JP2015154203A - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の最良の状態に限らずに様々な状態の変化を満遍なく捉えて撮影できるようにする。
【解決手段】制御部1は、撮像部5によって撮像された被写体の特定部位に着目し、評価テーブル3Dを参照することによって複数種の評価の着目点で個別に評価する。そして、その評価の着目点別の評価値に基づいて第1の条件を満たすかを判別し、第1の条件を満たす毎に撮像部5に撮影を指示(画像の記録を指示)し、また、第2の条件を満たす撮影が行われた際に、撮像部5に対して撮影の終了を指示する(画像の記録の終了を指示する)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、同じ被写体を複数回撮影する撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルスチルカメラなどの撮像装置は、連続的に撮影された各画像の中から記録に残したい画像として、例えば、笑顔であって顔の向きが良いといった条件のベストショットの撮影画像を得るために、闇雲に連写するのではなく、画像内の顔部分からその特徴点を抽出し、その変化量が所定の閾値を越えたときに撮影された画像の中から最良の画像を抽出するようにした技術(特許文献1参照)が開示されている。
特開2009−89077号公報
しかしながら、上述した特許文献の技術は、連続的に撮影された各画像の中からベストショットの画像を抽出するための技術であるが、笑顔だけが撮影したいショットであるとは限らず、また、所望する様々な表情(例えば、表情の移り変わりなど)を撮影したいという要望に応えられるような技術でもなかった。
本発明の課題は、同じ被写体を所望する様々な状態で満遍なく捉えて撮影できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の撮像装置は、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する評価手段と、
前記評価手段によって評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する第1の撮影制御手段と、
前記第1の撮影制御手段によって画像の記録の指示が行われた際の前記評価手段による評価が第2の条件を満たすか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段によって前記第2の条件を満たすと判別された際に、前記第1の撮影制御手段に対して画像の記録の終了を指示する第2の撮影制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置、である。
上述した課題を解決するために本発明の撮像方法は、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価するステップと、
前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別するステップと、
前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示するステップと、
前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別するステップと、
前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示するステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法、である。
上述した課題を解決するために本発明のプログラムは、
コンピュータに対して、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する機能と、
前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する機能と、
前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する機能と、
前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別する機能と、
前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示する機能と、
を実現させるためのプログラム、である。
本発明によれば、同じ被写体を所望する様々な状態で満遍なく捉えて撮影することができる。
撮像装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図。 第1実施形態の評価テーブル3Dを説明するための図。 第1実施形態において、多様化撮影機能がオンされた際に実行開始される撮影動作を説明するためのフローチャート。 図3に続く動作を示したフローチャート。 第1実施形態において、撮影継続確認画面の表示例を示した図。 第1実施形態において、被写体の顔の様々な表情変化の各撮影画像を一覧表示した再生画面を示した図。 (1)は、第2実施形態の評価テーブル3Dを説明するための図、(2)は、第2実施形態の第1の条件をユーザ操作により任意に設定する際の設定画面を説明するための図。 第2実施形態において、多様化撮影機能がオンされた際に実行開始される撮影動作を説明するためのフローチャート。 (1)は、第2実施形態において、撮像中に評価結果を識別表示する撮影案内画面を例示した図、(2)は、第2実施形態において、撮影継続確認画面の表示例を示した図。 第2実施形態の第1変形例を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の第2変形例を説明するためのフローチャート。 第2実施形態の第2変形例において、撮像中に評価結果を識別表示する撮影案内画面を例示した図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、撮像装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図である。
このデジタルカメラは、被写体を高精細に撮影可能な撮像機能、現在日時やタイマ時間を計時する計時機能、記録保存されている撮影済み画像(保存画像)を任意に読み出して再生する画像再生機能などのほか、本実施形態においては、被写体の様々な状態の変化(例えば、顔の表情の変化)を満遍なく撮影する多様化撮影機能(後で詳述する)を備えている。制御部1は、電源部(二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶部3内に格納されている各種のプログラムに応じてこのデジタルカメラの全体動作を制御するもので、この制御部1には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。
記憶部3は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図3及び図4に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ3Aと、フラグなどを一時記憶するワークメモリ3B、撮影された画像を圧縮記録して保存する画像メモリ3C、後述する評価テーブル3Dなどを有している。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
操作部4は、図示省略したが、撮影が可能な動作モード(撮影モード)と、撮影済み画像(保存画像)を再生する動作モード(再生モード)とを切り替えたり、更に撮影モードとして、多様化撮影モードに切り替えたりするモード変更ボタンと、撮影開始を指示するレリーズボタンのほかに、露出やシャッタスピードなどの撮影条件の設定操作、再生対象を選択する画像選択操作などを行う押しボタン式の各種のキーを備えたもので、制御部1は、この操作部4からの入力操作信号に応じた処理として、例えば、モード変更処理、撮影処理、撮影条件の設定、画像選択処理などを行う。
