JP2015166662A - 空気調和機 - Google Patents

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隆之 柳生
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Abstract

【課題】 風量減少を抑えてスムーズに風を吹き出すことが可能な空気調和機を提供することを目的とする。【解決手段】 吸込口101及び吹出口102を有するキャビネット103と、吹出口102において左右方向Xに伸びる回動軸104回りに回動可能に設けられ、吹出口102から吹き出す風の上下方向の風向を変更する横ルーバ105と、キャビネット103内に形成された、吸込口101から吹出口102に至る通風路106と、通風路106内に配置された送風ファン108と、通風路106内において、送風ファン108よりも下流域で吹出口102に至る通風路壁とを備えた空気調和機であって、通風路壁の上壁109に、風向変更を補助する補助フラップ111が取り付けられ、補助フラップ111は、上壁109に固定される基部113と、基部113に対して送風方向下流側に連設される羽根部114とからなり、羽根部114が湾曲可能に形成された構成とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、吹出口から下方に向けて風を吹き出す下方吹出し時において、ロスが少なくかつスムーズに風を吹き出すことが可能な空気調和機に関する。
従来、空気調和機の暖房運転などの際に、調和空気を効率よく下方に吹き出させるために、特許文献1に示すように、吹出通路の上側に回動自在に支持され、下面が吹出通路上側の一部を形成するディフューザを備えた構成が知られている。上記構成の空気調和機では、下方吹出し時に、ディフューザと水平フラップとをともに下方に向けて吹き出すことにより、風量の減少を抑えて上下方向の風向を効果的に偏向することができるとされている。
特開2010−121878号公報
しかしながら、実際には、特許文献1においては、回動するディフューザと吹出通路の上側との間に隙間が生じ、そこから風が漏れることで風量が減少するといった不都合が生じていた。さらに、ディフューザの設置位置が吹出口近傍であり、その位置で下向きに回動させるため、ディフューザの前後で風向が急激に変化することになり、風の流れが乱れて風量が減少するといった問題もあった。
そこで、本発明においては、上記に鑑みて、風量減少を抑えてスムーズに風を吹き出すことが可能な空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、吸込口及び吹出口を有するキャビネットと、前記吹出口において左右方向に伸びる回動軸回りに回動可能に設けられ、前記吹出口から吹き出す風の上下方向の風向を変更する風向変更装置と、前記キャビネット内に形成された、吸込口から吹出口に至る通風路と、前記通風路内に配置された送風ファンと、前記通風路内において、前記送風ファンよりも下流域で前記吹出口に至る通風路壁とを備えた空気調和機であって、前記通風壁の上壁に、風向変更を補助する補助フラップが取り付けられ、前記補助フラップは、前記通風路の上壁に固定される基部と、前記基部の送風方向下流側に配置される羽根部とからなり、前記羽根部が湾曲可能に形成された構成とした。
上記構成によれば、補助フラップは回動させるのではなく、フラップの基部を通風路の上壁に固定したため、通風路上壁と補助フラップとの間に隙間が生じない。また、風向変更装置を駆動させて吹出口から風を下方に吹き出す下方吹出し時に、補助フラップの羽根部を下向きに湾曲させることによって、送風方向を下向きにスムーズに変換することが可能となる。これにより、風量減少を抑えてスムーズに風を下方に吹き出すことが可能となる。
上述のように、本発明によれば、吹出口に至る通風路の上壁に、基部と羽根部とからなる補助フラップの基部を固定し、羽根部を湾曲させて風を下方に導くようにしたため、風量減少を抑えてスムーズに風を吹き出すことが可能な空気調和機を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態を示す室内機(吹出口閉鎖状態)の断面図 図1において室内機が下方吹出しの状態を示す断面図 図2の部分拡大図 補助フラップがフラットな状態を示す模式図 補助フラップを下方へ湾曲させた状態を示す模式図 補助フラップが下向き姿勢をとった状態を示す斜視図 左右で別姿勢をとる補助フラップを示す斜視図 第2実施形態において第1の姿勢をとる補助フラップを示す斜視図 第2実施形態において第2の姿勢をとる補助フラップを示す斜視図 第2実施形態において第3の姿勢をとる補助フラップを示す斜視図 本発明の空気調和機の室内ユニットの正面図 (a)導風パネルが閉姿勢のときの室内ユニットの断面図、(b)下開きしたときの室内ユニットの断面図、(c)上開きしたときの室内ユニットの断面図 空気調和機の制御ブロック図 吹出ユニットの斜視図 駆動装置のケースの斜視図 内面側から見た駆動装置の分解斜視図 外面側から見た駆動装置の分解斜視図 (a)駆動部の外面側の側面図、(b)駆動部の内面側の側面図 運転停止時の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 上開きの開始時の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 導風パネルが上開きし始めたときの駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 上開き途中の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 上開き全開時の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 下開きの開始時の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 導風パネルが下開きし始めたときの駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 下開き途中の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 下開き全開時の駆動装置を示し、(a)アームの動きを示す図、(b)保持体の動きを示す図、(c)保持体のピンの動きを示す図 伝動装置を示す模式図
[第1実施形態]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る空気調和機の実施形態を示す室内機(吹出口閉鎖状態)の断面図であり、図2は、図1において室内機が下方吹出しの状態を示す断面図であり、図3は、図2の部分拡大図である。
