JP2015176670A - 端子金具及びコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具の逆挿防止機能を支障なく発揮させる。
【解決手段】端子金具10の本体部11には、前後方向と交差する方向に間隔をあけて複数のスタビライザが突出して設けられている。複数のスタビライザは、前端部が前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ第1スタビライザ26と、前端部が後退するように傾斜する第2スタビライザ33とを有している。第2スタビライザ33の前端部(第2規制部38)は、不正な挿入姿勢をとったときに第1スタビライザ26に先行してコネクタハウジング60に対向する壁面(案内面65)に当接するように、第1スタビライザ26よりも前方に前端位置が設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子金具及び端子金具を備えたコネクタに関する。
特許文献1に開示の端子金具は、コネクタハウジングのキャビティに後方から挿入されるものであって、キャビティの内壁に形成されたランスに弾性的に係止される本体部(角筒部)を備えている。本体部には、前後方向に間隔をあけて一対のスタビライザが突出して設けられている。スタビライザは、コネクタハウジングにおけるキャビティと連通する案内溝に進入して端子金具の挿入動作を案内する一方、本体部の挿入姿勢が不正であった場合には、前端部がコネクタハウジングの対向する壁面に当接することで端子金具のそれ以上の挿入動作を規制する役割をはたす。ここで、スタビライザの前端部は、前後方向と交差する方向に切り立つ面として構成される。
特開2011−222213号公報
ところで、本体部の挿入姿勢が不正であったときに、端子金具がコネクタハウジングのキャビティに無理やり押し込まれようとすると、スタビライザの前端部がコネクタハウジングの対向する壁面を削ってしまい、コネクタハウジングが損傷するおそれがある。一方、スタビライザの前端部が上記と違って突出端へ向けて後退する斜面状の形態であれば、コネクタハウジングの対向する壁面を削り取る可能性を低くすることができる。しかるにこの場合、スタビライザの斜面状の前端部がコネクタハウジングの対向する壁面を摺動する可能性があり、不正姿勢をとった端子金具の挿入動作を停止させることができないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の逆挿防止機能を支障なく発揮させることを目的とする。
本発明は、コネクタハウジングのキャビティに後方から挿入される筒状の本体部を備え、前記本体部には前後方向と交差する方向に間隔をあけて複数のスタビライザが突出して設けられ、前記複数のスタビライザがそれぞれ前記コネクタハウジングにおける前記キャビティと連通する案内溝に進入することにより、前記キャビティへの挿入動作が案内される一方、挿入姿勢が不正であった場合には、前記スタビライザの前端部が前記コネクタハウジングの対向する壁面に当接することでそれ以上の挿入動作が規制される端子金具であって、前記複数のスタビライザは、前端部が前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ第1スタビライザと、前端部が後退するように傾斜する第2スタビライザとを有し、前記第2スタビライザの前端部は、不正な挿入姿勢をとったときに前記第1スタビライザに先行して前記コネクタハウジングの対向する壁面に当接するように、前記第1スタビライザよりも前方に前端位置が設定されているところに特徴を有する。
仮に、本体部の挿入姿勢が不正であった場合に、端子金具がキャビティに押し込まれると、第2スタビライザの前端部がコネクタハウジングの対向する壁面に当接して、端子金具の挿入動作を停止させることができる。第2スタビライザの前端部が後退するように傾斜する形態であるため、コネクタハウジングの対向する壁面が傷付くおそれは少ない。万一、第2スタビライザの前端部がコネクタハウジングの対向する壁面を摺動しようとしても、続いて、第1スタビライザの前端部がコネクタハウジングの対向する壁面に当接することにより、不正姿勢をとった端子金具の挿入動作が確実に停止させられる。第1スタビライザの前端部は前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ形態であるため、端子金具の挿入動作を停止させる信頼性が高い。この場合に、第2スタビライザの前端部が第1スタビライザに先行してコネクタハウジングの対向する壁面を当接することにより、コネクタハウジングに対する第1スタビライザの当接力(衝撃力)が低減させられるため、コネクタハウジングの対向する壁面が傷付くおそれは少ない。したがって、上記構成によれば、端子金具の逆挿防止機能を支障なく発揮させることができる。