撮像部5は、図示しないが、光学レンズからの被写体画像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を高精細に撮影することが可能なもので、撮影レンズ、撮像素子、ストロボ、各種のセンサ、アナログ処理部、デジタル処理部を有している。この撮像部5によって撮影された画像は、制御部1によりその画像を圧縮してファイル化する画像圧縮処理が施された後、画像メモリ3Cに記録保存される。タッチ表示部6は、高精細液晶などの表示画面上に透明のタッチパネルが積層されたもので、各種のソフトウェアキー(タッチキー)を割り当て配置してその機能名を表示したり、指などによるタッチ操作を感知してそのタッチ操作に応じた操作信号を入力したりする。タッチ表示部6の表示画面は、撮像された画像(ライブビュー画像)をリアルタイムに表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮影済み画像を再生する再生画面となったりする。
顔検出部7は、撮像された画像(ライブビュー画像)に含まれている被写体(例えば、人物)を認識する機能を構成するもので、撮像部6から画像を取り込み、フレーム単位毎に画像解析により、画像内から被写体の顔部分を検出し、顔の形成する各バーツ(目、口、鼻、額など)の形、位置、大きさなどを総合的に判断して、顔の変化を検出するようにしている。なお、この顔検出部7の機能は、カメラにおいて一般的に用いられている技術であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。
図2は、評価テーブル3Dを説明するための図である。
評価テーブル3Dは、上述した多様化撮影機能の作動時に、被写体(例えば、人物)を撮像した画像(ライブビュー画像)に基づいてその被写体の状態、例えば、顔の表情の状態を評価する際に参照されるテーブルである。制御部1は、撮像部5によって撮像された被写体のライブビュー画像を取得して、評価テーブル3Dを参照することにより、複数種の評価の着目点(その被写体を構成する部位(顔、口、目など)の1又は複数と、その部位を評価する観点(大きさ、向きなど)の1又は複数と、の組み合わせ)での状態を個別に評価するようにしている。
そして、評価テーブル3Dは、「評価の着目点」、「評価値」、「重み付け」の各項目を有する構成で、図示の例において、「評価の着目点」の項目には、複数種の評価の着目点として“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”が記憶されている。なお、「評価の着目点」としては、“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”に限らない。また、評価テーブル3Dは、標準的な顔から生成された汎用的なテーブルを用いてよいし、例えば、口元を最も大きく開いている、閉じているといった評価の着目点毎の最大、最小値に該当する画像を被写体毎に予め撮影して生成されたテーブルを用いてもよく、これにより精度の高い評価が可能となる。
また、「評価値」の項目には、評価の着目点での状態を複数のレベル(例えば、5段階)に分けて評価するために、“1”、“2”、“3”、“4”、“5”の評価値が記憶されている。この場合、“顔の大きさ”の「評価値」は、“1(小さい)”<、…、<“5(大きい)”の関係、また、“口元の大きさ”の「評価値」は、“1(小さい)”<、…、<“5(大きい)”の関係、“目の開き具合”に対応する「評価値」は、“1(しっかり閉じている)”<、…、<“5(明らかに開いている)”の関係にある。制御部1は、複数の評価の着目点での状態を所定のタイミング(例えば、30ms)毎に評価すると共に、前後のタイミングの評価結果から各評価の着目点別の変化量(今回の評価値と前回の評価値との差分)を求めて、各評価の着目点別の変化量を合計するようにしている。
「重み付け」は、各評価の着目点別の変化量を合計する際の重み付けを示し、図示の例は、“顔の大きさ”の「重み付け」が“x”、“口元の大きさ”の「重み付け」が“y”、“目の大きさ”の「重み付け」が“z”の場合を示している。なお、「重み付け」の値は、“1”〜“5”の中から選択された値で、ユーザ操作により任意に設定可能となっている。
制御部1は、多様化撮影機能の作動時に、撮像部5で撮像された画像内の被写体の状態を所定の評価タイミング(例えば、30ms)毎に評価する際に、次の計算式にしたがった計算を実行して、その評価結果が第1の条件を満たすか否かを判別するようにしている。すなわち、制御部1は、複数の評価の着目点別の状態を所定の評価タイミング毎に評価し、前後のタイミングの評価結果から各評価の着目点別の変化量(今回の評価値と前回の評価値との差分)を求め、各評価の着目点別の変化量(絶対値)を合計した値が所定の閾値を超えたか否かに基づいて第1の条件を満たすか否かを判別するようにしている。
第1の条件: x*|A(a)−B(a)|+y*|A(b)−B(b)|+z*|A(c)−B(c)|>所定の閾値
パラメータ“A(a)”“B(a)”は、“顔の大きさ”を評価の着目点とした今回の評価値と前回の評価値を示している。パラメータ“A(b)”“B(b)”は、“口元の大きさ”を評価の着目点とした今回の評価値と前回の評価値を示している。パラメータ“A(c)”“B(c)”は、“目の開き具合”を評価の着目点とした今回の評価値と前回の評価値を示している。また、パラメータ“x、y、z”は、各評価の着目点別の変化量(今回の評価値と前回の評価値との差分)に乗算される重み付けの値を示している。
制御部1は、各評価の着目点別の変化量を合計した値が所定の閾値を超えていると判別したとき、つまり、第1の条件を満たすと判別したときには、撮像部5に対して撮影を指示して(画像の記録を指示して)、そのとき(条件を満たしたとき)に撮影された画像を保存対象として取得して記録保存するようにしている。つまり、顔の状態(表情)が第1の条件を満たすように刻々と変化する毎に、そのときの状態(表情)を撮影した画像を記録保存するようにしている。ここで、本実施形態においては、被写体の状態がどのようなときに撮影した画像を望むかによって所望する複数の評価の着目点別の評価値を任意に設定可能であり、図中、評価テーブル3D内に付したグレーの評価の着目点別の評価値は、ユーザ操作で任意に設定された評価着目点別の評価値を示している。図示の例において、“顔の大きさ”の評価値“3”〜“5”、“顔の大きさ”の評価値“1”〜“5”、“目の開き具合”の評価値“1”、“3”、“5”は、ユーザが設定した評価の着目点別の評価値を示している。
このような多様化撮影は、第2の条件を満たす撮影が行われた際に自動的に終了させる。すなわち、制御部1は、第1の条件を満たして撮影が実行される毎に、そのときの評価の着目点別の評価値を評価履歴として一時記憶しておき、予めユーザ操作により任意に選択設定されている複数の評価の着目点別の評価値の全てが評価履歴として記憶されているか否かに基づいて(第2の条件を満たすか否かに基づいて)、多様化撮影を終了するか否かを制御するようにしている。
第2の条件は、複数の評価の着目点別の評価値(上述のグレーの評価値)が設定されている場合に、その全てのグレーの評価値が評価履歴として記憶されていること(グレーの評価値の全てに対する撮影が行われたことを条件、つまり、グレーの評価値に該当する様々な表情で撮影が行われたこと)を条件とするもので、制御部1は、この第2の条件を満たす撮影が行われた際に多様化撮影を自動的に終了(画像の記録を終了)させるようにしている。なお、上述の第1の条件が満たされたときに、いずれか一つのグレーの評価値が第1の条件内に含まれていれば、そのグレーの評価値に該当する表情で撮影が行われたものとしている。すなわち、“顔の大きさ”の評価値が5で、“口元の大きさ”の評価値が4で、“目の開き具合”の評価値が2であった場合には、グレーの評価値に該当する“顔の大きさ”の評価値が5と、“口元の大きさ”の評価値が4の撮影が実行されたものとなる。
このように第1実施形態において撮像装置(デジタルカメラ)は、撮像手段(撮像部5)によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する評価手段(制御部1、プログラムメモリ3A、顔検出部7、評価テーブル3D)と、前記評価手段によって評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する第1の判別手段(制御部1、プログラムメモリ3A)と、前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する第1の撮影制御手段(制御部1、プログラムメモリ3A、評価テーブル3D)と、前記第1の撮影制御手段によって画像の記録の指示が行われた際の前記評価手段による評価が第2の条件を満たすか否かを判別する第2の判別手段(制御部1、プログラムメモリ3A、評価テーブル3D)と、前記第2の判別手段によって前記第2の条件を満たすと判別された際に、前記第1の撮影制御手段に対して画像の記録の終了を指示する第2の撮影制御手段(制御部1、プログラムメモリ3A)と、を備える構成となっている。