図1〜3に示すように、室内機は、吸込口101及び吹出口102を有するキャビネット103と、吹出口102において左右方向に伸びる回動軸104回りに回動可能に設けられ、吹出口102から吹き出す風の上下方向の風向を変更する風向変更装置としての横ルーバ105と、キャビネット103内に形成された、吸込口101から吹出口102に至る通風路106と、通風路106内に配置された熱交換器107及び送風ファン108と、通風路106内において、送風ファン108よりも下流域で吹出口102に至る通風路壁とを備えている。
空気調和機は、室内機のほかに図示しない室外機を備え、圧縮機、室外熱交換器、四方弁、絞り装置及びファンが内装されている。室内機と室外機とが配管接続され、冷凍サイクルが形成される。空気調和機では、冷房、暖房、除湿などの空調運転が行われる
室内機のキャビネット103は、左右方向に長く形成され、その上面に、吸込口101が形成される。キャビネット103の前面下部から底面にかけての湾曲面に吹出口102が形成される。図中、矢印で示すように、送風方向Wの向きに、吸込口101から吹出口102に向かって通風路106内を風が通過する。なお、キャビネット103を正面から見て、幅方向を左右方向X、奥行き方向を前後方向Y、高さ方向を上下方向Zとする。
通風路壁は、通風路壁の上壁(以下、上壁と略する)109と、通風路壁の下壁(以下、下壁と略する)110を備えている。上壁109に凹部109aが形成され、凹部109aに風向変更を補助する補助フラップ111を収容するようにして取り付けられる。下壁110には縦ルーバ112が取り付けられる。補助フラップ111は、平板状に形成され、上壁109に固定される基部113と、基部113に対して送風方向Wの下流側に連設される羽根部114とを備え、羽根部114が湾曲可能に形成される。
羽根部114を湾曲可能とするには、補助フラップをポリプロピレンやポリエチレン等の軟質樹脂によって羽根部114が可撓性を有するように形成すればよい。羽根部114は、基部113よりも厚みを薄く形成してもよい。これにより羽根部114が湾曲するために必要な可撓性を適正に調整することができる。このように部位によって厚みを変えることにより部位ごとに可撓性(あるいは剛性)を容易にコントロールすることができる。
本実施形態において、基部113は上壁109に固定されているが、係合爪と爪受部との組み合わせ等により着脱可能とするのが好ましい。基部113を上壁109に対して着脱可能に設けることにより、補助フラップ111の掃除を容易に行なうことができる。
補助フラップ111は、送風方向Wの上流側の基部端縁が上壁109の送風方向W中央よりも上流側に位置するように形成するのが好ましい。より具体的には、図3に示すように、送風方向Wにおいて、上壁109の下流端(吹出口)から基部端縁までの距離をB、上壁109の上流端から基部端縁までの距離をCとし、上壁109の上流端から下流端までの全長をB+Cとする場合、B>Cとするのが好ましい。このように、できるだけ上流側で風向きの変更を開始することにより、容易にかつスムーズに風向きを下方に変更することができる。
室内機には、補助フラップ111の羽根部114の向きを変更する駆動機構が内装される。駆動機構は、羽根部において、左右方向Xの異なる位置に羽根部の向きを変更するように複数設けられる。駆動機構としては、羽根部114に接続して羽根部114を上下動させて補助フラップ111の向きを変更するものであればその構造は特に限定されない。
駆動機構の具体的構成として、たとえば、図4〜図5に示すように、中心軸回りに回動可能な円弧状のラック115と、ラック115に噛合するピニオン116とを備えたものを使用し、この駆動機構を補助フラップ111の左右2箇所に配置し、モータ117を駆動源として駆動させることができる。
図5に示すように、ピニオンを時計回りあるいは反時計回りに回転させることにより、ラック115の下端が上下動する。ラック115の下端は羽根部114の先端部に回転可能に連結されており、ラックの上下動にあわせて羽根部114はフラットな状態から先端部が下向きに湾曲した状態まで羽根部の向きを変更することができる。
駆動機構としては、ピニオンとラックを組み合わせて使用しているが、このほかにも、たとえば、送りねじと送りナットを用い、送りねじを回転させることで上下動する送りナットに羽根部114を連結することも可能である。
本実施形態では、各駆動機構のピニオン116は、異なる駆動源(モータ)によって互いに独立して駆動させている。ただ、これに限らず、各駆動機構のピニオン116を一つの動力源によって同一回転軸上に設けられた2つの駆動ギアを介して駆動させることも可能である。
上記構成の駆動機構を搭載した空気調和機は、運転停止時や吹出口から水平方向に向けて風を吹き出す水平方向吹出し時には、補助フラップ111を上壁109の凹部109a内に平板状のまま収容し、補助フラップ111は上壁109の一部を構成する。一方、下方吹出し時には、図6に示すように、左右の駆動機構を駆動させて羽根部114を下向きに湾曲させる。
なお、補助フラップ111は左右方向Xに長い矩形形状に形成されており、羽根部114も同様に左右方向Xに長い矩形形状に形成される。したがって、羽根部114の左右2箇所で駆動機構により羽根部114を押し下げた場合に、駆動機構によって押された部分のみ下方に撓むおそれがある。このような場合には、ラックの下端が連結される羽根部114の先端部分に左右全幅にわたって金属板等の剛性を有する補強板を取り付けることで羽根部114を左右方向に同じ程度に湾曲させることができる。補強板を取り付ける代わりに羽根部114の先端部分の厚みを厚くして剛性を高めてもよい。
本実施形態では、左右の各駆動機構を別箇のモータで駆動させる。これにより、図6のように、左右両側とも同じように下方吹出しとすることができるのはもちろんのこと、たとえば、図7に示すように、左右方向の左側は水平方向に風を吹き出させ、右側は下方に風を吹き出させて、左側から右側にかけては風向きを水平方向から下向きに徐々に変化させることが可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態では駆動機構を左右2カ所に設けていたが、本実施形態では羽根部114の先端部において、左右方向に間隔をおいて3カ所設け、各駆動機構を、それぞれ異なる動力源によって互いに独立して駆動するようにした点が特徴とされており、その他の基本的な構成は第1実施形態と同じとされる。
具体的に、駆動機構は羽根部114の先端部において、左側、中央、右側の3カ所に設けられる。なお、本実施形態においては、羽根部114の先端部は十分な可撓性を有する状態とし、補強板を取付けたり、肉厚に形成するなどして剛性を高める措置はとらない。
