JP2015184565A - 制御方法および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の像ぶれ補正レンズを使用し、電力不足を防止すること
【解決手段】レンズMPU240は、供給される電力によって、駆動回路224と228の両方を同時に駆動することが可能である場合には両方を駆動することによって像ぶれ補正を行い、供給される電力によって、駆動回路224と228の両方を同時に駆動することが可能ではないが駆動回路224を駆動することが可能である場合には、駆動回路228を駆動せずに駆動回路224を駆動することによって像ぶれ補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御方法および光学機器に関する。
光軸に直交する方向に移動されて像ぶれを補正(この補正は「光学式ぶれ補正」と呼ばれている)する補正レンズは知られている。特許文献1は、光学的補正感度が異なる2種類の補正レンズを用い、まず補正感度が高いレンズで粗く補正し、次いで、補正感度が低いレンズで像ぶれ補正をすることを提案している。特許文献2は、光学式ぶれ補正手段と電子式ぶれ補正手段を搭載し、電池残量が少なくなったら光学式ぶれ補正手段を停止し、電子式ぶれ補正手段のみを動作させるカメラを提案している。
特開2012−208210号公報 特開2001−311976号公報
特許文献1に記載されているように、2つの補正レンズを搭載すると消費電力が増加する。例えば、交換レンズ式カメラシステムにおいて、交換レンズに2つの補正レンズを搭載した場合、カメラ本体が供給する電力によっては、2つ同時に駆動すると電力不足となり、不具合が発生するおそれがある。
本発明は、複数の像ぶれ補正レンズを使用し、電力不足を防止することが可能な制御方法および光学機器を提供することを目的とする。
本発明の制御方法は、第1の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第1の駆動手段と、第2の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第2の駆動手段の駆動を制御する制御方法であって、供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を同時に駆動することが可能であるかどうかを判断する第1ステップと、前記第1ステップにおいて、可能であると判断された場合には、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を駆動することによって像ぶれ補正を行う第2ステップと、前記第1ステップにおいて、可能ではないと判断された場合には、前記供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段のいずれか一方を駆動することが可能かどうかを判断する第3ステップと、前記第3ステップにおいて、可能であると判断された場合には、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方を駆動せずに前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方を駆動することによって像ぶれ補正を行う第4ステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の像ぶれ補正レンズを使用し、電力不足を防止することが可能な制御方法および光学機器を提供することができる。
本実施形態におけるカメラシステムのブロック図である。(実施例1、2、3) 本発明の像ぶれ補正制御方法の動作を示すフローチャートである。(実施例1) 本発明の像ぶれ補正制御方法の動作を示すフローチャートである。(実施例2) 本発明の像ぶれ補正制御方法の動作を示すフローチャートである。(実施例3)
図1は、カメラ本体100と交換レンズ200とからなる本実施形態のカメラシステム(光学機器)のブロック図である。カメラ本体100は、一眼レフカメラやミラーレスカメラなどの撮像装置(光学機器)であり、交換レンズ200は、カメラ本体100に着脱可能に構成されているレンズ装置(光学機器)である。撮像装置は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、TVカメラなどを含む。
交換レンズ200とカメラ本体100は、不図示のマウントを介して機械的に接続されていると共に、マウントに設けられたコネクタを介して電気的に接続される。コネクタには通信ユニットが設けられてカメラ本体100と交換レンズ200が通信することができると共に、交換レンズ200はカメラ本体100から電力を供給される。このように、カメラ本体100は電源を交換レンズ200に供給する電力供給源である。
カメラ本体100は、撮像素子110、映像信号処理部120、カメラMPU130、電源140を有する。
撮像素子110は、撮影光学系によって形成された光学像を光電変換する光電変換素子である。撮像素子110から出力されるアナログ電気信号は不図示のA/D変換器によってデジタル信号に変換される。