次に、第1実施形態における撮像装置(デジタルカメラ)の動作概念を図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図3及び図4は、デジタルカメラの全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図3のフローチャートから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図3及び図4は、多様化撮影機能がオンされた際に実行開始される撮影動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、撮影に関する条件として、露出などの撮影条件を設定したり、第1の条件を設定したり、第2の条件を設定したりする(図3のステップA1)。この場合、第1の条件として、評価テーブル3Dの「重み付け」を設定し、第2の条件として上述した評価テーブル3Dのグレーの評価値を設定したりする。ここで、多様化撮影の開始を指示するシャッタ操作が行われると(ステップA2)、タイマ計測動作を開始(ステップA3)した後、評価タイミング(例えば、撮影開始から30ms毎)であるかを調べる(ステップA4)。いま、評価タイミングでなければ(ステップA4でNO)、タイマ計測時間に基づいて撮影開始から所定時間(例えば、10分)が経過したかを調べ(ステップA5)、所定時間が経過していなければ(ステップA5でNO)、上述のステップA4に戻る。
いま、評価タイミングとなれば(ステップA4でYES)、図4のフローチャートに移り、撮像部5で撮像された画像を取得すると共に(ステップA8)、顔検出部7を動作させてその画像に含まれている被写体(人物)の状態を各評価の着目点別に検出する(ステップA9)。この場合、画像内から被写体の顔部分を検出し、顔の形成する各バーツ(目、口、など)の形、位置、大きさなどを総合的に判断して顔を認識すると共に、評価の着目点別の状態(“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”)を検出する。そして、検出した各評価の着目点別の状態に基づいて評価テーブル3Dを参照し、各状態を5段階評価してその評価の着目点別の評価値を求める(ステップA10)。例えば、“顔の大きさ”の評価値は“2”、“口元の大きさ”の評価値は“4”、“目の開き具合”の評価値は“3”のように、評価の着目点別の評価値を求める。
そして、前回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値B(a)、B(b)、B(c)をワークメモリ3Bから読み出す(ステップA11)。ここで、今回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値A(a)、A(b)、A(c)と前回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値B(a)、B(b)、B(c)を使用して、次式にしたがって評価計算を行う(ステップA12)。
x*|A(a)−B(a)|+y*|A(b)−B(b)|+z*|A(c)−B(c)|
その計算結果(合計値)は所定の閾値を超えているかに基づいて第1の条件を満たすか否かを調べる(ステップA13)。
なお、最初の撮影では、前回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値は存在しないので、その処理はスキップする。
ここで、第1の条件を満たさなければ(ステップA13でNO)、撮像部5に対して撮影指示を行わずに、撮影開始から所定時間が経過したかを調べるステップA5に移るが、第1の条件を満たしているときには(ステップA13でYES)、撮像部5に対して撮影指示を行い、そのときの撮影画像を保存対象として取得し、圧縮処理してから画像メモリ3Cに保存する(ステップA14)。そして、今回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値を、撮影が実行された評価履歴としてワークメモリ3Bに一時記憶すると共に(ステップA15)、その評価の着目点別の評価値を撮影画像に対応付けて画像メモリ3Cに記録保存する(ステップA16)。
なお、第1の条件を満たさず、撮像部5に対して撮影指示を行われた場合にも、今回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値を前回の評価の着目点別の評価値としてワークメモリ3Bに一時記憶してもよい。
次に、ワークメモリ3Bに一時記憶されている撮影が実行された評価履歴を参照し(ステップA17)、第2の条件を満たすか否かを判別する(ステップA18)。上述したように第2の条件は、評価テーブル3D内に付したグレーの評価値での撮影が全て行われたことを条件とするもので、第2の条件を満たすときには(ステップA18でYES)、撮像部5に多様化撮影の終了を指示してその撮影終了処理(ステップA19)を行った後、図3及び図4のフローから抜けるが、第2の条件を満たしていなければ(ステップA18でNO)、所定時間が経過したかを調べるステップA5に移り、以下、上述の動作を繰り返す。
ここで、第2の条件を満たす前に撮影開始から所定時間が経過したときには(ステップA5でYES)、第2の条件を満たしていないこと(設定されている全ての評価の着目点別の評価値での撮影が終了していないこと)を案内する未撮影案内メッセージを表示させる(ステップA6)。図5は、設定内容どおりの撮影が行われていないことを示す未撮影案内メッセージと、撮影を継続するかを問い合わせる撮影継続確認メッセージを含む撮影継続確認画面の表示例を示した図である。
図示の例は、未撮影案内メッセージとして、撮影開始から10分が経過したこと、及び評価の着目点別の評価値“口元の大きさ 5”、“目の開き具合 3”がまだ撮影されていないことを表示した場合を示し、また、撮影を継続するかを問い合わせる確認メッセージとして、“継続する”を指示するボタン[SET]、“継続しない”を指示するボタン[MENU]を表示した場合を示している。
ここで、ユーザによる操作部4の指示ボタン[SET]又は[MENU]の操作に応じて撮影継続が指示されたか否かを調べ(ステップA7)、ボタン[SET]の操作によって継続が指示されたときには(ステップA7でYES)、計測時間をリセットして、評価タイミングであるかを調べるステップA4に戻るが、ボタン[MENU]の操作によって継続しないが指示されたときには(ステップA7でNO)、撮影終了処理(ステップA19)を行った後、図3及び図4のフローチャートから抜ける。
図6は、多様化撮影で得られた被写体の顔の様々な表情変化の各撮影画像を一覧表示した再生画面を示した図である。
制御部1は、多様化撮影中に撮影された各撮影画像をその評価結果と共に記録保存している状態において、ユーザ操作によりその撮影画像の再生が指示されると、その各撮影画像を読み出すと共に、その評価結果に基づいて並び替えて一覧表示するようにしている。この場合、つまり、予めユーザ操作により任意に選択設定された複数の評価の着目点を次元とする多次元の画面(図示の例では、二次元画面)に各画像を一覧表示させるようにしている。
すなわち、画像の再生を指示する操作のほか、評価の着目点の中から任意の2種類、例えば、“口元の大きさ”、“目の開き具合”を選択する操作が行われると、画像メモリ3Cから再生対象の各撮影画像を読み出すと共に、5×5のマトリックス状の再生画面(二次元画面)をタッチ表示部6に表示させる。いま、“口元の大きさ”、“目の開き具合”がユーザ操作により選択された場合であるから、再生画面(マトリックス画面)の横方向に評価の着目点として“口元の大きさ”の評価値“1”〜“5”を割り当て、その画面の縦方向に評価の着目点として“目の開き具合”の評価値“1”〜“5”を割り当てる。
そして、制御部1は、再生対象の各撮影画像のサムネイルを生成し、マトリックス内の該当する位置に配置表示させる。この場合、各撮影画像には評価の着目点別の評価値が対応付けられているので、制御部1は、この評価の着目点別の評価値を参照して、該当する位置に配置表示させる。図中、マス目(セル)内において、×を○で囲んだシンボルは、撮影画像のサムネイル表示を示し、そのマス目の位置の評価の着目点別評価値、つまり、“口元の大きさ”及び“目の開き具合”が該当する状態(評価値)のときに撮影された画像であることを示している。なお、このようなマトリックス状の再生画面のうち、上述のサムネイル表示のないマス目(空白)は、該当する状態(評価値)では撮影が行われていないことを示している。
