JP2015156845A - Operation device of combine-harvester - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインの操作装置に関するものである。 The present invention relates to a combine operating device.
刈取脱穀作業環境に応じてコンバインを好適に走行させるために、左右一対のクローラからなる走行装置を回動する油圧式無段変速装置を変速操作する主変速レバーと、油圧式無段変速装置の下手側に設けられたトランスミッションを変速操作する副変速レバーを備えたコンバインが提案されている(特許文献1)。 A main transmission lever that shifts a hydraulic continuously variable transmission that rotates a traveling device composed of a pair of left and right crawlers, and a hydraulic continuously variable transmission, A combine that includes a sub-shift lever that shifts a transmission provided on the lower side has been proposed (Patent Document 1).
しかし、油圧式無段変速装置から伝動された回転をトランスミッション内のギヤ比(出力ギヤ径/入力ギヤ径)を変更して増減速を行う副変速レバーには、ギヤ比を大きくして走行装置を低速で駆動する状態とすると、走行負荷等によってトランスミッションから大きな反力が作用し、低速位置に移動させた副変速レバーが、前方の中立操作位置、高速操作位置に移動する問題があった。 However, for the sub-transmission lever that increases and decreases the speed transmitted from the hydraulic continuously variable transmission by changing the gear ratio (output gear diameter / input gear diameter) in the transmission, the gear ratio is increased. When the vehicle is driven at a low speed, a large reaction force is applied from the transmission due to a traveling load or the like, and there is a problem that the auxiliary transmission lever moved to the low speed position moves to the neutral operation position and the high speed operation position.
そこで、本発明の主たる課題は、上述した問題点を解消して低速位置に移動させた副変速レバーを保持する構成を具現することにある。 Therefore, a main problem of the present invention is to realize a configuration for holding the auxiliary transmission lever that has been moved to the low speed position by solving the above-described problems.
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、エンジン(62)から左右一対のクローラからなる走行装置(2)に走行動力を伝達する走行伝動経路(B)に複数のギヤを有した有段式の変速装置(65)を備え、操縦席(6)のサイドパネル(20)に、左右方向に延在する支軸(21)の回りに回動して前記変速装置(65)を変速操作する変速レバー(15)と、該変速レバー(15)の前方または後方の何れか一方に支持部材(24)を設け、前記変速レバー(15)は、前記変速装置(65)における伝動を遮断する中立位置と、この中立位置から前記支軸(21)の回りに一側方向に回動して変速装置(65)の所定の高速ギヤを噛合わせる高速位置と、前記中立位置から前記支軸(21)の回りに他側方向に回動して変速装置(65)の低速ギヤを噛合わせて前記高速位置よりも低速で走行装置(2)を駆動する低速位置とに移動可能な構成とし、前記低速位置に移動した変速レバー(15)は、前記支持部材(24)に係合することを特徴とするコンバインの操作装置である。
The present invention that has solved the above problems is as follows.
The invention according to claim 1 is a stepped transmission (having a plurality of gears on a traveling transmission path (B) for transmitting traveling power from an engine (62) to a traveling device (2) comprising a pair of left and right crawlers. 65) and a shift lever (15) that rotates around a support shaft (21) extending in the left-right direction on the side panel (20) of the cockpit (6) to shift the speed change device (65). ), And a support member (24) provided on either the front side or the rear side of the transmission lever (15), and the transmission lever (15) has a neutral position for interrupting transmission in the transmission (65), A high-speed position that rotates in one direction around the support shaft (21) from the neutral position and meshes with a predetermined high-speed gear of the transmission (65), and around the support shaft (21) from the neutral position. Rotate in the other direction and move the low-speed gear of the transmission (65) In addition, the shift lever (15) moved to the low speed position is engaged with the support member (24). The shift lever (15) is moved to the low speed position for driving the travel device (2) at a lower speed than the high speed position. This is a combine operating device.
請求項2に係る発明は、前記支持部材(24)を変速レバー(15)に対して前後方向に移動可能な構成とした請求項1記載のコンバインの操作装置である。
The invention according to
請求項3に係る発明は、前記支持部材(24)を変速レバー(15)に対して上下方向に移動可能な構成とした請求項1又は2記載のコンバインの操作装置である。
The invention according to
請求項4に係る発明は、前記支持部材(24)は、連結部(24A)と該連結部(24A)の左右方向の両端部から前方または後方の何れか一方に延出する係合部(24B,24C)を有し、該係合部(24B,24C)における前記中立位置側に臨む部位の間隔を前記変速レバー(15)の左右方向の幅よりも大きく形成し、前記係合部(24B,24C)における前記低速位置に位置づけられた変速レバー(15)が挟み込まれる係止位置(S)の間隔を前記変速レバー(15)の左右方向の幅よりも小さく形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインの操作装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, the support member (24) includes a connecting portion (24A) and an engaging portion (24A) extending from the left and right ends of the connecting portion (24A) to either the front or rear. 24B, 24C), and an interval between the engaging portions (24B, 24C) facing the neutral position is formed to be larger than a width in the left-right direction of the speed change lever (15). 24B, 24C), the interval between the locking positions (S) in which the shift lever (15) positioned at the low speed position is sandwiched is formed smaller than the lateral width of the shift lever (15). The combine operating device according to any one of the above.