映像信号処理部120は、A/D変換器から出力されたデジタル信号に、信号増幅、フィルタ処理などの各種の画像処理を施す。
カメラMPU130は、カメラ本体100の全体の制御を司るカメラ制御手段であり、マイクロコンピュータなどから構成される。カメラMPU130は、RAM、ROM、EEPROM等の記憶手段(メモリ)を内蔵している。カメラMPU130は、交換レンズ200のレンズMPU240と通信し、フォーカスレンズ210の駆動命令や電源140から供給可能な電力情報を送信したり、カメラ本体100や交換レンズ200内部の動作状態や光学情報などのデータを送受信したりする。
なお、カメラMPU130は、コントラスト検出方式の焦点検出や位相差検出方式の焦点検出によってフォーカスレンズ210の駆動命令を生成する。コントラスト検出方式の焦点検出は、撮影光学系によって形成される焦点位置と撮像素子110の相対位置を変化させるスキャンを行いながら撮像素子110が形成した被写体像のコントラストのピーク位置を検出することによって焦点検出する方式である。コントラスト値の情報は、映像信号処理部120の出力から取得することができる。位相差検出方式の焦点検出は、一対の被写体像の像信号の位相差を検出することによって焦点検出をする方式である。位相差の情報は、不図示の専用の焦点検出ユニットあるいは、撮像素子110に設けられた焦点検出用画素から得ることができる。
交換レンズ200は、撮影光学系、各種駆動回路、各種検出手段、レンズMPU240を有する。
撮影光学系は、被写体の光学像を形成し、フォーカスレンズ210、像ぶれ補正レンズ(以下、「ISレンズ」と称する)212、214、その他の光学素子(絞り、ズームレンズ、固定レンズなど)を有する。
フォーカスレンズ210は、撮影光学系の光軸方向に移動されて焦点調節を行う。駆動回路220は、レンズMPU240からの駆動命令に従ってフォーカスレンズ210を光軸に沿って駆動させる。
ISレンズ212、214は、それぞれ光軸に直交する方向に移動されて像ぶれを補正する(光学式ぶれ補正)。なお、「直交する方向」は光軸に直交する成分があれば足り、光軸に斜めに移動されてもよい。ISレンズ212は第1のISレンズであり、ISレンズ214は、第2のISレンズであるが、本実施形態はISレンズの数を限定するものではない。
絞りは撮像素子110に入射する光量を調節し、不図示の絞り羽根が不図示の駆動回路によって駆動されることによってF値を変更する。ズームレンズ(変倍レンズ)は、不図示の駆動回路によって光軸方向に移動されて焦点距離を変更する。
各種駆動回路は、フォーカスレンズ210を光軸方向に駆動する駆動回路220と、ISレンズ212を光軸直交方向に駆動する駆動回路(第1の駆動手段)224、ISレンズ214を光軸直交方向に駆動する駆動回路228(第2の駆動手段)を含む。各駆動回路は、ステッピングモータ、超音波モータ、ボイスコイルモータなど各種のモータを使用することができる。
各種検出手段は、ISレンズ212の位置を検出する位置検出部222、ISレンズ214の位置を検出する位置検出部226、交換レンズ200に加わる回転ぶれを検出する角速度センサ114、を含む。角速度センサ114は、ジャイロセンサーや加速度センサー等で構成されもよく、撮影時の手振れ量と手振れの方向を検出し、レンズMPU240に検出結果を送信する。
レンズMPU240は、交換レンズ200内のすべての制御を司るレンズ制御手段であり、マイクロコンピュータなどから構成される。レンズMPU240は、RAM、ROM、EEPROMなどの記憶手段(メモリ)を内蔵する。このメモリには、後述する像ぶれ補正制御方法のプログラムや、それに必要なデータ、2つのISレンズ212、214を同時に駆動することができるカメラ本体100の識別情報などが保存されている。
カメラMPU130からのフォーカス駆動命令に応じて、レンズMPU240は駆動回路115に駆動信号を出力し、フォーカスレンズ210を駆動させる。
また、角速度センサ114からぶれ信号を受信すると、レンズMPU240は、ISレンズ212と214の目標位置を算出する。次いで、レンズMPU240は、ISレンズ212の目標位置と位置検出部222によって検出された位置との差に応じた駆動信号を駆動回路111に出力する。同様に、レンズMPU240は、ISレンズ214の目標位置と位置検出部112によって検出された位置との差に応じた駆動信号を駆動回路113に出力する。そして、駆動回路111がISレンズ212を駆動し、駆動回路113がISレンズ214を駆動し、像ぶれ補正が行われる。像ぶれ補正において、レンズMPU240は、カメラ本体100から送信される供給可能電力情報に応じて、2つのISレンズを同時に駆動するか、どちらか一方のISレンズを駆動するかを制御する。
本発明は、ISレンズ212の単位駆動量当たりの像ぶれ補正量とISレンズ214の単位駆動量当たりの像ぶれ補正量の大小を限定するものではない。対応する駆動回路による2つの単位駆動量当たりの像ぶれ補正量(以下単に「補正量」と称する)は等しくてもよいし、どちらかが大きくてもよい。
本実施形態では、ISレンズ212の単位駆動量当たりの補正量はISレンズ214の単位駆動量当たりの補正量よりも大きいものとする。これにより、ISレンズ212を駆動することによって像ぶれ補正を粗く行い、ISレンズ214を駆動することによって像ぶれ補正を細かく行うことができる。
