JP2015182958A - ベースメークアップ化粧料 - Google Patents

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裕樹 宗吉
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Abstract

【課題】化粧持ちに優れたベースメークアップ化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】コア・シェル構造を持つ球状粉体であり、かつ、一次粒子径が600nm以上の粉体であって、前記シェルが金属酸化物によって構成され、前記粉体における前記金属酸化物の含有量が60質量%以下である粉体を、化粧料に配合することにより、上記課題を解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ベースメークアップ化粧料に関し、特に優れた化粧持ち効果を奏するベースメークアップ化粧料に関する。
ベースメークアップ化粧料は、肌のしみ・そばかすをカバーする、肌色を整えて美しく見せる、乾燥や紫外線から皮膚を守るなどの機能を備える。
ベースメークアップ化粧料において、粉体原料は例えば隠蔽性や加色効果等の光学的効果を発揮するが、かかる効果を発揮するには粉体原料が皮膚上に留まっていることが必要である。しかしながら、通常は時間の経過とともに汗や皮脂等によって粉体成分が脱落する、光学的効果に異変が生じる等の理由によって、化粧崩れが起こる。
化粧崩れ防止用の化粧料としては、水を包含させた多孔性粉体と、金属酸化物・金属塩・及び粘土鉱物から選択される1種以上とを含有する、化粧崩れ防止用の化粧料(特許文献1)が知られている。
特開2005−126327号公報
上記特許文献1に開示の化粧料においては、多孔性粉体及び金属酸化物等を用いて化粧崩れを防止するものであるが、ファンデーションでは良好な化粧崩れ防止効果を奏するものの、オイルゲル化粧料においては改善の余地があった。
本発明は、化粧崩れ防止効果の改善された、新たなベースメークアップ化粧料を提供することを課題とする。
本発明者等は上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ベースメークアップ化粧料中に、金属酸化物で被覆された球状粉体を配合することにより、高い化粧持ち効果を発揮する、新たなベースメークアップ化粧料を提供することができることに想到し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 粉体を有するベースメークアップ化粧料であって、
前記粉体がコア・シェル構造を持つ球状粉体であり、かつ、一次粒子径が600nm以上の粉体であって、
前記シェルが金属酸化物を含み、
前記粉体における前記金属酸化物の含有量が60質量%以下であることを特徴とする、化粧料。
[2] 前記金属酸化物の金属が、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、及びバリウムからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする[1]に記載の化粧料。
[3] オイルゲル化粧料であることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の化粧料。
本発明により、優れた化粧持ち効果を奏するベースメークアップ化粧料を提供できる。
特にオイルゲル化粧料は、化粧持ちが悪くなる傾向にあるが、本発明による化粧持ち効果はオイルゲル化粧料においても発揮され、オイルゲル化粧料が本来有する保湿性をも兼ね備えたベースメークアップ化粧料を提供できる。
さらに、本発明により、金属酸化物による皮脂吸着効果を効率よく機能させることができ、さらにはのびが良く、フィット感・毛穴ぼかし効果に優れ、きしみ感がなく、使用した時の感触がよい等の優れた使用感を発揮するベースメークアップ化粧料を提供することができる。
本発明の化粧料は、コア・シェル構造を有する球状粉体が配合されたベースメークアップ化粧料であり、シェルが金属酸化物を含むことを特徴とする。
本明細書において、コア・シェル構造とは、コアの表面をシェルによって被覆された構造を意味する。
前記コア・シェル構造を持つ球状粉体の一次粒子径は、平均粒子径が600nm以上であればよく、好ましくは800nm以上、より好ましくは1μm以上、さらに好ましくは3μm以上である。また、通常30μm以下、好ましくは15μm以下、より好ましくは10μm以下である。上記下限以下であると、化粧料が青白くなってしまうブルーミング現象を生じてしまい、好ましくない。
平均粒子径は、例えば透過電子顕微鏡写真の画像解析による個数平均径によって測定される。
本発明に用いられる粉体のコアとしては、従来化粧料用粉体として用いられている粉体を用いることができる。例えば次のような粉体が挙げられる。
