JP2015172415A - 接続構造 - Google Patents
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Abstract
Description
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入されていることを目視によって判別可能とする目印構造を有することを特徴とする接続構造である。
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された時にのみ、管体同士の接続状態が維持可能な維持構造を有することを特徴とする接続構造である。
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入されていることを目視によって判別可能とする目印構造を有するとともに、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された際、管体同士の接続状態が維持可能な維持構造を有することを特徴とする接続構造である。
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された時にのみ、挿入部を有する管体の外周面と受け部を有する管体の内周面によって挟持される止水部材により構成され、
当該止水部材の摩擦により管体同士の接続状態が維持可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接続構造である。
挿入部又は受け部に設けられた係止部により構成され、
当該係止部による係止によって管体同士の接続状態が維持可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接続構造である。
当該接続部材は、挿入部が受け部に対し、適切な位置まで挿入された際にのみ、管体同士を接続可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の接続構造である。
請求項2及び請求項3に記載の本発明によれば、作業者は管体同士の接続状態が維持され、管体同士が脱落しないことを確認することが可能となることから、挿入部の挿入不足による接続不良を防止することができる。
請求項4及び請求項5に記載の本発明によれば、維持構造の内容を明確化することができるとともに、作業者は触感によっても挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入されたことを確認することができる。
請求項6に記載の本発明によれば、作業者は挿入部が受け部に対し、適切な位置まで挿入されていることを容易に確認することができる。
挿入部2は上部において、全周に亘って鍔部3が外側に突出しているとともに、鍔部3の下方において、全周に亘って第二鍔部4が外側に突出している。又、挿入部2の下端には止水部材5が嵌着されているとともに、上記鍔部3と第二鍔部4の間にリング体6が取り付けられている。
止水部材5は環状のパッキンであり、ゴムやシリコン等の摩擦係数の高い弾性のある材質より形成されており、本実施形態における維持構造を形成する。
リング体6は管体1とは別部材によって形成された環状部材であって、管体1及び後述する管体10とは異なる色相を有する材質より形成されており、本実施形態における目印構造を形成する。
受け部11は管体10の端部が拡径されることによって形成され、前記挿入部2が挿入可能な内径を有しており、スリット12、柱部13、当接部14、溝部15より構成されている。
スリット12は受け部11の上方において形成された平面視略弧状の切り欠きであって、受け部11の上端部分において2箇所、対向する位置に形成されており、図3に示すように、内部に接続部材20の爪部21が貫通可能な幅を有している。
柱部13は上記スリット12の間において2箇所形成され、受け部11上端よりやや突出して形成されている。尚、柱部13の水平方向(周方向)の幅は後述する接続部材20の撓み部23の水平方向における幅と略同一に形成されている。
当接部14は受け部11の内側下端において、受け部11の内面が下方に進むにつれて漸次縮径することによって形成されている。当接部14の内径は前記挿入部2の下端外周と略同一であって、挿入部2が受け部11の奥まで雄入された際、前記止水部材5が当接する径を成している。
溝部15は図2に示すように、受け部11の傾斜に沿って軸方向に延びる溝部分であって、上記スリット12の下方において、柱部13の両隣に2箇所、合計8箇所形成されている。(図2においては片方の側面しか図示していないが、反対側にも同様に溝部15が形成されている。)
爪部21は撓み部23の両側において形成された弧状の係止部分であって、接続部材20の上端及び下端より、内側に向けて突出している。又、爪部21は図3に示すように、断面視略三角形状であって、中心に向かうにつれて徐々に内側に突出する形状となっている。即ち、上方の爪部21の上面及び下方の爪部21の下面は、接続部材20の中心へ向かうテーパ状となっている。尚、接続部材20は上下対称形状であることから、上下を反転させても使用可能である。この場合においては上方の爪部21が下方の爪部21として作用する。
ガイド部22は、接続部材20の上下端及び中程の側端部が切り欠き部分に向けて周方向に突出することにより形成されている。
撓み部23は平面視コ字状であって爪部21の間に形成され、爪部21が形成されている部分よりも剛性が低くなっている。
尚、接続部材20の切り欠き部分は、その幅が撓み部23と略同一となっており、図面より明らかであるように、切り欠き部分の幅は挿入部2の直径よりも狭く形成されている。
接続部材20の挿入を進めると、接続部材20は撓み部23が撓むことによって、切り欠き部分より爪部21が外側に押し広げられる。そして、受け部11に挿通可能な程度に接続部材20が拡径した後、接続部材20が受け部11の上方に配置される。この時、「カチッ」という音とともに拡径されていた接続部材20は自身の弾性によって復元(縮径)し、接続部材20の取り付けが完了する。
そして、挿入部2が挿入可能な程に接続部材20が拡径した後、挿入部2は接続部材20を越えて挿入される。