本発明の実施例に係る端子金具の平面図である。 端子金具の左側面図である。 端子金具の要部の拡大右側面図である。 端子金具の要部の拡大側断面図である。 図4のA−A線断面図である。 端子金具の要部の拡大横断面図である。 端子金具の展開図である。 第2スタビライザがコネクタハウジングの対向する斜面に当接した状態を示す概念図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記第1スタビライザは、前記本体部に入れられた切り込みによって形成された板片部分を切り起こすことによって形成されるものであり、前記第1スタビライザの前端部は、前記板片部分の板厚面で構成されている。これによれば、第1スタビライザの前端部を前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ形態に容易に製造することができる。
前記第1スタビライザの後端は、前記コネクタハウジングのキャビティに形成されたランスと当接して前記キャビティからの抜け出しを規制するランス受け部として構成されている。第1スタビライザがランス受け部としての機能を兼用するため、専用のランス受け部が別に設けられる場合に比べ、全体の構成を簡素化することができる。
上記構成の端子金具を備えたコネクタであって、前記コネクタハウジングの前記キャビティの後部は、前部よりも大径のゴム栓収容部として構成され、前記コネクタハウジングの前記キャビティには、前記後部から前記前部にかけて縮径するテーパ状の案内面とされ、前記本体部が不正な挿入姿勢をとる場合に前記案内面に前記スタビライザの前端部が当接する。案内面が後部から前部にかけて縮径するテーパ状の形態とされるため、第2スタビライザの前端部が案内面を摺動して、不正姿勢をとった端子金具の挿入動作を停止させることができないおそれが比較的高い。その点、本構成によれば、第1スタビライザの前端部が案内面と当接することにより、不正姿勢をとった端子金具の挿入動作を確実に停止させることができる。
<実施例>
本発明の実施例を図1〜図8によって説明する。実施例に係る端子金具10は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、全体として前後方向に細長い形態になっている。そして、端子金具10は、図8に示すコネクタハウジング60のキャビティ61に後方(図8の右方)から挿入され、キャビティ61に抜け止め状態に保持される。
コネクタハウジング60は合成樹脂製であって、図8に示すように、内部に、前後方向に延出するキャビティ61を有している。キャビティ61は、前側に位置する前部62と、後側に位置して前部62よりも大径の後部63と、後部63と前部62との間に位置する中間部64とからなる。キャビティ61の前部62は、断面略四角形であって、端子金具10の後述する本体部11が嵌合して挿入可能とされている。キャビティ61の前部62には、端子金具10を抜け止めして係止可能な図示しないランスが撓み可能に設けられている。キャビティ61の後部63は、前部62よりも大径の断面円形であって、端子金具10に接続された後述するゴム栓が嵌合して挿入可能なゴム栓収容部67とされている。キャビティ61の中間部64は、後部63から前部62へかけて次第に縮径するテーパ状の案内面65(コネクタハウジング60の対向する壁面)として構成されている。
また、図8に示すように、コネクタハウジング60には、前後方向に延出してキャビティ61の前部62と連通する2つの案内溝66(1つのみ図示)が設けられている。両案内溝66は、いずれもキャビティ61に向けて開口する断面略四角形をなし、背面視において後部63の幅内に収まる範囲に配置されている。詳細は図示しないが、両案内溝66のうち、一方の案内溝66は、後述する第1スタビライザ26が進入可能となるようにキャビティ61の上壁に凹設され、他方の案内溝66は、後述する第2スタビライザ33が進入可能となるようにキャビティ61の一側壁に凹設されている。
図1及び図2に示すように、端子金具10は、本体部11と、本体部11の後方に連なるワイヤバレル部12と、ワイヤバレル部12の後方に連なるインシュレーションバレル部13とを備えている。ワイヤバレル部12は、図示しない電線の端末部において被覆の除去により露出する芯線部に圧着により接続され、インシュレーションバレル部13は、電線の端末部の被覆に外嵌された図示しないゴム栓に圧着により接続される。ゴム栓は、電線の外周面に弾性的に密着するとともに、端子金具10がキャビティ61に正規挿入された状態で、ゴム栓収容部67の内周面に弾性的に密着する。これにより、コネクタハウジング60と電線との間が液密にシールされるようになっている。
本体部11は、略角筒状をなし、図5に示すように、底壁を構成する基壁14と、基壁14の幅方向両端部から立ち上がる一対の側壁15と、両側壁15のうち、一方の側壁15Aの上端から他方の側壁15Bに架け渡される第1架設壁16と、他方の側壁15Bの上端から一方の側壁15Aに架け渡され、第1架設壁16の上面を覆うように第1架設壁16に重なる第2架設壁17とを有している。
