JP2015167663A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性能の向上を図ることができるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯機1は、筐体10内に配置された外槽20と、外槽20内に配置され、水平方向に対して傾く傾斜軸を中心に回転可能なドラム22と、ドラム22の内周面に設けられるバッフル23と、ドラム22の後部に当該ドラム22と同軸に回転するよう配置され、表面に洗濯物と接触する羽根24aを有する撹拌体24と、ドラム22および撹拌体24を、同一方向に且つ撹拌体24の回転速度がドラム22の回転速度より速くなるように回転させる駆動ユニット30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。かかるドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで連続的に行うものであっても良いし、洗濯は行うが乾燥は行わないものであっても良い。
従来、ドラム式洗濯機は、底部に水を溜めた外槽内で横軸型のドラムを回転させ、ドラム内に設けたバッフルにより洗濯物を持ち上げては落下させ、洗濯物をドラムの内周面に叩き付けることにより、洗濯物を洗濯する(特許文献1参照)。
特開2013−240577号公報
上記のように、バッフルにより洗濯物が撹拌される構成では、洗濯物同士が絡み合ったり擦れ合ったりしにくい。このため、ドラム式洗濯機は、洗濯脱水槽内でパルセータを回転させて洗濯物を洗濯する全自動洗濯機に比べ、洗濯物に作用する機械力が小さくなりやすく、洗浄性能が低くなりやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、洗浄性能の向上を図ることができるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るドラム式洗濯機は、筐体内に配置された外槽と、前記外槽内に配置され、水平軸または水平方向に対して傾く傾斜軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムの内周面に設けられるバッフルと、前記ドラムの後部に当該ドラムと同軸に回転するよう配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、前記ドラムおよび前記回転体を、同一方向に且つ前記回転体の回転速度が前記ドラムの回転速度より速くなるように回転させる駆動部と、を備える。
上記の構成によれば、ドラム内の洗濯物が、バッフルによる撹拌によりドラムの内周面に叩き付けられるのみならず、回転する回転体の突状部によって擦られたり撹拌されたりする。よって、バッフルによって洗濯物が撹拌されるだけの構成に比べて、洗浄性能を向上させることができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記駆動部は、前記外槽の後方に配置され、駆動モータと、当該駆動モータが発生したトルクを前記回転体および前記ドラムに伝達する伝達機構部と、を含む構成とされ得る。この場合、前記伝達機構部は、前記駆動モータのトルクにより回転し、当該回転を前記回転体に伝達する第1回転軸と、前記第1回転軸の回転を減速する減速機構と、前記減速機構により減速された回転速度で前記第1回転軸と同軸に回転し、当該回転を前記ドラムに伝達する第2回転軸と、を含む構成とされ得る。
上記の構成によれば、回転体に比べて大きなトルクを必要とするドラムを、駆動モータの回転を減速させることにより回転させるので、ドラムおよび回転体の駆動時に駆動モータが発生するトルクを小さくすることができ、駆動モータの消費電力を低減できる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記第1回転軸は、前端部が前記回転体に連結されるとともに後端部が前記駆動モータのロータに連結される構成とされ得る。この場合、前記減速機構は、太陽歯車と、当該太陽歯車を囲む環状の内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車の双方に噛み合い、前記太陽歯車の周りを公転する複数の遊星歯車と、これら遊星歯車の公転に伴って回転する遊星キャリアとを有する遊星歯車機構を含み、前記太陽歯車が、前記第1回転軸に設けられる構成とされ得る。また、前記第2回転軸は、前記第1回転軸を内包し、前端部が前記ドラムに連結されるとともに後端部が前記遊星キャリアに連結される構成とされ得る。
このような構成とされれば、駆動モータのロータと回転体とが第1回転軸一つにより連結されているので、ロータの回転軸と回転体の回転軸とが、それぞれ設けられ、互いに連結される構成と異なり、駆動部を組み立てる際に、2つの回転軸の中心を合わせる軸合わせが不要となる。よって、駆動部の組み立てが容易となる。また、2つの回転軸の間に生じる軸ずれを心配する必要がない。