請求項1記載の発明によれば、支軸(21)の回りに回動して変速装置(65)を変速操作する変速レバー(15)と、変速レバー(15)の前方または後方の何れか一方に支持部材(24)を設け、低速位置に移動した変速レバー(15)は、支持部材(24)に係合するので、変速装置(65)からの反力が変速レバー(15)に加わった場合でも変速レバー(15)を低速位置に維持することができ、コンバインの周辺で作業する補助作業者の安全を向上させることができる。 According to the first aspect of the present invention, either the transmission lever (15) that rotates around the support shaft (21) and shifts the transmission (65), and either the front or rear of the transmission lever (15). The support member (24) is provided on one side, and the shift lever (15) moved to the low speed position is engaged with the support member (24), so that the reaction force from the transmission (65) is applied to the shift lever (15). Even in this case, the speed change lever (15) can be maintained at the low speed position, and the safety of an auxiliary worker working around the combine can be improved.
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、支持部材(24)を変速レバー(15)に対して前後方向に移動可能な構成としているので、変速レバー(15)と支持部材(24)を確実に係合することができる。
According to the invention described in
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、支持部材(24)を変速レバー(15)に対して上下方向に移動可能な構成としているので、変速レバー(15)と支持部材(24)をさらに確実に係合することができる。
According to the invention described in
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、係合部(24B,24C)における中立位置側に臨む部位の間隔を変速レバー(15)の左右方向の幅よりも大きく形成し、係合部(24B,24C)における低速位置に位置づけられた変速レバー(15)が挟み込まれる係止位置(S)の間隔を変速レバー(15)の左右方向の幅よりも小さく形成しているので、低速位置に移動した変速レバー(15)を容易に支持部材(24)に係合させることができ、変速装置(65)から大きな反力が変速レバー(15)に加わった場合でも変速レバー(15)が支持部材(24)に係合した状態を維持することができる。
According to the invention described in
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In order to facilitate understanding, as viewed from the pilot, the front side is the front side, the rear side is the rear side, the right hand side is the right side, and the left hand side is the left side. The configuration is not limited.
コンバインは、図1,2に示すように、機体フレーム1の下方には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前方には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は排出筒7により外部へ排出される。また、機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操縦席6が設けられ、操縦席6の下側にはエンジン62を搭載するエンジンルーム8が設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the combine is provided with a
<刈取装置>
刈取装置4は、刈取後フレーム28と、刈取後フレーム28の先端部に左右方向に横設された刈取伝動ケース29とによって形成された主枠となる刈取フレーム30に取付けられている。刈取後フレーム28の基部は、機体フレーム1の立設された左右一対の懸架台35,35の上部に回動可能に軸支された横伝動筒36の右側に偏倚した部位に取付けられている。
<Mowing device>
The
刈取装置4は、前側下部に設けられた植立穀稈を分草する分草杆31と、分草杆31の後方に設けられた倒伏した植立穀稈を引き起こす引起装置32と、引起装置32の後方の下部に設けられた植立穀稈の株元を切断する刈刃装置33と、引起装置32と刈刃装置33の後方に設けられた刈取穀稈を脱穀装置3の一側に設けられた脱穀部搬送装置12へ向けて搬送する搬送装置34とを備えている。搬送装置34は、刈取穀稈の株元側を搬送する株元搬送装置34Aと、穂先側を搬送する穂先搬送装置34Bから構成されており、また、この搬送装置34から脱穀部搬送装置12へ引継ぐ際の穀桿の落下を防止するために、脱穀部搬送装置12の前端部の右側部には、搬送装置34の後端部から扱室50の前端部に亘って、支持体37が設けられている。
The
図3〜5に示すように、左側の懸架台35は、機体フレーム1に立設したベース35Aの上側に取付けられている。懸架台35の左側の前部には、横伝動筒36の左側部を軸支する横伝動フレーム35Cの基部を回転可能に支持する上下方向に延設した固定軸35Bが設けられている。また、横伝動筒36を固定軸35Bを中心として回動して刈取装置4の分草杆31、引起装置32等の装置の保守・点検作業を容易に行なうために、横伝動フレーム35Cは、正面視において基部から先端部に下方向に凸部を有する円弧状に形成されている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