上記構成においては、羽根部114の左側、中央、右側の各箇所において、それぞれの部分の羽根部114を任意の方向に向けることが可能となる。例えば、図8に示すように、羽根部114の左側及び中央に配置した駆動機構を水平方向吹出しとし、右側に配置した駆動機構を下方吹出しとする第1の姿勢をとることができる。このようにすれば、吹出口の中央から左側は水平方向吹出しとなり、吹出口中央から右側は、右側にいくほど水平方向吹出しから下方吹出しになるように、徐々に吹出し方向を変化させることができる。
また、図9に示すように、羽根部114の左側及び右側に配置した駆動機構を下方吹出しとし、中央に配置した駆動機構を水平方向吹出しとする第2の姿勢をとることもできる。このようにすれば、室内機の正面に立った利用者をちょうどまわりから包み込むように風を吹き出すことができる。
さらにまた、図10に示すように、羽根部114の左側及び右側に配置した駆動機構を水平方向吹出しとし、中央に配置した駆動機構を下方吹出しとする第3の姿勢をとることもできる。このようにすれば、室内機の正面に立った利用者に直接風が当たるのを回避しつつ、部屋全体に風を吹き出すことができる。
[第3実施形態]
本実施形態に係る発明は、風向変更装置として2軸回りに回動可能な導風パネルを有する空気調和機に関するものである。一般的な空気調和機は、風向変更装置として、吹出口前方に、キャビネット左右方向に平行な回動軸回りに回転可能な横ルーバを備えた構成とされる。しかしながら、回動軸が1軸であるため、風向角度が限定され、効果的な気流制御を行なう上で制約があった。
このような問題を解決する空気調和機として、特開2013−47580号に記載されているように、吹出口の前方に設置された導風パネルを異なる2つの回動軸回りに回動可能とする駆動装置を吹出口の左右2箇所に備えた空気調和機が提案されている。
しかしながら、上記構成においては、導風パネルを回動させるためのアームを駆動させる駆動源が左右2つ必要とされ、コストアップにつながるとともに、左右の駆動装置を同期させて駆動させるために複雑な制御が必要とされていた。そこで、本実施形態においては、導風パネルを異なる2つの回動軸回りに回動可能とする駆動装置を備えた空気調和機において、駆動装置の小型化・省スペース化を図ることが可能で、駆動装置の制御が容易でコスト低減が可能な空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口を有するキャビネットと、上軸及び下軸を有し、前記吹出口の前方に設置された導風パネルと、前記上軸及び下軸のいずれか一軸を中心として前記導風パネルを上下両開き可能とする駆動装置とを備え、前記駆動装置は、一つの動力源によって駆動することを特徴とする。
上記構成によれば、動力源を一つにしたため、駆動装置の小型化・省スペース化を図ることが可能となり、駆動装置の制御が容易でコスト低減が可能な空気調和機を得ることができる。
本実施形態の空気調和機の室内ユニットを図11,12に示す。室内ユニットは、熱交換器1および室内ファン2を備え、これらがキャビネット3に内装されている。キャビネット3の上面に吸込口4が形成され、キャビネット3の前面から底面にかけて湾曲面が形成され、湾曲面に吹出口5が形成される。
キャビネット3の内部には、吸込口4から吹出口5に至る空気通路6が形成され、この空気通路6に熱交換器1と室内ファン2とが配設される。吸込口4と熱交換器1との間に、フィルタが配され、吸込口4から吸込んだ室内の空気から塵埃がフィルタにより除去される。
キャビネット3には、吹出口5を開閉する導風パネル10が設けられる。導風パネル10は、上下両開き可能とされ、キャビネット3に開閉自在に支持される。
導風パネル10は、上軸及び下軸を有しており、上下の軸を中心にして、異なる方向に回動することにより、上下いずれかの方向に開く。図12(b)に示すように、暖房運転時には導風パネル10は上軸11周りに下開きする。この下開き姿勢のとき、導風パネル10は、吹出口5の前方を遮蔽し、前方に向かって吹き出される温風を押さえ込み、温風を床面方向に導く。なお、急速冷房運転時にも、導風パネル10は下開き姿勢とされ、冷風が床面方向に吹き出され、急速冷房が行われる。
図12(c)に示すように、導風パネル10は、冷房運転時には下軸12周りに上開きする。この上開き姿勢のとき、導風パネル10は、冷風を斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出す。図12(a)に示すように、導風パネル10は、運転停止時には閉姿勢となり、吹出口5を覆って、キャビネット3と一体化する。
空気調和機では、室内ユニットに対して図示しない室外ユニットが室外に設置されている。室外ユニットには、圧縮機、熱交換器、四方弁、室外ファン等が内装され、これらと室内側の熱交換器1とによって冷凍サイクル13が形成される。そして、図13に示すように、冷凍サイクル13を制御する制御装置14が室内ユニットに設けられる。マイコンからなる制御装置14は、ユーザの指示および室温や外気温を検出する温度センサ等の各種のセンサ15の検出信号に基づいて、冷凍サイクル13を制御し、冷暖房運転を行う。このとき、制御装置14は、冷暖房運転に応じて導風パネル10を開閉するための駆動装置16を制御し、導風パネル10を開閉する。
キャビネット3は、後側の背面板17と、左右の側面カバーと、前側の前面パネル18とによって左右方向に横長の箱状に形成される。キャビネット3に、吹出口5を形成するための吹出ユニット20が設けられる。前面パネル18は、キャビネット3の前側の上部に位置し、前面パネル3と左右の側面カバーとに囲まれた前側の下部から底面にかけての空間に、吹出ユニット20が内装される。吹出ユニット20は、背面板17にねじ等によって取り付けられる。
図14に示すように、吹出ユニット20は、上下左右の壁によって筒状に形成される。吹出ユニット20の前側が吹出口5となり、内部の空間が空気通路6に連通される。吹出ユニット20の上壁21は、後側部分ではほぼ水平とされ、前側部分では、斜め上に向かって折れ曲がり、斜め上に向かって傾斜した前壁22につながる。下壁23は、後側から前側に向かって下がるように傾斜している。左右の側壁24は、垂直であり、前縁が湾曲している。
吹出ユニット20の前面は、前面パネル18の前面や側面カバーの前面よりも少し後側に位置する。吹出ユニット20の前方に、キャビネット3の前面から底面にかけて一段低くなった凹部が形成される。この凹部に、導風パネル10が配される。導風パネル10は、左右方向において吹出ユニット20より大きく形成され、導風パネル10は、吹出ユニット20の前方に位置して、吹出ユニット20および左右の側面カバーを覆う。
