JP2015149002A - リーダライタ、入退場管理装置、入退場管理システム、入退場管理方法、および、プログラム - Google Patents

リーダライタ、入退場管理装置、入退場管理システム、入退場管理方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入退場を管理する装置を、より低コストで実現する。【解決手段】特定のエリアへの入退場を、認証情報記録媒体の認証を行うことにより管理するリーダライタであって、前記認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信するアンテナと、前記アンテナに対する前記認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する、近接方向検知部材と、を備えることを特徴とするリーダライタ。【選択図】 図1

Description

本発明は、リーダライタ、入退場管理装置、入退場管理システム、入退場管理方法、および、プログラムに関する。
現在、非接触型IC(Integrated Circuit)カードのような認証情報記録媒体を用いて、特定のエリアへの入退場を制御する方法が考えられている。
例えば、特許文献1には、非接触型ICカードから送信される通信電波を入口側アンテナと出口側アンテナとの両方で受信して、通維新電波の強度の違いによって非接触型ICカードがかざされた方向を検出する装置が開示されている。
また、特許文献2には、ICカードの近接を検知するための近接センサを備え、ICカードの近接が検知された場合には、アンテナの電波の放射を停止させる非接触ICカードリーダライタ装置が開示されている。
特開平11−120304号公報 特開2006−163819号公報
非接触型ICカードのリーダライタに形成されたアンテナは、自身に近接された非接触型ICカードとの間で通信を行う。この際、非接触型ICカードは、リーダライタの一方の面に近接させることが一般的である。
また磁界結合型のリーダライタも、非接触型ICカードの情報を読み取りは、非接触型ICカードが近接される、リーダライタの一方の面に対して行われることが一般的である。そのため、上記リーダライタは、利用者が上記一方の面に非接触型ICカードを近接させることができるような構成になっている。
ここで、特定のエリア(例えば、セキュリティエリア)と非セキュリティエリアとは、セパレータ等のドアで区切られている場合が多い。このようなセキュリティエリアへの入退場管理に上記リーダライタを用いた場合、非接触型ICカードのリーダライタが、セパレータを挟んだセキュリティエリア側と、非セキュリティエリア側の両側に設置される必要がある。そのため、導入コストが高くなるという問題があった。
特許文献2に記載の非接触ICカードリーダライタ装置は、アンテナの一方の面に対してのみ非接触型ICカードを近接させる構成である。そのため、セキュリティエリアの入退場に当該装置を用いた場合、コストがかかってしまう。
また、特許文献1に記載の装置において、利用者が非接触型ICカードを近接させるリーダライタの面は、一方向である。そのため、セキュリティエリアの入退場に当該装置を用いた場合、コストがかかってしまう。
更に、入退場の方向を検知する方法として、特許文献1に記載の装置ように、入退場の方向を2つのアンテナを用いる場合、アンテナが1つの場合と比べ、コストが高くなる場合がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、入退場を管理する装置を、より低コストで実現することにある。
本発明の一態様に係るリーダライタは、特定のエリアへの入退場を、認証情報記録媒体の認証を行うことにより管理するリーダライタであって、前記認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信するアンテナと、前記アンテナに対する前記認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する、近接方向検知部材と、を備える。
本発明の一態様に係る入退場管理装置は、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置であって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、を備える。
本発明の一態様に係る入退場管理システムは、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理システムであって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、前記特定のエリアと前記他のエリアとを仕切るためのセパレータと、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、前記認証手段によって認証された利用者を入退場させるために、前記セパレータの開閉を制御する開閉制御手段と、を備える。
本発明の一態様に係る入退場管理方法は、アンテナと、近接方向検知部材とを備え、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置の入退場管理方法であって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信し、前記アンテナに対し、前記認証情報記録媒体が前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知し、前記受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行い、前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する。