このような再生画面(サムネイル一覧画面)がタッチ表示部6に表示されている状態において、任意のマス目をタップする画像選択操作が行われると、制御部1は、タップされたマス目に該当する撮影画像は何枚存在しているかを判別し、1枚であれば、サムネイル一覧画面からその画像を拡大表示した画面に切り替えるが、一つのマス目に該当する画像が複数枚撮影されていれば、その該当するマス目に次の画像のサムネイルを切り替え表示させる。この場合、サムネイル表示がダブルタップされると、その画像を拡大表示した画面に切り替えるようにしている。
以上のように、第1実施形態において制御部1は、撮像部5によって撮像された被写体の状態を複数の評価の着目点で検出し、評価テーブル3Dを参照することによって複数の評価の着目点での状態を個別に評価すると共に、その評価の着目点別の評価値に基づいて第1の条件を満たすかを判別し、第1の条件を満たす毎に撮像部5に撮影を指示し(画像の記録を指示し)、また、第2の条件を満たす撮影が行われた際に、撮像部5に対して撮影の終了を指示する(画像の記録の終了を指示する)ようにしたので、被写体の最良の状態に限らずに様々な状態の変化を満遍なく捉えて撮影することができる。この場合、多様化撮影の開始を指示するシャッタするようにしているが、このシャッタを一回操作するだけで、様々な状態の撮影画像を得ることができる。
制御部1は、評価の着目点での各状態を所定のタイミング毎に評価し、前後のタイミングの評価結果から各評価の着目点別の変化量を求めると共に、その各評価の着目点別の変化量に基づいて第1の条件を満たすか否かを判別するようにしたので、評価タイミングの間隔にもよるが、各状態の微妙な変化までも的確に捉えて評価することができ、様々な状態を撮影することができる。
第1の条件は、各評価の着目点別の変化量をそれぞれパラメータとする条件式であるので、各状態の変化(全体的な変化)を的確に捉えた評価が可能となる。
第1の条件は、各評価の着目点別の変化量の合計値が所定の閾値を超えることを条件とする情報であるので、全体的な大きな変化を的確に捉えた評価が可能となる。
第1の条件は、各評価の着目点別の変化量の合計値を算出する際の重み付けを各状態に対応付けて設定可能な条件情報であるので、各状態の変化(全体的な変化)を捉えて評価する場合に、どの状態の変化を重視して評価すべきであるかを設定することができ、更に自由度を増すことができる。
制御部1は、評価テーブル3Dを参照し、その評価結果として段階評価した評価の着目点別の評価値に基づいて第1の条件を満たすか否かを判別するようにしたので、例えば、異なる種類の各状態を同じ5段階で評価することができ、状態毎にバラツキのない評価が可能となる。
制御部1は、第1の条件が満たされたときの評価の着目点別の評価値を評価履歴として一時記憶しておき、第2の条件を満たす撮影が行われたか否かに基づいて多様化撮影の終了を指示するか否かを制御するようにしたので、ユーザが設定したとおりの撮影が行われるまで多様化撮影を継続させることができ、ユーザが設定した撮影が完了した際に、多様化撮影を終了させることができる。
制御部1は、多様化撮影を開始してから所定時間が経過しても、第2の条件が満たされていなければ、設定内容どおりの撮影が行われていない未撮影を案内表示するようにしたので、撮影者は、未撮影の状態を被写体に知らせてその表情を要求することができたり、未撮影を確認した上で多様化撮影を強制終了させたりするこみとができる。
なお、上述の実施形態では、多様化撮影を開始してからの時間に応じて、未撮影を案内表示するようにしたが、多様化撮影を開始してからの撮影枚数が所定枚数を越えても、第2の条件が満たされていなければ、未撮影を案内表示するようにしてもよい。
制御部1は、撮影指示により撮影された各撮影画像を評価結果に対応付けて保存している状態において、その撮影画像の再生が指示されると、その各撮影画像を評価結果に基づいて並び替えて一覧表示するようにしたので、ユーザにあっては各状態が変化してゆく様子を一つの画面内で容易に確認することができる。
制御部1は、複数の状態を次元とした多次元の一覧表示を行うようにしたので、見やすい表示画面となり、状態の変化の確認が容易なものとなる。
被写体は、人物であり、状態は顔の表情であるから、人物の顔の変化(表情)を的確に捉えた複数枚の画像を得ることができる。
なお、上述した第1実施形態においては、各撮影画像の再生時にその評価結果に基づいて並び替えて一覧表示する場合、図6に示したように予めユーザ操作により任意に選択設定された2つの状態を次元とする二次元画面に一覧表示するようにしたが、状態が3つ以上の場合には三次元以上の多次元画面に識別表示するようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図7〜図9を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、第1の条件を、「評価の着目点別の評価値の変化量の合計が所定の閾値を越えたか否か」とする場合を例示したが、この第2実施形態においては、第1の条件を「評価の着目点別の評価値の組み合わせ」とした場合である。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7(1)は、第2実施形態の評価テーブル3Dを説明するための図である。
第2実施形態の評価テーブル3Dは、図2の第1実施形態と同様に、被写体を撮像した画像に基づいてその被写体の状態を評価する際に参照されるテーブルであるが、第2実施形態は、「評価の着目点」、「評価値」の項目を有し、「重み付け」の項目を有しない構成となっている。図示の例において、「評価の着目点」、「評価値」の内容は、図2の第1実施形態と同様で、“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”に対応して“1”〜“5”の評価値が記憶されている。
図7(2)は、第2実施形態の第1の条件(評価の着目点別の評価値の組み合わせ)をユーザ操作によって任意に設定する際の組み合わせ設定画面を説明するための図である。
第2実施形態の第1の条件は、評価の着目点別の評価値の組み合わせを示し、その組み合わせは、ユーザ操作により任意に設定可能なもので、その設定画面は、任意に選択設定された複数の状態を次元とする多次元の画面となっている。図示の例は、5×5のマトリックス状の画面(二次元画面)を示し、その横方向に評価の着目点として“口元の大きさ”の評価値“1”〜“5”を割り当て、その縦方向に評価の着目点として“目の開き具合”の評価値“1”〜“5”を割り当てた場合である。
この設定画面(マトリックス画面)の各マス目内には、評価の着目点別の評価値の組み合わせを示す数値列「1−1」、「1−2」、〜「5−5」が表示されている。この表示の前半の数値は、“目の開き具合”の評価値を示し、後半の数値は、“口元の大きさ”の評価値を示している。このような設定画面がタッチ表示部6に表示されている状態において、ユーザ操作により任意の組み合わせを設定する場合には、所望するマス目をタップ操作するようにしている。図中、グレーの評価値が任意に設定された評価の着目点別の評価値の組み合わせ部分を示し、「1−1」、「1−5」、「2−2」、「3−3」、…、「5−5」が第1の条件として設定されている場合を示している。なお、評価の着目点別の評価値の組み合わせを数値列で表示する場合に限らず、例えば、サンプルとして評価値の組み合わせの違いが分かるようなイラストや画像を表示するようにしてもよい。
第2実施形態の第2の条件は、評価の着目点別の評価値の組み合わせ(第1の条件)が複数設定されている場合に、その第1の条件(評価の着目点別の評価値の組み合わせ)の全てに対する撮影が行われたこと、つまり、その組み合わせに該当する様々な表情で撮影が行われたことを条件とするもので、制御部1は、この第2の条件を満たす撮影が行われた際に多様化撮影を自動的に終了させるようにしている。図示の例では、評価の着目点別の評価値の組み合わせ「1−1」、「1−5」、「2−2」、「3−3」、…、「5−5」の全てに対して撮影が行われた際に多様化撮影を終了させる。