ここで、図7(b)に示すように、リング体6が目視不可能となる位置まで挿入を進めると、「カチッ」という音とともに拡径されていた接続部材20は自身の弾性によって復元(縮径)する。この時、鍔部3と第二鍔部4の間に上方の爪部21が配置され、且つ下方の爪部21がスリット12を貫通する。即ち、上下の爪部21によって第二鍔部4の上端とスリット12の上面が挟持され、図2乃至図4に示す接続完了状態となる。又、この時、止水部材5が当接部14と側面方向において当接し、挿入部2の外側面と受け部11の内側面(当接部14)によって挟持される。
即ち、目印構造であるリング体6によって挿入部2が適切な位置まで挿入され、且つ接続部材20が適切に取り付けられたことが容易に視認可能となる。
即ち、挿入部2が受け部11に対し、適切な位置にまで挿入された時のみ止水部材5が挟持され、当該止水部材5の摩擦力によって管体10は管体1より脱落しない。従って、作業者は管体同士の接続状態が維持され、管体10が管体1より脱落しないことを確認することによって、挿入部2が適切な位置まで挿入されているか否かを確認することができる。
又、挿入部2が受け部11に対して適切な位置にまで挿入された時に止水部材5が挟持されることから、作業者は止水部材5が挟持される感覚を感じとることで、触感によっても、挿入部2が適切な位置まで挿入されているか否かを確認することができる。
尚、「接続状態が維持される」とは、「他から応力が加わらない状態において接続状態を一時的に維持すること」を指すものであって、図9(b)の状態で何らかの応力が加われば、管体10は管体1より容易に脱落する。
接続部材20の挿入を進めると、接続部材20は撓み部23が撓むことによって切り欠き部分より爪部21が外側に押し広げられる。そして、受け部11の上端に挿通可能な程度に接続部材20が拡径した後、接続部材20が受け部11の上方に配置される。この時、「カチッ」という音とともに拡径されていた接続部材20は自身の弾性によって復元(縮径)し、鍔部3と第二鍔部4の間に上方の爪部21が配置され、且つ下方の爪部21がスリット12を貫通する。即ち、接続部材20の取り付けが完了した際には上下の爪部21によって第二鍔部4の上端とスリット12の上面が挟持され、図2乃至図4に示す接続完了状態となる。
即ち、本発明において、目印構造は挿入部2が挿入された時にのみその作用効果を奏するものではなく、挿入後に何らの部材が取り付けられた後にその作用効果を奏するものであっても良い。
一方、接続部材20は上下対称形状であることから、接続部材20の上下を反転しても接続を行うことが可能である。
例えば、第一実施形態においては止水部材5によって管体同士の接続状態を維持する維持構造を形成していたが、図11に示す第二実施形態のように、挿入部2に係止部7を形成し、維持構造としても良い。
第二実施形態に係る接続構造においては、挿入部2が受け部11に対して適切な位置まで挿入された時に係止部7がスリット12に係止し、管体同士の接続状態を維持することができる。そして、接続が維持された状態において、接続部材20を取り付けることで管体同士の接続が完了する。
第三実施形態に係る接続構造においては、リング体6の一部に表示窓16が形成されており、挿入部2が受け部11に対して適切な位置まで挿入された際、表示窓16よりリング体6が目視可能となるよう形成されている。
又、目印構造が設けられている箇所についても適宜変更可能であって、例えば、第二鍔部4の下方に目印構造が設けられており、挿入部2が適切な位置まで挿入された際、受け部11のスリット12より目印構造が目視可能となるような構造であっても良い。
2 挿入部
3 鍔部
4 第二鍔部
5 止水部材
6 リング体
7 係止部
10 管体
11 受け部
12 スリット
13 柱部
14 当接部
15 溝部
16 表示窓
20 接続部材
21 爪部
22 ガイド部
23 撓み部
T 排水トラップ
Claims (6)
- 挿入部を有する管体を、受け部を有する管体へ挿入することによって管体同士の接続を行う接続構造であって、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入されていることを目視によって判別可能とする目印構造を有することを特徴とする接続構造。 - 挿入部を有する管体を、受け部を有する管体へ挿入することによって管体同士の接続を行う接続構造であって、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された時にのみ、管体同士の接続状態が維持可能な維持構造を有することを特徴とする接続構造。 - 挿入部を有する管体を、受け部を有する管体へ挿入することによって管体同士の接続を行う接続構造であって、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入されていることを目視によって判別可能とする目印構造を有するとともに、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された際、管体同士の接続状態が維持可能な維持構造を有することを特徴とする接続構造。 - 前記維持構造が、
挿入部が受け部に対して適切な位置まで挿入された時にのみ、挿入部を有する管体の外周面と受け部を有する管体の内周面によって挟持される止水部材により構成され、
当該止水部材の摩擦により管体同士の接続状態が維持可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接続構造。 - 前記維持構造が、
挿入部又は受け部に設けられた係止部により構成され、
当該係止部による係止によって管体同士の接続状態が維持可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接続構造。 - 前記接続構造は管体同士を接続部材によって抜脱不可能に接続し、
当該接続部材は、挿入部が受け部に対し、適切な位置まで挿入された際にのみ、管体同士を接続可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の接続構造。
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