記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体43を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体44の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体44を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体45の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1及び第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA217、クラレ製、けん化度88%、平均重合度1700)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体45を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体46の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1及び第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA424、クラレ製、けん化度80%、平均重合度2400)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体46を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体47の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1及び第一のインク受容層用塗工液1の調製において、固形分濃度5質量%のオルトホウ酸水溶液を、オルト硼酸とホウ砂(四硼酸塩)の固形分比が75:25で溶解された総固形分濃度5質量%の混合水溶液に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体47を得た。
[記録媒体48の作製]
(第二のインク受容層用塗工液2)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL X−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で0.5部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液2を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液2とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体48を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体49の作製]
(第二のインク受容層用塗工液3)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL X−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で5.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液3を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液3とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体49を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体50の作製]
(第二のインク受容層用塗工液4)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して有機粒子(架橋ポリメタクリル酸メチル、MBX−8、平均粒径5.0μm、積水化成品工業(株)製)を固形分換算で5.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液4を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液4とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体50を得た。記録媒体表面に存在する任意の有機粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、有機粒子の平均粒径は5.0μmであった。
[記録媒体51の作製]
(第二のインク受容層用塗工液5)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(東ソー・シリカ株式会社製、NIPGEL BY−001、平均粒径20.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液5を得た。
記録媒体1のインク受容層の作製において、前記記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液5とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体51を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は20.0μmであった。
[記録媒体52の作製]
(第二のインク受容層用塗工液6)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(水澤化学工業株式会社製 MIZUKASIL P−707A、平均粒径1.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液6を得た。
記録媒体1のインク受容層の作製において、前記記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液6とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体52を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は1.0μmであった。
[記録媒体53の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体53を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体54の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体54を得た。
[記録媒体55の作製]
記録媒体2のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体55を得た。
[記録媒体56の作製]
記録媒体3のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体56を得た。
[記録媒体57の作製]
記録媒体4のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体57を得た。
[記録媒体58の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層塗工液1と第一のインク受容層塗工液1を交換して塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体58を得た。
[記録媒体59作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層用塗工液1と第一のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体59を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体60の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第一のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体60を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体61の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体61を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体62の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で32.4部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体62を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体63の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で9.4部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体63を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体64の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.5部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体64を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体65の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体65を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体66の作製]
前記記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体66を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体67の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体67を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体68の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体68を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体69の作製]
前記記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体69を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体70の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体70を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体71の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調製において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.8部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体71を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体72の作製]
(第二のインク受容層用塗工液7)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL X−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で0.3部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液7を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液7とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体72を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体73の作製]