右側の懸架台35は、機体フレーム1に立設したベース35Aの上側に取付けられている。該懸架台35の上端部には、横伝動筒36の右側部を軸支する支持部材35Dが取付けられている。支持部材35Dは、略半円弧状に分割された前側支持部材と、後側支持部材とで構成されている。横伝動筒36の右側部を軸支する場合には、前後側支持部材を係合し、刈取装置4又はトランスミッション(請求項における「変速装置」)65のメンテナンスを行うために、横伝動筒36を固定軸35Bを中心として回動させて、刈取装置4を左側方へ移動させる場合には、前後側支持部材の係合を外して横伝動筒36を前方に引き出す。また、左右の懸架台35,35の変形等に対する剛性を高めるために、左右の懸架台35,35の上下方向の中間部には連結フレーム35Eが架設されている。
The
エンジン62の回転は、走行用油圧式無段変速装置66の入力軸に支持されたプーリ66Bを介して走行用油圧式無段変速装置66に伝動され、走行用油圧式無段変速装置66に伝動された回転は、走行用油圧式無段変速装置66の出力軸に支持されたプーリ(図示省略)を介して、横伝動筒36に内装された横伝動軸36Aの右端部に支持されたプーリ36Bに伝動され、横伝動筒36と、横伝動軸36Aを回転させる。なお、横伝動軸36Aに伝動された回転は、フレーム28,29に内装された伝動軸(図示省略)を介して、刈取装置4の引起装置32、刈刃装置33、搬送装置34等に伝動される。
The rotation of the
また、エンジン62の回転は、走行用油圧式無段変速装置66の入力軸に支持されたプーリ66Bを介して走行用油圧式無段変速装置66に伝動され、走行用油圧式無段変速装置66に伝動された回転は、トランスミッション65を介して、走行装置2の左右のクローラに伝動される。
The rotation of the
<脱穀装置>
脱穀装置3は、図4に示すように、前側の上部に穀稈の脱穀を行う扱室50を備え、扱室50の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室51を備えている。
扱室50には、複数の扱歯を有する扱胴55が前後壁50A,50Cに軸支された扱胴軸に支持されている。そして、扱室50の前壁50Aの左側下部には穀稈供給口26Aが開口され、左壁50Bの下部には扱胴55に沿って扱ぎ口26Bが開口され、後壁50Cの左側下部には排藁口26Cが開口されている。また、扱室50の左側には扱ぎ口26Bに沿って穀桿の株元を挟持して後方に搬送する脱穀部搬送装置12が並設され、脱穀部搬送装置12によって搬送された脱穀が完了した排藁穀桿は、脱穀部搬送装置12の後方に設けられた排藁搬送装置58に引き継がれてさらに後方に搬送された後、一対の排藁カッタ59によって裁断され外部に排出される。
<Threshing device>
As shown in FIG. 4, the threshing
In the handling
選別室51の上部には、揺動選別装置52が設けられ、選別室51の下部には揺動選別装置52の前部のシーブに空気を送風する第一唐箕53Aと、揺動選別装置から漏下する穀粒を回収する一番受樋53Bと、揺動選別装置の後部のシーブに空気を送風する第二唐箕53Cと、揺動選別装置から漏下する枝梗等が付着した二番物である穀粒を回収する二番受樋53Dとが前側から順に設置されている。一番受樋53Bで回収された穀粒は、一番受樋53Bに内装された一番移送螺旋53bによってグレンタンク5に移送され、二番受樋53Dで回収された穀粒等は、二番受樋53Dに内装された二番移送螺旋53dによって二番処理室に移送される。
A
扱室50の右側の後部は、排塵処理室に連通し、排塵処理室の内部には、外周面にスクリュー羽根体を備える排塵処理胴57が前後方向に軸支され、排塵処理室の前側には、二番物である穀粒を処理して還元するための二番処理室が設けられている。二番処理室の内部には外周面に間欠螺旋羽根を備える二番処理胴56が軸支されている。また、揺動選別棚の後方上側には、脱穀・選別時に発生する藁屑等を吸引し機外に排出する排塵ファン48が配置されている。
The rear part on the right side of the handling
<脱穀部搬送装置>
脱穀部搬送装置12は、図3,6等に示すように、上側に位置する挟持杆12Aと、下側に位置するフィードチェン12Bを備えている。挟持杆12Aは、扱室50の上部カバー50Dに対してスプリング等の付勢手段14によってフィードチェン12B側に付勢されている。フィードチェン12Bは、上側チェンレール18Aの前後端部にそれぞれ回転自在に支持された張設輪17B,17Bと、張設輪17B,17Bの間に設けられた駆動スプロケット17Aに巻回されて駆動される無端のチェンである。上側チェンレール18Aに上載された作用側のフィードチェン12Bは、前側から後側に向かって移動する過程で挟持杆12Aと穀稈の株元を挟持する。
<Threshing part conveyance device>
As shown in FIGS. 3 and 6 and the like, the threshing
側面視において、挟持杆12Aは、扱室50の穀稈供給口26Aから排藁口26Cまで扱ぎ口26Bに沿って後上がり傾斜に設けられている。作用側のフィードチェン12Bを上載する上側チェンレール18Aは、横軸伝動筒36の前方の前端から後上がり傾斜した後、緩やかに後上がり傾斜して扱室50の穀稈供給口26Aの前方に至った後、挟持杆12Aと対向して扱室50の穀稈供給口26Aから排藁口26Cまで扱ぎ口26Bに沿って後上がり傾斜する。その後、排藁口26Cから後方に水平に延在した後、後下がり傾斜して穂先搬送装置34Aの前端部の後方の後端に至る。非作用側のフィードチェン12Bを上載する下側チェンレール18Bは、駆動スプロケット17Aにエンジン62の回転を伝動するカウンタ軸71の上方の前端から後上がり傾斜して後端に至っている。なお、下側チェンレール18Bの後端は、後側の張設輪17Bの前方であって排藁口26Cの下方に設けられている。
In a side view, the
下側チェンレール18Bの前端部には、非作用側のフィードチェン12Bを下側チェンレール18Bの前端部よりも下方に設けられた駆動スプロケット17Aに誘導するガイド18Dが着脱自在に取付けられている。ガイド18Dは、カウンタ軸71の上方に設けられ、略1/4円形状に形成されている。なお、ガイド18Dの上方に油等の落下によってカウンタ軸71等の汚れを防止するためにカバー(図示省略)を設けることが好適である。
A
下側チェンレール18Bの下側には、レール連結プレート18Cによって上側チェンレール18Aと、下側チェンレール18Bを支持する支持フレーム19が設けられている。すなわち、フィードチェン12Bは支持フレーム19によって支持されている。また、上側チェンレール18Aと、下側チェンレール18Bに連結される連結プレート18Eには、穀稈搬送中のフィードチェン12Bから落下する藁屑が前記選別室51の駆動部に落下することを防止するための藁屑ガイド板(図示省略)が取り付けられている。