図8は、第2実施形態において、多様化撮影機能がオンされた際に実行開始される撮影動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、図3のステップA1〜A5と基本的には同様に、条件設定処理(ステップB1)を行った後、多様化撮影の開始を指示するシャッタ操作が行われると(ステップB2)、タイマ計測動作を開始し(ステップB3)、評価タイミング(例えば、撮影開始から30ms毎経過)でなければ(ステップB4でNO)、撮影開始から所定時間(例えば、10分)が経過したかを調べ(ステップB5)、所定時間が経過しなければ(ステップB5でNO)、上述のステップB4に戻る。
ここで、評価タイミングであれば(ステップB4でYES)、撮像部5で撮像された画像に含まれている被写体(人物)の顔の評価の着目点での状態(“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”)を評価の着目点別に検出し、この検出された各状態に基づいて評価テーブル3Dを参照して、各評価の着目点別の評価値を求め(ステップB8)、その評価結果を識別表示する(ステップB9)。
図9(1)は、撮像中に評価結果を識別表示する撮影案内画面を例示した図である。
撮影案内画面は、図7(2)に示す設定画面(マトリックス画面)と同様に構成された5×5のマトリックス状の画面で、第1の条件として設定されている評価の着目点別の評価値の組み合わせ(グレー表示)、撮影済みの組み合わせと撮像中の該当する組み合わせが識別表示されている。図中、×を○で囲んだシンボルは、撮影が実行された第1の条件(評価の着目点別の評価値の組み合わせ)を示した識別表示で、その条件を満たしたときに撮影した画像をサムネイル表示して識別するようにしている。図中、黒枠で囲んだ「2−4」は、撮像中の評価の着目点別の評価値に該当する組み合わせを示した識別表示である。
次に、今回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値の組み合わせは、第1の条件を満たすか、つまり、予め設定されている評価の着目点別の評価値の組み合わせのうち、そのいずれか一つに該当しているかを調べ(ステップB10)、第1の条件を満たさなければ(ステップB10でNO)、撮像部5に対して撮影指示を行わず、撮影開始から所定時間が経過したかを調べるステップB5に移る。また、第1の条件を満たしているときには(ステップB10でYES)、撮像部5に対して撮影指示を行い、その撮影画像を画像メモリ3Cに保存する(ステップB11)。そして、今回の評価タイミングで得られた評価の着目点別の評価値を撮影済みの評価の着目点別の評価値の組み合わせとして図9(1)の撮影案内画面に識別表示(撮影画像のサムネイル表示)(ステップB12)すると共に、ワークメモリ3Bに撮影が実行された評価履歴として一時記憶しておく(ステップB13)。次に、この評価履歴を参照し(ステップB14)、第2の条件を満たすか否かを判別する(ステップB15)。
ここで、第2の条件を満たす場合、つまり、設定されている全ての評価の着目点別の評価値の組み合わせに対する撮影が終了しているときには(ステップB15でYES)、撮影終了処理(ステップB16)を行った後、図8のフローチャートから抜けるが、第2の条件を満たしていなければ、つまり、全ての評価値の組み合わせに対する撮影が終了していなければ(ステップB15でNO)、撮影開始から所定時間が経過したかを調べるステップB5に移る。ここで、第2の条件を満たす前に所定時間が経過したときには(ステップB5でYES)、未撮影案内メッセージを表示させる(ステップB6)。
図9(2)は、未撮影案内メッセージ及び撮影継続確認メッセージを含む撮影継続確認画面の表示例を示した図で、図5と基本的に同様の内容となっている。図示の例では、設定されている組み合わせの全ては、まだ撮影されていないことを示す撮影継続確認メッセージが表示された場合である。ここで、撮影継続が指示されたときには(ステップB7でYES)、時間計測をリセットして、上述のステップB4に戻るが、撮影継続が指示されなければ(ステップB7でNO)、撮影終了処理(ステップB16)を行った後、図8のフローチャートから抜ける。
以上のように、第2実施形態において第1の条件は、各評価の着目点別の評価値の組み合わせを示す情報であるから、第1実施形態と同様に、被写体の最良の状態に限らずに様々な状態の変化を満遍なく捉えて撮影することができる。
第1の条件は、各評価の着目点別の評価値のうちユーザ操作により任意に設定された評価値の組み合わせであるから、ユーザの所望する表情(状態)の撮影を容易に設定することができる。
制御部1は、多様化撮影中において撮影指示が行われる毎にその撮影が指示されたときに評価された評価の着目点別の評価値の組み合わせに該当する撮影案内画面(マトリックス画面)上の位置を識別表示するようにしたので、撮影中に被写体がどのような状態のときに撮影されたものかを容易に確認することができる。
制御部1は、第1の条件が満たされたときの評価の着目点別の評価値を評価履歴として一時記憶しておき、第2の条件を満たすか否かに基づいて多様化撮影の終了を指示するか否かを制御するようにしたので、ユーザが設定したとおりの撮影が行われるまで多様化撮影を継続させることができ、ユーザが設定した撮影が完了した際に、多様化撮影を終了させることができる。
また、上述した第2実施形態においては、第1の条件を満たす毎に撮影を指示するようにしたが、これに限らず、第1の条件を満たす場合であっても、撮影済みの条件と一致するときには、以降、その条件での撮影を禁止するようにしてもよい。すなわち、同じ評価の着目点別の評価値の組み合わせ(例えば、「1−3」)で撮影済みであれば、それ以降の同一の組み合わせを条件とする撮影を禁止するようにしてもよい。
図10は、第2実施形態の第1変形例を説明するためのフローチャートで、基本的には図8のフローチャートと同様であるが、図10はステップC11を追加した点が相違する。すなわち、図10のステップC1〜C10、ステップC12〜C17は、図8のステップB1〜B10、ステップB11〜B16に対応する同様のステップであるが、図10ではステップC10でYESと判別された場合にステップC11に移るようにしている。
すなわち、第1の条件を満たすときには(ステップC10でYES)、更に撮影済みの組み合わせと一致するか否か、つまり、同じ評価の着目点別の評価値の組み合わせで撮影済みであるか否かを判別する(ステップC11)。その結果、撮影済みの組み合わせと一致すれば、同じ組み合わせで撮影済みであるので(ステップC11でYES)、撮像部5に対して撮影指示を行わず(重複撮影を避けるために)、撮影開始から経過が経過したかを調べるステップC5に移るが、撮影済みの組み合わせと一致しなければ(ステップC11でNO)、撮像部5に対して撮影指示を行い、その撮影画像を画像メモリ3Cに保存する(ステップC12)。
このように第1の条件を満たす場合であっても、撮影済みの組み合わせと一致するときには、以降、その組み合わせでの撮影を禁止するようにすれば、同じ組み合わせでの重複撮影を避けることが可能となる。
また、上述した第2実施形態においては、多様化撮影中では同じ内容の第1の条件を使用するようにしたが、第1の条件を満たすと判別される毎にその第1の条件を変更するようにしてもよい。すなわち、設定画面でユーザ操作によって任意の組み合わせを設定する点は共通であるが、組み合わせが複数である場合に毎回全ての組み合わせを第1の条件とするのではなく、複数の組み合わせのうち所定の条件に基づいて特定の組み合わせのみを第1の条件として、その第1の条件を満たす撮影が行われると、次回の第1の条件は、前回の撮影された組み合わせを除外した他の特定の組み合わせに変更するという処理を撮影が実行される毎に繰り返すようにしてもよく、ユーザが設定した任意の組み合わせ全てに対する撮影が行われると、多様化撮影を終了すればよい。
図11は、第2実施形態の第2変形例を説明するためのフローチャートで、基本的には図8のフローチャートと同様であるが、図11はステップD17及びD18を追加した点が相違する。すなわち、図11のステップD1〜D17は、図8のステップB1〜B17に対応する同様のステップであるが、図11ではステップD16でNOと判別された場合にステップD17及びD18に移るようにしている。