本発明の一態様に係るプログラムは、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置を含むコンピュータに実行させるプログラムであって、前記入退場管理装置は、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、を備え、前記プログラムは、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う処理と、前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、入退場を管理する装置を、より低コストで実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るリーダライタの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るリーダライタにおけるアンテナで発生する磁界の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る入退場管理システムの構成の概略を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る入退場管理システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る入退場管理システムにおけるアンテナで発生する磁界の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る入退場管理システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係る入退場管理システムを実現可能な入退場管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るリーダライタの構成の一例を示す図である。本実施の形態に係るリーダライタ100は、特定のエリアへの入退場を、認証情報記録媒体の認証を行うことにより管理するものである。図1に示す通り、リーダライタ100は、アンテナ120と、近接方向検知部材130とを備えている。なお、図1にリーダライタ100の構成は、本発明の特徴のみを示したものであり、リーダライタが、認証情報記録媒体等からの信号を読み取るための制御部等を含んでいることは、言うまでもない。
アンテナ120は、認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信する。
ここで、認証情報記録媒体は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどの、利用者を認証するための認証情報を記録した非接触型の媒体である。本実施の形態では、認証情報記録媒体を、RFIDカードとも呼び、以下の説明を行う。
アンテナ120は、当該アンテナ120に近接された認証情報記録媒体との間で通信を行うことにより、認証情報記録媒体からの信号を複数の方向から受信する。アンテナ120は、例えば、ループ状のアンテナである。
近接方向検知部材130は、アンテナ120に対する認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する部材である。近接方向検知部材130は、例えば、近接センサなどによって実現される。
図2は、本実施の形態に係るリーダライタ100におけるアンテナ120で発生する磁界を説明するための図である。なお、図2においては、リーダライタ100に対し、不特定のエリア(他のエリア)側から、特定のエリア側に向かって近接される認証情報記録媒体を認証情報記録媒体2Aとし、特定のエリア側から不特定のエリア側に向かって、近接される認証情報記録媒体を認証情報記録媒体2Bとしている。また、図2に示す点線は、アンテナ120で発生する磁界を表したものである。なお、本実施の形態では、特定のエリア以外のエリアを、「不特定のエリア」や、「他のエリア」と呼ぶ。
図2に示すアンテナ120は、ループ状のアンテナが形成された平面が、認証情報記録媒体を近接させる面と平行になるように形成されているとする。図2に示す通り、アンテナ120は、当該アンテナ120の両面(特定のエリア側の面と不特定のエリア側の面)に磁場を形成する。そのため、リーダライタ100は、アンテナ120の両面(両側)から近接する認証情報記録媒体2Aおよび2Bの情報を読み取ることができる。
ここで、アンテナ120のみの場合、リーダライタ100は、認証情報記録媒体2Aおよび2Bが、特定のエリア側の面と不特定のエリア側の面のどちらから近接しているのかを検知できない。そのため、リーダライタ100の近接方向検知部材130が、アンテナ120に対する認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する。
図2に示す近接方向検知部材130は、検知する方向毎に夫々設けられている。つまり、近接方向検知部材130は、特定のエリア側からの近接を検知する位置(130B)と、不特定のエリア側からの近接を検知する位置(130A)との2か所に設置されている。なお、近接方向検知部材130の数はこれに限定されるものではなく、認証情報記録媒体の近接方向を検知できる数であればよい。
これにより、認証情報記録媒体2Aが、不特定のエリア側から特定のエリア側に向かって近接されたものであることがわかり、認証情報記録媒体2Bが、特定のエリア側から不特定のエリア側に向かって近接されたものであることがわかる。
(効果)