On the lower side of the
支持フレーム19の前端部は、図3,5に示すように、プレート19Bにボルト等によって取付けられ、プレート19Bは、ブラケット19Aを介して左側の懸架台35に設けられた固定軸35Bの上下端部に回転自在に取付けられている。
As shown in FIGS. 3 and 5, the front end portion of the
支持フレーム19は、フィードチェン用油圧式無段変速装置10等との干渉を防止するために、側面視において、前端部からフィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aとギヤボックス68の出力軸68Bの間を後方に向かって延在した後、変速モータ10Cの前方で略90度湾曲して上方に向かって延在する。そして、カウンタ軸71の前方を上方に向かって延在した後、ガイド18Dの下側から下側チェンレール18Bの下側に沿って後上がり傾斜して、略下側チェンレール18Bの前後方向の中央部に至っている。
In order to prevent the
これによって、フィードチェン12B、フィードチェン用油圧式無段変速装置10等の保守・点検を行なう場合には、支持フレーム19を固定軸35Bを中心にして回動させて、フィードチェン12Bの後部を脱穀装置3の本体から離間させることにより容易に行なうことができる。
Accordingly, when the maintenance and inspection of the
側面視において、前側の張設輪17Bは、図3に示すように、刈取装置4にエンジン62の回転を伝動する横軸伝動筒36の前方近傍に設けられ、後側の張設輪17Bは穂先搬送装置34Aの前端部の後方近傍に設けられている。駆動スプロケット17Aは、前後方向にあっては前後側の張設輪17B,17Bの間であって前側の張設輪17B側に偏倚して配置されており、横軸伝動筒36とフィードチェン12Bにエンジン62の回転を伝動するカウンタ軸71の略中央に位置されている。また、上下方向にあってはカウンタ軸71と下側チェンレール18B等を支持する後方に向かって延在する支持フレーム19の略中央に位置する。また、前側の張設輪17Bと駆動スプロケット17Aの間には、後述する駆動軸68Dに基部が支持されたテンションスプロケット17Cに設けられている。
In a side view, the
これにより、フィードチェン12Bは、駆動スプロケット17Aから上方に向かって移動した後、テンションスプロケット17Cに沿って移動して前側の張設輪17Bに至り、前側の張設輪17Bから上側チェンレール18Aの上側を後側の張設輪17Bに向かって移動する。その後、フィードチェン12Bは、後側の張設輪17Bから前方の下側チェンレール18Bに向かって移動した後、下側チェンレール18Bの後端から下側チェンレール18Bの上側を前側のガイド18Dに移動した後、ガイド18Dに沿って移動して駆動スプロケット17Aに至っている。
As a result, the
エンジン62の回転は、図6に示すように、カウンタ軸71を介してフィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動され、キヤボックス68で増減速された後に、出力軸68Bに伝動される。また、出力軸68Bに伝動された回転は、カップリング68Cを介して脱穀部搬送装置12の駆動スプロケット17Aを支持する駆動軸68Dに伝動される。
As shown in FIG. 6, the rotation of the
カウンタ軸71の両側部は、脱穀装置3の前壁50Aの上下方向の中央部に前方に向かって立設した一対の支持部材80に軸支されている。エンジン62の回転は、カウンタ軸71の右端部に支持されたプーリ71Aを介してカウンタ軸71に伝動される。
Both side portions of the
カウンタ軸71に伝動された回転は、プーリ71Aの左側に支持されたプーリ71C、ベルト92を介して扱胴55に伝動されると共に、カウンタ軸71の左端部に支持されたプーリ71Eの右側に支持されたプーリ71D、ベルト93等を介してフィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aに伝動される。フィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aに伝動された回転は、図8に示すように、出力軸10Bを介してギヤボックス68に伝動されて、ギヤボックス68のギヤ68Aによって増減速されて出力軸68Bに伝動される。出力軸68Bに伝動された回転は、カップリング68Cを介してフィードチェン12Aの駆動スプロケット17Aに伝動される。なお、駆動スプロケット17Aは駆動軸68Dに回転自在に支持されている。
The rotation transmitted to the
駆動軸68Dは、支持フレーム19の右側に取付けられたプレート19Cに支持され、支持フレーム19を固定軸35Bに対して回動させた場合、カップリング68Cによる出力軸68Bと駆動スプロケット17Aの連結が解除され、エンジン62の回転は駆動スプロケット17Aに伝動されずフィードチェン12B、ガイド18D等の交換を安全に行なうことができる。
The
キヤボックス68は、図7に示すように、脱穀装置3の前壁50Aの上下方向の下側に偏倚した部位に前方に向かって立設した後側プレート11Bの右側面に取付けられている。また、脱穀装置3の前側の空間を有効に活用するために、キヤボックス68の左側面には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10が取り付けれ、さらに、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の後側には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10のトラニオン軸を回転させる変速モータ10Cが取付けられている。なお、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、キヤボックス68を機体フレーム1に取付けることもでき、キヤボックス68に変速モータ10Cを取付けることもできる。
変速モータ10Cは、刈取装置4の駆動速度に連動してフィードチェン用油圧式無段変速装置10を変速する。具体的には、走行用油圧式無段変速装置66から出力され、刈取装置4へ伝達される回転の速度を検出し、この回転速度に応じて変速モータ10Cを作動させる。
As shown in FIG. 7, the
The
後側プレート11Bの前端部と、左右の懸架台35,35の連結フレーム35Eに前部が連結された前側プレート11Aの後端部は、振動を低減するために、緩挿されたピンによって接続されている。なお、後側プレート11Bの後部は、カウンタ軸71側のブラケットにボルト等の締結手段により連結されている。