すなわち、第2の条件を満たさないときには(ステップD16でNO)、第1の条件を変更する処理に移る(ステップD18)。例えば、先ず、「1−1」のみを第1の条件とし、この第1の条件を満たした場合は、第1の条件を「2−2」に変更し、続けて「3−3」、「4−4」、「5−5」に、といったように変更していく。この場合、各評価の着目点での評価値が同じ値となる組み合わせのうち評価値の小さい順、例えば、所定の条件として「1−1」、「2−2」、「3−3」、「4−4」、「5−5」を優先するようにしている。なお、優先の仕方は、これに限らず、特定の評価の着目点を優先するようにしてもよい。これによって第1の条件を変更すると、変更後の第1の条件を上述の撮影案内画面に識別表示(ステップD19)した後、撮影開始から所定時間が経過したかを調べるステップD5に移る。
図12は、図9(1)と同様、撮像中に評価結果を識別表示する撮影案内画面を例示した図で、5×5のマトリックス状の案内画面内において、×を○で囲んだシンボルは、撮影が実行された第1の条件(評価の着目点別の評価値の組み合わせ)を示した識別表示(撮影した画像のサムネイル表示)を示し、黒枠で囲んだ「2−4」は、撮像中の該当する評価の着目点別の評価値の組み合わせを示した識別表示である。ここで、グレー領域のマス目は、上述の優先基準に応じて変更された次の第1の条件「3−3」を示している。
このように第1の条件を満たすと判別される毎にその次の第1の条件を変更するようにすれば、ユーザは次にどういう表情にすれば撮影できるかが明確になり、同じ表情を何度も行うことなく、効率的に撮影を行うことができる。
また、上述した第2実施形態においては、第1の条件(評価の着目点別の評価値の組み合わせ)を「1−1」、「1−2」、…のように1対1の組み合わせを示したが、これに限らず、「(1〜3)−(3〜3)のように範囲の組み合わせであってもよい。この場合、評価の着目点別の評価値の組み合わせがこの範囲内である場合に、制御部1は撮像部5に対して撮影指示を行う。更に、「1−2−3」のように3つの状態の組み合わせであってもよい。この場合、図9(1)の撮影案内画面も三次元以上の多次元画面としてもよい。また、四次元以上でマトリックス表示が困難な場合は、(1−1−1−1)(1−1−1−2)といった組み合わせを羅列して表示するようにしてもよい
更に、上述した各実施形態においては、評価の着目点として、“顔の大きさ”“口元の大きさ”“目の開き具合”といった複数種の着目部位毎に1つの観点での状態を個別に評価するようしたが、着目部位毎に複数の観点で個別に評価してもよい。例えば、顔の別の観点として、“顔の向き”、口の別の観点として、“口の形”“口の開き具合の円形度”、“口の幅”、“口全体の左右へのずれ具合”、目の別の観点として“視線の角度”、“目の左右の開き具合の違い”眉毛の観点として、“眉毛の角度”、“眉毛の左右の角度の違い”、頬の観点として、“頬の膨らみ具合”“頬の左右の膨らみ具合の違い”などであってもよい。
上述した各実施形態においては、「評価の着目点での状態」を5段階で評価するようにしたが、5段階に限らず、その段数は任意であり、しかも評価の着目点毎にその段数が異なる評価を行ってもよい。また、目標撮影枚数が事前に設定できるようにして、その目標撮影枚数に応じて段数を自動設定するようにしてもよい。例えば、目標撮影枚数が多い場合には段数を増やすようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、「評価の着目点」として、“顔の大きさ”、“口元の大きさ”、“目の開き具合”を例示したが、顔の角度(水平、鉛直、光軸方向の各々に対する角度)などであってもよい。このような、画像解析による検出とは異なり、デジタルカメラの向き(角度)を加速度センサなどにより検出し、この検出されたデジタルカメラの向き(角度)などを被写体の状態として検出するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、シャッタ操作によって多様化撮影の開始を指示するようにしたが、人物の顔を認識した際に自動的に多様化撮影の開始を指示するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、「評価の着目点」毎に「重み付け」を設定できるようにしていたが、「変化方向」を設定できるようにしてもよい。すなわち、各評価の着目点別の変化量を合計する際に、その変化量の値は正か負か(変化の方向は、正方向か負方向か)に応じて合計の仕方が異なるようにしており、「変化方向」の項目には、“両方向”、“正方向のみ”、“負方向のみ”のいずれかが記憶されているようにすればよい。
上述した第2実施形態においては、予め第1条件として、設定画面でユーザ操作によって任意の組み合わせを設定するようにしていたが、予め第1の条件としての設定は行わずに、前回の評価値から適宜第1の条件を変更するようにしてもよい。すなわち、先ず、1回目は無条件で撮影を行い、その撮影されたタイミングの状態を複数の評価の着目点で検出して評価する。この評価として、例えば、複数の評価の着目点での評価値を所定の計算式により笑顔度を算出する。次にこの算出された笑顔度に対して、+α%あるいは、−β%といった値を乗じて算出された笑顔度を次の第1の条件として変更する、といった第1の条件の変更を繰り返して撮影を続け、第2の条件を満たしたタイミングで、撮影を終了するようにする。ここで第2の条件として、所定の枚数としてもよいし、1回目の笑顔度に応じて枚数を変化させてもよいし、+α%を乗じて増加していく笑顔度が100%となる、あるいはβ%を乗じて減少していく笑顔度が0%となる場合としてもよい。また、第1の条件、第2の条件は、笑顔度以外に泣き顔度等であってもよい。
上述した各実施形態においては、人物の顔の部位を対象として評価の着目点の状態を検出するようにしたが、対象とする部位は、顔に限らず、腕、手、足などであってもよく、観点として、折り曲げ具合、開き具合などであってもよい。更に、被写体は人物に限らず、ペットなどであってもよい。
また、上述した各実施形態においては、複数の評価の着目点の状態を検出して評価するようにしていたが、1の評価の着目点の状態のみを検出して評価するようにしてもよい。
更に、被写体の撮影は、撮影者を被写体とする自分撮りであってもよい。この場合、セルフタイマ機能を作動させて撮影開始を指示するようにしてもよい。このように自分撮りであっても各実施形態と同様の効果を有する。
また、上述した各実施形態においては、撮像装置としてデジタルカメラに適用した場合を示したが、これに限らず、カメラ機能付きパーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・音楽プレイヤー、スマートフォン以外の携帯電話機、電子ゲームなでであってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する評価手段と、
前記評価手段によって評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する第1の撮影制御手段と、
前記第1の撮影制御手段によって画像の記録の指示が行われた際の前記評価手段による評価が第2の条件を満たすか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段によって前記第2の条件を満たすと判別された際に、前記第1の撮影制御手段に対して画像の記録の終了を指示する第2の撮影制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記評価の着目点は、前記被写体を構成する複数の部位のうちの1又は複数と、該部位を評価する1又は複数の観点との組み合わせである、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で、所定のタイミング毎に評価し、
前記第1の判別手段は、前記評価手段による今回の評価結果と前回の評価結果とから各評価の着目点別の変化量を求めると共にその各評価の着目点別の変化量に基づいて前記第1の条件を満たすか否かを判別する、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量をそれぞれパラメータとする条件式を示す情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の撮像装置において、