ここで、吹出口5の開口縁は、上壁21と前壁22との境界、下壁23の前縁および左右の側壁24の前縁によって形成される。上壁21と前壁22との境界は、水平方向から斜め上方向に変曲する箇所にある左右方向に平行な折れ目とされる。なお、吹出ユニット20には、風向板25が設けられる。風向板25は、左右方向に角度を変えて、左右方向の風向きを変える。また、吹出ユニット20に、イオン発生ユニット26が装着されている。
導風パネル10が開いたとき、導風パネル10が吹出口5の近傍にあると、導風パネル10を吹出口5の一部として利用でき、効率のよい送風を行える。そこで、導風パネル10を送風の効率化に活用できるように、駆動装置16は、導風パネル10を移動させながら開閉する。
図15〜17に示すように、駆動装置16は、導風パネル10を開くために導風パネル10を前方に向かって移動させるパネル移動部27と、上軸11を保持し、上軸11を吹出口5に近づくように移動させる軸移動部28と、下軸12を保持する下軸保持体29とを有している。図11に示すように、駆動装置16は、左右一対に設けられ、キャビネット3の左右両側に内装される。駆動装置16は、吹出口5よりも外側に配される。
閉姿勢の導風パネル10は、吹出口5を覆い、導風パネル10の上側の端縁は吹出ユニット20の前壁22の斜め下に位置している。このとき、上軸11は、吹出口5よりも前側上部の離れた位置にある。下軸12は、吹出口5の開口縁の近傍に位置している。
上軸11を中心にして導風パネル10が開閉するとき、パネル移動部27が導風パネル10を移動させるとともに、下軸保持体29は下軸12の保持を解除し、軸移動部28は上軸11を保持したまま上軸11を移動させる。上軸11が吹出口5に近づき、導風パネル10は吹出口5に近づきながら開く。下軸12を中心にして導風パネル10が開閉するとき、パネル移動部27が導風パネル10を移動させるとともに、下軸保持体29が下軸12を保持したまま、軸移動部28は上軸11の保持を解除する。下軸12は移動せずに、導風パネル10は開く。
導風パネル10が上軸11を中心にして下開きしたとき、導風パネル10の上側の端縁は吹出口5の開口縁に近接した位置にくる。導風パネル10が上開きしたとき、導風パネル10の下側の端縁は吹出口5の近傍にあり、下側の端縁の位置はほとんど変わらない。
導風パネル10は、湾曲した1枚のパネルによって形成され、キャビネット3の凹部を覆う。閉姿勢の導風パネル10は、キャビネット3の湾曲面を構成する。導風パネル10の幅は、キャビネット3の幅と同寸とされ、吹出口5の幅より大とされる。
図16,17に示すように、導風パネル10の内面の左右方向の両側には、支持材30が設けられる。導風パネル10は、支持材30に着脱自在に取り付けられる。支持材30にアーム31が回動自在に取り付けられ、アーム31はキャビネット3に支持されている。すなわち、導風パネル10は、アーム31を介してキャビネット3に取り付けられ、かつキャビネット3に着脱可能とされる。
上下軸11、12は、導風パネル10側に設けられる。上軸11は支持材30の前側に設けられ、導風パネル10の上側の端縁の近くに位置する。下軸12は支持材30の後側に設けられ、導風パネル10の下側の端縁の近くに位置する。上下軸11,12は、左右方向に平行に配置され、支持材30から離れるように両端が支持される。上下軸11、12は、前後左右方向において、吹出口5よりも外側に位置し、かつ吹出口5よりも前方に位置する。そのため、上下軸11、12は、吹出口5から吹き出される風の流れを邪魔することはない。
なお、支持材30を導風パネル10に一体化してもよい。アーム31は、導風パネル10に直接取り付けられる。この場合、アーム31を導風パネル10に着脱可能に取り付けることにより、導風パネル10はキャビネット3に対して着脱可能となる。
駆動装置16は、ケース32に内装され、ユニット化される。ケース26がキャビネット3にねじ等により取り付けられる。ケース32は、左右一対の内ケース32a、外ケース32bによって2分割可能に形成される。内ケース32aがキャビネット3の内面側に位置し、外ケース32bが外面側に位置する。キャビネット3の内面側は、左右方向において吹出口5に面する側であり、外面側は、キャビネット3の左右の側面カバーに面する側である。
ケース32の前側下部の湾曲面が導風パネル10に対向し、この湾曲面にアーム31が出入りする開口33が形成されている。導風パネル10に連結されたアーム31は、ケース32の開口33を通ってキャビネット3から出没する。
パネル移動部27は、導風パネル10に取り付けられたアーム31と、アーム31を移動自在に支持する移動体35と、アーム31がキャビネット3から出没するように移動体35を移動させる駆動部36とを有する。
駆動部36は、動力源であるモータ37によって回転駆動される駆動ギアとされ、外ケース32bに形成された固定軸38に回転自在に支持される。モータ37は、駆動装置の外ケース32bの外部に設置され、図28に示すように、モータ37の動力を各駆動装置16,16に伝える伝動装置が設けられる。具体的には、図28に示すように、伝動装置として、一つのモータ37と、このモータ37によって回転する回転軸63と、同一の回転軸63上に設けられた2つの伝動部64,64とを備える。
モータ37は、回転軸63の一端部に設けられ、一対の駆動装置16,16のいずれか一方の近傍に設置される。そして、回転軸63が上壁21の上側あるいは下壁23の下側に配設される。上記構成により、動力源が一つで済むことからコスト削減が可能となるとともに、駆動装置16とモータ37を切り離して設置することで装置の小型化・省スペース化を図ることができる。
なお、一つのモータ37によって2つの駆動装置16,16を駆動させるにあたってはパワー不足が懸念される場合もある。そのような場合には、図28に示すように、伝動部64とギア39との間に変速部65を介在させることも可能である。これにより、動力源が一つの場合でも駆動装置に十分な動力を供給することができる。本実施形態では、伝動部として伝動ギア63が用いられ、変速部として変速ギアが用いられているが、これ以外にもベルトとスプロケットの組み合わせ等を用いることもできる。
上述のごとく、モータ37の動力は、伝動部64、変速部65を経てギア39につたえられる。ギア39は、駆動部36の外周に形成されたギアと噛み合う。モータ37が駆動すると、駆動部36が回転する。モータ37は正逆回転可能とされ、導風パネル10の開く方向に応じてモータ37が駆動され、駆動部36は正回転あるいは逆回転する。左右の駆動部36は、同期して回転される。ここで、駆動部36に対して正面から見たとき、前側に向かって回転する方向を正方向とし、後側に向かって回転する方向を逆方向とする。導風パネル10が下開きするとき、駆動部36は逆方向に回転し、上開きするとき、駆動部36は正方向に回転する。