さらに、第1回転軸の回転を減速して第2回転軸に伝達する減速機構が、遊星歯車機構により構成されるので、減速機構を構成する歯車が、第1回転軸および第2回転軸の軸線方向に並ばず、当該軸線方向の伝達機構部、即ち駆動部の寸法を小さくすることができる。これにより、外槽およびドラムを前後方向に大きくできるので、洗濯容量を多くすることができる。
上記の構成とされた場合、前記駆動部は、クラッチ機構部を、さらに含む構成とされ得る。この場合、前記クラッチ機構部は、前記内歯車を、回転できないように固定することにより、前記第1回転軸を前記ロータの回転速度と等しい回転速度で回転させ、前記第2回転軸を前記遊星歯車機構により減速された回転速度で回転させることが可能な第1の形態と、前記内歯車を前記ロータとともに回転させることにより、前記第1回転軸、前記第2回転軸および前記遊星歯車機構を前記ロータの回転速度と等しい回転速度で一体的に回転させることが可能な第2の形態との間で、前記駆動部の形態を切り替える。
このような構成とされれば、脱水工程において、駆動部の形態を、第1の形態から第2の形態に切り替えることにより、ドラムと回転体とを一体的に高速回転させることができる。これにより、ドラム内の洗濯物が回転体により撹拌されてしまうようなことがなく、洗濯物の脱水を適正に行うことができる。
上記の構成とされた場合、前記駆動部は、前記第2回転軸を回転自在に支持する軸受ユニットを、さらに含む構成とされ得る。さらに、前記クラッチ機構部は、前記内歯車の外周を囲み、前記内歯車に対して前後方向への移動が許容され且つ周方向への回動が規制される筒状のクラッチ体と、当該クラッチ体を前後方向に移動させる移動機構部とを含み、前記クラッチ体の前端部および後端部には、それぞれ、第1係合部および第2係合部が設けられるとともに、前記軸受ユニットおよび前記ロータには、それぞれ、第1被係合部および第2被係合部が設けられる構成とされ得る。この場合、前記クラッチ体が前記移動機構部により前方に移動され前記第1係合部が前記第1被係合部に係合すると、前記軸受ユニットに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記内歯車が、回転できないよう固定される。一方、前記クラッチ体が前記移動機構部により後方に移動され前記第2係合部が前記第2被係合部に係合すると、前記ロータに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記内歯車が前記ロータとともに回転可能となる。
このように、クラッチ機構部が、内歯車の外周において、筒状のクラッチ体を前後方向に移動させる構成とされるので、第1回転軸および第2回転軸の軸線方向において、遊星歯車機構の配置スペースを、クラッチ体の移動スペースに利用することができる。よって、第1回転軸および第2回転軸の軸線方向における駆動部の寸法を一層小さくすることができる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記クラッチ体の後部が前記駆動モータの内部に収容されるように、前記クラッチ体が前記軸受ユニットと前記駆動モータとの間に配置され得る。
このような構成とされれば、クラッチ体と駆動モータとが、第1回転軸および第2回転軸の軸線方向に重なるため、当該軸線方向における駆動部の寸法を更に一層小さくすることができる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記移動機構部は、前記クラッチ体と前記遊星歯車機構との間に介在され、前記クラッチ体を弾性力により後方へ移動させて、前記第2係合部を前記第2被係合部に係合させる弾性部材と、前記クラッチ体を押すことにより前記クラッチ体を前方に移動させて、前記第1係合部を前記第1被係合部に係合させるとともに、前記第2係合部が前記第2被係合部に係合する状態では、前記クラッチ体と離れる押圧部材と、を含む構成とされ得る。
このような構成とされれば、弾性部材の弾性力によってクラッチ体が移動されることにより第2係合部が前記第2被係合部に係合し、かかる係合によってクラッチ体がロータとともに回転するときには、押圧部材がクラッチ体から離れた状態となる。このため、押圧部材のクラッチ体への接触によりロータおよびクラッチ体の回転が妨げられてしまうことがない。
本発明によれば、洗浄性能の向上を図ることができるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、ドラム式洗濯機の構成を示す側面断面図である。 実施の形態に係る、駆動ユニットの構成を示す断面図である。 実施の形態に係る、駆動ユニットの構成を示す断面図である。 実施の形態に係る、駆動モータのロータの構成を示す、ロータの正面図である。 実施の形態に係る、軸受ユニットのクラッチプレートの構成を示す、クラッチプレートの正面図である。 実施の形態に係る、クラッチ体の構成を示す図、および、クラッチ体のガイドリブが内歯車の外周面の溝部に嵌り込んだ状態を示す図である。