本実施の形態に係るリーダライタ100は、認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信するアンテナ120と、アンテナ120に対する認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する近接方向検知部材130と、を備える。
上述したとおり、特許文献1および2に記載の装置では、利用者が非接触型カード等の認証情報記録媒体を近接させるリーダライタの面は、一方向である。そのため、特定のエリアと他のエリアとの入退場を管理するためのリーダライタとして、特許文献1および2に記載の装置を採用した場合、入場側と退場側の2台のリーダライタが必要となる。
しかしながら、本実施の形態に係るリーダライタ100によれば、1つのアンテナ120で、当該アンテナ120の両面(両側)に近接した認証情報記録媒体の情報を読み取ることができる。また、近接方向検知部材130が認証情報記録媒体の近接方向を検知するため、上記認証情報記録媒体が、どちらの面に近接されたのかを判別することができる。
したがって、本実施の形態に係るリーダライタ100を用いることにより、近接する認証情報記録媒体の方向を、より低コストで検出することができる。
また、近接する認証情報記録媒体の方向を、1つのリーダライタで検出できるため、入退場を管理するための装置に1つのリーダライタを含む構成であっても、好適に入退場を管理することができる。したがって、複数のリーダライタを設置する場合に比べ、リーダライタの台数を削減することができる。そのため、リーダライタの導入コスト削減、電力削減を実現する装置を提供することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、第1の実施の形態で説明したリーダライタ100を用いた入退場管理システム1について説明する。なお、説明の便宜上、前述した第1の実施の形態で説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3は、本実施の形態に係る入退場管理システム1の構成の概略を示す図である。入退場管理システム1は、特定のエリアへの入退場を管理するためのシステムである。図3に示す通り、入退場管理システム1は、セキュリティエリア(特定のエリア)と非セキュリティエリア(他のエリア)とを仕切る位置に配置されている。図3では、入退場管理システム1で仕切られた空間において、左側の空間をセキュリティエリアとし、右側の空間を非セキュリティエリアとしている。以降、非セキュリティエリアからセキュリティエリアに移動することを、セキュリティエリアに入場すると言い、セキュリティエリアから非セキュリティエリアに移動することを、セキュリティエリアから退場すると言う。また、図3に示すように、非セキュリティエリアからセキュリティエリアに移動する方向を入場方向と呼び、セキュリティエリアから非セキュリティエリアに移動する方向を退場方向と呼ぶ。なお、図1に示す入退場管理システム1の構成は、一例であり、本発明がこれに限定されるものではないことは、言うまでもない。
入退場管理システム1は、セキュリティエリアと非セキュリティエリアとを仕切る、セパレータ(例えば、図3に示すドア50)を含んでいる。また、入退場管理システム1は、リーダライタとして機能する、後述する入退場管理装置を含んでいる。
図3に示すように、利用者がセキュリティエリアに入場する場合、利用者が、認証情報記録媒体2を入退場管理システム1の所定の位置にかざし(近接させ)、当該利用者の入場が許可されると、ドア50が開く。同様に、利用者がセキュリティエリアから退場する場合、利用者が認証情報記録媒体2を入退場管理システム1の所定の位置にかざし、利用者の退場が許可されると、ドア50が開く。
認証情報記録媒体2は、例えば、RFIDタグなどの、利用者を認証するための認証情報(利用者情報)を記録した非接触型の媒体である。本実施の形態において、上記利用者とは、特定のエリア(セキュリティエリア)への入退場が可能な利用者のことを示している。本実施の形態では、認証情報記録媒体2を、RFIDカードとも呼び、以下の説明を行う。
次に、図4を参照して、入退場管理システム1の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係る入退場管理システム1の機能構成を示す機能ブロック図である。
図4に示す通り、入退場管理システム1は、入退場管理装置10とドア50とを含んでいる。また、入退場管理装置10は、制御部11、アンテナ12、入場用センサ13および退場用センサ14を備えている。
なお、本実施の形態においては、入退場管理装置10が、RFIDカードのリーダライタとして機能するよう構成されることを例に説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入退場管理装置10の制御部11に含まれる機能のうちドア50の開閉を制御する機能および入退場履歴を管理する機能をリーダライタとは別個の装置として構成し、上記機能以外を、RFIDカードのリーダライタとして構成してもよい。
一般的に、特定のエリアへの入退場用に使用されているリーダライタは、周波数帯域が13.56MHz帯の磁界結合型である場合が多い。そのため、本実施の形態に係る入退場管理装置10は、周波数帯域が13.56MHz帯の磁界結合型であることを例に説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、図4に示す入退場管理システム1の構成は、本発明に主要な部材を説明するためのものであり、入退場管理システム1がその他の部材を有してもよいことは言うまでもない。
ドア50は、入退場管理装置10によって、開閉が制御されている。なお、ドア50は、入退場管理装置10によって開かれた後、所定の時間が経過した後に閉じる構成であってもよい。