図4に示すように、本体部11内には、基壁14の前端から後方へ折り返された帯板状の弾性接触片18が設けられている。弾性接触片18は、基壁14の前端を支点として基壁14に近づく方向に撓み変形可能とされている。弾性接触片18には、エンボス状の接点部19が上方へ突出して設けられている。第1架設壁16には、弾性接触片18と対向する位置に、扁平台状の受け部20が下側に膨出して設けられている。コネクタハウジング60が図示しない相手コネクタハウジングに嵌合されると、相手コネクタハウジングに装着された図示しない相手端子金具の雄タブが本体部11内に挿入され、雄タブが弾性接触片18を撓ませつつ接点部19と受け部20との間に弾性的に挟持されることにより、両端子金具が電気的に接続されるようになっている。また、本体部11内には、基壁14からの切り起こしによって斜め前方へ突出する帯板状の補助片21が設けられている。補助片21が弾性接触片18に下方から当接することにより、弾性接触片18の過度撓みが規制されるようになっている。
図2及び図7に示すように、本体部11のうち、一方の側壁15Aと第1架設壁16との連結部分となる角部には、前後一対のスリット状の係止孔22が設けられている。第2架設壁17の先端部には、両係止孔22と対応する位置に、前後一対の係止片23が設けられている。両係止片23が折り曲げによって両係止孔22に進入して係止されることにより、本体部11の筒形状を維持することが可能となっている。また、図1及び図4に示すように、第2架設壁17には、前後方向に関して両係止片23の間に、開口孔24が全幅に亘って設けられている。図1に示すように、端子金具10を平面視すると、開口孔24を通して第1架設壁16の上面を目視により確認することができる。
図1及び図4に示すように、第2架設壁17の後端縁には、この後端縁の幅方向略中央部を上方へ膨出させた断面略U字形の係止突部25が設けられている。係止突部25の後縁は、前後方向に関して本体部11の後端とほぼ同一位置に設けられ、コネクタハウジング60に図示しないリテーナが装着されたときに、リテーナに係止されて端子金具10をキャビティ61に抜け止めする役割をはたすことができるようになっている。
図1及び図4に示すように、第2架設壁17における開口孔24を挟んだ前後両側の部分のうち、前側の部分には、開口孔24を臨む位置に、第1スタビライザ26が上方へ突出して設けられている。図5及び図7に示すように、第1スタビライザ26は、第2架設壁17の幅方向略中央部に開口孔24の前端とほぼ平行な切り込み27を入れることにより、その切り込み27と開口孔24の前端との間に形成される板片部分28を上方へ叩き出すことによって略門型に形成されてなる。
図5に示すように、第1スタビライザ26は、幅方向中央部にて幅方向にほぼ沿って配置される第1頂部29と、幅方向両端部にて第1頂部29へ向けて傾斜して連なる一対の第1裾部30とからなる。第1スタビライザ26の前端部は、切り起こされた板片部分28の板厚面で構成され、端子金具10の挿入姿勢が不正である場合に端子金具10の挿入動作を規制可能な第1規制部31となっている。第1規制部31は、正面視では第1頂部29から両第1裾部30に亘って略台形に連なる形態とされ、図2〜図4に示すように、側面視では前後方向とほぼ直交する方向となる上方へ略垂直に切り立つ形態になっている。同様に、第1スタビライザ26の後端部は、背面視では第1頂部29から両第1裾部30に亘って略台形に連なる形態とされ、側面視では前後方向とほぼ直交する方向となる上方へ略垂直に切り立つ形態になっている。第1スタビライザ26の後端部は、ランスと弾性的に係止可能なランス受け部32として構成される。
また、図3〜図5に示すように、本体部11の両側壁15のうち、他方の側壁15Bには、前後方向と交差する方向(本体部11の周方向)に第1スタビライザ26と間隔をあけて配置される第2スタビライザ33が側方へ突出して設けられている。図6及び図7に示すように、第2スタビライザ33は、他方の側壁15Bの高さ方向略中央部に略平行に入れられた2条の対向切り込み34間に形成される帯板部分35を側方へ叩き出すことによって略門型に形成されてなる。
具体的には、図6に示すように、第2スタビライザ33は、前後方向中央部にて前後方向にほぼ沿って配置される第2頂部36と、前合方向両端部にて第2頂部36へ向けて傾斜して連なる一対の第2裾部37とからなる。第2スタビライザ33の第2裾部37の前端部は、切り起こされた帯板部分35の板面で構成され、図6に示すように、平面視において次第に後退するように傾斜するテーパ状の第2規制部38として構成される。図8に示すように、第2スタビライザ33の第2規制部38は、端子金具10の挿入姿勢が不正である場合に端子金具10の挿入動作を規制する役割をはたす。一方、第2スタビライザ33の第2裾部37の後端部は、同じく切り起こされた帯板部分35の板面で構成され、平面視において次第に前傾するように傾斜するテーパ状の斜面39とされている。この場合に、前後方向に対する第2規制部38の傾斜角度は、前後方向に対する斜面39の傾斜角度よりも大きくなるように設定されている。