以下、本発明のドラム式洗濯機の一実施形態である乾燥機能を有さないドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は、ドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。
ドラム式洗濯機1は、外観を構成する筐体10を備える。筐体10の前面10aは、中央部から上部にかけて傾斜し、傾斜した面に洗濯物の投入口11が形成される。投入口11は、開閉自在なドア12により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、複数のダンパー21により弾性的に支持される。外槽20内には、ドラム22が回転自在に配される。外槽20およびドラム22は、水平方向に対し、後面側が低くなるよう傾斜する。これにより、ドラム22は、水平方向に対して傾斜した傾斜軸を中心に回転する。外槽20およびドラム22の傾斜角度は、10〜20度程度とされ得る。外槽20の前面の開口部20aおよびドラム22の前面の開口部22aは、投入口11に対向し、投入口11ともにドア12により閉鎖される。ドラム22の内周面には、多数の脱水孔22bが形成される。さらに、ドラム22の内周面には、3つのバッフル23が周方向にほぼ等しい間隔で設けられる。
ドラム22の後部には、撹拌体24が回転自在に配される。撹拌体24は、ほぼ円盤形状を有する。撹拌体24の表面には、中央部から放射状に延びる複数の羽根24aが形成される。撹拌体24は、ドラム22と同軸に回転する。撹拌体24は、本発明の回転体に相当し、羽根24aは、本発明の突状部に相当する。
外槽20の後方には、ドラム22および撹拌体24を駆動するトルクを発生させる駆動ユニット30が配される。駆動ユニット30は、本発明の駆動部に相当する。駆動ユニット30は、洗い工程およびすすぎ工程時には、ドラム22および撹拌体24を同一方向に異なる回転速度で回転させる。具体的には、駆動ユニット30は、ドラム22を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力より小さくなる回転速度で回転させ、撹拌体24を、ドラム22の回転速度よりも速い回転速度で回転させる。一方、駆動ユニット30は、脱水工程時には、ドラム22および撹拌体24を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で一体的に回転させる。駆動ユニット30の詳細な構成は、追って説明される。
外槽20の底部には、排水口部20bが形成される。排水口部20bには、排水弁40が設けられる。排水弁40は、排水ホース41に接続される。排水弁40が開放されると、外槽20内に溜められた水が排水ホース41を通じて機外へ排出される。
筐体10内の前方上部には、洗剤ボックス50が配される。洗剤ボックス50には、洗剤が収容される洗剤容器50aが前方から引き出し自在に収容される。洗剤ボックス50は、筐体10内の後方上部に配された給水弁51に、給水ホース52によって接続される。また、洗剤ボックス50は、外槽20の上部に、注水管53により接続される。給水弁51が開放されると、水道栓から水道水が、給水ホース52、洗剤ボックス50および注水管53を通じて外槽20内に供給される。この際、洗剤容器50aに収容された洗剤が、水に押し流れて外槽20内に供給される。
次に、駆動ユニット30の構成について詳細に説明する。
図2および図3は、駆動ユニット30の構成を示す断面図である。図2は、駆動ユニット30の形態が、第1の形態に切り替えられた状態を示し、図3は、駆動ユニット30の形態が、第2の形態に切り替えられた状態を示す。図4は、駆動モータ100のロータ110の構成を示す、ロータ110の正面図である。図5は、軸受ユニット500のクラッチプレート520の構成を示す、クラッチプレート520の正面図である。図6(a)および図6(b)は、クラッチ体610の構成を示す、クラッチ体610の背面図および正面図である。図6(c)は、クラッチ体610のガイドリブ615が内歯車420の外周面の溝部421に嵌り込んだ状態を示す図である。