アンテナ12は、入退場管理装置10の所定の位置に近接されたRFIDカードとの間で無線(非接触)通信を行う、例えば、ループ状のアンテナである。磁界結合型の入退場管理装置10に含まれるアンテナ12は、一般的に、ループ状に形成されることが多い。したがって、本実施の形態に係る入退場管理装置10においても、上述したとおり、アンテナ12として、ループ状のアンテナを採用する。ここで、入退場管理装置10の所定の位置とは、アンテナ12とRFIDカードとが通信可能な位置である。利用者がRFIDカードを、当該RFIDカードとアンテナ12とが通信可能な位置に近接させる(かざす)と、アンテナ12は、当該RFIDカードと通信を行う。アンテナ12を通じて受信した信号は、制御部11に供給される。
入場用センサ13は、入場方向からのRFIDカードの近接を検知するための、近接検知手段である。入場用センサ13は、入退場管理装置10の非セキュリティエリア側に設置されている。
退場用センサ14は、退場方向からのRFIDカードの近接を検知するための、近接検知手段である。退場用センサ14は、入退場管理装置10のセキュリティエリア側に設置されている。
入場用センサ13および退場用センサ14は、例えば、物体の近接を検知する近接センサであるとするが、本発明はこれに限定されるものではない。また、RFIDカードを検知する接近センサの種類は、例えば、超音波センサや赤外線センサ等が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
入場用センサ13および退場用センサ14は、RFIDカードの近接を検知すると、検知したことを示す情報を制御部11に送信する。
ここで、図5を参照して、アンテナ12、入場用センサ13および退場用センサ14の設置例およびアンテナ12で発生する磁界について説明する。図5は、本実施の形態に係る入退場管理システム1におけるアンテナ12で発生する磁界を説明するための図である。
なお、図5においては、説明の便宜上、入退場管理装置10のアンテナ12、入場用センサ13および退場用センサ14のみを図示しているが、各部材は筐体内に収容されている構成である。また、図5においては、入退場管理装置10に対し、非セキュリティエリア側から、入場方向に向かって近接される認証情報記録媒体をRFIDカード2Aとし、セキュリティエリア側から、退場方向に向かって近接される認証情報記録媒体をRFIDカード2Bとしている。また、図5に示す点線は、入退場管理装置10のアンテナ12で発生する磁界を表したものである。
アンテナ12のループ状のアンテナが形成された平面(アンテナ平面と呼ぶ)は、利用者がRFIDカードを近接させる面と平行になるように、入退場管理装置10に備えられることが一般的である。そのため、本実施の形態においても、アンテナ平面は、上記RFIDカードを近接させるための面と平行となる面(例えば、図3、図5におけるxy平面と平行な面)に形成されているとする。
図5に示す通り、アンテナ12は、当該アンテナ12の両側(セキュリティエリア側および非セキュリティエリア側)に磁場を形成する。そのため、入退場管理装置10は、アンテナ12の両側から近接するRFIDカード2Aおよび2Bの情報を読み取ることができる。ここで、アンテナ12のみの場合、入退場管理装置10は、RFIDカード2Aおよび2Bが、セキュリティエリア側から近接しているのか、非セキュリティエリア側から近接しているのかを検知できない。そのため、入退場管理装置10は、センサ(入場用センサ13および退場用センサ14)によって、どちら側から近接されたRFIDカードであるかを判別する。
例えば、利用者が非セキュリティエリア側からセキュリティエリア側に向かって、RFIDカード2Aを入退場管理装置10の所定の位置に近接させた場合、アンテナ12と、入場用センサ13とが、RFIDカード2Aの近接を検知する。これにより、入退場管理装置10は、RFIDカードが非セキュリティエリア側から近接されたことを判別する。同様に、利用者がセキュリティエリア側から非セキュリティエリア側に向かって、RFIDカード2Bを入退場管理装置10の所定の位置に近接させた場合、アンテナ12と、退場用センサ14とが、RFIDカード2Bの近接を検知する。
このように、アンテナ12、入場用センサ13、退場用センサ14を配置することにより、入退場管理装置10のアンテナ12の周辺には、図5に点線で示すような磁界が形成される。そして、入退場管理装置10は、非セキュリティエリア側から入場方向に向かって接近したRFIDカード2A、および、セキュリティエリア側から退場方向に向かって近接したRFIDカード2Bからの信号を受信することができる。さらに、入退場管理装置10が入場用センサ13および退場用センサ14を備えることにより、入退場管理装置10に近接したRFIDカードが、セキュリティエリア側または非セキュリティエリア側のどちら側から近接したRFIDカードであるのかを判別することができる。これにより、入退場管理装置10は、上記アンテナ12を用いて受信した信号(読み取ったデータ)、および、判別結果を組み合わせることにより、どちらの方向からどのような情報を有したRFIDカードがかざされたのかを判別することが可能となる。
図4に戻り、入退場管理システム1の構成についての説明を続ける。入退場管理装置10の制御部11は、入退場管理装置10全体を制御する。制御部11は、図4に示す通り、読取部111、認証部112、入退場管理部113および開閉制御部114を備えている。
読取部111は、アンテナ12を通じて受信した信号を受け取り、当該信号に含まれる情報を抽出する。つまり、読取部111は、アンテナ12に近接されたRFIDカードの情報を、アンテナ12を介して読み取る手段である。読取部111は、読み取った情報を認証部112に供給する。