2つのISレンズの一方のみを駆動する場合において、供給される電力を示す情報が2つの駆動回路224、228に必要な駆動電力の一方よりも大きく、他方よりも小さい場合には、レンズMPU240は前記他方を選択する余地が無いから前記一方を選択する。
しかしながら、2つのISレンズの一方のみを駆動する場合において、2つのISレンズのいずれをも選択することもできる場合がある。この場合、どちらの駆動回路を使用するかが問題となる。
以下に説明する各実施例においては、2つのISレンズの一方のみを駆動する場合、レンズMPU240は、常にISレンズ212を駆動している。しかしながら、これは単なる例である。この場合、レンズMPU240は、2つの駆動回路224、228の一方を選択し、他方を選択しなければ足りる。但し、補正量が大きいISレンズ212を駆動することによって大きな補正効果を得ることができ、高画質な画像を得ることができるという効果がある。
別の実施例では、レンズMPU240は、駆動回路224に必要な駆動電力と駆動回路228に必要な駆動電力のうち小さい方の駆動電力の駆動回路を選択する。これによって、より高い省エネ効果を実現することができる。駆動回路に必要な駆動電力は、モータの種類、ISレンズの構造(重さ)、現在位置と目標位置の距離などに依存する。
駆動回路224の駆動を選択すると大きな像ぶれ補正効果が得られ、駆動回路228の駆動を選択すると大きな省エネ効果が得られる場合、カメラ本体130に設定されたモード等に応じてレンズMPU240は駆動回路を選択してもよい。これらのモードには、高画質モードや省エネモードがある。この場合には、レンズMPU240は、カメラMPU130の命令に基づいて2つの駆動回路224、228の一方を選択することになる。
カメラMPU130からの通信に基づいてレンズMPU240は通信割込み処理を行う。通信割り込みでは、レンズMPU240は、カメラMPU130からの命令(コマンド)解析を行い、各命令に応じた処理へ分岐する。例えば、フォーカス駆動命令を受信した場合は、フォーカスレンズ210を駆動するモータの速度を設定し、駆動回路220に駆動信号を出力し、フォーカスレンズ210を駆動する。ステータス通信では、カメラ本体100の状態(レリーズスイッチの状態、撮影モード、シャッター速度など)を受信し、交換レンズ200の状態(焦点距離、絞りの状態、フォーカスレンズ210の駆動状態)を送信する。また、レンズMPU240は、カメラMPU130から供給可能な電力の情報を受信し、受信した情報をレンズMPU240のメモリに保存する。
以下、各実施例においてレンズMPU240が行う像ぶれ補正制御方法について説明する。各実施例のフローチャートにおいて、「S」はステップ(工程)を表し、フローチャートに示す像ぶれ補正制御方法は、コンピュータに各ステップの機能を実行させるためのプログラムとして具現化が可能である。このプログラムは記憶媒体(一時的でない有形の記憶媒体など)に格納されてコンピュータによって実行されてもよい。
図2は、実施例1の像ぶれ補正制御方法を説明するためのフローチャートである。像ぶれ補正は、レンズMPU240によって、一定周期毎に発生するタイマー割り込みにより行われる。
レンズMPU240は、A/D変換された角速度センサ114の信号を受信し(S201)、ハイパスフィルタ(HPF)をかけてオフセット成分を除き(S202)、積分演算を行い、角速度信号を角変位信号に変換する(S203)。
次に、レンズMPU240は、カメラMPU130から受信した供給可能電力(Sply_W)が、駆動回路224に必要な駆動電力(W1)と駆動回路228に必要な駆動電力(W2)の合計よりも大きいかどうかを判断する(S204)。S204は、供給される電力の情報に基づいて、駆動回路224と228の両方を同時に駆動することが可能であるかどうかを判断する第1ステップとして機能する。
S204において、大きいと判断されると、つまり、供給可能電力内でISレンズ212と214の両方を駆動できる場合には(Sply_W>W1+W2)(S204のYes)、S205に移行し、以下であればS215に移行する。
S205では、レンズMPU240は、ISレンズ212の目標位置を算出し(SFTDRV_1A)、目標信号SFTDRV1に設定し、S206において、ISレンズ214の目標位置を算出し(SFTDRV_2A)、目標信号SFTDRV2に設定する。
S207では、レンズMPU240は、A/D変換された位置検出部222の信号を取得し、SFTPST1とする。S208では、レンズMPU204は、フィードバック演算(SFTDRV1−SFTPST1)を行い、演算結果をSFT_DT1とする。S209では、レンズMPU204は、演算結果(SFT_DT1)にフィルタ処理などを行い、レンズ駆動用の信号とし、S210において、これを駆動回路111へ出力し、ISレンズ212を駆動させる。