駆動ユニット30は、駆動モータ100と、翼軸200と、ドラム軸300と、遊星歯車機構400と、軸受ユニット500と、クラッチ機構部600により構成される。駆動モータ100は、撹拌体24およびドラム22を駆動するためのトルクを発生する。翼軸200、ドラム軸300および遊星歯車機構400は、駆動モータ100が発生したトルクを撹拌体24およびドラム22に伝達する伝達機構部TRを構成する。翼軸200は、駆動モータ100のトルクにより回転し、当該回転を撹拌体24に伝達する。翼軸200は、本発明の第1回転軸に相当する。遊星歯車機構400は、翼軸200の回転を減速してドラム軸300に伝達する。ドラム軸300は、遊星歯車機構400により減速された回転速度で翼軸200と同軸に回転し、当該回転をドラム22に伝達する。ドラム軸300は、本発明の第2回転軸に相当する。軸受ユニット500は、翼軸200およびドラム軸300を回転自在に支持する。クラッチ機構部600は、翼軸200を駆動モータ100の回転速度と等しい回転速度で回転させ、ドラム軸300を遊星歯車機構400により減速された回転速度で回転させることが可能な第1の形態と、翼軸200、ドラム軸300および遊星歯車機構400を駆動モータ100と等しい回転速度で一体的に回転させることが可能な第2の形態との間で、駆動ユニット30の形態を切り替える。
駆動モータ100は、アウターロータ型のDCブラシレスモータであり、ロータ110とステータ120を備える。ロータ110は、有底の円筒状に形成され、その内周面には、全周に亘って永久磁石111が配列される。図4に示すように、ロータ110の中央部には、円環状のクラッチプレート112が設けられる。クラッチプレート112の前面には、前方に向けて環状のセレーション113が形成される。セレーション113は、本発明の第2被係合部に相当する。なお、図4では、便宜上、セレーション113の溝部分が灰色に塗られている。ステータ120は、外周部に巻線121を有する。図示しない制御回路からステータ120の巻線121に駆動電流が供給されると、ロータ110が回転する。
ドラム軸300は、中空形状を有する。ドラム軸300の内部には、前部および後部に、それぞれ、すべり軸受301、302が設けられ、前端部に、メカニカルシール303が設けられる。
ドラム軸300の内部に、翼軸200が挿入される。翼軸200は、外周面がすべり軸受301、302との間で摺動する。これにより、翼軸200は、ドラム軸300内において円滑に回転する。また、メカニカルシール303により、ドラム軸300と翼軸200との間への水の侵入が防止される。
遊星歯車機構400は、太陽歯車410と、太陽歯車410を囲む環状の内歯車420と、太陽歯車410と内歯車420の双方に噛み合い、太陽歯車410の周りを公転する複数の遊星歯車430と、これら遊星歯車430を回転自在に保持し、遊星歯車430の公転に伴って回転する遊星キャリア440と、遊星キャリア440の後方を支持する支持盤450を備える。
翼軸200の中間の部位に太陽歯車410が固定される。また、遊星キャリア440の前面中央部にドラム軸300の後端部が固定される。このようにして、翼軸200とドラム軸300との間に遊星歯車機構400が設けられる。さらに、翼軸200の後端部に、駆動モータ100のロータ110が固定される。
ロータ110の回転に伴って翼軸200が回転すると、太陽歯車410が回転する。内歯車420が固定された状態にある場合、太陽歯車410が回転に伴って、遊星歯車430が、自転しつつ太陽歯車410の周りを公転する。遊星歯車430の公転に伴って遊星キャリア440が回転し、遊星キャリア440に固定されたドラム軸300が回転する。遊星歯車430の公転速度は、太陽歯車410の回転速度より遅くなるため、ドラム軸300は、翼軸200よりも低い回転速度で回転する。このように、翼軸200の回転速度が減速されてドラム軸300に伝達されるため、ドラム軸300に伝達されるトルクは、駆動モータ100から翼軸200に伝達されるトルクよりも大きくなる。
軸受ユニット500には、中央部に円筒状の軸受部510が設けられる。軸受部510の内部には、前部および後部に転がり軸受511、512が設けられ、前端部に、メカニカルシール513が設けられる。また、軸受ユニット500には、軸受部510の周囲に、クラッチプレート520が設けられる。図5に示すように、クラッチプレート520には、環状のクラッチリブ521が形成される。クラッチリブ521の外周面には、セレーション522が形成される。セレーション522は、本発明の第1被係合部に相当する。さらに、軸受ユニット500には、軸受部510の周囲に固定フランジ530が形成される。
軸受部510の内部に、ドラム軸300が挿入される。ドラム軸300は、外周面が転がり軸受511、512により受けられる。これにより、ドラム軸300は、軸受部510内において円滑に回転する。また、メカニカルシール513により、軸受部510とドラム軸300との間への水の侵入が防止される。
クラッチ機構部600は、クラッチ体610と、複数のクラッチスプリング620と、クラッチ駆動装置630を備える。クラッチスプリング620およびクラッチ駆動装置630は、クラッチ体610を前後方向に移動させる移動機構部DMを構成する。