認証部112は、読取部111が読み取った情報に基づいて、利用者の認証を行う手段である。具体的には、認証部112は、読取部111によって読み取られた情報から、セキュリティエリアへの入退室が可能な利用者(正規利用者)か否かの認証処理を行う。上記利用者の情報は、図示しない記憶装置に記憶されている。当該記憶装置は、入退場管理装置10内に備えられるものであってもよいし、入退場管理装置10の外部に備えられるものであってもよい。認証部112は、正規利用者であると認証した利用者を示す利用者情報を入退場管理部113に供給する。なお、上記利用者情報としては、例えば、RFIDカードに含まれるIDが挙げられる。つまり、上記利用者情報は、RFIDタグに記憶された、利用者を認証するための認証情報と同一のものであってもよい。また、上記利用者情報は、入退場管理装置10が管理する、利用者を特定する識別子であってもよい。つまり、上記利用者情報は、利用者を特定するものであればよい。
入退場管理部113は、認証部112から、利用者情報を受け取る。また、入退場管理部113は、入場用センサ13および退場用センサ14から、RFIDカードを検知したことを示す情報(検知情報)を受け取る。入退場管理部113は、検知情報を送信したセンサが、入場用センサ13か退場用センサ14かに基づいて、RFIDカードの近接を検知したセンサが、入場用センサ13か退場用センサ14かを確認する。つまり、入退場管理部113は、入場用センサ13から検知情報を受け取った場合、RFIDカードが非セキュリティエリア側から近接されたと判別する。また、入退場管理部113は、退場用センサ14から検知情報を受け取った場合、RFIDカードがセキュリティエリア側から近接されたと判別する。
そして、入退場管理部113は、認証部112から受け取った利用者情報に紐付けて、利用者の入退場履歴(入退場記録)を入退場管理装置10内の図示しない記憶装置に記録する。つまり、入退場管理部113は、RFIDカードが非セキュリティエリア側から近接されたと判別した場合、上記認証情報に紐付けて、認証情報で示される利用者(認証した利用者)の入場履歴を記録する。また、入退場管理部113は、RFIDカードがセキュリティエリア側から近接されたと判別した場合、上記認証情報に紐付けて、認証情報で示される利用者の退場履歴を記録する。
また、入退場管理部113は、開閉制御部114に、ドア50の開放指示を送信する。
なお、入退場管理部113は、更に、認証部112が認証のために使用する利用者の情報を管理する構成であってもよい。
また、入退場管理部113は、退場履歴を記録する際に、退場する利用者の入場記録と関連付けて記録してもよい。これにより、入退場管理部113は、利用者の入場履歴と退場履歴との両方を関連付けて管理することができる。そして、入退場管理部113は、入場履歴と退場履歴とを関連付けて記録することができる利用者を退場可能な正規の利用者と判定し、当該退場可能な正規の利用者を退場させるために、ドア50の開放指示を開閉制御部114に送信する構成であってもよい。
開閉制御部114は、ドア50の開閉を制御する手段である。開閉制御部114は、入退場管理部113からドア50の開放指示を受け取ると、ドア50を開ける。なお、開閉制御部114は、認証部112からドア50の開放指示を受け取る構成であってもよい。つまり、認証部112が、正規利用者であると認証したことをトリガに、開閉制御部114は、ドア50を開ける。なお、開閉制御部114は、ドア50を開けた後、所定の時間が経過した後に閉じる構成であってもよい。
(入退場管理システム1の処理の流れ)
次に、本実施の形態に係る入退場管理システム1の処理の流れについて説明する。図6は、本実施の形態に係る入退場管理システム1の処理の流れの一例を示す図である。ここで、入退場管理システム1は、RFIDカードと通信が可能な状態であるとする。具体的には、アンテナ12から電波の放射が行われている状態であるとする。
利用者によって、RFIDカードが所定の位置にかざされると、制御部11の読取部111が、上記RFIDカードのRFIDタグから当該RFIDタグに記憶された情報を読み取る(ステップS1)。
次に、認証部112が、読取部111によって読み取られた情報から、セキュリティエリアへの入退室が可能な利用者(正規利用者)か否かの認証処理を行う(ステップS2)。認証が成立しなかった場合(ステップS2にてNO)、ステップS1の処理に戻る。
認証が成立した場合(ステップS2にてYES)、入退場管理部113がRFIDカードの近接を検知したセンサが、入場用センサ13か退場用センサ14かを確認する(ステップS3)。
入場用センサ13がRFIDカードの近接を検知した場合(ステップS3にて「入場用センサ」)、入退場管理部113は、認証した利用者の入場履歴を記録する(ステップS4)。
退場用センサ14がRFIDカードの近接を検知した場合(ステップS3にて「退場用センサ」)、入退場管理部113は、認証した利用者の退場履歴を記録する(ステップS5)。
ステップS4またはステップS5終了後、開閉制御部114は、ドア50を開け(ステップS6)、処理を終了する。なお、ステップS6は、ステップS4またはステップS5と同時に行われてもよいし、逆の順番で行われてもよい。
(効果)
本実施の形態によれば、入退場を管理する装置を、より低コストで実現することができる。なぜならば、入退場管理装置10が、制御部11、アンテナ12、入場用センサ13および退場用センサ14を備えるからである。