図18に示すように、駆動部36の内面側に、直線溝40が形成されている。直線溝40は、固定軸38を跨いで半径方向に形成される。移動体35が直線溝40にスライド可能に嵌められる。直線溝40に、固定軸38が嵌まる軸受41が突設され、移動体35の中央に、軸受41が通る孔42が形成される。移動体35が直線溝40に嵌め込まれ、キャップ43が軸受41内の固定軸38に取り付けられることにより、移動体35は、駆動部36から外れないように押え込まれる。直線溝40の一側は他側より低くなっており、され、移動体35の一側が駆動部36から外側にはみ出すことが可能とされる。なお、直線溝40の一側には、段差が設けられており、移動体35が段差に当たって、移動体35が直線溝40から抜け出さないようになっている。
移動体35の一側にアーム軸45が突設され、アーム軸45がアーム31の後側に形成された軸孔46に嵌め込まれる。アーム31の前側が、支持材30に軸ピン47を介して回転自在に取り付けられる。アーム31は、移動体35に回転自在に支持される。すなわち、アーム31は、間接的にキャビネット3に移動可能に支持される。
そして、導風パネル10の開閉に応じてアーム31の突出を調節するために、アーム31の移動を規制するアーム案内部48が設けられる。図17に示すように、アーム案内部は、アーム軸45を案内するガイド溝である。アーム案内部48は、内ケース32aの内面に形成され、アーム31を貫通したアーム軸45がアーム案内部48に移動可能に保持される。
アーム案内部48は、上開き時にアーム31を案内する上ガイドと下開き時にアーム31を案内する下ガイドとからなる。導風パネル10が開くとき、駆動部36の回転に伴って移動体35が円周方向に移動すると、上ガイドあるいは下ガイドに沿ってアーム31の後側が移動し、移動体35が直線溝40に沿って半径方向にスライドする。なお、アーム31の前側は移動しない。続いて、移動体35が円周方向に移動しながらスライドし、アーム31全体がキャビネット3の前方に向かって移動する。導風パネル10が閉じるときには、移動体35およびアーム31はこれとは逆の動きをする。
アーム案内部48は、略C形の溝であって、曲線状の3つの溝によって構成される。曲率が小さい中間溝50を挟んで曲率の大きい上溝51および下溝52が配され、3つの溝によって1つのガイド溝が形成される。中間溝50の上半分と上溝51とにより上ガイドが形成され、中間溝50の下半分と下溝52とにより下ガイドが形成される。下溝52は、上溝51よりも固定軸38の中心からの距離が長くなるように形成される。
そして、中間溝50内に上ガイドと下ガイドとの分岐点が位置し、この位置がアーム31の停止位置とされる。アーム31の後側が停止位置にあるとき、導風パネル10は閉姿勢にある。
上ガイドにおいて、中間溝50の区間が、導風パネル10を閉じたまま上軸11の保持あるいは解除するときの着脱区間とされ、上溝51の区間が、導風パネル10を開閉する開閉区間とされる。下ガイドも同様に、中間溝50の区間が、導風パネル10を閉じたまま下軸12の保持あるいは解除するときの着脱区間とされ、下溝52の区間が、導風パネル10を開閉する開閉区間とされる。
着脱区間では、アーム軸45は中間溝50を移動し、アーム31の後側がアーム31の前側の支軸47を中心した円弧上を移動する。そのため、アーム31の移動が規制され、アーム31の前側はケース32の開口33から突出しない。開閉区間では、アーム軸45は上溝51あるいは下溝52を移動する。上溝51および下溝52はケース32の前面に近づくように形成されているので、導風パネル10が開くときには、アーム軸45は前方に向かって移動し、アーム31はケース32から徐々に突出する。導風パネル10が閉じるときには、逆にアーム軸45が後方に向かって移動し、アーム31はケース32内に徐々に戻っていく。
図16に示すように、下軸保持体29は、内ケース32aに突設された支軸55に回転自在に支持される。下軸保持体29は、下軸12を引っ掛けて保持する爪56を有し、爪56と一体的にレバー57が形成されている。爪56はケース32から突出しており、爪56に対向するように、ケース32に突片58が形成される。下軸12が爪56と突片58とに挟まれることにより、下軸12が保持される。爪56が突片48から離れると、下軸12の保持が解除される。
下軸保持体29は、駆動部36によって移動され、爪56が突片58に対して近接離間する。爪56が突片58に近接したとき、下軸12を保持し、爪56が突片58から離れたとき、保持が解除される。図17,18に示すように、駆動部36に、下軸保持体29を移動させるための板カム59が一体的に設けられる。板カム59は、駆動部36の外面側に形成される。レバー57を板カム59に押し付けるためのばね60が設けられる。ばね60の一端が外ケース32bに取り付けられ、ばね60の他端が下軸保持体29に取り付けられる。
板カム59には、大円部61と小円部62とが形成される。下軸保持体29のレバー57が大円部61に接触しているとき、駆動部36が回転しても、下軸保持体29は移動しない。下軸保持体29は、下軸12を保持した状態を維持する。レバー57が小円部62に接触すると、駆動部36の回転に伴って下軸保持体29は支軸55周りに回転し、爪56が突片58に対して近づいたり、離れたりする。このとき、下軸12の保持が解除される。
軸移動部28は、上軸11を挟んで保持する一対の第1上軸保持体70および第2上軸保持体71を有する。第1、第2上軸保持体70、71は、互いに独立して移動可能とされる。第1上軸保持体70および第2上軸保持体71は、駆動部36よりも外面側に配され、外ケース32bに突設された保持軸72に回転自在に支持される。第1上軸保持体70と第2上軸保持体71とは、左右方向に並べて配置される。各上軸保持体70、71を固定軸38が貫通しており、各上軸保持体70、71が移動しても固定軸38に接触しないように、各上軸保持体70、71に固定軸38が貫通する抜け孔73が形成されている。
第1上軸保持体70および第2上軸保持体71は、上軸11を挟むためのフック70a,71aをそれぞれ有し、第1上軸保持体70のフック70aは第2上軸保持体71のフック71aよりも下方に位置する。ケース32の湾曲面に長孔74が形成され、各フック70a,71aは、長孔74を通じてケース32から突出するとともに、吹出口5に向かって移動可能とされる。また、第2上軸保持体71に、長孔74を塞ぐシャッター75が形成され、各フック70a,71aが吹出口5に近づくように各上軸保持体70,71が移動したとき、シャッター75が長孔74を塞ぐ位置に移動する。なお、各フック70a,71aが上軸11を保持する位置にあるとき、長孔74は第2上軸保持体71の外周面によって塞がれる。