クラッチ体610は筒状を有する。クラッチ体610の前面は全て開放され、後面は中央部が開放される。図6(a)に示すように、クラッチ体610の後面には、中央に形成された開口部611の外周縁に、後方に向けて環状の後部セレーション612が形成される。後部セレーション612は、クラッチプレート112のセレーション113とほぼ等しい直径し、セレーション113に噛み合うように形成される。後部セレーション612は、本発明の第2係合部に相当する。なお、図6(a)では、便宜上、後部セレーション612の溝部分が灰色に塗られている。
また、クラッチ体610の前端部には、環状のフランジ部613が形成される。図6(b)に示すように、フランジ部613の内周面には、全周に亘って前部セレーション614が形成される。前部セレーション614は、軸受ユニット500のクラッチリブ521のセレーション522に噛み合うように形成される。前部セレーション614は、本発明の第1係合部に相当する。さらに、クラッチ体610の内周面には、前後方向に延びるガイドリブ615が、複数の位置に形成される。
クラッチ体610は、遊星歯車機構400を内包するようにして、軸受ユニット500と駆動モータ100との間に配置される。クラッチ体610の後部は、駆動モータ100の内部に収容される。即ち、クラッチ体610は、その後部が、翼軸200およびドラム軸300の軸線方向において、駆動モータ100と重なる。図6(c)に示すように、内歯車420の外周面には、各ガイドリブ615に対応する溝部421が形成され、ガイドリブ615が溝部421に嵌り込む。これにより、クラッチ体610が、遊星歯車機構400の内歯車420に対して、前後方向への移動が許容され、且つ、周方向への回動が規制される状態となる。複数のクラッチスプリング620は、ほぼ等しい間隔で、クラッチ体610の後面の内側と遊星歯車機構400の支持盤450との間に配置される。クラッチスプリング620は、本発明の弾性部材に相当する。
クラッチ駆動装置630は、駆動機631と、駆動機631からクラッチ体610に向って延びる押圧レバー632を備える。駆動機631は、押圧レバー632を前後に移動させる。押圧レバー632は、本発明の押圧部材に相当する。
ドラム式洗濯機1は、各種運転コースの洗濯運転を行う。洗濯運転は、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程を含む。
洗い工程およびすすぎ工程では、駆動ユニット30の形態が、第1の形態に切り替えられる。第1の形態に切り替えられる場合には、図2に示すように、駆動機631が押圧レバー632を前方へ移動させる。押圧レバー632が、クラッチ体610のフランジ部613に接触してフランジ部613を前方へ押す。クラッチスプリング620の弾性力に逆らって、クラッチ体610が前方へ移動する。これにより、クラッチ体610の前部セレーション614とクラッチプレート520のセレーション522とが噛み合う。
前部セレーション614がセレーション522に噛み合うと、クラッチ体610は、軸受ユニット500に対して周方向への回動が規制され、回動できない状態となる。これによって、遊星歯車機構400の内歯車420が、回転できないよう固定された状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転し、翼軸200に連結されている撹拌体24もロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。翼軸200の回転に伴い、遊星歯車機構400では、太陽歯車410が回転する。上述の通り、内歯車420は固定された状態にあるので、遊星歯車430が自転しつつ太陽歯車410の周りを公転し、これに伴って遊星キャリア440が回転する。これにより、遊星キャリア440に連結されたドラム軸300が回転する。遊星歯車機構400により減速されるため、ドラム軸300が翼軸200よりも遅い回転速度で回転し、ドラム軸300に連結されているドラム22が撹拌体24よりも遅い回転速度で回転する。言い換えれば、撹拌体24がドラム22よりも速い回転速度で回転する。なお、ロータ110の回転速度および遊星歯車機構400による減速比は、痛まない程度に洗濯物を擦ったり撹拌したりできる回転速度で撹拌体24が回転し、且つ、ドラム22の回転速度が、ドラム22内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転速度となるように、適宜、設定される。
洗い工程およびすすぎ工程では、外槽20内に、投入口11の下縁に至らない所定の水位まで水が溜められた状態で、駆動モータ100が、交互に、右回転および左回転する。これにより、ドラム22と撹拌体24とが、撹拌体24の回転速度がドラム22の回転速度より速い状態で、交互に右回転および左回転する。ドラム22内の洗濯物が、バッフル23で掻き上げられては落とされることにより、ドラム22の内周面に叩き付けられる。加えて、ドラム22の後部では、回転する撹拌体24の羽根24aに洗濯物が接触し、羽根24aに洗濯物が擦られたり、羽根24aによって洗濯物が撹拌されたりする。これにより、洗濯物が洗われる、あるいは、すすがれる。