ここで、図1〜図4に示すように、第1スタビライザ26と第2スタビライザ33とは前後方向に関して互いに重なり合う位置に配置され、詳細には、第2スタビライザ33の前後方向の長さ範囲に収まる位置に第1スタビライザ26が配置されている。そして、第2スタビライザ33の第2規制部38の前端は、第1スタビライザ26の第1規制部31よりも前方に位置している。具体的には、第2スタビライザ33の第2規制部38の全体が、第1スタビライザ26の第1規制部31よりも前方に位置している。
次に、コネクタハウジング60に対する端子金具10の組み付け態様を説明する。
コネクタハウジング60のキャビティ61に後方から端子金具10を挿入する。端子金具10のキャビティ61への挿入過程では、第2スタビライザ33の第2規制部38が案内溝66に挿入され、やや遅れて第1スタビライザ26の第1規制部31が案内溝66に挿入される。さらに、端子金具10の挿入動作が続けられると、第1スタビライザ26と第2スタビライザ33とがそれぞれ対応する案内溝66の溝面を摺動して、端子金具10の挿入動作が案内される。端子金具10がキャビティ61に正規挿入されると、本体部11のランス受け部32にランスが弾性的に係止され、これによって端子金具10がキャビティ61に抜け止め状態に保持される。
一方、端子金具10が正規の挿入姿勢をとらず、例えば、本体部11が上下反転等した不正な姿勢をとっている場合には、図8に示すように、挿入過程で第2スタビライザ33の第2規制部38が案内溝66に挿入されずにコネクタハウジング60の案内面65に当接して、端子金具10のそれ以上の挿入動作が規制される。このため、端子金具10の挿入動作が規制されることをもって、端子金具10の挿入姿勢が不正であることを知ることができ、不正姿勢の端子金具10がキャビティ61に挿入されるのを防ぐことができる。また、この場合に、第2スタビライザ33の第2規制部38がテーパ状に傾斜する形態になっているため、コネクタハウジング60の案内面65が傷付くおそれが少ない。
このように、第2スタビライザ33の第2規制部38がコネクタハウジング60の案内面65に当接することにより、端子金具10の挿入動作が停止されれば、端子金具10の逆挿防止機能としてとくに問題がない。しかし、コネクタハウジング60の案内面65が前方へ向けて縮径するテーパ状の形態であることから、第2スタビライザ33の第2規制部38が案内面65を摺動して端子金具10の挿入動作が停止されないおそれもあり得る。
その点、本実施例の場合、万一、第2スタビライザ33の第2規制部38が案内面65を摺動しても、その直後に第1スタビライザ26の第1規制部31が案内面65に当接することにより、端子金具10のそれ以上の挿入動作が規制される。このとき、第1スタビライザ26の第1規制部31が前後方向に対してほぼ直交する方向に切り立つ形態になっているため、端子金具10の挿入動作を停止させる確実性が高い。よって、不正姿勢をとった端子金具10がキャビティ61に挿入されるのを確実に防ぐことができる。しかも、この場合、コネクタハウジング60に対する第1スタビライザ26の当接力(衝撃力)は、第2スタビライザ33の第2規制部38が第1規制部31よりも先に案内面65に当接していることによって小さく抑えられる。したがって、上記同様、コネクタハウジング60の案内面65が傷付くおそれが少ない。その結果、本実施例によれば、端子金具10の逆挿防止機能を支障なく発揮させることが可能となる。
また、本実施例によれば、第1スタビライザ26が本体部11に入れられた切り込み27間の板片部分28を切り起こすことによって形成され、第1スタビライザ26の第1規制部31が板片部分28の板厚面で構成されているため、第1規制部31を前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ形態に容易に製造することができる。
さらに、第1スタビライザ26がランス受け部32としての機能を兼用するため、専用のランス受け部32が別に設けられる場合に比べ、全体の構成を簡素化することができる。