The front end of the
右側のベース35Aの左側には、図6に示すように、油圧系路を短くするために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、走行用油圧式無段変速装置66等の油圧系路の開閉を制御するコントロールバルブ9Aが設けられ、コントロールバルブ9Aの右側には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、走行用油圧式無段変速装置66等に油を供給するオイルタンク9Bが設けられている。
On the left side of the
脱穀装置3の前方下側の空間を有効活用し、フィードチェン12の回動時にフィードチェン12B、ベルト93等の干渉を防止するために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aと出力軸10B及びギヤボックス68の出力軸68Bが上下に垂直になるように設けられている。
In order to effectively utilize the space below the front of the threshing
油圧の圧力損失を防止するために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10のポンプ部の入力軸10Aを出力軸10Bよりも下側に設け、フィードチェン用油圧式無段変速装置10とコントロールバルブ9Aと油圧経路を短くしている。
In order to prevent hydraulic pressure loss, the
フィードチェン12Bの巻回を容易にするために、ギヤボックス68の出力軸68Bフィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bよりも上側に設け、フィードチェン12Bの長さを短くしている。
In order to facilitate winding of the
<伝動機構>
次に、本実施形態の伝動機構について説明する。エンジン62の回転は、図9に示すように、フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1経路Aと、走行用油圧式無段変速装置66に伝動される第2経路(請求項における「走行伝動経路」)Bと、グレンタンク5の前方のギヤボックス39に伝動される第3経路Cに分岐して伝動される。
<Transmission mechanism>
Next, the transmission mechanism of this embodiment will be described. As shown in FIG. 9, the rotation of the
フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1経路Aでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Aと、ベルト90と、カウンタ軸71に支持されたプーリ71Aを介してカウンタ軸71に伝動される。なお、第1経路Aには、ベルト90よりも伝動下流側への伝動を接続及び遮断する脱穀クラッチ90Aが設けられている。
In the first path A transmitted to the feed chain hydraulic continuously
カウンタ軸71の回転は、プーリ71Bと、ベルト91等を介して二番処理胴56と排塵処理胴57に伝動され、プーリ71Cと、ベルト92等を介して扱胴55と排藁搬送装置58に伝動される。また、カウンタ軸71の回転は、プーリ71Dと、ベルト93と、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aに支持されたプーリ10Dを介して入力軸10Aに伝動される。さらに、カウンタ軸71の回転は、プーリ71Dの左側に支持されたプーリ71E、ベルト94を介して、第一唐箕53A、一番移送螺旋53b、第二唐箕53C、二番移送螺旋53d、排塵ファン48、揺動選別装置52、排藁カッタ59に伝動される。
The rotation of the
入力軸10Aの回転は、出力軸10Bを介してギヤボックス68に伝動され、ギヤボックス68に内装された複数のギヤ68Aによって増減速された後に、ギヤボックス68に軸支された出力軸68Bに伝動される。
なお、ギヤボックス68には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bに支持されたギヤ68Eの回転速度を測定するフィードチェン速度センサ68Fが設けられている。
The rotation of the
The
出力軸68Bの回転は、カップリング68Cを介して駆動軸68Dに伝動され、駆動軸68Dの左端に軸支された駆動スプロケット17Aを介してフィードチェン12Bに伝動される。なお、フィードチェン12Bを左側の懸架台35に立設された固定軸35Bを中心として容易に回動するために、図6に示すように、出力軸68Bの左端は、カウンタ軸71の左端よりも左側に延設し、駆動スプロケット17Aもプーリ71Eよりも左側に設けられている。
The rotation of the
操縦席6の左側に設けられたサイドパネル20の前部には、走行用油圧式無段変速装置66を遠隔操作する主変速レバー16が設けられ、主変速レバー16の後側には植立穀桿の倒伏状態に応じてトランスミッション65内の伝動機構に備えた有段式の副変速装置を切換え操作する副変速レバー(請求項における「変速レバー」)15が設けられている。主変速レバー16には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10を遠隔操作する増速スイッチ16Aと、減速スイッチ16Bが設けられている。増速スイッチ16Aを約2秒以上長押しすると、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bの回転を最高回転速度に変更することができ、増速スイッチ16Aを約1秒短押しすると、出力軸10Bの回転を段階的に高速にすることができる。同様に、減速スイッチ16Bを約2秒以上長押しすると、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bの回転を最低回転速度に変更することができ、減速スイッチ16Bを約1秒短押しすると、出力軸10Bの回転を段階的に低速にすることができる。
A
副変速レバー15の基部は、図10に示すように、サイドパネル20の下方に左右方向に延在する支軸21に回転自在に支持されたブラケット22の上部に固着されている。ブラケット22の前部には、一端部がトランスミッション65に内装されている副変速装置に接続されているワイヤ(図示省略)の他端部を取付ける開孔部22Aが形成されている。