例えば、硫酸バリウム、群青、炭酸マグネシウム、炭酸カルシュウム、マイカ、セリサイト、タルク、シリカ、カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、窒化ホウ素、ベントナイト、スメクタイトなどの無機顔料、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、アクリル樹脂粉体(ポリメチルメタクリレート等)、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレン粉体、シリコーン樹脂、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンガム、シルクパウダー、カルナバワックス、ライスワックス、デンプン、微結晶セルロースなどの有機粉体、ローダミンB等の有機色素、赤色201号、黒色401号、黄色4号、青色1号等のジルコニ
ウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機着色料、雲母チタン、酸化鉄、コーティング雲母などの複合粉体、表面処理がなされている粉体などが挙げられる。
特に、粉体中の金属酸化物の含有量を低減させる観点及びコスト削減の観点から、ポリエチレンメタクリレート、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー等のポリマーが好適である。
またこれらの粉体は1種または2種以上を混合して用いても構わない。
コアの形状は球状であればよく、中空のコアを用いてもよい。
本発明に用いられるコア・シェル構造を持つ粉体が球状であることによって、該粉体は化粧料中に均一に分散される。さらには、該粉体が球状であることにより、本発明の化粧料は、のびが良く、フィット感・毛穴ぼかし効果に優れ、きしみ感がなく、使用した時の感触がよい等の優れた使用感を発揮することができる。
ここで、球状とは、外観が丸みを帯びており、真球から楕円球まで一般的に球の形を保持していれば特に限定はされない。好適には、以下のように算出される形状係数SF1の平均値が100〜130であることが好ましい。
SF1 = ( ML / A ) × ( π / 4 ) × 100
ここでML:粒子の絶対最大長、A:粒子の投影面積であり、これらは、主に顕微鏡画像または走査電子顕微鏡画像を画像解析装置によって解析することによって数値化される
。なお、SF1の平均値とは、複数の粉体を平面上に固定し、該平面に対し並行となる断面について測定したSF1の平均値をいう。
上記SF1は、100に近づくほど真球とみなされ、130を超える粒子は粒子の最大長さと最少長さに大きな差を有する。
本発明のシェルに用いることのできる金属酸化物は特に限定されないが、皮脂を吸着結合するものが好ましい。具体的には、亜鉛、マグネシウム、カルシウム又はバリウムの酸化物であることが好ましい。また、粉体中における金属酸化物の含有量は、前記コア・シェル構造を持つ球状粉体全体の60質量%以下であり、55質量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは50質量%以下である。また、通常10質量%以上であり、15質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることが更に好ましい。
また、本発明の粉体の嵩密度については特に限定されないが、好ましくは、0.4g/ml以上、より好ましくは0.45g/ml以上、特に好ましくは0.50g/ml以上である。また、好ましくは、0.65g/ml以下、より好ましくは0.60g/ml以下、特に好ましくは0.56g/ml以下である。
シェルには、上記金属酸化物の1種又は2種以上を含有することができる。また、シェルには上記金属酸化物以外にも、通常化粧料に配合し得る粉体成分を配合することが出来る。金属酸化物以外にシェルに配合し得る成分としては、例えば有機球状粉体として、シリコーン、ナイロン、ポリエチレン、アクリル、ウレタン等が例示でき、無機球状粉体として、シリカ、炭酸カルシウム等が例示できる。シェルにおける金属酸化物の含有量は、シェル全体の70質量%以上であり、好ましくは80質量%以上であり、更に好ましくは90質量%以上である。
シェルに金属酸化物を含有させることで、化粧持ちを改善することができる。また、粉体の粒子径を上記範囲とすることで、粉体同士の凝集を防ぐことができる。さらに、金属酸化物のみで球状粉体を形成した場合には球体内部の金属酸化物は実質的に化粧持ち効果に寄与せず、化粧料の配合の自由度を狭めるが、本発明ではコアに金属酸化物を被覆させている為、金属酸化物の効果を効率よく発揮することを可能としている。
本発明に用いられる球状粉体は、例えば、コアを所望の溶媒中に分散させ、次いで、金属酸化物を添加・混合し、溶媒を除去することによっても得られ、この場合、コアの被覆に用いる金属酸化物の粒子径は、平均粒子径0.005〜1μmが好適である。