アンテナ12は、セキュリティエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含むRFIDカードから、当該利用者情報を含む信号を、セキュリティエリア側および非セキュリティエリア側の両側から受信する。また、入場用センサ13は、アンテナ12に対し、RFIDカードが非セキュリティエリア側から近接したことを検知し、退場用センサ14は、アンテナ12に対し、RFIDカードがセキュリティエリア側から近接したことを検知する。そして、制御部11の認証部112が、アンテナ12が受信した信号に含まれる上記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う。更に、制御部11の入退場管理部113が、認証部112によって認証された利用者の上記利用者情報と、入場用センサ13または退場用センサ14が検知した方向とに基づいて、上記利用者に対するセキュリティエリアへの入退場を管理する。
このような入退場管理装置10によれば、1つのアンテナ12で、当該アンテナ12の両面(両側)に近接したRFIDカードの情報を読み取ることができる。また、入場用センサ13および退場用センサ14がRFIDカードの近接方向を検知するため、RFIDカードが、どちらの面に近接されたのかを判別することができる。
このように、近接するRFIDカードの方向を、1つの入退場管理装置10で検出できるため、1台の入退場管理装置10で入退場を好適に管理することができる。したがって、複数の入退場管理装置10のようなリーダライタを設置する場合に比べ、リーダライタの台数を削減することができる。そのため、リーダライタの導入コスト削減、電力削減を実現する装置を提供することができる。
また、入退場管理装置10は、入場用センサ13と、退場用センサ14とを備えることにより、RFIDカードの近接を検知したセンサがどちらであるかを確認することにより、簡単にRFIDカードの近接方向を判別することができる。
<第3の実施の形態>
上述した第2の実施の形態では、RFIDカードがどちらの方向から近接されているのかを、入場用センサ13と退場用センサ14とを用いて検出した。しかしながら、近接方向を判断する手段は、これに限定されるものではない。
近接方向を検知する手段として、例えば、カメラを採用してもよい。この場合、入退場管理装置10は、入場用センサ13の代わりに非セキュリティエリア側に入場側カメラを備え、退場用センサ14の代わりに、セキュリティエリア側に退場用カメラを備える。
そして、入場用カメラおよび退場用カメラは、それぞれ、入退場管理装置10の近傍(例えば、利用者がRFIDカードをかざすための所定の位置)を撮影し、制御部11に供給する。制御部11は、撮影した画像を用いて、画像認識を行うことにより、撮影した画像から、RFIDカードおよび/または利用者を認識する。そして、制御部11は、RFIDカードおよび/または利用者が認識できた場合に、当該画像を撮影したカメラがどちらであるかを確認することにより、RFIDカードがどちら側から近接されたのかを判定することができる。
このような構成であっても、入退場管理装置10は、第2の実施の形態と同様の効果を有することができる。
(ハードウェア構成について)
なお、図4に示した制御部11の各部は、図7に例示するハードウェア資源で実現してもよい。すなわち、図7に示す構成は、RAM(Random Access Memory)101、ROM(Read Only Memory)102、通信インタフェース103、記憶媒体104およびCPU105を備える。CPU105は、ROM102または記憶媒体104に記憶された各種ソフトウェアプログラム(コンピュータプログラム)を、RAM101に読み出して実行することにより、制御部11の全体的な動作を司る。すなわち、上記各実施形態において、CPU105は、ROM102または記憶媒体104を適宜参照しながら、制御部11が備える各機能(各部)を実行するソフトウェアプログラムを実行する。
また、各実施形態を例に説明した本発明は、制御部11に対して、上記説明した機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給した後、そのコンピュータプログラムを、CPU105がRAM101に読み出して実行することによって達成される。
また、係る供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能なメモリ(一時記憶媒体)またはハードディスク装置等のコンピュータ読み取り可能な記憶デバイスに格納すればよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータプログラムを表すコード或いは係るコンピュータプログラムを格納した記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
上述した各実施形態では、図4に示した制御部11における各ブロックに示す機能を、図7に示すCPU105が実行する一例として、ソフトウェアプログラムによって実現する場合について説明した。しかしながら、図4に示した各ブロックに示す機能は、一部または全部を、ハードウェアの回路として実現してもよい。
なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)特定のエリアへの入退場を、認証情報記録媒体の認証を行うことにより管理するリーダライタであって、前記認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信するアンテナと、前記アンテナに対する前記認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する、近接方向検知部材と、を備えることを特徴とするリーダライタ。