As shown in FIG. 10, the base portion of the
副変速レバー15は、走行装置2の速度を所定の範囲で増減するレバーであり、左側面視において、副変速レバー15の先端部を支軸21を中心として反時計方向に傾斜させた高速位置の場合には、トランスミッション65内の有段式変速装置のギヤのうち、ギヤ比が小さいギヤが噛合って走行装置2の速度を増速し、副変速レバー15の先端部を支軸21を中心として時計方向に傾斜させた低速位置の場合には、トランスミッション65内のギヤ比が大きいギヤが噛合って走行装置2の速度を減速させる。また、サイドパネル20の下方の空間を有効利用するために、副変速レバー15の高速位置と低速位置の間には、走行装置2の有段式変速装置のギヤが噛合わずに、この有段変速装置における伝動が遮断される中立位置が設けられている。
The
ギヤ比が大きく高負荷が作用する低速位置にある副変速レバー15のレバー抜け、すなわち、高負荷の作用により操縦者の意思に依らず副変速レバー15が低速位置から中立位置に移動する状態を防止するために、副変速レバー15よりも後方に位置するサイドパネル20の下側に、低速位置にある副変速レバー15を係止する板バネ等から形成された支持部材24を支持するステー23が設けられている。
The lever of the auxiliary
鋼板等から形成されたステー23は、ボルト等の締結手段によって、サイドパネル20に着脱自在に取付けられている。また、ステー23は、支持部材24を取付ける傾斜部23Aと、サイドパネル20の下側に取付けられる水平部23Bを備えて形成されている。
低速位置にある副変速レバー15を支持部材24により確実に係止するために、傾斜部23Aは、側面視において、低速位置にある副変速レバー15と平行に形成され、支持部材24の上下方向の位置を最適な位置に設定するために、傾斜部23Aには、上下方向に長径を有する長孔が形成されている。また、支持部材24の前後方向の位置を最適な位置に設定するために、水平部23Bには、前後方向に長径を有する長孔が形成されている。
A
In order to securely lock the
板バネ等から形成された支持部材24は、ボルト等の締結手段によって、ステー23の傾斜面23Aに着脱自在に取付けられている。また、支持部材24は、図11に示すように、ステー23の傾斜部23Aに取付けられる連結部24Aと、連結部24Aの右端から前方に延出する波形状に形成された右側係合部24Bと、連結部24Aの左端から前方に延出する波形状に形成された左側係合部24Cを備えて形成されている。
連結部24Aの下部には、ボルト等の締結手段を挿通する開孔部24aが形成されている。また、低速位置にある副変速レバー15をスムーズに支持部材24の係止位置Sに移動させるために、右側係合部24Bの前端部は、右側前方に向かって延出させ、左側係合部24Cの前端部は、左側前方に向かって延出させて形成されている。さらに、ギヤ比が大きく高負荷が作用する低速位置にある副変速レバー15のレバー抜けを防止するために、右側係合部24Bと左側係合部24Cの間に形成される略円状の係止位置Sの直径は、副変速レバー15の直径よりも小さく形成され、係止位置Sに移動した副変速レバー15を右側係合部24Bと左側係合部24Cで押圧している。
The
An
走行用油圧式無段変速装置66に伝動される第2経路Bでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Bと、ベルト96と、走行用油圧式無段変速装置66の入力軸に支持されたプーリ66Bを介してこの走行用油圧式無段変速装置66に入力される。
In the second path B transmitted to the traveling hydraulic continuously
走行用油圧式無段変速装置66の入力軸の回転は、走行用油圧式無段変速装置66の出力軸を介してトランスミッション65に伝動され、トランスミッション65に内装された複数のギヤによって増減速された後に、トランスミッション65に軸支された左右の出力軸65Aおよび出力軸65Aの先端部に支持された駆動輪65Bを介して走行装置2に伝動される。なお、出力軸65Aに伝動された回転は、副変速レバー15によって副変速装置を切換え操作することにより所定の範囲で増減速することができる。
The rotation of the input shaft of the traveling hydraulic continuously
走行用油圧式無段変速装置66の出力軸65Cは、トランスミッション65内の伝動経路における副変速レバー15で切換え操作される副変速装置よりも上手側の部位に設けられている。出力軸65Cに伝動された回転は、出力軸65Cの先端部に支持されたプーリ65Dとベルト65Eを介して、横伝動軸36Aの右端に支持されたプーリ36Bに伝動される。ベルト65Eは、テンションローラ(図示省略)で付勢され、ベルト65Eよりも伝動下流側への伝動を接続及び遮断する刈取クラッチ65Fが設けられている。
The
すなわち、走行用油圧式無段変速装置66の入力軸に伝動されたエンジン62の回転を走行用油圧式無段変速装置66で増減速した後に分岐して、一方をトランスミッション65を介して走行装置2のクローラに伝動し、他方を横伝動軸36Aを介して刈取装置4の引起装置32、搬送装置34等に伝動しているので、走行装置2の走行速度と、刈取装置4の引起装置32の引起し速度及び搬送装置34の搬送速度は一定の関係を持って設定することができる。例えば、走行装置2の走行速度を高速にした場合には刈取装置4の引起装置32の引起し速度及び搬送装置34も高速となり、走行装置2の走行速度を低速にした場合には刈取装置4の引起装置32の引起し速度及び搬送装置34も低速となる。
That is, the rotation of the
トランスミッション65内の伝動経路において、副変速装置よりも下手側の部位に設けられたセンターギヤ65Gの左右両側部には、左右のサイドクラッチギヤ65Hが係合及び離脱自在に軸支されている。このセンターギヤ65Gと左右のサイドクラッチギヤ65Hの間には、爪クラッチ式のサイドクラッチ65Iがそれぞれ設けられている。サイドクラッチ65Iには、左右の出力軸65Aの基部に取り付けた左右の車軸ギヤを噛み合わせている。
In the transmission path in the
左右のサイドクラッチ65Iは、操縦席6の前方に配置した操向レバーの左右傾動操作によって作動するシフタ(図示省略)によってサイドクラッチギヤ65Hを左右方向に摺動させ、センターギヤ65Gから離脱させることで伝動遮断状態となる。
また、操縦席6の前下方のステップ上に配置した掻込ペダルの踏み込み操作に連動して、左右のサイドクラッチ65Iが共に遮断操作されるように連繋している。
The left and right side clutch 65I slides the side