又、本発明に用いられる球状粉体として具体的には、プルセアOPZ−50(鈴木油脂株式会社製)が例示できる。
また、本発明のメークアップ化粧料における球状粉体の配合量は、化粧料の種類や剤型により適宜調整可能であるが、好ましい態様であるオイルゲル化粧料においては、化粧料全量に対し好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上配合することが望ましく、30質量%以下、好ましくは20質量%以下の配合とすることが望ましい。
本実施態様に係るベースメークアップ化粧料は、ファンデーション、アンダーメーク等を含む。又、その剤型も粉体化粧料、オイルゲル化粧料、及び乳化化粧料等、多様な剤型を含み得る。特にオイルゲル化粧料においては、油剤配合量が多いことによる優れた保湿性を保ちつつ、油剤配合量が多いことによる化粧持ちの悪さを克服することが可能であるため、保湿性と化粧持ちを兼ね備えた優れた効果を発揮するものである。
本発明におけるオイルゲル化粧料とは、通常化粧料に配合することのできる油性成分を、化粧料全体に対し30質量%以上含有するものをいい、35質量%以上含有することが
好ましく、45質量%以上含有することが更に好ましい。また、通常95質量%以下である。
本実施態様に係るベースメークアップ化粧料は、通常化粧料に使用される成分を広く配合することが可能である。
例えば、有効成分としては、美白成分、抗炎症成分、植物エキス等が挙げられる。
また、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等) 、グリセリン脂肪酸類(モノステア
リン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等) 、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエー
テル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸,キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線
吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−
5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベ
ンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB塩酸塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオクタノエート、ビタミンB又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
<製造例1>複合粉体の製造例1
球状の市販ポリメチルメタクリレート粉体(「マイクロスフェアーM330」松本油脂製薬株式会社製;平均粒子径5〜20μm)の平均粒子径10μm以下を分級したもの52g、
市販の酸化マグネシウム48g、10%エタノール水溶液を1Lボールミルに入れたのち
、アルミナボール50gをいれ、8時間処理し、酸化マグネシウム被覆球状ポリメチルメタクリレート(複合粉体1)を得た。
<製造例2>複合粉体の製造例2
製造例1における酸化マグネシウムを市販の微粒子二酸化チタンに変更した以外は、製造例1と同様の操作を行って、二酸化チタン被覆球状ポリメチルメタクリレート(複合粉体2)を得た。
<製造例3>複合粉体の製造例3
製造例1における酸化マグネシウムを市販の微粒子酸化亜鉛に、球状の市販ポリメチルメタクリレート粉体を不定形のポリメタクリレート粉体(市販のペレットを6μm程度に粉砕したもの)に変更した以外は、製造例1と同様の操作を行って、酸化亜鉛被覆不定形ポリメチルメタクリレート(複合粉体3)を得た。
前記製造例1〜3により得られた複合粉体1〜3及び、「プルセアOPZ−50」(鈴木油脂工業株式会社製)の諸物性を下記表1に示す。
Figure 2015182958
<実施例1〜5、比較例1〜3>
表2に従って、本発明のメークアップ化粧料のオイルゲルタイプのファンデーション及び比較例のオイルゲルタイプのファンデーションを調製した。すなわち、95℃の加熱条件下、ダブルプラネットミキサー中で、成分(イ)及び、95℃で溶解した成分(ロ)を
均一混合し、アルミ中皿に充填した後、室温まで冷却し、オイルゲルタイプのファンデーションを得た。
なお、表中の数字は質量%を表す。
Figure 2015182958
<試験例1>使用時の延展性(伸び)及びしっとり感の評価
熟練評価者5名により、実施例1〜5のファンデーション及び比較例1〜2のファンデーションを肌に塗布した場合の肌上での延展性(伸び)の良さ及びしっとり感を以下の基準で評価した。各ファンデーショのン評点は評価者5名の平均点とした。結果を表3に示す。