次に、中間脱水工程および最終脱水工程では、駆動ユニット30の形態が、第2の形態に切り替えられる。第2の形態に切り替えられる場合には、図3に示すように、駆動機631が押圧レバー632を後方へ移動させる。押圧レバー632がクラッチ体610から離れ、クラッチ体610がクラッチスプリング620の弾性力により後方へ移動する。これにより、クラッチ体610の後部セレーション612とクラッチプレート112のセレーション113とが噛み合う。なお、後部セレーション612がセレーション113に噛み合った状態においても、クラッチスプリング620は縮んだ状態を維持しており、クラッチスプリング620の弾性力により、クラッチ体610は、クラッチプレート112に押しつけられる。後部セレーション612とセレーション113とが噛み合っているとき、押圧レバー632は、クラッチ体610から離れた状態となる。
後部セレーション612がセレーション113に噛み合うと、ロータ110に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制され、クラッチ体610は、ロータ110とともに回転可能な状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200およびクラッチ体610がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。このとき、遊星歯車機構400では、太陽歯車410と内歯車420とがロータ110と等しい回転速度で回転する。これにより、遊星キャリア440がロータ110と等しい回転速度で回転することとなり、遊星キャリア440に連結されたドラム軸300がロータ110と等しい回転速度で回転する。即ち、駆動ユニット30では、図3に一点鎖線で示すように、翼軸200、クラッチ体610、遊星歯車機構400およびドラム軸300が一体となって回転する。これにより、ドラム22と撹拌体24が一体的に回転する。なお、クラッチ体610と遊星歯車機構400との間に介在されたクラッチスプリング620も、クラッチ体610および遊星歯車機構400とともに回転する。
中間脱水工程および最終脱水工程では、ロータ110、即ち、ドラム22および撹拌体24は、ドラム22内の洗濯物に作用する遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で回転する。遠心力の作用により、洗濯物が、ドラム22の内周面に押しつけられ、脱水される。
以上、説明した通り、本実施の形態によれば、洗い工程およびすすぎ工程において、ドラム22と撹拌体24とが、同一方向に且つ撹拌体24の回転速度がドラム22の回転速度より速くなるように回転する。これにより、ドラム22内の洗濯物は、バッフル23による撹拌によりドラム22の内周面に叩き付けられるのみならず、回転する撹拌体24の羽根24aによって擦られたり撹拌されたりする。よって、バッフル23によって洗濯物が撹拌されるだけの構成に比べて、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、撹拌体24をドラム22よりも速く回転させるための駆動ユニット30の構成として、撹拌体24を、駆動モータ100と等しい回転速度で回転させ、撹拌体24に比べて大きなトルクを必要とするドラム22を、駆動モータ100の回転を減速させることにより回転させる構成が採られる。これにより、ドラム22を、駆動モータ100と等しい回転速度で回転させ、撹拌体24を、駆動モータ100の回転を増速させることにより回転させる構成が採られる場合に比べて、ドラム22および撹拌体24の駆動時に駆動モータ100が発生するトルクを小さくすることができ、駆動モータ100の消費電力を低減できる。
さらに、本実施の形態によれば、駆動モータ100のロータ110と撹拌体24とが翼軸200一つにより連結されている。このため、ロータ110の回転軸と撹拌体24の回転軸とが、それぞれ設けられ、互いに連結される構成と異なり、駆動ユニット30を組み立てる際に、2つの回転軸の中心を合わせる軸合わせが不要となる。よって、駆動ユニット30の組み立てが容易となる。また、2つの回転軸の間に生じる軸ずれを心配する必要がない。