第1上軸保持体70のフック70aが第2上軸保持体71のフック71aに対して近接離間することにより、上軸11の保持と保持の解除が行われる。また、両フック70a,71aが上軸11を挟んで保持したまま、両上軸保持体70,71が一体的に移動することにより、上軸11が保持軸72を中心とする円周上を移動する。
軸移動部28は駆動部36に接続され、駆動部36は軸移動部28を吹出口5に向かって移動させる。軸移動部28が移動するとき、導風パネル10の開閉する方向に応じて各上軸保持体70、71の移動を案内する軸案内部が設けられる。
図16〜18に示すように、軸案内部は、溝カム80と、第1上軸保持体70および第2上軸保持体71に設けられたピン70b、71bとから構成される。溝カム80は駆動部36に設けられ、板カム59の外側面に形成される。第1上軸保持体70と左右方向に並んだ第2上軸保持体71に、第1上軸保持体70のピン70bを通すためのピン孔81が形成されている。第1上軸保持体70および第2上軸保持体71のピン70b、71bが溝カム80に嵌まる。駆動部36の回転により、ピン70b、71bは溝カム80に沿って駆動部36における半径方向に移動する。このピン70b、71bの移動により、各上軸保持体70、71は保持軸72周りに回動して移動する。
溝カム80は、上開き時に両ピン70b、71bを案内する第1溝82と下開き時に両ピン70b、71bを案内する第2溝83とからなる。溝カム80は連続した1つの溝により形成され、第1、第2上軸保持体70、71により上軸11を保持しているときにピン70b、71bが位置する始点Sを境にして、第1溝82と第2溝83とに分かれる。第2溝83は、始点Sから上側に向かって延びた1本の溝とされ、固定軸38から徐々に離れる曲線状に形成される。第1溝82は、始点Sから下側に向かって延び、固定軸38を中心とする円周上に形成された溝とされ、始点S近傍で固定軸38から離れた分岐溝84を有する。第2上軸保持体71のピン71bは円周上の溝を通り、第1上軸保持体70のピン70bは、分岐溝84を経て円周上の溝を通る。
各上軸保持体70、71のピン70b、71bが同じ溝を通るとき、各上軸保持体70、71の動きは同じとなる。第1上軸保持体70のピン70bが分岐溝84を通るとき、第1上軸保持体70と第2上軸保持体71とは異なる動きをする。すなわち、第1上軸保持体70のフック70aが第2上軸保持体71のフック71aに対して近接離間する。
導風パネル10が閉姿勢のとき、両ピン70b,71bは溝カム80の始点Sに位置する。導風パネル10が下開きするとき、駆動部36の回転に伴って移動体35が回転すると、第2溝83に沿って両ピン70b,71bが一体となって固定軸38から遠ざかる方向、すなわち吹出口5に近づく方向に移動する。各上軸保持体70,71は保持軸72周りに後側に向かう方向(逆方向)に回動し、各上軸保持体70、71のフック70a,71aは閉じたまま吹出口5に近づくように移動する。
導風パネル10が上開きするとき、駆動部36の回転に伴って移動体35が回転すると、第1溝82に沿って両ピン70b,71bが一旦離れて再び近づき、その後両ピン70b,71bは一体になったまま移動しない。各上軸保持体70,71のフック70a,71aは開いて、再び閉じる。各フック70a,71aは、吹出口5には近づくようには移動しない。導風パネル10が閉じるときには、各ピン70b,71bの移動に応じて、各上軸保持体70,71はこれとは逆の動きをする。
駆動装置16では、パネル移動部27、軸移動部28および下軸保持体29が1つの駆動部36によって動作する。運転が開始されると、制御装置14はモータ37を制御する。駆動部36は、所定の制御シーケンスにしたがって動作する。軸移動部28あるいは下軸保持体29が動作すると、上下の軸11、12のうち一方の軸の保持が解除される。パネル移動部27が動作すると、アーム31がキャビネット3の前方に向かって移動して、導風パネル10が開く。軸移動部28が動作すると、上軸11が移動し、導風パネル10の上軸側の端縁が吹出口5の開口縁に近づく。
導風パネル10が閉じるときは、上記と逆の方向にアーム31が移動し、導風パネル10が閉姿勢になった後、一方の軸が保持される。そして、アーム31が停止位置にきたとき、モータ37の駆動が停止される。
ここで、駆動装置16は、アーム31の位置を検出する検知スイッチ85を備えている。板カム59に凸部86が形成され、アーム31が停止位置に到達したとき、検知スイッチ85は凸部86に接触する。すると、検知スイッチ85はオンして、制御装置14に検知信号を出力する。制御装置14は、この検知信号に基づいて導風パネル10が閉姿勢になったと判断し、運転を停止する。
次に、制御シーケンスにしたがって導風パネル10が開閉するときの駆動装置16の動きを説明する。導風パネル10が上開きする場合の駆動装置16の動きを図19〜21に示す。運転が停止しているとき、図19に示すように、駆動装置16は停止状態にある。すなわち、導風パネル10は閉姿勢にある。第1上軸保持体70および第2上軸保持体71は上軸11を保持し、下軸保持体29は下軸12を保持している。アーム31は停止位置にある。ここで、冷房運転の指示があると、制御装置14は、駆動装置16の動作を開始させ、駆動部36が正方向に回転するようにモータ37を駆動制御する。
図20に示すように、モータ37の駆動により、駆動部36は正方向に回転する。第1、第2上軸保持体70、71のピン70b,71bは第1溝82を通り、第1上軸保持体70のピン70bが分岐溝84に入ると、第1上軸保持体70が回動する。第2上軸保持体71は回動しない。第2上軸保持体71のフック71aは移動せず、第1上軸保持体70のフック70aが第2上軸保持体71のフック71aから離れる。下軸保持体29のレバー57は板カム59の大円部61に接触し、下軸保持体29は移動しないので、下軸12は保持されたままである。アーム軸45は上ガイドの中間溝50を通る。アーム31の後側は移動するが、アーム31の前側は移動しない。導風パネル10は、閉姿勢を維持している。
図21に示すように、アーム軸45が上溝51に入ると、アーム31が前方に移動し始める。第1上軸保持体70のピン70bは分岐溝84にあり、第1上軸保持体70のフック70aと第2上軸保持体71のフック71aとは離れ、上軸11の保持が解除される。下軸12は保持されたままである。アーム31の前方への移動に伴って、導風パネル10が下軸12を中心にして開き始める。
図22に示すように、アーム軸45は上溝51を通り、アーム31はキャビネット3から徐々に突出する。導風パネル10の開き角度が大きくなる。第1上軸保持体70のピン70bは第2上軸保持体71のピン71bとともに第1溝82に入る。第1上軸保持体70のフック70aが第2上軸保持体71のフック71aに近づき、両フック70a,70aは閉じた状態になる。このように、導風パネル10が上開きしているときに両フック70a,71aが閉じることにより、フック70a,71aに衝撃が加わったとしても、フック70a,71aの損傷を防げる。