−伸びの良さ−
肌上での伸びが比較例3のファンデーションと比較して
かなり良い・・・・・・・・5点
良い・・・・・・・・・・・4点
同等・・・・・・・・・・・3点
やや悪い・・・・・・・・・2点
かなり悪い・・・・・・・・1点
−使用時のしっとり感−
使用時のしっとり感が比較例3のファンデーションと比較して
かなりある・・・・・・・・5点
ある・・・・・・・・・・・4点
同等・・・・・・・・・・・3点
ややない・・・・・・・・・2点
ほとんどない・・・・・・・1点
<試験例2>化粧もちの評価
実施例1〜5のファンデーション及び比較例1〜2のファンデーションを肌に塗布したパネラーを40℃、相対湿度80%の環境下に2時間放置し、化粧崩れの状態を以下の基準で、評価した。評価は、熟練評価者5名で行い、5名の評点の平均値をそのファンデーションの評点とした。結果を表3に示す。
−化粧もち−
化粧崩れが比較例3のファンデーションと比較して
全くみられない・・・・・・・・5点
みられない・・・・・・・・・・4点
同等・・・・・・・・・・・・・3点
ややみられる・・・・・・・・・2点
かなりみられる・・・・・・・・1点
Figure 2015182958
<実施例6〜10、比較例4〜6>
下記、表4にしたがって本発明のメークアップ化粧料であるパウダーファンデーション及び比較例のメークアップ化粧料であるパウダーファンデーションを調製した。すなわち、成分(イ)をヘンシェルミキサー均一混合した後、丸穴スキリーンを装着したパルベライザーを粉砕した後、再び、ヘンシェルミキサー中で成分(ロ)と混合し、へリングボーンを装着したパルベライザーにて粉砕し、アルミ中皿にプレス充填し、パウダーファンデーションを得た。なお、表中の数値は質量%を表す。
実施例6〜10、比較例4〜6のパウダーファンデーションについて、試験例1,2に準じて、使用感、化粧もちを評価した。結果を表5に示す。なお、試験において比較対照は比較例6のパウダーファンデーションとした。
Figure 2015182958
Figure 2015182958
<実施例11〜15、比較例7〜9>
下記、表6にしたがって本発明のメークアップ化粧料である水中油乳化型ファンデーション及び比較例のメークアップ化粧料である水中油乳化型ファンデーションを調製した。すなわち、成分(イ)を80℃に加熱溶解し、均一溶液とした後、ディスパーを用いて、成分(ロ)を均一分散させた。この混合物に攪拌条件下、成分(ハ)を80℃に加熱溶解したものを徐々に添加し乳化を行った。冷却を行って、30℃になったところで、成分(ニ)を均一溶解させたものを添加し、さらに室温まで冷却し、水中油乳化型ファンデーションを得た。
実施例11〜15、比較例7〜9の水中油乳化型ファンデーションについて、試験例1,2に準じて、使用感、化粧もちを評価した。結果を表7に示す。なお、試験において比較対照は比較例9の水中油乳化型ファンデーションとした。
Figure 2015182958
Figure 2015182958
<実施例16〜20、比較例11〜12>
下記、表8にしたがって本発明のメークアップ化粧料である油中水乳化型ファンデーシ
ョン及び比較例のメークアップ化粧料である油中水乳化型ファンデーションを調製した。すなわち、成分(イ)を80℃に加熱溶解し、均一溶液とした後、ディスパーを用いて、成分(ロ)を均一分散させた。さらに、成分(ハ)を添加し、均一分散させた。この混合物に攪拌条件下、成分(ニ)を80℃に加熱溶解したものを徐々に添加し乳化を行った。さらに室温まで冷却し、油中水乳化型ファンデーションを得た。
実施例16〜20、比較例10〜12の油中水乳化型ファンデーションについて、試験例1,2に準じて、使用感、化粧もちを評価した。結果を表9に示す。なお、試験において比較対照は比較例12の油中水乳化型ファンデーションとした。
Figure 2015182958
Figure 2015182958
本発明は、化粧持ちに優れ、さらには使用感に優れたベースメークアップ化粧料を提供する。

Claims (3)

  1. 粉体を有するベースメークアップ化粧料であって、
    前記粉体がコア・シェル構造を持つ球状粉体であり、かつ、一次粒子径が600nm以上の粉体であって、
    前記シェルが金属酸化物を含み、
    前記粉体における前記金属酸化物の含有量が60質量%以下であることを特徴とする、化粧料。
  2. 前記金属酸化物の金属が、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、及びバリウムからなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
  3. オイルゲル化粧料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
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