前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量の合計値が所定の閾値を超えることを条件とする情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量の合計値を算出する際の重み付けを前記各評価の着目点に対応付けて設定可能な情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記評価手段は、前記複数種の評価の着目点別に、複数の段階に区分した評価値のいずれにその状態が該当しているかを評価し、
前記第1の判別手段は、前記評価手段によって評価された各評価の着目点別の評価値に基づいて前記第1の条件を満たすか否かを判別する、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の撮像装置において、
前記各評価の着目点別の評価値の中から予めユーザ操作によって任意の評価の着目点の任意の評価値を複数設定する第1の設定手段と、
前記第1の判別手段により前記第1の条件が満たされると判別される毎に、この第1の条件が満たされたときの評価の着目点別の評価値を評価履歴として一時記憶する評価履歴記憶手段と、
を更に備え、
前記第2の条件は、前記第1の設定手段によって設定されている複数の評価の着目点別の評価値の全てが前記評価履歴として記憶されていることを条件とする情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の撮像装置において、
撮影を開始してからの所定時間又は撮影枚数を計測する計測手段と、
前記計測手段によって所定時間が経過又は撮影枚数を超えても、前記第2の条件が満たされていなければ、前記設定手段によって設定された内容どおりの撮影が行われていないことを案内出力する案内手段と、
を更に備える、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で所定のタイミング毎に評価し、
前記第1の条件は、前記評価の着目点別の評価値の組み合わせを示す情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の撮像装置において、
前記各評価の着目点別の評価値のうち任意の評価の着目点別の評価値を設定する第2の設定手段を更に備え、
前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の評価値のうち、前記第2の設定手段により任意に設定された評価値の組み合わせを示す情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の撮像装置において、
前記第1の撮影制御手段は、第1の条件を満たす場合であっても、同じ評価値の組み合わせで撮影済みであれば、それ以降、同じ評価値の組み合わせでの撮影を禁止する、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の撮像装置において、
前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に、前回の第1の条件を除外するように次回の第1の条件を変更する変更手段を更に備える、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、請求項11に記載の撮像装置において、
前記複数の状態を次元とした多次元の一覧表示を行う表示制御手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により撮影指示が行われる毎にその撮影が指示されたときに評価された評価の着目点別の評価値の組み合わせに該当する前記一覧表示上の位置を識別表示する、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、請求項10に記載の撮像装置において、
前記各評価の着目点別の評価値の中から予め任意の評価値の組み合わせを複数設定する第2の設定手段と、
前記第1の撮影制御手段により撮影指示が行われる毎に、その撮影指示されたときに評価された評価の着目点別の評価値の組み合わせを撮影履歴として一時記憶する撮影履歴記憶手段と、
を更に備え、
前記第2の条件は、前記第2の設定手段によって設定された複数の評価の着目点別の評価値の組み合わせの全てが前記撮影履歴として記憶されてことを条件とする情報である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で所定のタイミング毎に評価し、
前記第1の条件は、前記評価の着目点別の評価値から算出される情報であって、
前回の前記第1の条件に応じて、次回の前記第1の条件を変更する変更手段を更に備える、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記第1の撮影制御手段による撮影指示により撮影された各撮影画像を前記評価手段による評価結果に対応付けて保存する画像保存手段と、
前記画像保存手段によって保存された各撮影画像を再生する際に、その各撮影画像を前記評価結果に基づいて並び替えて一覧表示させる再生手段と、
を更に備える、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項18)
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の撮像装置において、
前記再生手段は、前記複数の評価の着目点を次元とした多次元の一覧表示を行う、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項19)
請求項19に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記被写体は、人物であり、前記状態は顔の表情である、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項20)
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の撮像装置において、
前記被写体の撮影は、撮影者を被写体とする自分撮りである、
ことを特徴とする撮像装置、である。
(請求項21)
請求項21に記載の発明は、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価するステップと、
前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別するステップと、
前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示するステップと、
前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別するステップと、
前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示するステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法、である。
(請求項22)
請求項22に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する機能と、
前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する機能と、
前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する機能と、
前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別する機能と、
前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示する機能と、
を実現させるためのプログラム、である。
1 制御部
3 記憶部
3A プログラムメモリ
3D 評価テーブル
4 操作部
5 撮像部
6 タッチ表示部
7 顔検出部

Claims (22)

  1. 撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する評価手段と、
    前記評価手段によって評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する第1の撮影制御手段と、