図23に示すように、導風パネル10の開き角度が最大になると、制御装置14はモータ37を停止させる。制御装置14は、モータ37の回転角をカウントしており、所定の回転角に達したとき、導風パネル10が全開したと判断し、モータ37は停止する。このとき、アーム軸45が上溝51の終端の手前に位置したときに、駆動部36の回転は停止する。全開の導風パネル10に上から外力がかかった場合、アーム軸45は上溝51の終端まで移動可能であるので、導風パネル10はさらに開く。このように導風パネル10が開くことにより、外力の影響を排除でき、駆動装置16の各部には負荷がかからない。
導風パネル10が開くと、制御装置14は、冷凍サイクル13を制御して、指示された運転を行う。風が吹出口5から導風パネル10により導かれて、水平に遠くまで吹き出す。
ここで、導風パネル10が上開きしたとき、導風パネル10の下軸側の端縁は、吹出口5の開口縁の近傍に位置して、導風パネル10は、吹出口5の下壁23に連なって、吹出口5の一部となる。このとき、導風パネル10の端縁は下軸12周りに移動するので、導風パネル10を吹出口5の下壁23に接触させることはできない。
図12(c)に示すように、導風パネル10が開くときに導風パネル10の端縁が移動できるように、導風パネル10の端縁と吹出口5の下壁23との間に隙間Aが形成される。そして、導風パネル10の端縁は、吹出口5の下壁23よりも少し下がった位置にする。導風パネル10の内面と吹出口5の下壁23とには段差ができる。導風パネル10の熱膨張や移動時の遊びが生じても、段差を設けることにより、導風パネル10が吹出口5の下壁23よりも上方に位置することはない。そのため、導風パネル10が風の流れを阻害することを防ぎ、常にスムーズな風の流れが得られる。
また、吹出口5を流れる空気の風圧により、隙間Aからキャビネット3の外部の空気が吸い込まれる。導風パネル10が上開きのとき、吹出口5から冷風が吹き出されるが、冷気が隙間Aから漏れることはない。冷気による導風パネル10の外面への発露を防げる。
運転停止の指示があると、制御装置14は、モータ37を駆動して、駆動部36を逆方向に回転させる。アーム31が後方に向かって移動し、導風パネル10が閉じ始める。図21に示すように、導風パネル10が閉姿勢になる前に、閉じていたフック70a,71aが開く。図20に示すように、導風パネル10が閉姿勢になった後、第1上軸保持体70のフック70aが移動して、第1、第2上軸保持体70,71の両フック70a,71aが上軸11を挟んで保持する。アーム31の後側が停止位置に達すると、検知スイッチ85がオンし、制御装置14は、モータ37を停止させ、運転を停止する。
駆動装置16が図19に示す停止状態にあるときに、暖房運転あるいは急速冷房運転の指示が行われると、制御装置14は、運転を開始し、駆動部36が逆方向に回転するようにモータ37を駆動制御する。図24に示すように、モータ37の駆動により、駆動部36は逆方向に回転する。板カム59の大円部61に接触していた下軸保持体29のレバー57は、小円部62に接触する。下軸保持体29が移動し、下軸保持体29の爪56が突片58から離れる。下軸12の保持が解除される。第1、第2上軸保持体70,71のピン70b,71bは第2溝83を通る。上軸11は保持されたままである。下軸12の保持が解除されたとき、第1、第2上軸保持体70,71はまだ回動しない。アーム軸45は下ガイドの中間溝50を通る。アーム31の後側は移動するが、アーム31の前側は移動しない。導風パネル10は、閉姿勢を維持している。
図25に示すように、アーム軸45が下溝52に入ると、アーム31が前方に移動し始める。第1、第2上軸保持体70,71のピン70b,71bは第2溝83にあり、両ピン70b,71bは固定軸38から徐々に離れていく。第1、第2上軸保持体70,71がともに回動する。上軸11は保持されたまま移動し始める。アーム31の前方への移動に伴って、導風パネル10が上軸11を中心にして開き始める。上軸11の移動に伴って、導風パネル10の上軸11側の端縁が吹出口5側に移動する。下軸保持体29のレバー57は板カム59の小円部62に接触しているので、下軸保持体29の爪56は突片58から離れたままである。
図26に示すように、アーム軸45は下溝52を通り、アーム31はキャビネット3からさらに突出する。導風パネル10の開き角度が大きくなる。第1、第2上軸保持体70,71のピン70b,71bは第2溝83にあり、さらに固定軸38から離れる。第1、第2上軸保持体70,71はさらに回動し、上軸11は吹出口5の近傍に位置する。両ピン70b,71bが固定軸38から最も離れた位置に達すると、第1、第2上軸保持体70,71の回動が止まる。このとき、上軸11は吹出口5に最も近づいた位置にある。
さらに駆動部36が回転すると、図27に示すように、第1、第2上軸保持体70,71は回動しないまま、すなわち上軸11は動かずに導風パネル10が開いて、開き角度が最大になる。制御装置14は、導風パネル10が全開したと判断し、モータ37を停止させる。導風パネル10が開くと、制御装置14は、冷凍サイクル13を制御して、指示された運転を行う。風が吹出口5から導風パネル10により下方に向かって導かれる。
導風パネル10が全開したとき、アーム軸45は下溝52の終端に達する。各上軸保持体70、71のピン70b,71bは、第2溝83の終端の手前に位置する。導風パネル10に下から外力がかかった場合、導風パネル10は上軸11周りに回転する。これに伴ってアーム31はアーム軸45周りに回転し、第1、第2上軸保持体70、71が導風パネル10により押されて移動する。このように導風パネル10を移動可能な状態にしておくことにより、外力の影響を排除できる。
運転停止の指示があると、制御装置14は、モータ37を駆動して、駆動部36を正方向に回転させる。アーム31が後方に向かって移動し、導風パネル10が閉じる。上軸11が元の位置に戻り、下軸12が保持されて、導風パネル10は閉姿勢となる。アーム31の後側が停止位置に達すると、制御装置14は、モータ37を停止させ、運転を停止する。
上開き時に、移動していない上軸11を中心に導風パネル10が開くと、導風パネル10の上軸11側の端縁は、上軸11を中心に移動し、さらに吹出口5の開口縁に近づく。このように、上軸11に邪魔されずに導風パネル10の端縁を吹出口5の開口縁に近接させることができる。導風パネル10は吹出口5の上壁21に連なり、導風パネル10を吹出口5の一部となり、吹出口5が延長する。吹出口5からの風が導風パネル10によって長く案内されることにより、所望の方向にスムーズな送風を行える。また、導風パネル10により、吹出口5の開口の向きを所望の方向に向けることができ、気流を制御しやすくなる。