さらに、本実施の形態によれば、翼軸200の回転を減速してドラム軸300に伝達する減速機構が、遊星歯車機構400により構成されるので、減速機構を構成する歯車が、翼軸200およびドラム軸300の軸線方向に並ばず、当該軸線方向の伝達機構部TR、即ち駆動ユニット30の寸法を小さくすることができる。これにより、外槽20およびドラム22を前後方向に大きくできるので、洗濯容量を多くすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、中間脱水工程および最終脱水工程では、クラッチ機構部600によって、駆動ユニット30の形態を、第1の形態から第2の形態に切り替えることにより、ドラム22と撹拌体24とを一体的に高速回転させることができる。これにより、ドラム22内の洗濯物が撹拌体24により撹拌されてしまうようなことがなく、洗濯物の脱水を適正に行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、クラッチ機構部600が、内歯車420の外周において、筒状のクラッチ体610を前後方向に移動させる構成とされるので、翼軸200およびドラム軸300の軸線方向において、遊星歯車機構400の配置スペースを、クラッチ体610の移動スペースに利用することができる。よって、翼軸200およびドラム軸300の軸線方向における駆動ユニット30の寸法を一層小さくすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、クラッチ体610と駆動モータ100とが、翼軸200およびドラム軸300の軸線方向に重なるため、当該軸線方向における駆動ユニット30の寸法を更に一層小さくすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、クラッチスプリング620の弾性力によってクラッチ体610が移動されることにより後部セレーション612がセレーション113に係合し、かかる係合によってクラッチ体610がロータ110とともに回転するときには、押圧レバー632がクラッチ体610から離れた状態となる。このため、押圧レバー632のクラッチ体610への接触によりロータ110およびクラッチ体610の回転が妨げられてしまうことがない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、翼軸200の回転を減速してドラム軸300に伝達する減速機構が、遊星歯車機構400により構成される。しかしながら、減速機構は、遊星歯車機構400に限定されるものでない。たとえば、減速機構が、平行軸歯車減速機構により構成されても良い。
さらに、上記実施の形態では、クラッチ体610の前部セレーション614と軸受ユニット500に設けられたクラッチプレート520のセレーション522との係合により、軸受ユニット500に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制される。また、クラッチ体610の後部セレーション612とロータ110に設けられたクラッチプレート112のセレーション113との係合により、ロータ110に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制される。しかしながら、クラッチ体610の前端部を軸受ユニット500に係合させる構成、およびクラッチ体610の後端部をロータ110に係合させる構成は、セレーションに限られるものではなく、その他の構成であっても良い。たとえば、クラッチ体610の前端部および後端部に突起が形成されるとともに、軸受ユニット500およびロータ110に窪みまたは孔が形成され、突起が窪みまたは孔に嵌り込むような構成が採られても良い。
さらに、上記実施の形態では、ドラム22が、水平方向に対して傾斜した傾斜軸を中心に回転する。しかしながら、ドラム式洗濯機1は、ドラム22が、水平軸を中心に回転するような構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態のドラム式洗濯機1は、乾燥機能を備えていないが、本発明は、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機、即ち、ドラム式洗濯乾燥機に適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 筐体
20 外槽
22 ドラム
24 撹拌体(回転体)
24a 羽根(突状部)
30 駆動ユニット(駆動部)
100 駆動モータ
110 ロータ
112 クラッチプレート
113 セレーション(第2被係合部)
200 翼軸(第1回転軸)
300 ドラム軸(第2回転軸)
400 遊星歯車機構
410 太陽歯車
420 内歯車
430 遊星歯車
440 遊星キャリア
500 軸受ユニット
520 クラッチプレート
522 セレーション(第1被係合部)
600 クラッチ機構部
610 クラッチ体
612 後部セレーション(第2係合部)
614 前部セレーション(第1係合部)
620 クラッチスプリング(弾性部材)
630 クラッチ駆動装置
631 駆動機
632 押圧レバー(押圧部材)
TR 伝達機構部
DM 移動機構部

Claims (7)

  1. 筐体内に配置された外槽と、
    前記外槽内に配置され、水平軸または水平方向に対して傾く傾斜軸を中心に回転可能なドラムと、
    前記ドラムの内周面に設けられるバッフルと、
    前記ドラムの後部に当該ドラムと同軸に回転するよう配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、