    前記第1の撮影制御手段によって画像の記録の指示が行われた際の前記評価手段による評価が第2の条件を満たすか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段によって前記第2の条件を満たすと判別された際に、前記第1の撮影制御手段に対して画像の記録の終了を指示する第2の撮影制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記評価の着目点は、前記被写体を構成する複数の部位のうちの1又は複数と、該部位を評価する1又は複数の観点との組み合わせである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で、所定のタイミング毎に評価し、
    前記第1の判別手段は、前記評価手段による今回の評価結果と前回の評価結果とから各評価の着目点別の変化量を求めると共にその各評価の着目点別の変化量に基づいて前記第1の条件を満たすか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量をそれぞれパラメータとする条件式を示す情報である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量の合計値が所定の閾値を超えることを条件とする情報である、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の変化量の合計値を算出する際の重み付けを前記各評価の着目点に対応付けて設定可能な情報である、
    ことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記評価手段は、前記複数種の評価の着目点別に、複数の段階に区分した評価値のいずれにその状態が該当しているかを評価し、
    前記第1の判別手段は、前記評価手段によって評価された各評価の着目点別の評価値に基づいて前記第1の条件を満たすか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記各評価の着目点別の評価値の中から予めユーザ操作によって任意の評価の着目点の任意の評価値を複数設定する第1の設定手段と、
    前記第1の判別手段により前記第1の条件が満たされると判別される毎に、この第1の条件が満たされたときの評価の着目点別の評価値を評価履歴として一時記憶する評価履歴記憶手段と、
    を更に備え、
    前記第2の条件は、前記第1の設定手段によって設定されている複数の評価の着目点別の評価値の全てが前記評価履歴として記憶されていることを条件とする情報である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 撮影を開始してからの所定時間又は撮影枚数を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって所定時間が経過又は撮影枚数を超えても、前記第2の条件が満たされていなければ、前記設定手段によって設定された内容どおりの撮影が行われていないことを案内出力する案内手段と、
    を更に備える、
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で所定のタイミング毎に評価し、
    前記第1の条件は、前記評価の着目点別の評価値の組み合わせを示す情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記各評価の着目点別の評価値のうち任意の評価の着目点別の評価値を設定する第2の設定手段を更に備え、
    前記第1の条件は、前記各評価の着目点別の評価値のうち、前記第2の設定手段により任意に設定された評価値の組み合わせを示す情報である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の撮影制御手段は、第1の条件を満たす場合であっても、同じ評価値の組み合わせで撮影済みであれば、それ以降、同じ評価値の組み合わせでの撮影を禁止する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第1の判別手段によって前記第1の条件を満たすと判別される毎に、前回の第1の条件を除外するように次回の第1の条件を変更する変更手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  14. 前記複数の状態を次元とした多次元の一覧表示を行う表示制御手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の撮影制御手段により撮影指示が行われる毎にその撮影が指示されたときに評価された評価の着目点別の評価値の組み合わせに該当する前記一覧表示上の位置を識別表示する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  15. 前記各評価の着目点別の評価値の中から予め任意の評価値の組み合わせを複数設定する第2の設定手段と、
    前記第1の撮影制御手段により撮影指示が行われる毎に、その撮影指示されたときに評価された評価の着目点別の評価値の組み合わせを撮影履歴として一時記憶する撮影履歴記憶手段と、
    を更に備え、
    前記第2の条件は、前記第2の設定手段によって設定された複数の評価の着目点別の評価値の組み合わせの全てが前記撮影履歴として記憶されてことを条件とする情報である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  16. 前記評価手段は、前記被写体の状態を前記複数種の評価の着目点で所定のタイミング毎に評価し、
    前記第1の条件は、前記評価の着目点別の評価値から算出される情報であって、
    前回の前記第1の条件に応じて、次回の前記第1の条件を変更する変更手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  17. 前記第1の撮影制御手段による撮影指示により撮影された各撮影画像を前記評価手段による評価結果に対応付けて保存する画像保存手段と、
    前記画像保存手段によって保存された各撮影画像を再生する際に、その各撮影画像を前記評価結果に基づいて並び替えて一覧表示させる再生手段と、
    を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  18. 前記再生手段は、前記複数の評価の着目点を次元とした多次元の一覧表示を行う、
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記被写体は、人物であり、前記状態は顔の表情である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  20. 前記被写体の撮影は、撮影者を被写体とする自分撮りである、
    ことを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  21. 撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価するステップと、
    前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別するステップと、
    前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示するステップと、
    前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別するステップと、
    前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示するステップと、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  22. コンピュータに対して、
    撮像手段によって撮像されている被写体の状態を評価の着目点で評価する機能と、
    前記評価された前記評価の着目点の評価が第1の条件を満たすか否かを判別する機能と、
    前記第1の条件を満たすと判別される毎に前記撮像手段に撮像された画像の記録を指示する機能と、
    前記画像の記録の指示が行われた際の前記評価が第2の条件を満たすか否かを判別する機能と、
    前記第2の条件を満たすと判別された際に、画像の記録の終了を指示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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