(付記2)前記近接方向検知部材は、検知する方向毎に夫々設けられていることを特徴とする、付記1に記載の入退場管理装置。
(付記3)特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置であって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、を備えることを特徴とする入退場管理装置。
(付記4)前記近接方向検知部材は、前記特定のエリア側および前記他のエリア側に夫々設けられていることを特徴とする、付記3に記載の入退場管理装置。
(付記5)前記入退場管理手段は、前記他のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の、前記特定エリアへの入場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理し、前記特定のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の、前記特定エリアからの退場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理する、ことを特徴とする付記4に記載の入退場管理装置。
(付記6)前記近接方向検知部材は、物体の近接を検知する近接センサである、ことを特徴とする付記3から5の何れかに記載の入退場管理装置。
(付記7)前記近接方向検知部材は、入退場管理装置の近傍を撮影するカメラである、ことを特徴とする付記3から5の何れかに記載の入退場管理装置。
(付記8)前記認証手段によって認証された利用者の入退場させるために、前記特定のエリアと前記他のエリアとを仕切るためのセパレータの開閉を制御する開閉制御手段を更に備えることを特徴とする、付記3から7の何れかに記載の入退場管理装置。
(付記9)特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理システムであって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、前記特定のエリアと前記他のエリアとを仕切るためのセパレータと、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、前記認証手段によって認証された利用者を入退場させるために、前記セパレータの開閉を制御する開閉制御手段と、を備えることを特徴とする入退場管理システム。
(付記10)前記近接方向検知部材は、前記特定のエリア側および前記他のエリア側に夫々設けられていることを特徴とする、付記9に記載の入退場管理装置。
(付記11)前記入退場管理手段は、前記他のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の前記特定エリアへの入場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理し、前記特定のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の、前記特定エリアからの退場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理する、ことを特徴とする付記10に記載の入退場管理装置。
(付記12)アンテナと、近接方向検知部材とを備え、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置の入退場管理方法であって、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信し、前記アンテナに対し、前記認証情報記録媒体が前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知し、前記受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行い、前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する、ことを特徴とする入退場管理方法。
(付記13)特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置を含むコンピュータに実行させるプログラムであって、前記入退場管理装置は、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および他のエリア側の両側から受信するアンテナと、前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、を備え、前記プログラムは、前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う処理と、前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する処理とをコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
(付記14)付記13に記載のプログラムを記憶する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1 入退場管理システム
2 認証情報記録媒体
10 入退場管理装置
11 制御部
111 読取部
112 認証部
113 入退場管理部
114 開閉制御部
12 アンテナ
13 入場用センサ
14 退場用センサ
50 ドア
100 リーダライタ
120 アンテナ
130 近接方向検知部材

Claims (10)

  1. 特定のエリアへの入退場を、認証情報記録媒体の認証を行うことにより管理するリーダライタであって、