S211では、レンズMPU204は、A/D変換された位置検出部112の信号を取得し、SFTPST2とする。S212では、レンズMPU204は、フィードバック演算(SFTDRV2−SFTPST2)を行い、演算結果をSFT_DT2とする。S213では、レンズMPU204は、演算結果(SFT_DT2)にフィルタ処理などを行い、レンズ駆動用の信号とし、S214において、これを駆動回路113へ出力し、ISレンズ214を駆動させる。
S205〜S214のステップ(第2ステップ)では、上述したように、レンズMPU240は、駆動回路224と228の両方を駆動することによって像ぶれ補正を行う。これにより、大きなぶれも補正することができる。
一方、S204において、レンズMPU204は、供給可能電力(Sply_W)が、ISレンズ212を駆動するための電力(W1)とISレンズ214を駆動するための電力(W2)との合計以下の場合(S204のNo)、フローはS215へ移行する。
S215では、レンズMPU204は、供給可能電力(Sply_W)がISレンズ212を駆動するための電力(W1)よりも大きいかどうかを判断する。S215は、S204において可能ではないと判断された場合に、供給される電力によって駆動回路224(駆動回路224と228のいずれか一方)を駆動することが可能かどうかを判断する第3ステップとして機能する。
S215において、供給可能電力がISレンズ212を駆動するための電力よりも大きいと判断されると、つまり、供給可能電力の範囲内でISレンズ212を駆動できる場合はS216へ移行する。
S216では、レンズMPU204は、ISレンズ212の目標位置を算出し(SFTDRV_1B)、目標信号SFTDRV1に設定する。S217では、レンズMPU204は、A/D変換された位置検出部222の信号を取得し、SFTPST1とする。S218では、レンズMPU204は、フィードバック演算(SFTDRV1−SFTPST1)を行い、演算結果をSFT_DT1とする。S219では、レンズMPU204は、演算結果(SFT_DT1)にフィルタ処理などを行い、レンズ駆動用の信号し、S220において、これを駆動回路111へ出力し、ISレンズ212を駆動させる。また、レンズMPU204は、ISレンズ214の駆動を停止する(S221)。
S216〜S221のステップ(第4ステップ)では、上述したように、レンズMPU240は、駆動回路228を駆動せずに駆動回路224を駆動することによって像ぶれ補正を行う。供給可能電力の範囲内で2つのISレンズの両方を駆動することはできないが、一方のISレンズ212を駆動できる場合は、他方のISレンズ216を駆動せずにISレンズ212のみ駆動する。
一方、S215で、供給可能電力(Sply_W)が、ISレンズ212を駆動する電力(W1)以下の場合、レンズMPU204は、ISレンズ212の駆動を停止し(S222)、ISレンズ214の駆動を停止する(S223)。
以上、カメラ本体100からの供給される電力の範囲内で2つのISレンズ両方を駆動できる場合は、両方を共に駆動して大きなぶれも補正し、一方のみを駆動できる場合は、それだけを駆動することによって電力不足にならずに像ぶれ補正を行う。
図3は、実施例2の像ぶれ補正制御方法を説明するためのフローチャートである。図3において、図2と同一のステップには同一の参照符号を付している。図3に示すフローチャートは、S204の代わりにS230を設けており、その他は図2と同様の動作であるので、S230のみ説明する。
交換レンズ200が新たに装着された場合やカメラ本体100の主電源が投入されると、リセット通信がカメラMPU130とレンズMPU240との間で行われる。リセット通信では、レンズMPU240は、自身の機種や固有の構成を表す識別情報をカメラMPU130に送信し、カメラMPU130から機種や固有の構成を表す識別情報(供給可能電力情報を含む)を受信する。
S230において、レンズMPU240は、カメラMPU130とのリセット通信で取得したカメラ本体100のID情報(ID_Data)に基づいて、2つのISレンズを動作させることが可能なカメラであるかを判断する。S230は、供給される電力に基づいて、駆動回路224と228の両方を同時に駆動することが可能であるかどうかを判断する第1ステップとして機能する。S230において、可能と判断されると(ID_Data=DoubleEn)、フローはS205へ進み、不可能と判断されると、フローはS215へ進む。
S205〜S214のステップ(第2ステップ)では、上述したように、レンズMPU240は、駆動回路224と228の両方を駆動することによって像ぶれ補正を行う。カメラ本体100からの供給可能電力の範囲内で2つのISレンズの両方を駆動することによって大きなぶれを補正することができる。
S215は、S204において可能ではないと判断された場合に、供給される電力によって駆動回路224を駆動することが可能かどうかを判断する第3ステップとして機能する。S216〜S221のステップ(第4ステップ)では、上述したように、レンズMPU240は、駆動回路228を駆動せずに駆動回路224を駆動することによって像ぶれ補正を行う。
以上のように、カメラ本体100のID情報に基づいて、2つのISレンズ両方を駆動できる場合は、両方共駆動して大きなぶれも補正し、一方のみを駆動できる場合は、それだけを駆動することによって電力不足にならずに像ぶれ補正を行う。