    前記ドラムおよび前記回転体を、同一方向に且つ前記回転体の回転速度が前記ドラムの回転速度より速くなるように回転させる駆動部と、を備える、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記駆動部は、前記外槽の後方に配置され、駆動モータと、当該駆動モータが発生したトルクを前記回転体および前記ドラムに伝達する伝達機構部と、を含み、
    前記伝達機構部は、
    前記駆動モータのトルクにより回転し、当該回転を前記回転体に伝達する第1回転軸と、
    前記第1回転軸の回転を減速する減速機構と、
    前記減速機構により減速された回転速度で前記第1回転軸と同軸に回転し、当該回転を前記ドラムに伝達する第2回転軸と、を含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
    前記第1回転軸は、前端部が前記回転体に連結されるとともに後端部が前記駆動モータのロータに連結され、
    前記減速機構は、太陽歯車と、当該太陽歯車を囲む環状の内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車の双方に噛み合い、前記太陽歯車の周りを公転する複数の遊星歯車と、これら遊星歯車の公転に伴って回転する遊星キャリアとを有する遊星歯車機構を含み、前記太陽歯車が、前記第1回転軸に設けられ、
    前記第2回転軸は、前記第1回転軸を内包し、前端部が前記ドラムに連結されるとともに後端部が前記遊星キャリアに連結される、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項3に記載のドラム式洗濯機において、
    前記駆動部は、クラッチ機構部を、さらに含み、
    前記クラッチ機構部は、前記内歯車を、回転できないように固定することにより、前記第1回転軸を前記ロータの回転速度と等しい回転速度で回転させ、前記第2回転軸を前記遊星歯車機構により減速された回転速度で回転させることが可能な第1の形態と、前記内歯車を前記ロータとともに回転させることにより、前記第1回転軸、前記第2回転軸および前記遊星歯車機構を前記ロータの回転速度と等しい回転速度で一体的に回転させることが可能な第2の形態との間で、前記駆動部の形態を切り替える、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項4に記載のドラム式洗濯機において、
    前記駆動部は、前記第2回転軸を回転自在に支持する軸受ユニットを、さらに含み、
    前記クラッチ機構部は、前記内歯車の外周を囲み、前記内歯車に対して前後方向への移動が許容され且つ周方向への回動が規制される筒状のクラッチ体と、当該クラッチ体を前後方向に移動させる移動機構部とを含み、
    前記クラッチ体の前端部および後端部には、それぞれ、第1係合部および第2係合部が設けられるとともに、前記軸受ユニットおよび前記ロータには、それぞれ、第1被係合部および第2被係合部が設けられ、
    前記クラッチ体が前記移動機構部により前方に移動され前記第1係合部が前記第1被係合部に係合すると、前記軸受ユニットに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記内歯車が、回転できないよう固定され、
    前記クラッチ体が前記移動機構部により後方に移動され前記第2係合部が前記第2被係合部に係合すると、前記ロータに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記内歯車が前記ロータとともに回転可能となる、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 請求項5に記載のドラム式洗濯機において、
    前記クラッチ体の後部が前記駆動モータの内部に収容されるように、前記クラッチ体が前記軸受ユニットと前記駆動モータとの間に配置される、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  7. 請求項5または6に記載のドラム式洗濯機において、
    前記移動機構部は、
    前記クラッチ体と前記遊星歯車機構との間に介在され、前記クラッチ体を弾性力により後方へ移動させて、前記第2係合部を前記第2被係合部に係合させる弾性部材と、
    前記クラッチ体を押すことにより前記クラッチ体を前方に移動させて、前記第1係合部を前記第1被係合部に係合させるとともに、前記第2係合部が前記第2被係合部に係合する状態では、前記クラッチ体と離れる押圧部材と、を含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
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