In addition, the left and right side clutches 65I are linked together so as to be shut off in conjunction with the depression operation of the scratching pedal disposed on the front lower side of the
これにより、圃場の一辺を畦際まで刈り進み、主変速レバー16を中立位置へ操作して停車し、掻込ペダルを踏み込んで左右のサイドクラッチ65Iを遮断する。そして、主変速レバー16を再度前進側へ操作すると、走行用油圧式無段変速装置66の出力によって出力軸65Cが駆動し、刈取クラッチ65Fを介して刈取装置4が駆動される。この際、左右のサイドクラッチ65Iが遮断されているために、走行装置2は前進駆動されず、停車状態を維持する。この構成によって、畦際まで刈り進んで停車した状態で、刈取装置4に入ったままの植立穀稈を、掻込ペダルと主変速レバー16の操作によって刈り取ることができる。
As a result, one side of the field is trimmed to the edge, the
グレンタンク5の排出螺旋39Aに伝動される第3経路Cでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Cと、ベルト97、ギヤボックス39等を介して、グレンタンク5の下部に設けられた排出螺旋39Aに伝動される。また、排出螺旋39Aの回転は、グレンタンク5の後方に設けられた排出筒7に内装されたオーガー螺旋39Bに伝動される。
In the third path C that is transmitted to the
<ナンバープレートステー>
図12〜14は、他のコンバインを示している。該コンバインも上述したコンバインと同様に、機体フレーム1の下方には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前方には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は排出筒7により外部へ排出される。また、機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操縦席6が設けられ、操縦席6の下側にはエンジン62を搭載するエンジンルーム8が設けられている。
<Number plate stay>
12-14 show another combine. Similarly to the above-described combine, the combine is provided with a traveling
脱穀装置3の前側カバー3Aの上部の操縦席6側に偏倚した部位には、図15に示すように、他のコンバインに割り振られたナンバープレートを取付けるナンバープレート用ステー85が設けられている。ナンバープレート用ステー85は、脱穀装置3の上側カバー3Bに固着されたプレート取付部87と、プレート取付部87にボルト等の締結手段で着脱自在に取付けられたプレート支持部86を備えて構成されている。
As shown in FIG. 15, a license plate stay 85 for attaching a license plate allocated to another combiner is provided at a portion biased toward the
プレート取付部87は、上側カバー3Bに固着される下板87Aと、下板87の前端から上方に延在する連結板87Bと、連結板87Bの上端から前方に延出する上板87Cを備えて構成されている。また、下板87Aと、連結板87Bと、上板87Cは、鋼板等を折り曲げ加工して一体に形成し、変形等を防止する観点から下板87Aと、連結板87Bと、上板87Cの厚みは、脱穀装置3の前側カバー3A、上側カバー3Bよりも厚い2mm以上にするのが好適である。なお、上板87Cの下面の前部には、プレート取付部87を取付ける際に使用するボルトを固定するウエルドナット87Dが左右方向に2個設けられている。
The
プレート支持部86は、プレート取付部87の上板87Cの上面側に取付けられる上板86Aと、上板86Aの前端から下方に延出する前板86Bを備えて構成され、走行時の振動により脱穀装置3の前側カバー3Aと前板86Bの接当を防止するために、前板86Bの後面の下端部には、樹脂、ゴム材料から成型された緩衝材86Cが左右方向に延在して設けられている。
The
上板86Aと、前板86Bは、鋼板等を折り曲げ加工して一体に形成し、変形等を防止する観点から上板86Aと、前板86Bの厚みは、脱穀装置3の前側カバー3A、上側カバー3Bよりも厚い2mm以上にするのが好適であり、周囲の作業者がナンバープレートを容易に視認できるように、前板86Bの上端部よりも下端部が後側に位置するように前板86Bに一定の傾斜角度を持たせて折り曲げ加工するのが好適である。また、前板86Bの後面の上部と下部には、ナンバープレートを取付ける際に使用するボルトを固定するウエルドナット86Dが、それぞれ左右方向に2個設けられている。
The
<脱落防止用チェン>
図16〜19には、さらに他のコンバインを示している。該コンバインも上述したコンバインと同様に、機体フレーム1の下方には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前方には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は、補助作業者等によってグレンタンク5の下部に形成された排出口5Aから収納袋に取出される。また、機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操縦席6が設けられ、操縦席6の下側にはエンジン62を搭載するエンジンルーム8が設けられている。
<Falling prevention chain>
16 to 19 show still another combine. Similarly to the above-described combine, the combine is provided with a traveling
グレンタンク5の下側に位置する機体フレーム1の後側部の右面には、前後方向に延在する支軸100Aを中心として揺動可能な板状のサブキャリア100が備えられている。
サブキャリア100は、補助作業者等がグレンタンク5から穀粒の取出し作業を行う時には、図19に示すように、時計方向に揺動させて開放状態にし、コンバインの走行時には、反時計方向に揺動させて収納状態にされている。
グレンタンク5の後側には、機体フレーム1から立設された縦フレーム104が設けられている。縦フレーム104は、機体フレーム1から上方に向かって延在した後、前側に向かって湾曲し前方向に延在する延在部104Aが形成されている。