なお、実施例1と2を組み合わせ、最初はリセット通信で取得した識別情報に基づいて2つのISレンズ212、214を同時に駆動できるかどうかを判断し、その後は減少する電池残量に対応するために割り込み通信で取得した電源情報を使用してもよい。
図4は、実施例3の像ぶれ補正制御方法を説明するためのフローチャートである。図4において、図2と同一のステップには同一の参照符号を付している。図3に示すフローチャートは、S204の代わりにS240を設け、S242を追加し、それ以外は図2と同様の動作であるので、S240とS242についてのみ説明する。
S240では、レンズMPU240は、カメラMPU130から受信した供給可能電力(Sply_W)とフォーカスレンズ210の駆動電力(WF)の差が、ISレンズ212、214を駆動するための電力の合計(W1+W2)よりも大きいかどうかを判断する。大きい場合、つまり、供給可能電力の範囲内でフォーカスレンズ114と、2つのISレンズを駆動できる場合は、フローはS205へ進む。供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力を差し引いた電力(Sply_W−WF)がISレンズ212、214を駆動するための電力の合計(W1+W2)以下であれば、フローはS242に進む。
S242では、レンズMPU240は、(Sply_W−WF)が、ISレンズ212を駆動するための電力(W1)よりも大きいかどうかを判断する。大きい場合、つまり、供給可能電力の範囲内でフォーカスレンズ114とISレンズ212を駆動できる場合には、S215へ進み、以下の場合にはS222へ進む。
以上、本実施例によれば、供給可能電力の範囲内で、フォーカスレンズ210とISレンズ212、214を全て駆動できる場合は、両方のISレンズを駆動して大きなぶれも補正する。また、フォーカスレンズ210とISレンズ212のみを駆動できる場合は、それだけを駆動することによって電力不足にならずに像ぶれ補正が可能となる。つまり、フォーカスレンズ210の駆動を優先し、残りの使用可能な電力で、IS補正レンズを2つ駆動させるか、1つのみ駆動させるかを制御する。
なお、被駆動部材とこれを駆動する駆動手段はフォーカスレンズ210と駆動回路220に限定されない。被駆動部材は、不図示の絞り、ズームレンズを含んでもよい。
例えば、フォーカスレンズ210と不図示の絞りの駆動を優先させてもよい。この場合、「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力を差し引いた電力」は「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力と絞りの駆動電力(WD)を差し引いた電力(Sply_W−WF−WD)」に置き換わる。
同様に、フォーカスレンズ210と不図示のズームレンズの駆動を優先させてもよい。この場合、「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力を差し引いた電力」は「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力とズームレンズの駆動電力(WZ)を差し引いた電力(Sply_W−WF−WZ)」に置き換わる。
更に、フォーカスレンズ210と不図示の絞りとズームレンズの駆動を優先させてもよい。この場合、「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力を差し引いた電力」は「供給可能電力からフォーカスレンズ210の駆動電力と絞りの駆動電力とズームレンズの駆動電力を差し引いた電力(Sply_W−WF−WD−WZ)」に置き換わる。
あるいは、フォーカスレンズの駆動の代わりにズームレンズ及び/又は絞りの駆動を優先させてもよい。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、レンズ一体型カメラの制御手段が本発明の像ぶれ補正制御方法を行ってもよい。
本発明の光学機器は、一眼レフカメラやミラーレスカメラの交換レンズに適用することができる。
200…交換レンズ(光学機器)、212…ISレンズ(第1の像ぶれ補正レンズ)、214…ISレンズ(第2の像ぶれ補正レンズ)、224…駆動回路(第1の駆動手段)、228…駆動回路(第2の駆動手段)、240…レンズMPU(レンズ制御手段)

Claims (10)

  1. 第1の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第1の駆動手段と、第2の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第2の駆動手段の駆動を制御する制御方法であって、
    供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を同時に駆動することが可能であるかどうかを判断する第1ステップと、
    前記第1ステップにおいて、可能であると判断された場合には、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を駆動することによって像ぶれ補正を行う第2ステップと、