そして、本実施例の場合、コネクタハウジング60のキャビティ61の後部63が前部62よりも大径のゴム栓収容部67として構成され、コネクタハウジング60のキャビティ61の中間部64が後部63から前部62にかけて縮径するテーパ状の案内面65とされることから、第2スタビライザ33の第2規制部38が案内面65を摺動して、不正姿勢をとった端子金具10の挿入動作を停止させることができないおそれが比較的高い。しかし、上述したように、第1スタビライザ26の第1規制部31が案内面65と当接することにより、不正姿勢をとった端子金具10の挿入動作を確実に停止させることができるため、端子金具10の逆挿を防止する信頼性が高められる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)スタビライザが当接可能なコネクタハウジングの対向する壁面は、上記案内面に限定されず、例えば、コネクタハウジングの後面におけるキャビティの開口縁部であってもよい。
(2)端子金具の挿入姿勢が不正であったときに、第2スタビライザの第2規制部が第1スタビライザに先行してコネクタハウジングの対向する壁面に当接するものであれば、第2スタビライザの第2規制部の後端は、第1スタビライザの第1規制部よりも後方に位置していてもよい。
(3)本体部には、第1スタビライザ及び第2スタビライザを含む3つ以上のスタビライザが突出して設けられていてもよい。
(4)インシュレーションバレル部は、ゴム栓ではなく電線の端末部の被覆に圧着により接続されるものであってもよい。
10…端子金具
11…本体部
26…第1スタビライザ
27…切り込み
28…板片部分
31…第1規制部(第1スタビライザの前端部)
32…ランス受け部
33…第2スタビライザ
38…第2規制部(第2スタビライザの前端部)
60…コネクタハウジング
61…キャビティ
62…前部
63…後部
65…案内面
66…案内溝
67…ゴム栓収容部
具体的には、図6に示すように、第2スタビライザ33は、前後方向中央部にて前後方向にほぼ沿って配置される第2頂部36と、前後方向両端部にて第2頂部36へ向けて傾斜して連なる一対の第2裾部37とからなる。第2スタビライザ33の第2裾部37の前端部は、切り起こされた帯板部分35の板面で構成され、図6に示すように、平面視において次第に後退するように傾斜するテーパ状の第2規制部38として構成される。図8に示すように、第2スタビライザ33の第2規制部38は、端子金具10の挿入姿勢が不正である場合に端子金具10の挿入動作を規制する役割をはたす。一方、第2スタビライザ33の第2裾部37の後端部は、同じく切り起こされた帯板部分35の板面で構成され、平面視において次第に前傾するように傾斜するテーパ状の斜面39とされている。この場合に、前後方向に対する第2規制部38の傾斜角度は、前後方向に対する斜面39の傾斜角度よりも大きくなるように設定されている。

Claims (4)

  1. コネクタハウジングのキャビティに後方から挿入される筒状の本体部を備え、
    前記本体部には前後方向と交差する方向に間隔をあけて複数のスタビライザが突出して設けられ、前記複数のスタビライザがそれぞれ前記コネクタハウジングにおける前記キャビティと連通する案内溝に進入することにより、前記キャビティへの挿入動作が案内される一方、挿入姿勢が不正であった場合には、前記スタビライザの前端部が前記コネクタハウジングの対向する壁面に当接することでそれ以上の挿入動作が規制される端子金具であって、
    前記複数のスタビライザは、前端部が前後方向とほぼ直交する方向に切り立つ第1スタビライザと、前端部が後退するように傾斜する第2スタビライザとを有し、
    前記第2スタビライザの前端部は、不正な挿入姿勢をとったときに前記第1スタビライザに先行して前記コネクタハウジングの対向する壁面に当接するように、前記第1スタビライザよりも前方に前端位置が設定されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記第1スタビライザは、前記本体部に入れられた切り込みによって形成された板片部分を切り起こすことによって形成されるものであり、前記第1スタビライザの前端部は、前記板片部分の板厚面で構成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記第1スタビライザの後端は、前記コネクタハウジングのキャビティに形成されたランスと当接して前記キャビティからの抜け出しを規制するランス受け部として構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の端子金具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の端子金具を備えたコネクタであって、 前記コネクタハウジングの前記キャビティの後部は、前部よりも大径のゴム栓収容部として構成され、前記コネクタハウジングの前記キャビティには、前記後部から前記前部にかけて縮径するテーパ状の案内面とされ、前記本体部が不正な挿入姿勢をとる場合に前記案内面に前記スタビライザの前端部が当接することを特徴とするコネクタ。
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