    前記認証情報記録媒体からの信号を、複数の方向から受信するアンテナと、
    前記アンテナに対する前記認証情報記録媒体の近接が、何れの方向からであるのかを検知する、近接方向検知部材と、を備えることを特徴とするリーダライタ。
  2. 特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置であって、
    前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信するアンテナと、
    前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、
    前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、
    前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、を備えることを特徴とする入退場管理装置。
  3. 前記近接方向検知部材は、前記特定のエリア側および前記他のエリア側に夫々設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の入退場管理装置。
  4. 前記入退場管理手段は、
    前記他のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の、前記特定エリアへの入場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理し、
    前記特定のエリア側に設けられた前記近接方向検知部材が、前記認証情報記録媒体を検知したとき、前記認証手段によって認証された利用者の、前記特定エリアからの退場記録を、当該利用者の利用者情報に関連付けて管理する、ことを特徴とする請求項3に記載の入退場管理装置。
  5. 前記近接方向検知部材は、物体の近接を検知する近接センサである、ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の入退場管理装置。
  6. 前記近接方向検知部材は、入退場管理装置の近傍を撮影するカメラである、ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の入退場管理装置。
  7. 前記認証手段によって認証された利用者の入退場させるために、前記特定のエリアと前記他のエリアとを仕切るためのセパレータの開閉を制御する開閉制御手段を更に備えることを特徴とする、請求項2から6の何れか1項に記載の入退場管理装置。
  8. 特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理システムであって、
    前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信するアンテナと、
    前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、
    前記特定のエリアと前記他のエリアとを仕切るためのセパレータと、
    前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う認証手段と、
    前記認証手段によって認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理手段と、
    前記認証手段によって認証された利用者を入退場させるために、前記セパレータの開閉を制御する開閉制御手段と、を備えることを特徴とする入退場管理システム。
  9. アンテナと、近接方向検知部材とを備え、特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置の入退場管理方法であって、
    前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および前記特定のエリアとは異なる他のエリア側の両側から受信し、
    前記アンテナに対し、前記認証情報記録媒体が前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知し、
    前記受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行い、
    前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する、ことを特徴とする入退場管理方法。
  10. 特定のエリアへの入退場を管理する入退場管理装置を含むコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記入退場管理装置は、前記特定のエリアへの入退場が可能な利用者を示す利用者情報を含む認証情報記録媒体から、当該利用者情報を含む信号を、特定のエリア側および他のエリア側の両側から受信するアンテナと、
    前記認証情報記録媒体が、前記アンテナに対し、前記特定のエリア側または前記他のエリア側の何れの方向から近接したのかを検知する、近接方向検知部材と、を備え、
    前記プログラムは、
    前記アンテナが受信した信号に含まれる前記利用者情報に基づいて、利用者の認証を行う処理と、
    前記認証された利用者の前記利用者情報と、前記近接方向検知部材が検知した方向とに基づいて、前記利用者に対する前記特定のエリアへの入退場を管理する処理とをコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。
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