    前記第1ステップにおいて、可能ではないと判断された場合には、前記供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段のいずれか一方を駆動することが可能かどうかを判断する第3ステップと、
    前記第3ステップにおいて、可能であると判断された場合には、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方を駆動せずに前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方を駆動することによって像ぶれ補正を行う第4ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  2. 前記第1ステップは、前記供給される電力が、前記第1の駆動手段を駆動させるために必要な駆動電力と前記第2の駆動手段を駆動させるために必要な駆動電力の合計よりも大きいかどうかを判断するステップであることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第1ステップは、前記電力を供給する供給源の識別情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を同時に駆動することが可能な供給源であるか否かを判断するステップであることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  4. 被駆動部材を駆動するための第3の駆動手段の駆動を更に制御する制御方法であって、
    前記第1ステップは、前記供給される電力から前記第3の駆動手段を駆動させるために必要な駆動電力を差し引いた電力が、前記第1の駆動手段を駆動させるために必要な駆動電力と前記第2の駆動手段を駆動させるために必要な駆動電力の合計よりも大きいかどうかを判断するステップであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記被駆動部材は、光軸方向に移動されて焦点調節を行うフォーカスレンズと、光軸方向に移動されて焦点距離を変更するズームレンズと、光量を調節する絞りの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
  6. 前記供給される電力は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方を駆動させるために必要な駆動手段よりも大きく、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方を駆動させるために必要な駆動手段よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方による単位駆動量当たりの像ぶれ補正量は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方による単位駆動量当たりの像ぶれ補正量よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方を駆動させるために必要な駆動電力は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方を駆動させるために必要な駆動電力よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の制御方法。
  9. コンピュータに請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
  10. 第1の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第1の駆動手段と、第2の像ぶれ補正レンズを光軸に直交する方向に駆動して像ぶれを補正する第2の駆動手段と、制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を同時に駆動することが可能である場合には前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を駆動することによって像ぶれ補正を行い、
    前記供給される電力を示す情報に基づいて、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の両方を同時に駆動することが可能ではないが、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段のいずれか一方を駆動することが可能である場合には、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の他方を駆動せずに前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段の一方を駆動することによって像ぶれ補正を行うことを特徴とする光学機器。
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