従来の導風パネル10の構造では、導風パネル10が開いたときに、導風パネル10の端縁は吹出口5から離れている。そのため、吹出口5から出た風は導風パネル10に沿って流れることはなく、導風パネル10から離れて流れる。このとき、導風パネル10との間にできる空間に渦が発生して、風の流れが乱される。これを防ぐためにフラップが設けられる。しかし、導風パネル10の端縁を吹出口5の近傍に位置させることにより、このような渦が発生するような空間をなくすことができ、効率のよい送風を実現できる。しかも、フラップを設ける必要もなくなる。
ここで、吹出口5の上側の開口縁は、水平から上向きに湾曲するように形成されている。そのため、図12(b)に示すように、導風パネル10の上軸11側の端縁と吹出口5の開口縁との間に隙間Bができる。風の一部は上壁21から前壁22に沿って流れ、隙間Bから外部に流れ出す。流れ出した風は導風パネル10の外面に沿って流れる。急速冷房運転のとき、導風パネル10は冷気によって冷やされ、導風パネル10の外面に発露しやすくなる。しかし、隙間Bから出た風によって、外面近くの水分は吹き流され、発露を防止できる。
また、下開き時の導風パネル10の端縁との間に隙間Bを作るために、吹出口5の上側の開口縁は滑らかな湾曲面になっているので、導風パネル10が上開きしたとき、風は開口縁に沿ってスムーズに吹き出す。ところで、導風パネル10の上軸11側の端縁と吹出口5の開口縁との間に隙間Bができないようにするには、吹出口5の上壁21と前壁22と角度をつけなければならず、開口縁に角ができる。すると、風が吹出口5から出るとき、角に渦が発生して乱流となり、周りの空気を巻き込み、冷風が弱くなってしまう。また、騒音の原因にもなる。このように、隙間Bができるような開口縁の形状にすることにより、静かでスムーズな風の流れを生み出せる。
なお、第1実施形態と第3実施形態を組み合わせてもよい(第4実施形態)し、第2実施形態と第3実施形態を組み合わせてもよい(第5実施形態)。第4実施形態、第5実施形態においては、第1実施形態や第2実施形態における横ルーバ105の代わりに導風パネル10を設けるとともに、イオン発生ユニット26は、補助フラップ111の駆動の邪魔にならない位置、例えば、補助フラップ111の基部113のさらに上流側上壁や、下壁に設けるようにする。このようにすれば、例えば、水平方向への吹き出しの際に、補助フラップ111と導風パネル10とにより、吹き出す風を収束することで、勢いよく吹き出すことも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。移動する軸の保持体として、導風パネルの軸を嵌め込むことにより、軸を保持する軸受とする。軸受は、軸方向(左右方向)に移動自在とされ、軸受を軸方向に移動させることにより、軸の保持および軸の保持の解除が行われるまた、軸受を前後方向に移動させることにより、軸を吹出口に近づけることができる。
上記の空気調和機では、上軸を移動させる構造になっているが、下軸を移動させる構造にしてもよい。下軸を移動させるための駆動装置は上記のものと同じ機構とする。導風パネルの下軸が吹出口の下側の開口縁から離れた位置にある場合に、下軸を移動させることにより、導風パネルを吹出口に近づけることができる。さらに、上下の軸を移動させる構造としてもよい。
101 吸込口
102 吹出口
103 キャビネット
104 回動軸
105 横ルーバ
106 通風路
107 熱交換器
108 送風ファン
109 通風路壁の上壁
109a 凹部
110 通風路壁の下壁
111 補助フラップ
112 縦ルーバ
113 基部
114 羽根部
115 ラック
116 ピニオン
117 モータ
W 送風方向
3 キャビネット
5 吹出口
10 導風パネル
11 上軸
12 下軸
14 制御装置
16 駆動装置
20 吹出ユニット
21 上壁
22 前壁
23 下壁
27 パネル移動部
28 軸移動部
29 下軸保持体
31 アーム
35 移動体
36 駆動部
37 モータ
45 アーム軸
48 アーム案内部
50 中間溝
51 上溝
52 下溝
70 第1上軸保持体
71 第2上軸保持体
82 第1溝
83 第2溝
84 分岐溝
A,B 隙間

Claims (7)

  1. 吸込口及び吹出口を有するキャビネットと、前記吹出口から吹き出す風の上下方向の風向を変更する風向変更装置と、前記キャビネット内に形成された、吸込口から吹出口に至る通風路と、前記通風路内に配置された送風ファンと、前記通風路内において、前記送風ファンよりも下流域で前記吹出口に至る通風路壁とを備えた空気調和機であって、前記通風路壁の上壁に、風向変更を補助する補助フラップが取り付けられ、前記補助フラップは、前記上壁に固定される基部と、前記基部に対して送風方向下流側に連設される羽根部とからなり、前記羽根部が湾曲可能に形成されたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記補助フラップは、送風方向上流側の基部端縁が前記上壁の送風方向中央よりも上流側に位置するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記上壁に凹部が形成され、前記凹部に前記補助フラップが収容されたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. 前記羽根部において、左右方向の異なる位置に羽根部の向きを変更する駆動機構が複数設けられ、各駆動機構は異なる動力源によって互いに独立して駆動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記補助フラップの左右及び中央の3箇所に、それぞれ前記羽根部の向きを変更する駆動機構が設けられたことを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
  6. 前記風向変更装置として、上軸及び下軸を有し、前記吹出口の前方に設置された導風パネルを備え、前記上軸及び下軸のいずれか一軸を中心として前記導風パネルを上下両開き可能とする駆動装置を有し、前記駆動装置は、一つの動力源によって駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記動力源の動力を各駆動装置に伝える伝動装置が設けられ、前記伝動装置は、動力源の動力によって回転する同一回転軸上に設けられた2つの伝動部と、前記伝動部からの動力を変速して前記駆動装置に伝える変速部とを備えたことを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
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