延在部104Aの前端部には、延在部104Aを中心として揺動可能なパイプ状のパイプ101が備えられている。パイプ101は、延在部104Aの前端部から右側に向かって延在する張出部101Aと、張出部101Aの先端部から前方に向かって延在する支持部101Bから形成されている。また、支持部101Bの左面には、グレンタンク5から穀粒の取出し作業を行う補助作業者等の背中に接当するクッション102が取付けられている。
パイプ101は、補助作業者等がグレンタンク5から穀粒の取出し作業を行う時には、図19に示すように、時計方向に揺動させて開放状態にし、コンバインの走行時には、反時計方向に揺動させて収納状態にされている。
A plate-
As shown in FIG. 19, the
On the rear side of the
A pipe-like pipe 101 that can swing around the extending
As shown in FIG. 19, the pipe 101 is swung clockwise when the auxiliary worker or the like takes out the grain from the
グレンタンク5の前側部位には、図20に示すように、脱落防止用チェン103の一端側を取付ける固定部105と、脱落防止用チェン103の他端側を着脱自在に係合する係合ピン106が備えられている。
As shown in FIG. 20, an engaging pin for detachably engaging the fixing
脱落防止用チェン103は、チェン103Aと、チェン103Aの外周部を覆うビニール製のホース103Bから形成されている。また、脱落防止用チェン103を省スペースに収納するために、収納状態にある脱落防止用チェン103の下部でホース103Bを分割するのが好適である。
脱落防止用チェン103は、補助作業者等がグレンタンク5から穀粒の取出し作業を行う時には、図18等に示すように、脱落防止用チェン103の他端側を係合ピン106から取外して、支持部101Bの前端部に形成された係合ピン(図示省略)に係合し、補助作業者等の転落を防止する。一方、コンバインの走行時には、脱落防止用チェン103の他端側を係合ピン106に係合して収納状態にされている。
The drop-
As shown in FIG. 18 and the like, when the auxiliary worker or the like takes out the grain from the
本発明は、農業用作業車輌に適用できるものである。 The present invention can be applied to agricultural work vehicles.
2 走行装置
6 操縦席
15 副変速レバー(変速レバー)
20 サイドパネル
21 支軸
24 支持部材
24A 連結部
24B 右側係合部
24C 左側係合部
62 エンジン
65 トランスミッション(変速装置)
B 第2経路(走行伝動経路)
S 係止位置
2 traveling
20
B 2nd route (travel transmission route)
S Locking position
Claims (4)
操縦席(6)のサイドパネル(20)に、左右方向に延在する支軸(21)の回りに回動して前記変速装置(65)を変速操作する変速レバー(15)と、該変速レバー(15)の前方または後方の何れか一方に支持部材(24)を設け、
前記変速レバー(15)は、前記変速装置(65)における伝動を遮断する中立位置と、この中立位置から前記支軸(21)の回りに一側方向に回動して変速装置(65)の所定の高速ギヤを噛合わせる高速位置と、前記中立位置から前記支軸(21)の回りに他側方向に回動して変速装置(65)の低速ギヤを噛合わせて前記高速位置よりも低速で走行装置(2)を駆動する低速位置とに移動可能な構成とし、
前記低速位置に移動した変速レバー(15)は、前記支持部材(24)に係合することを特徴とするコンバインの操作装置。 A stepped transmission (65) having a plurality of gears on a traveling transmission path (B) for transmitting traveling power from an engine (62) to a traveling device (2) comprising a pair of left and right crawlers;
A shift lever (15) that rotates around a support shaft (21) extending in the left-right direction on the side panel (20) of the cockpit (6) and shifts the transmission (65), and the shift A support member (24) is provided on either the front or rear side of the lever (15),
The transmission lever (15) rotates in one direction around the support shaft (21) from the neutral position where transmission in the transmission (65) is interrupted, and the transmission (65). A high-speed position for meshing with a predetermined high-speed gear, and a rotational speed from the neutral position to the other side around the support shaft (21) and meshing with a low-speed gear of the transmission (65) to be lower than the high-speed position. It is possible to move to a low speed position that drives the traveling device (2).
The operating device for a combine, wherein the shift lever (15) moved to the low speed position is engaged with the support member (24).
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