(第二のインク受容層用塗工液8)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ製、FINESIL X−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で7.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、第二のインク受容層用塗工液8とした。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液8とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体73を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体74の作製]
(第二のインク受容層用塗工液9)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(水澤化学工業株式会社製、MIZUKASIL P−707M、平均粒径35.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、第二のインク受容層用塗工液9とした。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液9とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体74を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は25.0μmであった。
[記録媒体81の作製]
(第二のインク受容層用塗工液10)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液10を得た。
(最表面層(第三のインク受容層)用塗工液1)
前記で調製した気相法シリカゾルに含まれる気相法シリカ固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESILX−37B、平均粒径3.7μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。さらに、ポリビニルアルコールが固形分換算で17.0部となるように、前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、最表面層用塗工液1とした。
(インク受容層の作製)
最表面層塗工液1と第二のインク受容層用塗工液10と第一のインク受容層用塗工液1を、支持体の両面に塗工した。塗工は、絶乾時における第一のインク受容層の膜厚が25.0μm、第二のインク受容層の膜厚が10.0μm、最表面層(第三のインク受容層)が0.1μm、合計35.1μmとなるように、多層スライドホッパー型塗工装置にて行った。続いて60℃で乾燥させて記録媒体81を得た。上記操作によって得られた記録媒体81は、記録媒体を裏面から見た際に支持体、第一のインク受容層、第二のインク受容層、最表面層の順に各層が設けられていた。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、3.0μmであった。
[記録媒体82の作製]
記録媒体81の最表面層の膜厚を0.2μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体82を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体83の作製]
記録媒体81の最表面層の膜厚を1.5μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体83を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体84の作製]
記録媒体81の最表面層の膜厚を2.0μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体84を得た。記録媒体表面の任意に存在する湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
[記録媒体85の作製]
記録媒体81の最表面層の膜厚を5.0μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体85を得た。記録媒体表面に存在する任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、それらの平均粒径を算出した。その結果、湿式シリカ粒子の平均粒径は3.0μmであった。
上記した記録媒体1から85の組成を、下記表1−1、表2、及び表3に示す。
Figure 2015196346
Figure 2015196346
Figure 2015196346
Figure 2015196346
<評価>
[耐ひび割れ性]
得られた記録媒体のインク受容層表面を目視にて観察し、下記の評価基準を用いて、各記録媒体の耐ひび割れ性を評価した。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5:ひび割れの発生は認められない。
4:肉眼で確認できないほどの微小なひび割れが認められる。
3:肉眼で確認できる大きさのひび割れが一部認められる。
2:肉眼で確認できる大きさのひび割れが全面に多数認められる。
1:大きなひび割れが無数にあり、インク受容層の一部が支持体から剥がれている。
[耐折り割れ性]
得られた記録媒体をA4サイズにし、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、記録面全面にブラックのベタ印字を行った。印字を行った記録媒体を印字面が内側になるようにして2つ折りにし、更に、プレス機を用いて500kgの荷重をかけて5分間保持し、折目をつけた。折目がついた記録媒体を20回開閉した後、折目部分を目視で観察し、下記の基準を用いて耐折り割れ性を評価した。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5.白い筋が見えない。
4.白い筋がわずかに見える。
3.白い筋が多少見える。
2.白い筋がはっきり見える。
1.白い筋が幅広く、はっきり見える。
[インク吸収性]
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙光沢ゴールド、色補正なしモードにて、グリーンのベタ印字を行った。更に、印字部を目視にて観察し、下記の基準を用いてインク吸収性を評価した。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5:ベタ部にムラがほとんど見られない。
4:ベタ部にムラがわずかに見られる。
3:ベタ部にムラが少し見られる。
2:ベタ部にムラがかなり見られる。
1:ベタ部にインクのあふれが見られる。
[発色性]
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙、光沢ゴールド、色補正なしモードにて、ブラックのベタ印字を行った。ベタ印字部分の光学濃度を光学反射濃度計(商品名:530分光濃度計、X−Rite製)を用いてそれぞれ測定し、下記の基準を用いて発色性を評価した。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5:2.20以上。
4:2.15以上、2.20未満。
3:2.10以上、2.15未満。
2:2.00以上、2.10未満。
1:2.00未満。
[手めくり性]
得られた記録媒体を20枚作製し、10×10cmサイズで20枚重ね、片側をバインダで綴じた。その後、バインダで綴じていない側の端面を一枚ずつめくることで、記録媒体のめくり易さを評価した。評価は下記の基準を用いて行った。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5:表面の滑り性が極めて高く、著しくめくりやすい。
4:表面の滑り性が高く、かなりめくりやすい。
3:めくりやすい。
2:表面の滑り性が悪く、記録媒体同紙が貼りつく感覚があるため、めくりにくい。
1:表面の滑り性がかなり悪く、記録媒体同紙が貼りつく感覚が強くあるため、非常にめくりにくい。
[光沢性]
得られた記録媒体のそれぞれの記録の20°光沢度を測定した。装置は、光沢度計VG2000(日本電色工業製)を用いた。光沢性を下記の基準を用いて評価した。評価結果を表4−1、4−2、表5及び表6に示す。
5:20°光沢度が30以上。
4:20°光沢度が25以上30未満。
3:20°光沢度が20以上25未満。
2:20°光沢度が15以上20未満。
1:20°光沢度が15未満。
Figure 2015196346
Figure 2015196346
Figure 2015196346
Figure 2015196346

Claims (8)

  1. 支持体と、第一のインク受容層と、最表面層である第二のインク受容層と、をこの順に有する記録媒体であって、
    前記第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
    前記第二のインク受容層は、第二の無機顔料として気相法シリカと、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
    前記第一のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、2.0質量部以上7.0質量部以下であり、
    前記第二のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であり、
    前記第二のインク受容層において、前記第二の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量が、0.5質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする記録媒体。
  2. 支持体と、第一のインク受容層と、第二のインク受容層と、最表面層である第三のインク受容層と、をこの順に有する記録媒体であって、
    前記第一のインク受容層は、第一の無機顔料として、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
    前記第二のインク受容層は、第二の無機顔料として気相法シリカと、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
    前記第三のインク受容層は、第三の無機顔料として気相法シリカと、平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸化合物と、を含有し、
    前記第一のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、2.0質量部以上7.0質量部以下であり、
    前記第二のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下であり、
    前記第三のインク受容層において、前記第三の無機顔料100質量部に対する、前記平均粒子径が1.0μm以上20.0μm以下である粒子の含有量が、0.5質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする記録媒体。
  3. 前記第一の無機顔料及び前記第二の無機顔料の平均粒子径(2次粒子径)がそれぞれ50nm以上300nm以下である請求項1又は2に記載の記録媒体。
  4. 前記第三のインク受容層において、前記ポリビニルアルコール100質量部に対する、前記硼酸化合物の含有量が、10.0質量部以上30.0質量部以下である請求項2に記載の記録媒体。
  5. 前記粒子が湿式シリカである請求項1乃至4のいずれかに記載の記録媒体。
  6. 前記第一のインク受容層において、前記第一の無機顔料100質量部に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、11.0質量部以上40.0質量部以下である請求項1乃至5のいずれかに記載の記録媒体。
  7. 前記第二のインク受容層において、前記第二の無機顔料100質量部に対する、前記ポリビニルアルコールの含有量が、12.0質量部以上20.0質量部以下である請求項6に記載の記録媒体。
  8. 前記第一のインク受容層中の硼酸化合物がオルト硼酸であり、前記第二のインク受容層中の硼酸化合物がオルト硼酸である請求項1乃至7のいずれかに記載の記録媒体。
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